FIRST CIRCLE (ECM)

PAT METHENY (1984/2/15〜19)

FIRST CIRCLE


【パーソネル】

PAT METHENY (g,g-synth,sync-g) LYLE MAYS (p,synth,org,tp)
STEVE RODBY (b) PAUL WERTICO (ds) PEDRO AZNAR (voice,per,g)
【収録曲】

(01-03) FORWARD MARCH / YOLANDA , YOU LEARN / THE FIRST CIRCLE
(04-06) IF I COULD / TELL IT ALL / END OF THE GAME
(07-08) MAS ALLA / PRAISE
【解説】 ( 2017年01月01日更新 / 連載 1,239回 )

 新年、明けましておめでとうございます。 …と言っても、これを書いている12月30日現在、まだ新年は明けてなかったりするんですが、休みに入って今日で2日目、これまでのところ、まったく何もヤル気が起こらなくて、ダラダラと無為に時間を費やしてしまいました。 暇だし、これといって書くネタもないし、年が明けたら、どこかに日帰りで遊びに行こうかと画策しているんですが、美味いものを食って、温泉にでも浸かって、ダラダラと無為に過ごしたいものでありますなぁ。。。 うちの会社は1月4日までお休みなんっすが、ダラけきった翌日に、いきなり社会復帰というのも辛いものがあるので、出掛けるなら1月3日がいいかと思うんですが、ホテルのレストランなんかは、三が日は “新春特別メニュー” というところが多かったりするんですよね。 どういうところが特別なのかというと、特別に限定されたコースしか選べなかったり、特別にぼったくったお値段だったりして、で、ぼったくりと言えばですね、先日、 ポータブック というのを買いました。 いつでもどこでも、お手軽に原稿を書ける環境を模索し続けて、はや、えーと…、19年3ヶ月と15日くらい。 “ポメラ” が出たときは、思わず飛びついてしまったんですが、やはり何かと制約が多過ぎて、すぐに使わなくなっちゃいました。 で、この度、あの事務機器の王様、キングジムが “ポメラ” みたいなパソコンを出すらしい。 そんな噂を耳にして、大いに期待をしたんですが、で、お値段のほうは、おいくら万円なのかと思ったら、んーと、9万円オーバーっすかぁ。 アホか! 誰もがそう思ったに違いなく、あまりのぼったくりぶりに “ボッタブック” という愛称が付けられたりもしたんですが、あまりの販売不振で値崩れしまくって、最近では2万円くらいで投げ売りされているのが実情だったりします。 よし、買った!

 で、実際に買ってみたら、あまりの低スペックぶりに愕然としてしまったんですが、ちょこっとアプリを入れただけで、あっという間に空き容量が1GBを切ってしまったし、自称、光の反射が少なく目の疲れを低減するらしい液晶は、ノングレアというか、何じゃこりゃ? すけべ画像とかを見ようとすると、自然にモザイクが掛かった感じになって、その意味では健全な青少年向きと言えるかも知れませんが、で、小型なのは確かに小型なんですが、厚みと重さは結構あるので、あまり、お気軽に持ち運びたくはありません。 事務機器の王様もパソコンに関しては足軽だったようで、キングジムから、“samurai of the lowest rank パソ” への改名は避けられないところでありますが、ただ、いいところもいくつかあって、たとえば “ATOK” と連携の辞書を入れたお陰で、 “足軽” を即座に英語に訳してくれたりだとか。 ジーニアス和英辞典によると、江戸時代の足軽が “低いランクの侍” で、戦国時代の足軽は “temporary foot soldier” らしいっすぜ。 一時的な足の戦士。 本当にそれでエエんか? …というのは、ちょっと疑問なんっすが、かく言うこの原稿も、ポータブックで書いたりしているんっすけど。 変態的な変形キーボードは、ギミックとしては実によく出来ているし、打ち心地のほうも、極めて良好。 外付けキーボード+タブレットとは、比べものにならなくて、で、USB給電出来るというのもポイントが高いっすな。 小さくて薄いパソコンでも、ACアダプターが洒落にならないくらいデカくで邪魔なことが多いんですが、こいつはモバイルバッテリーからも充電出来たりします。 スペックのほうも原稿を書くだけなら十分だし、2万円なら、ぜんぜんアリだよね? そんな気がするんですが、ま、出始めの頃に定価で買っちゃった人は、ご愁傷様としか言いようがないんっすけど。

