昆虫、俺の肩を～、抱きしめてくれ～♪ ということで、今日は昆虫について考えてみたいと思います。 昔、桑名にありましたよね。 駅前のパルの中でしたっけ？ 呉服屋さんだったのではなかったかと記憶しております。 …って、それは 「こんちう」 。 そんなローカルな話題、誰も着いてこれないと思うんですが、今でもあるのかと思ったら、ちゃんとありました。 ほれ 。 下の一覧の真ん中あたり、No.401のところ。 2005/3/13時点のこの情報で、果たして今でもちゃんとあると判断していいのか、甚だ疑問ではあるんですが、とりあえず昔、パルの中にあったことは wikipedia で確認出来ました。 ２階ですな。 ジャスコ婦人衣料、いづみ屋呉服店 （呉服） 、こんちう （呉服） 、オーサカヤ （衣料） 。 見事にソソられるものがないラインアップでありますな。 パルで用事があるのは地下と１階と４階のコマチヤ （おもちゃ） と、５階の桑名スポーツと関西電波と、屋上のペットショップ山下くらいで、２階と３階はエスカレーターで通過するだけのエリアでしたからなぁ。 さんざん既出かとは思いますが、地下で気になるお店といえば、ととや （鮮魚） と、くさりや （鮮魚） 。 魚屋で 「ととや」 って、あまりにもひねりが無さ過ぎるし、魚屋なのに 「腐り屋」 というのも、ちょっとどうか？ 子供心にもそう思わずにはいられませんでしたが、腐り屋 （鮮魚） 。 まったく説得力がありませんよね。 ま、肉でも魚でも果物でも、腐りかけがいちばん美味しいという話があるので、百歩譲って 「腐りかけ屋」 （鮮魚） ならまだ許せるんですが、いや、カッコ書きにちょっと問題がありますか。 「腐りかけ屋」 （不鮮魚） なら大丈夫っすかね？ ま、この 「くさりや」 という商号は 「腐り」 とは関係なくて、 「鎖屋」 とか、そんなところから来ているのだろう。 オトナになった今では、そう冷静に判断することが出来るんですが、とか思っていたら、違ってました。 くさりや物語。 「あんたんとこ、腐りかけの魚ばっか並べとるんやに、腐れ魚の大高売りや、くさりやにしたらええがや」 って、そのまんまかいっ！
昆虫だけで、とても１回分が賄えるとは思えないので、まだまだ引っ張る所存でありますが、何でもいいけど三重弁と名古屋弁が微妙にミックスした居酒屋の女将の一言でありますな。 「腐れ魚の大高売り」 というのが今ひとつよく分からんのですが、もしかしたら名古屋の大高から桑名に嫁いできた女将だったりするとか？ そんな 「くさりや」 が今では総売上高 121億円の大企業になっているとは思ってもみませんでしたが、現在、くさりやグループ全体で取り扱う生鮮マグロは日本全国の約４割にも達し…って、マジかよ！？ 「ととや」 とか、今では見る影もないような気がするんですが、世の中、何がどう転ぶか、分かったものではありませんなぁ。 ちなみにサバ家御用達の魚屋はわりと近所にある 「魚常」 という店だったんですが、 “うおつねのオッサン” はちょっと見た目が怖い系のキャラだったので、子供の頃、買い物に行かされるのがちょっと苦痛でありました。 子供だと思って、露骨に後回しにされたりしたし。 ま、購入品が 「タコの足３本」 とかだったりして、まったく上得意ではなかったので、邪険にしたくなる気持ちが分からないでもない朝日ソーラーじゃけん by 菅原文太。 で、ソーラーと言えば、某中学校の太陽光発電設備設置工事の監督をすることになった。 そんな話を何度か書いているんですが、昨日から本格的に工事が始まりました。 昨日というのは７月５日（土）のことなんですが、休日出勤を余儀なくされて、今日は真面目に原稿を書く時間がありません。 ヤル気のほうは、もっとありません。 明日は昼から工程会議があるんですが、前回の打合せ議事録をまだ作ってなかったりするし。 ま、そっちのほうは昨夜のうちに何とか片付けたんですが、明日から平行して入ることになっている某水道施設の点検業務の資料をまだ整理してなかったりするし、床屋にも行きたいし、うーん…。 