『ムー』 を買いました。 最近は電子版が出ているんですな。 少し前までは 「Lite版」 と言って、一部の記事を抜粋したバージョンしかなかったんですが、それってさすがに “総力特集” くらいは読めるんですよね? 編集部が一丸となって総力を挙げて取り組んだ結果、無駄にクソ長いだけで面白くも何ともない、筆者の自己満足としか思えない結果に終わっていたりするのが常なので、もし、それしか読めないのだとすれば、手を出さないのが吉であるな…と。 クチコミ を見ると、値段は半額ながら、記事は3つで計56ページという、ぼったくり感満載な仕様であるようですが、市井の人々の不満の声を受けて、今年の5月号から遂にフルバージョンが登場♪ それならばというので、試しに買ってみることにしました。 利用したのは ここ 。 2年ほど前に買った こいつ がある日、急に使えなくなってしまって、買うだけ買って、まだぜんぜん読めてない本が腐るほどあるのに、どないすんねん!? …とか思っていたら、普通にスマホやタブレットでも見れることが判明したんですが、“BookLive! for Toshiba” という腐ったストアが、ただの “booklive!” に統合されてくれていて、よかった♪ 『るるぶ』 なんかの旅行ガイドも電子版が出ているので、最近はそっちを買うようにしているんですが、ただ7インチのタブレットではちょっと読みにくいんっすよね。 パソコンからも見えるんですが、それだとゴロゴロと寝転んで、ウダウダと見ることが出来なくて、うーん…。 こうなったら、10インチのタブレットを買ってやるぅ!
ということで、買いました。 これ 。 “Life Touch” を買ってしまいました。 しかも、立て続けに3台も。 そんな記事 を書いたのが、今からほんの4ヶ月ほど前の話だったりするんですが、またかよ! でもまあ、7インチじゃ 『ムー』 がまともに読めないし、Android のバージョンがクソ古すぎて動かないアプリがあったりするし、ぜんぜん無駄遣いなんかじゃなかったりするよね? そう、自分に言い聞かせるしかありませんが、とまあそんなことで、届きました。 デカっ! …というのが最初の印象なんですが、 “LifeTouch B プラス” が 205.0×125.0×13.4mmで約440gなのに対して、こちらは 262.6×175.4×8.6mmで、約560g。 デカいんですが、けっこう薄いので、ちょっとオシャレだったりするかも? 僕は Apple が好きではないので、 “iPad” は興味の対象外だったりするんですが、調べてみたら9.7インチの “iPad Air 2” は、 240.0×169.5×6.1mmで、約437gなんですな。 薄っ! 軽っ! “Life Touch” は7インチなのに厚さが13.4mmもあるとか、厚切りジェイソンも真っ青、正男 (まさお) も、真っ青。 そう思わずにはいられませんが、そんな恥ずかしいヤツとはさっさと手を切るのが得策でありますな。 7インチで8.6mmの厚さなら、8.6秒バズーカーくらいにはイケてると思うし、ということで、では早速、新しいタブレットで 『ムー』 を読んでみることにしましょうかぁ。
が、これ、単なる浮遊霊なんっすな。 年齢は30代ぐらい。幕末から明治にかけて、この近辺に住んでいた方のようです。 こんな顔のごく一部だけでそこまで分かっちゃうとは、エスパー小林、只者じゃねぇぇぇ! ちなみに、興味本位で3人に近づいただけで、特に霊障などはないそうです。 ぜんぜん “呪われた心霊写真” じゃねぇぇぇぇ! 「二重に浮き上がった自分の顔」 。 当時17歳にしては老けてるなぁ。 …とか思っていたら、前の2人ではなく、背後に映り込んでいるほうっすか。 