 で、今度の旅行は日帰りで荷物が少ないので、コイツを持っていってみようかと思うんですが、新幹線の座席で颯爽とコレを取り出して、スチャっとキーボードを広げたりしたら、めっちゃ注目の的っすよね。 悪い意味で…。 わぁ、本当にこんなん、買ったヤツ、おるんやぁ…。 そう、珍獣を見るような目で見られるのは青椒肉絲。 こんな中華料理の名前だって、一発で変換出来んだかんな。 ATOK、なめんなよ! 牛肉や豚肉の細切りとピーマンなどの野菜を炒めて酒・醤油などで調味した中国料理。 こうして、すぐに意味だって調べられるし、ポメラとは訳が違うんだよ! ま、それで本人が納得しているのなら、他人がとやかく言う筋合いはないので、そっと放置しておいて欲しいんですが、で、ポータブックを持って、どこに行こうと思っているのかというと、んーと、 “関西国際空港” とか。 関空を観光。 語呂的には悪くないっすよね。 新大阪から特急 “はるか” のグリーン車に乗って、ちょっとだけリッチ感と旅情を味わうというのも悪くないかな? そんな気がしたので、このルートを選んでみたんですが、一列シートなら隣の人の目を気にせずに、こっそりキーボードを広げたり、原稿を書いたり出来そうだしぃ。 旅の恥はかき捨て。 旅先では知人もいないし、長くそこにとどまることもないので、ふだんなら恥ずかしくてできないような行いも平気でするものだ。 明鏡国語辞典は明るい鏡のように、明快にことわざの意味を答えてくれて、月の家円鏡よりも、よっぽど明鏡止水でありますなぁ。 明鏡止水の境地に至る → become calm and clear in one's heart これまた、合ってるのかどうか微妙な英訳なんっすが、で、関空で美味いものを食って。 それは可能なのかと思って調べてみたら、 ホテル日航関西空港のレストラン 。 これ、ネットで簡単に予約も出来て、よさそうっすな。 和・洋・中 + 鉄板焼き。 ホテルのレストランとしては、鉄板のラインアップでありますが、個人的な趣向で言うと、 “和” か “鉄板” かな…と。 “洋” は大泉洋っぽいし、ナイフとフォークの使い方が分からなくてハードルが高いので、パス。 ここはビュッフェ形式らしいので、箸も用意されているかも知れませんが、一人バイキングって、ちょっと空しいものがあるんっすよねぇ。。。 で、ハードルが高いと言えば “鉄板” もそうなんですが、シェフとの会話を楽しんで…とか、んなもん、絶対に無理っ! が、シェフもその辺りはよく心得ていて、深く心を閉ざしていると、思いを察して、黙々と無言で肉を焼いてくれたりするので、実際に体験してみると、意外と大丈夫でありましたな、一人鉄板焼き。 が、今年の正月は、家でステーキ肉を焼いて食う。 そういう予定だったりするみたいなので、今回はパス。

