PLAYBOYS (WORLD PACIFIC)

CHET BAKER & ART PEPPER (1956/10/31)

PLAYBOYS


【パーソネル】

CHET BAKER (tp) ART PEPPER (as) PHIL URSO (ts)
CARL PERKINS (p) CURTIS COUNCE (b) LAWRENCE MARABLE (ds)
【収録曲】

(01-03) FOR MINORS ONLY / MINOR-YOURS / RESONANT EMOTIONS
(04-05) TYNAN TYME / PICTURE OF HEATH
(06-07) FOR MILES AND MILES / C.T.A
【解説】 ( 2014年01月19日更新 / 連載 1,107回 )

 『借力』 を買いました。届きました。激しく後悔しました。 前回、力を貸して頂きたいと思うんですが…という話を書いて、そう言えば昔、 「借力」 にハマった事を思い出して、懐かしくなって、ついポチってしまったんですが、だって魔が差しちゃったんだもん、しょうがないよねー。 通り魔に刺されるよりはマシだと思って諦めるしかありませんが、そういえばそれよりも前に、ネタになるかと思ってジュセリーノ本をポチっていた事も思い出してしまいました。 これ 。 的中率90%以上とされる驚異の予言者が、2014年にどんな出来事が起こると言っちゃってくれているのか、お正月にそれを紹介して、今年の暮れにその成果の程を検証しよう。 そういう魂胆だったんですが、チラ見した限りでは、とても1回分のネタを賄えるような内容では無いよう。 そんな感じだったので、放置したまま現在に至っております。 鮪なら寿司のネタを賄えるんですが、使えない奴ですなぁ、ジュセリーノ。 で、同じように 「借力」 の著者の “力抜山” も使えない奴オーラが半端無かったりするんですが、何だかこう、もっと力を抜けよ! そう言いたくなるような名前ですよね、力抜山。 いや、力を抜いた結果がこのネーミングなのかも知れませんが、相撲取りの四股名にすると、いい感じに無気力相撲をやってくれそうな雰囲気はあります。

 とまあ、単独では使えそうにもないジュセりんと抜山クンでありますが、3人寄れば文殊の知恵。 もう1人足せば何とかなるかも知れません。 で、誰を追加するのかというと、出口王仁三郎とか。 王仁三郎クンが仲間に入ってくれれば、鬼に金棒…とまでは言えないまでも、鬼に三郎くらいの力にはなってくれるのではなかろうかと。 ということで、 こいつ をポチっちゃおうかと思ったりもしたんですが、思いとどまりました。 負けを取り戻そうとして、ますますドツボに嵌まるのは目に見えてますもんね。 頑張れば王仁三郎抜きでも何とかなるかも知れないし、もっと頑張れば抜山抜きでもイケちゃうかも知れないし、ということで、とりあえずはジュセリーノです。 期日と場所を特定した予知文書88,430通 (2007年1月現在) 。 そう、本の帯に書かれておりますが、半端無い数字でありますな。1960年生まれということは、当時47歳くらいっすか。 9歳のころから夢による予知能力を発揮、その内容を手紙で人々に知らせるようになる。 ということは、9歳にして世界の救済に目覚め、以後、予言者一筋38年。 1年あたりの予言書数は単純計算で2,327通。 1日に6つか7つくらい文書を残していることになります。 僕なんか、週イチの塩さば原稿でヒイヒイ言ってるのに、ひぃぃぃぃぃ。 ひい爺さんも、いい爺さんも、びっくり。 ちなみに 「いい爺さん」 というのは赤い靴はいてた女の子を連れていっちゃう人なんですが、いい爺さんなら、いいじゃん。 そう思った子供は少なくないに違いありません。

