BLOWS HIS HORN (PRESTIGE)

BENNIE GREEN (1955/6/10,9/22)

BLOWS HIS HORN


【パーソネル】

BENNIE GREEN (tb,vo) CHARLIE ROUSE (ts) CLIFF SMALLS (p)
  PAUL CHAMBERS (b) OSIE JOHNSON (ds) CANDID (conga) <#1-4>
【収録曲】

(01-04) SOMETIMES I'M HAPPY / LAURA / BODY AND SOUL / SAY JACK
(05-07) ONE TRACK / GROOVIN' THE BLUES (take-1) / GROOVIN' THE BLUES (take-2)
(08-09) TRAVELIN' LIGHT / HI-YO SILVER
【解説】 ( 2014年12月28日更新 / 連載 1,147回 )

 9連休っすな。 麻雀の世界では、九蓮宝燈(ちゅうれんぽうとう)をあがると死ぬという噂があるようですが、9連休だと “ほうとう” を食べに山梨に遊びに行けたりもして、いいっすよね。 ま、僕は行きませんけどね。わざわざ遠出をしてまで食べる価値がある麺類だとは思えないし。 ちなみに、僕の心の “〇〇とう” ランキングでは、

   黄桃 >>>>>>>>> ほうとう > 敏いとう

 そんな順位になっていたりします。 美味しいっすよね、黄桃。 もっぱら、フルーツポンチに入っている缶詰のヤツくらいしか食べる機会がなかったりするんですが、で、いくらソソられるものがない “ほうとう” といえども、さすがに “敏いとうとハッピー&ブルー” よりは、ちょっとだけマシ。 いいトシこいて、敏いとうを名乗ってんじゃねーよ! そう言いたくなっちゃいますもんね。 幸せなのか、憂鬱なのか、どっちなのかはっきりしろ! そっちのほうにも難癖を付けたくなっちゃいます。 獣医師だったみたいですけどね、敏いとうこと、伊藤敏クン。 遠藤実の愛犬を診察したのがきっかけで芸能界に入ったそうです。 ほう、そうだったんですかぁ。 で、ほうとう。 「伝家のほうとう」 という言葉があるくらい、ウメ星デンカと放蕩息子のウケはよかったりするんですが、個人的には普通に、うどんのほうが好きだったりします。 うどんなら、わざわざ遠出してでも食べに行きたいと思ったりしますからね。 本名が稲葉クンな僕としては、稲庭うどんというのもちょっと気になったりするんですが、やはり、うどんの王者は讃岐ということになるのではなかろうかと。 “日本3大うどん” っすよね。 稲庭と讃岐は当確で、残るひとつの座を長崎県の 「五島」 、群馬県の 「水沢」 、富山県の 「氷見」 が争うという、そういう構図のようです。 伊勢うどんは落選っすかぁ。 桑名人の僕が社会人になって伊勢のほうに仕事で行くようになるまで、その存在すら知らなかったくらいなので、当然と言えば当然なんですが、讃岐うどんとは対極のクタクタ麺らしいっすな。 山本屋の味噌煮込みうどんみたいに、半煮えなのを有り難がるのもどうかと思いますが、やっぱり、うどんはある程度、腰がないとぉ。 そう越美晴が言っておりました。 今はコシミハルと名乗っているようですが、敏いとうと越美晴。 どちらも語呂的にはいい勝負でありますなぁ。 日本3大 “2文字と3文字で語呂がいいキャラ” に認定していいかと思うんですが、残るひとつはというと、えーと…、キズドライとか。