 で、 “和” の場合、お一人様だと、カウンター席のほうが、お気楽だよね。 そんなふうに思ったりしていたんですが、アレは “鉄板” と同じく、コミュ力が試される場でありますな。 テーブル席で放置されたほうが、まだマシだったりするんですが、で、このホテルの “和” のほうのメニューはというと、 「お昼のこだわりの丼」 だとか、 「天ぷら御膳」 だとか、わりとお手軽そうなものが。 その他、 「真田びいきの会席」 などという、ちょっぴり足軽そうなものも。 が、三が日はこれらがすべて “×” で埋め尽くされておりました。 満席になったというのではなく、ご多分に漏れず、新年を華やかに彩る 「新春会席」 「新春御膳」 。 この2種類しか食べさせて貰えないっぽいんっすよね。 そのうち、 “会席” のほうが “御膳” よりも高級で、お値段は 10,000円っ♪ 高っ! が、ポータブック0.5台分だと考えれば、そこまでぼったくりでもないように思えてしまうのが不思議なんですが、中身によっては、コイツを奮発するにヤブサカではないんっすけど。 で、メニューの詳細を確認したところ、焼物は 「大阪ウメビーフ塩焼き 玉葱 大黒しめじ ししとう」 で、美味そう♪ 大阪ウメビーフとか、あまり美味そうには思えないウシなんですが、えーと、 これ っすか。 梅を食ってる牛なんっすな。 ちょっぴり酸っぱそうではあるんですが、塩焼きにすると、梅との相乗効果で、いい塩梅だったりするかも? で、揚物のほうは 「海老 鱚 下仁田葱 さつま芋 ふきのとう」 と、これまた、なかなかソソられるラインアップ。 特に下仁田葱がいいっすなぁ。 新春会席、イケるやん! ただ、祝い肴というジャンルが 「数の子 田作り びわ鱒のくんせい etc…」 というラインアップだったりして、小魚だとか、魚の卵だとかが嫌いな僕としては、ちょっと微妙…。 ま、量としては大したことがないと思うので、我慢出来ないこともないんですが、煮物が 「鱈の子旨煮」 っすかぁ。 鱈の子というのが鱈の稚魚なのか、タラコなのかは不明なんですが、小魚だとか、魚の卵だとかが嫌いな僕としては、いくら旨煮にして貰ったところで、美味く煮られているとはとても思えません。 1万円も出して、苦手なものを食わされるというのも、ちょっと…。

 じゃ、 “御膳” のほうはというと、こちらはお値段6,000円。 ポータブック0.3台分なので、かなりお値打ちかと。 (←金銭感覚、マヒマヒ。) で、中身のほうはというと、 「大阪ウメビーフ塩焼き」 が、ばっさりと切り捨てられました。 で、揚物では下仁田葱が蓮根にすり替えられました。 で、数の子と、田作りと、びわ鱒のくんせいと、鱈の子は、すべて生き残りました。 アカンやん! 取捨選択、最悪やんっ! この時点で、僕の中でこの店はなくなりました。 で、一方、中華の部。 こちらも新春スペシャルなんですが、 “飲茶食べ放題” というプランがあって、この飲茶というのが、ただの “飲むお茶” とは違って、めっちゃ豪華。 五目の餅包み揚げ/鶏肉のから揚げ/春巻き/九州産黒豚の揚げ餃子/九条ネギ入り揚げまんじゅう/大根餅/青野菜のあっさり炒め/焼売/海老の蒸し餃子/小龍包/海老の水晶包み/広東風焼売/海鮮焼売/水菜入り焼売/豆腐入り五目包み蒸し/薄紅花咲き包み蒸し/黒豚焼売/高菜焼売/豚バラ肉の角切りブラックビーンズソース蒸し/安納芋あん入りココナッツ団子/中国粥/肉まんじゅう/黒糖まんじゅう/桃まんじゅう/さつま芋の揚げ餅/マレーシア風蒸しカステラ。 一品一個としても、絶対に食い切れない圧倒的なバリエーション。 さすが新春スペシャル、半端ねぇぇぇぇ! 和食の料理人も、ちょっとは中国人を見習えよ! そう思わずにはいられませんが、ただ、この店には致命的な欠陥が。 店内の様子を見る限り、座席はすべて5〜6人用の円卓っぽいんですが、こんなところに一人で座って、 「豚バラ肉の角切りブラックビーンズソース蒸し、美味ぇぇぇぇ!」 とか、ぶつぶつ独り言をつぶやきながらガッついていたら、めっちゃ注目の的っすよね。 悪い意味で…。 いくら、旅の恥はかき捨てとは言っても、今の世の中、こっそりスマホで盗撮されて、「孤独の “ブラックビーンズソース蒸し男” がいたwwwwwwww」 とか、SNSで晒される恐れも多分にあったりして、うーん…。 この時点で、この店も僕の中では消えました。 結果、このホテルのレストランは、全滅っすなぁ。。。

