切羽詰ってきました。 何がなのかというと、1級土木施工管理技士の実地試験なんですが、今年は月イチのペースでこのコーナーに勉強ネタを書いて、頑張るぞ! そんな意気込みだったんですが、結局のところ2回だけで挫折しちゃいました。 えーと、 ここ と、 ここ っすか。 自分で読み返してみても何ともつまらない企画で、早々にボツにして正解だったと思うんですが、で、今年の試験はいつなのかと思ったら、えーと、10月6日(日)っすか? けっこう追い詰められましたなぁ。 面白くないから 「セコカンねた」 はやめるとか、そんな悠長なことを言っていられる時期はとうに過ぎたので強行するしかありませんが、とりあえず 「土工」 というジャンルがぜんぜん片付いてない気がするので、その続きから。
土量を計算するには相当な度量がないと難しい気がするんですが、どりゃぁぁぁぁぁ! そんな勢いだけでどうにかなるとは思えないしー。 数学が苦手…というか、算数が苦手といったレベルだったりする僕は、計算問題が出てきた時点で諦めの境地だったりするんですが、まずは 『マスカーブ』 。 そんなのが参考書に出てくるんですが、これはパスですな。 読んでも意味がよく分からなかったりするし、鱒とか鮭とか、あまり好きではなかったりするしー。 ということで、次。 『土の変化率』 。 こいつはまあ、何とかなりそうな気がするし、出題される確率も高そうなので、何とかしなかればなりませんが、
土は、地山土量を基準にして考えることが多い。地山を掘削すると重さは変わらないが空気が入り、ほぐされて体積が[ 増加 ]する。 この割合を[ ほぐし率 ]( 記号 [ L ] )という。 |
地山をローラで締め固めると、圧縮されて一般に体積が[ 減少 ]する。 この割合を[ 締固め率 ]( 記号 [ C ] )という。 |
ダンプカーが運ぶ土量は掘削後の土量なので、[ ほぐし土量 ]である。 一般に、土はほぐすと地山土量より[ 増加 ]し、岩塊まどを除いて、盛土して締め固めると地山より[ 減少 ]する。 |
【例題】 1000m3の地山度量のL=1.2、C=0.9 とするとき、運搬土量と盛土量を求めよ。 |
【例題】 1000m3の盛土が必要な場合、800m3の地山土量を流用するとして、盛土量の不足度量を求めよ。 ただしL=1.2、C=0.9 とする。 |
続いては 『法面保護工』 。 ほ…法面? よく知らないと正しく読めなかったりするんですが、酒井法子。 さ…酒井、ほ…法子? これが正しく読めれば大丈夫です。 のりピーの面 = のりめん。 ま、別に 「ほうめん」 と読んじゃったところで、問題を解く上では何の支障もなかったりするんですが、のりピーの人格が崩れがちなように、法面というのもよく崩落したりするので、保護しなければなりません。 いくつか方策があるんですが、大きく分けて、 植生工 と 構造物による法面保護法 。 植物を植えて何とかするか、コンクリートで固めて無理やり押さえ込むか。 それぞれの代表的な工法を1つだけ押さえて、目的と施工上の留意点を答えられるようになれば何とかなるような気がしないでもないんですが、さ、頑張りましょう。
【施工区分】 植生工 【 工 法 】 種子散布工 【 目 的 】 法面の[ 浸食 ]、[凍上崩落]を防止するため植生による全面被覆を行う。 【施工上の留意点】 [ 種 ][ 肥料 ][ 土 ][ 水 ][ファイバー]などを[ 泥水 ]状、または[スラリー]状に混合し、[ ガン ]や[ハイドロシーダー]などを使い、厚さ[1cm未満]に、むらなく吹き付ける。 |
【施工区分】 構造物による法面保護法 【 工 法 】 現場打ちコンクリート枠工 【 目 的 】 表層部の[ 剥落 ]を防止するため丈夫な枠を設置する。 【施工上の留意点】 斜面に[ 型枠 ]を設置し、[ポンプ]を使用して[ モルタル ]または[コンクリート]を打設する。 |
とまあそんなことで、今日のところは以上です。 書くほうも読むほうも、お互いに疲労感しか残らなくて、今すぐにでもやめたい企画でありますが、なかなかそうも言ってられなかったりするので、来週もこの調子で、ヨロシク☆
