JAZZ GUITAR (PACIFIC JAZZ)

JIM HALL (1957/1/10,24)

JAZZ GUITAR


【パーソネル】

JIM HALL (g) CARL PERKINS (p) RED MITCHELL (ds)
【収録曲】

(01-02) STOMPING AT THE SAVOY / THINGS AIN'T WHAT THEY USED TO BE
(03-05) THIS IS ALWAYS / THANKS FOR THE MEMORY / TANGERINE
(06-08) STELLA BY STARLIGHT / 9:20 SPECIAL / DEEP IN ADREAM
(09-10) LOOK FOR THE SILVER LINING / SEVEN COME ELEVEN
【解説】 ( 2016年12月18日更新 / 連載 1,237回 )

 ( 前回 までの粗筋 ) まんのう池でイルミネーションを堪能し、翌日、金刀比羅宮の下のほうだけを地味に散策した。 …ということで、琴平から琴電に乗って、高松に移動〜。 でもって、まずはランチタイムでありますな。 香川と言えば、絶対に外せないのが、うどん。 さぬきと言えば、うどん。 うどんと言えば、フランスのウドン市というところに、ウドン城というのがあるそうで、先日、うどんのイベントか何かに、ここの人たちが招かれたりしておりましたな。 フランス語表記だと “OUDON” 。 オウドォーン? 何か、めっちゃお洒落っすな。 ダサい印象をどうしても払拭できない 「おうど色」 も、この際 「オウドォーン」 に改名すれば、少しは人気が出るような気がするんですが、 「ビリジアン」 とかいう、よく分からん横文字のヤツもいるので、ま、いいんじゃないっすかね? 同じようにイメージがよろしくない 「ぐんじょう色」 のほうは、 「グンジョール」 にしちゃうとか? とまあそんなこんなで、絶対に外せない “さぬきうどん” なんですが、今回は外しました。 いや、何となく。 で、香川といえば第2の御当地グルメとして “骨付鳥” というのもメジャーになって来ましたよね。 何年か前、丸亀に行った時に食べてみたんですが、めっちゃ美味しくて、リピート間違いなし。 そのような感想を持ったんですが、今回はこちらのほうもパス。 諸般の事情によるものなんですが、で、どこで昼飯を食うことにしたのかというと、 ここ 。 JRホテルクレメント高松の中にあるレストランなんですが、 ネットでお手軽に予約が出来て、いいな。 そんな理由でとりあえず押さえてみたんですが、夜は同じホテルの和食をほうの店に予約を入れてみました。 朝食付きプランで宿泊のほうも押さえてあるので、この宿で3食を賄うことになるんですが、11時半のオープンまで、まだ少し時間があるので、高松駅の周辺を少しだけ散策してみることにしました。

< 高松駅周辺 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 都会的で、小綺麗っすよね、高松。 若松親方は小汚い朝潮のなれの果てだったりするんですけど。 石松はガッツだし、お粗末なイメージしかない “○○松” の中では、出世頭と言っていいのではないかと思うんですが、高松シンボルタワーというのが高松のシンボルとして、高々と聳え立っていたりします。 高さ151.3mで、四国でいちばん高い高層ビルなんっすな。 宇多津のほうに無駄に高いのが無かったっけ? …と思って調べてみたら、 ゴールドタワー は高さ158m。 やっぱり、こっちのほうが上なんですが、シンボルのほうは建築物で、ゴールドのほうは構築物。 同じタワーでもカテゴリーが違うみたいっす。 個人的には建築や構築よりも、チーチク (←竹輪の穴にチーズを入れたやつ) のほうが好きだったりするんですが、で、 (写真・ちょうど真ん中) に写っているのが今回、僕がお世話になるクレメント高松でありますな。 そうこうしているうちに、ちょうといい時間になったので、レストランに行ってみることにしたんですが、20階建のホテルの最上階なので、眺めが凄ぇぇぇぇ♪ 駅のすぐ目の前が瀬戸内海というのは、いいっすなー。 海が見える県庁所在地ということで言えば、津もそうなんですが、あちらは御殿場海岸だとか、阿漕浦だとかだったりして、何か地味なんっすよね。 で、津と言えば、津ギョーザ。 去年は “B-1グランプリ” で3位だかに入って、今年こそ、優勝や! そう、意気込んでいたようですが、結果、10位にも入ってませんでしたな。 アンチ津の僕としては、ざまぁ。 そう思わずにはいられませんが、そもそも“B-1”そのものが、ぜんぜん盛り上がらなくなっちゃいましたよね。  “M-1グランプリ” のほうが銀シャリとか、和牛とかで、そっちのほうが食べ物っぽかったりするしぃ。 とまあそれはそうと、このレストラン、ドレスコードなどはございません。普段着でお越しください。 そう書かれていたので、お気楽な気分で行ってみたんですが、思ったよりも格調が高くて、緊張を強いられました。 フォーク・ナイフもたくさん用意されていたりするんですが、これ、どれから使えばいいんだったっけ? そう、悩んでいるうちに、最初の一品が到着しました。