 とまあそんなことで、来年の春には香川へうどんを食いにいこう。 そんな計画を立てている次第でありますが、以前、ここで何回かネタにした、春になったら淡路島に行って、観潮船に乗って鳴門の渦潮を見よう。 そういうプランは没になりました。 春の大潮で、観潮の環境は絶好調。 これは是非! そのように思っていたんですが、渦る時間が微妙に半端だったりして、どうにもプランが立てにくくて、うーん…。 で、それに先立つ来年のお正月、9連休の最後の2日間で神戸のほうに行く計画を立てていたりするんですが、これも前にここでネタにしましたよね。 ここ 。 夜は須磨のアクアイルミナージュでいいとして、昼間はどうしようかと悩んだ結果、特に行きたいところもねーな。 そんな結論に達したんですが、南京町とか、異人館とか、前に行ったことがあるんですが、大して面白くもなかったしぃ。 候補として考えていた カワサキワールド神戸海洋博物館 は調べてみたら1月3日までお休みだったりして、駄目じゃん! 海洋が駄目なら、潰瘍博物館でも。カワサキが駄目なら、手羽先ワールドでも。  そんな代替案も考えたんですが、そんなものは神戸には無いみたいだし、うーん…。 仕方が無いので、春に予定していた 淡路夢舞台 にでも行ってみようかと思うんですが、 「奇跡の星の植物園」 とか、ネーミングのセンスも超イケてるし、写真を撮るにはよさそう? 春には花博みたいなのが始まるみたいですが、その分、めっちゃ混みそうだったりもするので、今回片付けちゃうというのも手かも知れません。 ということで、昼飯はウエスティンホテル淡路の ここ を押さえることにしました。 あわみ 。 淡路+味=淡味 (あわみ) っすかね? 何だか淡泊そうですなぁ。 個人的には 泡姫ちゃん のほうが好きだったりするんですが、あわみちゃんも悪くはありません。 すきやき膳 (¥2,400)、あわみ天丼 (¥1,500)、鯛 淡路島 楓 そうめん (¥1,500) 以外にどんなランチメニューがあるのか、これ以外には何も無いのか、今ひとつ不明だったりするんですが、試しに 「あわみ ランチ」 で画像検索したところ、 こんなの がヒットしました。 サブタイトルは =投げたらアカン!!= です。 天童よしみ? 古くは鈴木啓示っすか。 投げたらアカンって、あんた、ピッチャーなんやから、投げろよ! そう思わずにはいられませんでしたが、あわちゃん、好きな食べ物は、めん類だそうです。 ほうとう、いっちゃう? あわみのランチなら、鯛 淡路島 楓 そうめん、いっちゃう? ま、僕は無難に天丼あたりをいっておこうかと思うんですけど。 “あわみ天丼” って、何が揚げられているのか不明なところがちょっと賭けなんですけどね。 あわみ = アスパラガス、わけぎ、みなしごハッチの略の天麩羅とかだったら、ちょっと嫌。 蜂の子の天麩羅とかなら、あるんですかね? …とか思って画像検索したところ、思いっきり後悔してしまいましたが、何でもいいけど、あわちゃんって、よくよく見たら、男みたいやんっ! 勝手に “ほうとう” でも食ってろ! そう思わずにはいられません。

 で、2日目の昼飯はどうしようかと悩んだ結果、前に言ってたホテルニューアワジ別亭・淡路夢泉景の 【秋冬限定】悠湯昼膳プラン (阿波尾鶏と島海鮮の七福ぬーどる鍋 淡路牛石焼き付特別コース) というのはヤメにして、 ホテルニューアワジ・プラザ淡路島の 日帰りプラン にしちゃおうかと。 春のお泊まりも貸切露天風呂も、気が変わって結局はキャンセルしちゃったんですが、ちょっぴり良心が痛むので、罪滅ぼしに昼飯を食って、温泉くらいは浸かっておこうかと。 “淡路島ぬーどる” とか、輪島のヌードと同じくらいソソられるものがないので、ここは “淡路島牛丼” の一択なんですが、ま、相撲取りとか、常にトップレスのセミヌード状態だったりするんですけど。 で、この牛丼、淡路牛、淡路米、淡路玉ねぎを4層に盛り付け特製ソースでお召し上がりいただく洋風仕立てのようで、なかなかイケそう。 このホテルは眺めもよさそうなので非常に楽しみなんですが、ここまで足を伸ばすのなら、ついでに 観潮船 にも乗っておきたいところでありますな。 で、うずしお見頃表をチェックしたところ、1月4日は10時50分と12時10分発の便が期待度となっていて、イケるやんっ♪ ちょうど大潮みたいで、何とも好都合でありますなぁ。 もし朝潮だったりしたら最悪だったんですけど。 大塩なら平八郎で、それはそれでアリなんですけどね。 ということで、春に予定していた淡路島プランは、このお正月に前倒しすることにして、で、問題はどこにお泊まりするかですよね。 アクアイルミナージュ目当てで、すぐ近くの シーパル須磨 を押さえていたんですが、ここにはちょっとした難点が。 どうせなら明石海峡大橋を絡めて夕日の写真を撮りたい。 そんな欲望が高まってきたんですが、それと同時に、イルミナージュのほうは、ま、別にいっかぁ。 そんなふうに欲望が低まって来ちゃいました。 このクソ寒いのに夜に外を出歩きたくないし、一人でイルミネーションとか見ても空しいだけに違いないしぃ。 ちなみに、須磨からでも明石海峡大橋はそれなりに見えるようなんですが、その方向に太陽が沈むのかをチェックしたところ、こういう結果が出ました。

