J.J.INC. (COLUMBIA)

J.J.JOHNSON (1960/8/1,3)

J.J.INC.


【パーソネル】

FREDDIE HUBBARD (tp) J.J.JOHNSON (tb) CLIFFORD JORDAN (ts)
CEDER WALTON (p) ARTHER HARPER (b) ALBERT HEATH (ds)
【収録曲】

(01-03) MOHAWK / MINOR MIST / IN WALKED HORACE
(04-06) FATBACK / AQUARIAUS / SHUTTERBUG
(07-09) BLUE 'N BOOGIE / TURNPIKE / FATBACK (Long Ver.)
【解説】 ( 2015年09月21日更新 / 連載 1,180回 )

 先週、原稿執筆時点では42位だった ゆめはまちゃん 、更新時には44位まで落ちて、愕然としていたんですが、すぐに41位まで持ち直しました。 で、9月19日15:44現在では、順位とポイントが表示されなくなっておりますな。 9月24日(木)の正午から、また順位と票数の表示が復活するようなんですが、非表示の期間中は贔屓キャラの順位がどうなっているのか分からなくて、ドキドキ♪ そんな効果に期待した上での狼藉のようでありますが、何だか裏でこっそり不正を働いていそうで、アレっすなぁ。 四日市の 「こにゅうどうくん」 の野郎が急に30位以内になっていたりしたら、かなり怪しいと言わざるを得ませんが、で、今人的には たわわちゃん にも頑張って欲しいな。 そんなふうに思っていたりもします。 銭ゲバ@もへろん のデザインというのがちょっと引っ掛かるんですが、元々はタワーの開業40周年にさいし社員用バッジのために作られた名もないキャラクターで、取引相手や社員の友人などに無料で渡していた程度だったが、キャラクターの評判が口コミにて広まった。その後名前が公募され、京都府在住の女性が応募した 「たわわ」 が採用され、2004年12月より正式なキャラクターとして活動を開始した。 この、ヤル気のなさそうな誕生の経緯は 「戸塚再開発くん」 を彷彿させるものがあって、いいっすなぁ。 2013年11月、オーディションで選ばれた小学3年〜中学1年の8人 「たわわキッズダンサーズ」 が誕生した。 そんな記載もあったりして、大いに気になります。 えーと、 これ っすか。 何かこう、前列真ん中にフィーチャーされているギャル以外は、純粋にダンスの技量だけで選ばれたのか? そんな気がしないでもないんですが、両端は顔が映っていなくて、ちょっと可哀想っすなぁ。 この初代のキッズは既に卒業してしまって、今年の6月に2代目を選考するオーディションが開かれたようですが、関西圏に在住していれば、年齢や性別は不問だった模様。 いや、そこはちゃんと問えよ! そう思わずにはいられませんが、ちなみにオーディションに合格すると、京都タワー展望年間パスポートが貰えるみたいです。 そういえば今年の夏、35年ぶり2回目くらいに神戸のポートタワーに登ったんですが、京都タワーって、一度も登ったことがないような? この秋、京都に行くことになっているので、ちょっと登ってみますかね?

 ということで、 こちら が京都タワーのオフィシャルサイトっす。 あ、オーディションの結果発表もありますな。 こちら 。 あ〜、2人しか選ばれなかったんっすな。 もしかしたら賞品があまりにもショボ過ぎて、応募者がこの2人しかいなかったとか? 桑名のふるさと納税も昔は 六華苑 の年間パスポートだったりして、誰も税金を納めてくれなかったみたいですからね。 ここ、ロケ地としてはそこそこ有名だったりするんですが、どケチにも程がありますよね。 さすがに改心して、貝新のしぐれ煮とかが貰えるようになったんですが、 これ 。 おお、多度豆 ( ここ 参照 ) の詰め合わせがありますな。 砂糖味×2袋、チョコレート味×1袋、抹茶味×1袋、シナモン味×1袋、きな粉味×1袋。 多度豆って基本、クソ甘い砂糖ときな粉の塊みたいなもので、豆はほんのオマケ。 そんな食い物だったりするんですが、砂糖味とか、きな粉味とか、そんなのがあるんですな。 で、個人的にはいちばん美味い気がするコーヒー味が1袋もないというのが、ちょっと残念。 おまけに、どうでもいい紅梅焼きがオマケで3袋も付いてくるというのが、あまりにも残念。 クソ堅くて、おまけに変な山椒味だったりして、まったく購買意欲が湧かないんすよね、紅梅焼き。 焼き物の中では 「根性焼き」 よりもちょっとだけマシといったレベル。 これなら 「寿恵広 アイス饅頭詰め合せ」 のほうが断然オススメだったりするんですが、ま、個人的には寿恵広よりもマルマン派で、おまけにアイス饅頭よりもコーヒー味かフルーツ味派だったりするんですけどね。 で、300,000円以上500,000円未満の寄附でもらえる賞品の 「三岐鉄道北勢線 列車貸切権」 というのは、ちょっと凄いっすな。 2ちゃんねるの 『その手は桑名の焼き蛤』 というスレッドでもちょっとだけ話題になっていて、 「あんなもんタイミングさえ合えば通常運行でも貸し切れるだろwww」 と突っ込まれておりましたが、ま、確かにその通りなんっすけど。 で、それと 「柿安 贅沢食べくらべセット」 が同ランクって、どれだけ贅沢な肉が食えるねん!? いずれにしろ、この賞品の見直しで、税金を納めてくれる人が飛躍的に増加したみたいなので、京都タワーもちょっと考え直したほうがいいような気がするんですが、せめて地下3階の大浴場の回数券 (5枚綴り) も付けるべきっすよね。 隣の女風呂に “TEAM TAWAWA” のギャルが入浴しているかも知れない♪ そんなドキドキ感から、オッサン客の利用が増えたりするかも知れないしぃ。

