FIRST PLACE AGAIN (WARNER BROS)

PAUL DESMOND (1959/9/5,6,7)

FIRST PLACE AGAIN


【パーソネル】

PAUL DESMOND (as) JIM HALL (g)
PERCY HEATH (b) CONNIE KAY (ds)
【収録曲】

(01-03) I GET A KICK OUT OF YOU / FOR ALL WE KNOW / 2 DEGREES EAST , 3 DEGREES WEST
(04-05) GREENSLEEVES / YOU GO TO MY HEAD
(06-07) EAST OF THE SUN / TIME AFTER TIME
【解説】 ( 2014年08月24日更新 / 連載 1,134回 )

 高校野球を見に行って来ました。 オトナになって甲子園に行くのは3年ぶり3回目ということになるんすかね? この 「ぶり」 というのが今ひとつよく分からなかったりするんですが、2014年8月17日(日)天気 : 曇。 今日、1年ぶりに、ぶり大根を食べた。 そう日記に記した場合、前回ぶり大根を食べたのは2013年なのか、2012年なのか。 その答えは ここ にありましたが、僕が前に甲子園に行ったのは恐らく、 2011年の事だったのではなかろうかと。 となると3年ぶりで合ってますかね? エ〜、ウッソ〜、ヤダ〜、カワイイ〜♪ ぶりぶりぶりっ子 Rock'n Roll ぶりぶりぶりっ子 Rock'n Roll 3年ぶりっ子 ワラサ、ぶりっ子♪ ( ← 「ぶりっこROCK'N ROLL」 の節で歌ってね♪) ワラサがブリの子であることを詠み込むなど、魚類に対する深い造詣を窺わせますが、僕なんかサワラとワラサがごっちゃになっていたりするんですけど。 これを歌っていたのは 紅麗威甦 でしたっけ? こんな難しい漢字まで書けて、国語の成績も悪くはなさそうなんですが、 「15歳で“オバン”と言われます」 。 こんな歌も出していたんですな。 このところ仕事で某中学校に通い詰めているんですが、1年生らしき女子生徒はまだ全然コドモっぽいのに、3年生だと俄然オトナっぽくなっていたりしますからね。 小学校の時の卒業文集に 「20年後の私」 みたいな企画があって、女子児童はほぼ全員が “オバン” と書いていたんですが、何もわざわざ20年熟成しなくても、3年間で十分だったんですなぁ。 オバンと言えば京都には “おばんざい” という料理があって、これがまた見事にオバハンっぽい食い物だったりするんですが、おばんざい = オバン万歳の略…ではなくて、漢字で書くと、お番菜。 番茶の 「番」 っすな。 番茶は、遅い時期にできる茶の意味で 「晩茶」 と呼ばれ、最初に摘む 「一番茶」 に対し、二番目、三番目に摘んでくる茶の意味で 「番茶」 の字が当てられた。 ほぉ、それは知りませんでしたなぁ。 「番茶も出花」 という諺もあるので、オバンと言われても決して悲観することはないと思うんですが、とまあ、そんなこんなで3回目の甲子園。