夕日の沈み具合シミュレーション@須磨♪

 このサイト を使ったんですが、カメラのマークは誰かがこの地点から撮った写真のリンクがあるというマークなので、あまり気にしないで下さい。 右下に伸びているのが日の出の方向、左下が日の入りの方向なんですが、明石海峡大橋とはうまく絡まずに、淡路島に沈んじゃうみたいですな。 僕の意図している写真は撮れそうにもありません。 じゃ、どの地点からなら大丈夫なのかというと、

夕日の沈み具合シミュレーション@舞子♪

 やっぱり舞子っすかぁ。 となると、お泊まりは ここ しか考えられませんな。 …とか思っていたんですが、すぐ近くにもっとよさ気な宿があるのを発見しちゃいました。 ホテルセトレ というのがソレです。 客室は こんな感じ 。 全室オーシャンビューでテラス付きの広々とした客室は、シンプルで上質なしつらえ。まるで理想のリビングに帰ってきたように、心地よくくつろいでいただけます。 おお、いいぢゃん♪ テラス付きというのがいいっすよね。 最近のホテルは転落 or 飛び降り防止で窓がちょっとしか開かなかったりするんですが、それだとガラスに反射して夜景が綺麗に撮れなかったりするんですよね。 その点、テラスがあれば、テラ便利♪ で、普通のツインでも広さが43uあるというのもいいですな。 ビジネスホテルのシングルだと、15uくらいが普通だったりしますからね。 クソ狭いアパホテルだと10uだとか。 4.3アパ相当なら、かなり余裕ですな。 で、この宿にはソソられるポイントが更に2つほどあるんですが、まずは宿泊者専用の クラブラウンジ 。 10種類くらいのソフトドリンクの他に、ビールやワインが飲み放題♪ クッキーやチーズなどのおつまみも食べ放題♪ 割り箸も割り放題♪ …なのかどうかは知りませんが、いやあ、これはいいっすなぁ。 で、もうひとつは朝飯。 かつては 「日本一贅沢なミラノの朝食」 を自称していたようですが、最近、内容を変更して、 「豊穣の島 淡路の朝食」 というのにリニューアルした模様です。 ミラノから淡路島へ。 何だかイメージ的には3ランクくらい格下になっちゃった感じなんですが、中身のほうはこうなっております。

