HADLEY CALIMAN (MAINSTREAM)

HADLEY CALIMAN (1971)

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【パーソネル】

HADLEY CALIMAN (ts,fl) JOHN WHITE JR. (g)
LARRY VUCKOVICH (p) BILL DOUGLAS (b) CLARENCE BECTON (ds)

【収録曲】

(01-03) CIGAR EDDIE / COMENCIO / LITTLE ONE
(04-06) BLUES FOR L. L. / KICKIN' ON THE INSIDE / LONGING
【解説】 ( 2023年05月07日更新 / 連載 1,532回 )

 助けて、助けて〜、新バビロニアが〜、私を虐めるのよ〜、捕虜としてバビロン、連れられ、ああ、ネブカドネザル王〜、バビロン捕囚、バビロン捕囚、どうして、ユダヤ人が虐められるの〜? 私は選ばれた民 (たみ) なのよ〜、メシア、メシア、早く助けて〜、ユダった、私を〜♪ 前回、僕が高校生の頃に作詞・作曲した 「メシア」 という歌を紹介したんっすが、これがその2番の歌詞です。 どうして今回これを紹介したのかというと、特に意味はありません。 卓越した僕の作詞センスを、世間にひけらかしたかった。 そのように理解して頂ければいいんっすが、特に 「ネブカドネザル」 を持って来たところがポイントかと。 見ざる、聞かざる、ネブカドネザル…みたいな。 そういえば、翔猿 (とびざる) という相撲取りがいたりするんっすが、翔猿、天ざる、ネブカドネザルで、 “新・三猿” が結成される日も、そう遠くはないのではなかろうかと。 ちなみに曲のほうはというと、前半はわりと平坦な感じなんっすが、「私は選ばれた民 (たみ) なのよ〜♪」 のところから俄然盛り上がる、そんなドラマチックな構成となっておりまして、もし可能であれば、この場で歌ってみんなに聞かせたいくらい。 じゃ、動画を撮って、アップすればいいじゃん。 そう思われるかも知れませんが、そんな恥さらしな真似、僕には出来ません。 自分を弁えてますからね。 え? 自分を弁 (べん) えている? じゃなくて、弁 (わきま) えていると読んで頂きたいんっすが、あ、こんな弁当の弁みたいな字を書くんっすな。 ま、便所の便の字を書くよりはいいと思うんっすが、そういえば弁当って、どうして 「弁える」「当たる」 って書くんっすかね? 普通に考えれば「携行する飯」で、携飯 (けいはん) とかになりそうなものなんっすが、んーと、弁当/べんとう - 語源由来辞典弁当は、中国南宋時代の俗語で 「好都合」「便利なこと」 を意味する 「便当」 が語源である。 あ、便所の便じゃん! そんな弁当…じゃなくて便当は、あまり食べたくない気がするんっすが、「便当」 が日本に入り、「便道」「弁道」 などの漢字も当てられた。 便の道というのも、ちょっと…。 「弁えて(そなえて)用に当てる」 ことから、「弁当」 の字が当てられ、弁当箱の意味として使われたと考えられる。 やや無理矢理な気がしないでもないんっすが、ま、「弁」 の字を使うようにしたのは賢明な判断だったな…と。

 ということで、「歌ってみた」 動画をアップするのは止めにして、岩手・秋田の旅です。 初日のお泊まり先は ここ 。 詳しくはそのうち、 このコーナー で取り上げることになると思うんっすが、大型連休で超ヒマなので、同時更新の可能性があったりするかも? 今、これを書いているのは5月1日(月)なんっすが、明日は特に仕事 (やること) がないので、有給休暇を取ることにしたんっすよね。 6連休っ! 今日も特に仕事 (やること) はなかったので、休みを2日取って9連休にしてもよかったんっすが、月の初めの全体会議。 それに続く技術課会議。 ぶっちゃけ面倒なので、出来るだけ現場の仕事を入れて、誠に遺憾ながら、会議は欠席させて頂こうかと…。 そういう姿勢を貫いていたんっすが、先月、「来年度から君に仕切って貰うから!」 そう、言い渡されてしまったんっすよね。 エエぇぇぇぇ…。 僕、そんな器じゃないし…。 こんな器 だし…。 どんな器や! 「変な器」 でググったら、こんな変なのが出て来てしまったんっすが、で、その上司の命令、お断りすると、話がややこしくなっちゃいそうなので、「え? まあ、別に…、いいっすけど…。」 そんな曖昧な返答をしてしまったんっすよね。 ま、次の会議まで1ヶ月あるし、その間に心の整理を付ければ、いっかぁ…。