単なる二重露光じゃね? そんな気がしないでもないんですが、ところがどっこい、Kさんの生体エネルギーが体から離れてしまった瞬間を捉えたもの…、って、マジかよぉぉぉ! これは呪われている! 間違いなく呪われている! Kさんがこの3秒後くらいにお亡くなりになっても不思議ではないくらい、危機的な状況でありますが、こういう写真が撮れてしまった場合の対処法はと言うと、精のつく食べ物を摂取することで、回復してください。 え、そんだけでいいの? となると、修学旅行のお土産は 「うなぎパイ」 で、決まり♪ ああ、でも、ここ宮島だし、 「もみじ饅頭」 しか売ってねぇ。。。 生体エネルギーが回復せずに、みるみるうちに衰弱していくKくんの姿が目に浮かびますが、ミルミルは? ミルミルじゃ駄目なの? ま、駄目でしょうなぁ。 精のつく食べ物というよりは、整腸作用のある飲み物という感じだし、とまあそんなこんなで、 次のページ 。 おお、これは女子高生っすなね? で、今日は修学旅行特集っすか? 個人的には、真ん中の娘がいいかな? そんな気がするんですが、それはそうと、老婆がぁぁぁぁ! ちっさ! トシを取ると全般的に体が萎んできたりするんですが、それにしても小さ過ぎではないっすかね、この老婆。 で、この婆さん、お亡くなりになって、墓地に埋葬されて、付近をウロウロと浮遊してたりするんですな。 私のお墓の前で〜、泣かないでください〜、そこに私はいません〜♪ そう歌っていた秋川雅史は嘘つきっすか? めっちゃ、おるやんっ!! で、その下。 東尋坊。 あ〜、こりゃ、出ますなぁ。 心霊が写らないほうが、どうかしている。 そう思わずにはいられないようなスポットでありますが、僕もエスパー小林先生と同様、丸で囲われている “自殺者の霊” とやらよりも、 その右上にいる袈裟を着た坊さんのほうが最初に目に付きました。 伝説が事実なら、突き落とされた東尋坊本人の可能性もあります。 そう、さらっと書かれておりますが、もしそれが本当なら、大スクープやんっ! 東尋坊 (←自殺の名所) で、東尋坊 (←悪行の限りを尽くし、崖から突き落とされた坊さん) を発見!! 10月号で、 「水棲UMAキャディの死骸が漂着!!」 とか、地味な話題を取り上げてる場合ではないやんっ!
で、その下。 「フロントガラスに浮かぶ女の怨念」 。 うわぁぁぁぁ。。。 僕はぶっちゃけ、こういうのはあまり信じるほうではないんですが、この写真を見た瞬間、ゾーっと、 “ぞぞ毛” が立ちましたゾーっと。 こりゃ、ヤバイっす。 こんな写真が撮れちゃった日にゃ、速攻で車を手放すしかありません。 2/4ページでこのレベルとか、この先、どんな恐ろしいのが出てくるのか、考えただけでも背筋が寒くなってしまいますが、ということで、 次 。 うわぁぁぁぁぁ。 上の2枚は、何だかよく分かりませんな。 当時、中学2年生だった娘とか、いいっすなぁ。 で、いちばん下の 「ガラス越しに覗く地縛霊」 。 一瞬、別に何も写ってないじゃん。 そう思ってしまったんですが、右の端のほうを見ると、うわぁぁぁぁ。。。 これ、向こう側に誰かいるだけじゃん。 そんな気がしないでもないんですが、で、 最後のページ 。 うぁぁぁぁぁぁ。 いちばん上、一瞬、ちょっと恐かったりするんですが、どこか慈愛に満ちていると言われれば、確かにそんな気もしますな。 守護霊っすかぁ。 しゅごぉぉぉい♪ オーストラリアまで守護について行かなければならないとか、霊もなかなか大変でありますが、ま、タダで海外旅行に行けると思えば、悪い話ではないっすよね。 で、写真真ん中。 うわぁぁぁぁ、下半身がぁぁぁぁ! で、その下。 うわぁぁぁぁ、首がぁぁぁぁぁ! あまりに恐ろしいので、2枚を合成してみました。 ほれ 。 うん、下半身、ちゃんとある。 首から上も普通にある。 ぜんぜん大丈夫っすな♪ 「赤い光は特に関係ございません」 とか言われて、何だか不憫なので、その位置に2体ほど霊を配置しておりました。 せっかくなので婆さんは大きなサイズでの登場とさせて頂いたんですが、これで恐らく浮遊霊たちも浮かばれることでありましょう。
