BRING IT HOME TO ME (BLUE NOTE)

BLUE MITCHELL (1966/1/6)

BRING IT HOME TO ME


【パーソネル】

BLUE MITCHELL (tp) JUNIOR COOK (ts)
HAROLD MABERN (p) GENE TAYLOR (b) BILLY HIGGINS (ds)
【収録曲】

(01-03) BRING IT HOME TO ME / BLUES 3 FOR 1 / PORT RICO ROCK
(04-06) GINGER BREAD BOY / PORTRAIT OF JENNIE / BLUE'S THEME
【解説】 ( 2014年11月16日更新 / 連載 1,143回 )

 今日は米菓について考えてみたいと思います。 いいですよね、米菓。 「小腹がすいたから、ちょっと米菓、食いてぇ。」 そう、チェット・ベイカーも言っておりましたが、意外と和風趣味だったりするんですな、チェットくん。 ま、アメリカは米国と言うくらいだから、米菓好きの米人がいても別に不思議ではないんですが、仏教徒の仏人とかも普通にいると思うしぃ。 独りよがりな独人とかも。 ちなみにガイジンって、あんこ系が駄目だったりするようなんですが、 「豆 = おかず」 という固定観念が強すぎて、甘い豆というのは生理的に受け付けないんだとか。 アジア系は大丈夫みたいですけどね。 羊羹にハマったインド人のコピペとか、あるしぃ。 これ 。 これを見ると芋羊羹や栗羊羹は、欧州人も米国人も普通に喜んで食っているみたいですが、で、 「2ちゃんねる」 のまとめサイトと言えば今日、ちょっとした衝撃の事実が発覚したんですが、元の記事はと言うと、香川県丸亀市にある遊園地 「NEWレオマワールド」 で枝切り作業をしていた71歳の爺ちゃんがジェットコースターに撥ねられて、意識不明の重体になったというニュース。 痛ましいですなぁ。 僕も昔、ナガシマスパーランドでバイトをしていて、ちょっと気にくわない奴だった古川クンが汽車に轢かれて腰の骨を折ったりしていたので、とても他人事とは思えないんですが、衝撃の事実というのは “レオマワールド” という名前の由来。 普通に遊園地っぽいなという感じで、特に疑問も持たなかったんですが、「レジャーは 大西に 任せろ」 、略して “レオマ” なんだそうで。 大西というのは創業当時の社長の名前でありますな。 が、大西に任せていたら経営が傾いてしまって、今では大江戸温泉物語が携わっているようですが、 「レジャーは 大江戸に 任せろ」 。 大丈夫ですね。 名前はそのまま継続出来ます。 途中、テーブルマーク (旧加ト吉) の支配下だったこともあるようですが、「レジャーは 加ト吉に 任せろ」 、略して “レカマワールド” 。 何だかオカマかネカマの世界っぽくて、あまり身を任せたくはありませんなぁ。 大江戸温泉物語が傾いちゃったら、今度はオスマントルコあたりに経営を引き継いで貰いたいところでありますが、ちなみにレオマワールドと微妙に名前が似ている “レオパレス” の名前の由来は “レオパード(豹)+とパレス(宮殿)” なんだそうです。 レオというとライオンのイメージなんですが、豹なんですな。 ひょ〜。 ラインズマンションを超える! そんな野望を持って、ライオンよりも足が速い豹を選んだんだとか。 ほぉ、足の速さでは 豹>ライオン なんですな。 試しにググってみたら、 こんなサイト がありました。 真ん中あたりにちょっとエロいの、下のほうにはわりとグロいのがありますが、陸上で最速の短距離走者はチーター。 これは有名ですよね。 水前寺清子がチータなのは “チビの民子” の略だというのと同じくらい、よく知られた話であります。 水前寺と言えば熊本にそんな名前の公園がありますが、芸名の由来はずばり、ここから。 清子のほうは加藤清正に因んだものなんだそうですが、お仲間の福島正則クンはつい先日、新聞沙汰になってましたよね。 これ 。 福島クン、福島第一原発絡みで、逮捕っすかぁ。 で、妻の忍容疑者(34)って、やっぱり忍者?

