COLEMAN HAWKINS (CROWN)

COLEMAN HAWKINS (1960)

COLEMAN HAWKINS


【パーソネル】

THAD JONES (tp) COLEMAN HAWKINS (ts)
  EDDIE COSTA (p,vib) GEORGE DUVIVIER (b) OSIE JOHNSON (ds)
【収録曲】

(01-03) BEAN IN ORBIT / AFTER MIDNIGHT / HASSLE
(04-05) MOODSVILLE / STALKING
【解説】 ( 2015年01月04日更新 / 連載 1,148回 )

 新年、明けましておめでとうございます。 で、 『ムー』 です。 新年早々ネタがないので、仕方なく久しぶりに買ってみたんですが、850円 (税込) もするんですな。 無駄に高ぇぇぇぇ。 金をドブに捨てた感が半端なかったりするんですが、ちなみにこの雑誌の発行部数は1ヶ月で2万部強。 意外と金を捨てる人が少なくないんですな。 ドブに拾いにいけば、けっこうな金持ちになれそうなんですが、ちなみに1月号の総力特集は 「地球人は宇宙の先進文明によって監視されている!? 最新 地球外知的生命体論とUFO現象の謎」 。 「監視されている!」 ではなく、「監視されている!?」 と、最後に疑問符が付くところが味噌ですよね。 書いている本人からして、半信半疑というか。 いや、一信九疑、ヘタしたら零信十疑だったりするのかも知れませんが、たまたま買ったのがUFO特集だったのは、嬉しい限り。 まだマシですからね。 出口王仁三郎とか、日月神示とかが出てくるのが最悪。 御嶽山の噴火を予言していたみたいですけどね。 ほれ 。 “知的好奇心の扉・トカナ” っすか。 トカナの言うことは、どーかな? そんな疑念があったりするんですが、 2015年のノストラダムスの大予言! 火山噴火、大地震…ジョン・タイターの予言とも一致!? こんな記事もありますな。 「ジョン・タイターの予言とも一致!」 ではなく、「一致!?」 と、最後に疑問符が付くところが味噌なんですが、ちなみにジョン・タイナーというのは2036年からやって来たタイムトラベラーだったりします。 マジで自分が未来人だと思い込んでいるとすれば、タイナー、痛いなー。 そう思わずにはいられませんが、で、その痛いタイナーくんが、2015年にどんなことが起きると言っているのかというと、ロシア連邦が反乱部隊の援助という名目でアメリカ、中国、ヨーロッパの主要都市に核爆弾を投下。アメリカが反撃し核戦争となり、第三次世界大戦へと発展する。 これ、マジっすか? 第三次世界大戦って、大惨事やんっ!

 で、一方、ノストラくんの予言のほうはというと、こちらは結構、無茶苦茶。 所詮は1503年12月14日−1566年7月2日の人間なので、21世紀の世界のことがあまり見えてませんな。 というか、1999年7月に人類が滅亡するっ! …とか言ってて、それ以降の人類のことも何やかんやと予言しているのがアレなんですが、ま、人類滅亡うんぬんは五島勉が勝手に言ってただけの話なんですけど。 何でもいいけどこの人の Wikipedia、けっこう酷いっすな。 これ 。 ルポライターとしても活動し、「サソリのベン」と呼ばれていたらしいが、誰がそう呼んだのかよく分からない。どうでもいいことであるが。 何じゃこりゃ? …と思ってよく見たら、 Wikipediaではなくて、Uncyclopediaだったんですが、ルポライターとしても活動し、 「サソリのベン」 と呼ばれていたのは本当らしいっす。 恐怖の大王がカスリもしなかった今となっては 「ウンコのベン」 呼ばわりされても仕方が無いところですが、恐怖の大王といえば、最近、ちょくちょくダイオウイカが水揚げされたりしてますよね。 唐揚げにしても美味くはないらしいので、水揚げしてもあまり価値はないんですが、釜揚げうどんの具にしても駄目っすよね? イカだから凧揚げにもならないし、…とまあそれはそうと、言葉の違いがなくなるとか、死者の復活とか、人類の寿命は200歳にとか、あと1年くらいでは実現しそうにもない予言が多く見られますな。 世界が放射線によって焼け焦げる。 これがもし 2011年の予言だったら、フクイチの原発事故の予言的中、ノストラ、凄ぇぇぇぇ! そうなるところだったんですが、放射能と紫外線の違いがぜんぜん分かってない時点で、この記事は論外。 ちなみに今回 『ムー』 を買ったのは、毎年必ず 「〇〇〇〇年大予言!」 みたいな特集が組まれるので、それを見て馬鹿にしようと思ったからなんですが、どうやらその企画は来月号に掲載される模様。 それ以外の記事で何とかしなければならなくて、前途は多難、名探偵はコナン、もう二度とアマン、窓の外アマン、わかっているさアマン、わかっているわアマン by 菅原洋一&シルヴィア。 お亡くなりになっていたんですな、シルヴィア。 『エマニエル夫人』 シルヴィア・クリステルさんが死去、享年60歳。 これも知らなかったんですが、 「別れても好きな人」 …シルヴィアさん、肺がんで死去、52歳。 これも今、初めて知りました。 別れたら〜、次の人〜♪ そんな替え歌もありましたなぁ。合掌。。。