 で、あっという間に1ヶ月が経過し、今日がその記念すべき第1回目。 いきなり 「有給休暇を取って、お休みしまっす♪」 だと、何を言われるか分かったものではないので、しゃあない。 会社、行くかぁ…。 欠席者多数で、会議が中止になる可能性もあるしぃ。 …と思ったら、しっかり開催されたんっすが、ま、終わったことだし。 ということで、6連休。 ずーっと家でダラダラしているのもアレなので、4日(木)にサバくん、鯖江に行こうかと。 ここの つつじ が綺麗そうだし。 僕は小学生の頃、「てつじ」 という、見た目が磯野カツオみたいなヤツに虐められたので、「てつじ」 は大嫌いなんっすが、「つつじ」 は、好きっ♪ 花の蜜をチューチューするのも、甘くて美味しいし。 たまに蟻が口の中に入って、ウゲェ…するのがネックではあるんっすが、花に殺虫剤を振りかけてから吸えば、大丈夫♪ いや、死ぬって! その危険性があるので、お薦めはしませんが、というか、殺虫剤を振りかけなくても、チューチューしないほうがいいっぽい? んーと、 これ 。 え、毒なん? 「毒をもって毒を制す」 の精神で、殺虫剤を振りかけたら、ちょうどいい感じに中和されませんかね? もしくは毒が倍になるか、2分の1の確率に賭けてみる価値はあると思うんっすが、あ、毒なのはレンゲツツジで、レンゲではない普通のツツジなら、大丈夫っぽい? ま、いずれにしろ、今日の時点でこの原稿もかなり進んだことだし、宿ネタのほうも何とかなりそうなんっすが、で、2日目の宿をどうするかな? …と。 (1案) 秋田市内に泊まって、千秋公園の桜を愛でる。 桜の見頃は過ぎちゃってるっぽいし、秋田市内にはあまり見所がないっぽいし、うーん…。 (2案) 盛岡市内に泊まって石割り桜とか、城跡公園の桜を愛でる。 秋田市内よりは見所があるっぽいんっすが、桜の見頃は過ぎちゃってるっぽくて、うーん…。 ということで、(3案) 横手市内に泊まる。 桜スポットとしては、 ここ がちょうど見頃を迎えそうだし、観光スポットとしては、 こんなところ が。 トリックアートとか、巨大ボールプールとか、オッサンが一人で行っても空しくなるだけなんっすが、あ、プラネタリウムもあるんっすな。 子供の頃、親にねだって名古屋の科学館へ連れてって貰ったことがあるんっすが、何らかの事情でプラネタリウムを見ることが出来なくて、「やだやだやだ! プラネタリウムを見るまで、帰らないっ!」 道路上でジタバタ。 絵に書いたようなダダをこねて、無視されたことがあるんっすが、そんな遠い記憶が蘇ってきますな。 あの時の借りを返さねば! あ、でも、出し物が 「クレヨンしんちゃん 星空と学校の七不思議だゾ!」 じゃん。 星空を おマタにかけ 大冒険。 うーん…。 そこは 「おマタにかけ」 やろ!? 微妙に5・7・5になってなくて、僕、こういうのが耐えられなかったりするんっすが、何と言うか、基本、幼児から小学校中学年くらいまで向けの施設? あ、でも、 鑑賞する のジャンルは、大人の鑑賞にも堪えられるっぽい?  お土産売場は商品総数1万点以上!!秋田のものがなんでもそろいます …な、 お買い物 の分野も魅惑的だし、 食べる 。 あ、横手やきそば、あるじゃん♪

