THE SWINGER FROM RIO (ATLANTIC)

SERGIO MENDES (1964/12/7,8,9)

THE SWINGER FROM RIO


【パーソネル】

SERGIO MENDES (p) TIAO NETTO (b) CHICO DeSOUZA (ds)
ANTONIO CARLOS JOBIM (g) <#1,2,4,6-9,11> PHIL WOODS (as) <#1,4,8>
ART FARMER (flh) <#2,6,7> HUBERT LAWS (fl) <#3,5,9,11>
【収録曲】

(01-03) MARIA MOITA / SAMBINHA BOSSA NOVA / BATIDA DIFERENTE
(04-06) SO DANCO SAMBA / PAU BRAZIL / THE GIRL FROM IPANEMA
(07-09) USELESS PANORAMA / THE DREAMER / PRIMAVERA
(10-11) CONSOLACAO / FAVELA
【解説】 ( 2013年09月08日更新 / 連載 1,091回 )

 前回 までのあらすじ) 玄武洞とマリンワールドに行った。 …ということで、続いては城崎温泉です。 本来なら温泉宿にお泊まりして、カニを食ったり、但馬牛を食ったりして、その後、外湯巡りをしたり、ソフトクリームを食べたり、射的やスマートボールで遊んだりして、 with 浴衣ギャル。 それが清く正しい城崎の楽しみ方だったりするんですが、で、その後、浴衣を脱がすなどして、清くない方向にコトが進んじゃったりもするんですが、ただ今の時期、カニに関しては期待薄だったりしますよね。地物の本物は禁漁期なので、輸入物だったり、冷凍物だったり、パチモンだったり。 ズワイガニかと思ったら、ヒワイガニやんっ! …みたいな。 ま、個人的にカニはそれほど好きではなかったりするので、牛クンさえ頑張ってくれれば、それでぜんぜん問題はないんですが、ただ今回の僕の場合、with 浴衣ギャルの成分が圧倒的に不足しておりました。 それだと城崎の魅力は半減…どころか、ヤナゲン。 大垣のほうにあるスーパーなんですが、何だか地味でソソられるものがなく、そんなこんなで、お泊まりは京丹後市の間人 (たいざ) というところにして、城崎は1時間弱の散策にとどめることにしたんですが、ということで、到着〜。


< 城崎温泉散策 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 大谿川と柳並木。 風情がありますなぁ。 …というのが、この温泉街のウリなんですが、昼間の時間帯だと正直、ちょっぴり微妙? 夕暮れて、グレた少年達がうろつき出すようになると、また雰囲気も変わるんでしょうが、やっぱり宿にお泊まりして、浴衣を着て、外湯巡りをしてナンボでありますなぁ。。。 温泉に浸かるにも、ちゃんとした店で飯を食うにも時間が半端で、駅前のしょぼいスーパーで菓子パンと惣菜の海老カツを買ったんですが、ヤナゲンよりも地味な店だったし、公園のベンチで独り寂しく食っていたら観光ギャルにじろじろ見られて虚しさが募った、つのった☆ひろ。 そんな状況だったりしたんですが、ちなみに 『うしろの百太郎』 の “つのだじろう” って、☆ひろの兄貴だったんですな。ちっとも知りませんでした。またひとつ賢くなったんですが、で、写真のほうはアレです。一の湯とか、御所の湯とか。 7つある外湯のうちの2つなんですが、建物そのものは改築されていて、小綺麗です。泉質的にはどこも同じで、しかもショボいらしいので、雰囲気だけを楽しむ温泉地と言えそうですが、で、森津屋というのはアレです。 これ 。 ここに泊まろうと思って一度は予約を入れたんですが、諸般の事情によりヤメちゃったので、とりあえず記念に写真だけ押さえておきました。 城崎の宿は基本、内湯はショボくしなければならない取り決めがあるそうなんですが、ここは洞窟風呂なんかもあったりして、小マシな様相。 それより何より、 若旦那コレクション が半端ねぇぇぇぇ! 老舗旅館のボンボンが金に飽かせて趣味に走っちゃった成果が、ここに極まっちゃってますな。 次の代で経営が傾くのは目に見えているので、貴重なコレクションが大量にヤフオクに出品される前に、この目に焼き付けておきたかったんですが、とまあ、そんなこんなで城崎は以上です。


