FREE (ARGO)

BENNY GOLSON (1962/12/26)

FREE


【パーソネル】

BENNY GOLSON (ts) TOMMY FLANAGAN (p)
RON CARTER (b) ART TAYLOR (ds)
【収録曲】

(01-03) SOCK CHA CHA / MAD ABOUT THE BOY / JUST BY MYSELF
(04-06) SHADES OF STEIN / MY ROMANCE / JUST IN TIME
【解説】 ( 2014年12月21日更新 / 連載 1,146回 )

 大雪だったようですなぁ。 そろそろ書類がたまってきて、夜遅くまで仕事をしないと片付きそうにない状況だったので、水曜日の夜は会社の近くでお泊まりすることにしたんですが、ちょうどそのタイミングで桑名のほうでは雪が降っていた模様です。 予報では東海の平野部で5センチとか言ってたので、あまり大したことはねーな。 そんなふうに思っていたんですが、いざ夜が明けてみれば名古屋で23センチの積雪だったようです。 津のほうはさっぱりだったし、東名阪自動車道は名古屋西と桑名東の間が通行止めとの事なので、桑名はあまり大したことがなかったのかと思ったら、20センチ弱は積もっていた模様。 家に帰っていたら大ハマリして、大遅刻しちゃうところでしたな。 お泊まりして大正解だったんですが、と同時に 「めっちゃ積もった自慢」 に参加できなくて、ちょっぴり寂しかったっす。 「めっちゃ渋滞にハマった」 というのも自慢というか、ま、話のタネにはなるし、おかげで今日は何も書くことがなかったりするんですが、ちなみに今回泊まったのは ホテルキャッスルイン津 というところです。 きゃっするいんつ。 読みが一文字の地名って、何だか締まりませんよね。 よって地元民は 「つぅ」 と、1.5文字くらいで発音するのが通だと思っているようですが、それはそうと、何だか昭和の香りの 「ほ→むぺ→じ」 でありますなぁ。 左側のメニューボタンの字が重なって、見にくい&押しにくい状況だったりする気がするんですが、もしかして推奨ブラウザはネスケだったりするとか? で、What's New とかいう、恥ずかしいページもありますな。 僕は巨乳、貧乳、どちらでもオーケーなんっすが、今どき 「ほわっつ乳」は、ねーっすよね。 ま、うちのサイトのトップページにもあるんですけど。 で、ここ、1階ロビーに 「考える人」 がいたんですな。 ちっとも気付きませんでした。 南側駐車場の片隅の狛犬(?)みたいなのはいたような気がするんですが、ここ、駅から離れている替わりに、駐車場がけっこう広かったりするので、個人的には嬉しかったりします。 すぐ隣が24時間営業のマックスバリュだったりするのもポイントが高いっす。 マックスなバリュとかは期待出来ないんですが、夜遅い時間だとお総菜が50円引きとかになってたりして、ミニマム・三流な食事くらいなら何とかなります。 ちなみにこの日のディナーは 「ダブルチキンなんとか」 というお弁当。 チキンカツとチキンステーキみたいなのが入った超豪華な弁当なんですが、フロントの横のところにレンジがあったので、熱々でドロドロなのを頂くことが出来ました。 温めの目安として 「お弁当3分」とか書いてあったので、素直に指示に従ったんですが、明らかに時間超過だったようで、容器が変形して、変な湯気が出ていたりして、チキンカツの衣から湧き出したのか、底のほうは油でドロドロになっておりました。 カラダに悪そうっすな、こりゃ。。。 話半分とまでは言わないまでも、話6割6部7厘くらいに聞いて、2分にしておけばよかった。 そう思わずにはいられませんが、でもまあ、済んでしまったことだし、食ってしまった弁当だし、結果的にしばらく腹の調子が悪くなったくらいで大した問題はなかったので、ま、いいかなと。

