金沢と加賀温泉郷と越後湯沢に行ってきました。 某中学校で太陽光発電と空調の仕事の監督をすることになり、夏休み期間中はまとまった休みが取れそうにないので、7月18日(金)に代休を取って、忙しくなる前に遊びに行くことにしたんですが、ま、結果、この週末も普通に忙しかったりしたんですけどね。 現場代理人代理のおっちゃんに仕事を押し付けて、その代わりに僕は温泉を満喫してきた次第でありますが、ま、会社のお土産に 「五郎島金時せんべい」 ( ← ここ 参照 ) を買ってきたので、それで義理は果たせたと思うんですけど。 宿の売店で試食したら、わりと美味かったんですよね、これ。 どこかで食べたことがあるような味だと思ったら、カルビーの 「 おさつスナック 」 の味に少しだけ塩分を足したようなお味。 おお、まさしくそれ。 てるてるぼうずちゃん、なかなか適切でありますが、で、このお土産をどこで買ったのかというと、山代温泉の 瑠璃光 。 当初は山中温泉の 吉祥やまなか に泊まる予定で、さんざんネタとしても取り上げてきたんですが、直前になってドタキャンしちゃいました。 その要因は、この 「おもてなし」 にあるんですが、鉄板焼きで贅沢に仕上げた焼きたてバターミルクパンケーキと、美肌効果のあるオリジナルソースで午後のひと時をゆったり優雅にお過ごし頂けます。 おお、めっちゃエエやん♪ この上なくソソられるものがあるんですが、時間が16:30までというのがネック。 こいつを頂く為には金沢を14時頃に出発しなければならなくて、それだと昼食+観光1箇所くらいで終わってしまいます。 翌日は無駄に越後湯沢まで移動するプランを組んじゃったので、観光に使えるのは午前中だけなんですが、 鶴仙渓 の散策だけでは時間が余っちゃいそうだし、金沢まで足を伸ばすと時間が足らなくなっちゃうし、うーん…。 諸悪の根源はパンケーキなんですが、これさえなければ夕方5時頃にチェックインすればいいので、その分、金沢でゆっくり出来るんですけどね。 で、いろいろと考えた結果、宿泊先を山代温泉に変更することにしました。 山代は景色がクソつまらんので、あまり気が進まなかったんですが、瑠璃光って、ちょっぴりロリっ子みたいで、かなりソソられるものがあるし、露天風呂付客室がなかなかよさげ。 特に 「新・星の棟」 のほうはウッドデッキもあって、ウド鈴木くらい出来がよさそうなんですが、予算的にちょっと厳しいものがあったので、新ではないほうの普通の 「星の棟」 で妥協することにしたんですが、ま、詳しくはそのうち、 しかるべきコーナー で紹介するとして。
ということで、まずは金沢です。 今から4年ほど前、小松基地の航空祭に絡めて散策したことがあるんですが、えーと、 ここ っすか。 とにかく、もりもり寿司で食べた 「のどぐろの炙り」 が、めっちゃ美味かった。 その印象が強すぎて、兼六園ネタとか、写真すら出て来なかったりするんですが、GPSのログ解析もリンク切れになっちゃってますな。 データは残っていたので、改めて紹介させて頂くと、
【前回の金沢散策の軌跡】 (←Click Here!!)