 ということで、2日目の宿泊地、間人に移動。 この日の宿に関しては、そのうちに しかるべきコーナー で取り上げるとして、で、翌日は近くの立岩あたりを散策してみることにしました。


< 立岩散策 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 でもって、到着〜。 立岩というのはアレです。 岩です。 何でも “日本のエアーズロック” と呼ばれているんだか、自分で言ってるんだかしているそうで、本家が周囲約9キロ、高さ348mであるのに大して、こっちは周囲約1キロで、高さ20mっ! 所詮は “日本の…” なので、ぜんぜん規模は大したことがないんですが、ロケーションは抜群。 川が海に注ぐちょうど出口のところに鎮座しているんですが、川の右岸とは砂浜で地続きになっているので、すぐ近くまで歩いて行くことが出来ます。 玄武洞の玄さん同様、玄武岩で出来ていて、柱状節理っぷりが半端なかったりするんですが、その昔、聖徳太子の弟だかが3匹の鬼を退治して、うち2匹は惨殺、残りの1匹は見せしめのため、この岩に幽閉したんだとか。 今でも風の強い、波の高い夜には、鬼の号泣する声が聞こえるそうですが、鬼さんにそんな酷いことをするなんて、聖徳太子の弟、鬼や! 何という名前の弟なのかは知りませんが、小野さんの妹が妹子だから、聖徳さんの弟は、弟子? それだと、ただの弟子 (でし) になっちゃいそうですが、とまあそんなことで、立岩は以上です。


 最終日の行程は このように なっているんですが、ということで、今回の旅は終了〜。 後は基本、家を目指して帰るだけなんですが、立岩の近くから峰山駅というところまで、バスで約53分。 けっこう遠いっす。 遠いんですが、料金は安いっす。 200えんっ♪ 経ヶ岬から峰山駅までだと 1時間21分ほどかかるんですが、お値段はやっぱり200えん。 おそらく、日本でいちばんコストパフォーマンスのいい路線バスなのではないかと思われますが、運転手さんは親切丁寧だし、一緒に乗っていた男児&ママのコンビもなかなかいい味を出していて、幼女にしか興味がなかった僕も、幼男の言動にちょっぴりほっこりさせられたりしたんですが、とまあそんなこんなで、峰山駅に到着〜。 ここから北近畿タンゴ鉄道に乗って豊岡駅を目指すことになるんですが、ちょうどいい時間に 「あかまつ号」 が走っていることが判明したので、あらかじめ指定席を押さえておきました。 どういうのが走っているのかというと、 これ っす。 あかまつあおまつ。 ガッツ石松ガシュツ末 。 ちょっとややこしいんですが、前者が元プロボクサーで、後者が健康食品です。 で、北近畿タンゴ鉄道のうち、西舞鶴駅─豊岡駅間を走るのがあかまつ号で、福知山駅→天橋立駅があおまつ1号、西舞鶴駅→福知山駅があおまつ2号。 車両には 「赤松type」 と 「青松type」 があって、あかまつ号には赤松type、あおまつ号には青松typeが走っているのかと思ったらそうではなくて、どちらも “赤+青” の2両編成。 青のほうはわりと普通っぽいので、どうせ乗るなら赤のほうがよさげなんですが、青のほうは自由席で、赤のほうは指定席。 赤松typeに乗るには予め300円払って、乗車整理券を押さえなければならないようです。 なるほど、うまく考えましたな。 インターネットで予約が出来るので、無事に座席を確保することが出来たんですが、ちなみに立岩付近から豊岡に行くには網野駅でバスから鉄道に乗り換えるのが普通だったりします。 が、少しでも長く特別な車両を堪能したいので、ひとつ向こうの峰山から乗ることにして、とまあそんなことで、駅に到着〜。