 とまあそれはそうと、行って来ましたぜ、ナガシマ。 まず手始めはジャズドリームの中にある きときと亭 。 いつもここで晩飯を食うのが通例だったりするんですが、今回、夜は 肉フェス に行くことになっているので、ああん、昼間っからぁ♪ いつも混んでて、けっこう待たされることになるんですが、11時の開店前に行ったら、さすがに余裕でありました。 で、まず、何を差し置いても、ノドグロぉ♪ 錦織圭クンの好物として有名になりましたが、この魚は軽く炙って寿司ネタにするのが一番。 個人的にはそう思います。 で、メニューをチェックすると、おお、ちゃんとありますなぁ。 確か660円とか、それくらいのお値段ではなかったかと。 冷静に考えると、高ぇぇぇぇ。。。 が、ノドグロという文字を見ると冷静さを失ってしまう僕は、迷わず注文。 ただ、普通にタッチパネルで頼んでしまうと、炙られていない生のノドグロになってしまうので、店員の姉ちゃんを呼びつけなければなりません。 「ノドクロの炙りって、出来ますかぁ?」 「あ、あの…、えーと…、ちょっと聞いてきます。」 お姉さんは、あたふたとどこかに消えて、そして2度と姿を表しませんでした。 で、タッチパネルの 「旬のお薦め」 とか、そういう感じのところにチカメキントキ (?) とか、何かそんなのがあったので、試しにそれも注文してみました。 で、しばらくして新幹線の特急レーンに乗って、寿司 (その1) が登場〜。

チカメキントキ?

 ん、これがチカメキントキ? ちょっと炙られているようにも見えるので、もしかしたらこれがノドグロなのかも知れませんが、お姉さんは炙れるとも、炙れないとも、何とも言ってこないし、うーん。。。 釈然としないまま食ってみたら、普通にノドグロの炙りっぽくて美味かったんっすが、で、しばらくすると寿司 (その2と3) が到着〜。

チカメキントキ!…とコーンツナ♪


 おお、これは紛れもなくコーンツナ♪ 低価格なのに美味いという、なかなかの優れものなんですが、で、問題はもう一皿のほう。 もしかして、これは、チカメキントキ!? 炙られてないところからして、その可能性は極めて高そうに思えるんですが、となると、最初の奴はやっぱりノドグロだったんすかね? 貴重なノドクロを確信が持てないまま食うことになってしまって、何か勿体ねぇ。。。 「(炙りは) 出来まぁす!」 という、力強い返答が得られてから、正式な売買契約が結ばれるものだとばかり思っていたんですが、ちょっと調子が狂ってしまいました。 ノドクロの炙りが出来るか、ただ聞いてみたかっただけで、注文する気はさらさらない。 そういう客だったらどうするつもりだったんすかね、あのお姉さん。 ま、普通に美味かったから別にいいんですけどね、ノドグロの炙りも、コーンツナも、チカキンとやらも。 で、朝飯を食ったのが8時半で、入店が11時。 あまり腹が減ってないから、あまりたくさん食べられなくて、結果的に安く済む。 そう踏んでいたんですが、全然そんなことはありませんな。 普通にいっぱい食ってしまって、お一人様当たり、普通に2,500円オーバーという結果になってしまったんですが、ま、460円皿の 「白えび」 とかも食っちゃったし。 コーンツナの他、かいわれ、なす漬物、きゅうり漬物とかにしておけば、皿数×130円 (税込) で済んだんでしょうけど。 で、あとはナガシマスパーランドに立ち寄って、ちょっぴりプールで泳いだり、遊園地を見て回ったり。 親戚のオッサンから遊園地とプールの入場券を貰うんですよね、毎年。 乗り物のフリーパスは付いていないので、遊園地のほうは本当に見て回るだけだったりするんですけど。 ということで、写真を5枚ほど。 ぜんぜん気合いは入れてなくて、コンデジで適当にパシャパシャと撮っただけっす。