 で、 『ムー』 の1月号。 まず最初に目に付くのがスペシャル付録の、これ。

昇運 財羊仙瑞符♪

 未年・2015年の金運をつかむ!! 昇運 財羊仙瑞符♪ 「金運をつかむ!!」 と言い切っちゃって、大丈夫なんすかね? 「金運をつかむ!?」 にしておいたほうが裁判になった時に有利だと思うんですが、この付録がなかなか豪華だったりします。 ムーの付録って、厚紙製のゴミみたいなのばかりで、 「科学」 と 「学習」 ですり込まれた、学研は付録が豪華♪ …というイメージをブチ壊してくれるんですが、今回のヤツは素材が違います。 主な材質は真鍮(銅・亜鉛)+メッキとなっていて、金ピカ。 けっこう重みもありますな。 さすがは新年号、奮発しましたなぁ。 これ、100円くらいの価値はあるんじゃないっすかね? …とか思っていたら、この余計なオマケが付いてくるおかげで、今月号は850円もするんですな。 通常は720円みたいです。 こんなゴミ、130円もすんのかよ! ま、これで金運がつかめるのなら、すぐに元は取れちゃいそうなんですが、この付録の使い方は、本誌・実用スペシャルを参照してくださいとの事なので、あとで楽しみに見ることにして。 で、本誌の表紙をめくると、その裏は通販の広告だったりするんですが、1秒間に1兆回の振動!驚異のパワーストーンが生命波動を活性化。テラヘルツ鉱石デラックス。 おお、これは凄ぇぇぇぇ。 「テラヘルツ 4倍」 で検索しろとのお達しなので、試してみたいと思うんですが、おお、 これ っすな。 雑誌ムーでも話題! キロヘルツは 1,000Hz、メガヘルツは 1,000,000Hz、ギガヘルツは 1,000,000,000Hz、テラヘルツは 1,000,000,000,000Hz。 いち、じゅう、ひゃく、せん、まん (中略) 1兆ヘルツ。 おお、計算合ってますな。 原石だと1秒間に1兆回の振動なんですが、この製品は倍率ドン! 更に倍の倍! 4倍のテラヘルツなんだそうですが、ちなみに水晶発振はどれくらいなのかと思ったら、1〜20メガヘルツ程度だそうです。 テラヘルツだと文字通り、桁違いでありますな。 というか、ケタケタケタケタ (中略) 違い。 原石でもテラ凄いのに、それの4倍って、半端ねぇぇぇぇぇ! というか、人工的に振動数を増やすとか、そんなことが可能なんすかね? あ、でもこれ、よく見ると、パワーが4倍と書いてありますな。 振動数そのものは1兆ヘルツのままなのかも知れませんが、それでもパワーが4倍になるなら、エネルギー革命が起こるレベルですよね。 これはもう、食品の鮮度が長時間保持されまくり、味も改善されまくり、味噌・醤油や日本酒なんかも発酵・醸造が促進されまくりぃ♪ テラヘルツ、凄ぇぇぇぇ!

