SPANISH BLUE (CTI)

RON CARTER (1974/11)

SPANISH BLUE


【パーソネル】

HUBERT LAWS (fl) JAY BERLINER (g) ROLAND HANNA (p,el-p) LEON PENDARVIS (el-p)
RON CARTER (b) BILLY COBHAM (ds) RALPH MacDONALD (per)
【収録曲】

(01-02) EL NOCHE SOL / SO WHAT
(03-04) SABADO SOMBRERO / ARKANSAS
【解説】 ( 2016年08月21日更新 / 連載 1,222回 )

 ( 前回 までの粗筋 ) 鳥取で仁風閣と砂丘と砂の美術館を見た。 …ということで、バスに乗って浦富海岸に移動〜。 ここに来るには30年ぶりくらいだったりするんですが、詳しくは ここ 参照。 読み返してみたら、あまりのレベルの低さに黒歴史認定したくなっちゃたので、出来れば見なかったことにして頂きたいんですが、前回は徒歩で散策したので、今回は に乗って、海のほうから攻めてみようかと。 遊覧船と小型船、どちらにしようかちょっと悩んだんですが、小型船に一人で乗るのって、ちょっと浮いちゃいそうだし、天候が荒れたりすると、小型船のほうが沈んじゃいそうだし、そういった浮き沈みを考慮した結果、ま、遊覧船のほうで、いっかぁ…と。 ま、遊覧船でも普通に浮きましたけどね。 周囲は家族連れとか、アベックとか、カップルとか、ペヤングとか、そんなんばかりだったりして。 15時10分発の便を予約していたんですが、何故か15時ちょうどに出るとの事でした。 ちなみに、今回の行程表は こちら 。 遊覧船の運航時間は午前9時10分〜午後4時10分、約30分おきに運航 (不定期) との事なんですが、けっこうアバウトなんっすな。 渋滞でバスの到着が遅れても大丈夫なように、めっちゃ綿密なプランを立ててるのに、勝手に10分も早く出港すんな! そう思わずにはいられません。 ま、普通に間に合ったので、別にいいんですが、係のお姉さんの愛想が今ひとつよろしくなかったのが、ちょっと残念でした。 紀伊勝浦の 「紀の松島めぐり遊覧船」 の係のお姉さんを見習え! そう思わずにはいられませんが、えーと、 ここ 参照。 何でもいいけど、この手の “海にたくさん小島が浮かんでいて、そこに松が生えたりしている景勝地” って、 たいてい 「○○の松島」 という名前が付いていたりするんですが、紀伊勝浦のが 「紀の松島」 なのに対して、浦富海岸のほうは 「山陰の松島」 などと呼ばれていたりします。 松島トモ子、ネーミングライツで頑張り過ぎぃ。。。 ちなみに、本家 「松島」 の遊覧船は、この春、乗ろうと思って予約を入れていたんですが、あまりの悪天候に断念を余儀なくされるという結果に終わったんですが、とまあそんなこんなで、乗船開始〜。