< ナガシマスパーランド 2015 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 遊園地の乗り物って、クソ高くて、クソ速くて、クソ怖くて、死にそうになるヤツか、グルグル回ったり、ゆらゆら揺れたりして、クソ気持ち悪くなるヤツか、基本的にはその2択だったりして、個人的にはどちらも選択する気になれなかったりするんですが、まだ澤村拓一のほうがマシ。 そう思えてしまったりするんですが、クソむかつく顔をしてるんですけどね、巨人の澤村。 で、端から乗る気はまったく無かったりするんですが、被写体としてはなかなかのものがありますよね。 特にスチールドラゴンは無謀なくらいデカくて、迫力満点。 ファーストドロップは最高部高度97mから68度の角度で93.5mの落差を一気に落下する。最下点では最高速度153km/に達する…って、スペック、パネぇ。。。 今年、新しくアクロバットという遊具が出来たんですが、見た目のインパクトではぜんぜん負けちゃってたりします。 嫌がらせとしか思えないような動きをするので、乗ろうという気にはぜんぜんなれないんっすけどね。 とまあそんなこんなで、“遊園地の部” は終了。 で、さっさと 湯あみの島 に移動。 ここの入場料は貰った券には含まれていないので、自腹で700円払わなければならないんですが、遊園地とか、別にどうでもいい。 温泉だけに入りたいんや! そういう人だと2,100円くらい払わなければならなかったりして、ぼったくり感が半端無かったりするんですが、でもまあ、そのお金で水前寺清子ショーとかも見れたりしますからね。 僕たちの施しのお陰で、チータが自動車の免許を取れるんや! そう思えば、ま、諦めもつくのではなかろうかと。 僕が冬休みにバイトをしていた頃、1ヶ月間ずーっと水前寺清子ショーだったことがあるんですが、その合間を利用して長島自動車学校に通って運転免許を取った (らしい) 。 そのように噂されていたんっすよね。 ぶっちゃけ、半信半疑だったりしたんですが、 ここ を見たら、ガチでした。 2011年の時点で、15年前。 ということは、1996年。 さば君、28歳。 計算合わんやんっ! 25年前に初めて免許を取って、10年後に免許取り消しを食らって、再取得という可能性もあるんですが、ま、1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がるの水前寺チータっすからね。 2歩下がった時点でワケがわからなくなって、普通の人とは歳の取り方が違っていたりするのかも知れません。

 とまあ、それはそうと、湯あみの島。 1年ぶりに行ったら、ちょっとシステムが変わっておりました。 以前は階段を降りたところでバスタオルと普通のタオルを貰って、ロッカールームに移動して、そこで服とズボンとパンツを脱いで、フリチンで外に出て、吹きさらしの中を歩いて、露天風呂まで移動するという、雨の日とか、冬のクソ寒い日とか、どうすんねん!? そんなシステムが取られていたんですが、1年ぶりに行ったら、階段を降りたところでバスタオルと普通のタオルを貸してくれなくなっておりました。 その代わり、浴衣の貸し出しが行われていたんですが、そんなもんいらん! で、 「え?タオルは…?」 と、不審に思いつつロッカールームに移動したんですが、もしかしたらロッカーの中に入っているのかもしれないしぃ。 が、開けてみても中には何にも入っていないし、うーん…。 去年まではここでパンツを脱いでいたので、今年もすっかりそのつもりでいたんですが、タオルが無いとなると、この先、ずーっとフリチンで移動しなければならないという事なんっすかね? 超シャイなサバくん、そんな恥辱プレイ、耐えられない。。。 で、とりあえず、服を着たまま先の様子を偵察してみることにしたんですが、その結果、その先のところに更衣室があって、そこでバスタオルと普通のタオルを貸してくれるので、パンツを脱ぐという行為は、更衣室で行えばよい。 そういうシステムであることが判明しました。 危うくフリチンのままで通路をうろうろして大恥をかくところでしたが、早まってロッカーでパンツを脱いだりしないで、よかった♪ で、 “風呂の部” では地味に炭酸温泉というのが追加されておりましたが、後はまあ、例年どおりということで。 更衣室から外を歩かずに洗い場や内風呂に行けるようになったのは有り難い限りでありますが、というか、最初からそうしておけよ! そんな気がしないでもありません。 隣の女風呂に “TEAM TAWAWA” のギャルは入浴してないかも知れませんが、もしかしたら水前寺清子が入浴しているかも♪ そう考えると、ちょっとドキドキ…は、しませんな。 んにゃ! で、駐車場に戻って、最後は肉フェスっす。