 で、ここ、ローマ風の 貸切風呂 があったりするんですな。 ベネチア、ローマ、ナポリ、アテネの全4種類。 あ、ひとつだけローマ風じゃなくてギリシャ風なんですな。 どうしてミラノにしなかったのか、その真意を諮りかねますが、ま、 「スパルタ」 とかいう、湯の温度が80度くらいある拷問風呂を作らなかっただけ、まだマシかも? そう思って諦めるしかありません。 試しに 「スパルタ風呂」 でググってみたら こんなの がヒットしましたが、 『スパルタの海』 。 ほぉ、これはなかなか興味深いっすなぁ。 戸塚宏クン役が伊東四朗って、何だかめっちゃミスマッチな気もするんですが、ちょっと見てみたいような? いや、女風呂のシーンとかは別にどうでもいいんですけど。 「スパルタの海 映画 女風呂」 で、画像検索…っと。 あ、何も期待したようなものは得られませんな。 駄目じゃん! で、今回、この貸切風呂は利用しなかったんですが、入湯税150円だけで入れるというのは良心的っすよね。 ちなみにこの入湯税というのは、1人1日当たり150円が標準価格。 自治体の判断によって、これより高く徴収しても大丈夫みたいなんですが、標準以上にぼったくっているのは全国でも2つの自治体だけ。 桑名市が全国でいちばん高くて210円、次いで岡山県美作市が200円って、マジかよ? 今でこそ市町村合併のお陰で長島温泉を手に入れることが出来ましたが、それまでは 「元気村」 くらいしか無かったっすよね? にも関わらず、無駄に強気な価格設定。 今度、釧路市が150円の入湯税を250円に引き上げるそうで、桑名は 「2位じゃ駄目なんですか?」 になっちゃうみたいですが、2位じゃ駄目っすよね、やっぱり。 ちなみに桑名での入湯税の使い道は、 このように なっているようです。 し尿収集諸経費や、ごみ処理諸経費に約6,600万円。 観光客の皆さまが納めてくださった貴重な税金の84.6%が、桑名市民のゴミやウンコの処理費用に! 何だか申し訳ないっす。。。 日本一奪還を目指して260円に引き上げれば、えーと…、1,857万円くらい税収が増える計算になりますかね? そのうち、1,571万円くらいはゴミとウンコの処理に活用できますな。 これでもう、油ギトギトの弁当を食って、下痢になっちゃても大丈夫♪

 ちなみに、今回僕が利用したのは ☆出張応援【GOGOプラン】☆ という奴です。 通常のプランが素泊まり5,800円 (税込) なのに対し、プチ朝食をお付けして、さらに300円のプライスダウン。 おお、これはお得♪ ただし、付くのはあくまでも “プチ朝食” なので、プッチンプリンが付いてくるような豪華なものを期待してはいけません。 洋食か和食かを選べ、僕は「洋」のほうにしておいたんですが、スープとサラダ(ゆで卵入り)とパン。 そういった内容でした。 パンはバターロールみたいなのに切れ目を入れてソーセージを挟んだホットドックのようなものが1個。 ソーセージが縦に半割になっているのが微妙にセコいんですが、ま、プチだしぃ。 ちょっぴりカレーの味がしたりして、けっこう美味しいっす。 ジュースやコーヒーは飲み放題だし、オマケの朝食としては十分なレベル。 欲を言えば、切れ目や半割ソーセージ無しでもいいので、もう1個パンがあれば言うことはないんですが、11時頃にめっちゃ腹が減ってきちゃいましたからね。 夜のうちにマックスバリュで20円引きになったおにぎりとかを確保しておくといいかも? ちなみに和のプチ朝食は写真で見る限り、おにぎり1個とサラダの卵焼きと味噌汁。 そんな感じっぽいっすな。 で、会社までクルマで10分くらいの距離なので、余裕をぶっこいてギリギリまで粘っていたら、意外と道が混んでいて、遅刻しそうになっちゃいましたが、たまには会社の近くでお泊まりするというのも非日常感が味わえて、悪くないっすよね。 仕事のほうは10時半くらいで飽きちゃったので、わざわざ泊まった意味はあまりなかったんですけど。