で、今回の総力特集は 『巨人の謎を解明する反進化論』 でありますか。 ぶっちゃけ、まったく読む気が起こらないので、仕方なく9月号も買ってみることにしたんですが、こちらのほうは 『失われた巨人族とアトランティス文明の謎』 。 巨人ネタ、連チャンかいっ! 子供の頃は大の巨人ファンだった僕ですが、江川事件をきっかけに大のアンチに転じたので、別にどうだっていいっす。 唯一、高木勇人クンだけは応援しているんですが、久しぶりに登場した海星高校出身の有名人ですからね。 僕が在学していた頃は森田必勝クンくらいしか、いませんでしたからね。 誰? …と思われるかも知れませんが、詳しくは Wikipedia 参照。 正式な名称は 「まさかつ」 なんですが、もっぱら 「もりた・ひっしょう」 と呼ばれていたようです。 というか、自分でそう言っていたんっすか。 ちなみに、井脇ノブ子は森田必勝の許嫁だったそうですな。 いや、嘘か本当か知りませんけど。 三島由紀夫LOVE♪ …なイメージしかないんですが、意外と間口が広いんですなぁ。 というか、マニアック過ぎる趣向であるように思えるんですが、一方、ノブ子ちゃんのほうはというと、必勝くんが割腹自殺してお亡くなりになった後、今度は鈴木宗男クンと婚約したんだとか。 マジかよ? 結局、振られるか、捨てるかして、宗りんとは別れちゃったようですが、もしそのまま関係が続いていれば “ムネオハウス” はノブ子のものになったのに、惜しいことをしましたなぁ。 とまあそんなことで、巨人にはまったく興味がないので軽く読み飛ばすとして、個人的に気になったのは10月号の 『新国立競技場の呪い』 という記事。 諸悪の根源は千駄ヶ谷だがや。 そんな三河人の陰謀論が語られているんですが、詳しくは ここ 参照。 え、何これ? 『ムー』 の丸パクリ? …と思ったら、同じ人が書いているようなんですが、謎のうめき声が聞こえる岩崎宏美 「万華鏡」 って、え、何それ? 有名な話なんっすかね? で、ググってみたら、YouTube にありました。 これ 。 司会のギャルの人、めっちゃロリ声で、可愛い♪ …というのはさて置いといて、この長髪の兄ちゃんは、池田貴族? 昔、 『ムー』 にもよく登場していて、自称ミュージシャンとか、ウソ臭ぇぇぇ。 そう、馬鹿にしたりしていたんですが、割と有名な人だったんですな。 で、割と早死にしちゃったんですが、やっぱり呪われた or 祟られたのが原因なんでしょうか? で、それはそうと、確かに聞こえますな、謎のうめき声。 ナンシー梅木の声じゃないっすよね? うめき声っすよね? 「天城越え」 じゃないっすよね? 恐ぇぇぇぇぇ。。。 アカン、今夜、独りで便所に行けなくなってしもた。。。
で、雑誌のほうの記事はこれの数倍くらい詳しく書かれていたりするんですが、途中、ちょっぴりエロい展開になったりもします。 健全サイトの場で、詳しく書くことは出来ないんですが、婉曲的に言うと、新国立競技場 = 万古焼き説みたいな。 そう言えば森元首相が 「生牡蠣がドロッと垂れたみたい」 とか、言ってましいたよね。 裏鬼門の “○○”(←万古焼き的な何か) が東京を崩壊させる! そんなセンセーショナルな見出しが見られますが、幸か不幸か、ザハ案が白紙撤回となってしまって、これで崩壊は免れるんすかね? とまあそんなこんなで、後はえーと、 『鎗田宗准の梅花心易』 とか。 2015年9月9日〜10月8日まで、 『ムー』 の発売日の都合に合わせた期間の運勢が占われております。 誕生日の末尾の数字がそのまま 「命数」 となるようですが、となるとサバくんの場合は 「9」 っすな。 で、9月度の運命はというと、ずばり 「吉」 。 おお、何て中途半端な! 総合的には、分相応に吉がある。 そんな感じのようなんですが、特筆すべきは 「対人運」 。 かなり好調です。 おお、やったぁ♪ 何だか俄然、ヤル気が漲って来ちゃいましたが、その続きを見ると、特に中年の男性から、大きな助けが得られる可能性があります。 そのお返しとして、あなたのほうからも、相手に何らかの援助をしてあげられるでしょう。 …って、え? 何これ? ホモ援助交際のススメ? 何だか急にヤル気が失せてしまったので、今日の所は、おしまい。。。