< 浦富海岸・島めぐり遊覧船 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 やや出遅れた感があり、進行方向に向かって左側の席しか空いてなかったんですが、これがちょっと失敗。。。 とりあえず出発地点は川の河口みたいなところで、景色も今ひとつなので、チョー定番の “カモメの餌やりタイム” が遂行されることになるんですが、餌はこれまたお決まりの 「かっぱえびせん」 。 個人的には 「味カレー」 のほうが好きなんですが、こんなシケったカレー味のかっぱえびせん、いらねーよ! そう、カモメに思われているのか、なかなか餌として採用して貰えないようで、ちょっと残念。 ま、 “一人餌やり” というのはかなりハードルが高く、僕はいつも隣のペヤングが撒いたエビセンに寄ってくるカモメをカメラで激写する係の担当なので、別にどっちでもいいんっすけど。 で、港みたいなエリアを通過すると、いよいよ核心の “松島っぽいエリア” でありますな。 めっちゃいい天気なんですが、波があるようで、けっこう揺れたりして、ちょっとスリリング。 進行方向、向かって右側が陸で、左が海側なんですが、千貫松島、ナントカの断崖、ナントカ洞門といった見所は圧倒的に陸側ばかりだったりして、ぜんぜん写真が撮れねぇ。。。 途中にある鴨ヶ磯海岸(?)とかいうプチ砂浜のようなところでは、かなり陸地に接近するんですが、小型船だけで無く、そこそこ中型船でもここまで接近出来るということは、遠浅ではない、近深の海岸だったりするんでしょうな。 「今日は水が濁っている」 との事だったんですが、それでも底が透けて見える感じだったりして、目をみはる水深25mの透明度! 白砂青松の美しい砂浜や、複雑に入り組んだリアス式海岸など変化に富んだ景観を眺望!! そう、“!”をいっぱい付けたくなるのも納得の景観でありました。 基本、あっちのほうまで行って戻ってくるコースなので、陸側の景色は帰りに見ればいいや。 そのように考えていた左側座席のサバ君でありましたが、帰路は陸から離れたところを全力疾走するというスタイルが取られていて、ああん! とまあそんなことで、写真の出来のほうは今ひとつだったりするんですが、それなりに楽しい約40分間なのでありました。 ということで、1日目の予定は終了。 バスで鳥取駅に戻って、近くの温泉旅館に泊まって、温泉に使って、晩飯を食って、温泉に使って、寝て、起きて、温泉に使って、朝飯を食って、でもって、松江に移動〜。


< 松江城周辺 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 鳥取駅から特急・スーパーまつかぜ3号というのに乗りました。 特急で、しかもスーパーなのに、2両編成だったりして、しかも米子駅までしか行ってくれません。 何か、素敵っ♪ おかげで、そこから先は普通列車に乗り換えなければならなかったんですが、クソ田舎の超ローカル路線っ! …と馬鹿にしようと思ったら、意外にも “すし詰め” だったりして、さば君、もうちょっとでバッテラになるところでした。 山陰本線、あなどれませんなぁ。 とまあそんなこんなで、松江駅に到着〜。 そこからバスに乗って塩見縄手というところまで行くことにしたんですが、昔、塩見くんがナンタラした縄手。 そういう所らしいっす。 個人的に 「縄」 という漢字を見ると、長縄クンの顔が浮かんで来てしまって、まったく期待が持てないというか、むしろ、ちょっぴり不快感を覚えたりもするんですが、「宴もたけなわ、僕、ナガナワ。」 とか、ウゼぇぇぇぇぇ! いつもカラオケで歌う 「酒場の金魚」 も、ウゼぇぇぇぇぇ! …って、関係ないところで私情を挟んでしまいましたが、松江という町は堀があって、水気があって、なかなか風情がありますなぁ。 とりあえずは松江城以外のスポット、 武家屋敷 と小泉八雲関連2件( ここここ ) に行ってみることにしたんですが、ぶっちゃけ、武家屋敷は微妙。。。 小泉八雲の旧邸は、庭が綺麗だというので、ちょっと期待していたんですが、ただの古い邸宅やな。 そんな感じでありました。 旧邸に宮廷のような豪華さを期待した僕が間違っていたのかも知れませんが、所詮は物書きが住んでいた家っすからね。 武家が住んでいた屋敷よりも地味で、というか、ここも元は武家が住んでいた屋敷だったようですが、やしきたかじんの屋敷のほうが立派なような? 一方、記念館のほうは入場料がちょっぴりお高いだけあって、まずまず充実しておりました。 いいっすよね、小泉八雲。 小泉純一郎、小泉今日子と並ぶ “世界3大・小泉” のひとりなんですが、渚のはいから人魚〜、キュートなヒップにズッキン、ドッキン♪ 高校生の頃、同じクラスにキョンキョン・LOVE♪ …なヤツがいて、 「今はこうして喜んで聞いとるんやけど、大人になって聞き返したら、めっちゃつまらん歌なんやろなぁ。」 とか、悟ったことを言っておりましたが、 大丈夫。 新井薫子に比べればぜんぜん、マシっ! またしても これ を貼る時がやってきましたが、これに比べれば、ぜんぜんイケますよね、小泉八雲。 昔、英語の教科書に 「MUJINA」 の話が載っていた記憶があるんですが、のっぺらぼう、恐ぇぇぇぇ! 目も鼻も口もないのに、普通にしゃべるところが、恐ぇぇぇぇ! 普通、5分くらいで窒息死するよな。 そんなことを熱く語り合った青春時代の思い出が蘇ったりしましたが、とまあそんなこんなで、3館まとめて、うーん、まあまあ? ぶっちゃけ、時間に余裕がなければ、ここらは無視して松江城だけに絞っても、さほど後悔はしないような?