こんな感じ。 兼六園までバスで行って、園内を散策して、金沢城公園を通って、ひがし茶屋街を散策。 で、主計町茶屋街を通って、駅まで歩いて帰る。 そういうルートでありますな。 で、今回は逆に駅からバスに乗って、まず最初に 「ひがし茶屋街」 を目指すことにしたんですが、何故かというと、のどぐろを食べたかったから。 あの時以来、再開出来ていないんですよね。 是非、もう一度味わってみたいんですが、ナマよりも火が入ったほうが好印象だったので、「金沢 のどぐろ 炙り」 でググってみたところ、 こんなページ がヒット。 おお、真ん中の 「のどぐろ炙り丼」 、いいぢゃん♪ で、この 「海鮮丼 澤ノ屋」 という店に行ってみることにしたんですが、念のため、ホットペッパーからネット予約を入れておきました。 ご予約希望時間:11時00分から、ご利用方法:席だけ予約。 「席だけ」 しか選択肢は無かったんですよね。 で、金沢に着いて真っ先にこの店を目指したんですが、店の外観はこんな感じです。
とりあえず、ひがし茶屋街と主計町茶屋街を散策してみました。 しゅ…主計町。 知らないとなかなか 「かずえまち」 とは読めないんですが、いかにも由緒がありそうで、ヨイショっと。 何年か前に行った時は、風情は、ひがし茶屋街>主計町やな。 そんな印象を持ったんですが、今回はそれが逆転しました。 特に 「あかり坂」 の辺りが、なかなかいい感じです。
ということで、次。 今週もまたあまり時間が無かったりするので、駆け足・足踏みになっちゃいますが、昨日の土曜日は半日仕事&夜は桑名の花火大会鑑賞。 桑名駅で爆破予告があって、近鉄・JR・養老鉄道・三岐鉄道北勢線がぜんぶ止まって、パニックだったみたいですなー。 隣町の踏切では不審物も見つかったようです。 「爆弾」 と書かれた紙が貼ってあったそうで、怪しい! あからさまに怪しい! 今日は電車で名古屋に行かなければならないので、影響が無いといいんっすけどねぇ。 ちなみに名古屋へ何をしにいくのかというと、パソコンの講習。 支店長からCADの勉強しろ、講習を受けたいなら自分で探せ。 そう言われて、仕事がない時の暇潰しにちょうどいいやぁ。 そう思って受けることにしたんですが、何やかんやで忙しくなってしまって、休みの日にしか行けなくなってしまいました。 空きがあれば好きな時間に入れることが出来て、直前のドタキャンも大丈夫なんですが、今日は記念すべき受講第1日目ですからね。 塩サバの原稿を犠牲にしてでも、最初くらいはきちんと受けておこうかと。 ということで兼六園なんですが、ま、普通になかなかいい感じの庭園であったな…と。
で、続いては 金沢21世紀美術館 であります。 山中温泉宿泊プランを採用した場合、兼六園と茶屋街は前にも行ったことがあるので、金沢で1ヶ所だけ選ぶとするなら、ここやな。 そんなふうに考えていたんですが、山中チャンを捨てて大正解。 何か、思ってたよりも今ひとつだったんですよね、この美術館。 のどぐろは食えん、美術館はつまらん。 パンケーキも思ったほどではなかった。 パンツのほうがよかった。 そんな結果に終わってしまうところでした。 いや、パンケーキは期待に違わぬ出来である可能性もあるし、山代温泉宿泊プランを採用したところで、パンツ方面に何らかの発展があったワケではないんですが、で、この美術館、屋外展示を含めて、半分くらいの展示はタダで鑑賞することが出来て、それはそれで、なかなかだったんですけどね。 カラー・アクティヴィティ・ハウス とか、芸術作品としては、ちょっとどうか? そんな気がしないでもないんですが、児童公園の遊具だと思えば、それなりかと。 有名な スイミング・プール も、以下同文。 ちなみにこのプール、外から中を覗く分には無料 (ただ) なんですが、実際は、透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけで、ガラスの下は水色の空間となっていて、鑑賞者はこの内部にも入ることができます。 この内部に入るにはお金がいります。 ま、鎌倉の大仏も胎内めぐりは別料金だったりしますからね。 ま、あちらは20円だから、そんなに不満は無いんですが、こちらは特別展とコレクション展で1,360円とか取られたりしますからね。 ま、胎内より見応えがあるのは確かなんですが、68倍の価値があるかと言うと、甚だ疑問。 というか、どこをどうやって見ればいいのか、よく分かりませんでした。 館内は迷路みたいになってるし、館内や各展示室には係員みたいな人が常駐していて、常に監視されているみたいで、落ち着きません。 ほぼ展示はスルーして、這々の体で美術館から立ち去った次第でありますが、おかげで時間に余裕が出来て、当初は諦めていた金沢城公園まで回ることが出来たのは、ま、アレでありましたな。 で、今回の散策の軌跡がこちら。
【ひがし茶屋街〜兼六園〜金沢城公園散策の軌跡】 (←Click Here!!)