豊穣の島 淡路の朝食♪

 おお、めっちゃ豪華♪ 個人的にはソーセージとベーコンとオレンジジュースさえあれば、それで大満足なんですが、淡路島いのぶた&平岡農園のみかん。 素材にも拘りが感じられますなぁ。 それプラス、鶏さんのミートボールと、くぬぎざ牛のローストビーフとは、ギザ豪華♪ 漢字だと “椚座牛” と書くんですな。難しすぎて、あまり美味しそうには見えないんですが、 この人達 が育てているようです。 で、この牛さん達がローストされちゃうんですな。ちょっと可哀想で、申し訳ない気もするんですが、ありがたくご賞味させて頂きます。合掌。。。 とまあ、景観も部屋も朝飯も、最高レベルと言えそうなんですが、問題点もあります。 クソ高いんですよね、これがまた。 1月3日だと、1泊朝食付きで 40,000円っ! 税込みだから、まだ多少の救いはあるんですが、夕食無し・部屋付き露天風呂無しでこの価格は、ちょっと。。。 きっぱりと諦めるしか無さそうなんですが、それでも未練たらしく何度かチェックを入れていたところ、ある日、激安なプランが出ているのを発見。 僕はいつも トラベルコちゃん のお世話になっているんですが、どの予約サイトのツインの1人利用・朝食付きは税込40,000円で横並びなのに、何故か 楽天トラベル にひとつだけ、税込 20,000円というプランが。 「オーシャンツイン パールブリッジビュー」 という、何も詳しいことが書かれていない謎の商品であります。 訳あり部屋だから安いのかと思ったんですが、パールブリッジ&オーシャンビュールームと明記してあるし、広さもちゃんと43uあるようです。 朝食付きとも書いてあるし、まったく問題はなさそうな? これはもう、間違いなく何かの間違いですよね? でもまあ、間違えちゃったほうが悪いんだし、担当者が気付く前に押さえるというのが得策ではなかろうかと。 で、試しに予約を入れてみたら、特に何の問題もなく、普通に何とかなったみたいで、やりぃ♪

 が、日に日に募る罪悪感。 別に僕が悪いワケではないんですが、人のミスにつけ込んで自分だけ得をしようとか、あまりにもさもしい根性っすよね。 これが元で、係のおねえさんが上司からネチネチと叱られたりしても可哀想だし、ここは正直に打ち明けるべきでは? ということで、メールで問い合わせをしてみました。 ひとつだけメチャ安なプランがあるんですが、お値段、間違ってませんか? その結果、係のおねえさんから、こんな返答が。 さば様から頂戴致しましたプラン内容・料金でお間違えございませんので ご安心してお越し下さいませ。 さば様にお会い出来ますこと心よりお待ちしております。 ほぉ。 あくまでも間違いだとは認めないんですな。 正直に 「すいません、間違ってました。テヘッ♪」とか謝ってくれたら、キャンセルせざるを得ないところだったんですが、これで安心してお泊まりすることが出来ますな。 じゃ、間違いではなかったのかというと、やっぱり間違いなく間違いだったようで、楽天の該当プランのお値段は僕の指摘以降、一瞬にして 40,000円に倍増しておりました。 何だかちょっと申し訳ないような…。 でもまあ、よく見るとこのプラン、平日だと税込 22,000円なんですよね。 「17:00チェックインでお得にステイ!出張帰りにリゾートでゆっくりステイ!」 というプランなら、朝食は手抜きバージョンになっちゃうんですが、オーシャンビュー43uの部屋に税込 12,000円で泊まれたりもしちゃいます。 40,000円というのは、お正月だから足下を見てぼったくっているだけの話で、20,000円でも宿にはまったく実害がない模様。 ぜんぜん申し訳なく思う必要は、ないじゃん!

 ということで、来週が楽しみでならんのですが、ただ、半額プランで差別的な扱いをされたりしないか、ちょっと心配。 クラブラウンジに行ったら、「申し訳ございません。半額プランのお客様は、ちょっと…」 と、入場を拒否されたり、朝食がビジネスプラン以下の食パン1枚+舞子の水道水だけだったり、嫌がらせで窓ガラスにトタン板で目隠しされていて、パールブリッジもオーシャンもぜんぜんビュー出来なかったり、テラスに出ようとしたらニコラ・テスラがいて、追い返されたり。 「あ、テスラじゃん!」 と思って写真を撮ろうとしたら 「モデル代 2万5000円っ!」 とか言われて、それなら普通に 40,000円で泊まったほうが得じゃん! ということで、テスラの写真やテラスからの写真は無かったりするかも知れませんが、その場合はステラおばさんのクッキーでも食うとして。 ラウンジではクッキーも食べ放題みたいなんですが、ありますかね、ステラおばさん。 ま、どうせ僕は中には入れて貰えないので、関係ないんですけど。 ラウンジで 「星影のステラ」 を聞きながらステラおばさんというのが無理なら、自前でミスターイトウのクッキーを買って、敏いとうを聞きながら食うしかないんですが、とまあそんなことで、では皆さま、敏いとうな、よいお年を☆