 で、大雪になった翌日は四日市での仕事でした。 わりと山のほうのダムみたいなところの現場なので、道の雪が融けているのか、ちょっと心配。。。 タイヤはスタッドレスに替えてあるんですが、四駆では無いっすからね。 一緒に行く “つよぽん” も 「雪、大丈夫っすかねー? 桑名のほうからの道、けっこう急な坂ですけど、上れますかねー? 滑ってそのままズルズルと下がって来ちゃうような気も…。四日市のほうから回ったほうがいいっすかねぇ?」 そう、心配しておりました。 ちなみに、つよぽんのうちはすぐ近所で、歩いて5分くらいのところだったりするので、現場には同じルートで行くことになるんですが、普通なら桑名から南に下がるルートが断然近道です。 が、最後にちょっとした急な坂があると。 四日市から北上するコースだと坂はわりと緩やかになるんですが、かなり遠回りになっちゃうので、果たしてどうしたものかと…。 で、当日、家の前の道は雪もすっかり融けていて、ぜんぜん大丈夫そうだったんですが、少し悩んだ結果、ここはやはり大事を取って、 「急がば回れ」 で、安全な道を選ぶことにしました。 つよぽんがどうするつもりなのかは知りませんが、ここはゴーイング・マイ・ウェイっすよね。 で、四日市を目指して一号線に入ったんですが、何だかめっちゃ混んでいて、ぜんぜん前に進まなくて、嫌気が差してきたので、途中で進路を変更。 ま、スタッドレスだし、大丈夫っすよね? 僕の記憶によれば、そんな大した坂ではなかったような気がするし、つよぽんってば、ちょっと心配性過ぎぃ。。。

 で、現場の近くまで来たんですが、雪はすっかり融けていて、ぜんぜん大丈夫でありました。こんなことなら最初からこっちにすればよかったっすなぁ。 無駄に余計な時間を費やしてしまいました。 快調にクルマを飛ばして、最後のちょっと急な坂に差し掛かったんですが、そこでズズズズズズズっと滑って、前に進めなくなっちゃいました。 いくらアクセルをふかしてもキュルキュルキュルとタイヤが空転するだけで何ともならず、アクセスを緩めると、すのままズルズルと下がってしまいます。 つよぽんの懸念、まさしく大当たりっ♪ 何度かズルズルと下がって、そこから勢いを付けて気合いで乗り切ろうとしたんですが、どうしても最後の 「ちょっと急な坂」 を登ることが出来ません。うーん。。。 そのうち、後ろにクルマが1台やってきたので、ますます焦ってしまったんですが、何度トライしても、無理なものは無理。 諦めて、ズルズルと後退しながら端っこのほうに寄せて、クルマから降りて後ろの人の顔を見て、「ご覧のように僕、とっても困っているんだけど、ちょっと助けて貰えないかな?」 そんな願いを視線に込めてみたんですが、そいつは馬鹿にしたような薄笑いを浮かべて、「もっと後ろに下がるぅ?俺は行けるからいいけど。」 そう言って、先に進んでいってしまいました。 薄情なヤツめ! これで昇れなかったりしたら大笑いなんですが、「滑れ!滑れ!」 という僕の呪いも空しく、普通に坂を昇って向こうのほうに消えてしまいました。 うーん、無念。。。 その後も何台かクルマが来たんですが、みんな、普通に走っていってしまいました。何でや!? 敗北感が半端ありません。 こんなことなら、いくら混んでいても大人しく一号線を走って、四日市に回るべきでしたなぁ。 ああ、後悔先に立たず、覆水盆に返らず。