 横手公園と、ふるさと村。 頑張れば両方回れそうなんっすが、幸か不幸か、めっちゃ高い宿を押さえてしまったんっすよね。 いや、宿そのものは普通のビジホで、超お値打ちなプランもあるんっすが、二食付き・源泉掛け流し 個室露天風呂付客室、お値段、何と 40,700円!(消費税込) これはもう、1分でも長く滞在しないと、勿体ないな…と。 この宿に関しても、いずれ例のコーナーで取り上げたいと思うんっすが、横手公園と、ふるさと村、どちらかは捨てよう…と。 桜は雫石と角館で見ればいいから、ふるさと村やな! …と。 んなことで、行ってみることにしました。 2日目、角館の辺りは雨の予報だったんっすが、横手は曇りっぽい? 同じ秋田県内で、そんなに違うんか? …というのが不思議なんっすが、まあまあ離れてはいるみたいなんっすけどね。 水沢温泉郷からだと、バスに乗って田沢湖駅まで。 で、そこから秋田新幹線に乗って。 で、横手って、新幹線、止まらないんっすな。 秋田県の路線図は ここ 参照なんっすが、大曲で乗り換えなければなりません。 で、ふるさと村へは、横手駅からバス。 女子中学生の3人組が乗って来て、おおっ♪ JCの遊び場所としては微妙な気がしないでもないんっすが、意外と地元ギャルに人気だったりするとか? …とか思っていたら、手前のイオンで降りていってしまいました。 ああん…。 やはり地元ギャルには、さほど人気がないスポットであるっぽいんっすが、で、現地に到着したら、ん? 何か、思ってたより、うらぶれているような? ん? うらぶれる? うらびれる? 何か、そんな言葉がありましたよね。 んーと、 これ 。 心 (うら) ぶれる。 へぇ。 こんな漢字を書くんっすな。 心点 (ところてん) 。 これも、読めねぇし! そう、ハメネイ師が言ってましたが、日本人でも難しいのに、イラン人なら、なおさら。 ところてんは 「心太」 か 「心天」 じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、どっちにしたって、読めねぇし!!! (ハメネイ師、ブチギレ。) 飲みねぇ、食いねぇ、寿司ハメネイ。 そう、接待漬けにすれば、少しは機嫌もなおるかも知れませんが、で、着いたのがちょうどランチ・タイムだったので、何はともあれ、


 横手やきそば! 「寿司ハメネイ」 言っておいて、寿司ちゃうんかよ…。 何か、横でブツブツ文句を言ってるヤツがいるんっすが、これが “本場の味” かぁ♪ 恐らく 「横手やきそば協議会」 みたいな組織があって、 「横手やきそば十箇条」 みたいな決まりがあるんだと思われますが、ぱっと見た感じ、第1条 : そばは太麺であるべし。 第2条 : チャンポンは イトメン であるべし。 2つめにして、早くも脱線しちゃっているんっすが、第3条 : 肉は挽肉であるべし。 第4条 : 焼きそばの上に目玉焼きをのせるべし。 第5条 : 福神漬けを添えるべし。 そういったところが特徴なのではなかろうかと。 「接待漬けにする」 って言っておいて、福神漬けかよ…。 まだ横で、何やらブツブツと文句を言ってるヤツがいるんっすが、うるせぇぇぇぇぇ! イランと国交断絶ずるぞ!!! (サバくん、ブチギレ。) どうやら 横手やきそば暖簾会 というのがあるみたいなんっすが、で、特徴は こちら 。 ほぼ出尽くしてましたな。 で、お味のほうはというと、うぉぉぉぉぉぉ! めっちゃ美味ぇぇぇぇぇぇ♪ …と、感激するほどの物ではなく、ま、こんなものかと。 焼きそばだもの by みつを。 普通に美味しい。 そんなアレでした。 本場の横手で、本物の 「横手やきそば」 を食べた。 その事実が重要なのであって、味は、ま、二の次かと。 んなことで、すっかり満足したところで、ざっくり展示のほうを見ることにしますかぁ。


