OUTA SIGHT (PACIFIC JAZZ)

EARL ANDERZA (1962/3)

OUTA SIGHT


【パーソネル】

EARL ANDERZA (as) JACK WILSON (p,harpsichord)
GEORGE MORROW (b) JIMMY BOND (b) DONALD DEAN (ds)
【収録曲】

(01-03) ALL THE THINGS YOU ARE / BLUES BAROQUE / YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
(04-06) FREEWAY / OUTA SIGHT / WHAT'S NEW
(07-09) BENIGN / LONESOME ROAD / I'LL BE AROUND
【解説】 ( 2014年09月07日更新 / 連載 1,135回 )

 久しぶりに鬼饅頭を食べました。 鬼饅頭というのはアレです。 角切りのサツマイモを生で大量に食ったら気持ち悪くなって、思わず吐いちゃったゲロを凝固させた食い物。 ま、見た目がソレっぽいというだけで、実際の製法は違うとは思うんですが、ゲロと言えば10月10日の金曜日。 有給休暇を取って泊まろうと思っていた下呂温泉の宿があるんですが、結局のところキャンセルしちゃいました。 この日は秋の高山祭 (2日目) であることが判明して、それに絡めて押さえていたんですが、下呂って高速のインターからゲロ遠くてアクセスが今ひとつだし、高山から下呂まで戻っちゃうと、次の日に長野方面へ移動するのがゲロ面倒になっちゃうし、何より下呂には観光的にまったく見るべきものがなさそうで、名前にインパクトがあること以外、これといった取り柄が無かったりするんですよね。 泊まってみたい宿はいくつかあったりするんですが、下呂ごときなど、その気になればいつだって何とかなるし、花火がある時に行くというのが得策だったりするかも? で、その日は飛騨古川に泊まることにしようかと思うんですが、ぶっちゃけ、古川にもあまりいいイメージはなかったりするんですけどね。 何故かというと、ナガシマスパーランドでバイトしていた時に一緒に働いていた古川クンというのが、今ひとついけ好かない奴だったから。 そんな個人的な理由があったりするからなんですが、不幸になれ! そう念じながら、日々を過ごしておりました。 するとある日、遊具の汽車に轢かれて腰の骨を折ってしまって、さすがにちょっと気の毒に思ったりもしたんですが、汽車の運転を担当していたのは若いギャル系の社員でしたからね。 彼女が業務上過失傷害とかで叱られちゃうんじゃないかと、ちょっと心配。。。

 とまあ、そんな飛騨古川に初めて行ってみようかと思っているんですが、押さえた宿は 八ツ三館 。 「やっさん館」 と読むようですが、「怒るで、しかし!」 とか言いながら、横山やすしが出て来そうな名前でありますな。 飛騨の匠の息吹を感じる端正な和室 “観月楼” 、国登録有形文化財の “招月楼” 、露天風呂付き客室がある “光月楼” と、3つのタイプがあって、招月と光月で迷うところなんですが、予算さえ許せば断然、露天風呂付き客室が魅力的なんですけどね。 が、国登録有形文化財というのも捨てがたいものがあります。  ま、名前が大層なわりには、さほど歴史的な価値は無かったりするんですけど。 ネーミングの発想がちょっぴり有栖川有栖っぽい耕三寺耕三が金に飽かせて造った耕三寺のパチモン寺院ですら登録されていたりするしぃ。 というか、桑名の石取会館だとか、“ちんこくさん” にある楽翁公百年祭記念宝物館ですら登録させているというのだから、その価値たるや、推して知るべスタ・スタローン。 よって、この部屋 にしておこうかと。 本間からの景観は対岸の本光寺と足下の清流荒城川の借景…というのが、いいっすな。 本光寺というのは一般的な知名度はほとんど無いかと思うんですが、ATOKだと本工事、本小路に次いで3番目に候補として出てくるところを見ると、それなりに立派だったりするのではなかろうかと。 寺の名前に見覚えはなくても、 三寺まいり というのは聞いたことがあるかも知れません。 瀬戸川に灯る千本ろうそくの揺らめき、縁結びを願って着物姿でお参りする若いギャル。 いいぢゃん♪ 激しく心を揺さぶられるものがあるんですが、毎年1月15日の開催なんですな。 残念ながら今回は見ることが出来ませんが、何でもいいけど 〜地元からひとこと〜 の担当者の名前が鮎飛定男(あゆとび・さだお)って、何か凄ぇぇぇぇぇぇ。 何だかこう、鮎の塩焼きのステマをやる為に生まれてきたような苗字ですよね、 鮎飛 。 全国人数 : およそ10名っすぜ! で、この三寺のうちの一寺が 本光寺 。 飛騨市最大の木造建築なんすか。 立派じゃん! 飛騨最大ではなく、飛騨市最大というのがちょっと微妙だったりするんですが、名前が大層なわりに飛騨地方を代表する市では、ぜんぜん無かったりしますからね、飛騨市。 この市名については、旧飛騨国の中心部を占める高山市との激しい対立があった。 そんな経緯もあるようですが、三重高校が私立の癖して、三重県を代表する高校のような面 (つら) をしているのと同様でありますな。  吉城郡古川町・神岡町・河合村・宮川村が合併して出来たんだから、古神河宮 (ふかかみ) 市とかでよかったのにぃ。