 途方に暮れていると、また後ろからクルマが1台やって来ました。 中なら人が降りてきて、おお、助けてくれるのか! そう思ってよく見たら、つよぽんでありました。 おおっ♪ 何のかんの言って、結局はこっちの道を選んだんですな。 ま、確かに途中まではぜんぜん余裕でしたからね。 が、つよぽんの言ってたことはまったく正しかったっす。心配性過ぎとか、失礼なことを言うヤツもいたりするんですが、僕はつよぽんの言うことを全面的に信用してましたぜ!  「やっぱり、最後の坂が昇れんわー。」 窮状を訴えたところ、「後ろから押してみますかね?」 と言ってくれたんですが、アクセルを緩めた途端にズルズルと後退しちゃうので、それはあまりにもデンジャラス。 ここで取るべき道は、ただひとつ。 2人できっぱりと諦めよう! それしかありません。そうと決まれば、心も晴れ晴れ。 このままズルズルと1キロくらい下の交差点まで下がっていって、Uターンして四日市のほうに回ろうかとか、悩んでいたのがアホみたいです。 が、つよぽんはまだ諦めきれてないようで、 「僕のクルマで試してみましょうかぁ?」 とか言っております。 ま、それも一つの手ではありますな。 で、試してみた結果、最後の難関の “ちょっと急な坂” よりずっと手前の地点で、既にズル滑りしてキュルキュルキュルとタイヤが空転したので、何だかほっとしてしまいましたが、そこをクリアすると、そのまま勢いで最後まで昇りきってしまいました。 ブルータス、お前もか!! 悔しくて、もう一度、自分のクルマでチャレンジしたところ、凍結した雪が融けかけて来たのか、今度は何とか最後の難関をクリアすることが出来たんですが、手間かけさせやがって! スタッドレスを過信してはいけないな。 そう思い知らされた次第でありますが、で、やっぱり四駆じゃないとツライものがありますなぁ。 今度、クルマを替える時には考慮して貰わなければなりませんが、二駆で四苦八苦したので、夜露死苦!!

 ということで、最近買ったCDシリーズ、本日はベニー・ゴルソンっす。 族風に漢字で書くと、紅威誤留損。 ちょっぴり、紅麗威甦 (グリース) と被りますが、ま、族が使う漢字なんてパターンが決まっているし。 威圧して威張るのが主目的なので、どうしても 「威」 の字を使いたがるんっすよね。 愚痢椅子 (グリース) とかだと、愚かで下痢気味な椅子みたいで、ちょっとカッコ悪いしぃ。 で、今日はそんな誤留損の 『フリー』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんですが、漢字で書くと 『不利威』 。 やっぱりちょっと威圧しちゃってますが、フリーと言えば、フリージャズ、フリーメーソン、そしてフリチン。 あまりいい印象がありませんな。 ジャケットも書くには楽そうなんですが、趣味の悪さが際立っているし、まったくソソられるものがない1枚であると言っていいのではなかろうかと。 が、面子を見るとトミー・フラナガンロン・カーターアート・テイラーと、盆栽好きのベース弾きを除けば、穏やかで穏健そうな人選となっておりまして、陰険なフリージャズが展開されているようには思えません。 で、ゴルソンと言えば何と言っても “ゴルソン・ハーモニー” が売りなんですが、本作はシンプルな1ホーン編成であるため、お得意な編曲の才能が発揮される場面は皆無であるものと思われ、テナー奏者としての彼にスポットを当てた。 そういう趣旨のアレだったりするんですかね? 日本では、そっち方面の評判は今ひとつだったりするので、ファンシーさが不安視されたりするんですが、とりあえずまあ、聞いてみましょう。

 1曲目はウィル・デイビスという人の作で、 「ソック・チャ・チャ」 。 あい・わな・だんす・どぅ・ゆー・らいく・ちゃ・ちゃ・ちゃ、ろまんしん気分・ちゃ・ちゃ♪ 懐かしいっすなぁ、石井明美。『男女7人夏物語』 の主題歌だったんですよね。 で、続編の 『男女7人秋物語』 の主題歌が森川由加里の 「SHOW ME」 。 一発屋の産地感が半端無かったりするんですが、で、この 「ソック・チャ・チャ」 はというと、軽いラテンなノリの仕上がりだったりして、なかなかいい感じっす。 とかく、クドいイメージの強いゴルソンのテナーなんですが、マイナー・キーの哀愁を帯びたテーマのメロディがふくよかなトーンで奏でられたあと、ゴルソンの歌心あふれる即興プレイが繰りひろげられてゆく。 スムーズなフレージングの中にも、ユニークな音選びでテンションの高いプレイを行ってみせるベニー・ゴルソン。 そこにはアレンジャーとしてのキャリアを通じて、いつもハーモニーの可能性を探求しつづけてきたゴルソンならではの意欲的なセンスが充分に感じとれる。 by 岡崎正通。 そういったアレが展開されております。 ちょっとゴルソン、ゴルソン言い過ぎな気はするんですが、基本的に言ってることは間違ってなくて、で、続いて出てくるトミ・フラの転がるようなタッチのピアノ・ソロが、これまた絶品。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、いいじゃないっすかぁ。