床屋と言えば子供の頃から行きつけの床屋が、とんでもない制度の改悪をしてくれちゃいました。 この床屋、子供の頃から通っているよしみで、いつも森永のチョコボールをくれるんですが、長い歴史の積み重ねで銀のエンゼルが５枚たまって、 「おもちゃの缶詰」 をゲットしたことも。 単なるグリコのおまけの詰め合わせみたいなもので、コドモ心にも思いっきり期待外れだったりしたんですけど。 オトナになってからは２～３年に１回 “銀” が出るかどうかといったペースで、「オトナのおもちゃの缶詰」 は未だに入手出来ずにいるんですが、どうやらそれが永遠に駄目になっちゃいそうな。 この４月からの消費税増税に際して、料金の値上げは行わない。 そういう宣言が出されて、おお、やるじゃん。 良心的やん♪ そう感心していたのもつかの間、その代わり、チョコボールのサービスはやめさせて貰うと。 マジかよ！ それなら普通に値上げしろよ！ そう思わずにはいられませんが、こうしてまたひとつ、オトナの夢が潰えていくのでありますなぁ。 厳しい世の中です。
ということで、昆虫です。 大阪の高校生 ： ムシ触れない６割、２５年で倍増。 最近、そんなニュースを目にしたんですが、ま、当然でしょうな。 キモイですからね、ムシ。 あんなもの、とても素手で触ろうとは思いません。 コドモの頃はわりと平気で、ハエを捕まえて羽根をむしって、鉛筆のケースに入れて飼育したりしたこともあるんですが、鉛筆のケースというのは、 こんなの 。 １ダースで買うと、けっこう立派なケースが付いてくるんですよね。 で、その中に羽根をむしったハエを入れておいたら数日後に何やら得体の知れない小さな虫が大量に湧いて、非常にキモかった。 そんな話を前に書いた気がするんですが、人間、連載を 1,129回も続けていると、同じネタの繰り返しになっちゃいますよね。反省はしません。 小学校だか中学校だかのプールで何やら丸い固まりのようなものを見つけて、指でチョンチョンと突いたら中から小さな蜘蛛の子供がワラワラと出て来たのも非常にキモかったんですが、 「蜘蛛の子を散らす」 という言葉の意味が 「百聞は一見にしかず」 でありましたなぁ、ありゃ。 ありましたと言えば先日、マンホールポンプの不具合調査で、制御盤の電線管のネオシール （←隙間を塞ぐ粘土のようなもの） を取ったら、管からアリがゾロゾロと這い上がってきたこともありました。 アリという昆虫も有りか無しかと言われたら、ナシっすよね。 ナシという果物は、ぜんぜんアリなんですけど。 とまあ、小さいムシ系がゾロゾロ、ワラワラという状況が非常に苦手な僕でありますが、じゃ、大きいムシ系が１匹とかなら大丈夫なのかというと、それも駄目。 カブトムシとかクワガタにもぜんぜん興味がなかったし、カマキリも嫌いだし、バッタとかは、まあ、さほど害がないのでわりと大丈夫なんですが、イナゴとかを佃煮にしちゃうのは駄目。 それをソフトクリームに突き刺すとか、もってのほかです。 長野に行くとイナゴソフトとか、あるらしいっすよね。 バッタソフトというバッタもんもあるみたいですけど。 「探偵！ナイトスクープ」 でやっていた “マゴタロウムシ” というのもキモかったっす。 ググってみたら動画があったんですが、 これ 。 あ、これはちゃうヤツですなぁ。 もっと古いので、同じようなのがあったんですよね。 どの業界もネタの使い回しで急場を凌ぐキューバ人。 そんな状況のようでありますが、古いバージョンのほうは依頼者の主婦がなかなかいいキャラだったし、娘の幼女が可愛かったし、息子のほうはアゴが尖り過ぎだったし、出来ればそっちのほうを見たかったんですけど。 この孫太郎くん、太郎くんの孫ではなく、ヘビトンボの幼虫なんだそうですが、親のほうも大概アレでありましたなぁ。 画像検索とか、まったくお薦めしませんが、幼虫のほうは焼いて食べると美味しいそうです。 古いバージョンの依頼者の主婦は 「豚肉の味！」 とか言ってて、幼女もそれに同意しておりましたが、そういうことなら、ちょっと食べてみたいような気もしますなぁ。 でもまあ、豚肉の味なら普通にブタさんを揚げて醤油ダレを絡めてゴハンの上にのせて食べればいいような気もするし、再来週には越後湯沢に行く予定なので、タレカツ丼で妥協しておこうかと。