 が、よくよく図を見てみると、1テラヘルツってもしかして、遠赤外線よりも下? こたつが温かくなったり、焼き芋が美味しくなったりするよりも、大したことがなかったりするとか? こんなので本当に白髪が5日で元の黒髪に戻ったりするんですかね? いや、 「5日で戻った」 とは書いてありませんな。 「戻り始めた」 ですな。 完全に戻るには30年とかの年月が掛かるのかも知れません。 ま、それでも本当に黒髪に戻るなら大したものなんですが、夜寝る時にアイマスクに載せたり、枕の下に敷いて寝てみたりしたところ、目の疲れや重さがとれました。 ほぉ。 こんな石ころを枕の下に敷いたりしたら、めっちゃ寝心地悪いんじゃないっすかね? ちなみにこれ、7グラムなら 5,940円(税込)と、意外とお値打ち。 これくらいならドブに金を捨てる覚悟で買ってみてもいいような? でも、よく考えたら 【極上】 黒毛和牛すき焼用 (ロース) とかでも100グラム3,240円くらいですからね。 7グラムとか、【極上】 黒毛和牛すき焼用 (ロース) に付いてくる牛脂よりも小さそうだし、、やっぱり高いっすなぁ。。。 ま、これで金運がつかめるのなら、すぐに元は取れちゃいそうなんですが、そっち方面の御利益に関しては特に触れられてないし、そういうのに期待するのなら、他のヤツのほうがいいっすかね? で、パラパラとページをめくったところ、マイケル・ジャクソンの霊が命日にバリのホテルに出現! おおっ、これは凄ぇぇぇぇ! 入浴駐中の若いギャルの写真が載っていて、思わぬサービスカットでありますな。 で、どうでもいいんですが、彼女の下に、ターバンを巻いた男性がはっきりと見えていたりします。 おお、確かに! 単なる、覗き魔なんちゃうの? そんな気がしないでもないんですが、この男がもしかしてマイケル・ジャクソンだったりするとか? ターバンとか、巻いてましたっけ? あ、マイケルはプールサイドで撮影したもう1枚のほうに写っているんですか。 この写真をホテルの人々に見せたところ、「マイケル・ジャクソンだ!」 「いつもきてくれた石油王だ!」 と、見解が2分されたようですが、あ、石油王はターバンを巻いた男のほうっすか。 どうも文章が分かりにくいんですが、石油王の癖に覗きをするとは、怪しからんっ! 金に飽かせて、もっと怪しからんこととか、いくらでも出来ると思うんですけどねー。

