SO MUCH GUITAR! (RIVERSIDE)

WES MONTGOMERY (1961/8/4)

SO MUCH GUITAR!


【パーソネル】

WES MONTGOMERY (g) HANK JONES (p) <except #7>
RON CARTER (p) <except #7> LEX HUMPHRIES (ds) <except #7> RAY BARRETTO (p) <#1-3,5,6>
【収録曲】

(01-03) TWISTED BLUES / COTTON TAIL / I WISH I KNEW
(04-06) I'M JUST A LUCKY SO AND SO / REPETITION / SOMETHIN' LIKE BAGS
(07-08) WHILE WE'RE YOUNG / ONE FOR MY BABY
【解説】 ( 2016年11月13日更新 / 連載 1,233回 )

  “ゆるキャラグランプリ” でしたなぁ。 今年は桑名の 「ゆめはまちゃん」 がエントリーしなかったので、個人的にはどうでもいい大会だったんですが、世間一般でも、今ひとつ盛り上がらなかったような気がしますな。 「出世大名家康くん」 の辺りから、明らかに飽きられちゃいましたよね。 飽きられたと言えば、フィンガーファイブのアキラや、にしきのあきらも飽きられたんですが、そこで名前を “スターにしきの” に変えたのは、賢明でありましたな。 家康くんも出世大名の名を捨てて、 “燻製貝柱” とかにすれば、あるいは珍味として生き残る道があるかも知れませんが、ま、個人的には、あまり食べたいとは思わないんですけどね、貝柱。 霜柱、人柱と並ぶ “世界3大バシラ” の中では、いちばん歯の隙間に挟まったりするしぃ。 とまあそんなこんなで、今年の “ゆるグラ” 。 決選投票は愛媛県の松山市で行われたんですが、 “2016 In 愛顔のえひめ” とかいう、ちょっと恥ずかしい名前が付いておりました。 “愛顔” というと、福原愛みたいな顔しか浮かんで来ないんですが、これで “えがお” と読ませるんですな。 来年の国体も愛媛での開催で、 “愛顔 (えがお) つなぐえひめ国体” というのがキャッチフレーズになっている模様。 愛顔 (えがお) つなぐって、ちょっぴり江川卓 (えがわすぐる) みたいで、ちょっとアレなんですが、で、愛媛には みきゃん というミカンのキャラがいますよね。 誕生日は2011年11月11日。 数日前に5歳児になったようですが、プレゼントはポッキー&プリッツでしょうな、この日なら。 犬にチョコレートを食べさせるとヤバイらしいので、ポッキーはやめたほうがいい気もするんですが、犬にポッキー、ブッシュにプリッツ。 危険です。 アメリカ大統領のブッシュくんが喉に詰まらせたのはプレッツェルなので、細身のプリッツなら大丈夫かも知れませんが、で、この “みきゃん” 、人気、実力、知名度、いずれの点でも、かなり上位にランクするキャラであるようです。 もし、コイツが愛媛の大会でグランプリになっちゃったりすると、組織票だとか、出来レースだとか言われて、第2の家康くんになっちゃうのは必至。 それを回避するため、早々と不参加を表明して、 「ホスト役として来場者をおもてなしする」 という立場を貫くことにしたようですが、賢明ですなぁ。 来年以降も出馬しない方針のようで、グランプリの頂点に立つ可能性は消えちゃいそうですが、無冠のミカンというのも、悪くないかも? 皮を剥かんミカンというのは不味そうで、アカンのですけど。