で、結局のところ何が言いたいのかというと、珍しい蝶を発見した。 そんなスクープをお届けしたいと思うんですが、先週の土曜日に多度の排水機場で仕事をしていたら、ヒラヒラと飛んでいたんですよね。 かなり弱っていたんですが、近付くと逃げるし、しょぼい仕事用のデジカメしか持っていなかったので、画像のほうはあまり鮮明ではないんですが、こんなヤツ。
で、更に調査を進めた結果、これ、カバマダラじゃないんじゃね？ そんな気もしてきました。 じゃ、何なのかというと、 ツマグロヒョウモン なんじゃね？ メスの画像を見ると こんな感じ で、もろにビンゴ。 日本では南西諸島、九州、四国、本州南西部で見られる。本州では1980年代まで近畿地方以西でしか見られなかったが、徐々に生息域が北上し1990年代以降には東海地方から関東地方南部うんぬん。 さほど珍しい存在ではなさそうな気配でありますな。 有毒なカバマダラに擬態して身を守っているっぽい。 そのように考えられているようですが、南西諸島以外に住んでる鳥さんはカバマダラの蒲焼きを食べて死ぬ思いをした。 そんな苦い経験はほとんどないに違いなく、普通に襲われて、食われて、ツマグロヒョウモンのメス美味ぇぇぇぇ♪ それで終わりのような気もしますな。 『琉球の蝶 ツマグロヒョウモンの北進と擬態の謎にせまる』 。 こんな本も出ているようで、なかなか興味深いものがあるんですが、北進しちゃった後は普通に増え続けていて、成虫は平地の草原や庭・空き地や道端など身近なところで見られる。 そんな存在になっちゃてるみたいです。 実際のところ、昨日、某中学校で仕事をしていたら普通にヒラヒラと飛んでいて、虫かごと網を持ってウロウロしていた近所のガキにも普通にスルーされておりました。 とまあそんなこんなで、この蝶に対する僕の興味は急速に薄れてしまったので、今日のお話は、おしまい♪
ということで、今日はジジ・グライスっす。 前回はジャケ絵を書くのがめっちゃ楽。 そんな罠に釣られて、アルト編なのに間違えてバルネ・ウィランを取り上げるという失態を犯してしまったんですが、でもまあ、それも済んだ話だし。 で、今回、土曜日が仕事なのは分かっていたので、予めジャケ絵のほうだけ書いておいたんですが、出来はともかくとして、気分的にはかなり楽であります。 もう、終わったも同然なんですが、ジジ・グライスなんて誰も真面目に聞こうとはしないので、後半は適当に流しておいても不満の声は出ないと思うし。 知名度はそこそこあるのに、人気のほうはさっぱりなんですよね、この人。 1983年3月14日 （満57歳没） って、今から20年近くも前にお亡くなりになっているのも、別に気にも留めていなかったんですが、 アルト奏者というよりも、作編曲家としての評価のほうが高い人だったりします。 Wikipedia によると、グライスの作風は、和声の選び方において、同時代ではタッド・ダメロンやベニー・ゴルソン、ホレス・シルヴァーの作風に近い。 そんな記載が見られますが、そのホレス・シルヴァーはつい最近、お亡くなりになられたようでありますな。 2014年6月18日 （満85歳没） 。 春一番に比べれば、かなり長生きしたと言えそうですが、 2014年7月3日（満47歳没） 。 自分に当て嵌めたら、余命１年強と宣告されちゃうレベルですもんね。 そう考えると、真面目にレビューなんか書くのがあほらしくなっちゃうですが、ということで、さ、適当に片付けちゃいましょう。 で、今日は 『レミニシン』 という１枚を取り上げてみたいと思うんですが、ジャケットに “GIGI GRYCE ORCH-TETTE” と記載されているように、クインテットやセクステットといった小編成で、オーケストラっぽいオーケテットなサウンドに挑戦しよう！ そういった野心作である模様です。 面子的にはリチャード・ウイリアムスとリチャード・ワイアンズのダブル・リチャードと、ヴァイブのエディ・コスタの参加がソソられるポイントだったりするんですが、ベースとドラムスも堅実なところを押さえているし、大爆発はしないものの、大崩れもしない爺臭いジジのことなので、おそらく無難に手堅くまとめてくれているのではなかろうかと。 とまあそんなことで、演奏を聞いてみることにしましょう。