 で、その無駄に数が多い予言も、当たらなければただの戯言なんですが、ここまで彼が的中させた主要事件は、9.11テロ、サダム・フセインの所在情報、スマトラ沖大地震、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災などなど。 1979年3月15日に書かれた手紙には 「私の古い夢で、1995年に日本の神戸で大きな地震が起き、5000人以上の人が亡くなるのを見ています。」 そう書いてあるんだそうです。 スマトラ沖大地震に至っては、2004年12月26日、朝の7時に発生、マグニチュードは8.9、これによって10mの津波が発生し、インドネシアのアチェ州に始まって、インド、マレーシア、スリランカ、タイ、モルディブ、そしてミャンマーとモーリシャスまでにも広がります。間違いなく1万人以上の人々の命が失われるでしょう。 そう、めっちゃピンポイントで具体的な予言を残しております。 実際のところは2004年12月26日、インドネシア西部時間07時58分53秒に発生、マグニチュードは9.1で、平均10m、最大では34mに達する津波が発生、死者は28万人という結果でありまして、微妙な誤差はあるんですが、ほぼ的中したと言っていいのではなかろうかと。 死者28万人というのは、間違いなく1万人以上ですからね。 数学的に見ても合ってます。 アチェ州とか、バンダ・アチェという地名に記憶がある人も多いと思いますが、ブラジル人の癖にインドネシアの地理にも精通していて、凄ぇぇぇぇ! ブラジル人だから、チリの地理に詳しくても不思議ではないんですが、モーリシャスなんて地名がすらすら出てくるなんて、デリシャス。 で、このジュセりん、2007年1月の時点で、その先に起こるであろう主要事件に関しても予言を残してくれているんですが、果たしてどんな恐ろしい事件や事故、あるいは自然災害が起こってしまうのか、ドキドキ…。

(2007年)

「アメリカで12月27日にテロ事件が発生」

そんなのありましたっけ? 6年以上も前の話なので、あまり記憶にないんですが、問題の日付でググってみたところ、パキスタン元首相ベーナズィール・ブットーが暗殺される…とあって、おお、マジかよ? イスラム原理主義者と思われるテロリストの銃撃と自爆テロにより暗殺された。自爆テロにより、集会現場に居合わせた支持者や警官にも20名程度の死者が出た。 そう書かれておりますが、惜しいっ! パキスタンで…なら、完璧だったんですけどね。 ぶっちゃけ、大ハズレの予言で馬鹿にしてやろうと思っていたんですが、恐ろしい事に次の予言もけっこういい線いってます。

「2007年あるいは2008年の7月13日に日本で地震が発生」

記録を調べてみました。 新潟県中越沖地震 (にいがたけんちゅうえつおきじしん) は、2007年(平成19年)7月16日10時13分23秒に発生した、新潟県中越地方沖を震源とする地震である。地震の規模を示すマグニチュードは6.8。 ほら、日本のどこかで震度1くらいの地震なら毎日でも発生するっしょ。 そう、馬鹿にしようと思っていたのに、まさかの震度6強っ! 誤差はたったの3日ですぜ。 日本時間の7月16日は、ブラジル時間では7月13日になる。 そう言い切ってしまえば、地理に弱い人なら信じちゃうかも知れないレベル。 ちなみにこの本の初版は2007年4月1日に発行されているんですが、再版の際に付け加えられたというインチキがない限り、当たっちまったぜ! そういうことになってしまいます。 誰や、ジュセリーノ大先生のことを、ガセリーノとか言ったのは!? ちなみに僕が買ったこの本は2008年2月15日発行の第7版第2刷なんですが、もしそれ以降の予言が成就しているということになれば、まさしく本物ということになってしまいます。 果たしてどんな恐ろしい事件や事故、あるいは自然災害が起こってしまうのか、ドキドキ…。

(2008年)

「フィリピンで7月18日にマグニチュード8.1の地震が起き、数千人が死亡。」
「9月13日にマグニチュード9.1の地震が中国で起きて30m以上の津波が発生し、百万人以上の犠牲者が出る。」

 中越沖地震の的中で自信を深めたのか、地震ネタの連発でありますなー。 百万人以上の犠牲者って、半端ねぇ!! 中国で大地震と言えば、四川大地震が頭に浮かぶんですが、あれはいつ発生したのかと思って調べてみたら、2008年5月12日。・・・・・。 中国時間の5月12日は、ブラジル時間では9月13日にな。 そう言い切ってしまうと、さすがに地理に弱い人でも、ちょっと疑問に思ってしまうでしょうが、それでも誤差は4ヶ月。 ちなみに実際のマグニチュードは8.0っすか。 内陸で起きた地震なので津波こそ発生しませんでしたが、死者数は7万人近くに達した模様。 百万人以上の犠牲者が出るとの予知とは1桁違いますが、ジュセりんが言っているのはあくまでも犠牲者であって、死者とは言ってませんからね。 地震の揺れにビビって逃げだそうとして、タンスの角に足の小指をぶつけて、痛ぇぇぇぇぇ! そんな被害に遭われた人を含めると、100万人を超えても不思議ではありません。 で、一方、フィリピンのほうはどうだったのかというと、地味ながらも こんな記録 が見つかりました。 2008年6月1日、フィリピン付近でM6.2の地震が起こりました。 日付の誤差は1ヶ月ちょっと、規模的には1.9ほど弱くて、死者は出なかったものと思われますが、ジュセリーノの警告によりフィリピーナは地震に対する警戒を強め、結果、1人の犠牲者も出さずに住んだのであった。 そんなドラマがあった可能性も完全には否定できなくて、ということで、次。