 とまあそれはそうと、米菓。 米で作った菓子、略して米菓なんですが、一口に米菓と言っても、いろいろな種類がありますよね。 一口で食べられる 「あられ」 から、一口では食べられない 「煎餅」 まで。 いや、一口煎餅というのもありますか。 円盤状の平たいのが 「煎餅」 、棒状の長細いのが 「あられ」 。 そういう見た目上の分類なのかと思ったら、違ってました。 原料とする米の種類がもち米であるものを 「あられ (おかき) 」 、うるち米であるものを 「煎餅」 という。 ほぉー。初めて知りました。 いや、前にも何かこれでネタを1本でっち上げたことがあるような気がしないでもないんですが、ぜんぜん構いません。先を続けましょう。 で、 「あられ (おかき) 」 とあるので、この2つは同義なのかと思ったら、原材料的にはどちらも 「もち米」 由来なんですが、そもそも 「もち米」 と 「うるち米」 は、何がどう違うのか。 そこから話を進めなければなりませんよね。 結論から先に言ってしまうと、モチモチしているのが 「もち米」 で、ウルチウルチしているのが 「うるち米」 。 そういうことになるんですが、このネタも以前に書いたことがあったような? 「ウルチウルチしている」 でググれば、答えは明白なんですが、あ、 ここ っすかぁ。 安永餅VSなが餅、宿命の対決でありますな。 …の多用がめちゃウザいんですが、中身のほうは、なかなかではないか? 読み返してみて、そう自画自賛している次第でありますが、 「もち米」 と 「うるち米」 の違いに関しては、あまり詳しくは述べられておりません。 これはもう、他人様の力を借りるしかありませんな。 ということで、 これ 。 餅は餅屋。 もちや に聞けば、大丈夫。 おもち関連(1.もち+副材料)(2.ダイス/短冊形の形状)、様々なお粥、雑穀赤飯などの米飯類に関するご相談、その他、当社へのご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。 前半の数式みたいな部分がちょっぴり意味不明だったりするんですが、 「もち米」 と 「うるち米」 の違いは、ずばり、でんぷんの構成にあるんですな。 アミロースとアミロペクチン。 個人的には前者のほうが牛ロースの網焼きっぽくて、大いにソソられるものがあったりするんですが、モチモチするのはアミロペクチンのお陰なんですな。 もち肌と鮫肌ではモチモチのほうに軍配が上がって、鮫肌ギャルに冷めちゃう人も少なくないんですが、お米の場合は適材適所。 赤飯なんかはモチモチ感がいいんですが、逆にチャーハン、ピラフ、カレーなんかはパサパサした米を使うほうが美味しいです。 タイ米なんかのインディカ種はアミロースの含有率が27〜31%とジャポニカ種よりも高いので、カレーにはいいんでかないかい、インディカ種。 そのように覚えておくと、いいんでかないかい?