ということで、今日はトシコ・アキヨシっす。 こうしてカタカナで書くと、ちょっぴり夫婦漫才師みたいですな。 秋吉明義クンとか、ちょっと探せばいそうですよね。 ちなみに 「秋吉」 は、正しくは 「穐吉」 という、ちょっぴりカメキチっぽい漢字を書くようですが、伊豆の下田にあったりしますよね、 マーレ亀吉 。 ドメインが 「マレカメ」 で、なかなかお洒落だったりするんですが、それはそうと穐吉敏子。 基本、このコーナーで日本人はハブられる傾向にあるんですが、実際にナマで見たことがある人だとやっぱり親近感が湧いちゃうし、とまあそんなことで、トシコたんは2回目の登場となります。 前回は これ っすな。 ここでも簡単に触れられておりますが、僕が生トシコを見たのは、いつぞやの旭ジャズまつり。 小林旭@マイトガイに敬意を表して、うちのサイトでは 「あきらジャズまつり」 と呼ばれていたりするんですが、鑑賞レポも書きましたっけ? んーと…、見つかりませんなぁ。。。 ということで、今日は 『ハー・トリオ・アンド・ハー・クインテット』 というアルバムを紹介したいと思います。 日本のジャズのアルバムって、日本のレコード会社が勝手に作ってるだけだったりするのが普通なんですが、こいつは歴としたストーリーヴィル盤。 サイドマンも一流どころのジモティだったりするし、トシコたん (当時26歳) 、やりますなぁ。 ちなみに同レーベルから同時期に 『ザ・トシコ・トリオ』 というのを出しているんですが、ざっと聞き比べてみた結果、『彼女のトリオと彼女のクインテット』 のほうがいいな。 そういう結論に達したので、こっちのほうを取り上げることにしました。 3人組のほうはオスカー・ペティフォードにロイ・ヘインズという面子。 凄ぇぇぇぇ! で、一方、4人組のほうはというと、ワイアット・ロイサーにエド・シグペンという面々。 ちょっとベースが弱いような気がするんですが、アルトを吹くブーツ・ムッスリに、かなり強く惹かれるものを感じました。 むっつりスケベっぽくて、いいじゃん♪ ジャケットのセンスは、目が離れていて平坦なヒラメ顔のトシコたんが意外と可愛い トリオ のほうが好きなんですが、ま、書くのはムッツリ入りのほうが簡単そうだし、ま、いっかぁ。 …とまあそんなことで、では1曲目から聞いてみることに致しましょう。
まずはJ.J.ジョンソンのオリジナルで、 「ケロ」 。 ケロッ、ケロッ、ケロッ、いざ進め〜、地球侵略せよ〜♪ 何だか 「ケロッ!とマーチ」 を歌いたくなっちゃうタイトルなんですが、こちらのほうはマーチではなく、バップ曲。 力強いピアノのイントロに続いて、ムッスリくんがアルトで伸びやかにテーマを歌い上げるんですが、ちっともムッツリではなくて、普通にスケベ? 名前以外にはまったく何も期待していなかったキャラなんですが、意外と悪くはなさそうです。 で、ソロ先発はトシコたんなんですが、言われなければ日本のギャルだとは思えない何とも強力なバップ・ピアノだったりして、いやあ、本物っすな、こりゃ。 続くムッスリのソロもムスリム同胞団っぽい真摯さが感じられて、良好です。 とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 で、続いてはトシコたんのオリジナルで、 「サリュート・トゥ・ショーティ」 。 何と言うか、言葉で説明するのは難しいんですが、普通にいい出来だと思います。 ありがちな表現で言うと、ハード・バピッシュな佳曲。 そういう感じだと思うんですが、何でもいいけどハード・バピッシュという単語を見ると、ハッシュドビーフを食べたくなっちゃいますよね。 あら、こんなところに牛肉が♪ で、演奏のほうはというと、AABA形式のテーマの“A”の部をアルトが主導して、サビの“B”の部だけムッスリと引っ込む。 そういうアレだったりするんですが、で、以下、ピアノのソロがフィーチャーされて、続くアルトのソロはちょっぴり短めだったりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ちなみに後テーマは“A”の部だけの簡略バージョンだったりするんですが、おかげで、わりとあっさりした感じでありました。
