事務の王様、キングジムが満を持して発表した意欲的なパソコン、 ポータブック を買いました。 …という話を2回ほど前にちらっと書いたかと思うんですが、いやあ、重宝してまっせ。 2万円という投げ売り価格とは言え、銭をドブに捨てたとは思いたくない一心で、大して意味も無く、家にいる時もこの原稿はすべて、お気に入りの “ぽたるん” で書くようにしているんですが、とりあえずのところ、特に不満はありません。 ま、普通にショボいノートパソコンであるな…と。 で、肝心の、外に持ち出しての使い勝手なんっすが、とりあえず、先日のプチ大阪旅行の際には、あまり役には立ちませんでした。 これはまあ、 “ぽたるん” そのものというより、その執筆環境のほうに問題があったんですが、まずは名古屋から京都までの新幹線の車内。 そんな大衆の衆目にさらされるところで、この変態マシンを取り出す恥辱に耐えられるワケもなく、まずは不戦敗。 あ、でも、 「はるか」 の車内なら、何とかなるから! 当初は関西国際空港に行くつもりで、JRの特急のグリーン車を押さえていたんですが、気が変わって行き先を天王寺に変更。 そんな所なら、新大阪から地下鉄で20分くらいで行けちゃうんですが、せっかくなので京都から乗ってみることにしました。 45分くらいの、お手軽な “乗り鉄” でありますな。 思った通り、周囲に人目は無く、検札の車掌だけをやり過ごせば、試しにポタってみる絶好のチャンス!
が、結論から先に言ってしまうと、不発でした。 「はるか」 のテーブルは前の座席の背もたれのところに付いているのではなく、自分の席の肘掛けのところに収納されるタイプ。 引っ張りだして、クルッと回転させて固定するんですが、小さっ! 弁当を載せたら、遠藤 (←相撲取り) を置くスペースもない感じ。 ま、新幹線のテーブルでも無理だと思うし、そもそも、置くな! そんな気がしないでもないんですが、で、僕の “ぽたりん” は、このような限られたスペースでも使えるフットプリントの小ささが売り。 設置に必要な面積のことを、こう呼ぶんですな。 僕はプリンよりもゼリーのほうが好きだし、プリン体は痛風の敵なので、フットのプリントも小さいに超したことはありません。 で、実際、極小な 「はるか」 のテーブルでも、置くだけなら特に支障は無かったんですが、場所、悪っ! しかも、低っ! 関空に向かうビジネスマンの仕事をサポートする気は、さらさら無いようでありますなぁ。 で、さらさらと言えば、高梨沙羅。 何だか急にケバくなっちゃいましたなぁ。 個人的には昔の、素朴な皿うどんみたいな沙羅ちゃんのほうが好みだったんですが、最近は垢抜けたサラミみたいな沙羅ちゃんになってしまいました。 美味しいんっすけどね、サラミ。 ササミとサラミ、どちらが酒のつまみにいいかと聞かれると、難しいところなんっすが、サラミちゃんと、ドラミちゃん、どちらを妹にしたいかと聞かれれば、やっぱりドラミっすかね? 触るだけで指が脂ギトギトになっちゃう妹とか、嫌だしぃ。
とまあそんなことで、 「はるか」 の小さなテーブルの上で、とりあえず “ぽたるん” のキーボードを広げてみた僕でありましたが、速攻で閉じて、鞄の中に仕舞い込んで、おしまい。 あ、でも、ホテルのデイユースでは、活躍しまくるからぁ! ということで、 バリバリホテル に到着〜。 頑張って原稿を書こう。 その合間を見て、溜まりまくっている仕事の書類も片付けてしまおう。 そのように意気込んでいた僕でありましたが、入室して5分くらいで、その意欲が削がれました。 僕が悪いのではありません。 このホテルの部屋の作りがバリバリ過ぎて、仕事をバリバリこなすには、あまりにも不適過ぎぃ。。。 前回も紹介したんですが、内装はこんな感じ。