 余計なことを書いたので話が見えにくくなっちゃいましたが、もち米を原料にして作ったお菓子が 「あられ」 もしくは 「おかき」 。 この2つは同じものなのかというと、より大きいものが 「おかき」 で、小さめなのが 「あられ」 。 そういう分類になるんだそうです。 クジラとイルカの関係みたいなものっすかね? 似たようなのにオルカというのもおるから、話がややこしいんですが、で、米菓の世界でこのオルカに相当するのが 「煎餅」 ということになろうかと。 いや、この例えはぜんぜん適切ではないかも知れませんが、うるち米を原料にして作ったお菓子が 「煎餅」 。 “餅を煎る” と書く癖に、もち米ではないんですな。 広義では穀物の粉を使って作ったお菓子を言うようで、例えば南部煎餅なんかは米ではなくて、小麦粉が原料だったりします。 せんべい汁の原材料っすよね。 あれはお菓子として食べるのとは別の、汁物専用の煎餅というのがあったりするようですが、元が小麦粉ということは、 「すいとん」 みたいな感じなんっすかね? 炭酸煎餅というのも、でんぷんや小麦粉が材料だったりするようですが、炭酸煎餅と言えば、有馬温泉。 前回 、今度の正月には淡路島に行って、日帰りプランで 【秋冬限定】悠湯昼膳プラン (阿波尾鶏と島海鮮の七福ぬーどる鍋 淡路牛石焼き付特別コース) を食べよう。 そんな話を書いたんですが、前言撤回。 またまた気が変わって、やっぱり4月に淡路島の南のほうと真ん中辺りで1泊ずつすることにして、この冬は有馬温泉にでも行ってみようかと。 で、 月光園・鴻朧館 というところの日帰りプランに変更しちゃいました。 【昼食お日帰り】 寛〜くつろぎ〜 神戸肉鉄板焼き箱盛膳 というのを申し込んでみたんですが、「メイン料理には神戸牛の鍬焼きをご用意しております。」 だそうです。 え? 鉄板焼きじゃなくて、すき焼き? 一瞬、そう思ってしまったんですが、“鋤 (すき) ”ではなくて“鍬 (くわ) ” ですな。 くわ焼き。 じゃ、すき焼きというのはもしかして “好き焼き” ではなくて、 “鋤焼き” だったりするとか? で、調べてみたら、やっぱりそうだったんですが、そういうことなら、すき焼きが好きじゃない。 そういう人がいても、ぜんぜん不思議ではなかったりしますよね。 ちなみにガイジンには、あまり評判がよくなかったりするみたいですな、スキヤキ。 スシ、テンプラ、フジヤマ、ゲイシャ、ハラキリと並んで、日本の代表選手みたいに思われているんですが、甘い味付けがどうも苦手らしいっす。 生卵を付けて食うというのも、アリエナ〜イ! 個人的にもアレはそんなに鋤では…、いや、好きではなかったりするんですが、特に鼻水をすすってるような食感の “からざ” の部分が、何とも…。

 アンコにしろ、スキヤキにしろ、ガイジンは甘いのが駄目っぽいんですが、ケバケバしい原色の、ありえないほどクソ甘いケーキとかは喜んで食ってる癖に、よく分からん人種の奴らでありますな。 で、煎餅にも甘いタイプのやつがあったりしますよね。 炭酸煎餅も微妙に甘い系だったりするんですが、 かぶら煎餅 なんかも、ちょっと甘いっすよね。 桑名市民で安永餅を推す人は多いんですが、かぶら煎餅をプッシュする動きはまったくと言っていいほど見られなくて、ここまま消えていく運命にあると言ってよさそうなんですが、ま、それもやむなしかと。 玉子入り落花 とかのほうが、ぜんぜん美味しいしぃ。 …とまあ、こういうのも確かに “煎餅” ではあるんですが、由緒正しい正統派の煎餅と言うと、うるち米が原料の醤油味もしくは塩味のヤツ。 そういうことになろうかと。 ま、あられ、おかきも含めて、米菓にはあまりハズレがなかったりするので、いろいろなタイプを食べ比べてみるというのも一興だったりするんですが、そんな貴男・貴女にピッタリな商品があるのを発見しました。 名付けて、 三幸の売れ筋セレクション 。 米菓と言えば亀田やろ? 素人はそんなふうに思ってしまいがちなんですが、米菓のプロは三幸製菓を選ぶんですよね。 ま、どっちも美味しいんですけど。 名前のイメージ的に、あまり米菓な印象がないブルボンを加えて、3強と言っていいかと思うんですが、越後製菓や岩塚製菓も捨てがたいんですけど。 米菓大国っすよね、新潟。 他県だと三重のマスヤが頑張ってくれているんですが、井村屋、ベビースターラーメンの “おやつカンパニー” と並ぶ、三重の3強お菓子メーカーっすよね。 桑名だと、 美鹿山荘 もなかなか。 “久波奈らすく” とか、ネーミングのセンスはちょっとアレなんですが、なかなか美味しそうっすなぁ。 カレー味のせんべいも、めっちゃ美味しいんですけど。 桑名お土産軍の監督として、美鹿クンをドラフト1位で指名したいと思いますが、かぶらクンは残念ながら戦力外通告ということで。