お水&シェフお勧めオードブル♪


 まずは “シェフお勧めオードブル” 。 そちらに焦点を当てた写真もあったんですが、ボケボケで見るに値しないので、お洒落なグラスに入った水を主題にしたほうを掲載しておきました。 係のお姉さんが料理を説明をしてくれたんですが、サカナを何とかしたやつと、何とかに鶏のレバーをどうこうしたやつ。 そういった食い物ではなかったかと。 えー、レバー? 苦手なんっすよね、肝って。 苦いし、キモイしぃ。 で、複数あるナイフとフォークをどのように駆使すればいいのか。 そちらの問題のほうもまだ未解決だったりするんですが、子供の頃に愛読していた 「毎日こども生活事典」 に洋食マナーについて書かれていたような覚えが。 その、かすかな記憶を掘り起こしてみると、確か、内側からだか、外側からだか、順番に使えばいいというような話だったような? 確か、内側からだったよね? そのように判断して、そっちから使うことにしたんですが、サカナのほうは、うーん、まあまあ? 問題はレバーのほうなんですが、硬いフランスパンの表面に、ペースト状の何かを塗り付けたような食い物でありますな。 何だか小洒落た加工が施されているから、イケるかも? そんな希望的観測を持って食ってみたんですが、キモっ! モロに肝の味で、キモっ! いらんもんを、お薦めすんな! そう、シェフを恨まずにはいられませんが、何とか食べ終わって待機していると、係のお姉さんがやってきて、外側に並べてあったナイフとフォークを回収していきました。 ああ、それ、使ってないほう! そんな心の動揺を見透かされないように平静を装ったんですが、残されたフォークには肝の残骸が付着していたりして、間違いなく、僕の間違いはバレちゃってたでしょうなぁ。。。

本日のクリームスープ♪

 で、続いては本日のクリームスープ。 何だか妙に凝った味だったりして、僕の口には合わないような。。。 あ、書くのを忘れておりましたが、注文の品は 「おすすめランチ (週替り) お一人様 \1,680」 というヤツなんですが、事前に週替わりの内容をチェックしたところ、豚肉を何たらした料理がメインのようで、いいじゃん♪ …と。

Main(週替り)♪


 ということで、その品が到着しました。 豚肉×2、それにグラタンコロッケみたいなヤツも付いていて、いいぢゃん♪ 食ってみたら豚肉は脂っ気が皆無な部位で、非常にあっさりとしていたんですが、ちょっと高級なパサパサとチャーシューって感じ? ま、それなりに美味しかったので、特に不満はなかったんですが、残されたナイフとフォークは1組だけなので、あれこれと頭を悩まさなくても済むしぃ。 それはそうと、ナイフが右側、フォークが左側にセットされていたりするんですが、アレはどうやって使うのが正解なんっすかね? 僕は左投げ左打ちなんですが、右食べ右書きなので、フォークは右手で操作したいところなんですが、左にあるフォークを右に移動して、右手で肉を突き刺したりするのって、アリなんっすかね? ナイフも右手のほうが使いやすいので、そっちで切るのはそれでいいと思うんですが、左手のフォークでは食いにくいやん! そう思わずにはいられなくて、箸をくれ、箸を! そう、言いたくなっちゃいますよね。 何だか余計なところで気疲れしちゃうんですが、何とか無事に食べ終えて、最後は “Douceur” でありますな。