< 丹後あかまつ・丹後あおまつ > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、あかまつ号、到着〜。 バスで一緒だった男児&ママのコンビも豊岡方面に向かうようで、 「どっちに乗る?赤?青?」 「アカぁ〜♪」 という会話を交わしておりましたが、乗車整理券を持っていないので、強制的に青のほうに追いやられておりました。ちょっと可哀想でありますなぁ。 相手が幼女なら僕の分を譲ってあげて、お礼にパンツを見せて貰うという手も考えないではないんですが、幼男にそこまで親切にする義理はないので、黙って自分で “赤松type” に乗り込むことにして。 赤車両にはギャル系の車掌さん (?) が乗っていて、いろいろ親切にしてくれるので、それだけで特別料金を払うだけの価値はあるんですが、車両そのものもめっちゃお洒落だし、綺麗だし、いいっすなぁ、こりゃ。 ちなみに乗車整理券は座席指定券ではないので、どこに座ってもいいんですが、僕が乗り込んだ時点ではほぼ満席の状況で、わりと普通っぽいところしか空いてなかったのは、ちょっぴり無念。 どうせなら始発から乗りたいところでありますなぁ。 で、もうひとつ言うと、峰山─豊岡間は車窓の風景もちょっぴり今ひとつだったりします。 久美浜のあたりでちらっと海が見える程度。 あおまつ号のほうが眺めはよさそうな気がするんですが、どうなんっすかねー? とまあそんなこんなで、豊岡駅に到着。 44分はあっという間で、ちょっと物足りなかったんですが、ま、6行分くらいのネタにはなったし、企画として悪くはなかったんじゃないかという気がしないでもありません。


 で、豊岡駅の近くで 「出石そば」 でも食って帰ろうかと思っていたんですが、候補としては ここ とか。 出石の皿そばは薬味として生卵と山芋が付いてくるのがデフォのようで、どちらも苦手な僕としては嫌がらせ以外の何物でもなかったりするんですが、この店のメニューの写真を拡大してみた結果、 (山芋、玉子付) ※いらない場合は、お申し出ください。 そんな文字が見受けられました。 いいぢゃん♪ こういう気遣いの出来る皿そば屋になりたいものでありますが、クソ暑い中、店を探して彷徨っているうちに何だかどうでもよくなって来ちゃいました。 山芋と玉子を排除しちゃったら、ただの皿に乗った蕎麦だし、わざわざ無理してまで食うこともないかな? …と。 で、結局、駅の売店みたいなところで柿の葉寿司を買って、帰りの特急列車の中で食ったんですが、今回は食い物的にはちょっとアレな結果に終わってしまいましたなぁ。 初日の昼、カレー焼きそばを食べるつもりだったのに、ヤル気が無さそうな店の様子にメゲて、テイクアウトの 「いわし寿司」 で妥協。 その日の夜は花火鑑賞船に乗る都合で宿は素泊まりにしたので、スーパーで 「ばら寿司」 と鶏の唐揚げを買ってお茶を濁し、2日目の朝は同じスーパーで買った菓子パンを2個。 昼は城崎温泉のスーパーで菓子パンと海老カツを買って公園で食べて、で、最後の締めが 「柿の葉寿司」 。 菓子パンと、ショボ系の寿司と、揚げ物ばっかやんっ! 間人の宿の夕食と朝食は超豪華でよかったんですが、何だかこう、全般的に満足感が希薄な結果に終わってしまいましたなぁ。 そのお陰で3回シリーズのこのレポも、今ひとつ気分が盛り上がらないまま最終回を迎えてしまいましたが、とまあそんなこんなで、おしまい♪