 で、続いては、やはり巨大魚タキタロウは実存する!! “日本UMAファイル” という企画でありますな。 キダタロウが実存するんだから、タキタロウくらいは普通にいても不思議ではないんですが、ちなみにどれくらい巨大な魚なのかというと、2.1〜3.0メートルくらい。 ま、確かにデカいんですが、ジンベイザメとか14メートルくらいあったりするしぃ。 ま、このタキタロウくんは大鳥池という小さな湖に棲息しているということなので、淡水魚なんだと思われますが、 世界各地の巨大淡水魚&巨大淡水生物のまとめ 。 日本だと、157cmのイトウが最大なんですな。 正直ショボいっすなぁ。 敏いとうとハッピー&ブルーが メンバーを募集 しているみたいですが条件は身長175cm以上。 このイトウ、敏いとうと一緒に歌を歌われへんやっ! もし 175cmよりも大きなタキタロウくんが実存するなら、日本新記録を更新した上で、容姿が端麗であればハッピー&ブルー入りも夢ではなかったりするんですが、 「実存する!!」 と言い切ってるわりには、魚群探知機に何かサカナの影が映ったような気がする。 その程度の話だったりして、うーん。。。 やっぱり日本のUMAって、群馬県の「ゆうまちゃん」くらいしか実存しないんですかね? あれも今では 「2代目ぐんまちゃん」 になって、絶滅しちゃったしぃ。 で、次。 総力特集のUFOネタ。 無駄にクソ長過ぎて読むのが面倒なので、パスさせて貰いますが、おお、島田秀平とか、辛酸なめ子の新連載が始まったんですな。 お笑いコンビ 「号泣」 の片割れですよね、島田秀平。 “溜池Now” で見たことがあります。 で、続いては、恐怖の毒雲ケム・トレイルの正体。  毒蜘蛛なら、セアカゴケグモとかがわりと身近だったりするんですが、毒雲のケム・トレイルっすか。 何だか煙たそうですなぁ。 これもけっこう無駄に長かったりするので、中身に関しては割愛するとして、あと、目に付くところでは、巫女王クレオパトラと聖香「セチェイ・ウアーブ」の謎。 ちょっぴりエロい、サービスカット風のイラストが描かれております。 ここで紹介した聖香 「セチェイ・ウアーブ」 とやらを特別にお頒けしてくれるそうなんですが、10mlで28,000円って、高っ! さすが巫女王クレオパトラ、半端ありませんなぁ。。。 巫女王の 「聖水」 なら、それくらいは出してもいいかな? そんな気がしないでもないんですが、「財」 の香りとか、いらねぇ。。。 売ってるほうには、めっちゃ 「財」 の御利益がありそうですけどねぇ。

 そんなもの、わざわざ高い金を出して買わなくても、僕には 「昇運 財羊仙瑞符」 があるっ! …ということで、いよいよ金ピカなカードの使い方のコーナーです。 えーと、実用スペシャルはどこっすかね? あ、137ページっすか。 使用法。 スペシャル付録 「財羊仙瑞符 (ざいようせんずいふ) 」 は、財布や鞄に入れて携帯するだけで十分な開運効果が得られるが、143〜146ページの内容を実践すると、なおよい。 ほぉ。 で、その内容というのは、ここ一番には朝4時に起床し、「ガバジャラミタ」と唱える。 エェェェェェェ。 そんな早朝からCoCo壱番屋はやってないし、「ソーセージカレー」 とか唱えるならまだしも、 「ガバジャラミタカレー」 とか、そんなメニュー無いしぃ。 ちなみにこの財羊仙瑞符の有効期限は2015年末まで。 来年の1月号には新たに 「財申仙瑞符」 みたいなのが付いてくるのでしょう。 ご親切に処分の方法まで書かれているんですが、使用後に処分する場合は、寺社に納める。それが出来ない場合は、少量の塩を振りかけ、感謝の言葉を述べてから封筒に入れ、自治体の指示に従って処分する。 エェェェェェェ。 クソ面倒臭い。。。 ちなみに未使用の場合は、自治体の指示に従ってそのまま処分して大丈夫だそうです。 塩代とか封筒代とか勿体ないので、使わずにそのまま捨てちゃおうかと思うですが、この無駄にメタルな材質は、燃えるゴミなんすかね?それとも燃えないゴミ? 判断に困りますが、本当に余計なものを付けてくれましたなぁ。 厚紙で作ってくれれば、普通に燃えるゴミとして出せるのにぃ。。。 ちなみに2月号の総力特集は、テレポーテーションとタイムワープが引き起こした宇宙戦争!!驚異の火星移住計画ペガサス・プロジェクトで、別冊スペシャル付録は、あらゆる福徳財運を招く!!郭法明の七福神シールだそうです。 金運オンリーの羊の野郎より、あらゆる福徳財運の七福神のほうがイケてそう? 720円だから安っぽい紙シールだと思われるんですが、ゴミであるには違いないだろうし、2015年大予言に釣られて買おうかどうかで迷うところなんですが、ついにブルガリア政府が公開!!ババ・ヴァンガの2015年大預言という “警告レポート” もあるみたいだしぃ。 ババ・ヴァンガって、めっちゃババを引きそうではあるんですが、 これ っすか。 ネタに困った時にはババ・ヴァンガのお世話になることになりそうですが、とまあそんなことで、ババンバ・ヴァンガ・バン、あ〜、ビバノンノン♪