< 秋田ふるさと村 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

  秋田県立近代美術館 の企画展は、あまりソソられるものがなかったので、中身はパスすることにしたんっすが、建物そのものがイケてますよね。 安藤忠雄? …と思ったら、それは秋田市にある 秋田県立美術館 のほうっすか。 忠雄クンは極度のコンクリート打放しフェチなので、こういうガラス張りっぽいのは違いますか。 忠雄クンと言えば先日、子供向けの図書館を作ったみたいなんっすが、お子様に絶賛されてましたよね。 これ 。 グサッと胸に刺さりますが、でもまあ、「なんで型枠解体後の Pコン埋め が中途半端なの?」 そう、言われたワケではないので、そこまでダメージは大きくないかと。 中途半端にPコンを埋めるのって、クソ面倒なんじゃぁぁぁぁ! (左官屋、ブチギレ。) 何度文句を言われても、一向に態度を改めようとしませんからね、忠雄 (敬称略) 。 で、この時期、桜が綺麗に咲いていて、近代的な建築物とのコラボが、素敵だゾ♪ …っと。 で、 (写真・写真ちょうど真ん中) 。 あんたら、長崎の諫早にもおったやんけ! ちょうど1年ほど前に行ったんっすが、んーと、 ほれ 。 あ、よく見たら、違うオッサンやん! 秋田ではサックス吹いてるけど、諫早はフルートやん! いや、違うオッサンじゃないけど、同じオッサンの違う銅像やん! どうやらこのオッサン、全国各地に出没している模様でありますが、詳しくは ここ 参照。 変質者にしか見えないので、あまり出歩かずに頂きたいんっすが、まだズボンを穿いているだけ、マシなんっすけどね。 (写真・いちばん下) のヤツとか、フリチンだし。 ニコニコ健全サイトで取り上げるには不適切なので、股間にモザイクを入れさせて頂きました。 「平和が来る」 と言うか、頭ん中 「平和」 か?


< 秋田ふるさと村 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、(写真・いちばん上)(写真・いちばん上) 。 コイツらも、なぁ…。 「愛の変容」 というか、何か変や。 何か、キモいんじゃぁぁぁぁ! が、桜は綺麗っすな。 で、(写真・ちょうど真ん中) 。 ひとつ上にも写っているんっすが、何か、金属のメタルなオブジェ。 デジカメのデータがバグって、右側が変になってしまったっぽい、斬新な作風に仕上がりました。 (写真・いちばん下) も、似たようなコンセプトなんっすが、桜の写真とか、一緒や。 どこで撮っても。 そんな不満をお持ちの貴兄に、オススメの撮影スポットでありますな、ここ。 で、ひとつ飛ばしちゃいましたが、 (写真・下から2枚目) 。 こんな、あっち向いたり、そっち向いたりで、「記念撮影」 するか? …というのが疑問ではあるんっすが、真ん中の娘 (こ) の乳が、ちょっぴり見えそうになっているのに免じて、許してやるか。 そんな、寛大な気持ちになれる作品でありますな。 他に、乳が丸見えになってる彫刻もいくつかあったりしたんっすが、 違う、そうじゃない 。 見えそうで見えないところが、ソソられるんっすよね。 欲を言えば、見えそうで見えなさそうで、諦めかけたら、あ、チラッと見えたぁ♪ …というのが至高なんっすが、で、続いては


< 秋田ふるさと村 (その3) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 工芸展示館 。 僕はコーギーがあまり好きではなかったりするんっすが、犬、苦手だし。 が、工芸は、まあまあかな? …と。 少なくとも、小汚いのよりは、工芸のほうがマシっすよね。