 で、次。 歌物ナンバーの 「マッド・アバウト・ザ・ボーイ」 。 翻訳ソフトに掛けてみたら 「少年に夢中です」 。 そんな訳語が出てきたんですが、ホモ、もしくはショタの歌なんですな。 僕の趣味ではありません。 が、曲のほうはというと、これがまた実にロマンチックなバラードだったりして、いやあ、ホモも捨てたものではありませんなぁ。 で、ここでもトミ・フラくんが素晴らしいピアノを披露してくれるんですが、と同時に、アート・テイラーのブラッシュ・ワークも必聴。 まさに名人芸といった感じで、いやあ、ゲイも捨てたものではありませんなぁ。 恐らく、途中でブラシからスティックに持ち替えているものと思われますが、それもまたご一興。 ゴルソンのソロは次第に熱を帯びていき、途中からちょっとクドくなっちゃうし、終盤にフィーチャーされるロン・カーターのソロも今ひとつ盆栽っぽくて地味なんですが、トータルで見ればぜんぜん悪くはなくて、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 ゴルソンのオリジナルで、 「ジャスト・バイ・マイセルフ」 。 この人は編曲だけでなく、作曲の才能も確たるものがあったりするんですが、これはアレですな。 まあまあ? 速いテンポのスインギーなナンバーで、ちょっぴり 「アヴァロン」 に似ているような気が? いや、パクったとか、盗んだとか、そういうことを言ってるのではなく、何となくの印象なんですが、で、アレンジ面ではストップ・タイムが効果的に使われております。 ゴルソンのソロはイケイケの濃い系で、濃い毛が見え隠れする感じだったりするんですが、ホモの人には、それもまたソソられるポイントだったりするんでしょうな。僕は嫌ですけどね。 やはりフラナガンのピアノみたいに爽やかなオッサンのほうが好きっ♪

 ということで、次です。 正通クンの日本語ライナーの解説が1曲目以外は淡泊なので、書くことがなくて困ってしまいますが、再びゴルソンのオリジナルで、 「シェイズ・オブ・スタイン」 。 しぇしぇしぇのしぇ〜いず・おぶ・すたいん。 このネタも既に陳腐化しちゃいましたが、その点、1年を通じてネタを提供し続けてくれた小保方晴子タンは立派ですよね。 割烹着はともかく、あの 馬鹿でかい指輪 は僕の好みではなかったんですが、土星というか、昭和の時代の喫茶店にあったおみくじの機械というか、趣味悪いっすなぁ。。。 ちなみにあれ、 「ルーレット式おみくじ器」 って言うんですな。 これ 。 こうして見ると、ぜんぜん土星じゃっすな。 土星扱いされて、どうせいちゅうねん。 そう北多摩制作の人に、しこたま嘆かれそうなんですが、で、曲のほうはというと、これまたスインギーな疾走系。 微妙にモーダルなような、ちょっぴりコルトレーンの 「ジャイアント・ステップス」 が入ってるような、そういうアレだったりするんですが、テナー、ピアノ、ベースの順に各自のそれなりのソロが展開されております。でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 歌物ナンバーの 「マイ・ロマンス」 。 しみじみとしたバラードっす。心に染みます。 染み付きパンツが欲しくなります。 ということで、ラスト。 これまた歌物ナンバーの 「ジャスト・イン・タイム」 。 こちらはアップ・テンポで小気味よく。 ややクドい感がある宮藤官九郎。 そんな嫌いがないわけではないですが、テナーとピアノのソロの後、 ts→ds→ts→ds の4バースでそれなりに盛り上がったりして、とまあそんなことで、テーマに戻って、今日のところはおしまい。

【総合評価】 全体に淡泊なレビューになってしまいましたが、速い曲とバラードとのバランスもよく、トミ・フラのピアノは最高だったりして、ゴルソン・ハーモニーにやや食傷気味の人には、ハモの梅肉和えっぽい味だったりして、いいかも?


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