 ということで、さっさと城のほうに移動することにしたんですが、このエリアまで来ちゃうと、天守閣までちょっと歩かなければならなかったりします。 歩くのが面倒なら、 これ を利用するという手もあるんですが、いいっすよね、堀川くん。 「サザエさん」 きっての、奇行キャラっすよね。 堀川くんと2人っきりで、堀川めぐり♪ 考えただけでも考えたくないので、今回はパスして、普通に歩くことにしたんですが、途中、城山稲荷神社というのと、もうひとつ、ナントカ神社というのがあったりしました。 で、天守閣の近くには こんな洋館 が。 鳥取城には仁風閣、松江城には興雲閣。 似たようなものがあるものなんっすなぁ。 あまり時間に余裕がなかったので、中までは見なかったんですが、とまあそんなことで、松江城の天守閣。 日本に12しかない貴重な現存天守で、何年か前に国宝に指定されております。 いやあ、さすがに立派っすな。 桑名の しぐれ城 とはワケが違いますなぁ。


< 松江城そのもの > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 (写真・いちばん上) だと、めっちゃ立派な石垣の上に建っているように見えるんですが、 (写真・上から2番目) だと、そうでもなかったりして、とまあそんなこんなで、とりあえず中に入ってみることにしましょう。 薄暗いし、階段はめっちゃ急だし、エレベーターは無いし、窓ガラスはサッシじゃないし、えー、何この、古臭いの? パチモンちゃうん? 名古屋城とか大阪城とかにしか行ったことがなかったサバ兄は、初めて松本城に行った時、そのように思ったそうでありますが、アホや。真性のアホや。。。 で、この松江城はと言うと、無論、松本城の系統。 松山城と備中松山城を含めて、現存天守の “松” 含有率は33.3%だったりするんですが、で、このお城、関ヶ原合戦の功により出雲に領国を得た堀尾氏は、尼子氏以来の居城である月山富田城を廃し、海沿いの地に新たに城を築き始めた。松江城は慶長16年(1611)出雲の領主・堀尾茂助吉晴が5年の歳月をかけて完成した城である。城主は堀尾忠晴、京極忠高の後、徳川家康の孫にあたる松平出羽守直政が信州松本から移封され、以来、松平氏10代234年間出雲18万6千石を領しました。 そういう歴史があるんだそうです。 堀尾忠晴って、何か地味なキャラでありますな。 しぐれ城の初代城主は新之助貝新 (←しぐれハマグリ屋) か何かで、勝負にもならないんですが、桑名城の初代城主は本多忠勝っすぜ! 徳川四天王っすぜ! 勝った。 そう思わずにはいられませんが、松江には勝手に敵愾心を抱いていたりするんですよね。 宍道湖は、青森の十三湖、小川原湖や茨城の利根川、三重県桑名の木曽川、揖斐川、長良川などと並ぶシジミの名産地なのである。 このジャンルでも手強いライバルだったりするしぃ。 都会度では負けちゃってるし、お城の立派さでも惨敗なので、せめて城主くらいは勝っておきたいところなんですが、ま、堀尾くんも堀を掘らせたらなかなかの手腕みたいだし、けっこう頑張ってるよね。 そんな気がしないでもありませんな。 で、天守閣の中は地味に展示物もあったりして、そこそこ充実しているんですが、やはり最大のウリは最上階からの眺めということになるでしょうか。 この日は天気が今ひとつだったんですが、宍道湖がよく見える〜♪ 都会派アーバンな人たちの聖地、松江ニューアーバンホテルも見える〜♪