  工芸 >>>>>>> コーギー = 小汚い

 そんな順序だったりするんっすが、小綺麗なコーギー > 小汚いコーギーだったりして、とにかく、小汚いのはアカンな…と。 一方、この工芸展示館は、とっても小綺麗でよかったんっすが、しかも、 粘土で作った秋田県ご当地キャラクター展 、絶賛開催中。 2023年5月9日(火)まで、急げぇぇぇぇ! で、これ、思ってた以上にクオリティ、高ぇ! 以前の僕は、粘土(笑) …と、馬鹿にしていたんっすが、『探偵!ナイトスクープ』 で 「ねんドルさんに会いたい」 とかいう回を見て、レベルの高さに度肝を抜かれてしまいました。 動画は見つけられなかったんっすが、 これ 。 そうそう、餃子に具とか、入れてましたな。 粘土で作った秋田県ご当地キャラは、そこまで細部には拘ってないんっすが、よく出来てるなぁ…と。 やきっピ 、いいじゃん♪ 特徴:秋田美人 (色白・もち肌) ・茶髪で天パ・つぶらな瞳 茶髪で天パ…というか、天そば ( “天然やきそば” の略) じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、でもまあ、てんぷら蕎麦じゃないから “天そば” は、違うか…と。 あと、 のしろケットちゃん 、可愛ぇぇ♪ 能代とロケットが今ひとつ結びつかないんっすが、 JAXAの実験場 があるんっすな。 能代にいけば、のしろケットちゃんグッズとか、売ってるんっすかね? 欲しいっ☆

  

< 秋田ふるさと村 (その4) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、(写真・上から2番目) 。 ぱっと見 「うんこ」 なんっすが、 もしかして、杉のキャラ? ま、杉は杉で、花粉をまき散らすクソのような奴だったりするので、うんこ同然なんっすが、んなことで、工芸展示館は、おしまい。 いやあ、粘土で作った秋田県ご当地キャラ、よかったっす。 で、帰りのバスまでまだ時間があるので、再び屋外を散策。 つかの間、青空が見えたりして、いやあ、やっぱ、青空っていいっすな。 …と、 「あおぞら家族」 の素晴らしさを再認識した次第でありますが、ねぇ、知ってる? 「芝しってる」 の本名って、「芝 知照(しば ともてる)」 なんやで。 …と、前にも書いたことがある豆知識を披露して、で、最後に 「のしろケットちゃん」 のライバル、「きむミサイルくん」 を紹介しておいて、この続きはまた、次回☆

 んなことで、今日はハドリー・カリマンす。 謎キャラっす。 が、いつの間にか家に 『イアペタス』 というアルバムがありました。 謎です。 恐らく ここ で見つけて、適当に買ったのではないかと思いますが、昔は Yahoo! 店じゃなくて、 独自ドメインのサイトがあったんっすよね。 発売年月別に商品を見ることが出来たので、よく分からんのを探し出して、適当に買ったりしてました。 今のサイトでも 新着順 にしてやれば、似た感じで使えそうなんっすが、で、この謎アルバム、聞いてみたら、なかなかの良作だったので、今週はこれで行くゾ! …と。 が、調べて見たらこの人、 『ハドリー・カリマン』 という、何のひねりもないタイトルのアルバムも出していることが発覚。 ジャケ絵を書くのは、こっちのほうが圧倒的に楽そう。 どちらも、あっさりとした “しょうゆ顔” なんっすが、顔がデカければデカいほど、手書きするのが楽なんっすよね。 試しに買ってみて、中身が同程度にイケてるようなら、こっちに乗り換えよう。 若干劣る程度でも、そうしよう。 で、試しに買ってみて、聞いてみたら、イケるやん! そういうアレであることが判明したので、じゃ、こっちで♪ 1971年のメインストリーム盤で、カリマンくんの記念すべき初リーダー作。 同じ年に前述の 『イアペタス』 も吹き込まれているので、当時、有望株だと目されていたんっすかね? この顔で、イケる! …と、思われていたんっすかね? 『水曜スペシャル』 の川口浩探検隊の猿人バーゴン役ならともかく、ジャズで食っていけるという判断なんっすかね? ま、ジャズは顔じゃないし…。 ということで、では1曲目から聞いてみることにしましょうか。