 …と、その前に後半を片付けておかなければなりませんが、何だか今ひとつ気が進みませんなぁ。 ということで、最近買ったCDシリーズはベニー・グリーンにしておこうと思います。 昨日、AutoCADの講習で名古屋に行ったついでに買って来ました。 なるべくジャケ絵を書くのが楽そうなのを。 その1点だけでチョイスした1枚です。 で、家に戻って、頑張って原稿を書こうとしたら電話が掛かって来て、仕事に呼び出されてしまいました。 幸い、家から30分くらいの距離のところだったので、まだよかったんですが、マンホールポンプ (別名・うんこポンプ) の不具合で、水位検出用のセンサーを引き上げたら、汚物の固まりがコテコテに…。 汚い、臭い、コテコテ。 まさに “3K” っすなぁ。 三重に転勤したらこの仕事が多くなって、ちょっとアレなんですが、おかげで頑張って原稿を書こうという気が薄れました。 幸い、前半が無駄に長くなったので、後は適当に流しておこうと思うんですが、どうせベニー・グリーンだから、ほとんど何も書くことは無いしぃ。 ということで、 「ブロウズ・ヒズ・ホーン」 。 1955年のプレスティッジ物で、チャーリー・ラウズ入りの2管編成となっております。 ウズラの卵入りの中華飯とか、個人的にはぜんぜん嬉しくなかったりするんですが、ラウズ入りというのも、さほどソソられるポイントではありませんな。 日本では今ひとつ不人気だったりしますからね、この人。 で、ピアノはクリフ・スモールズという、よく知らない人。 で、前半にはキャンディドのコンガが入ったりするんですが、とまあそんなことで、演奏を聞いてみることにしましょう。

 1曲目、 「サムタイムズ・アイム・ハッピー」 。 これはアレです。 『ベニー・グリーン・ウィズ・ソニー・クラーク』 というアルバムでも冒頭で演ってますよね。 これ っすか。 クラークとの共演、しかも 「クール・ストラッティン」 や 「ブルー・マイナー」 も入っているというので、めっちゃ期待したんですが、冒頭の演奏を聞いた時点で絶望しました。 何か、めっちゃダサいんですよね。 グリーンという人は朴訥とした田舎臭いスタイルが持ち味だったりするんですが、都会派アーバンな僕の趣向とは相容れなくて、駄目でした。 その記憶があるので、何も期待はしていなかったんですが、こっちのほうのバージョンは幾分テンポも速めだったりして、わりとスインギーな仕上がり。 コンガのチャカポコもそんなには気にならないし、思ってたよりはぜんぜん大丈夫ですな。 ソロ・先発はラウズくん。 いつも同じようなフレーズしか吹かないので、何かと馬鹿にされがちなんですが、ここではクリシェに陥る前に出番が終わっちゃうので、あまり苦にはなりません。 で、続くベニ・グリのソロが思いの外に流暢で、けっこうイケてたりするんですが、続くクリフくんとやらのピアノもそれなりのレベルには達しております。 で、終盤、セカンドテーマの合奏パートみたいなのでそこそこ盛り上がって、でもって、本テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 歌物ナンバーの 「ローラ」 。 「傷だらけのローラ」 でも 「ローラの傷だらけ」 でもなく、ただの 「ローラ」 。 映画 「ローラ殺人事件」 のテーマか何かでしたっけ? で、演奏のほうはアレです。 ラウズのテナーをフィーチャーした、しみじみとしたバラードだったりします。 …とか思っていると、ちょっぴりテンポが速くなって、ミディアムなピアノのソロが登場するという、そういうアレだったりするんですが、いかにもB級っぽいクリフくんのソロがなかなかいい味を出しております。 で、続いてグリーン兄さんが登場。 「グリーンねえさん」 とか、絶対に画像検索してはいけない言葉の筆頭だったりするんですが、思ってた以上にグロいのばかりが出て来て、めっちゃ後悔しました。 これ はぜんぜん大丈夫なんですけどね。 一方、緑のにいさんのほうは、短いながらもなかなか味のあるプレイを聞かせてくれて、で、その後、テンポが更に速くなって2管の絡みでそこそこ盛り上がって、でもって、スローなテーマに戻って、おしまい。 ここまで、なかなかいい感じで推移しております。 で、次。 またまた歌物ナンバーで、 「ボディ・アンド・ソウル」 。 今度はトロンボーンをフィーチャーしたバラードでありますな。 スローながらも意外とテクニックを感じさせる吹きっぷりだったりして、グリーンにいさん、意外と侮れないかも? で、これまた途中でアップ・テンポに転じて2管のハモリになったりするんですが、意外とセンスが都会派アーバンだったりして、で、以下、グリーン、ラウズ、クリフの順で、各自のわりといい感じのソロが披露されて、お洒落なアンサンブル・パートを挟んで、ラウズくんがもう一頑張りして、でもって、スローなテーマに戻って、おしまい。 アレンジもけっこう凝っていたりするし、いいっすな、こりゃ。