 1回目の時は夜中に出発して、西宮駅近くの駐車場で車中泊。 そんなプランだったんですが、これが失敗でした。 クルマの中で寝るというのは昔、スキーの時によくやっていたので、楽勝ぢゃん♪ そんなふうに楽観していたんですが、冬と夏とは大違い。 寒い時は寝袋と毛布の併用とかで何とか対処出来るんですが、クソ暑いのは何ともなりませんな。 エンジン掛けっぱなしでエアコンをガンガンというのは車中泊の美学に反するし、暑いからフリチンで…というのは、別に美学には反しないような気がするんですが、社会性に反する行為だったりするし、で、またチョイスしたのが立体駐車場だったのもアレでしたな。 灯りが煌々、風が抜けずに蒸し蒸し。 結局、ほとんど寝られなかったんですが、寝不足での炎天下の野球観戦はなかなかツライものがありました。 2回目の時はその反省を踏まえて、尼崎駅の近くの 「あま湯」 という温泉施設に泊まることにしたんですが、カプセルホテル併設なので、朝までグッスリ、すやすや。 …と、そんな目論見だったんですが、これまた大ハズレ。 夜、遅い時間に到着したからなのか、カプセルは既に満室で、それどころか仮眠室にもまったく空きがありませんでした。 尼崎の労働者の溜まり場みたいになっているんですよね、ここ。 廊下でのザコ寝を余儀なくされたんですが枕さえ入手出来ず、漫画コーナーにあった分厚めの本を3冊ほど重ねて代用しました。 結局、ほとんど寝られなかったんですが、寝不足での炎天下の野球観戦は辛かったっす。 キュウリの1本漬け、美味しかったっす。 最初は 「キュウリ (笑) 」 とか、思いきり馬鹿にしていたんですが、雨ってゅうのゎ。。 9割以上が水分。。。 そしてきゅうりも、9割以上が水分。。。 体を冷やす効果もあるみたいだし、浅漬けなら適度に塩分も補給出来るし、熱中症予防にはマヂ最強。 安倍川の花火大会の露店の冷やしキュウリで、思いきり食中毒を出しちゃってましたけどね。 5歳の女児が溶血性尿毒症症候群になっちゃったみたいで、可哀想。。。 まさかキュウリで食中毒とか、思いもよりませんでしたなぁ。 が、よくよく調べてみると、けっこうヤバいみたいですな、生野菜。 そういえば菅直人クンが一躍有名になった “O157” の事件もカイワレ大根が犯人…というか、犯カイワレ扱いされてましたよね。 結局は冤罪だったみたいですけど。 菅クン、自分で火種を撒き散らしておいて、自分で火消しに躍起になっていたんすかね? 「おい、ワレ!」 と、カイワレに詰め寄られても 言い逃れ出来ない状況なんですが、とまあそんなこんなで 「あま湯」 には、いい印象がまったく無かったりします。 1年ちょっと前に閉館しちゃったみたいですけどね。 1年後に再開を目指すとのことでしたが、未だに再起したという話は耳にしません。 所詮は 「あま湯」 、プロではなくて素人 (アマ) だったんでしょうなぁ、いろんな意味で。

 とまあ、2回続けてこの有様なので、甲子園からはしばらく足が遠ざかっていたんですが、今回はきちっと前泊の宿を押さえることにしました。 思い付いたのが直前だったので、ほとんど選択肢が無かったんですが、 都ホテルニューアルカイック を確保。 国道2号線沿いにひときわ高くそびえる高層22階建、阪神エリアのランドマーク的ホテル。 おお、いいぢゃん♪ 大阪湾方面の眺めが最高という噂なので、大いに期待していたんですが、案内されたお部屋は客室としては最下層に近い12階。 おまけに西向きで芦屋方面が地味に見えたりするだけだったので、ちょっとガッカリ。 ちょっと自棄になって、酎ハイでも飲んで不貞寝しようかと思ったんですが、館内の自販機のラインアップが極めて貧弱でありました。 〇〇階と〇〇階にしか自販機がなくて不便。 そんなクチコミを目にしていたんですが、肝心の 〇〇 の数字を覚えていなくて、適当に11階に降りてみたところ、見当たらず。 で、13階に上がってみたんですが、見当たらず。 何か上のほうの階だった記憶があるので、客室階としてはいちばん上である19階まで行ってみたんですが、ここにも無いやんっ!どこにも無いやんっ! 仕方なく12階の自室に戻って案内冊子を探し出してチェックした結果、14階・18階 自販機 (ビール・お茶) 。 そんな記載を発見したんですが、さば君、凄ぇぇぇぇ! 見事にハズレ階ばかりに行ってるやんっ! 同じ悲劇を再び繰り返さないように 「自販機、いいよ(14)、いいわ(18)」 。 そのように暗記しておこうと思うんですが、苦労して見つけ出した自販機は、ちっとも 「いいよ、いいわ」 ではありませんでした。 種類、少なっ! ビール(500ml缶)、ビール(350ml缶)、発泡酒(350ml缶)、お茶 (300mlくらいのペットボトル) 。 この4つしか無いんですよね。 マヂで (ビール・お茶) やん! 間違ったことは書いてない…というか、書かれていることがあまりにも正確過ぎて、文句の言いようがないんですが、ビールってそんなに好きでは無かったりするんですよね。 350mlでも持て余すレベル。 ま、なんとか飲んで、不貞寝しちゃいましたけどね。