ということで、今日はカーティス・フラーなんっすが、ちなみに 「開運のヒント」 は、水族館に行く。 刺身や魚のフライなどをいつもより多めに食べる。 いつもつかう味噌を変えてみる。 イルカのアクセサリーをつけてみる。 その4点なんだそうです。 水族館など、行く暇はねぇ。。。 9月26日の時点で、刺身や魚のフライはほとんど食べてねぇ。。。 あ、でも、先週 「キトキト亭」 で寿司を食べたから、準刺身ということで、大丈夫かも? その後、 「肉フェス」 に行って、肉ばっかり食べちゃったんっすけど。 しまった、 「魚のフライフェス」 にしておくべきだった! 今さら後悔しても手遅れなんですが、とまあそんなこんなで、カーティス・フラーっす。 トロンボーン業界の中では知名度、人気、実力、どれを取ってもナンバーワンだったりするんですが、ナンバーワンじゃないのは、セクシャルバイオレットくらい? そのジャンルでは残念ながら桑名正博に負けてるような気がするんですが、 「性的紫」 とか、そんなワケの分からないもので勝ったところで、何かメリットがあるとは思えないので、ま、どうでもいいかな…と。 で、そんなフラー君のリーダー作と言えば 『ブルースエット』 、並びにブルーノート盤の諸作。 世間で取り上げられるのはそれくらいだったりするんですが、地味なヤツとか、目立たないヤツとか、よく分からないヤツとか、意外と多くの作品を残していて、それが結構CD化されていたりします。 しばらくネタに困ることは無さそうなんですが、そんな中、今日は 『ザ・マグニフィセント・トロンボーン・オブ・カーティス・フラー』 という1枚を取り上げてみたいと思います。 マグニフィセント = 素晴らしい。 このシリーズはブルーノートにいくつかあるんですが、本作はエピック版。 見た目も地味地味で、ぜんぜん目立たないし、どうしてこんなのをCD化しようと思ったのか、その勇気に乾杯♪ そう思わずにはいられないアルバムなんですが、で、参加メンバーはというと、フラー以下、レス・スパン、ウォルター・ビショップ、スチュ・マーティンと、渋すぎる面々を取り揃えております。 ベースは曲によって、ジミー・ギャリソンとバディ・カトレットを併用。 前者はコルトレーンとの共演で、後者はカツレツが好きなオッサンとして知られているんですが、で、問題はレス・スパンっすな。 この人はフルートとギターが持ち楽器だったりするんですが、ここでは後者に専念。 ジャズ・ギターがあまり好きではない僕としては、余計なものを入れてくれたなぁ。。。 そんな感慨しか湧かなかったりするんですが、とまあそんなことで、あまり期待しないで聞いてみることにしましょう。
1曲目、 「アイル・ビー・アラウンド」 。 歌物ナンバーっすな。 ギターによる短いイントロに続いて、フラー君がほのぼのとしたテーマを吹いて、で、そのままアドリブへ。 そういう流れだったりするんですが、寛ぎまくった阿部寛。 そんな空気を堪能することが出来ます。 その後、スパン君のギター・ソロになるんですが、懸念したほど悪くはありませんな。 最初のコーラスはシングルトーンで、続いてはオクターブ奏法っぽい感じで。 そういったアレだったりして、健闘が光る遣唐使。 それくらいのレベルには達していると言えるのではなかろうかと。 とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 最後、AABA形式の “Bの部” のところでウォルター・ビショップのピアノがフィーチャーされるという小技があったりして、なかなか洒落ているな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 ということで、次。 「ドリーム」 。 これはアレです。歌物バラードっす。 ビショップが弾くピアノのイントロが夢見がちにドリーミーだったりして、絶品。 フラーが吹くテーマからはドラミちゃんなセンスが感じられ、しみじみ。 続くビショップのソロはブロックコードなレッド・ガーランドを彷彿させ、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ほんのちょっとした小さなプチ小品なんですが、味わい深いっすなぁ。
続く 「ミックスト・エモーションズ」 は軽快にバウンスする小粋なスインガー。 そういった仕上がりのアレだったりします。 メンバーの中では知名度が今ひとつなドラムスのスチュー・マーティン君が、絶妙なブラッシュ・ワークを披露してくれております。 テーマの後、ボントロ、ピアノの順でソロがフィーチャーされるんですが、ここでのビショップが、もう最高っ♪ 日本では 『スピーク・ロウ』 の一発屋なイメージが強いんですが、パーカーとの共演経験もある堅実な中年だったりして、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 …に行く前に、このままのペースでは、今日の後半はもの凄くあっさり終わってしまうので、余計な話をしておこうと思います。 毎回の登場で、いい加減にウザいかとは思いますが、 ゆめはまちゃん 。 今週からまた順位の表示が復活したんですが、遂に 「こにゅうどうくん」 の野郎を抜きましたぜ! …とか思って今見たら、また抜き返されておりましたが、40〜43位くらいの間で、隣の市同士で熾烈な戦いが繰り広げられておりますな。 で、ゆるキャラ (R) グランプリさんのリストからツイートというコーナーには、 こんなの が。 こりゃ、アカン。 目が完全に死んどる。。。 そういえば、愛媛のご当地キャラの “タルト” とやらが暴行を受け、 「中身が傷つき病院に駆込む事態」 になった。 そんなニュースも目にしたし、キャラの世界も何かと大変ですなぁ。。。 で、キャラと言えば、花畑牧場の生キャラメルは今頃、どこで何をしているんすかね? ちょっと気になったのでググってみた結果、 こんな記事 が。 おお、従業員数が 20,000人から300人に! この数字、ちょっと間違ってませんか? 生キャラだけで2万人もの従業員が食っていけるとはとても思えないんですが、あんなもの、3個も食えば、クドくて気持ち悪くなっちゃうしぃ。
とまあそれはそうと、4曲目。 フラーのオリジナルで、 「プレイペン」 。 ミディアム・ファストの威勢のいいナンバーでありまして、ちょっぴりモーダルな香りがしたりもします。 フラー、ビショップと続くソロは、完璧と言ってもいい仕上がり。 で、その後、ギターのソロも出て来たりします。 そう言えば、いたんですなぁ、レス・スパンくん。 ウエス・モンゴメリーっぽくて、基本、ギターよりも断然キダ・タローだよね。 そういう趣向の僕でも十分に楽しめる仕上がりだったりして、でもって、テーマに戻って、フェードアウトしつつ、おしまい。 で、次。 「サムタイムズ・アイ・フィール・ライク・ア・マザーレス・チャイルド」 。 日本語で 「時には母のない子のように」 と言ったほうが馴染み深いかと思いますが、 「母のない子」 って、英語では何と言うのかと思ったら、 “Motherless Child”。 世の中には便利な熟語があるものですなぁ。 