いやあ、高いっすなぁ、あべのハルカス。 ビルの高さもそうなんっすが、展望台の料金のほうも、実にお高くなっておりました。 前売りの日時指定券というのを買ったんですが、お値段は 2,000円。 高っ! で、買ってしまってから、実は当日券なら 1,500円で済むという、衝撃の事実が判明したんですが、ま、行列に並ばずに券が買える権利が 500円ということなんでしょうな。 当日券を買うのに1時間待ちだったりすれば、その価値は十分にあると言えるんですが、とまあそんなことで、現地に到着〜。 JRや地下鉄の天王寺駅のすぐ隣、近鉄の阿部野橋と一体化していて、交通は至便。 とりあえずエレベータで16階まで上がって、そこでチケットを購入することになるんですが、ここまでは無料 (ただ) っす。 ちょっとした展望スペースが設けられているんですが、けっこう見晴らしがよくて、もうここでいいんじゃね? そんな気になっちゃいます。 が、前売り券を買ってしまってあるので、更に上を目指さなければなりません。 受付で購入完了のメールを見せて、チケットに引き替えるというシステムなんですが、待ち時間は皆無。 やったね♪ もっとも、この日は当日券のほうも誰も並んではいなかったので、結果、500円をドブに捨てたも同然なんですが、で、前売り券があろうとなかろうと、エレベータ待ちの行列が出来ていたら、そこで大人しく並ばなければなりません。 オープン当初はここで1時間待ちとかの行列が発生していたようですが、今ではすっかり飽きられちゃったのか、ここでもスイスイと乗り込むことが出来ました。 エレベータの中は、真っ暗。 途中、飛行機が離陸するイメージだかの、キラキラ綺麗な演出があったりして、おおっ♪ 16階から60階まで、55秒くらいで到着するんですが、早っ! で、外に出て景色を眺めてみると、おおっ♪ さすが、16階とはワケが違いますなぁ。 60÷16=3.75倍くらい、凄ぇぇぇぇ♪ 計算してみたら、あまり大したことがなくて、ちょっと損した気分なんですが、何のこれしき、鍋敷き、渡嘉敷、パルナスピロシキ、パルナスピロシキ、パルピロ、パルピロ、パルピロ、パルピロ、モスクワの味〜♪ で、ここ、58階から60階までが吹き抜けになっているところが、なかなか斬新だったりして、輝く我が名ぞ、斬新タイガース、オウ オウ、オウオウ〜♪
で、今回、 COOLPIX A900 という、広角24mm相当から高倍率で迫る 「光学35倍ズーム」 なコンデジを持っていったんですが、24×35=840mm相当。 計算してみたら、まあまあの数字だったので、そこそこ満足なんですが、その成果の程は、(写真・いちばん上) 。 おお、新世界の串カツ屋が、よく見えるぅ♪ で、後はまあ、ハルカスの影が見えたりしたのが、地味に感動。 で、今回、時間指定は16時からの部を選んだんですが、この時期の日没が17時少し前なので、夕日目当てということで。 ぶっちゃけ、時間を持て余して、太陽が完全に没する前に帰っちゃったんですが、まあまあいい感じに見れて、よかったな♪ …と。 とまあそんなことで、ハルカス、よかったっす。 ま、1回行けば十分という感じで、リピはないと思うんっすけど。 …ということで、バリバリホテルに戻って、風呂に入って、マッサージチェアで揉みほぐされて、何もかもヤル気がなくなってしまったところで、デイユースの制限時間 (18:00) になって、で、後は同じホテルの最上階にある レストラン で飯を食うだけでありますな。