< 肉フェス NAGASHIMA RESORT 2015 秋 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 夕方6時頃に入場したんですが、混雑ぶりは、まあまあ。 行列が出来ている店もあったりするんですが、不人気店を選べば、ほぼ待ち無しで食い物を確保することが出来ます。 行列に並んでまで、美味いものを食いたいとは思わない。 そういう趣向の人には鹿肉・猪肉のジビエ屋さんとか、超オススメ♪ ちなみにお値段のほうはデザート系を含めて700円とか1,400円とかだったりするので、ぼったくり感は否めません。 ま、お祭りだと思って楽しめない人には不向きでありますな。 ステージショーとかもやっていて、賑やか…を通り越して、クソ喧しかったりするので、ま、その雰囲気も込みということで。 で、今回の成果品はこちらです。

成果品 (その1)♪ 成果品 (その2)♪ 成果品 (その3)♪

 いちばん左は ここ の 「牛タン入りつくね串」 と 「ごはん」 。 肉以外の食い物はこの 「ごはん」 しかなかったりするので、かなり貴重です。 で、つくね串はというと、牛タンが入っているのかどうかはよく分からんかったんっすが、普通につくねで、美味しかったっす。 で、真ん中は ここここ 。 ぶっちゃけ、肉が硬くて、決して褒められたものではないし、盛られている筈のトリュフもよく分からなかったんですが、醤油バターのソースは、なかなかだったと思います。 茄子のほうも同じ肉なので、どちらかと言えば貶されてもしかたないレベルだったりするんですが、野菜らしい野菜が食えるのはこの茄子くらいだったりするので、その意味では貴重な箸休めと言えるのではなかろうかと。 で、いちばん右は ここ 。 スペアリブと、ここには書かれていないんですが、巨大なフランクフルトも買っちゃいました。 ああん、大きいのぉ♪ で、これがなかなか美味かったりしたんですが、問題はスペアリブのほう。 「大迫力の」 …と書かれている通り、ああん、こっちも大きいのぉ♪ 肉のかたまりにかぶりつく感じで、藤原鎌足も大満足な一品なんですが、写真にはない 「脂身のかたまり」 がオマケに付いて来て、それを食ったら即座に胃もたれして、他に何も食う気が無くなってしまいました。 サービスのつもりなのかも知れませんが、あの脂身は不要でありましたなぁ。。。 ラードを丸かじりしているようなものですからね。 見た目のインパクトがアレなので、これを食ってる人をけっこう見掛けたんですが、評判の程は、如何なものなんっすかね? そう思って、ちょっとググってみたら、 こんなの が。 なにが原因と考えられるでしょうか… よろしくお願い申し上げます。 お答えしましょう。 食い過ぎや!!!

 ということで、今日からトロンボーン編になります。 で、まず手始めはJ.J.ジョンソンっす。 トロンボーンと言えば、この人だよね。 そう、真っ先に名前が出てくるくらい知名度は抜群だったりするんですが、致命的なくらいに、人気のほうは今ひとつだったりします。 テクニックは抜群だし、名前もいい感じに韻を踏んでいるし、嫌われる要素はどこにもない筈なんですが、実際に演奏を聞いてみると、何かこう面白くないな…と。 そんな気がして、今ひとつ気が進まなかったりするんですが、そんな僕でもちょっぴりソソられてしまう1枚を発見しました。  『J.J.インク』 というアルバムっす。 じゃじゃ麺が好きな隠居とか、盛岡にはたくさんいそうなんですが、僕がこの 「じぇじぇなインク」 のどこに惹かれたのかというと、リーダー以外の参加メンバー。 フロントにはフレディ・ハバードクリフォード・ジョーダンを配し、でもって、リズム隊はシダー・ウォルトンアーサー・ハーパーアルバート・ヒースというトリオ。 ベース弾きのアサ・ハパとやらだけ、あまりよく知らなかったりするんですが、これはアレっすな。 裏・3管ジャズ・メッセンジャーズな予感が、ひしひしと伝わって来ますな。 ハバードが脇役の立場を弁えず、出しゃばり過ぎちゃうんじゃないかというのが、ちょっと心配だったりするんですが、とまあそんなことで、演奏を聞いてみることにしましょう。

