淡路島に行ってきました。 お正月、京都は何年ぶりかの大雪とのことで、雪化粧した金閣寺とかに行き先を変更しようかとも思ったんですが、昼メシを淡路島のホテルで食うべく、席の予約を入れてあったので、大人しくアワジることにしました。 淡路島に行くには新神戸駅か三ノ宮か舞子からバスに乗る、もしくは明石から船に乗る。 いずれかの道を選ぶことになるんですが、どれがお薦めなのかをサザエさんの母に聞いたところ、 「フネです。」 という回答が得られたので、じゃ、それにするかぁ。 ということで、今回の行程表は、 こちら 。 さば家から桑名駅まで2キロの道程を歩くのがクソ面倒で、西のほうに行くときはいつも岐阜羽島までクルマで行って、そこから新幹線に乗ることにしているんですが、今回は雪の影響で大渋滞、もしくは雪でスベって堤防道路から転落。 そういった事態が懸念されたので、大人しく名古屋から乗ることにしました。 本家きむらや (食事30分) とあるのは、 このお店 。 朝メシに明石で本場の明石焼きを食おう。 そういう魂胆だったりします。 一応は老舗の有名店らしいし、朝からやってるし、明石駅から明石港に歩いていく途中にあるので、ま、ここしかねーよな…と。 「明石 きむらや」 でググると、予測ワードに 「まずい」 と出て来たりするのがちょっとアレなんですが、地元民が余所から来た人に取りあえずお薦めする店。 が、自分たちは絶対に行かない。 そういった位置付けにあるようです。 ま、通ぶりたい痛風持ちのオッサンとかは、とかく有名店を毛嫌いしたりしますからね。 とまあそんなことで、名古屋駅から新幹線に乗車〜。 岐阜羽島から先は雪で真っ白。 天気は既に回復していたんですが、京都まで徐行運転するので、到着が30分ほど遅れるとのこと。 徐行、徐行、ジョコジョコ徐行、朝から徐行〜♪ 「尊師マーチ」 (選挙バージョン) の節で歌ってね♪ 昇降、昇降、ショコショコ昇降、朝から昇降♪ …と、朝から踏み台昇降運動をやらされたりするのはちょっと嫌なんですが、徐行くらいなら、ま、しょうがないかなと。 徐行していた女工がジョコビッチにボコられる。 そんな哀しい歴史があったりすると、ちょっとアレなんですけど。
ということで、30分ほど遅れて、西明石駅に到着〜。 で、在来線に乗り換えて、明石駅に到着〜。 お正月ということもあってか、駅前は人気もなく閑散としていて、ちょっぴり寂れた空気が漂っておりました。 なんだか気分が落ち込んで来て、こりゃ、朝から明石焼きという雰囲気ではないな。 そう思ったりもしたんですが、とりあえずやって来ました、本家きむらや。
ということで、予定を変更して舞子からバスで行くことにしました。 明石駅から舞子までは普通なら2駅、快速なら次の駅。 新快速は止まりませんが、普通の快速でもそこそこ快い速さだったりします。 で、駅からバス乗り場までは、 ここ を参照。 高架5階とありますが、スゲぇ上のほうに乗り場があったりするので、ちょっとビビります。 普通のエスカレーターで昇って、道路の向こうのほうに行って、めっちゃ長いエスカレーターでぐんぐん昇って、その後、階段かエレベーターで更に上を目指す…みたいな。 乗車券売り場や自販機は見当たらなくて、バスで直接運賃を支払う方式のようです。 今回、僕が乗ったバスは先払いでありました。 運転手に 「どちらまで行かれますか?」 と聞かれて 「夢舞台まで」 と答えるのが、ちょっと恥ずかしいっすな。 いいトシこいたオッサンが、夢舞台やてぇ。 そう、舞子の女子中高生に馬鹿にされそうな気がします。 「ウェスティンホテルのところまで」 のほうが、バリバリのエリート・ビジネスマンっぽくて、いいかも? 一瞬、そんなふうに思ったりもしたんですが、でもまあ、いいトシこいた敏いとうが 「好きです・東京・ラブコール」 などというクソ恥ずかしい歌を歌っていたりするし、 「夢舞台」 ならまだ梅沢富美男っぽくて、いいかな? …と、そんな気も。 いや、 「夢芝居」 でしたか、トミオは。 ちなみに舞子から約15分で、料金は510円。 1分あたり34円っすか。 きむらやの玉子焼きが1個あたり42.5円だから、それよりはちょっとリーズナブル。 とまあそんなこんなで、到着〜。 バスはウェスティンホテルのすぐ前に止まるんですが、そこから道路のほうに歩いていったら 国営明石海峡公園 のほうに出たので、とりあえずそっちから散策してみることにしました。