ということで、今日はミシェル・カミロ&トマティーノっす。 ギター編という括りでとりあげるには、ちょっと変則気味でありますが、トマティーノやらはギター弾きっぽいので、ま、いっかぁ…と。 ちなみにミシェル・カミロのほうはピアノ弾きでありますな。 よく分からないまま、ネタ用にとりあえず買ってみて、参加者がこの表題の2人だけだと分かって、失敗したなぁ。。。 そんなふうに思ってしまったんですが、ソロとか、デュオとか、そういう少人数系って、あまり好きではないんっすよね。 地味だし、盛り上がらないし、書くことが無さそうだし。 よって、今日の後半はすぐ終わっちゃうものと確信しておりますが、あと少しの辛抱っす。 頑張りましょう。 で、アルバムのタイトルは 『スペイン・フォーエバー』 。 僕の通っていた海星高校はエスコラピオス会なカトリック系で、スペイン人の神父がウロウロしていたんですが、黒板に 「スパニッシュ・ゴー・ホーム!」 とか書かれて、虐げられておりましたなぁ。 それが一転、 「永遠に♪」 とか言われたら、感動のあまり号泣しちゃうかも知れませんが、ちなみにこのトマティートとかいうオッサン、フラメンコ・ギター界の頂点に立つひとりである。 そう、原田和典クンが日本語ライナーで書いておりますな。 何だかこう、気軽に自宅に泊めてくれそうなんですが、トマティートが、泊まっていいっと…みたいな。 一方、ミシェル・カミロのほうは、将来を見据えるか、ミロを飲むか。 そんな悩みを抱えていそうなんですが、冷たい牛乳に今ひとつ溶けきれなくて、モヤモヤしますよね、ミロ。 とまあそれはそうと、伊藤有希ちゃん、スキージャンプ女子ワールドカップ初優勝、おめでとぉ♪ サラミみたいになっちゃった沙羅ちゃんから、100%勇気な伊藤有希に乗り換えようと思っていた矢先なので、嬉しさもひとしおなんっすが、とまあそんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。
1曲目、 「アーグア・イ・ヴィーニョ」 。 「水とワイン」 という邦題が付けられていますが、【夜景×肉】 のお店の飲み放題プランの場合、無論、お水は飲み放題。 そんなものを飲んでいたら、ぜんぜん元が取れないので、まったくお薦めはしませんが、で、一方、ワインのほうは別料金。 あ、今見たら、ドリンクフリーは 1,500円なんっすな。 カクテル2杯じゃ、ぜんぜん元取れないじゃん! そうと分かっていたらソフトドリンクも1杯追加したのに、うーん、無念。 店のお兄さんが水を持ってきてくれたので、ありがたくそれを飲んじゃったんっすよね。 で、更に300円追加すれば、おすすめのセレクションワインも飲み放題になるみたいっす。 これはけっこう、お得っすな。 で、この 「水とワイン」 はというと、ブラジル出身のギタリスト/ピアニストであるエグベルト・ジスモンチの曲なんだそうで、言われてみれば確かにブラジルっぽいというか、挽肉っぽいと言うか。 ジスミンチではないので、別に挽肉では無いような気もするんですが、しみじみとしたバラードで、ギターとピアノのアコースティックな響きが心に染みます。 あまりジャズっぽくはなく、環境音楽ライクではあるんですが、ま、イクラよりはマシかな…と。 魚介類の類いの卵って、あまり好きではないんっすよね。
ということで、次。 「アワ・スパニッシュ・ラブ・ソング」 。 我がスペイン人への愛が感じられる、そんな歌でありますな。 チャーリー・ヘイデンの曲なんだそうですが、めっちゃスペインっぽいっす。 「ス」 と言えば、スペイン、インコ、高山植物、釣り、利殖、クモ、モンロー、ロボット、陶磁器、キノコ、国宝、宝石、教育漢字、辞典。 昔、そんなコマーシャルがありましたが、スペインの時点で、 「ん」 が付いて、負けやん! そう、テレビに向かって突っ込みを入れた関西人は少なくないに違いありません。 とか言ってるうちに演奏のほうは終わってしまったので、次。 「オブリヴィオン」 。 アルゼンチンのバンドネオン奏者、アストル・ピアソラが84年公開のイタリア映画 『エンリコ4世』 のために書きおろした。 そういったアレであるようです。 海星高校にはエンリケ・リベロというスペイン人がいたんですが、 インタビュー 俳優・田中哲司さん 。 こんなオッサンがいたんっすな。 1966年2月18日生まれらしいので、2学年上? 伊藤仁先生って、懐かしい名前っすなぁ。 いかにも顔が、仁 (じん) 。 そんなキャラだったと記憶しておりますが、で、このエンリコ4世はというと、何となくフランスっぽい、お洒落な感じの曲でありますな。 サビの部分でのピアノとギターのコード (和音) の重なりがゴージャスで、たまらなく美しい。 そんな仕上がりになっている模様っす。