 で、この部屋の半露天風呂、温泉ではなく、沸かし湯というのがちょっとアレなんですが、部屋に 足湯 があるというのが珍しいっすな。 原稿書きが捗りそう? で、お料理もなかなか凝ったものを食わせて貰えそうです。 飛騨牛がミニステーキらしいのが、ちょっと物足りない気がするんですが、でもまあ、マイクロステーキじゃないだけマシだと思って、妥協するしかないっすかね? 別注でミニじゃないステーキを頼むことも出来るんですが、飛騨牛A-5等級100g 6,300円、飛騨牛A-4等級100g 4,200円。うーん…。 A-5等級なんて、河島英五クラスでないと、なかなか頼めませんよね。 等級が上がるほど脂分が増えるだけなので、E-3等級100g 980円とかで、全然いーさん。 そんな気もするんですが、よく考えたらそれでも十分に高い肉っすよね。 部屋の等級を落として、その分、A-4等級100gに注ぎ込もうかとも思ったんですが、ま、肉は他でも食えるので、ミニで妥協しますかね? ということで、お昼は 高山グリーンホテルの日帰りプラン を押さえることにしました。 リッチに飛騨牛150g!日本料理「緑亭」で贅沢ランチ『緑風御膳・松』 若干の切れ数は変わりますが、画像では食べ応えのある厚さで15キレ!! おお、凄ぇぇぇぇ! ということは、1切れ当たり10gっすか。 暗算が苦手な僕でもこれくらいは即答出来るんですが、昼間っから、これ+天麩羅とか、ちょっと重すぎるような気もしますな。 せっかく下呂温泉を回避したのに、今度は下痢のほうが不可避っぽい? 写真を見る限りでは 月替わり御膳 のプランで十分な気がするんですが、時間の都合で日帰り温泉に浸かるのはちょっと厳しいっぽいので、 月替わり御膳&季節のケーキでゆっくり満喫♪ というのにしようかと。 あーでも、ここの温泉もなかなかよさそうなんですよねー。 ぶっちゃけ、ケーキにはそれほど拘りもないし、温泉&ランチは翌日に回して、初日は飛騨古川で食べることにしますかね? そのほうが高山祭もじっくり楽しめるような気がするしぃ。