Douceur♪


 美味ちい♪ …ということで、終わりよければ、すべてよし。 最終的に満足のいくランチであったな。 そんな結果に終わって、何よりでありましたが、ということで、午後の部の観光開始〜。 高松で行きたいスポットは、今ひとつ気が乗らないんっすが、取りあえずは 四国村 。 あとは、定番の 栗林公園 。 それにプラスして、瀬戸内海に沈む夕日。 天気がよければ、とりあえず小豆島に渡って、帰りのフェリーの上から夕日を眺めよう。 そんなふうに画策していたんですが、で、栗林公園のほうは夜にライトアップをやっているので、それに合わせて行けばいいかな? …と。 で、この日のお天気はというと、午前中は綺麗な青空が見えておりました。 ゲロゲ〜ロ。 それは青空球児・好児。 まったく綺麗ではないオッサンなんっすが、予報を見ると午後からは次第に曇ってきて、夜には雨も降りだす…と。 夕日、微妙っすなぁ。 夜のライトアップも微妙。 結果、あまり気乗りがしない 「四国村」 を適当に散策して、夕方、雨が降らないうちに 「栗林公園」 も片づけておこう。 そういう、地味ぃ〜な企画で、ま、いっかぁ…と。 ということで、高松築港から琴電に乗って、屋島に向かうことにします。 途中、瓦町という駅で乗り換えることになるんですが、志度線のホームは同じ駅とは思えないくらい、めっちゃ離れているんっすな。 動く歩道が動いていたからよかったようなものの、動く歩道がウゴウゴルーガだったら、ウゴウゴ。 それくらいアレだったりします。  「四国村」 に行くにはJRの屋島駅でもよくて、これなら高松から乗り換えなしで行けるんですが、高徳線は特急を含めて1時間に2本くらいしかないし、JRの駅からだと、降りてから徒歩10分。 琴電の駅からなら徒歩5分なので、総合的には琴電のほうがいいかな? …と。 高徳線で “ICOCA” は使えないんですが、琴電なら “IruCa” が使えるしぃ。 とまあそんなことで、到着〜。


< 四国村 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 僕の 「四国村」 についてのイメージは、パチモンの 「かずら橋」 なんか作って喜んでいる、しょぼいB級スポット。 そういうアレだったりして、ま、規模の小さい和風の 「明治村」 の劣化版だよね? …みたいな。 ということで、あまり多くは期待していなかったんですが、まずはその 「かずら橋」 。 本物のほうは行ったことがないんですが、あちらもワイヤーで吊るした橋に、飾りで “かずら” を巻き付けてあるだけだったりして、大概みたいなんっすけど。 そういうことなら、パチモンで十分。 そんな気もするんですが、いやあ、思ってた以上に怖かったっす。 足元は板…というか、棒のようなものが渡してあるだけで、隙間があり過ぎぃ! スケスケ過ぎぃ! 本物の2/3のサイズということなんですが、高さのほうは池スレスレな感じなので、高所恐怖症の僕でも大丈夫だよね? そんなふうに事態を楽観していたんですが、ぜんぜん大丈夫じゃねぇぇぇぇ! 手すりを掴んで、恐る恐る歩いていったんですが、 “かずら” が袖口に絡んで、前に進めねぇぇぇ。。。 余計なものを巻き付けるな! そう、思わずにはいられませんが、円滑な歩行を促進するため、ノースリーブ以外、禁止。 そういうドレスコードを設けるべきでありますな。 クソ寒い時期は、ちょっと嫌なんっすけど。 で、何とか無事に渡り終えて、ここからが本番ということになるんですが、いやあ、思ってたよりも、ぜんぜん良かったっす。 展示されている建物そのものはクソ地味だったりして、ちょっとアレだったりするんですが、里山の地形をうまく活かして、 “自然” と一体になった感が演出されておりました。 安藤忠雄クンが設計した 「四国村ギャラリー」 というのがあったり、 「水景庭園」 というのもあったりして、規模がめっちゃ小さい、しょぼい 淡路夢舞台 の超劣化版って感じ? この辺りはかなり標高も高いようで、下界の眺めも、最高っ♪ …でありました。 で、その先には小さな灯台やら、燈台退息所やらが並んでいるエリアがあったりするんですが、ここはちょっぴり洋風な雰囲気で、陰気くさい地味な 「明治村」 だったりしますな。 とまあそんなこんなで、下山開始〜。