で、次。 「グノシエンヌNO.1」 。 グノシエンヌぅ〜、グノシエンヌぅ〜、ナンバーワーン♪ 「アタック・ナンバーワン」 の節で歌ってネ♪ エリック・サティが1890年に書いた曲だそうですが、桑名のサティも、ビブレも、イオンに変わってしまいましたなぁ。 地元では今でもマイカルと呼ばれているんですが、東急ハンズや、アニメイトが入っていたりして、わりと有能。 みかこしコーナー もある模様です。 で、曲のほうはというと、いかにもグノシエンヌな感じで、何となくフランスっぽいのと、タンゴっぽいのとの中間みたいなスローナンバーだったりして、うーん、しみじみ。 で、次と、次の次。 「シネマ・パラディソ」 というのと、 「ラブ・テーマ・シネマ・パラディソ」 というのが連続で登場します。 それぞれ、 「ニュー・シネマ・パラダイス」 、 「ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ」 と日本語で表記されておりますが、同名のイタリア映画からのナンバーであるようです。 名匠エンニオ・モリコーネの書いたメロディに、リッチなハーモニーを加えながらしっとりと演じるふたりのプレイは、まさしく “匠の技” であるな…と。
で、次。 「ヌアージュ」 。 「雲」 という名前で知られるジャンゴ・ラインハルトの代表作でありますな。 あ、これ、聞いたことがあるぅ♪ …というメロディなので、それだけで楽しめるのではないかと思われますが、聞いたことがあるぅ♪ …と言えば、続く 「マンハ・デ・カルナヴァル」 も同様かと。 (ブラック・オルフェス) という括弧書きもあるんですが、 「黒いオルフェ」 っすな。 「カーニバルの朝」 という邦題もあったような気がします。 これぞ、ボサノヴァ。 そういった楽曲なんですが、ゆったりとしたテンポの、フラメンコ・ギター調というのも、これはこれで、なかなか。 で、次。 ミシェル・カミロのオリジナルで、 「アバウト・ユー」 。 超スローテンポで、トマティーノの粒立ちの良いギターの爪弾き、サステイン・ペダルを効果的に用いたカミルのピアノ・プレイには唸らされるばかりだ。 そういったアレが展開されている模様っす。 で、次。 「アルマンドズ・ルンバ」 は、チック・コリアのオリジナル。 「スペイン」 という代表曲があるくらいなので、スペインが大好きなんでしょうな、チッくん。 この 「アルマンドのルンバ」 も、どこかで聞いたことがあるぅ♪ …なナンバーだったりして、いい出来であるな。 そのように評価していいのではなかろうかと。
ということで、ラストっす。 「ラス・ドス・ロレッタ」 。 CDおまけ曲で、ニューヨークの 「ブルーノート」 でのライブの様子を収めたもの。 オマケなので無視しようかと思ったんですが、聞いてみたら、なかなかいい出来だったりしたので、簡単に触れておこうかと。 観客を前にして、燃えに燃える2人…とまではいきませんが、小火 (ぼや) を出したが、すぐに鎮火した…という程度には燃えていたりして、なかなかいいんじゃないか…と。 とまあそんなことで、今日のところは、以上っす。
【総合評価】 ギターとピアノのデュオだし、スローな曲が多いし、盛り上がりとしては、ま、こんなもんじゃね? そういったアレだったりするんですが、後半は知ってる曲が多くて安心モードだし、オマケのライブの出来もいいし、終わりよければ、すべてよし。 トータルで見て、ま、いいんじゃね? そんな気がしないでもない、そんな1枚でありました。 さ、 「アルマンドのルンバ」 を聞きながら、ブルボンの 「ルマンド」 を食べよーっと♪