 関空で美味いものを食って。 これに関しては、とりあえず保留して、関空で温泉にでも浸かって。 こちらのほうは可能なのかというと、大丈夫っす。 調べてみたら、空港の対岸ではあるんですが、 りんくうの湯 というのがありました。 +300円でリラックスルームが利用出来るようで、これはダラダラと無為に過ごすには最適でありますなぁ。 オプション料金を払っても930円と、お値打ちな価格だしぃ。 岩盤浴は更に別料金を徴収されるんですが、個人的は今まで一度も岩盤浴でゴロゴロしたいという欲望、略して “岩盤欲” に駆られたことはないので、ま、いっかぁ…と。 一度、体験すると虜になっちゃうのかも知れませんが、で、ここ、一応、 りんくう茶屋 という食事処もありますな。 ありきたりなメニューしかないんですが、昼は、ま、ここでいっかぁ。 そんな気もしてきました。 夜に美味いものを食えば、それで十分っすよね。 で、あれこれと探した結果、 “一人しゃぶしゃぶ” の店というのを発見しました。 ほれ 。 その名も “しゃぶちん” 。 店員が男のノーパンしゃぶしゃぶ? そんなマニアックなフーゾク店と誤解されちゃいそうなネーミングではありますが、中身のほうは健全そのもの。 夜のしゃぶしゃぶメニューは、いちばん安い白金豚 (岩手県花巻) なら2,450円。 佐賀牛サーロインでも3,900円と、かなりお値打ち。 和牛ミックス (和牛ロース+お好きな豚肉) 2,980円というのもあって、これが最後まで飽きずに食べられそうで、いいかも? あべのハルカスに店があるようですが、天王寺は関空からの帰り道なので、ちょうどいいっすな。 で、せっかくなので、ハルカスにも上ってみようかな? …と。  ハルカス300 で夕日を眺めて、しゃぶしゃぶを食って、で、最後は これ で締めてみようかと。 一人ハルカス&一人しゃぶしゃぶ&一人イルミ。 孤独の3連発っ♪ 今年の僕も、一人で強く生きていけそうな予感でいっぱいでありますが、大事な人との思い出づくりや女子会、お子様と一緒に見に行くこと、おひとり様にもオススメです。 ちゃんとオススメもされているし、 「ほにほに」 さんからの投稿によると、年々しょぼくなってくるような気がするみたいだし、実際、 「バー・メリーゴーランド冨田」 さんの投稿写真も、確かにちょっとショボかったりするんですが、今年はサバ君と素敵な思い出を作りたいな♪ そんな大阪ギャルがおられましたら、1月3日は、天王寺にゴー♪ 目印は “ポータブックを小脇に抱えた好青年” ということで、ヨロシク☆

