BLACK WHIP (PRESTIGE)

BOOGALOO JOE JONES (1973/7/25)

BLACK WHIP


【パーソネル】

DAVE HUBBARD (ss,ts,perc) BOOGALOO JOE JONES (g)
SONNY PHILLIPS (el-p) BOBBY KNOWLES (org) RON CARTER (b,el-b)
BUD KELLY (ds,perc) JIMMY JOHNSON (perc)
【収録曲】

(01-04) BLACK WHIP / MY LOVE / FREAK OFF / DANIEL
(05-06) THE BALLAD OF MAD DOGS AND ENGLISHMEN / CRANK ME UP
【解説】 ( 2017年01月29日更新 / 連載 1,243回 )

 ジャストマイショップに注文した “新春お楽しみアウトレット袋” が、まだ届きません。 詳しい経緯は 前号参照 なんっすが、まだリンクは生きてますかね? えーと、 これ なんっすけど。 2017年1月28日午前08:02現在、まだ商品のページ生きていたんですが、お、 「× 売り切れました」 な。 恐らく、売り切れるまで発送しない方針であろうな。 そのように推測していたんですが、 届く。 → ワクテカしながら開封する。 → 何じゃこりゃぁぁぁ! → 怒りのあまり、その中身を “Twitter” で晒す。 → 誰かが見る。 → 何じゃこりゃぁぁぁ! → こんなゴミ、いらん! → 売れ残る。 → 不良在庫処分、失敗。テヘッ♪ そういった事態を懸念したのではないかと思われるんですが、そんな深慮遠謀が功を奏して、無事に売り切れたみたいっすな。 いやあ、世の中には物好きな人もいるものなんっすなぁ。 …とまあそんなことで、 「開封の儀」 は次回にお届けすることにして、となると、今週が困りましたなぁ。 これを当てにしていて、他に何も考えてなかったんっすよね。 仕方が無いので、いつものように、 “さば君の個人的な旅行プラン” の話でも書いておこうかと。 まったくどこにも需要のない不人気企画なんっすが、今週は土曜日に仕事が入ってしまって、あまり時間も無いし、ちなみに今、僕はこれを現場の前の駐車場で書いていたりします。 職人さんが来るまで、車でボーッとしているのもアレなので、時間を有効活用しているんっすが、ポータブック、大活躍♪ ちなみに、予備機として注文したほうは、既に手元に届いているんですが、僕が見た時点で、残数は2となっていて、売り切れ間近。 どうしようか、悩んでる場合じゃねぇ! そう思って、慌ててポチった次第でありますが、僕が買った後も残数は2のまま。 品薄商法にやられちゃいましたかね? あ、でも、よくよく考えたら、 “2個” と、単位が書かれているワケではないっすからね。 もしかしたら、残数は2メガパスカルだったりするのかも? 何故、圧力の単位なのかはよく分からんのですが、 「この売れ残りのカス商品、早く何とかせぇ!」 という、上司からの無言の圧力を数値化したものなのかも知れません。 いやあ、サラリーマンは、辛いっすなぁ。。。

 かく言う僕もサラリーマンなので、辛いっす。 いや、今の時点ではまだ、ぜんぜん辛くはなくて、現場へ直行、家に直帰。 そんな暮らしをしていたりするんですが、いや、チョッキという言い方は、ナウくないっすかね? 今は “ベスト” と言わないと、オッサン認定されるという話を聞いたことがあるんですが、現場へ直行、家にベスト。 そんな暮らしを続けていたりするんですが、おかげで、作らなければならない書類とかが溜まりまくっていて、3月に入れば、めっちゃ辛くなっちゃうのは、必至。 そうならないように、今のうちから頑張っておけばいいのかも知れませんが、でもまあ、3月になってから、頑張ればいっかぁ。 そんな気がしないでもないので、とりあえず追い詰められるまでは頑張らないことにして。 で、無事にそこを乗り切ることが出来たら、頑張った自分にご褒美♪ …ということで、1日休みを取って遊びに行くのが通例となっております。 去年の春は、山形に行きました。 当初は宮城に行くつもりだったんですが、気が変わっちゃったんっすよね。 宮城にも行くには行ったんっすが、松島に行ったら暴風雨だったので、予約していた遊覧船をキャンセルして、で、仙台に戻って牛タンを食って、それでおしまい。 不本意なので、この春、その借りを取り返しに行こうかと思ったりもするんですが、いいっすよね、松島。 松嶋菜々子、オセロの松嶋、松島トモ子。  “世界3大マツシマ” の中で、いちばん美味しそうなのはトモ子だったりするんですが、いや、ヒョウのエサ的な意味で。 そう考えるとヒョウって、かなりゲテモノ食いだったりするんですが、で、せっかくなので松島で1泊してみようかな? …と。 そんなふうに画策していたりするんですけど。