 で、今年のグランプリはどういう結果になったのかというと、高知県須崎市のキャラクター、 しんじょう君 が優勝っ! ジモキャラの不参加で、隣県に花を持たせる形になったようですが、ま、例年、かなり上位にランクインしていたので、それほど不自然ではない結果なんっすけど。 ただ、インターネット投票の時点では、埼玉県本庄市の はにぽん が1位だったんっすよね。 市内の遺跡から発掘された、全国でも例のない 「笑う盾持人物埴輪」 をモチーフに生まれた。そういうキャラであるようです。 本庄市なんだから “ほんじょう君” で、いいじゃん。 そんな気がしないでもないんですが、ハニワ要素も名前に組み入れたかったんでしょうな。 モチーフと地名との組み合わせが、ゆるキャラ命名の本筋だったりするので、妥当な判断だったと思います。 ちなみにモデルになった埴輪は、 こちら 。 何、笑てんねん! そう思わずにはいられませんが、3パターンあるんですな。 そのうち、ハンマーヘッドなやつが代表としてモデルに採用されたようですが、この頭の形も独特で、意味不明っすよね。 着ぐるみバージョンは こちら なんですが、2次元とはまた、かなりイメージが違いますなぁ。 「何もない本庄に日本一を」 。 一致団結した地元企業が顧客に投票を呼びかけ、10月17日時点でトップに躍り出た。 モロに組織票で、ちょっとアレなんですが、日本一を目指す本庄市の前に立ちはだかったのが、しんじょう君。 ネット投票では、尋常ではない “しんじょう票” が投じられて、物議を醸したようですが、力及ばず、第2位。 が、ここで主催者側が力業に出ます。 決戦投票の直前になって、会場での “リアル投票” の倍率が発表になったんですが、倍率ドン! 更に倍! …で、4倍っ! ネット投票はリアル投票の1/4しか価値がないということにされちゃったんですが、1票の格差、酷くないっすかぁ? 違憲判決が出ても不思議ではない状況なんですが、あの家康くんの時でさえ、1.5倍でしたからね。 現地に行って投票しても、逆転の可能性がなければ、盛り上がらないのは確かなんですが、それにしてもちょっと、あからさま過ぎぃ。。。

 そんな努力の甲斐があって、 “しんじょう君” が見事、決戦投票で逆転優勝を果たしたんですが、ただこれで須崎市のPRになるのかというと、ちょっと疑問っすよね。 “しんじょう君” という名前では、何のキャラなのか、どこのキャラなのか、まったくもって意味不明。 須崎市なら “スザッキー” でいいじゃん。 そんな気がしますよね。 ちなみに、石川県の小松市には カブッキー というのがいるんですが、こちらは歌舞伎 「勧進帳」 に登場する弁慶がモデル。 舞台になった安宅の関が市内にあることから誕生しました。 これも、そっち方面の素養がないと、歌舞伎 = 小松市とは、なかなか結びつかなかったりするんですが、普通に考えれば、歌舞伎揚げのキャラ? …とか、思っちゃいますよね。 で、この “スザッキー” ならぬ、 “しんじょう君” は、いったい何のキャラなのかというと、カワウソなんだそうです。 嘘や。 カッパちゃうん? そんなふうに思ってしまったんですが、絶滅したニホンカワウソが最後に発見されたとされる “新荘川” に因んだ命名なんだそうです。 で、頭に乗っかっているのは、鍋焼きラーメン。 須崎市の名物なんだそうですが、 さのまる は、頭に佐野ラーメンの丼、腰には “いもフライ” の剣。 ご当地グルメを小物に取り込むというのは、ゆるキャラの王道っすよね。 で、須崎の鍋焼きラーメンというのは、 こちら 。 「○○ナントカの7つの定義」 とか、 「××カントカの5箇条」 みたいなのが、この手のB級グルメのお約束だったりするんですが、5. スープが沸騰した状態で提供されること。 あ、この時点で、駄目っす。 めっちゃ猫舌なんっすよね、僕。 名古屋の味噌煮込みうどんも同じような鍋焼き仕様だったりするんですが、あれは小分けする小鉢みたいなのがあるので大丈夫。 この鍋焼きラーメンは見たところ、そういうのは無さそうっすよね。 下のほうに 「オレ流」 食べ方のコーナーがあって、卵の黄身を土鍋の蓋で溶いて、麺をそれにつけて食べる 「すき焼き風派」 。 そんな流派が登場するんですが、これなら猫舌でも大丈夫っすな。 ただ、僕は生卵があまり好きではなかったりするので、出来ればこういう食べ方は避けたいところなんですが、熱いのはパスして、その上にある “鍋焼きプリン” のほうがいいかも? で、更にその上には “しんじょう君” の2大要素を分離独立させた “なべラーマン” と “カワウソのカウちゃん” というキャラも。 やなせたかし先生、頼めば何でも作ってくれますなぁ。 ご当地キャラを200個くらい引き受けたそうですが、そのうち198個くらいは無償だったそうですぜ。 “しんじょう君” に、その心情が引き継がれているのだとすれば、グランプリ獲得、おめでとぉ♪ そう、素直に祝福してもいいんじゃね? そんな気がしないでもありませんな。

