今日は 「渦巻ポンプの正しいグランドパッキンの替えかた」 について考えてみたいと思います。 津 → 本社 (名古屋) → 岐阜 → 津 (出戻り) と転勤を重ね、やらされる仕事の内容も電気計装の点検修理 → エンジンの点検修理の監督業務 → ポンプ・電気・エンジンの点検修理と工事の監督業務 → ポンプ・電気の点検修理と工事の監督業務と作業員的作業。 そのように変遷してきたんですが、この “作業員的作業” というのがちょっと曲者。 本社や岐阜では現場監督という立場だったので、職人が黙々と業務に励んでいる姿をぼーっと眺めて、時々、思い出したように写真を撮っていればそれでオーケーだったんですが、今の職場では簡単な作業は自分たちでやらなければならなかったりします。 ぶっちゃけ、ポンプや配管に関する僕の技術力は皆無に近いものがあったりするので、そういう仕事が回ってきそうになるとドキドキしてハラハラして、なるべくなら婉曲にお断りさせて頂く方針だったりするんですが、そうも言ってられない状況に陥ることもあったりして、うーん…。 で、先日、遂に巡ってきちゃったんですよね、渦巻ポンプのグランドパッキンを替えさせられる機会が。 あてにしていた職人的立場のおっさんが来れなくなってしまって、いつも傍観者的立場な僕が実務に手を染めなければならなくなってしまったんですが、ちなみにグランドパッキンというのはアレです。 普通のパッキンとはちょっと違う、1ランク上の豪華で盛大で堂々とした立派なパッキン。 そういった意味でグランドなのではなく、 ここ 参照。 ポンプメーカーに頼めば機種に応じて適切な長さに切られたヤツを部品として用意してくれるんですが、うちの会社では基本、ピラーという長い1本物のヤツを自力で切断して使うという、そういうシステムが取られているようです。 参照サイトの右下にある編組グランドパッキンというヤツでありますな。 前年度は若手有望株の一人、ヒラりんが短く切り過ぎてしまい、下請のおっさんからネチネチと嫌味を言われているのを目の当たりにしているので、慎重にならざるを得ません。 「失敗したら、それだけで済まへんのやぞ。 それで会社に損害を与えることになるんやからな。 ヘラヘラ笑っとる場合やないで。」 みたいな。 そう言われて、ヒラりんはヘラヘラと笑っておりましたが、もし僕が同じ立場だったら、逆ギレしていたでしょうな。 「そんなん、お前に言われんでも分かっとるわ!」 みたいな。 茹ですぎた蕎麦みたいに、すぐにブチ切れますからね、僕。 サバくん、蕎麦くんに豹変! …みたいな。
そんな経緯があったので、なるべくなら手を出したくはなかったんですが、ヒラりんから 「僕一人では時間が掛かるから、手伝ってくださいよぉ。」 と言われて、やむなく手を貸すことに。 失敗して切り過ぎて、ネチネチと嫌味を言われたりしても嫌なので、切断作業はヒラりんに一任して、僕は与えられたグランドパッキンを取り付ける作業に専念することにしたんですが、シャフトに巻き付けるようにして、奥に押し込んでやればいいんっすよね? ちなみにヒラりんは前年、 ここ 参照の左の図みたいな、明らかに寸足らずなヤツを量産して叱られていたんですが、ああ、こりゃアカンわー。 素人目に見ても明らかに短く切り過ぎていて、これではタラタラと嫌味を言われちゃうのも、やむなし。 むしろ、呆れて物も言えなくなるレベルで、口を利いて貰えただけ有り難いと思わなければなりません。隙間があるとそこから空気を吸って、水が揚がらなくなっちゃうんですよね。 一箱すべて無駄にして、会社に損害を与えることになってしまって、ヒラりん、やってしまいましたなぁ。 そんな彼も1年後には学習して少し賢くなって、少し長めに作っておいて、シャフトに合わせて、長過ぎた分を切って調整する。 そんな小技をマスターしたようですが、僕もそれを真似て、右図のようなピッタリの長さのヤツを作って、奥に押し込むという作業を黙々と続けておりました。 このポンプの場合、1箇所あたり3本のグランドパッキンを入れることになっているんですが、その最後の1本。 入れにくかったので長さを合わせてみると、明らかに長かったので、ジャストになるように切ることにしたんですが、そこに颯爽と技術力に優れ、後進の指導にも抜かりが無い職人肌のおっさん登場。 「何しとんのや?」 「え?長過ぎるから切ってるんやけど…」 「合わせてみい!」 言われるままにポンプのシャフトに合わせてみると、ちょうどいい感じのぴったりサイズだったんですが、何かご不満でも? 我が行為に一転の曇りなし。 先生、僕はついに正しいグランドパッキンの替えかたをマスターしたよ! そんな誇らしい気持ちで一杯だったんですが、「ツンツンではアカンのや。やり直せ!」 とか言われてしまって、はぁ????