 飛騨市のグルメは ここ が詳しいようですが、 〜味処古川〜 の 飛騨牛朴葉味噌ステーキ定食 が無難で美味そう♪ 最初に予定していた下呂の宿の晩飯のメインはこれ系っぽくて、食い物はあっちのほうがよかったかな? そんなふうに思っていたんですが、昼間のうちにここで補完しておけば、万事解決。 早めに昼メシを食べて、宿にクルマを止めさせて貰って、鉄道で高山に移動して、お祭りを満喫。 そういうプランで行こうかと思うんですが、で、初日の観光のメインとなる秋の高山祭の式次第は こんな感じ のようです。 これ の屋台バージョンに相当する 「屋台曳き廻し」 は、初日しかないんですな。 宵祭も同様。 ま、飛騨古川泊まりだと高山での夜遊びはちょっと辛いので、やってくれなくて正解なんですが、で、2日目にはどんな催しがあるのかというと、屋台曳き揃え。 これは一体どういうものなのかというと、曳き揃えられて停止している屋台を、ただぼーっと眺めるだけ。うーん。。。 しかも屋台に手を触れるのは厳禁なんですな。 タダでは触らせて貰えないし、現金を払っても、おさわり厳禁。 払うだけ、損。 ちなみに春と秋では出てくるモノが違うようで、 「八幡祭」 では10〜11台の屋台が曳き揃えられる模様です。 桑名の石取祭だと、山車が35〜40台くらいは出てくるので、数だけでは圧倒。 しかも鐘と太鼓の演奏付きで、けっこう賑やかだったりしますぜ。 日中はダラけていて、ヤル気がまったく感じられない時間帯も多いんですが、夜になると元気に曳き廻されるし、部外者でもロープくらいは引っ張らせて貰えるし、場合によっては鐘くらいなら叩かせて貰えることも。 それに比べて高山祭って、意外と地味だったりするのかも? ちょっと気になったので 動画 を当たってみたんですが、一応、お囃子のようなものはあるんですな。 御神幸 (祭行列) って奴ですかね? これは2日目も大丈夫みたいなんですが、で、高山祭と言えば何と言っても “からくり人形” が有名。 1日2回の奉納があるようですが、始まる1時間くらい前から場所取りをしないとまともには見れないようで、うーん。。。 動画を見る限り、屋台が曳き揃えられている現場でも大変な人だかりだったりしますよね。 もしかして、そんなに楽しめなかったりするのかも?

 …と、悲観的な気分になってる僕に朗報です。 古川祭屋台曳き揃え。 高山本線開通80周年を記念して、2014年10月11日(土)に開催。 おお、ドンピシャ! ふーう、夫婦でドンピシャ、ふーう、夫婦でドンピシャ♪ by キダタロー。 勝田清孝くん、殺人の6日後に絶賛出演で、すっかり有名になりましたよね。 一方、古川祭というのは今ひとつ有名ではない気もするんですが、 「起し太鼓」 と言えば、ピンと来る人もいるのではなかろうかと。 これ っすな。 今回、残念ながら半裸男の乱舞は見られないようですが、屋台曳き揃えの他、獅子舞、からくり実演、闘鶏楽組演舞、各台組囃子演奏、団子まきなどなど盛りだくさん。 高山祭に比べたら、そんなに人も寄ってこないだろうし、これは楽しみ〜♪ 下呂を捨てて飛騨古川にして大正解でありますな、こりゃ。 で、何の話でしたっけ? 鬼饅頭っすか。 これはどんな饅頭なのかというと、 こんなの 。 鬼饅頭 (おにまんじゅう) または芋饅頭 (いもまんじゅう) は、薄力粉と砂糖を混ぜ合わせた生地に、角切りのさつま芋を加えて蒸した菓子。主に愛知県などの東海地方で見られる。略して 「鬼まん (おにまん) 」 とも呼ばれる。 ほぉ。 近所の八百屋とかに普通に売っていたので、全国どこにでもある食い物だとばかり思っていたんですが、名古屋近辺の限定モノだったんですな。 角麩 というのもそうなんだそうですが、日本って狭いようでいて、意外と地方には独特の食文化があったりするものなんですなぁ。 で、飛騨地方のご当地グルメというと、僕が昼メシに食べる予定&旅館の朝メシにも出てくる筈の 「朴葉味噌」 のほかに 「漬物ステーキ」 なんかがあったりするみたいです。 飛騨古川だと ここ で食える模様。 略して 「漬けステ」 と呼ぶのが通みたいですな。 漬物を鉄板で焼いて玉子で綴じた料理のようですが、ソソられる要素は皆無でありますな。 で、一方、銘菓・スイーツ系はというと、 こちら 。 おお、なかなかの逸品揃いですなぁ。 大豆を醤油、砂糖、小麦粉で衣をつけ、じっくりと揚げた 「豆つかげ」 とか、イケそう♪ 節分の豆を喜んで食うハトなら、絶対にハマリそうですな、こりゃ。