 ということで、後半です。しばらく、最近買ったCDシリーズというのをお届けしてきたんですが、新しい年が始まったということで、元に戻して楽器別の紹介。 アルト編は一応の区切りが付いたので、今回からテナー編をお届けしたいと思います。 で、まず手始めはコールマン・ホーキンスっす。 ここで一句。 通りもん、本気、好きっす。 美味しいらしいですな、博多・通りもん。 食べたことはないんですけど。 こーるまん・ほーきんす → とおりもん・ほんきすきっす。 かなり無理があるんですが、お正月だから大目に見て貰うとして、で、今日はそんなコールマン・ホーキンスの 『コールマン・ホーキンス』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 クラウン・レコードの1枚のようですが、そのまんまのタイトルですな。 「クラウンレコード1万円クイズ」 では、北島三郎の 「風雪ながれ旅」 ばかりが流れていたイメージがあるんですが、ジャズのカタログもあるというのは、ちょっと意外。 で、これ、1960年の録音だったりするようですが、ホーキンスにしては、わりと新しめのほうっすよね。 この人、古い時代のオッサンという印象があるんですが、ヤングな若者たちとの交流にも積極的で、意外とモダンな演奏を披露してくれたりもするんですが、本作はサド・ジョーンズを加えた2管編成となっております。 名前でウケを取れるものの、中間派っぽいスタイルが日本では今ひとつ不人気だったりするサドくん。 この人の参加はちょっぴり不安でありますが、ピアノがエディ・コスタというのは、かなり斬新で期待が持てます。 曲によってはヴァイブも演ってるようですが、で、ベースはジョージ・デユビビエで、ドラムスはオジー・ジョンソン。 堅実そうですな。 オジーがちょっと惜しいなぁ。 そんな感想を持つ人がいるかも知れませんが、大丈夫です。 いや、多分。 とまあそんなことで、では1曲目。

 クラウン・レコードは細かいデータとかがちょっとアレだったりするようですが、まずは作者不詳の 「ビーン・イン・オービット」 。 ビーンというのはホーキンスの愛称なので、あるいは本人のオリジナルでしょうか。 テナーとラッパとの絡みが、かなりイケてる感じのハードバップ。 そういうアレだったりするんですが、ソロ先発はサド嬢でありますな。 テーマではミュートだったのが、アドリブではオープン。 それがけっこう効果的だったりするんですが、フレーズも歌心に富んでいて、とりあえずの不安要素は払拭されました。 続くホーキンスは正直、ちょっぴり古くさい感じもあるんですが、微妙にロリンズっぽい風情も感じられたりして、まずまず健闘。 トーンとか、けっこう強力ですよね。 強力わかもとには負けるかも知れませんが、少なくとも薄力粉よりは力強さが感じられます。 で、続くエディ・コスタのピアノは新鮮さを感じさせるスタイルだったりして、新鮮新鮮新鮮〜、新鮮新鮮新鮮〜♪ 懐かしいですなぁ、新井薫子の 「OH!新鮮娘」。 動画もありますぜ、 ほれ 。 これ、前にもこのコーナーで紹介したことがあったかも知れませんが、歌の下手糞さが想像の斜め上をいってました。 松田聖子や中森明菜が呼ばれて、薫子が紅白に出られないのはおかしい! そう書こうとしていたんですが、これを見て心の底から納得。 ま、変に味はありますけどね。 とまあそんなこんなで、2管の絡みなテーマに戻って、おしまい。 全体としては、まずまずだった。 そのように評価していいのではないかと思います。