 ということで、松江城は以上です。 で、続いてはランチ・タイム。 都会派アーバンな僕は当初、 ここ のスカイビュー・キャンドルというところを押さえていたんですが、水の都の圧倒的な景色を望む心地よいひととき。 いいじゃん♪ そう言えば松江って、 “水の都” なんっすな。 うちの近くで言うと、岐阜の大垣なんかも “水都” を名乗っていたりするんですが、ちょっとユンボで地面に穴を掘ると、すぐに地下水が湧き出てきたりして、さすがは “水都” やな! そのように実感することが出来るお土地柄だったりします。 工事をする上では、邪魔以外の何物でもなかったりするんですけど。 ちなみに桑名は “水郷のまち” を自称。 “水の都” と “水の郷” では、都のほうが都会っぽくて、ちょっと悔しいんですが、あ、でも、桑名には 都饅頭 があるしぃ! そういえば松江は和菓子が有名だったりするんですが、えーと、 これ 。 松平不昧公という名前がよく出てくるんですが、桑名には松平定信がいるしぃ! 日進小学校の校歌にも歌われている “楽翁公” っすぜ! 不昧公とか、間違えて “不味 (まず) い公” としか読めなかったりするし、敵では無いっすな。 …と、いくら僕が熱くなってみたところで、松江くんのほうは桑名なんか、まったく眼中には無いと思うんですけど。 恐らく金沢あたりをライバル視しているんじゃないかと思うんですが、とまあそんなことで、スカイビュー・キャンドル。 ロケーションはよさそうなんっすが、バイキングというのが、ちょっと。。。 まったく松江らしさというのが感じられませんよね。 ということで、 なにわ本店 。 こちらに変更することにしました。 13時に予約を入れておいたんですが、ということで、到着〜。

席からの眺め♪


 窓際の眺めのいい席を用意してくれておりました。 宍道湖…というよりは、ナントカ川の最下流といったロケーションなんですが、水の都の圧倒的な景色を望む心地よいひととき。 そのように評価していいのではなかろうかと。 で、問題は何を食うかなんですが、席だけ予約プランなので、基本的に何を食ってもオーケー。 ただ、 ここ を見ると、限定○○食というのが多くて、果たして13時という遅い時間で、無事に食い散らかされずに残っているのか、その点が心配だったんですが、「この “しまね和牛御膳” っていうの、まだありますかぁ?」 そう、恐る恐る聞いてみたところ、 「ございます。」 という明快な回答が得られて、やりぃ! 牛肉の陶板焼きって、松江らしいか? …と言われると、そうでもない気はするんですが、 宍道湖七珍 とか、まったくソソられるものがなかったりするので、ウシで、ヨシ♪ ということで、手元にやって来ましたぜ〜。

しまね和牛御膳♪ 超霜降り…というか、ほぼ牛脂@しまね和牛♪


 こっ…これは、超霜降り…というか、もはや、ただの牛脂の固まり! いつもこんな感じなのか、たまたまこの日はこんな部位しか在庫が無かったのかは定かではありませんが、さすがにこれは、ちょっと…。 インパクトありますなぁ。 ちなみに、お値段は 2,500円だったか、そんなもん。 島根和牛にしては、わりとリーズナブルでありますなぁ。 で、お味のほうはというと、美味ちい♪ めっちゃ脂っぽいけど、美味ちい♪ そんなに多くは食えないけど、美味ちい♪ 頼めばタレも用意してくれるようですが、肉も焼き野菜も基本、塩で食べることになります。 で、口の中がめっちゃクドくなったところで、

デザート♪


 最後はシャーベットで、さっぱり。 お店の人も愛想がよかったし、大変に満足のいく昼飯でありましたなぁ。 その日の夜、ちょっぴり腹が痛くなったりはしたんですけど。 で、時間にまだちょっと余裕があったので、腹ごなしを兼ねて、 島根県立美術館 のほうまで歩いていってみることにしました。