 土曜日に一人で泊まれるところを当たってみた結果、まず最初に目に付いたのが 松島センチュリーホテル 。 お一人様だと、海側ではないほうの、しょぼい洋室にしか泊まらせて貰えなさそうなのがアレだったんですが、楽天トラベルに海側和室ツインに泊まれるプランがあるのを発見。 最近はやりの畳の部屋にベッドを入れたタイプでありますな。 便器は和式よりも洋式、幼女は洋ロリよりも和ロリ、洋食と和食では、どちらかというと洋食のほうが好きなんですが、旅館なんかだと基本、和食のプランを選ぶ。 そういう、どっちつかずな趣向を持ち合わせた僕としては、悪くは無い気がするタイプの部屋でありますな。 ここは大浴場に露天風呂もあるみたいだし、部屋と風呂と眺望に関しては、まったく問題が無さそうなんっすが、となると、後は “飯” だけでありますな。 部屋食もしくは個室で、和風の懐石料理。 メイン料理は地元のブランド牛の陶板焼き…というのが僕の理想型なんっすが、このホテルの夕食はというと、オープンキッチン料理 + ビュッフェ料理 + テーブル料理という構成。  ここ 参照なんっすが、オープンキッチン担当シェフの眩しい笑顔が素敵っ♪ テーブル料理として、お造り+小鍋のセットが用意されていて、その他のおかずはバイキングで好きなものを食える…と。 そのうち、お好みにぎり鮨と、牛たん焼きと、天ぷら、牛ステーキはオープンキッチンで、出来たてアツアツのものが提供される…と。 いいぢゃん♪ しかも、それらの料理はテーブルまで持ってきてくれるみたいで、ますますいいじゃん♪  “一人バイキング” というのは何だか落ち着かないし、気忙 (きぜわ) しいし、周囲から浮くし、あまり好きではないので、出来れば避けたいところなんですが、オーダーバイキングなら、話は別。 ただしここの場合、注文するのはカウンターまで出向かなければならないようで、半分だけオーダーな感じなんっすが、寿司と天ぷらとステーキが食べ放題というのは、めっちゃ魅力的っすな。 “世界3大・美味いもの” と言っていいっすよね。 それにプラスして、地元名物の牛タンも食べ放題♪ タンを堪能出来るというのは、いいっすなぁ。 これはもう、松島でセンチュリるしか無いんじゃね? そう、心が大きく傾いてきました。