無駄に7キロも歩いていたんですな。 どうりて疲れた筈です。 ひがし茶屋街から兼六園への移動は歩いて歩けない距離ではないと踏んで、バスを使わなかったんですが、それより21世紀美術館まで足を伸ばしたのが無駄足だったかも? ま、見ずに帰っていたら、それはそれで後悔しただろうし、「行かずに後悔するより、行って後悔」 ということで、自分を納得させるしかありません。 今年の夏に予定していた鳥取に来年は必ず行って、21世紀梨を食って、21世紀美術館を見返してやるぅ! そう心に誓って、金沢を後にした次第でありますが、で、駅から特急に乗って加賀温泉駅まで行く、際にちょっとしたトラブルが発生。 指定席を押さえていたサンダーバードくん、遅れてるやんっ! 駅の構内放送によると、どうやら七尾線の列車の中で急病人が発生した模様。 おっ、あれか? ドラマとかでよく見る 「お客様の中に、お医者様はいらっしゃいませんか?」 というヤツっすかね? 急病になった人には悪いんですが、何だかちょっとワクワクしちゃいますなぁ。 …とか思っているうちに、新しい情報が入ってきたんですが、どうやら急病人というのは七尾線の普通列車の運転手である模様。 「お…お客様の中に、な…七尾線の運転を経験された方は…、うっ、ウゲッ…」 車内、大パニック! いやあ、意外な展開になって来ましたなぁ。 結果、運転手は救急車で運ばれたようで、特急のほうは30分くらいの遅れで金沢駅に到着したんですが、急病がもとで鉄道事故にならなくて、不幸中の幸いでありましたなぁ。 で、加賀温泉駅から送迎車に乗って山代温泉に到着したんですが…、と、ここまで書いたところで時間が迫ってきたので、とりあえず名古屋に向かって出発します。 この続きは、またあとで♪
ということで、今日はフィル・ウッズなんですが、行ってきましたぜ、CAD講習。 桑名駅は爆破予告事件の余波などまったくなくて、ナハナハ。 平穏そのものでありましたな。 で、講習のほうはというとパソコン系のスクールなので、若いギャルが多数。 中身のほうはというと、基本、パソコンで操作ムービーを見て、その後、自分で真似てみるというスタイルなので、コミュ障でも何とかなりそうです。 東京の講師のオッサンとテレビ電話で会話させられたのは、こっ恥ずかしくてちょっとアレだったんですが、オンライン講師システムというのはこの先、利用する気はまったくないので、ま、いいとして。 可哀想な講師は荷馬車に揺られてドナドナされることになるものと思われますが、この先、1.5時間の講習をあと40コマ取らなければなりません。 先は長いですなぁ。。。 とまあそれはそうとフィル・ウッズなんですが、 白人アルトの中ではもっともパーカー派なキャラとして知られておりますよね。 黒人ジャズ至上主義者の僕でも普通に楽しめる存在だったりするんですが、今日は 『フィル・トーク・ウィズ・クイル』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 『フィル話す、クイルと共に』 というタイトルが示す通り、同じ白人奏者であるジーン・クイルを加えた2アルト物だったりしております。 大寺院、食い入る視線は、みうらじゅん。 基本、昆布青年作のこの俳句でしか知られてないキャラなので、今後の展開に不安が持たれるところでありますが、とりあえずまあ、適度に頑張ってみるとして。
ということで、まずは1曲目です。 「ドキシー(T)」 。 よく知られたロリンズのオリジナルなんですが、後ろに (T) が付いているのは、最後にまた (U) が出てくることへの伏線だったりするんですが、個人的にさほど好きな曲ではなかったりするので、何もわざわざ2回もやることは無いのに。 そんな気がしないでもありません。 よほどアレンジに変化を持たせているのか、あるいは単なる別テイクなのかは、今の時点では判断出来ないんですが、とりあえずのところ、(その1)のほうは普通にドキシーでありますな。 セクシーでなければ、力士でもない。 そんな感じ。 編曲のほうは2本のアルトの絡み具合がキモになろうかと思うんですが、何と言うか、ま、わりと普通にオーソドックスっすな。 で、ソロ先発はフィル・ウッズで、あとの方がジーン・クイルである。 そう、日本語ライナーで岡崎正通クンが書いているので、それをそのまま素直に受け入れることにしますが、岡崎と言えば、オカザエモン。 この度、はとこの 「ワルザえもん」 ( ← 写真 左側 ) というのが登場したみたいですが、こりゃ、完全にハズしましたな。 隣の幼女はなかなか可愛くていいんですが、とか言ってるうちに、ソロは2人目らしきほうに突入。 個人的には1人目よりもこっちのほうが出来がいいように思えるんですが、正通クンを信じるなら、クイルのほうが上ということになりますか。 いや、改めて聞き直してみると、ま、似たようなものでありますな。 どちらも適度にまあまあで、そこそこだったりするんですが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。