 ということで、今日はセルジオ・メンデスっす。 通称、セルメン。有名っすよね。ブラジルの人なのではないかと記憶しているんですが、この前、タワーレコードで 『ザ・スウィンガー・フロム・リオ』 というアルバムを見掛けたので、とりあえずネタ用に押さえておきました。 顔を見たのは初めてのような気がするんですが、睫毛が長くて、カマっぽくて、ちょっとキモいっすなぁ。 画像検索で出てくるオッサン化した以降の顔はぜんぜん普通なので、若さ故の過ちということなのかも知れませんが、で、これ、サイドマンが何気に豪華だったりします。 ブラジル側からはアントニオ・カルロス・ジョビンが参加していて、その他、ベースのチャオ・ネトとか、ドラムスのチコ・デ・ソーザなんかも、名前からしておそらく現地人。 で、ジャズ・サイドからはフィル・ウッズアート・ファーマーヒューバート・ロウズといった面子がゲストっぽい感じで入っていたりします。 単なるお気楽なボサノヴァとは一味も、二味も、中華三昧も違った仕上がりになっているんじゃないか? そんな期待が持てたりもするんですが、とまあそんなことで、じゃ、1曲目から聞いてみることにしましょう。

 まずは 「マリア・モイタ」 。 作者のところにカルロス・リラとか、ヴィニシャス・デ・モレアス (?) とか、そんな名前がクレジットされておりますが、ま、ブラジル人なんでしょうな、多分。 で、曲のほうはアレです。 めっちゃ、ボサノヴァ。 イントロのセルメンのピアノからして、雰囲気がとってもリオデジャネイロだったりするんですが、で、その後、フィル・ウッズが出てきて、伸びやかなアルトを披露してくれるという、そういう算段になっております。 続いてセルメンのいい感じのソロがフィーチャーされて、最後はアルトとピアノの絡みでいい感じに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 思ってた以上にしっかりとしたジャズ・ボッサに仕上がっていて、いやあ、よかったっす。 で、次。  「サンビーニャ・ボサ・ノヴァ」 は、ボサ・ノヴァを賛美ーにゃ。 そういうアレだったりするんですが、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲のようです。 アート・ファーマーの芸術的に農民風なフリューゲルホーンがフィーチャーされていて、それがなかなかいい味を出しているんですが、ソロそのものは日本語ライナーを書いた後藤誠クンに不調認定されちゃってます。何でも (テープ編集の跡あり) なんだそうですが、言われてみれば確かに、ちょっと覇気がないような? もっとハキハキと話しましょう。 そう、 先生から叱られちゃいそうなんですが、続くセルメンのソロはそれなりにキハキハしていて、キハ110系気動車好きの人のウケは悪くなさそうです。 で、最後にテーマに戻るんですが、途中でフェードアウトしてしまって、何だかちょっとモハモハ。

 ということで、次です。 全部で11曲もあるので、もっと適当に進めないと最後まで気力が持ちそうにありませんが、とりあえず 「バチーダ・ヂフェレンチ」 っすな。 バチーダというのは、ばっちいだ = 汚いだ。 そういう意味ではないかと思うんですが、ばっちいとか、ばばちいとか、よく使いますよね。 曲そのものは全然ばっちくなくて、ヒューバート・ロウズのフルートをフィーチャーした軽快系の仕上がりだったりするんですが、テーマの後、フルート → ピアノの順でソロが披露され、ロウズも絶好調。 そのように誠クンも褒めているので、ま、いいんじゃなかろうかと。 セルジオくんも快調だったりして、とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 で、続いては 「ソー・ダンソ・サンバ」 。 ようやく有名なのが出てきましたな。 AABA形式のテーマのうち、Aの部をアルト、Bの部をピアノが受け持つという構成なんですが、でもって、アドリブ・パートはピアノ、アルト、ピアノ、ベースの順。 ここでもウッズは絶好調だ。 そのように誠クンも褒めていて、ま、いいんじゃないっすかぁ?