 が、クチコミを読んでいたら、最近、バイキングの質が落ちたという、そんなよからぬ噂が…。 お好みにぎり鮨も、昔は色々なネタが選べたのに、マグロと白身と穴子だけになっちゃったんだとか。 個人的に穴子の寿司って、そんなにお好みではなかったりするし、うーん…。 牛ステーキもアレっすよね。 笑顔が素敵なオッサンが、肉をちょこっと焼いてくれたと思ったら、すぐ裏に隠れてしまい、なかなか姿を現さなくて、ぜんぜん食べ放題じゃねぇ! そんなシステムであることも考えられますよね。 少なくとも金沢駅前のアパホテルのバイキングがそうでした。 ま、その時は客が全部で2人だけだったという、そういう事情もあったんでしょうが、安曇野のスイス村のランチバイキングも、ぜんぜん食べるものがなくて、アメリカンドッグを自棄食いして、何とか元を取ったレベルだったし、やはりバイキングには、あまり期待が持てなかったりするんですよね。 松島でセンチュリるより、 小松館 好風亭 のほうが、よかったかも? そんな気もしてきました。 実は最初、ここを押さえていたんっすよね。 この無料の 貸切風呂 が、めっちゃいいな♪ …と。 全室オーシャンビューで、オッサンでもオーシャンをビュー出来るみたいだし、で、料理はどうなのかと思ったら、 こう なっている模様。 お一人様だと部屋食は選べないようなので、 “和のフルコース” か “炭火焼き” かの二択なんですが、個人的にはどっちも微妙。 どうやら、海の幸が中心みたいなんっすよね。 楽天トラベルだと “選べる海鮮炭火焼” という名前になってるしぃ。 魚介類の類いがあまり好きではない僕としては、海鮮というのは生臭そうで嫌だし、疥癬はインキンで痒そうで嫌だし、うーん…。 が、中身のほうをよく見ると、好きなものを4品選んで焼いて貰えるシステムのようで、で、焼かれちゃう部材はというと、本日の仕入れ焼魚・煮魚、活ほっき貝、牡蠣の素焼、ずわい蟹、大海老の鬼殻焼。 ここまでは海鮮ばかりで、まったくソソられるものが無いんですが、それ以外にも、荏胡麻豚、いわい地鶏、こだわりベーコン、活〆穴子の天麩羅、極上牛タンなんてのも。 海鮮だけではないし、しかも “炭火焼き” でないものもあるんですな。 穴子の寿司はさほど好きではないんですが、天麩羅ならイケると思うし、これプラス、豚と鶏と牛のタンで、4品いけるやんっ♪ 飯の部もまったく問題が無さそうだし、で、お部屋のほうはというと、お一人様の場合、趣和室か、和モダン客室ということになるようですが、和モダンのほうは畳の部屋にベッドを入れたという、例のタイプでありまして、悪くはないじゃん♪

 …ということで、予約を入れてみた次第なんですが、問題は “貸切風呂事前予約可” という特典。 本来はチェックインの際、先着順となる貸切風呂なんですが、事前に好きな時間を予約出来るという。 それ自体は、実にありがたいサービスだったりするんですが、必ず、事前にお電話にてご予約下さいませ。 (中略) また、貸切風呂に関しては、お電話以外でのお問い合せは受け付けておりません。 そういったシステムであるらしく、極度のコミュ障で、電話が大の苦手だったりする僕には、あまりにも荷が重過ぎて、うーん…。 そういう事なら、最初からそんなサービスしてくれないほうがいいのにぃ…。 そう思わずにはいられませんが、ま、勇気を振り絞って、電話したんですけどね。 その結果、割とすんなり商談が成立して、 「案ずるよりも産むが易し」 だったんっすが、そんな苦労をしてまで押さえた宿を、一度は手放してしまったんっすよね。 朝飯の時間が分からなくて、次の日の予定が立てにくい。 そんな、しょうもない理由からなんっすが、センチュリーのほうは朝7時からと書いてあるので、こっちのほうがいいかな? …みたいな。 で、そちらに予約を入れてみることにしたんですが、が、よくよく考えてみると、やっぱり小松館のほうがいいような気がして、またまた、あっちをキャンセルして、こっちを取り直すという迷惑行為を敢行することにして、ただ、まったく同じプランで予約を入れるというのも、 「じゃ、何の為に1回キャンセルしたんや?」 と、宿の人に不信感を持たれちゃいそうだし、仕方が無いので “和のフルコースぷらん” に変更することにして。 風の光 (レギュラー) 、星の光 (グレードアップ) 、月の光 (ハイグレード) の3階級があるんですが、前の2つは肉料理が江胡麻豚の仙台味噌焼きで、ハイグレードだと、仙台黒毛和牛オランダ焼き。 オランダ人が、どのように肉を焼いて食っているのかは知りませんが、どうせなら豚よりも、黒毛和牛のほうがいいよな。 そんな気がしたので、とりあえず “月の光” で予約を入れてみることにしました。 勇気を振り絞って、再度、電話で貸切風呂の予約を入れなければならんのですが、前と同じ時間 (PM5:00〜) だと、じゃ、何の為に1回キャンセル (以下略) なので、次の日の朝、6:00からということにして。 今回もまた、割とすんなり話が通って何よりなんですが、あれこれ迷走ばかりして、申し訳ない限り。 そんな気がしないでもないんですが、ところでこの月光プランって、 「黒毛和牛のオランダ焼き」 以外には、どんなものを食わせてくれるんっすかね?