 で、翌朝、5時に起きてチェックアウト。 近くのガストで朝メシを食って、甲子園から1.5kmほど離れた駐車場にクルマを止めて、歩いて球場に向かって、6時半頃に到着。 行列に並んで、7時過ぎにチケットの販売開始。7時半頃に入場。 そんなタイム・スケジュールでは無かったかと記憶しておりますが、中央特別自由席 2,000円という奴であります。 座席は この辺り を確保しました。 2014年8月17日(日)天気 : 曇。 いつ雨が降ってきてもおかしくない空模様なんですが、銀傘(ぎんさん)の下なので、ぎんさん (←きんさんの妹) も安心。 ぎんさんの娘四姉妹は幼い頃に亡くなった次女を除く4人全員が90歳超えって、遺伝子のパワーが半端なかったりするんですが、しかし何ですなぁ。 1週間も前の高校野球のレポって、今さら感が半端ありませんなぁ。 で、何でもいいけどこれを書いている8月16日午前7時25分現在、三重高校、強ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! 初戦で広陵相手に9回まで 「4−2」 で負けていた時点で、終わったと思ってすっかり安心していたんですが、あそこから追いついて、延長になってサヨナラ押し出しで勝っちゃうとは! ぶっちゃけ、松阪の癖に生意気だぞ! そんな思いが強くて、素直には応援出来なかったりするんですよね、桑名人の僕としては。 四日市がトンテキで、津が餃子とウナギで、そこそこ名前を上げて来ているのも何だか悔しいし、松阪にはもともと松阪牛というキラーコンテンツがあるし、 「松阪マーム死体水事件」 というのもありましたよね。 四日市には 「四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件」、別名 「ハムスター爺さん事件」 というのがあったし、もっと頑張れよ、桑名! 花火大会の夜に 「桑名駅ほか爆破予告事件」 というのが勃発して、これは盛り上がるかと思っていたんですが、あまり全国に知れ渡ることもなく、犯人が逮捕されちゃいました。 ま、マジでクソ迷惑な話だったので、捕まって何よりなんですが、そんなことで有名になったところで、あまり褒められた話でも無いしぃ。 三重高の活躍で三重県がメジャーになって、その余波で桑名の話題も出るようになればいいな。 そんなふうに思えるまで、僕もオトナになったんですが、とまあそんなこんなで、1週間前の試合を今さらながら簡単に振り返っておきましょう。


< 第1試合 : 沖縄尚学 (沖縄) VS 作新学院 (栃木) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

  《 試合結果 》 (←クリックすると試合結果に飛びます。)

 こういう結果でした。 写真もバシバシ撮ったんですが、ぶっちゃけ、どれも似たり寄ったり。 ニタリ貝とか、そういうのはありません。 どれもピッチャーとバッターばっかり。 ファインプレーの瞬間とかを撮りたいと思っていたんですが、ボールの行方をカメラで追いかけるとか、絶対に無理ゲーっすよね。 プロのカメラマンとか、プロだけあって、さすがだと思わずにはいられません。 アマの 「あま湯」 とはレベルが違いますよねー。 せめて本塁でのクロスプレーでもと思ったんですが、それもぜんぜん駄目だったりして、ちゃんとボールが写っていて、凄ぇぇぇぇ! そのレベルで自己満足しておこうかと。 で、試合のほうはと言うと、1回の表と裏にいきなり1本ずつホームランが飛び出して、波乱の予感が。 が、その後は両チームとも、さっぱり打てなくなって、淡々としたペースで進んで行きました。 特に作新学院はまったくヒットが出る気配が感じられなかったんですが、沖縄尚学のピッチャーの山城くん、被安打3、四死球0、14奪三振だったんですな。 初回のホームラン以外は、ほぼ完璧。 凄ぇぇぇぇぇ! で、この沖縄尚学に完勝しちゃった三重高、強ぇぇぇぇぇぇ!