 1曲目の 「モホーク」 はJ.J.のオリジナル。 というか、CDオマケを除く全曲を自作で固めるという、なかなかの気合いの入れようだったりするんですが、「モホーク」だからといって、模倣くさかったりすることもなく、ただ、ちょっぴりホモっぽい。 そんな仕上がりになっていたりします。 ちょっぴりアーシーなモダン・ブルース。 そんな感じのアレだったりするんですが、綿密に寝られたテーマ部に続いて登場するJ.J.のソロはそこそこファンキーだったりして、わりかし楽しめます。 続くデューク・ジョーダンのソロは、アントニオ猪木みたいな顔をしている割には、やや闘魂に欠ける毛根。 そんなアレだったりするんですが、その後、セカンド・テーマの合奏パートみたいなのを挟んで、フレディ・ハバードが登場。 案の定、かなり出しゃばってくれちゃっているんですが、普通に華があって、その場の空気も俄然として蛾次郎。 そんな感じになったりするのは、さすがであるな…と。 続くシダーのソロは知的過ぎて、ちょっぴり闘志に欠ける投資ジャーナルだったりするんですが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 期待したような3管ジャズ・メッセンジャーズの熱烈さは感じられなかったんですが、ま、ある意味、優等生のJ.J.らしい仕上がりではありました。 で、次。  「マイナー・ミスト」 。 シダーのピアノと3管のハモリと、アルバート・ヒースのブラシが印象的な、新主流派ライクな作風でありまして、陰気パートと、ちょっぴり派手なパートとの対比がなかなかに堆肥チックだったりしております。 テーマの後、かなり長めのトロンボーン・ソロが合奏パートを挟んでフィーチャーされて、で、2番手はジョーダンくん。 やや迫力に欠ける嫌いがあり、まだ猪木の粋には達していないんですが、エノキダケくらいの力強さはあって、まあまあかな? …と。 その後も基本、J.J.が前面に押し出される感じだったりして、でもって、最後は地味にベースとドラムスの絡みがあったりして、テーマには戻らずに、おしまい。 何と言うか、知的に哀愁的な地味さ。 そんなアレだったりしたんですが、それもまあ、この人らしいかな? …と。

 で、次。  「イン・ウォークト・ホレス」 。 名前から受ける先入観からなのか、ちょっぴりホレス・シルバーっぽい雰囲気のゴスペル・ライクなコール・アンド・レスポンスだったりするんですが、テーマの後に飛び出してくるハバードの元気溌剌さが、何だか小学生っぽくて微笑ましい限り。 その後、まあまあ闘魂なジョーダンのソロがあって、で、続くJ.J.のソロはドラムスとの掛け合いの形で繰り広げられることになるんですが、この人にしてはけっこう熱くなっていたりして、いやあ、残暑っすなぁ。 が、夕方になって急にひんやりしてきましたなぁ。 そんな感じのシダーのピアノが続いて、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 ゴスペルって、 「おスペ」 ほどソソられるものではないよね。 そう感じている日本人は少なくないと思うんですが、これはまあ、まあまあだった。 そのように評価していいのではなかろうかと。 で、次。  「ファットバック」 は冒頭から、けっこうノリノリなシダーのピアノがフィーチャーされる、そういうアレだったりするんですが、で、途中から3管が入って、ユニゾンでテーマが演奏されるという、そういう構成の井上康生だったりします。 その後、ストップ・タイムを駆使したトロンボーンと残り2管の掛け合いパートがあったりして、なかなか凝ったパンナコッタでありますなぁ。 で、ソロ先発は、じぇじぇ君。 途中から倍テンポっぽくなったりして、なかなかに熱いブロウが繰り広げられております。 その後、ピアノとベースとドラムスが絶妙に絡んでいるっぽいパートがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 哀感成分が欠如しているので、あまり日本人のウケはよくないかも知れませんが、アメちゃんは単純に盛り上がりそうな、そんな1曲でありました。 で、次。  「アクエリアス」 。 何だかこう、タイトルを見ただけで、あの味が口の中に蘇ってくるんですが、曲そのものは、さほどポカリのライバルっぽさは感じられなくて、どちらかいうと知的な絡みを主題にしたナンバーであるな。 そう言っていいのではなかろうかと。 いかにも水瓶座なアクエリアスらしい、ミステリアスさが感じられたりして、水瓶よりも、デバガメ。 そういう趣向の人には、ちょっと退屈に思えちゃうかも知れません。 無論、僕にそういう趣味はないので、普通に楽しめたりするんですが、こういう曲調だと、シダーのピアノも実にいい感じだったりして、何より。