 …ということで、改めて確認してみることにしました。 えーと、貝料理は “活鮑の磯蒸” っすかぁ。 個人的にアワビって、ぜんぜん好きではないので、ちょっとアレなんですが、しかも “磯蒸” って、めっちゃ磯臭そうで、うーん…。 どういうモノなのかと思ったら、鮑の上に雲丹を乗せて蒸した名物料理なんだそうで、雲丹も苦手な僕としては、もはや嫌がらせとしか…。 あとは、カニが1匹まるまる出てきたり、 “海の宝石ご飯” というスペシャルメニューがあったりとか。  このページ のいちばん下の写真のヤツっすよね? 貝とイクラが、めっちゃ乗ってるやんっ♪ 海の幸大好きギャルなら、まさに “海の宝石” で、ああん、めっちゃ美味しそう♪ …なんでしょうが、僕にとっては…。 好きなものだけ食べればいいバイキングって、もしかして、最強だったりするんじゃね? 今頃になって、そんなふうに思い始めたりもしたんですが、さすがにまた宿を変えるというのは良心の呵責に耐えかね過ぎるので、こっそりと“和のフルコースぷらん” を取り消して、 “炭火焼ぷらん” に変更した次第であります。 ま、この先、ほとぼりが冷めた頃に、また気が変わって。 そんな事態も十分に考えられるんですが、いずれにしろ、海の景色の綺麗なところは、海のものを食わされる確率も高くて、痛し痒しでありますなぁ。。。 海の幸が大好きで、牛と豚と鶏は大の苦手。 そういうギャルがいたりすれば、取り替えっこして、Win-Winで、どちらも幸せになれる気がするんですが、好き嫌いの趣向が一致するギャルのほうが話は合うような気もするし、ま、この際、海の幸や山の幸が好きかどうかは知りませんが、とりあえず肉食動物からエサとして好かれることは確かな松島トモ子でも、いっかぁ。 そんな気がしたりもするんですが、とりあえず松島、楽しんできまっす♪

 …と、その前に、溜まった仕事の書類を何とかしなければならないし、それよりも前に後半のレビューを片付けなければならないんっすが、とりあえず今日はブーガルー・ジョー・ジョーンズっす。 “パパ・ジョー” こと、無印のジョー・ジョーンズ、フィラデルフィア出身のフィリー・ジョー・ジョーンズに続く “第3のジョー・ジョーンズ” なんっすが、日本での人気や知名度は、今ひとつ。 ブーガルーはニックネームで、ランダムハウス英和辞典によれば、「ペアになって体をつけないで踊る速いテンポの米国黒人系のダンス」を意味し、転じて 「楽しくやる、遊ぶ」 という動詞的な意味も持つそうです。 そう、 ここ に書かれておりましたが、ルー・ドナルドソンの 『アリゲーター・ブーガルー』 で、わりと馴染みのある言葉だったりしますよね。 「ドリフには、ありがてぇ、ブーがいる」 という俳句もあったりします。 このコーナーでも以前、一度だけ これ を取り上げたことがあるんですが、田舎のあんちゃん然としたルックスに親近感を抱かずにはいられません。 めっちゃダサそうで、めっちゃ好青年な僕のライバルには、なり得ないな…という安心感みたいな。 で、この回の前半はタイムリーと言うか、フレンドリー高松というか、宿のクチコミのネタだったりするんですが、キャッスルのほうはリンク切れで、フレンドリーのほうも、例の返信のオッチャンは、いなくなってしまった模様。 ホテルルートイン○亀さんを貶したのが祟って、クビになっちゃったんすかね? 名前もラッフルズホテルに変わっちゃったようで、ああ諸行無常。