まず最初に結論から言っておきますが、ぶっちゃけ、ここはちょっと失敗でした。 今の時期はお花もほとんど咲いてなくて、地味なことこの上なし。 おかげで人気もなく閑散としていて、非常に寂しい散策となってしまいました。 あ、言い忘れましたが、連絡が悪くて無駄が多い明石から船→岩屋からバスというルートを捨てたお陰で、30分の遅れを取り戻し、ほぼ当初の予定通りに 11時過ぎには到着することが出来たんですが、とりえあず (写真・いちばん上) は 「滝のテラス」 っす。 ま、人工のプチ滝っすな。 無駄な岩岩っぽさとか、岩屋さんは喜ぶかも知れませんが、で、次。 (写真・上から2枚目) 、 「パームガーデン」 。 椰子椰子していて、香具師の人は喜ぶかもしれませんが、香具師と書いて、やし。 読めないっすよね。 ということで、次。 (写真・ちょうど真ん中) と (写真・下から2枚目) は、海〜♪ 何らかの建物がある辺りは見晴らしがよくて、海が見えたりして、なかなか。 対岸の超都会っぽいエリアも遠望することが出来て、ちょっぴりテンションも上がります。 無駄に広くて、歩くだけでいい運動にはなるんですが、で、(写真・いちばん下) は、夢舞台エリアへの連絡口付近にあった、柱状のものの側面にお花を植え付けた系の飾り物。 花壇の白いお花のボケ具合との対比に禅味が感じられて、いいんじゃね? 個人的にはそのように評価していたりするんですが、ということで、続いては、こちらです。
奇跡の星の植物園♪ これまたオッサン泣かせの恥ずかしいネーミングでありますな。 ま、温室だから冬でもお花は咲いているものと思われ、その点では期待が持てるんですけど。 ということで、入場〜。 まずエスカレータで3階まで上がって、そこから順に下りながらウロウロするという、そういう動線になっております。 最初のほうはサボテンばかりで、今ひとつ地味だったりしたんですが、そのうちに如何にも温室っぽい感じのお花たちが登場。 ただ、密度は薄めで、お洒落な展示に重点が置かれている感じだったりしますな。 …と、ここまでは割とどこにでもある、普通に温室な作りだったりしたんですが、後半はちょっぴり凝った感じになっておりました。
(写真・いちばん上) 。 オー、ジャパニーズお正月風、門構え〜♪ 門松がとっても角松敏生&オメガトライブっすなぁ。 それ、違うトシキなんじゃね? そんな気がしないでもないんですが、個人的にはカルロス・トシキよりも杉山清貴の時代のほうが好きだったりします。 何でもいいけど “オメガトライブ” と、濁らないのが正解だったんですな。 今までずっと “オメガドライブ” だとばかり思っていました。 オメガトライブじゃ、ドライブのお供に聞けないじゃん! 今からでも遅くないので、 「ト」 に点々を付けることを心から進言したい信玄餅。 そういうアレだったりするんですが、お人形とお花のコラボとかも、オバチャン層とかのウケがよさそうですよね。 若いギャルよりも可愛いものが好きだったりしますからね、オバチャンって。 で、いいトシこいたオッサンも、こういうのは結構好きだったりするんですが、ハートのやつとかも、いいっすよねー。 鳩と、ハートと、歯痕(はあと)なら断然、真ん中を選ぶんですが、あ、歯痕と書いて、 「しこん」 と読むんですな。 これ 。 【写真で見る】 舌の病気・できもの辞典。 別に見たくねぇ。。。 他の症状とか、完全にグロだったりするので、見るのはまったくお薦めしませんが、(写真・舌から…、いや、下から2枚目) は、ミニチュアタウンのクリスマス。 こういうのは幼女が喜びそうですよね。 で、最後のところとか、温室の外とかにはLEDのお花が輝いたりしておりましたが、11月末から1月中旬頃までは、夜間のライトアップもやってるみたいです。 薬罐 (やかん) とか、ライトで照らしてもさほど綺麗ではなさそうなんですが、夜間ならいいでしょうなぁ。 なべおさみの息子の 「なべやかん」 とか、あまり光が当たらないまま、消えちゃいましたけどね。 とまあそんなことで、温室の部は以上です。 で、ここからウェスティンホテル淡路までの間のエリアは、こんな感じになってたりします。