 ということで、今日はパット・メセニーっす。 オーソドックスなジャズ・ギターで、ソロとか、デュオとか、トリオくらいの編成のヤツって、何だか今ひとつ面白くねえな。 そんな自分の趣向に気付いてしまった昨今、出来ればそういったタイプのアルバムのレビューは避けたいところなんっすが、メセニーなら大丈夫でしょう。 いや、多分。 この人の演奏って、 これ くらいしか聞いたことがないような気がするんですが、小林亜星。 ちゃんと普通に変換されますな。 さすがは ATOKっ♪ で、解説のほうはというと、読み返してしまった自分が恥ずかしくなるような意味不明さでありましたが、こと、メセニーのプレイに関しては、悪い印象はまったくありません。 ハービー・ハンコックという、稀代の才人の参加によるものが多いかとは思いますが、ジャズというよりはフュージョン系のノリで、斬新で、都会的で、アーバンで、カッコいいな♪ そんな仕上がりになっていたんですが、とまあそんなことで、大いなる期待を込めて、 『ファースト・サークル』 、いってみましょうかぁ。 コイツを選んだのは他でもない、あまりにもシンプル過ぎるジャケットに、この上ない魅力を感じたからなんですが、このレコードは、バンドにとって新しい時代の幕開けを意味する作品だった。 素晴らしいドラマー (ポール・ワーティコ) と、驚異的な才能を持つペドロ・アズナールを新しく迎えた僕らは突如として、自分が思い描いていた通りのバンドになってしまった。 そう、メセニー本人が言っているようですが、面子は他にライル・メイズと、スティーブ・ロドビー。 メイズくんはピアノのほかに、シンセやオルガン、更にはトランペットを吹いたりと、マルチに活躍している模様なんですが、で、ロドビーくんのほうはというと、地味にベースを担当。 メセニー自身もギターのほか、ギター・シンセや、なんとかギターというのを弾いているようで、これはやはり、そっち方面のアレであるな。 そのように判断していいのではなかろうかと。 で、先に名前がでたペドロ・アズナールはヴォイス、パーカッション、ギターなんかをやってるようで、とまあそんなこんなで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、 「フォワード・マーチ」 。 始まった瞬間、何じゃこりゃ? そう、思わずにはいられない、ジャンル不明の何とも言いようのない謎音楽。 強いて言えば、民族風味の行進曲ということになるのかも知れませんが、こんなの、僕が期待していた都会派アーバンなメセニーじゃねぇ! 殿、ご乱心っすかね? 今後の展開に暗雲が立ちこめて、ああん、う〜ん…。 ということで、次。  「ヨランダ・ユー・ラーン」 。 何となく韻を踏んではいますが、意味不明なタイトルで、またしても嫌な予感が。 嫌な予感がする蜜柑とか、ありますよね。 食べる前から、嫌な味がしそうなオーラが漂っているようなヤツ。 その点、嫌な予感がする伊予柑というのはあまりなくて、食えば大抵は美味しかったりするんですが、で、実際の出来のほうはというと、普通にいい感じ。 ややポップな仕上がりではあるんですが、口笛、もしくはヴォイス、あるいはシンセが、いい感じに近未来的な世界を演出していて、概ね、僕が期待していたようなアレであるな…と。 さっきのは、気の迷いだったんだ。 そう判明して、これで一安心なんですが、成田正クンが書いた日本語ライナーによると、エレクトリック・シタールという楽器が初登場しているほか、笛系のシンセサイザーも一段とアップグレードされているようで、何よりでありますなぁ。

 ということで、次。  「ザ・ファースト・サークル」 。  “ザ” は付いておりますが、アルバム・タイトル曲っすな。 サンバとか、ボサノバではないブラジリアン。 そういった感じのアレでありまして、ミルトン・ナシメントを彷彿させるなっしー。 そう、ふなっしーが言っておりましたが、鮒かなー (イエース) 、鮒じゃなーい (イエース)、梨かなー (イエース) 、梨じゃなーい (イエース)♪ by 早見優 「夏色のふなっしー」 。 フナじゃないのは一目瞭然なんですが、梨かと言われると、それもちょっと微妙だったりしますよね、ふなっしー。 自称、梨の妖精なんだそうで、小魚が好きではない僕としては、フナの幼生よりもずっと好感が持てるんですが、で、演奏のほうはというと、ギターとシンセとヴォイスの絡み具合が実にいい感じだったりして、トッテモ、イイデス。 そう、テツandトモとイーデス・ハンソンが評価しておりました。 生ピアノっぽい感じの楽器のソロもフィーチャーされていたりして、やっぱりビールと獣 (けもの) は、生 (ナマ) に限る。 そういった趣向の人も、満足出来るのではなかろうかと。 生 (ナマ) の獣 (けもの) というと、真っ先にナマケモノが頭に浮かんでくるんですが、とまあそんなこんなで、次。  「イフ・アイ・クッド」 。 畏怖と愛とが入り乱れる工藤。 そういったものをテーマにしたんじゃないかと思われますが、物静かな亀井静香。 そんなバラードに仕上がっていて、なかなか。