(2009年)

「1月25日にマグニチュード8.2の地震が大阪や神戸を直撃し数十万人の犠牲者が出る。」
「11月にも日本で大きな地震があり、数千人が死亡する。」
「8月24日にトルコのイスタンブールでマグニチュード8.9の地震が起き、街が崩壊する。」
「12月16日にインドネシアの小スンダ列島の東でマグニチュード7.8の地震が起き、数千人が死亡する。」

だんだん怪しくなってまいしました。 でもまあ、的中率90%以上ですからね。 9回に1回くらいの割合で外れちゃったとしても、さほど不思議ではありません。 何せ、予知文書88,430通ですからね。 1通や、2通や、3通や、4通くらいはスカに終わることもあるでしょう。 それよりもインドネシアの小スンダ列島などという、超マイナーな地名まで把握しているジュセリーノの知識の豊富さを褒め讃えるべきだと思います。 小スンダ列島とはインドネシア南部にある、バリ島からティモール島の間の島からなる列島。名産品は、すんだ餅。 ま、そこそこメジャーな列島ではあるみたいですけど。 で、2010年の1月にはコロンビアで大地震、同11月にはアルジェリアのエルアズナムで大地震。 これまたマイナーな地名が登場しましたな。 “ATOK” ではもはや、エル阿須南無と、カナ漢字交じりになっちゃうレベルなんですが、試しにググってみたら 「エルアスナム地震」 というのが出て来て、ちょっとビビりました。 1980年10月10日、アルジェリア北西部内陸地震・エルアスナム地震、M7.1〜7.5、死者行方不明者2,600〜5,000、大被害。 この人、2009年にマグニチュード8.2の地震が大阪や神戸を直撃とか言ってるし、過去に大きな地震があったところで、再び地震が発生するという “予知夢” を見る傾向があるようですな。 そりゃ、余震とかもあるだろうし、予知の確率を高めるには有効的な手段ですよね。 で、この人、地震以外には予知をしないのかというと、決してそんなことはなく、2010年にはアフリカの数ヶ国で気温が58度に上昇して深刻な水不足が発生すると予告しております。 ま、桑名でも39度を超えたりするんだから、アフリカなら普通にそれくらいはいくんじゃないっすかね? で、調べてみたら、世界最高気温記録は1913年7月10日に米カリフォルニア州デスバレー国立公園のグリーンランドランチで観測された56.7℃とのことでありました。 アフリカ勢、記録更新ならず。 グリーンランドランチって、何だか緑に被われていて、昼飯を食うにはよさそうな地名なんですが、そんなクソ暑かったりするんですな。 ランチは冷や麦でいいやぁ。 そんな気分になっちゃいそうです。

 で、これだけ地震の予言が多いとなれば、当然、東日本大震災についても触れられている筈なんですが、2011年の予測を見ると、アフガニスタンで2月に大地震。 それだけしか書かれておりません。 でもまあ、予言していた地震が発生しなかったら、それは明確なハズレなんですが、予言しなかった地震が発生しちゃうのは、ハズレとは言えませんからね。 で、2013年の予測でありますが、ちゃんとこんな記載だってあります。