先生いわく、ぴったりの長さでは短過ぎるんだそうで、パッキンの幅の分だけ長めにするのが正解なんだそうで。 は? そんなに長くしたら、入らなくなると思うんっすけどぉ? 「ええからやってみぃ!」 言われるままに、ちょっと長めのパッキンを押し込んでみたところ、いい感じにきっちりと収まってしまって、今ひとつ合点はいかんのですが、ここは素直に負けを認めるしかありません。 「・・・・・。」 「全部取り替えろ!」 「・・・・・。」 ふて腐れた僕は、その作業をヒラりんに押し付けることにしたんですが、そうこうしているうちに昼になったので飯を食って、それで少しは気持ちも落ち着いたんですが、食後の雑談タイムの時、「失敗したら、それだけで済まへんのやぞ。 それで会社に損害を与えることになるんやからな。 ヘラヘラ笑っとる場合やないで。」 僕は別にヘラヘラなんかしてなくて、ムスッと不機嫌にしていただけなのにそんなことを言われて、うるせぇ、お前に言われんでも分かっとるわ! そう、心の中で叫びました。 で、今ひとつ合点がいかない問題が心の中でクリアされていないので、家に帰ってから調べてみたんですが、 グランドパッキンの切り方 。
パッキン長さ=π/2(軸径+スタフィングボックス内径)×1.03〜1.05=1.62〜1.65×(軸径+スタフィングボックス内径)
今ひとつよく分からんのですが、ツンツンの長さの1.03〜1.05倍ほど長めに切る感じ? あながち、おっさんの言ってることも間違いではなさそうですなぁ。何だか悔しいです。 悔しいついでに、パッキン抜きの工具とかを買ってやるぅ! そんな欲望も沸き上がってきたんですが、ヒラりんは自前のパッキン抜きとか、パッキンを押さえ込む工具とかを持ってるんっすよね。 若手の癖に生意気な! 失敗して切り過ぎて、グランドパッキンを半箱くらい無駄にして、会社に損害を与えてしまった身としては、自前で何とかしようと思うんですが、いくらくらいするものなのかと思って調べてみたら、 こんな感じ 。 同じ写真の商品なのに値段がバラバラで、今ひとつよく分からなかったりするんですが、これだけたくさんセットになっていて2,000〜5,000円くらいって、意外とリーズナブルぢゃん。 あまり安すぎるのも何か問題があるに違いないので、5,012円の “TOOLP03000” というのを頼んでみることにしたんですが、で、届きました。 で、愕然。
が、悪いことばかりではありません。 前回 、6月末に裏磐梯と会津若松に行こうと思っている。 そんな話を書いたんですが、その先の “秋旅” についても既にプランを練っていたりします。 行き先は京都。 紅葉を満喫しようという、そういう魂胆なんですが、 「勤労感謝の日」 絡みの3連休はクソ混むに違いないので、その一週前を予定しております。 東山辺りは紅葉のピークより少し早い気がするんですが、高雄や大原といった郊外はちょうど見頃っぽい? で、宿を探していたんですが、某宿泊予約サイトの11月14日 (土) の某宿。 部屋のランクが6種類ほどあって、朝食付のプランが大人1名利用で、4〜5万円といった感じ。 ハイシーズンの土曜日だけあって、半端無いっすなぁ。。。 が、本来ならいちばん高い筈の53uのデラックスルームだけ、何故だか 21,000円 (税込) となっておりました。 この日は祇園のアパの14uの部屋の素泊まりプランですら 27,000円でっせ。 これはもう、間違いなく間違いっすよね。 今年の正月にも似たようなことがあって、 ここ に半額で泊まることが出来たんですが、あのラッキーをもう一度♪ 駄目モトで予約を入れてみて、「やっぱり間違ってました。テヘッ♪」 と、正規の料金を提示されたらキャンセルするつもりだったんですが、宿へのコメントのところに 「このプランだけ料金が格安になっておりますが、間違いではないでしょうか?」 