オー、ジャパニーズ超バブルの遺産〜♪ ちなみにこの淡路夢舞台というのは、関西国際空港とかの埋め立てに使う土砂を採取した跡地に作られたものだったりするんですが、無駄に税金が費やされまくっていたりします。 “貝の浜” は、100万枚の帆立貝の貝殻を手作業で敷き詰めたんだそうで、半端ねぇ。。。 ちなみに設計者は安藤忠雄クンなんですが、転んでもタダでは忠雄、只者ではありません。 “百段苑” のエリアは今の時期、何の花も咲いてなくてちょっと寂しいんですが、階段のところが常時滝みたいになっていて、ジョウビタキも真っ青。 ジョビたんって、銀と黒とオレンジのコントラストが鮮やかな小鳥だったりするんですが、それが真っ青になっちゃうんだから、金正男も真っ青。 で、あとはまあ、海が展望出来るスポットだとか。 コンクリート打ちっぱなしとか、昭和の時代の末期に流行ったんですよねー。 マッキーを吸ったりする遊びも末期には流行りました。 で、 “貝の浜” からは時おり、噴水が吹き上がったりもして、とまあそんなこんなで、おしまい。 一時期はどうなることかと思いましたが、こうしてみると、けっこう見応えはありましたなぁ。 春になると花博みたいなのも始まるみたいだし、もっと華やかになることでありましょうなぁ。 で、この後、個人的には未だにプチ・バブル状態だったりする僕は、ウェスティンホテルで優雅にランチを食うという、そういう算段だったりするんですが、そのお話は勿体ぶって、また次回♪
ということで、今日はベン・ウェブスターっす。 テナー編を古めの人から順に。 そういう趣旨に則って、とりあえずネタ用に1枚仕入れてみました。 『ザ・ウォーム・ムーズ』 という1枚です。 虫 (ワーム) 気分ではなくて、あたたかな (ウォーム) 気持ち 。 その名の通り、ハート・ウォーミングなバラード集だったりするんですが、ジョン・コルトレーンの代表作と肩を並べるジャズ・バラードの大名盤。豪華ストリングス・オーケストラをバックに、滑らかで貫禄溢れるテナー・サックスのサウンドに酔いしれる。 そういうアレなんだそうです。 ベンくんのムード歌謡なプレイは定評がありますからね。 むせび泣くテナー感が半端ありません。 大きく期待が持てるところでありますが、ということで、では聞いてみましょう。
1曲目、 「ザ・スウィートハート・オブ・シグマ・カイ」 。 「シグマ・カイの甘い心」 っすか。 シグマ・カイというのが何なのかよく分からんのですが、北海道にいるのは、ヒグマかい? アースが生んだのは、マグマかい? ま、恐らく、そういったものの親戚筋にあたるのではなかろうかと。 後藤誠クンが書いた日本語ライナーによると、ミディアム・テンポのスゥインガー。 イントロ4小節の後、テナーがファースト・テーマ。 A(8)-B(8)-A(8)-B(8) の32小節。 ソロはテナーが1コーラス、イントロ・パターンの4小節の間奏を経てエンディングとなる。 そういうアレであるようです。 ベンくんのテナーそのものは、ちょっぴり古くさい感があるものの、いつもの出来映えで概ね良好。 が、いかんせん、バックのクソ甘ったるいストリングスが邪魔過ぎますな。 ウィズ・ストリングス物は日本では 「ヒモ付き」 と呼ばれ、大いに馬鹿にされる不人気ジャンルだったりするんですが、それもよく分かります。 この先、ずーっとこの調子で12曲目まで続くのかと思うと、先が思いやられますが、さ、頑張りましょう。 2曲目、 「ステラ・バイ・スターライト」 。 日本名 「星影のステラ」 っすな。 ステラというと、 “どてら” を着てクッキーを焼いてるおばさんの姿が浮かんでくるんですが、で、「星影の〜」 というと、千昌夫の顔が浮かんできますな。 いずれも、あまりお洒落なイメージではないんですが、曲そのものは都会派アーバン調。 ゆったりとしたテナーにもお似合いのメロディだったりします。 ジーン・ディノヴィとかいう人のピアノとチェレスタも小粋でいいムードだったりするんですが、やはりヒモの人たちが圧倒的に邪魔。 以下、演奏のほうの解説は同じ愚痴の繰り返しになると思われるので、簡単に曲目についてだけ触れることにして。