 で、地元、三重県のキャラ達はどんな順位だったのかというと、四日市市の “こにゅうどうくん” の野郎が17位。 去年はネット投票の時点では “ゆめはまちゃん” に勝っていたのに、最後の決戦投票でひっくり返されて、悔しい。 そんな記事が新聞のローカル面に載っていたんですが、“ゆめはまちゃん” が31位だったので、それよりも下。 そこからすれば、大躍進と言っていいのではなかろうかと。 四日市のヤツらが調子に乗って、ウザいやろな。 そう考えると、ちょっと憂鬱なんですが、ゆるキャラブームそのものが、すっかり下火になってしまったのか、ほとんど話題に上ることもありませんでした。 来年のグランプリの結果が発表されても、もはやネタにはならないかも知れません。 さらば、B級グランプリ&ゆるキャラグランプリ。 僕はもう、すっかり飽きちゃいました。 …とか思ったら、こんな発表が。 ゆるキャラグランプリ2017、三重県桑名市ナガシマリゾートにてイベント開催決定! え、マジっすか!? 去年は “肉フェス” で、今年はジュニアサミットで、来年が “ゆるキャラグランプリ” 。 ナガスパ、やるじゃん! もしかしたら、ずーっと前から内定していて、その為、今回 “ゆめはまちゃん” が出なかったのかも知れませんが、となると、来年も不出馬の可能性が高いっすな。 ホスト…というか、ホステス役として来場者をおもてなしするやん。 そんな事を言い出しちゃうかも知れませんなぁ。 となると、近隣市に花を持たせる形で、四日市のカスキャラが優勝? イベント自体は大いに盛り上がって欲しいんですが、それだけは避けたいところでありますなぁ。 非公式でもいいので、僕が “こにゅうどうくん” の対抗キャラを出馬させちゃいましょうかね? “尿道プレイ大好き@にょうどうくん” 。 これで頑張ろうと思うので、みんな、清き1票を、ヨロシク☆