  「シガー・エディー」 はリズム&ブルースを基本としたカリマンのオリジナル曲。 そう、日本語ライナーで杉田宏クンが書いておりますが、ポップな仕上がりのベタな曲調 ( ← 褒めてる) で、カリバンくん、顔に似合わず作曲のセンス、あるやん! …と。 作曲のセンスは、顔じゃないな。 そう、改めて思い知らされましたが、ベースの無伴奏ソロで始まり、そこにパーカッションとギターとが加わり、で、テナーが出て来て、こんにちは。 坊っちゃん、一緒にテーマ吹く。 そういった流れなんっすが、チープなリズム&ギターのサウンドが、いかにも70年代的であるな…と。 で、その後、テナーのソロが出てくるんっすが、顔に似合わず癖がない、オーソドックスな吹きっぷりだったりして、好感が持てます。 ちょっぴりソウル寄りのハード・バッパーといった感じっしかね? で、続いてギター・ソロが登場。 ジョン・ホワイト・ジュニアという人なんっすが、白いな…と。 いや、名前が白いだけで、サウンドは黒っぽいんっすが、経歴とか、人となりとかは不明。 杉田クン、何か言及してますかね? 中でも注目されるのはヴコビッチだろう。 …と、ピアノの人については言及されているものの、ギターの人に関しては特に何もなくて、さほど注目されるキャラではないっぽいんっすが、ここでのソロは悪くないと思います。 基本、ジャズ・ギターがあまり好きではない僕なんっすが、シングル・トーンでグルーヴ感のあるフレーズを連発する辺り、ちょっぴりグラント・グリーンっぽいな…と。 で、その後、カリマンくんが再登場します。 ギターに続くテナー・ソロで、グローヴァー・ワシントンJr. も得意としたフレーズが出てくるのは興味深い。 そう、杉田クンが書いているんっすが、どれがソレなのか、よく分かりませんでした。 いい感じのソロなのは間違いないので、特に問題ないんっすが、で、終盤は音量を小さくして、静かに終わる…ぞっと。  ベタなジャズ・ファンクといった感じで、よかったっす。

 で、次。 「コメンシオ」 はストレートアヘッドな曲調で、うんぬん。 そう、杉田クンが書いているんっすが、「湖面塩」 ? 塩湖なんっすかね? あるいは 「小麺塩」 。 塩ラーメンの小盛りとか? いずれにしろ、塩なのは間違いなさそうなんっすが、シオシオのパー。 悲しみや嘆きを表す 「ブースカ語」 っすよね。 この 「コメンシオ」 からも、そこはかとない悲しみや嘆きが感じられる (ような気がしないでもない) んっすが、ベースの無伴奏ソロで始まり、そこにパーカッションとピアノが加わり、で、テナーが出て来て (中略) テーマ吹く。 そういった流れなんっすが、そこからテナー・ソロへ突入していく辺り、ちょっぴりコルトレーンの 「ジャイアント・ステップス」 っぽいような? 長いテナー・ソロからは堂々たるリーダーシップが伝わってくる。 そう、杉田クンも褒めてくれてます。 コードとモードが鬩ぎ合う感じがスリリングなんっすが、鬩 (せめ) ぐって、こんな、閻魔大王みたいな漢字だったんっすな。 よく見たら、閻魔大王の 「閻」 とはぜんぜん違う字だったりするんっすが、で、その後、ベースとドラムスの、かなりハードな鬩ぎ合いがあったりします。 で、ベースとドラムスの掛け合いを引き継いだカリマンの、生命力に溢れるプレイに申し分ない実力があきらかだ…ぞっと。 杉田クンがそう書いているので、改めてその点に注目…というか、注耳して聞いてみたんっすが、ベースとドラムスの掛け合いの後、すぐテーマに戻りました。 ストレートにテーマを吹くだけでも、申し分ない実力があきらか。 そう、言いたかったんっすな、多分。