１曲目、 「ブルー・ライト」 。 ジジのオリジナルの中で最も有名で、人気の高いナンバーっすよね。 他人名義だと、エディ・コスタがピアノで演ってるドラキュラ城っぽいジャケットの これ が有名なんですが、懐かしいですなぁ、ごんあじ台風。 今も、ちょっとヤバめな台風が接近中なんでしたっけ？ 転勤のおかげで、電話で呼び出される恐れは、かなり激減したと言っていいと思うんですが、で、演奏のほうはアレですな。 ２管のわりとシンプルなハモリでテーマが演奏された後、ピアノ→トランペット→アルトの順で、各自のソロが展開される。 そういうアレだったりするんですが、各ソロのつなぎに短いアンサンブルが挟まれるところが、地味にジジっぽいかな？ …と。 終盤にも第２テーマの合奏みたいなパートが出て来て、でもって、メイン・テーマに戻って、おしまい。 悪くはないんだけど、さほどインパクトもない。 そんな仕上がりでありました。 で、次。 「キャラバン」 。 きゃー、ウマ、きゃー、ロバとか、もう言いません。 さすがにちょっと飽きました。 で、演奏のほうはというと、ヴァイブが中心なイントロに続いて、２管＋エディ・コスタの絡みでテーマが演奏されて、で、以下、トランペット→アルト→ピアノの順で、各自のソロが展開されることになります。 個人的にはリチャ・ウイの躍動感のある吹きっぷりが印象に残ったんですが、ジジくんも年寄りなりに頑張っているし、エディ・コスタの摩訶不思議なヴァイブもサイトリーマカ（冬虫夏草配合）っぽくて、マカマカ。 いや、なかなか。 冬虫夏草って、虫嫌いの僕からすると、ずっと夏の草のまま腐っていって欲しい存在だったりするんですが、オーソドックスなリチャ・ワイのピアノもなかなかいい感じだったりして、で、終盤に第２テーマの合奏みたいなパートが出て来て、でもって、メイン・テーマに戻って、おしまい。 単なるハード・バップには終わらせないジジの執念のようなものを感じさせる１曲でありました。
で、次。 アルバム・タイトル曲の 「レミニシン」 はジジくんのオリジナル・バラードっす。 ジジって、魔女の宅急便の黒猫のおかげで、爺臭いイメージが払拭されてなによりでありますが、テーマ部はトランペットにヴァイブが絡む→アルトにヴァイブが絡む。 そういった流れになっておりまして、で、それ以降は色んなものが絡み合ったりしております。 からみ大根とカラメルの絡みだとか。 甘辛くて微妙な味になっちゃいそうなんですが、実際のところ、無駄に懲りすぎて、ごちゃついた仕上がりになっちゃている印象も。 でもまあ、オーケテットっすからね。 そういう方向性であることを頭に入れて、諦めて受け入れるしかありません。 ということで、次。 以下、スタンダードとジャズ・オリジナルな選曲で、ジジくんのオリジナルは出て来なくなっちゃうんですが、手始めはジェローム・カーンの 「イエスタデイズ」 。 けっこう色んな人が様々なアレンジで料理している印象のあるナンバーなんですが、ここでのジジの編曲は、なかなかに縦横無尽で、ラララむじんくん。 チャント星人 という、ちゃんとした名前があるんですな、あの宇宙人。 コリャ・53歳 （地球上の年齢では約26歳） － 宇宙の海苔佃煮卸売り業者勤務。 無駄に設定が細かいんですなー。 で、演奏のほうはというと、かなり速めなテンポ設定だったりして、アルト→ミュート・トランペット→ヴァイブ→ピアノの順で、わりと充実したソロを堪能出来る仕上がりになっていたりもします。 きっちり計算された部分とラフなアドリブとの対比が秀逸で、堆肥好きの園芸マニアも納得の仕上がり。 で、次。 「ジー・ブルース・ジー」 。 ランディ・ウエストン作のようです。 聞いた覚えのないタイトルなんですが、曲そのものは聞き覚えのあるものだったりして、編曲のほうもわりとシンプルな仕上がり。 で、ソロ・パートはジジ→リチャ・ウイ→リチャ・ワイの順でありますな。 で、終盤に第２テーマの合奏みたいなパートが出て来るのも定番と化しておりますが、でもって、本テーマが出て来て、おしまい。