ということで、次。 「ウィズ・エブリ・ブレス・アイ・ライク」 。 伊豆で、ええ鰤ブレずに、あら、イクラ。 そういったアレではないかと思うんですが、意外とブリとかも釣れたりするみたいですな、伊豆。 ググってみたら、ブリを求めて伊豆イガイガ根へ行く。 そんなのが出て来たりしました。 いがいが根。 ほぉ、伊東の隠れた名所として 「知る人ぞ知る」 的な美景スポットなんすかぁ。 伊東って、ハトヤくらいしか見るものがないのかと思ったら、意外とイガイガ根。 ネコもいっぱいいるみたいなので、一度行ってみたいものですなぁ。 で、曲のほうはというと、しみじみとしたバラードです。 次、 「アクセント・オン・ユース」 。 えーと…、特に何も思い浮かびませんな。 曲のほうはアレです。 しみじみとしたバラードです。 で、次。 「バット・ビューティフル」 。 バットといえば 「ばつ丸」 なんですが、最近あまり見なくなっちゃいましたなぁ。 「けろけろけろっぴ」 とかも。 ちなみに去年の人気投票の結果は、けろっぴ13位、ばつ丸16位。 ま、わりと健闘していると言えそうなんですが、KIRIMIちゃん (8位) にも負けるなんて…。 どんなキャラなのかと思ったら、本当に切り身なんですな。 ほれ 。 で、 仲間たち には “さばくん” もいますな。 みんなよりあつぎりで優しい…って、どんなキャラや。。。 個人的には “かまぼこちゃん” が可愛いと思うんですが、さばくんは “なるとちゃん” と仲良しなんですな。 “なると” と言えば今回、鳴門に行って渦潮を見てきたんですが、その話は次々回くらいっすかね? で、圓堂のほうはというと、しみじみとしたバラードです。
で、次。 「タイム・アフター・タイム」 。 タイムと言えば、タイくん。 ナルシストでお金持ちっすか。 簡単にエビで釣られそうだったりもするんですが、で、次。 「ナンシー」 。 ナンシーと言えばナンシー関、もしくは「夏色のナンシー」 by 早見優。 同じナンシーでも随分とイメージが違いますな。 「ナンシー関は不細工なっしー」 と、ふなっしーが失礼なことを言っておりましたが、ということで、次。 「アイム・ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト」 はエリントン・ナンバー。 「あかりが見えた」 などという邦題が付けられております。 個人的には “あかり” なんかが見えるよりも、 「アサリが煮えた」 のほうが時雨煮っぽくていいかなという気がするんですが、おにぎりの具の定番ですよね、あさりの時雨。 東海地方限定みたいなんですけど。 「桑名流!しぐれ肉巻きおにぎり」 というクソ恥ずかしいご当地グルメにも使われております。 肉巻きおにぎりもすっかりブームが去った感がありますが、演奏のほうは誠クン言うところのミディアムテンポのスウィンガーでありまして、バラードばかりで飽きた身にとっては、ちょっとだけ新鮮。 こうして聞いてみると、ストリングスも悪くはねーな。 そんな気がしないでもないんですが、ということで、次。 「イット・ワズ・ソー・ビューティフル」 。 しみじみとしたシジミの時雨煮的なバラードです。 実は桑名ではハマグリよりもシジミのほうがたくさん取れたりするんですが、 “ソシアルスナックしじみ” なんて店もありますな。 ということで、次。 「ザ・ウィッフェンプウフ・ソング」 。 言いにくいこと&ローマ字カナ漢字変換しにくいこと、この上なし。 何となくシャウエッセンなブーフーウーっぽいの。 そうやって覚えるしか手立てがないんですが、倒産しちゃったみたいですな、有名子ども服ブランドの 「ブーフーウー」 。 キモい社長が こんなこと をしていたら、倒産もやむなし。 そう思わずにはいられませんが、で、演奏のほうはというと、ミディアム・テンポの、以下同文。
で、次。 「イージー・トゥ・リメンバー」 。 「思い出はやすし」 という邦題もありますが、思い出しますなぁ、横山やすし。 ということで、ラストです。 「ゼアズ・ノー・ユー」 。 バラードです。 ということで、以上です。
【総合評価】 ジャズに全然うるさくない人なら、こういうお静かなのはいいかも知れませんが、ぶっちゃけ、これをコルトレーンの 『バラード』 と並べて論じるのは、トン汁。 そんな気がします。 こうして聞いてみると、ストリングスも悪くはねーな。 そのように思っていた時代もありましたが、やっぱり無いほうがいいっすな、ヒモ。 貝ヒモが好きな人以外にはちょっとキツイかも知れない、そんな1枚でありました。