 ということで、今日はウエス・モンゴメリーっす。 この週末は土日とも仕事が入ってしまって、休み無しなので、さっさと片付けて終わりにしちゃおうと思うんですが、とまあそんなことで、 『ソー・マッチ・ギター』 。 マッチと言えば、近藤真彦なんですが、今頃になってまた、 「愚か者」 のレコード大賞受賞の疑惑が取り沙汰されておりますな。 この歌そのものは決して駄作ではないと思うんですが、オリコン年間ランキングは35位だそうで、これで大賞というのは、ちょっと…。 今ではそのオリコン自体、完全にオワコンになっちゃったんですが、ちなみにこの年のランキングは1位が瀬川瑛子の 「命くれない」 で、2位が中森明菜の 「TANGO NOIR」 。 演歌は別ジャンルだとして、これはどう考えても明菜っすよね。 「秋茄子は嫁に食わすな」 とか言われても、明菜っす。 6位には 「難破船」 、7位には 「Blonde」 が入っていて、明菜、強ぇぇぇ! ちなみに85年のレコード大賞が 「ミ・アモーレ」 で、86年が 「DESIRE -情熱-」 なんですが、3年連続でよかったんじゃね? そんな気がしますな。 「TANGO NOIR」、名曲っすよね。 振り向くだけで、あなた、罪な男、命を燃やして、踊れば、Tango Tango、タンゴ三兄弟〜♪ ちなみにこの年のオリコン3位は吉幾三の 「雪國」 で、4位が光GENJI の 「STAR LIGHT」 。 強者揃いっすなぁ。 で、近藤真彦と言えば 「ギンギラギンにさりげなく」 なんですが、あれの作詞が伊集院静だというのを、つい最近知りました。 伊達歩という名義で書いているようですが、伊集院光、伊集院パンダバと並ぶ “世界3大・伊集院” の中でも、群を抜いて抜群に多才でありますなぁ。 パンダバとか、バッドばつ丸の友達というだけで、特に才能は無いし。 とまあそれはそうと、 「ソー・マッチ・ギター」 。 いかにもリバーサイド盤らしい、趣味のいいジャケットのセンスに惹かれるんですが、うまく似せて書けるかどうかは、ともかくとして。 ま、無理やろな。 そう、最初から諦めムードなので、かえって気が楽だったりするんですが、あまりにも酷い出来になっちゃった場合は最悪、顔面にモザイクを入れるとして。 で、これ、サイドマンはわりと地味です。 ピアノがハンク・ジョーンズ、ベースがロン・カーター、ドラムスがレックス・ハンフリーズ。 知名度ということでは、まったく問題のない面子なんですが、ピアノがハンクだとお上品過ぎて、真っ黒ファンキーで、ノリノリ♪ そういうのは、ちょっと期待出来ないような? で、曲によってはレイ・バレットのコンガが入ったりして、どっちに転ぶのか、ちょっと読めなかったりするんですが、とりあえずまあ、演奏を見いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目はウエスのオリジナルで、 「トゥイステッド・ブルース」 。 名前からして、籐椅子に捧げられたブルースではないかと思われるんですが、最近、あまり見なくなりましたよね、籐椅子。 画像検索すると、僕がイメージしたのと、ぜんぜん違った椅子が出て来たりするんですが、僕の記憶にあるのは こんなヤツ 。 編み編みの部分が劣化して、ほつれて来たりするんですが、 田中栄八商店 に頼めば、綺麗に修理してくれるみたいですな。 田中栄八って、田中角栄と佐藤栄作が混ざったような名前なんですが、先ほどのクソ汚い籐椅子は鳩山一郎クンの家にあったものなんですな。 何か、凄ぇぇぇ! で、 「籐椅子テッド・ブルース」 はというと、なかなか調子のいいナンバーだったりしております。 オクターブ奏法っぽいテーマ部はシンプルながら、レイ・バレットのコンガも入って、なかなかのノリノリぶり。 で、そのままギターのソロへと突入していくんですが、いい感じにグルーヴィで、そこはかとなく、グルーポン。 「バードカフェ」 のおせち、懐かしいっすなぁ。 6Pチーズならぬ、8Pチーズは “ハッピー” に通じるから、めでたい。 そんな、おせち本来の駄洒落も踏襲していて、なかなかの力作でありました。 で、続くハンクのピアノ・ソロは、お上品な仕上がりで、お嬢様でも、安心。 女王様には刺激が少なすぎるかと思われますが、で、その後、ロン・カーターの骨太なベース・ソロが出て来たりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 全般的に見れば、それなりにファンキー要素もあったりして、ま、よかったんじゃないっすかぁ?