 ということで、次。  「シャッターバグ」 。 どういう意味なのかと思ったら、写真愛好家とか、アマチュア写真家とか、そういうアレだったりするみたいですが、日本語でいうところの 「練習の虫」 とか、その “虫” と同じような意味が、英語の “BUG” にもあるんですな。 バグと言えば、プログラムの間違いがすぐ頭に浮かぶんですが、プログラムの誤りを「バグ」 (小さな虫) と呼ぶようになったのは、初期のコンピュータの論理スイッチに使われていた電導式リレーの間に小さな虫が挟まり、その場所が接続不良を起こして動作に不具合を生じたことが語源と言われている。世界最初のバグは1947年に米ハーバード大学で海軍研究所に出荷される前のテストを受けているコンピュータから発見された蛾だという。このときの蛾は不具合の報告書とともに海軍のコンピュータ博物館に保存されている…って、へぇ〜。 なかなか面白い話でありますなぁ。 そう言えば昨日の夜、電導式リレーの間に何か異物でも挟まったのか、マンポン盤で故障が発生して、今日の朝から走らされる羽目になったんですが、蛾の羽とか目とか、そういうのが挟まっていたんっすかね? 鱗粉とか、撒き散らしますからねぇ、蛾。 「桜でんぶ」 なら、ちらし寿司の具になるんですが、鱗粉とか、人糞よりもちょっとだけマシなレベルだったりして、で、曲のほうはアレです。 なかなか知的にいい感じだったりして、で、テーマの後、すぐにピアノのソロが出てくるというのも、いいっすなぁ。 何と言うか、演奏が引き締まる武蔵丸。 そんなアレだったりして、で、以下、間に短い合奏パートを挟む形で、J.J. → ハバード → クリフ・ジョーダンの順で各自の順調なソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おいまい。

 で、残り3曲はCDオマケなので、適当に片付けておこうと思うんですが、 「ブルーン・ブギ」 はディジー・ガレスピーとフランク・パパレリの共作。 このパパレリ君は、あの 「チュニジアの夜」 にも絡んでいるようですが、パタリロなんかよりも遙かに作曲の才能がありそうですよね。 で、演奏のほうはというと、J.J.とアルバート・ヒースのフィーチャリング・ナンバーといった感じでありまして、なかなかに熱くて残暑な2人の掛け合いを満喫することが出来ます。 オマケとして軽く片付けるには惜しいものがありますが、その後、ハバードのミュート・ソロなんかも出て来たりして、で、次。  「ターンパイク」 。 J.J.のオリジナルなんですが、ジャズ通の間では、クリフォード・ブラウンと、リッチー・パウエルと、その奥さんのリッチー・パウ子 (仮名) が事故死した場所として知られていますよね、ターンパイク。 というか、有料の自動車専用高速道路のことをターンパイクと言うんですな。 で、この曲も、いかにも有料の自動車専用高速道路らしい優良なスピード感に満ち溢れていたりして、でもって、ラストっす。 4曲目に入っていた 「ファットバック」 の、ロング・バージョン。 本編が6分37秒だったのに対して、こっちのほうは11分44秒もあったりして、いやあ、確かにロングでありますなぁ。 そんな感想以外には特に書くこともなかったりして、とまあそんなことで、今日は以上っす。

【総合評価】 思ったほど、裏・3管ジャズ・メッセンジャーズでは無かったんですが、J.J.の個性溢れる3管モノとして、普通に楽しむことが出来ました。 バラエティに富んだ演奏が適度に取り揃えられていて、最後まで飽きさせません。 いくら肉が好きでも、そんなに肉ばかり食えたもんじゃねえな。。。 そう、今回の肉フェスで思い知らされたんですが、ここには牛肉・豚肉・鶏肉・鹿肉以外に、ごはんと、茄子と、おろし大根もきっちり用意されていて、オススメ♪


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