で、次。 これも敏子たんオリジナルで、 「ピー・ビー・アンド・リー」 。 バップっぽいアップ・テンポのナンバーです。 トリオ演奏なんですが、パウエルっぽさがより前面に押し出されている感じで、なかなか興味深いものがありますな。 おすぺ師匠ことオスカー・ペティフォードのベースと、ロイ・ヘンことロイ・ヘインズのタイコのソロもフィーチャーされていて、短いながらも充実した仕上がりであったな。 そのように評価していいと思います。 で、続いては歌物ナンバーの 「テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ」 。 「恋のチャンス」 というシンプルな邦題があったりしますが、略して 「恋チャン」 。 これはまだ、あまり世間では定着してませんな。 軽快感が半端ないので、個人的に好きな曲だったりするんですが、カルテット版はゆったりとしたテンポで、寛いだ雰囲気の阿部寛。 そういった仕上がりとなっております。 ソロ先発はムッスリ。 この人、どうやら1967年に49歳で死んじゃったみたいなんですが、この当時はまだ生きてきて、元気に楽器を吹いてくれてます。 続くトシコちゃんもリラックスしたピアノを弾いてくれてます。 で、その後、ムッスリとトシコの生ぬるい4バースがあって、テーマに戻って、おしまい。 ま、息抜き用の1曲と思って頂ければ。 で、続いても超有名なスタンダード、 「オール・ザ・シングス・ユー・アー」 。 ちょっぴり速めのテンポ設定で、安定したオーソドックスなプレイが展開されております。終盤に聞かれる as→ds→p→ds の4バースは適度にスインギーで、なかなかかと。 ということで、次。 「ノー・ムーン・アット・オール」 。 作者として (Mann-Evans) という名前がクレジットされていますが、シェリー・マンとビル・エバンスの間に生まれた子供とかではなくて、たぶん、スタンダード。 トリオ演奏なんですが、ブルージーな雰囲気が漂いまくっていて、なかなかいい感じです。 おすぺ師匠&ロイ・ヘンのサポートも、流石っすな。 見せ場もきっちり3人分用意されていて、三位一体で、一心同体、少女帯な感じがたまらなくて、いやあ、よかったっす。
ということで、次。 「アイル・リメンバー・エイプリル」 。 日本名 「四月の思い出」 っすな。 この6年間の思い出は重いで〜。 小学校の卒業文集にそう書く奴がクラスに必ず3人ほどいるんですが、渡辺敦子ちゃんも書いてますな。 ほれ 。 で、一方、 「四月の思い出」 というと、どうしてもパウエルの決定版が頭に浮かんでくるんですが、そこにトシコちゃんがどう立ち向かっているのか、非常に興味深いところです。 もっとも、ムッスリ入りという逃げ道を作ってあったりするんですが、ま、これはこれで、アレであるな。 そう、納得のいくレベルには仕上がっていると評価していいのではなかろうかと。 ということで、ラストっす。 「ゾウ・スウェル」 。 「象、吸える?」 そう聞かれたら、「吸えねーよ!」 と答えるしかないんですが、喉に詰まりますよね、たぶん。 ロジャース=ハートの作品で、いかにも歌物らしいラブリィ&キュートさに溢れているんですが、彼女のトリオはミディアム・テンポいい感じに料理してくれていて、村上“PONTA”秀逸。 でもって、今日のところは以上っす。
【総合評価】 穐吉敏子って、何か、必要以上に神格化されてね? そんなふうに思った事が僕にもありました。 が、これを聞いて納得しました。 ホンモノっすな! 同時期に活躍した黒人のオトコのピアノ弾きと比較しても、何ら見劣りすることはありません。 ヒラメ顔でもプレイは熱いっ! ムッスリくんも悪くはないんですが、やっぱ、トリオっすかね? おすぺ&ロイ・ヘンの参加は伊達ではありません。 でもまあ、トリオばかりだとちょっと飽きちゃうし、これはこれでよかったような気はするし、たまには日本人のジャズも聞いてみよう。 そんな気持ちにさせられた、とある日曜日の昼下がりでありました。