< 宍道湖・島根県立美術館 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 宍道湖の眺めが素晴らしいこの美術館は夕日の鑑賞スポットとしても有名だったりします。 屋外に展示されている前衛的なゲージュツ作品は無料 (ただ) で見ることが出来るんですが、中でも有名なのが “宍道湖うさぎ” 。 何匹かいるウサギのうち、何番目かの奴にシジミの殻をお供えして、ナデナデすると願いが叶う。 そういう、怪しい “都市伝説” があったりするようです。 ちなみに、この彫刻の作者は “せんとくん” の人。 キモくない、普通に可愛いのも作れるんじゃん!! …ということで、最後に松江の散策軌跡を。

  【松江の散策軌跡】 (←Click Here!!)

 歩いた距離、5キロを超えてるじゃん! 途中でランチ休憩を挟んだとは言え、炎天下でクソ暑い中、よく歩きましたなぁ。。。 よく歩いたと言えば、小泉八雲記念館の辺りで遭遇した甲冑や忍者の姿の怪しいコスプレ野郎3人組。 公的なものなのか、あるいは個人の趣味なのかは分かりませんが、こいつらと 「なにわ本店」 の近くで再び遭遇して、ちょっとビビりました。 炎天下でクソ暑い中、ご苦労様でありますなぁ。。。 オフシャルらしい “忍者” は松江城付近で多数見ることが出来たんですが、そのうちの1人がこっそり、喫煙コーナーで煙草を吸っていたのは、ちょっとアレでしたな。 少年とガイジンの夢を壊すな! 吸うんだったら、煙管 (きせる) で吸え! そう思わずにはいられませんが、とまあそんなこんなで、2日目は以上です。 美術館の前からバスに乗って松江駅まで戻って、で、この続きはまた、次回♪

 ということで、今日はロン・カーターっす。 有名っすよね。 60年代にマイルス・デイビス・クインテットで活躍し、趣味は盆栽。 有名でありながら、僕が知っている知識はそれくらいだったりするんですが、そんなロン君が70年代に吹き込んだ 『スパニッシュ・ブルー』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 CTI盤なので、何となくカラーは想像出来るんじゃないかと思うんですが、純ジャズというよりも、フュージョン寄りの演奏という印象。 硬派なオタからは軽視されたり、馬鹿にされたりする運命 (さだめ) にあるんですが、詳しくは、ま、 ここ を見て貰うとして。 ヒューバート・ロウズのフルートと、ジェイ・バリナーのギターが入って、ピアノはローランド・ハナで、ドラムスがビリー・コブハム。 その他、エレピとパーカッションが追加されて、テーマはずばり、スペイン。 「ス」 と言えばスペイン、インコ、高山植物、釣り、利殖、蜘蛛、モンロー、ロボット、陶磁器、きのこ、国宝、宝石、教育漢字、事典。 イメージはどんどん広がっていく筈なんですが、最初から最後まで、スペイン。 全部で4曲しかないので、適当に片付ければ、すぐ終わっちゃいそうなんですが、ということで、さ、頑張りましょう。

 まずは1曲目、ロン・カーターのオリジナルで、 「エル・ノーチェ・ソル」 。 これはアレですな。 海星高校で歌わされたスペイン語の 「きよしこの夜」 。 アレの歌詞にヒントがありそうですな。 のーちぇ・で・でぃおーす、のーちぇ・で・ぱーす♪ これが英語の 「サイレント・ナイト、ホーリー・ナイト」 に匹敵するのであれば、ノーチェ = ナイト 。 そういう推測が成り立ちます。 ということで、ググってみましょう。 ノーチェ (スペイン) noche 意味 : 夜 。 おお、大正解♪ となると、 「エル・ノーチェ・ソル」 は、「エロい夜に剃る」 とか、そういう意味ではないかと思うんですが、剃毛プレイを讃えた歌だったりするとか? で、演奏のほうはフルートとギターの絡みで幕を開けるんですが、いかにもスペイン。 そういった空気が漂っております。 途中からリズムが入って来て、次第に盛り上がるモリアオガエル。 そういった展開になるんですが、その後はピアノの人が大々的にフィーチャーされて、終盤はちょっとお静かな感じになって、おしまい。 ま、よかったんじゃね? そんな気がする出来でありました。