 で、話を “売れ筋セレクション” に戻しますが、三幸軍のスターティングメンバーは、雪の宿サラダ、黒糖みるく、柿の種、チーズアーモンド、丸大豆せんべい、丸大豆せんべい旨塩味、ぱりんこ、ざら自慢、ミルクかりんとう。 こうなっております。 ちょうど9人おりますな。4番のチーズアーモンドくんは助っ人の外人選手っすかね? 米菓とチーズという異色な組み合わせは、僕の記憶ではブルボンの “チーズおかき” が最初だったのではないかと思うんですが、めっちゃ美味しいっすよね。 で、そこにアーモンドが加わると、まさに鬼に金棒。 9番の先発ピッチャーが “ミルクかりんとう” というのは、ちょっと意表を突かれた感がありますが、米菓ではないっすよね、これ。 ま、三幸おこめ軍ではないので、別にいいんですが、で、注目すべきはトップバッターの “雪の宿” 。 ばあちゃんの家で出されるおやつの筆頭みたいなイメージがあって、ヤングな若者達の間では、今イチ菓子として認識されてますよね。 “雪の宿” というネーミングも何だか演歌っぽくて、ダサダサだしぃ。 かく言う僕も端から馬鹿にしていて、まったく買う気にはなれなかったりするんですが、こうしてアソートの一員として加えられると、無視するわけにもいきません。 で、渋々ながら食べてみたんですが、ん、何これ? めっちゃ美味いやんっ!! 表面の甘いところと、サラダ煎餅の塩気とが得も言われぬハーモニーを醸し出していて、美味ぇぇぇぇぇぇ♪ ここ を見ると表面の白いのって、ただの砂糖の固まりじゃなくて、生クリームが入っていたりするんですな。 意外とモダンでハイカラやんっ! “黒糖みるく” というのも、これの姉妹品みたいなものなんですが、これはこれでなかなか美味しくて、三幸、やるやんっ♪ 他の煎餅やら、おかきやらも普通にイケてるし、大当たりでありますな、こりゃ。

 で、最後にもうひとつ、あまじょっぱい系のお菓子を紹介したいと思うんですが、 塩の花 。 これもネーミングのセンスはちょっとどうかと思うんですが、焦がしミルクと塩チョコ。 この2つのハーモニーが絶妙でありますぜ。 飴は即座に噛んじゃう派の僕も、これだけはけっこう最後まで嘗め続けることが出来るんですが、古賀氏も大好きな焦がしミルクの飴を嘗め続けていると、やがて中からビターなチョコが。 こういう趣向のキャンディは昔からあったんですが、この飴はそれと同時に “塩っ気” が口の中にふわーっと広がってくるんですよね。 フランス産ロレーヌ岩塩だか何だか知りませんが、美味ぇぇぇぇぇぇ♪ 心地よく舌に残る粒の大きさまで吟味し、うんぬん。 そんな記載があるんですが、なかなか研究されてますなぁ。 クチコミを見ても好評っぽいので、是非ともシリーズ第2弾を出して欲しいところなんですが、飴の部分は、そうですなぁ。 “焦がし醤油” っとか、どうっすかね? 「醤油味の飴?」 とか思われるかも知れませんが、カンロ飴という歴史的な成功例があるから、ぜんぜん大丈夫。 で、中身には、そうですなぁ。 意表を突いて、焼き魚を入れてみるとか? 無論、フランス産ロレーヌ岩塩は貴重な戦力として残留して貰うことになるんですが、名付けて“塩の鯖” っ♪ これはアタリます。 間違いなくアタリます。 中のサバがすぐに腐って、めっちゃ食あたりします。  僕はバリウムを飲んだ後の下剤の替わりとして、キシリトール飴を大量に摂取したりしているんですが、こっちのほうが即効性がありそう? ジンギスカンキャラメルみたいに、ネタ系のお土産として、サバの名産地ではそれなりに売り上げが期待出来そうだし、もし、味覚糖の人がここを見ておられましたら、このアイデア、安く譲りまっせ。 現物支給でも可。 ただし現物は “塩の花” でお願いしたいと思いますが、とまあそんなことで、今日のお話は、おしまい。