そう書き加えたところ、もの凄く丁寧なメールが返って来ました。 「やっぱり間違ってました。テヘッ♪」 と、素直に過ちを認めた上で、さば様のご親切に、心よりお礼を申し上げます…と。 で、料金は 21,000円でいいよ!…と。 さば様にお会いできますことを、スタッフ一同心より楽しみにしております。 そして、お会いした際に、直接お礼をお伝えさせて頂きたいと想っております。 そうまで書かれておりました。 こっちとしては人の間違いに付け込んで、もしかしたら格安で泊まれるかも? そんなスケベ心で予約を入れただけなのに、何だか心苦しい限り。。。 あまりにも申し訳無さ過ぎるので、「いちばん安い部屋の素泊まりプランに替えて貰ってもいいよ♪」 と、返事を書いておいたんですが、で、いろいろと調べてみると、他の予約サイトの他の日でも、明らかに間違えていると思われる格安な料金の書かれたプランが大量にあったりして、だ、大丈夫かぁ? で、再び感謝されまくることに期待して、その旨も併せてお知らせしておいたんですが、今のところその件に関する回答はありません。 もしかして、あまりにもしつこ過ぎて、嫌われちゃったとか? 直接お礼をお伝えさせて頂きたいと言ってた件、あれ、やっぱり無しな! …みたいな。 うーん、余計なことをしちゃいましたかねぇ。。。 ちなみに、最初に指摘した11月14日に関しては、現在、オフィシャルサイトを含めて全ての予約の受付が中止になっていたりします。 僕がいらん事を言ったばかりに大混乱に陥って、パニクっちゃってるとか? ま、いずれにしろ、正規料金との差額でパッキンツールの箱代の元は十分に挽回出来そうなんですが、更に浮いたお金で「パツキン箱入り娘」 の動画でも買おうっと♪
ということで、今日はセルダン・パウエルっす。 パツキンではなくて黒髪褐色肌のキャラのようですが、詳しい素性はよく分かっておりません。 セルダンは双葉より芳しで、幼い頃からその才能の片鱗を見せていたとか、スタバよりもカンパチで、珈琲よりもサカナが好きだとか、そんな事くらいしか分かりません。 チョコレート・ダンディ坂野だか、チョコボール向井だかと呼ばれているんでしたっけ? 佐藤秀樹クンが書いたライナーノートを要約すると、レスター・ヤングとコールマン・ホーキンスを足して2で割ったようなスタイルで、中間派っぽいというか、スイングとモダン両派の良いところを併せ持ったミュージシャン。 そういったキャラであるらしく、そこのところがちょっと懸念材料だったりするんですが、スイング派の要素、いらねぇ。。。 そんなの古くさくなるだけですもんね、演奏が。 で、この 『ザ・セルダン・パウエル・セクステット』 はリーダー作が少ないセル・パウくんのデビュー2作目であるらしく、トロンボーンとギターが入った変則的なセクステット編成。 ちなみにボントロ担当は新進気鋭のジミー・クリーブランドで、ギターはフレディ・グリーン。 ベイシー楽団の 「オール・アメリカン・リズム・セクション」 を担った人ではないかと思われます。 ピアノの人はハック・ハナとクレジットされておりますが、その正体はローランド・ハナである模様。 ベースはアーロン・ベルで、ドラムスは曲によりオジー・ジョンソンとガス・ジョンソンが入れ替わります。 同じジョンソンだから、別に入れ替わらなくてもいいじゃん。 そんな気もするんですが、で、これ、別にCDオマケが入っているワケでもなさそうなのに、全部で12曲も入っているのが気になります。 ほんの小さなちょっとしたプチ小品の集まりのようにも思え、あまり多くは期待出来そうにもないんですが、とりあえずまあ、聞いてみることにしましょうかぁ。