< 第2試合 : 八戸学院光星 (青森) VS 武修館 (北北海道) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

  《 試合結果 》 (←クリックすると試合結果に飛びます。)

 で、次。 北国同士の地味な組み合わせ。 ま、八戸学院光星はわりと強かったりするので、北北海道の武修館などというよく分からん高校は惨殺されちゃうだろうな。 そう、誰もが予想していたんですが、意外なくらいの接戦となりました。 投手戦なのか貧打戦なのか、両チームとも、まったく打てる気配が皆無。 これまた淡々とした試合でありましたな。 4回裏、武修館の攻撃。 エラーで出たランナーが盗塁。キャッチャーの送球が逸れて1死3塁、犠牲フライで1点先取。 その後は「1−0」のまま膠着状態になっちゃったんですが、武修館は6回までノーヒット。 も…もしかしてこれは、史上初かもしれない 「ノーヒット・ノーランを食らって、試合には勝つ」 という貴重な試合になるかも? 球場全体が期待感からザワザワし始めたんですが、7回裏についにチーム初ヒットとなる2塁打が出てしまって、これで逆に試合の流れが変わってしまいましたな。 ノーアウト2塁から送りバントを試みるも、3塁で封殺。 次のバッターはダブルプレーで、チャンスを潰してしまって、で、続く8回表の八戸学院光星の攻撃。 先頭バッターがヒットで出塁。 次の打者が送りバントをしたんですが、2塁に投げて、これがフィルダースチョイス。 続くバッターの送りバントを今度は3塁に投げてしまって、またまたセーフになってしまいました。 ノーアウト満塁。 こりゃ、あかん。 球場にいた誰もがそう思ったに違いありませんが、案の定、そこから打たれまくって 「4−1」と、あっさり逆転を許してしまいました。 その裏、武修館も1点を返して大いに盛り上がったんですが、反撃もそこまで。 終盤に大きく試合が動いて、マモノもそこそこ活躍してくれて、なかなか面白い試合でありました。 結果論で言うと、無理して2塁とか3塁に投げずに、着実に1塁に投げて1アウトを取っていたら、どう転んでいたか分からないんですが、ま、それもまた人生。


< 第3試合 : 富山商 (富山) VS 関西 (岡山) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

  《 試合結果 》 (←クリックすると試合結果に飛びます。)

 で、次。 これまた投手戦。 特に富山商業の森田くんは今大会でも注目のピッチャーでしたよね。 実際のところ、関西の各バッターはまったく打てる気配が無かったんですが、4安打、11奪三振でありましたか。 9回の裏、凄くラッキーなヒットで1点を返して、球場もちょっと盛り上がったんですが、最後は富山商業のレフトだかにファインプレーが飛び出して、試合終了。 ここ でその様子が見れますかね? というか、最初からこのリンクを貼っておけば、臨場感が皆無な僕の適当な選評など、干瓢ほどにも必要がなかった気がするんですが、ま、この実況もたいがいウザかったりするんですけど。 で、この富山商も日本文理に負けちゃいましたなぁ。 森田くんの後に出て来て逆転サヨナラ2ランを打たれちゃったメガネくん、可哀想。。。 ああいうモテる要素が皆無の選手って、無条件で応援したくなるんですよね。 ま、試合後の号泣で母性本能をくすぐられたオバサンも少なくないと思うし、長い人生、この先きっといいこともあるに違いありません。 ドンマイ! 僕が行った時には登板の機会が無くて、生メガネくんのご尊顔をカメラに収めることが出来なかったのは、ちょっと残念。


< 第4試合 : 敦賀気比 (福井) VS 春日部共栄 (埼玉) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

  《 試合結果 》 (←クリックすると試合結果に飛びます。)