 ということで、最近買ったCDシリーズなんですが、今日はブルー・ミッチェルを取り上げてみたいと思います。 前半の流れからすると、ちょっと米菓 (チェット・ベイカー) のほうがよかったかも知れませんが、最近チェットのCD、買ってないしぃ。 ちなみに当初はジャック・ウィルソンの 『ソング・フォー・マイ・ドーター』 を取り上げるつもりだったんですが、ストリングス入りでパーソネルを書くのが面倒臭いし、幼女を似せて書く自信がまったくなかったので、断念しました。 可愛いんですけどね、この幼女。 で、次に候補にあがったのが、アート・ファーマーの 『ザ・タイム・アンド・ザ・プレイス』 。 これならジャケ絵で手抜き出来そうだしぃ。 …と思っていたんですが、既に取り上げられ済みでありました。 ここ 。 おお、これも “先日、名古屋で仕入れてきたCD編” なんですな。 同じような経緯で、ダブり買いしちまったい。。。 しかたなく、急遽マウンドに上がることになったのが青ミッチェルの 『ブリング・イット・ホーム・トゥ・ミー』 なんですが、あまりよく知らないアルバムでありますなぁ。 ブルーノート盤なんですが、録音当時は発表されずに、オクラ入りした奴っぽい? 調べてみても今ひとつよく分からなかったんですが、ホレス・シルバーの元から退団したミッチェルとジュニア・クックのコンビが新たなコンボを結成し、BNから2枚のアルバムを発表して、で、本作はそれに続く第3弾にあたる…と。 そういった経緯があるようです。 前の2枚には当時としてはまだ無名だったチック・コリアとアル・フォスターが参加しているんですが、レコード会社の意向により、実績のあるハロルド・メイバーンビリー・ヒギンズをメンバーに加えております。 売る気満々だったみたいっすなぁ。 となると、正規に発売されたものであると見るのが妥当なんですが、ま、何はともあれ、演奏に耳を傾けてみることにしましょうかぁ。

 ということで、まずはアルバム・タイトル曲の 「ブリング・イット・ホーム・トゥ・ミー」 。 アニマルズのカバーでも知られる同名曲 ( 邦題 「悲しき叫び」 ) とは関係がない。 そう、日本語ライナーで原田和典クンが書いておりますが、こっちのほうはテナー奏者ジミー・ヒースのオリジナルであるようです。 ヒース3兄弟の一員である。 地味にヒースである。 日本では、それくらいしか話題に上らなかったりするんですが、作曲の才能はそれなりに評価されていたりするので、ちょっぴり期待が持てるのではなかろうかと。 で、聞いてみた結果、ちょっぴりベタなジャズ・ロック調のナンバーであることが判明したんですが、なるほど。 メイバーンとヒギンズを入れると、こうなっちゃいますかぁ。 どこかでハンク・モブレイの 『ディッピン』 との類似性を指摘するマリオの弟のルイージ。 そういうアレがあったような気がするんですが、確かにそんな雰囲気がありますな。 わりとシンプルなアレンジでテーマが演奏された後、クック、ミッチェル、メイバーンの順で各自のソロが披露されます。 でもって、セカンド・テーマみたいなのが出て来て、本テーマに戻って、おしまい。 アニマルズのカバーとやらが、アニマルな河馬と同じくらい魅力的なのかどうかは知りませんが、こっちのミッチェル版のほうはジャズ・ロックがさほど好きではない僕からすると、うーん、まあまあっすかね? で、次。 ミッチェルのオリジナルで、 「ブルース・3 FOR 1」 。 ブルースもブルマほどには好きではなかったりするので、こちらもあまり期待が持てなかったりするんですが、聞いてみたら、ゆったりしたテンポのワルツっぽいブルースに仕上がっていて、うーん、まあまあ? その先発はミッチェルなんですが、いかにもこの人らしい歌心は感じられるので、ま、いいんじゃないっすかぁ? 続くクックとメイバーンもいつもながらに、それなりにアレだったりするし、でもって、セカンド・テーマみたいなのが出て来て、本テーマに戻って、おしまい。 この調子だと、今日の後半はあっという間に終わってしまっちゃいそうなんですが、ま、いいんじゃないっすかぁ?