 で、次。  「アフター・ミッドナイト」 。 ここで一句。 ああ豚、みっともないと、ダイエット決意。 一時期、ちょっぴり体重が減ったサバ君も、このところちょっぴり豚サバ化しちゃってるので、来年こそは何とかしなければならんな。 そんなふうに思ったりしているんですが、 サバ缶ダイエット とか、ちょっといいかも? エイコサペンタエン酸っすか。 個人的にはドコサヘキサエン酸のほうが好きなんですけどね。 「あんたがたどこさ」 みたいで。 で、これ、曲のほうはというと、しみじみ系のスローナンバーだったりするんですが、いいっすよね、ホーキンスのバラード。 人生の深みのようなものを感じさせますよね。 コスタくんのクールなピアノとの対比もいいし、デュビビエとオジーの裏方コンビも、影ながら地味に頑張ってます。 で、サドくんはお休みなのかと思ったら、途中から登場するという、そういうアレだったりしたんですが、なかなか味のあるソロを披露してくれて、大健闘。 続いてホーキンスが速めのテンポで豪快なブロウを披露して、で、スローに戻って、おしまい。 全体としては、よかった。 そのように評価していいのではないかと思います。 で、次。  「ハッスル」 。 シャープなタイコと、地を這うウォーキング・ベースの絡みによるイントロに続いて登場するテーマは、2管+ヴァイブで、とっても賑やか。 ちょっぴり古めかしい雰囲気が漂っていたりもするんですが、ま、年寄りのやることですからね。 ある程度は仕方がねーなと、広い心で見守ってあげたいと思うんですが、その年寄り、ソロではけっこう張り切っておりますな。 で、以下、ラッパ、ヴァイブとソロが続くんですが、ぶっちゃけ、コスタくんのプレイはちょっと斬新過ぎて、やや浮いちゃってる感がないでもありません。 それに釣られて、再登場のホーキンスも、ちょっぴりアレだったりするんですが、最後は年相応のダサさを取り戻したテーマに戻って、おしまい。 全体としては、うーん、そこそこ?

 で、次。  「ムーズヴィル」 。 リラックスしたスウィング・チューンで、ホーキンス御大のブルージーなフレーズがビシビシ決まる。 コスタの低音乱打ソロも印象的だ。 そう、日本語ライナーで田中英俊クンとやらが書いておりますが、無視されちゃった形のサドくんのソロも、なかなかではなかろうかと。 順番的にはいちばん最初に出てくるんですよね。 ゆったりとしたテーマの後、倍のテンポで勢いよく飛び出してくるんですが、こうして聞くと、けっこうテクニシャンっすよね。 ちゃんリンシャンな薬師丸ひろ子に匹敵すると言っていいかも知れませんが、…とか言ってるうちに御大のブルージーなビシビシが終わって、コスタくんのソロが始まりましたが、いやあ、斬新ですなぁ。 あまりにも斬新過ぎて、三振しちゃいそうな感じですが、かろうじてバットに当てて、何とかファールで逃げた。 そんな仕上がりだったりします。 で、その後、デュビビエくんのピチカート・ソロがあって、テーマに戻って、おしまい。 で、ラスト。  「ストーキング」 は風変わりなリズム・アレンジが施されたトラックで、このテのダークなミディアム・スウィング・トラックはホーキンスの独壇場と言ってもいいほど圧倒的な存在感。 続くサドのミュート・トランペットもどこかほのぼのしているが、独特の歌心溢れるソロは素晴らしい。 そういうアレだったりするんですが、わりと的確なところを突いておりますな、田中クン。 確かにサドくん、名前のわりには、ほのぼの系だったりするんですよね。 緊縛しても、すぐに縄がほどけちゃうような。 緊張感が足らんっ! 浣腸感も足らんっ! そう、マゾの人から叱られそうなんですが、ファンキーでソウルフルな曲調と、ヴァイブのクールな響きとの対比も、堆肥を退避していて、なかなか。 とまあそんなこんなで、今年もヨロシク☆

【総合評価】 ちょっぴり古くさいような気がしないでもないホーキンス、意外と悪くなかったサド・ジョーンズ、あまりにも斬新過ぎるエディ・コスタ。 この3者のコントラストが説も妙にして、微妙。 そんな1枚でありました。 ま、悪くはないと思うし、とまあそんなこんなで、今年もヨロシク☆


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