「カナリア諸島で11月1日から25日の間に、ラ・パルマ島で火山が噴火して地震が発生する。その直後に150mの巨大津波が発生する。」

パネぇぇぇぇぇぇぇ! カリブ、ヨーロッパ、アフリカ、ブラジルには80mの津波が15kmから20kmほど内陸まで侵入するそうですが、でも、大丈夫。 到達するまでには時間があるので、パニックになる必要はなく、落ち着いて避難出来るそうです。 ジュセりん曰く、津波が来る前に海は6mほど低下し、鳥が大量に移動し始め、犬や猫が24時間ほど前に異常な行動をし、その場を離れようとするので、目安に出来るんだとか。 ぶっちゃけ、問題発言っすよねー。 津波が来る前に必ず海の水位が低下するワケではないし、めっちゃ大きな地震があったけど、ウチの猫、ここ24時間は普通に餌を食って、寝倒していて、まったくもって正常な行動。 よって津波が来る恐れ、無しっ! そう判断して余裕をぶっこいて、80mの津波に襲われて逃げ遅れたら、どう責任を取ってくれるんでしょうな? 地理には詳しくても、防災学にはまったく秀でていないキャラであると言わざるを得ませんが、ただ、次の予言には戦慄を覚えずにはいられません。

「リオデジャネイロのアングラ・ドス・レイス原子力発電所が事故を起こし、津波から生き延びた人々に放射線障害を起こす。」

実際はこんなアンダーグラウンドで、ドスの利いた名前の原発では無かったんですが、津波による原発事故を予測していた事実を見逃すワケにはいきません。 で、気になる2014年の予測はというと、エクアドルで3月に地震と津波が起き、全国で暴動が発生。 今のところ地震と津波の発生はありませんが、既に哲生クンが犠牲に…。 不吉な予感がしますな。 それ以外にはアフリカの水不足でブラジルに難民が押し寄せたり、11月26日にブラジルのサンパウロで飛行機が墜落して、パウリスタ通りのビルを直撃したり、南米受難の1年になりそうな気配でありますが、今年はブラジルでサッカーのワールドカップも開催されるし、果たしてどうなることやら…。 で、まだまだ先の話でありますが、2018年6月、日本の東海でスマトラ地震を上回る巨大地震が発生するそうです。 2038〜2040年、カリフォルニアと日本からオーストラリアまでの太平洋の島々は、地震と火山噴火のために海中に沈む。 2043年、世界の人口が減少し、人類の8割が消える。 ・・・・・。 この苦難の日々を生き延びるには 「借力」 の力を借りるしかなさそうなんですが、とまあそんなことで、力抜山ネタに関しては、また、いずれ。

 ということで、今日はチェット・ベイカーなんですが、特に書くこともないので、いきなり本題に入りたいと思います。 ということで、 『プレイボーイズ』 。 アート・ペッパーとの双頭コンボものでありますが、ジャズ界を代表する白人男前コンビっすよね。 この2人をいい感じに再現出来る自信はまったく無いので、ジャケットがエロい姉ちゃんなのは有り難い限りなんですが、ま、そちらのほうの再現も完全に失敗しちゃったんですけど。 ちなみに 『ピクチャー・オブ・ヒース』 というアルバムと中身が同じっぽいんですが、こっちのほうは4人分も書かなければならないので、もっと嫌。 何でもいいけど、 「この商品を見た後に買っているのは?」 のところに 『プレイボーイズ』 があるような気が。 もしかして、中身が一緒だと知らずに買っちゃったとか? やっちまいましたなぁ。。。 ま、僕なんか名前もジャケットもまったく同じ奴をダブり買いしちゃうことが何度かあったりするんですが、そっちのほうがまだ悔しくはなかったりするんですけど。 で、別口のこうを見て頂ければ分かるように、チェットとペッパーの他にテナーのフィル・アーソーも入ってたりします。 といっても、ほとんどの日本人は 「ああ、そう。」 と軽く流すだけで、別にいてもいなくても、どっちでもいい。 そんな扱いになってしまうのではないかと思いますが、一方、リズム・セクションのほうは、なかなかソソられるものがあります。 ピアノがカール・パーキンス、ベースがカーティス・カウンス、ドラムスがローレンス・マラブル。 バックは黒で固めましたか。 アマゾンのレビューに、ペッパーがリズム隊に 「白人にジャズが出来るか」 と罵倒されたなどの確執のため緊張感溢れる。 そんな記載があったりするんですが、これ、マジっすかね? 一般的な認知度からすれば、アンタらのほうが格下じゃん。 そう思わずにはいられませんが、白人ジャズが今ひとつタイプではない僕も、ペッパーの実力は高く評価してたりします。 もしこれが本当の話なら、カール・パーキンスはカー・パー、カーティス・カウンスはカー・カスであると言わざるを得ませんが、で、チェットのトランペットも根性のないマイルスみたいで、それなりに味がありますよね。 何よりこの人には 「歌」 という裏技があるんですが、今回は楽器一本で真剣勝負。 ペッパーとの丁々発止のやりとりで、超ハッシュドビーフ。 あら、こんなところに牛肉が♪ そんな展開に期待が持たれるところでありますが、とまあそんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょう。