 ということで、次です。 ミッチェルお気に入りの才人であるトロンボーン奏者、トム・マッキントッシュのオリジナルで、 「ポート・リコ・ロック」 。 そんな記載が日本語ライナーにあるんですが、いいですよね、才人。 少なくともタイ人よりは怖さを感じなかったりするんですが、タイ人恐怖症の人って、結構いたりしますからね。 で、何でもいいけど才人って、漢字で書くとあまり大したことが無さそうな人に見えちゃいますな。 天才とか秀才とかも才人なんですが、凡才でも愚才でも才人になっちゃいますからね。3才児とかでも才人の一種だしぃ。 で、このマッキントッシュという人は、キットカットの発明者として有名なんですが、作曲の才にも恵まれていて、いくつも隠れた名曲を提供くれていたりします。 隠れているので、具体的な曲名を挙げることは出来ないんですが、で、この 「ポート・リコ・ロック」 は、ちょっぴりラテンなフレーバーのアレだったりして、なかなかの佳曲であるな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 少なくとも豹柄パンツと同じ評価は得られようかと思うんですが、そこそこ凝ったアレンジが施されたテーマに続いて、以下、ミッチェル、メイバーン、クックと各自のソロが続いて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 途中、ピアノのソロがややマンネリ気味だったりするような気がしないでもないんですが、前後の2人は前後賞を与えてもいいくらい頑張ってくれていると思います。 前後賞はアレですな。 名鉄・前後駅前の居酒屋で、飲み放題プラン5%割引券とか。前後不覚になるくらい泥酔してくださいね。

 で、次。  「ジンジャー・ブレッド・ボーイ」 。 ジミー・ヒースのオリジナルの中でも、最も有名な部類のアレっすよね。 ぶちゃけ、そんなにいい曲だとは思わなかったりするんですけど。 そもそも 「生姜パン少年」 とか、そんなものをテーマに曲を作ってもしょうない気がするんですが、ちなみに、 こんなの があったりするみたいですな。 この人形 (ひとがた) のクッキーみたいなのがジンジャー・ブレッド・ボーイ? 五寸釘の標的にすると、すぐバラバラになっちゃいそうなんですが、で、演奏のほうはというと、わりとゆっゆったりとしたテンポで、それなりにグルービーな出来となっていて、うーん、まあまあ? 前曲で、ややマンネリ気味だと評されていたメイバーン君は、ここでもやっぱり相変わらずだったりするんですが、適度に能天気で、悪くはないと思います。 ジーン・テイラーのベースのソロもフィーチャーされていて、ジーンと感動するほどではないんですが、それなりにテイラーだったりするし、とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 歌物バラードの 「ポートレイト・オブ・ジェニー」 。 ミッチェル、クック、メイバーンと続くソロは、どれもなかなかいいんじゃないでしょうか。 ピアノの人も、このテンポだとそんなにクドくなかったりするしぃ。 とまあそんなこんなで、ラストっす。 ブルーくんのオリジナル、 「ブルーズ・テーマ」 。 安易なタイトルっすな。 曲そのものもシンプルで、演奏のほうは、まあまあ。 ということで、以上っす。

【総合評価】 悪くはないと思うんだけど、ほとんど書くことが無かった。 というか、ヤル気が出なかった。 そんな1枚でありましたな。 飴で言うと、普通に美味しいんだけど、何だか物足りないって感じ? フランス産ロレーヌ岩塩、プリーズ!


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