そういえば、母限定ではないんですが、日本にも 「みなしご」 という便利な単語があったりしますよね。 『デュークと歌おう』 というソノシートにも入っているんですが、ここでは 「みなしごのように」 と訳されているようです。 ちなみにデューク・エイセスの旧メンバーには小保方淳という人がいたようですが、晴子ちゃんは小保方界に登場した久々の有名人だったんですな。 で、フラー版の 「時母(トキハハ)」 の出来はどんな具合なのかというと、全般的には沈鬱なムードに包まれているんですが、ちょっぴり小籠包っぽい味わいも感じられたりして、ま、悪くはないな。 そのように評価していいのではなかろうかと。
で、次。 「トゥ・ディファレント・ワールズ」 。 これはアレですな。 3管ジャズ・メッセンジャーズが取り上げそうな、新主流派モーダルな作風のアレだったりしますな。 …とか思いながら作曲者のクレジットを見たら -A.Frisch - S.Wayne- という2人の名前が書かれていたんですが、え? A.フリチン? …のほうはいいとして、え? ウェイン・ショーター? いや、もしかしたらウェイン・スナメリとかいう、ぜんぜん違う人である可能性もあるんですが、というか、これ、違う曲なんじゃね? そんな気もしてきました。 いや、何のことか状況が掴めないと思うんですが、僕が 「時母(トキハハ)」 だと思っていたヤツは、わずか 3分42秒で終わってしまっていて、その後で人知れず 「トゥ・ディファレント・ワールズ」 が始まっていたらしい。 そんな事実が発覚したんですが、ショーターとは何の関係も無い、歌物のバラードだったみたいですな、こりゃ。 で、続くフラーのオリジナルの 「ティーバックス」 というのが、3管ジャズ・メッセンジャーズが取り上げそうな、新主流派モーダルな作風のアレだったりするようなんですが、フラーはこういう曲調も得意だったりしますからね。 地味系が2曲続いた後だけに、余計に溌溂さが増して聞こえたりするんですが、本アルバムでも屈指のクッシーであるな。 そう、屈斜路湖在住の謎の巨大生物も褒めておりましたが、ある意味、日本の元祖ご当地キャラと言ってもいい存在だったりしますよね、クッシー。 ま、個人的には池田湖のイッシーのほうが好きだったりするんですが、イッシーの一糸纏わぬ姿とか、想像しただけで、もう、たまらんっ♪ というか、服を着た姿がぜんぜん想像出来なかったりするんですが、で、演奏のほうはというと、フラー、ビショップ、スパンと続く各自のソロが、どれも群を抜いて抜群だったりして、とまあそんなことで、ラストっす。 「アイ・ラブズ・ユー・ポーギー」 。 超有名なジョージ・ガーシュイン作曲のオペラ、 『ポーギーとベス』 からのナンバーでありますな。 ミュージカルではなくて、オペラだというのがちょっと意外なんですが、超イケてる最先端のナウいオペラ = ミュージカルの先駆け。 そういう存在であるらしく、でもって、 「愛するポーギー」 。 愛すべきアイス饅頭。 そんな感じの仕上がりだったりして、この肩肘張らないリラクゼーション満載なアルバムの最後を飾るに相応しく、とまあそんなことで、今日は以上です。
【総合評価】 ハード・バップ魂、バリバリ全開っ! そういうのを期待するには、あまりにもユル過ぎるですが、適度にモーダルなオリジナル2曲のお陰もあって、トータルでは傾聴に値する素晴らしい出来であるな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 トロンボーン1本+ギターという変な編成は、ちょっとどうか? そんな懸念が持たれたんですが、ウエス・モンゴメリーっぽいレス・スパンはなかなかだったし、そして何より、ウォルター・ビショップって、もうちょっと評価されてもいいんじゃね? そう思わずにはいられないほど “びしょびしょ美女” だったりして、オススメ♪