 で、次。 「リトル・ワン」 はシンプルな旋律を繰り返すバラード。 そういうアレなんっすが、ピアノから受け継いだテナー・ソロの存在感も、立派なものだ。 そう、杉田クンが書いております。いいっすよね、立派。 少なくとも、テナー・ソロの存在感も、河童だ。 そう、喝破されるよりは、褒められている感があるんっすが、その前段階のピアノについても言及すると、これも、なかなかの出来映え。 ヴコヴィッチくんはユーゴスラビアの生まれらしいんっすが、なんとかヴィッチ、多いっすよね。マイルスやビル・エバンスとも絡みがあったみたいなんっすが、 “ブラックホーク” や “ジャズ・ワークショップ” でマイルス・デイヴィス、ディジ・ガレスピー、ビル・エヴァンスのライヴを観てジャズに傾倒。 あ、ライブを見て、傾いただけっすか。 「絡み」 と言えるほどでもなかったんっすが、ここでのソロはエバンスを彷彿させるリリシズムに溢れていて、傾いただけの価値はあったな…と。 で、その後に出てくるテナー・ソロの存在感も、立派だな…っと。 で、次。 そのヴコヴィッチくんのオリジナルで、 「ブルース・フォー・L.L.」  誰に捧げられたブルースなのかは不明なんっすが、ささげさん? 僕が本社に勤務していたころ、三菱重工業からの出向社員の口からたまに、 「重工のささげさん」 というフレーズが聞かれたんっすよね。 僕は会ったことがないので、何となく ささげ が好きそう。 そんなイメージしか湧いてこないんっすが、え? ささげって、こんな、小豆みたいな豆なん? この右の状態のやつを、おひたしにして食べる印象しかなかったんっすが、 ささげと読む漢字の一覧 。 この、どちらかの漢字だったんっすかね? 借りに下の名前を 「ささたろう」 と仮定すると、笹外佐々太郎とか。 いずれにしろ、名字が 「ささげ」 な時点で、イニシャルが L.L. にはならないので、ささげさんに捧げられたブルースでないのは確かなんっすが、ブルースと言っても、さほど泥臭くはなく、どちらかというと、モーダルな仕上がり。 前半がテナーの独断場。 デクスター・ゴードン譲りの男性的で豪快なトーンを響かせると、次第にジョン・コルトレーン的なニュー・シングを発散し、70年代初頭を生きるテナー奏者の立ち位置を表明する。 そう、杉田クンが書いているようなプレイが展開されて、で、後半、ヴコヴィッチのソロも個性的だ…なっと。 エバンスとも、ちょっと違っていて、何と言うか、個性的だな…っと。 で、最後、ベースのピチカート・ソロがたっぷりフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「キッキン・オン・ザ・インサイド」 。 カリマン夫人が妊娠中に、お腹の中の子供が足を動かす様子に着想を得たナンバーだそうっす。 お腹の中で、蹴り。 なるほど。 アップテンポのハードバピッシュな演奏と、リアと名付けられた活発な愛娘のイメージが重なって微笑ましい。 そう、杉田クンが書いておりますが、愛娘っすか。 よく、女の子はお父さんに似るといいますが、大丈夫っすかね? 他人の娘事ながら、ちょっと心配になってしまいますが、カリマンくんもヒゲを剃って、眉毛を整えたら、けっこうカワイイ顔…のような気がしないでもないし、で、曲のほうは、 ハードバップというより、ちょっぴり、オーネット・コールマンが作ったっぽい雰囲気が感じられたりもするんっすが、で、演奏のほうも、ちょっぴり前衛が入ってたりして、微笑ましいか? …と言われると、ちょっと微妙な気も。 が、活発なのは間違いないので、よかったな…と。 んなことで、ラストっす。 ヴコヴィッチくんのオリジナルで、 「ロンギング」 。 カリマンくんはフルートを吹いております。 上半身裸のオッサンも、秋田ふるさと村ではサックスだったんっすが、諫早ではフルートを吹いてましたよね。 お上品な印象の強い楽器なので、出来れば、変態親父には手を出して欲しくなかったんっすが、手を出されてしまった以上は、諦めるしかありません。 録音時点でカリマンがフルートを始めてから、まだ4年しか経っていなかったというが、そうとは思えないほど表現力が豊かで、強い印象を残す。 当時40歳だったカリマンが、すでに円熟味さえも発揮していたことを体感させてくれる作品である。 そう、杉田クンが書いておりますが、四十にして、迷わず。 ということで、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 迷い無きカリマンに、乾杯☆


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