 〜牧成舎〜 の 「もなかアイス」 も美味しそうだし、 「あげまんじゅう」 も食べてみたいし、ジャズが流れているらしい 壱之町珈琲店 も気になるところ。 飛騨牛カレーライス 地元野菜のサラダと珈琲 or ラッシーセットっすか。 ラッシーって何? 米屋で売ってるオレンジジュース? それはプラッシーっすな。 みかん汁プシャー! で、ここ、メロンパンも有名なようですが、何でも自称 「メロンパン愛好会会長(笑)」 の中田英寿くんが日本全国のメロンパンを食べ歩いた中での暫定1位に認定したんだとか。 その後、無事に “暫定” の2文字が消えたのか、あるいはどこかに抜かれちゃったのかは定かでありませんが、そんなに色々と美味しそうなものを出されても、全部は食えんっ! このお店は 「やっさん館」 からも近いみたいなので、とりあえずコーヒーだけでも飲んでこようかと思うんですが、飛騨古川、なかなか魅力的な町でありますなぁ。 ナガシマで一緒にバイトしていた古川クンも、そろそろ許してやろう。 そんな気になったりもした僕は随分とオトナになったものでありますが、とまあそんなこんなで、おしまい♪

 ということで、今日はアール・アンダーザっす。 誰? …と僕に聞かれても困る、謎のキャラだったりするんですが、詳しくは 超絶変態ジャズマニア 『デューク・M』 に何とかして貰うとして。 リーダー作を1枚だけ出して消えちゃったとか、幻っぽくてソソられるものがありまくりなんですが、今日はそんなアンダーザの 『アウタ・サイト』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 リーダー作が1枚しかないので、これしか取り上げようが無いんですが、録音されたのは1962年。 ジャズの主流がハード・バップからモード・ジャズへと移行しつつある時代でありますな。 一方、ジャズ・ロックみたいな糞ダサいのも台頭してきて、方向性の2分化が際立ってきた時期でもありますが、で、デューク・Mくん (デューク・マゾ? もしくはデューク・豆板?) がドルフィーについて言及しているところからすると、単なるパーカー直系のハード・バッパーとは一線を画した、格下の三下。 そういったキャラではないかと思うんですが、何だか下っ端臭が半端なかったりするんですよね。 にも関わらず、僕の持ってる日本盤のCDは 『天才アール・アンダーザ』 なんて邦題を付けて、自らハードルを上げまくってくれているんですが、果たしてその期待に応えてくれるのか否か、乞うご期待♪

 ということで、まずは1曲目。  「オール・ザ・シングス・ユー・アー」 。 単なるパーカー直系のハード・バッパーにとって、超定番の課題曲と言えるアレだったりするんですが、そこは天才。 ジャック・ウィルソンにピアノではなく、ハープシコードを弾かせるという暴挙にチャレンジしてくれております。 コアな日本のファンの間では、知名度も人気もリーダーよりは確実に上である名ピアニストに、何て余計なことを。。。 ヤングな頃に買ったカシオの 「弾けますトーン」 にも、この楽器の音色はプリセットされていたので、わりと身近な存在だったりはするんですが、ハープシコード = チェンバロなんですな。 今、ググってみて、初めて知った衝撃の事実。 となれば、それなりに格調も高そうで、ぜんぜん問題なさそうにも思えるんですが、いかんせん、ジャズにはあまりにもミスマッチ。 で、アンダーザくんのアルトのほうはどうなのかと言うと、ま、普通にB級っぽいパーカー系のアルト奏者って感じ? 盆栽極まりない僕が言うのも何ですが、さほど 「天才」 を予感させるものではありません。 アドリブ・パートに入るとフリーキーなトーンが目立ってきて、ねこ大好きフリスキーな感じが強まったりするんですが、続いて出てくるハープシのソロが何もかもブチ壊してくれます。 フレーズそのものはけっこういい感じっぽいのに、音そのものがあまりにもダサダサ。 で、ジョージ・モロウのベース・ソロがちょっぴりフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 エンディングはかなり前衛っぽくなったりするんですが、基本、ま、ハズレかな? …と。