 ということで、5曲目っす。 モーダルな 「パウ・ブラジル」 は、8ビートによるヴァンプのイントロ3小節の後、ピアノがファースト・テーマ。 (中略) ソロはフルート、ピアノの順。 ラスト・テーマはなく、エンディングはフルートがヴァンプのパターンでとってフェイド・アウト。 そんな仕上がりになっている模様ですが、いいですよね、ヴァンプ。 ははは〜ん、は〜ん (中略) ばんばんばばんばん、ばーんばーんばん、ばーんばーんばーんばーん、ばんばんばん♪  「バンプ天国」 by フィンガー5。 そういうノリとはちょっと違って、クールで新主流派っぽい空気がちょっぴり流れていたりするんですが、普通にジャズ・ピアニストとしてもやっていけそうですよね、メンデスくん。 で、ロウズのフルートもいい感じで、こりゃ、本作でも屈指の好ナンバーであるな。 そう、屈斜路湖のクッシーも褒めておりましたが、とか言ってるうちにフェイド・アウトして終わってしまって、最後は何だか物足りなくって、うーん。。。 ま、終わってしまったものは仕方がないので、気を取り直して、次。  「ザ・ガール・フロム・イパネマ」 。 超有名過ぎて、今さら感が漂ったりもするんですが、テーマ部はピアノ主導で、サビの部分だけフリューゲルホーンが出てくるという、そういうパターンでありますな。 ファーマー君はここでも不調認定されていて、でもって、最後はやっぱりフェイド・アウト。 これまたちょっぴり消化不良。。。

 で、次。 ここからレコードではB面ということになるようですが、その最初を飾るのは 「ユースレス・パノラマ」 。  「無意味な風景」 なる邦題が付けられておりますが、無意味〜、無意味〜、よく食べる〜、無意味〜♪  「スイミー」 の節で歌ってね♪ ちなみに 「無意味〜な風景」 は、スイミーの節とはぜんぜん違っていたりするんですが、テーマはファーマーが受け持って、で、ソロ・パートはピアノ、フリューゲルホーンの順。 本作のファーマーは全体的に不調なのだが、この曲がもっとも出来がいい。 そのように評価されておりますが、最後はやっぱりフェイド・アウトだったりして、うーん。。。 で、次です。  「ザ・ドリーマー」 。 「夢見る人」 なる邦題が付いておりますが、 ゆめはまちゃん ? いや、あれは “夢見るはまぐりの女の子” なので、人ではないような気がするんですが、この人でなし! …と罵倒されても、文句は言えない馬頭観音。 そんなキャラだったりして、で、曲のほうはというと、アレです。ボサノヴァっす。 で、演奏のほうはというと、フィル・ウッズが絶好調だったりして、とってもいい。そのように評価していいのではないかと思いますが、で、続く 「プリマヴェーラ」 ではロウズのフルートがフィーチャーされていて、これもなかなか。プリマハムと妖怪人間ベラ好きなら間違いなく気に入って貰えるものと確証しますが、 とまあそんなことで、次。 モーダルな 「コンソラフォン」 は、管楽器もギターも抜けたピアノ・トリオの演奏。 そういえばギタリストとしてジョビンが参加していた筈なんですが、ここまで存在感が皆無でしたよね。 どうやら契約の関係で、あまり前面には出られない立場だったりするようなんですが、だったら、わざわざジャケットに名前なんか書かなければいいのにぃ。 ま、何らかの大人の事情でこうなったんでしょうが、ということで、ギター抜きだったりする点については、まったく何の影響もなし。 で、管楽器が抜けたことによってセルメンのピアノがより目立つことになって、試みとしてはよかったと思います。 ボサノヴァ色は希薄で、普通にジャズ・ピアニストとしてやっていける充実した仕上がりだったりするんですが、ただの睫毛が長いキモキャラだと思っていたら、意外とやってくれますなぁ。 ちょっぴり見直しました。

 ということで、ラスト。  「ファヴェーラ」 。 よく耳にするお馴染みのナンバーで、ロウズのフルートもいい味を出していて、とまあそんなことで、今日は以上っす。

【総合評価】 正直、ジャズとして聞くにはどうか? …と懸念していたんですが、ぜんぜん大丈夫でした。 純粋にピアニストとしても、思ってたよりよっぽど有能でありますな。 ゲストとしてはフィル・ウッズの出来のよさが抜きん出ていて、ヒューバート・ロウズも健闘。 ファーマーは確かにちょっぴり不調っぽいんですが、婦長ではないのでさほど責任もなくて、ま、いいかな? …と。 とまあそんなことでセルジオ・メンデス、間違いなくセルジオ越後よりも使えるヤツであることが判明して、何よりでありました。


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