 で、次。 1回戦で選抜優勝の平安に快勝した春日部共栄と、弱小県のイメージが半端ない福井代表の敦賀気比。 桑名から敦賀って意外と近くて、それなりに親近感があったりするので頑張って欲しいところなんですが、ちょっと厳しいっすかねぇ。 …とか思っていたんですが、初回から気比打線が爆発。 4番の岡田くん、バックスクリーンへの先制2ランって、凄ぇぇぇぇ! 詳しくは Web で。 2回裏、春日部共栄の守備がボロボロで4点取られて、この時点であっさり勝負は決まっちゃいましたが、とまあそんなこんなで、おしまい。

 以上でレポは終了です。 ちなみに過去2回は僕がナマで観戦した試合で勝ったチームがいずれも優勝しております。 決勝戦を見たのならそれも当然なんですが、2回戦とか、せいぜい3回戦とかだったと思います。 2010年が興南、2011年が日大三高。 ま、僕が見た試合で負けたチームが優勝するよりは確率が高いかも知れませんが、で、日大三高と言えば、僕が泊まった都ホテルニューアルカイックを宿舎にしていたみたいですな。 東京代表の指定宿になっているようで、今年は日大鶴ヶ丘の選手が泊まっていた模様。 初戦で富山商に負けちゃいましたけどね。 自販機にビールとお茶しかなくて、やさぐれた気分で不貞寝しちゃったのが敗因? 「あま湯」 を宿舎にしていてば自販機だけは無駄に充実していたので、森田くんをマウンドから引きずり下ろして、メガネくんも打ち崩せたかも知れないのにぃ。 で、この過去のジンクス(?)からすると、今年の優勝は敦賀気比ということになるかも? もうすぐ順決勝が始まるんですが、三重高の相手は日本文理でありますかぁ。 新潟にはこの夏に行ったんですが、たれカツ丼もそれなりに美味しかったし、松阪人がこれ以上調子に乗ったりするのもアレなので、頑張って欲しいところでありますなぁ。 いずれにしろ、歴史に残るような名勝負になることを期待して、今日のところはおしまい♪

 ということで今日はポール・デスモンドなんですが、今週もまた例によって、ほとんど時間がありません。 金曜日の夜が会社の送別会&歓迎会、土曜日がお仕事で、日曜日は床屋&CAD講習。 4月の消費税増税に伴いチョコボールの配布サービスを廃止するという信じられない暴挙に出たウチの近所の某床屋でありますが、今日は余っていたらしいチョコボールをくれました。 やれば出来るんじゃん。 これからもこの調子で頑張れよ! そうエールを送りたいところでありますが、で、昼メシを食って、名古屋に出掛けてCADのお勉強をして、家に戻って来た結果、三重高 「5−0」 で完勝してやがるやんっ! 強ぇぇぇぇぇぇ! 三重大会の準決勝では稲生 (いのう) 高校という地味なところを相手に5回表まで 「6−3」 で負けていたのに、雨でノーゲームになったんですよね。 次の日の試合は 「5−1」 で勝ったんですが、稲生タン、可哀想。 ま、こんなところが甲子園に出場したら初戦大虐殺負けは必至だったので、結果オーライなんですが、でもって今日の第2試合は大阪桐蔭が 「15−9」 で敦賀気比に勝ったんですな。 大阪桐蔭 VS 三重高となると、判官贔屓でハルク・ホーガンを応援する人が増えそうな気配なんですが、とまあそんなこんなで、デスモンド。 デイブ・ブルーベックとのコンビがあまりにも有名で、なかでも 「テイク・ファイブ」 が絶大な人気だったりするんですが、日本では一発屋というイメージが強いかも知れません。 本国アメリカでは根強い人気を誇っていたみたいですけどね。 で、今日は 『ファースト・プレイス・アゲイン』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんですが、最初にも書いたように、今日もまったく時間がありません。 それ以上にヤル気もありません。 昨日のうちにジャケ絵だけ書いておいたのが、まだ救いだったりするんですが、これは競技場のスタンドで何らかのスポーツを応援する人達をモチーフにしたものでありますな。 昔のPL学園の応援みたいに人文字でアルバム名とリーダーの名前が書かれているんですが、余計なことをしやがって! そう思わずにはいられません。 真面目に書く気などさらさらなくて、かなり適当に片付けたんですが、それでも大概、クソ面倒臭かったっす。 二度とこんな人を嘗めた真似をしないよう、猛省を求める次第でありますが、で、これ、楽器編成はというと、ギターのジム・ホールが入って、ピアノが抜けるという、変則的なワンホーン・カルテットだったりするんですが、でもって、ベースはパーシー・ヒース、ドラムスはコニー・ケイでありますかぁ。 昆布青年から、血の気の薄いチアノーゼ・コンビとか言われちゃいそうですなぁ。 面子からして、激しいアドリブの応酬には琴欧洲が優勝に絡む可能性と同じくらいしか期待が持てなくて、室内楽的というか、イージーリスニングというか、そっち方向のアレであるものと思われますが、とまあそんなことで、軽く流しておきましょう。