 で、次。  「テル・イット・オール」 。 これまたちょっぴりナシメントっぽい、梨弁当。 そういうアレだったりするんですが、デザートならともかく、主食にするのは、ちょっとどうかと思うんっすけどね、梨。 梨を使った料理とか、まったく思いつかないんですが、んーと、ナシゴレンとか? で、演奏のほうはというと、メセニーの超絶技巧的なソロがフィーチャーされていて、入力時間が長くなってきています。 少し休憩しませんか? …って、ATOKリフレッシュナビという、余計なお世話機能が付いていたりして、たまにそんな吹き出しがポップアップするんっすよね、僕のポータブック。 連続入力時間70分、入力文字数3209字、入力ミス回数10回、入力精度96.6%、指の移動距離107メートルなんだそうで。 子供の頃、400字詰め原稿用紙1枚を埋めるのに四苦八苦していたんですが、1時間ちょっとで、8枚っすかぁ。 指の移動距離というのがちょっと面白いんですが、100メートルって、結構な距離のような? あ、でも、グリコ0.333粒分と考えると、ほとんどエネルギーを消費していないんですが、その間、 「雷鳥の里」 を2枚ほど食べちゃったので、完全にカロリーオーバーっすな。 ま、でも、今日 (12月31日) の夜は年越し蕎麦なので、ちょっとくらいの間食は大丈夫っすよね? とまあ、そんなこんなで、次。 休憩無しで、梨も食べずに、いけるところまでいっちゃおうかと思うんですが、 「エンド・オブ・ザ・ゲーム」 。 ゲームと言えば、1ヶ月ほど前にかったミニファミコン。 時々、思い出したように 「エキサイトバイク」 でエキサイトするくらいで、ほとんどエンド・オブ・ザ・ゲーム状態だったりするんですが、ま、最初っからそうなる予感はしてたんっすけど。 今日、この原稿を書いちゃったら、お正月は超ヒマなので、少しは活躍してくれるかも知れませんが、で、演奏のほうはというと、ま、小粋なフュージョンといった感じっすかね? 都会派アーバンで、お洒落で、今 (イマ) 風で、痛風。 そういうアレだったりして、うーん、なかなか。

 ・・・・・。 と、ここで小休止。 個人的に小休止と、小公女セイラと、公魚 (ワカサギ) だったら、3つ目が断トツでハズレだったりするんですが、ただの小さな魚っすからね、ワカサギ。 なーに、勝手に “公 (おおやけ) の魚” を名乗ってんだよ! そう、いちゃもんを付けたくなっちゃいますが、そう考えると “小公女” というのも、よく分かりませんな。 ググってみたら、どうやら “A Little Princess” の訳語のようですが、ということで、次。  「マス・アラ」 。 鱒のアラ (←魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭) とか、魚嫌いの僕としてはゴミのようなもので、出来ることならあまりお近づきにはなりたくないんですが、そんな僕の心情を汲み取ったのか、 「もっとむこうに」 という邦題が付けられていたりします。 邦題と言えば、テレホーダイ。 昔、すけべ画像などを落とそうとすると、この時間帯を選ばないと大変なことになったものでありますが、 “テレホタイム” とか言ってましたよね。 そんな昔話から得られるものは、特に何にもなかったりするんですが、で、これはアレっす。 ペドロのヴォーカルをフィーチャーするために書き下ろされた歌曲。 そういうアレだったりする模様です。 静かなバラードで、ナシメント色、やや強し…かと。 ということで、ラストっす。  「プライス」 。 「賛歌」 という邦題が付いておりますが、プラスが賛歌なら、プライスレスは不参加っすかね? 不酸化なのはステンレスなんっすが、笛系のシンセ・サウンドが一段とアップグレードされた結果、ここでのイントロはハモンド・オルガン調で彩られている模様でありますな。 聞いてみても別段、そんな感じはしなかったので、成田正クンの主観であると言っていいかと思うんですが、いつも正クンが正しいとは限らないし、とまあそんなこんなで、今年もヨロシク☆

【総合評価】 1曲目は無かったことにして、それ以降は普通にいい感じのフュージョンでありました。 この手のアレは、硬派なジャズ・ファンからは小馬鹿にされるコパカバーナ。 そういった嫌いがあるんですが、つまらない正統派のジャズ・ギターを聞かされるよりかは、数段マシかと。 ちなみにこれ、グラミー賞の “最優秀ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞” を獲得したそうですが、メセニー自身としては、3年連続3度目の栄冠。 中森明菜のレコード大賞3連覇は近藤真彦の 「愚か者」 に阻まれちゃったんですが、まさにメセニー全盛期の1枚ということで、この手のサウンドが大丈夫な人には、オススメ☆


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