 で、次。 マイルス・デイビスの 「ソー・ホワット」 。 エレピとベースの掛け合いで始まる、いかにも70年代な新主流派。 そういうアレだったりするんですが、テーマの後、フルートとエレピとベースとドラムスのソロがフィーチャーされて、そこそこ盛り上がって、最後にもう一度フルートが出て来て、かなり盛り上がって、でもっておしまい。 …と、このペースでは本当にすぐ終わってしまいそうなんですが、いやあ、盛り上がりましたなぁ、リオデジャネイロ・オリンピック。 僕が山陰をうろついていた頃は、三宅宏実 (いちご) が銅メダルを取って、やったぁ♪ そんな時期だったんですが、もうすぐ終わってしまうんですなぁ。。。 終盤は、卓球女子団体が銅メダル、レスリング女子で、3連続・大逆転金メダル、スゲぇぇぇぇ♪ 卓球男子団体の決勝戦で中国に負けちゃったのは、ま、しょうがないとして、バトミントンのダブルスで、大逆転金メダル、スゲぇぇぇぇ♪ その後、吉田沙保里が決勝で負けちゃったのはアレだったんですが、 “ALSOKの呪い” なので、これもまあ、しょうがないかと。 目からビームを出せなくなって、神通力が消えちゃいましたよね。 ここでちょっと嫌な流れになりかけたんですが、女子レスリング63kg級で、川井梨紗子タンが圧巻の金メダル&ハゲ監督を連続ブン投げ。 いやあ、スッキリしましたなぁ。 世間ではブサイク扱いされているようですが、個人的にあの手の顔はめっちゃタイプだったりするので、嬉しい限りです。 で、トドメは陸上400mリレーで、銀メダル獲得。スゲぇぇぇぇ♪ 4年後の東京オリンピックもめっちゃ楽しみになって来ましたが、長野オリンピックの頃に始めたこの 『塩サバ通信』 、4年後まで無事に続いていればいいんですが、パトラッシュ、僕はもう疲れたよ。。。

 …と、さらにヤル気が低減したところで3曲目です。 さ、頑張りましょう。 ロン・カーターのオリジナルで、 「サバド・ソンブレロ」 。 ソンブレロって、何か聞いたことがあるような気がするんですが、何でしたっけ? 印度カレーに付いてくるパンみたいなやつ? それは 「ナン」 ですな。 ということで、ググってみましょう。 ソンブレロ (スペイン語:Sombrero) は、メキシコで広く用いられる、つばの広い帽子である。 あ、ソレっすな。 じゃ、鯖度 (SABADO) というのは何なのかと思ったら、土曜日。 何となく、仕事が休みでメキシカンが浮かれているイメージなんっすかね? 確かにドミンゴ (日曜日) よりもサバド (土曜日) のほうが浮かれますよね。 日曜日は昼を過ぎると、 「明日からまた仕事かぁ。」 というので、次第にブルーになって来ちゃうんですが、今、まさにそんな心理状況でこの原稿を書いている次第なんっすけど。 で、演奏のほうはというと、寛いだ土曜日の昼下がり。 そういうアレだったりして、そこはかとないスパニッシュ感と気怠さとのバランスが、たまらんっ♪

 ということで、ラストっす。  「アーカンソー」 。 紫のオルフェとかいう人が、4曲目はこの頃のフュージョン節全開で、好みが分かれる気がします。 そんなことを書いていたので、あまり多くは期待していなかったんですが、これはアレっすな。 この頃のフュージョン節全開。 そういうアレだったりしますな。 でもまあ、サバ節全開とかに比べれば、そこまで生臭くはないし、ポップな、ぽっぽ (←鳩山由紀夫) 。 そういうアレだったりして、これはこれで悪くはないかな? …と。 とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 とってもスパニッシュで、これはこれで、ま、いいんじゃないっんすかぁ?


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