まずは、ガレスピーのオリジナルで、 「ウディン・ユー」 。 日本名 「ウドンよぉ。」 香川県民の日常をテーマにした作品ではないかと思うんですが、曲そのものは非常にシンプルなもので、アドリブの出発点として最高の素材であると言えましょう。 テーマは2管の絡みで演奏されるんですが、トロンボーンのお陰で、ほのぼのとした仕上がりになっております。 そこのところが評価の分かれるポイントではないかと思うんですが、続いて登場するセル・パウのソロはストレートでケレン味がなく、傾聴に値する出来であると言えるのではなかろうかと。 続くジミ・クリくんも頑張っていて、浣腸に値する出来ではなかろうかと。 で、終盤、再びセル・パウが出て来て、最後は2管の絡みでそこそこ盛り上がって、でもって、明確にはテーマに戻らずに、おしまい。 短いながら、アレンジが無駄に凝っていたりして、わりと充実した仕上がりだったと思います。 で、次。 歌物ナンバーの 「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」 。 歌物というと、僕の脳裏にはすぐに桂歌丸の顔が浮かんできちゃうんですが、背部褥瘡(じょくそう)で入院しちゃったそうで、ちょっと心配っすな。 何だか凄く背中がジュクジュクしちゃいそうなんですが、で、演奏のほうはというと、セルダンくんのテナーをフィーチャーした、しみじみとしたバラードに仕上がっております。 ジミーくんはお休みっすかね? ウォーム&ダンディなテナーはちょっぴり 「たそがれ戦隊・ノスタルG」 だったりするんですが、個人的にこのネタが好き過ぎて、ググるとうちのサイトが6つほどヒットしちゃいますな。 そろそろ自粛して新しいネタを考えなければなりませんが、 「自粛戦隊・Gショック」 とか。 意味がわかりませんけど。 …とか言ってるうちに、演奏のほうはおしまい。 ピアノのソロもなく、ギターのフレディ・グリーンはここまでまったく存在感がなく、ここまで、わりと淡々と進んできました。
で、次。 セルたんのオリジナルで、 「ロリー・ギャグ」 。 チェキッ娘の「ドタバタギャグの日曜日」とか、ありましたよね。 作詞・作曲: ROLLYって、これ、ローリー寺西? で、ロリーのギャグはどんだけお寒いのかと思ったら、意外とウォームなスイング調のリフ・ブルースだったりして、うーん、まあまあ? テナーとボントロに続いて、ここで初めてピアノのソロが聞けるんですが、これがなかなかいい出来だったりして、やるぢゃん、ローランド・ハナ肇。 見た目のむさ苦しさから日本での人気は最低レベルなんですが、実力の程は確かでありますなー。 とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 ちょっとしたプチ小品といった感じのナンバーでありました。 で、次。 「ミッシーズ・メロディ」 。 …と、ここまで書いたところで、某宿から返信のメールが。 デラックスルーム (朝食付) でいいよ♪ そういう回答だったんですが、このプラン、1人利用だと 11月14日は 51,000円というのが正規の料金であるようです。 30,000円の儲け。うひょ〜♪ で、明らかに間違えていると思われる格安な料金の書かれたプランの件についても素直に過ちを認めて、感謝のあまり、係のお姉さんがわざわざを電話を掛けてきて、お礼を言ってくれました。 これは当日、生八ッ橋の皮の1枚くらいはサービスしてくれるかも? 今から楽しみでなりませんが、ちなみにこの日の予約受付が中止になっているのは、単純に満室になったのが原因である模様。 翌週の週末もお二人様・素泊まり 166,666円のスイートしか空きが無かったりして、紅葉シーズンの京都、パネぇ。。。 早めに手を打って大正解でありますが、とか言ってるうちに、演奏のほうは、おしまい。 明るく正しい、軽快なプチ小品。 そういった仕上がりだったのではなかろうかと。