 1曲目、 「フォー・マイナーズ・オンリー」 。 このアルバムではジミー・ヒースのオリジナルが数多く取り上げられているんですが、これもそのひとつ。 短調好きや、タンチョウヅル好きに激しく好まれる、ファンキーなマイナー・チューンっすな。 タイトルに 「マイナー」 と付く曲にハズレ無しの法則というのがあるんですが、で、これを3人と白人(表)と、3人の黒人(裏)が、どのように料理してくれているか、要注目。 で、まずはテーマです。 3管による小洒落たハーモニーが、知的で素敵♪ そんな仕上がりだったりするんですが、割とあっさりした感じで、すぐにペッパーのソロへと突入していきます。 で、これが、さすが! …という出来だったりして、黒人軍の挑発に、一発で答えを出してくれましたな。 白人にだって、ジャズは出来るぜ! で、続くチェットもなかなか味のあるプレイを聞かせてくれて、フィル・アーソーも地味ながら頑張って、でもって、黒人軍団にスイッチ。 カール・パーキンスのピアノの黒さはさすがでありまして、カー・カスのベースも地味ながら頑張って、最後はマラブルのタイコが堅実に締め。 結果、参加者全員に見せ場が与えられて、和解に応じて、大団円。 あ、これ、僕は今の今まで、 「だいえんだん」 だと思ってました。 その読みで変換したら、大団円 《「だいだんえん」の誤り》 と出て来て、ATOK、マジ有能。 放送禁止用語はさっぱりなんですけどね。 土方 (ドカタ) ですら出ないので、 「ひじかた」 で変換するしかないんですが、土方歳三サマサマっすな。 ちなみに人名も一発で変換出来る場合が多いんですが、荒井薫子レベルだと辞書に登録されてなくて、粗い薫子とかになっちゃいます。 有名度を測る指標になりそうっすな。 「ヤマトナデシコ七変化」 の小泉今日子も復活した事だし、今年は 「大和撫子“春”咲きます」 の荒井薫子も大ブレイクの予感が。 (←サバくんの予言。) 辞書登録目指して、頑張れ、薫子!

 ということで、次。 ペッパーのオリジナルで、 「マイナー・ユアーズ」 。 桑名にはユアーズというマイナーなスーパーがあったんですが、潰れちゃいましたな。 ま、一号館系列だから、地元ではマイナーという程でもなかったんですが、タイトルに 「マイナー」 と付く曲にハズレ無しの法則からして、大いに期待が持たれるところ。 で、実際のところ、パーキンスのピアノのイントロが絶妙だったりするんですが、続くテーマのアンサンブルは、如何にもウエスト・コストな雰囲気。 ま、悪くはなくて、適度にマイナーだったりもして、で、ソロ先発のペッパーは相変わらず快調っすな。 別に挑発されてキレてる風でもなく、淡々と職人プレイをこなしている感じなんですが、で、途中に短いアンサンブルを挟んで、チェット、アーソー、パーキンスの順で各自のソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 まあまあだった。そのように評価していいのではなかろうかと。