 ということで、次です。 デューク・エリントンの曲で、 「コットン・テイル」 。 いいっすよね、コットン。 少なくとも、ぼっとん便所よりはウンコ臭くなかったりするんですが、ちなみにコットンテイルとは、ふわふわとした丸いしっぽがついている小さな野うさぎの名前なんだそうです。 ほぉ。 初めて知りました。 日本名、ワタオウサギ。 ワタオというのは 「よしお」 とか 「まさお」 みたいな、さえない名前ではなく、綿尾 (わたお) のことだと思うんですが、まんま、コットンテイルっすな。 ピアノとギターの絡みがちょっぴりキュートなテーマ部はミディアム・ファストで演奏され、で、そのまま、よく歌うウエスのソロへと受け継がれていきます。 ハンクのソロがそれに続いて、最後は g→ds→p→ds の掛け合いでそれなりに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ほんのちょっとした、小さなプチ小品な仕上がりでありますが、ま、悪くはなかったかな? …と。 そんなふうに評価していいのではなかろうかと。 で、次。 歌物ナンバーの 「アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー」 。 ウエスくんはピックを使わずに、親指でギターを弾く。 そんな話を聞いたことがあるんですが、何とも温かでハートウォーミングな音色だったりして、しみじみと心に染みるバラードに仕上がっております。 いいっすよね、ハートウォーミング。 少なくともシュールストレミングよりは臭くないし、とまあそんなことで、次。 エリントン・ナンバーの 「アイム・ジャスト・ア・ラッキー・ソー・アンド・ソー」 。 いいっすよね、ソー・アンド・ソー。 少なくとも粗相・アンド・粗相よりは、繰り返しウンコを漏らすことも無さそうだし、で、演奏のほうはアレです。 ミディアム・テンポの中庸的な仕上がりだったりして、うーん、まあまあ?

 ということで、次。 前述の通り、今日はあまり時間が無いし、いつも通りヤル気もないして、さっさと終わりにしたい気持ちで一杯なんですが、ニール・ヘフティの曲で、 「リピティション」 。 いかにも日本人好みな、哀愁味を帯びたマイナーチューン。 そういうアレだったりして、テーマ部で聞かれるオクターブ奏法が効果的でありますな。 いいっすよね、オクターブ。 少なくともメンタームよりは肛門に塗布しても大丈夫なんですが、とまあそんなことで、次。 ウエスのオリジナルで、 「サムシン・ライク・バグス」 。 バグス = ミルト・ジャクソンみたいな、何か。 何だかこう、ソウル的なものが期待出来そうな予感。 バグスとウエスって、語呂的にもいいし、 これくらい 仲がよかったりするんですよね。 いい距離感の、適切な仲のよさであるな。 そのように評価していいのではないかと思うんですが、ジミー・スミスとウエスの これ は、ちょっとイキ過ぎだと思うしぃ。 で、実際にバグス的な何かに仕上がっているのかというと、間違いない。 そう、言い切っていいと思うんですが、ちょっとディープ過ぎるくらいに、ファンキーでブルージー。 テーマの後、ハンクのピアノ・ソロが出るんですが、これがなかなかいい出来だったりしております。 粘り気のないレッド・ガーランドって感じ? レックス・ハンフリーズの半分フリチンみたいなブラッシュワークも絶妙だし、無論、ウエスのソロも文句の付けようがないくらい、ムンク。 「叫び」 のフィギュア 、いいっすなぁ。 背景の絵も付いてくるし、くねくね可動するみたいだし、無駄にクオリティ、高ぇぇぇ! で、終盤にはロン・カーターのベース・ソロも適度にフィーチャーされて黒さが増幅されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で。次。  「ホワイル・ウィアー・ヤング」 は歌物のバラード。 ギターの無伴奏ソロなんですが、2分15秒という、ほんのちょっとした小さなプチ小品なので、ぜんぜん大丈夫かと。 とまあそんなことで、ラストっす。  「ワン・フォー・マイ・ベイビー」 。 アフター・アワーズな気怠い雰囲気で、聞いているだけで、 ぐでたま みたいになっちゃうんですが、左上のほうにムンクの 「叫び」 みたいなヤツが出て来たりしますな。 とまあそんなこんなで、完全にヤル気が無くなったところで、おしまい♪

【総合評価】 悪くはないんだけど、地味っすなぁ。 そんな印象を持ってしまったんですが、よくよく聞いてみると、中身はけっこう、濃いっすな。 歌物っぽいのと、ブルースっぽいのと、バラードっぽいのとのバランスも絶妙だし、思った以上にファンキーなのもあったし、出しゃばらないハンク・ジョーンズのピアノも、これはこれで、いいかも? そんな気もしてきたし、そんなこんなで、地味にオススメ☆


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