で、次。 「ア・ナイト・イン・チュニジア」 。 並び建つ、内藤医院、忠実屋。 そんな関サバ師匠作の俳句で有名な1曲でありますが、バップ・スタイルを信望するふたりの情熱がそのまま表われているような、アルバム中でもひときわエキサイティングなトラックである。 そういうアレであるようですが、エキサイティングなトラックというと、遠州トラックとか? 「ふくろい遠州の花火」 では、ここが提供するジャンボワイドスターマインが最高にエキサイティングらしいんですが、2ちゃんねるの関連スレのタイトルも 【袋井】 ふくろい遠州の花火 【遠トラは神】 だったりするし。 【桑名】 水郷花火花火 【NTNは神】 に匹敵するんですかね? 総打ち上げ数は2万5000発だそうで、トータルでは惨敗の様相なんですが、最大号数は8号玉のようで、デカさでは2尺玉=20号玉×16発の桑名のほうが勝ってる? で、演奏のほうはというと、確かになかなか興奮的でありますなぁ。 2管の激しい絡みでテーマが演奏された後、わりとクールな感じのピアノのソロが登場するんですが、ボブ・コーウィンっすか。 ぜんぜん知らない人っすな。 調べてみたらどうやらレニー・トリスターノ門下生で、50年代のフィル・ウッズのサイドで知られる。 トリスターノ譲りのモダンなハーモニー・センスながら、よりリラックスしたスタイルでアニタ・オデイ、チェット・ベイカーなどの歌の伴奏で活動。 そういうキャラであるようです。 トリスターノ派とか、ぜんぜん聞く気にはなれなかったりするんですが、こうして半強制的に聞かされてみると、そんなに毛嫌いすることはないような気も。 で、続くアルトのソロはクイル、ウッズの順であるようですが、クイルくん、悪くないっすな。 ちょっぴりトーンがヘロヘロなんですが、フレーズそのものは、けっこうハード。 続くウッズも荒削りな荒瀬の温泉がぶり寄りなパワーで圧倒して、で、以下、ニック・スタビュラスのドラムス・ソロ → ベースのソニー・ダラスとの絡みとかがあったりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、ソー・エキサイティング!
続く 「ヒム・フォー・キム」 はウッズのオリジナル。 キムというのはウッズが結婚したチャーリー・パーカーの前夫人のチャンの連れ子の名前である。 そういうアレだったりするんですが、学校でのあだ名は間違いなく 「将軍様」 とか 「カリアゲ」 とかだったりするんでしょうなぁ。不憫です。 で、これ、哀愁味を帯びたファンキーな佳曲だったりして、キムなどというジョンウンな名前がちょっと勿体ないくらい。 ソロはウッズ→ピアノの人→クイルの順であるようですが、2人のアルトはもとより、ピアノの人も何だか凄くいい感じだし、いやあ、いいっすなぁ。 ということで、次。 「ディア・オールド・ストックホルム」 。 これまた日本人好みなヤツを持って来てくれちゃいましたな。 駄曲・駄演なら解説のほうも適当に流すことが出来て、気分的にも楽なんですが、これはアレですな。 かなり速めのテンポ設定だったりして、ちょっぴり意表を突かれて、うひょー。 そういうアレでありますな。 個人的にはここらでひとつ、バラードを持って来てくれると嬉しかったんですが、ま、これはこれでアリかと。 ソロはウッズ先発で、クイルが後発。 その間に何とかというピアノの人が挟まるんですが、ここでもかなりの好演だったりして、で、次。 パーカー・ナンバーの 「スクラップル・フロム・ジ・アップル」 。 スクラップルの 「ル」 は余分やろ感が半端なかったりするんですが、最後のアップルとで韻を踏ませたかったんでしょうな。 その気持ちは分からんでもないんですが、かなり速いテンポで、とってもパーカーな世界が展開されていて、何より。 面倒なので詳しくは触れませんが、アレンジ的にもそこそこ凝った仕掛けが施されていたりします。 参加者各位のソロもそれぞれ完全に吹っ切れちゃった感があって、とまあそんなこんなで、ラスト。 「ドキシー(U)」 。 (その1) よりもちょっとだけテンポが速くて、途中にピアノのソロも挟まっていたりして、ということで、今日は以上です。
【総合評価】 期待に違わぬウッズと、期待以上によかったクイル&ピアノの人。 結果、思った以上に、お薦め♪