で、次。 「アイル・クローズ・マイ・アイズ」 。 今の日本はアメリカかぶれが酷くてやたら横文字を使ったりする。英霊が護った美しき国土と文化を破壊する行為。60年前の戦いに殉じた日本の男たちに対する鎮魂歌 「クローズ・ユア・アイズ」、聞いてくれ! by 長渕剛。 それとは違った曲ではないかと思うんですが、ジャズの世界ではブルー・ミッチェルの 『ブルース・ムーズ』 での演奏が有名でありますな。 あちらがミディアム・スイングな仕上がりだったのに対し、こちらはローランド・ハナ肇の弾くピアノのイントロが哀しくも美しい、哀愁のバラードとなっております。 2分21秒という短い演奏で、テーマをストレートに歌い上げるだけで終わっちゃうんですが、無駄に長ければいいというワケでもないですからね。 反省して、ここからは駆け足で片付けちゃおうと思いますが、ということで、次。 セルたんのオリジナルで、 「イレヴンス・アワー・ブルース」 。 「11時のブルース」 っすか。 小学生の頃、家庭科の授業で枕カバーを作って刺繍で模様を入れることになったんですが、 「夜、寝る時に使うものだから。」 と考えて、 “PM11〜AM7” という文字を入れました。 本当は8時半には寝ていたんですが、そこはちょっとミエを張って。 その結果、担任の先生のオバハンに 「イレブン・ピーエム見てるの?」 と言われて、意味が分からなくて、 「はぁ?」 だったんですが、今から思うとアレっすよね。 極めて真面目な青少年だった僕が、スケベな深夜番組を見ていると誤解されたワケで、甚だ遺憾であると言わざるを得ません。 …と、そんなことを思い出させるタイトルだったりするんですが、で、曲のほうはというと、別にスケベな深夜番組っぽくはなくて、ドキドキしながら見たのに、釣りコーナーって、何や!? …みたいな。 ジミ・クリ、セル・パウ、ロー・ハナ、各自が持ち味を十分に発揮したソロを披露してくれていて、地味ながら、なかなか。 そういった仕上がりになっておりました。 ぜんぜん目立たないんですが、フレディ・グリーンのリズム・ギターもいい味を出しております。
で、次。 「アンディサイディッド」 。 中間派ライクなスイング・チューンだけに、この面子にはお似合いだったりします。 麺つゆと冷や麦くらい相性がいいっす。 で、次。 「ア・フラワー・イズ・ア・ロンサム・シング」 。 ロンサムと言えば、カウボーイっすよね。 ヨンサムと言えば金泳三 (キム・ヨンサム) なんっすけど。 で、演奏のほうは、しみじみとしたバラードに仕上がっておりまして、緩急のバランスが絶妙でありますな。 で、スロー・ナンバーではジミ・クリを外すという方針も一環しておりまして、で、続く 「イッツ・ア・クライン・シェイム」 は軽快なナンバー。 警戒すべき点はどこにもなく、素直な気持ちで楽しむことが出来ます。 で、次。 「スリーピー・タイム・ダウン・サウス」 。 ちょっぴり眠くなるバラードっす。 で、次。 「バトン・ノーズ」 。 軽快です。 ということで、ラスト。 「ビスキット・フォー・ダンキャン」 。 ダンキャン、馬鹿野郎。 そういったナンバーです。 ということで、おしまい。
【総合評価】 12曲もあって最後のほうはダレダになってしまいましたが、演奏のほうは一環して一定のレベルを維持していあのではなかろうかと。 それぞれの曲についてふれるスペースはないが、とくにパウエルの快適なスウィンガーぶりは見事。 アップ・テンポ曲でのドライブ感に溢れた力強い表現力や、バラード・タイプの曲での甘さを抑えたリリカルで優雅さまでも感じさせるプレイは素晴らしい。 そう、佐藤秀樹クンが日本語ライナーの最後のほうに書いているような演奏が展開されていて、とってもチョコレート・ダンディ♪