< 四国村 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 後半は “水辺の風景” 的なスポットが数多く見られましたが、 (写真・上から2番目) のやつは、アレです。 竹で作られた細い “樋” のようなものがあって、何かと思ったら、この水がずーっと先の民家のところまで引き込まれていたりします。 洗い場用だったりとか、 これ 用だったりとか。 昔の人は “自然” をうまく利用していたんっすなぁ。 で、あとは石で作った “アート” みたいな滝だとか。 そのうちのひとつ、規模が大きい滝の前で、めっちゃ不自然な姿勢で撮影に励んでおられるオッサンが。 ありきたりな構図に飽きてしまって、新しい境地に果敢に挑む、その尊い御姿を後ろからこっそり盗撮させて頂いたんですが、よく見ると、池に鳥がいるのが分かります。  “鳥撮り” のオッサンだったんっすな。 鳥と言えば、名古屋の東山動物園で鳥インフルエンザが出たりしましたが、鳥から取った検体を、鳥取大学に送って調べてもらったりしてましたよね。 鳥から取って、鳥取へ。 めっちゃ、理に適ってるやんっ! そう、思わずにはいられませんが、で、村の中には林っぽいエリアもあったりして、うまく作られているなぁ。 そう、関心させられたりして、で、今回の散策は、こちら。

  【四国村の散策軌跡】 (←Click Here!!)

 琴電の駅からの往復を含めて、約2.65km。 散策時間は1時間半でありますな。 標高差が90mくらいあって、ちょっとしたプチ登山だよね。 そういった状況であることが分かって頂けるかと思いますが、ああん、 「四国村」 で、ムラムラ〜♪ ということで、この続きはまた、次回。

 ということで、今日はジム・ホールっす。 体育館と市民会館の複合施設みたいな名前なんっすが、4文字に略す必要がないくらい、シンプルなお名前でありますな。 で、今日はそんなジム・ホルの 『ジャズ・ギター』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんですが、何のひねりもない、そのまんまのタイトルでありますな。 1957年の録音で、記念すべき初リーダー作ということになるようですが、ジャケットのホールくん、ニコニコしていて、めっちゃ、いい人っぽいっすよね。 ジャズマンというより、牧師さんといった感じで、今度の 「クリスマスの集い」 では、趣味のギターを披露するから、みんな遊びに来てね♪ そんな雰囲気があったりします。 前回取り上げた 『タル』 と同じく、ギター、ピアノ、ベースという、シンプルなトリオ編成。 あっちのほうはエディ・コスタの参加が売りだったんですが、こちらにはカール・パーキンスが入ってますな。 いいっすよね、カール。 個人的には 「うすあじ」 が好きだったりします。 最近、 “濃い味” のスナック菓子が流行りだったりするんですが、カールの 「うすあじ」 の濃いバージョンとか、ちょっと食べてみたい気がしますな。 とまあそんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「ストンピン・アット・サヴォイ」 。  「サヴォイでストンプ」 という邦題で知られているんですが、ストンプって、具体的にどういうことをするんですかね? 「サヴォイで酢昆布」 なら、 “都こんぶ” とか、食うんやろな。 …とか、何となく想像が付くんっすけど。 ということで、 “stomp” の意味を調べてみました。 足を踏み鳴らして踊る。 ストンプ (踊り) 《激しく足を踏み鳴らしてジャズ音楽に合わせて踊るダンス》。 ほぉ。 ジャズ・ダンスみたいな物なんっすかね? スイングジャズ = 踊るための音楽。 そういう位置づけだったりするんですが、スイングを代表する好男子、ベニー・グッドマンの代表作っすよね。 個人的には古臭いイメージしかなくて、あまり好きな男子ではなかったりするんですが、小女子 (こうなご) のほうが、よっぽどいいっすよねー。 で、ジム・ホル君の演奏はというと、ミディアム・ファストで軽快にバウンスするという、そういうアレだったりして、うーん、まあまあ? カル・パー君のピアノ・ソロは、なかなかいい出来だったりして、で、最後、レッド・ミッチェルのベース・ソロが地味にフィーチャーされたりして、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。  「シングス・エイント・ホワット・ゼイ・ユーズド・トゥ・ビー」 。  「昔は良かったね」 という邦題で知られているんですが、オッサン臭いのを通り越して、年寄りの繰り言みたいで、個人的にはあまり好きになれません。 ホル君、選曲のセンスが微妙過ぎぃ。。。 あるいは、プロデューサーの趣向なのかも知れませんが、演奏のほうも、回顧趣味バリバリ全開のムードだったりして、うーん…。