 と、ここまで書いたところで床屋に行ってきたんですが、目の前の交差点でクルマが思いきり事故っておりました。 先日は名神でトラック6台が絡む事故があって、現場まで3時間も掛かっちゃったし、その先でもトラック2台と乗用車1台がぶつかって、ワゴン車が軽トラみたいになっちゃってたし、最近、交通事故の遭遇率が無駄に高くなっているような? 役所の担当者も信号待ちをしていてオカマを掘られたらしいし、僕も去年の秋に軽く掘られちゃったし、ちなみにジュセリーノくんは国際的な大災害だけでなく、個人の事故レベルでも予知能力を発揮している模様です。 そりゃ、88,430通もあれば、地震と、テロと、最高気温記録更新と、水不足だけではネタが持ちませんよね。 で、事故と言えばアイルトン・セナの事故も予言したそうですが、シューマッハがスキーでコケるところまでは予測出来なかった模様。 ちなみに2018年6月に日本の東海で発生する地震はマグニチュード10らしく、 マグニチュード7 でしか固定していないウチの家具、終わった。。。 ま、そこまで無駄にデカい地震だと、どう足掻いても無駄なような気がするんですが、とまあそんなことで、3曲目。  「レゾナント・エモーションズ」 。 ジミー・ヒース作なんですが、曲・演奏ともに、あまり印象には残らなくて、とまあそんなことで、次。 4年後には家具の下敷きになって死んじゃうのが確実になって、投げやりになってしまったサバくん。 今後のレビューにはまったく期待が持てそうにありませんが、4曲目はペッパーのオリジナルで、 「タイナン・タイム」 。 もしかしたら読み方が正確では無いかも知れませんが、そんなことはどうだっていいやぁ。 伴奏なしで3管が絡み合うイントロに続いて、リズムが入って、3管のハモリでテーマを合奏。 なかなか洒落た導入部で、道明寺が好きな人なら、いいかも? 関東の桜餅が長命寺で、関西は道明寺らしいっすな。 僕は断然、道明寺派だったりするんですが、どうせ4年後には家具の下敷きになって死んじゃうんだから、長命寺とか、片腹痛いっすよね。 片腹痛いのは腎臓疾患のせいかも知れないし、痛風の気はあるしで、どのみち、長くはなさそうなんですが、で、演奏のほうはというと、ソロ先発はフィル・アーソーっすな。 悪くはないんですが、特に印象にも残らなくて、で、続くチェットのソロでは背後にサックスが地味に絡んで来たりして、でもって、満を持してペッパー君、登場。 やっぱ、いいっすな、この人。 で、続くカー・パーも世間の評価は格下なんでしょうが、プレイそのものは秀でたものがあって、で、以下、 ts→ds→tp→ds→as→ds→p→ds の4バースでそこそこ盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 別口アルバムのタイトルにもなっている 「ピクチャー・オブ・ヒース」 。 名前を見ても分かる通り、ヒースのオリジナルっす。 ここからヒース物3連発になるんですが、中ではコイツがいちばんキャッチーな旋律を持っていると言っていいのではなかろうかと。 戦慄するほどではないんだけど、前立腺が肥大するワケでもない旋律。 そう表現すれば分かりやすいかと思いますが、演奏のほうは本アルバムの中で、いちばんハード・バピッシュであるな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 ソロの先陣を切るチェットも頑張ってるし、続くペッパーは快調だし、アーソーまあまあ、カー・パー良好。 カー・カスのソロを挟んで、フロント陣とピアノ弾きが再登場。 ロー・マラとの絡みで楽しませてくれて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。 ということで、6曲目。  「フォー・マイルス・アンド・マイルス」 。 ゆったりとしたテンポの佳曲でありまして、各自のソロも良好。 で、ラストは 「C.T.A.」 っすか。 何の略なのか、面倒なので調べるのはやめておきますが、リー・モーガンの 『キャンディ』 でも取り上げられていた、元気のいいナンバーでありますな。 やっぱりちょっと気になったので、何の略なのかを調べてみたんですが、 ここ にその回答らしきものが。 この妹の説の信憑性は干瓢レベルのような気もするんですが、もしこの解釈が正解だとするなら、 『プレイボーイズ』 の最後にコイツを持って来たセンスは、なかなか。 確かにジャケットのエロい姉ちゃん、“tits” にまず目がいきますもんね。 “chin” のほうもけっこう目立つんですけど。 とまあそんなこんなで、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 出だし、なかなか順調で、イケるやんっ♪ そう思っていたら、次第にウエスト・コースト色が強くなってきて、個人的には、ちょっと…。 そんな感じのチェットでありました。 丁々発止の超ハッシュドビーフに期待すると、小綺麗にまとまりすぎていて、ちょっと拍子抜けだったりするんですが、カレーのようなスパイシーさにも欠けてるしー。 が、よくよく聞いてみると、なかなか味わい深いものがあったりして、これは、じっくりコトコト煮込んだスープであるな。 そういう結論に達したんですが、ただ、チェットの存在感は今ひとつ希薄かと。 ペッパーのリーダー作だと考えれば、それなりに楽しめます。 胡椒の効いたスープ、けっこうイケますぜ♪


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