 ということで1曲目。  「アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー」 。 僕のつたない英語能力からすると、キック・アウト = 蹴り倒す。 そんなイメージを持ってしまうんですが、 「君にこそ心ときめく」 。 そんな、ちょっと微妙な邦題が付けられていたりします。 コール・ポーターの作なんですが、楽曲的にも個人的な趣向からはちょっと離れたものがあったりして、あまり期待は持てません。 で、聞いてみた結果、やっぱりちょっとアレだったんですが、ソフトな透明感をもつトーンとともに淀みなく流れるアドリブ・フレーズは、泉のように湧き出して尽きることがない。 そう、岡崎正通クンは絶賛しております。 確かによくよく聞いてみると、単なる “お気軽リスニング” とは一線を画したものがあって、立派にジャズしてる。 そのように評価してもあながち大きな間違いではないような気がしないでもありません。 続くジム・ホールのソロも、なかなか。 で、次。  「フォー・オール・ウィ・ノウ」 。 個人的にはビリー・ホリディの名唱が印象に残っているナンバーなんですが、それとはぜんぜん違う曲のように聞こえてしまいます。 ま、デスモンド版もコレはコレでアレなんですが、ゆったりしたテンポの、いかにも小唄小唄した仕上がりの、ほんのちょっとした小品。 そういったアレでありますな。 イージーと言えば、いい痔なんですが、良性で何よりでありましたなぁ、切れ痔。

 ということで、次。 この調子の超適当さなら簡単に終わっちゃいそうで、ちょっと気が楽になってきたんですが、ジョン・ルイス作の 「二度東、三度西」 。 ちょっぴり意味深な香田晋。 そんな感じのタイトルなんですが、初演はパシフィック・レコードの 『グランド・エンカウンター』 っすか。 東海岸派と西海岸派のミュージシャンの偉大なる邂逅。 そういった趣向のアレだったりするので、曲名もそれに因んだものなのではなかろうかと。 根はブルースなんですが、ジョン・ルイスのことなので泥臭さとかドグロバっぽさとか、そういったものとは無縁で、それなりに楽曲的な仕上がりになっていたりします。 アルトとギターの他に、パーシー・ヒースの地味なピチカート・ソロもフィーチャーされていたりするんですが、ま、ポール・チェンバースのアルコ・ソロよりはマシだと思って、諦めて貰うしかありません。 で、次。 小学生にもお馴染みのイギリス民謡、 「グリーンスリーブス」 。 「緑の3人組ブサイク女」 ではなく、「緑の袖」 という意味らしいんですが、いやあ、これはいいっすな。 デスモンドの吹く透明なアルトの迷路にぴったりマッチ。 ジム・ホールのギターもいい感じに絡んで来ます。 続く 「ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド」 も、以下同文。 この辺りが本作のハイライトであると言ってよさそうなんですが、で、次。  「イースト・オブ・ザ・サン」 。 軽やかな小唄です。 ということで、ラスト。  「タイム・アフター・タイム」 。 軽やかな小唄・アゲインです。 ということで、おしまい。

【総合評価】 まあまあだったと思います。


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