 とまあ、何とも残念な立ち上がりになっちゃったんですが、果たして、ここから体勢を立て直すことが出来るのか、今後の展開に期待♪ …ということで、3曲目。  「ディス・イズ・オールウェイズ」 。 小粋な歌物ナンバーなんですが、なかなかいい雰囲気に仕上がっているな。 そんな気がしないでもなくて、ちょっとだけ盛り返しました。 パーキンスのピアノ・ソロもブルージーで、いいっすなぁ。 ということで、次。 あまりにも書くことが無さ過ぎて、今日の後半は瞬時に終わっちゃいそうなんですが、ちなみに今年の “B-1グランプリ” は 「あかし玉子焼ひろめ隊 (兵庫県明石市) 」 が優勝したそうですな。 この手の団体のネーミング・センスの微妙さは、何とも言えないものがあったりするんですが、結果自体は妥当なものと言えるのではなかろうかと。 歴史、人気、正当性、ともに文句無しっすよね、明石の玉子焼き = 明石焼き。 タコ焼きと、タコ入りのだし巻き卵の中間形態みたいなヤツを、ダシ汁に浸けて食べるというアレなんですが、何年か前に本場で食べたことがあります。 美味しかったっす。 が、一人前が20個という店だったのが災いして、12個くらいで完全に飽きました。 16個くらいから先は、もはや苦痛でしかなくて、あと3年くらいは明石焼きは食わなくていいな。 そんな気分になっちゃったんですが、殿堂入りした筈の “富士宮やきそば学会” が復活して4位に入っていたりするし、このイベントも何だかワケが分からなくなってきちゃいましたなぁ。 来年、桑名で開催される “ゆるキャラ・グランプリ” はともかくとして、こっちのほうはもう、潰れてもいいんじゃね? そんな気もするんですが、とまあそんなこんなで、 「サンクス・フォー・ザ・メモリー」 。 個人的にはあまり馴染みのない曲だったんですが、 小粋な歌物ナンバーやな。 そんな感じのアレだったりして、ホル君の心温まるギターを堪能することが出来る。 そんなアレに仕上がっておりました。

 で、次。  「タンジェリン」 。 「痰ゼリー、ん〜♪」という邦題は、うちのサイト以外では、あまり浸透していないような気がするんですが、曲そのものは調子がよくて、なかなかのお調子者であるな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 ジム・ホールのプレイも軽快そのもので、ま、いいんじゃないっすかぁ? ということで、次。  「ステラ・バイ・スターライト」 。 「星影のステラ」という邦題でよく知られているんですが、いいっすよね、ステラおばさんのクッキー。 美味しいっす。 ステラおばさんのクッキーなんか、捨てらぁ。 そんな不届きなガキはいないと思うんですが、クレアおばさんのシチューも、くれやぁ。 そんな要望も多かったりして、子供たちから大人気でありますな、外人のおばさん。 で、外人のおじさんはというと、こちらはジャズの世界で頑張っておりまして、ここでは、リラックスした、寛いだムードの阿部寛。 そういったアレを聞かせてくれちゃったりしております。 で、次。  「9:20スペシャル」 。 作者のところには3名ほどの名前がクレジットされているんですが、その素性の程は、不明。 ミディアム・スローのブルーな仕上がりだったりして、赤ミッチェルのピチカートが印象的な、そういうアレだったりしております。 ギターとピアノのソロもいい感じだったりして、悪くないじゃん。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 ということで、次。  「ディープ・イン・ア・ドリーム」 。 しみじみとした深いバラードに仕上がっております。 クリスマスの夜にぴったりでありますな。 さいでんなー、ほーでんなー♪ by 山下達郎。 で、次。  「ルック・フォー・ザ・シルバー・ライニング」 。 適度にスインギーで、それとなくブルージー。 そういったアレだったりして、うーん、まあまあ? で、アルバムの最後を飾るのは 「セブン・カム・イレブン」 。 作曲者として、チャーリー・クリスチャンと、ベニー・グッドマンの名前がクレジットされておりますが、いいっすよね、クリスチャン。 めっちゃキリスト教徒で。 ジム・ホールもこの人からは強い影響を受けているに違いないんですが、曲そのものはちょっと古臭い感じだったりして、うーん…。 とまあそんなことで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 悪くはないと思うんだけど、何か、インパクトが薄い。 そういうアレだったりして、個人的にやっぱり、ジャズ・ギターって、そんなに好みではないな。 間下このみのほうが、好みであるな。 あ、でも、ブルボンの 「味ごのみ」 も、けっこう好みだったりするしぃ。 そんな自分の趣向を再認識させられた1枚でありました。 ジャズ・ギターが好きな人なら、ま、いんじゃないっすかぁ?


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