で、次。 「ア・ナイト・イン・チュニジア」 。 いいですよね、チュニジア。 首都はチュニスっすよね。 アルジェリアの首都がアルジェなのと似たような思考パターンなんですが、ナイジェリアの首都がナイジェじゃないって、空気を読めてないじぇ。 で、話をチュニジアに戻しますが、首都の中学校で２年生に住んでいるところと学年を聞けば、「チュニスっす。中二っす。」 そんな答えが返ってくると思うんですが、いいっすよね、中学生。 僕が工事の監督をやっている某中学校にも大量の中学生が棲息しておりまして、もっか、それだけが楽しみだったりするんですが、原液ＪＣが可愛いのはもちろん、ＤＣが意外と礼儀正しかったりするのに驚かされます。 「こんにちわー。お疲れ様でーす！」 とか、声を掛けてくれるんですよね。 僕が中学生だった頃は これ のジュニア版みたいなのが幅を利かせていたんですが、時代も変わりましたなぁ。 今の女子中学生は安全ピンで男の心を誘ったりはしませんからなぁ。 つめを伸ばしマニュキア （無色から色物へと発展） って、昔のスケバン、半端ねぇぇぇぇ。 で、演奏のほうはというと、ヴァイブと２管との絡みがなかなかアレだったりして、各自のソロもこの上なく良好。 １曲だけ参加のレジー・ワークマンも、レジ打ちのバイトみたいな名前とは裏腹な強烈なベースを披露してくれていて、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「ディアリー・ビラヴド」 。 いかにも小唄小唄したナンバーなんですが、演奏のほうはシンプルなアルトのワン・ホーン風。 綿密なアレンジは時としてクドくなり過ぎる嫌いがあるんですが、その点、ジジくんはうまく人心を掌握しておりますな。 チェンジ・オブ・ペースとして、実に有効的だと思います。 ソロ・パートにはリチャード・ウイリアムスも登場して花を添えて、もうひとりのリチャードのワイアンズのほうもブルージーなピアノを披露してくれてます。 で、２管の絡みによるセカンド・テーマっぽい合奏パートがあって、そんなこんなで、おしまい。
ということで、ラストっす。 「テイク・ジ・Ａ・トレイン」 。 最後にあまり個人的に好きではない曲を持って来られて、ちょっとアレだったりするんですが、冴え渡るアレンジの手腕もあって、それなりに楽しめる仕上がりとなっておりました。 少なくともイカよりは手腕があると思うんですが、イカは腕が２本で足が８本、タコは腕が６本で足が２本なんだそうですな。 頭足綱・鞘形亜綱・八腕形上目のタコ目なので、腕が８本だと思われていたんですが、最新の研究によって、うち２本は足であることが判明したんだとか。 ま、イカやタコに何本腕があろうとも、編曲の手腕があるとは思えないので、ジジ・グライスの足下…というか、腕元にも及ばないんですが、音楽センスのある千手観音とかだと、ちょっと凄そうなんですけど。 観音 ＝ 音が観えるとか言ってる時点で、人間業とは思えなかったりするんですが、とか言ってるうちにテーマに戻って、とまあそんなことで、今日のところは以上っす。
【総合評価】 冒頭、個人的な目玉だった 「ブルー・ライツ」 が今ひとつ地味だったので、その後の展開に危惧が持たれたんですが、そこから持ち直しました。 アルト奏者としては今ひとつ特徴がないキャラなんですが、アレンジャーとしてはゴレンジャーよりも上なんじゃー。 そんな気概を感じさせ、出来のほうもまあまあなので、そこそこお薦め♪