 で、次。 ベニー・グリーンと太鼓担当@オジー・ジョンソンの共作ではないかと思われる 「セイ・ジャック」 。 名前からして静寂を感じさせるナンバーなのかと思ったら、かなり賑やか系だったんですが、「せい・じゃっく、なんたら・かんたら〜♪」 という歌声まで入っていたりしますな。 演奏はグリーンがメインで、そこに時折ラウズが絡む形で進行していって、で、続いてはテナーが前面に押し出される番。 そこにボントロが絡んできて、でもって、おしまい。 短めの小品でありましたな。 で、ここからが後半。 コンガが抜けて純正な2管クインテットになるんですが、前曲と同じく、グリーンとオジーの共作ではないかと思われる 「ワン・トラック」 。 名前からしてトラック1台分を感じさせるナンバーなのかと思ったら、軽トラのような軽快な仕上がりだったりしたんですが、ちょっぴりJ.J.ジョンソンを彷彿させる正統派のビ・バップって感じぃ? ソロになるとJ.Jっぽさは薄れて、しぇしぇしぇのしぇーっぽくなったりするんですが、で、以下、ラウズくんのわりといい感じのソロが披露されて、2管の絡みがあって、でもって、おしまい。 これまた、短めの小品でありましたが、とまあそんなことで、次。  「グルーヴィン・ザ・ブルース」 。 テイク1とテイク2、同じ曲が続けて出て来たりして、ちょっとアレっすなぁ。 ぶっちゃけ、B面のほうは寄せ集め感が半端無かったりするんですが、残りの2曲もずっとオクラ入りになってたヤツっぽいし。 で、このグルーヴィンなブルースは、アーシー系のアレだったりして、都会派アーバンな僕の趣向とは相容れないものがあったりするんですが、とまあそんなことで、次。  「トラベリン・ライト」 。 グリーンのワン・ホーンをフィーチャー、しみじみバラードです。 なかなかいい感じ。 で、ラスト。  「ハイ・ヨー・シルバー」 。 ベニー・グリーンとなかまたちの 「はいよー、しるばー♪」 な歌声がフィーチャーされていたりします。 こりゃ、オクラ入りなのも順当っすな。 ま、それなりに味があったりはするんですけど。 オクラ入りとウズラ入り、個人的にはどちらもさほどソソられるものはなかったりするんですが、ネバネバするだけで、大して美味しくなかったりしますからね、オクラ。 山上憶良はけっこう好きだったりするんですが、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 まったく何も期待していなかったんですが、意外と悪くなかったっす。 「ボディ・アンド・ソウル」 とか、この曲の隠れた名演だったりするかも? ラウズくんもけっこう頑張ってくれていたし、とまあそんなこんなで、2014年は、おしまい♪


INDEX
BACK NEXT