 で、次。 アンダーザのオリジナルで、 「ブルース・バロック」 。 チェンバロの音色が、いかにもバロックな気分を高めてくれるブルース。 そういうアレだっだりするんですが、泥臭さと斬新さが良くない感じに混在していて、ちょっぴり僕の趣向にはそぐいません。 よって、解説のほうも、ま、適当でいいか…と。 ということで、3曲目です。 歌物ナンバーの 「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」 。 嫌でもアート・ペッパーと比べたくなっちゃう選曲なんですが、ここでのアンダーザはゆったりとしたテンポで、グルーヴィな演奏に終始しております。 わりとオーソドックスな吹きっぷりなので、保守派な僕でも受け入れ可能なんですが、ま、決して面白くはないな…と。 唯一の救いはジャック・ウィルソンが変な楽器ではなく、ちゃんとピアノを弾いてくれているところなんですが、そうそう、これ。 最初から普通にしとけばよかったんや! ということで、次。 アンダーザのオリジナルで、 「フリーウェイ」 。 中央フリーウェイ、右に見える競馬場〜、左はビール工場〜♪ 競馬場、ビール工場で、ちゃんと韻を踏んでいて、向上心の感じられる歌詞だったりするんですが、地図を見ると確かに中央自動車道を挟んで北に東京競馬場があって、南にサントリー武蔵野ビール工場というのがありますな。 これ 。 見学も出来るようですが、 八幡ライトと同じくらい楽しめるんですかね? 小学生の頃、近所の町工場に見学に行ったんですが、お土産にプラスチックの独楽 (こま) のオモチャを貰えて、とっても嬉しかったんですよね。 し尿処理場の見学では乾燥ウンコを貰ったヤツがいて、とっても羨ましかったのを覚えております。 オトナになった今は、処理前の生ウンコ用のポンプの整備とかをやらされるようになって、ちっちも嬉しくはなかったりするんですが、で、曲のほうはというと、いかにも 「フリーウェイ」 らしい、スピード感に溢れた仕上がりとなっております。 アンダーザのソロはちょっぴりソニー・クリスを彷彿させるものがあったりして、ごくごく普通に楽しめます。 ジャック・ウィルソンも普通にピアノだし、そうや、これでエエんや!

 で、次。 そのジャック・ウィルソンが作曲したアルバム・タイトル曲の 「アウタ・サイト」 。 いかにも新主流派といった感じのモーダルなナンバーでありまして、そこはかとない哀感もあったりして、この上なく日本人好みな間下このみ。 そういうアレだったりします。 幼女だった頃は可愛かったっすよね、間下このみ。 もろ、僕の好みだったんですが、ブルボンの 「味ごのみ」 は小魚のヤツだけが僕の好みではなかったりします。  味好まんものを 「味ごのみ」 に入れるな! そう思わずにはいられませんが、世の中にはアレを好む物好きもいたりするんでしょうな。 蓼食う虫も好き好き好き好き、愛してる〜、好き好き好き好き、一休さん♪ 幼女のさよちゃんも、けっこう可愛いっすよね〜。 で、演奏のほうはというと、アンダーザのアルト、ウィルソンのピアノ共々、この上なくモーダルで、素晴らしいっす。 続く 「ホワッツ・ニュー」 が、これまたなかなかなバラードの逸品だったりして、本アルバムのハイライトは間違いなくこの辺りにありそうなんですが、となると、後は落ちていくばかりでありますな。 適当に流しておきましょう。

 ということで7曲目。  「ビナイン」 はアンダーザのオリジナル。 なかなか快活なナンバーで、いいと思います。 アンダーザのソロも普通にオーソドックスで、いいと思います。 ウィルソンのピアノもいいです。 で、次。  「ロンサム・ロード」 。 歌モノだと思われるんですが、「笑点」 の歌丸くらいはいいです。 で、ラスト。  「アイル・ビー・アラウンド」 。 悪くはないです。 ということで、以上っす。

【総合評価】 奇を衒い過ぎて大ハズレに終わった冒頭の2曲から、何とか冷静さを取り戻しましたな。 ま、これが 「天才」 の所業かと言われると、かなり疑問があるんですが、ま、白菜くらいの才能はあるのではなかろうかと。 漬物にして、鉄板で焼いて、玉子で綴じたりすると結構イケるかもしれなくて、漬けステ好きの人には、オススメ♪


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