 …とまあそれはそうと、今日はブガ・ジョ・ジョくんの 『ブラック・ホイップ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 このところ、デュオだとかトリオだとかの、お洒落で小粋でアコースティックなラテンジャズ風のイージーリスニング。 そういった系統の作品を紹介していたんですが、そこから一転して、真っ黒ファンクなソウル・ジャズ路線。 個人的にはあまり好きなタイプではないので、今日の解説も微妙なモノになろうかと思うんですが、悪魔悪魔したジャケットのセンスも、ちょっとアレっすよね。 で、それはそうと、改めて5年ほど前に書いた原稿の後半部分も読み返してみたところ、ジャケットの写真を見る限りではいかにも田舎臭いアンチャン風で、何だか親しみが持てますよね。 …と、今回とまったく同じことが書いてあって、軽い感動を覚えたりもしたんですが、去年のゴールデンウィークに高松のほうへ遊びに行ったんですが、どうせならここに泊まればよかったですなぁ。 そんなことも書かれておりますな。 つい先ほど、去年の秋に高松のほうへ遊びに行ったんですが、どうせならここに泊まればよかったですなぁ。 そんな話を書こうとして、結局はやめちゃったんですが、書かなくて正解だったかも? で、これはアレです。 サックスにオルガンにギターにベースにドラムス。 そんなソウル・ジャズの基本系クインテットに、賑やかし要員としてパーカッションが追加される。 そういった編成だったりするんですが、それにプラスして、エレピが入っていたりして、ちょっぴりお洒落な展開も期待出来るかも? そんな気がしないでもないんですが、サックスはデイブ・ハバード、オルガンはボビー・ノウルズと、個人的にはよく知らない人達だったりして、その点ではあまり期待出来ないかも? エレピのソニー・フィリップスという人は、何となく名前を聞いたことがあるような気もするんですが、ベースはロン・カーターで、この人だけ、飛び抜けて有名人だったりしますな。 が、所詮はベース弾きなので、大した影響力があるとも思えなくて、とまあそんなこんなで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、アルバム・タイトル曲の 「ブラック・ホイップ」 。 ブーガルーのオリジナルなんっすが、昔、コッペパンに付ける用途で、給食に出ましたよね、ホイップ・クリーム。 美味しくって、けっこう好きでした。 というか、桑名パンのコッペパンが不味すぎて、ホイップでも付けなければ食えなかったんですが、クリームそのものは無論、真っ白な色をしていたんですが、何故だか土人のマークが付いておりましたな。 えーと、 これ っすか。 微妙に違う気もするんですが、ま、似たような感じ。 「ブラック・ホイップ」 というのは、あるいは何かこれに関連しているのかも知れませんが、試しに “WHIP” の意味を調べてみたら、むち打つとか、折檻 (せつかん) するとか書いてあったりして、何ともブラックでありました。 ムチムチなギャルは、けっこう好きだったりするんですが、むち打たれるのはちょっと嫌っすなぁ。 で、曲のほうはというと、何ともブラック・ファンクな仕上がりだったりするんですが、この曲の魅力は何と言ってもそのドライヴ感だろう。 バックの演奏とバッチリ呼吸を合わせ、実に気持ちよくギター・ソロも展開しており、そして決めのフレーズのカッコよさは格別だ。 そう、日本語ライナーで小川充クンが評しているようなアレだったりするんですが、イントロから最初のテーマまではギターが主導して、でもって、ソロ先発はデイブ・ハバードのテナー。 うーん、まあまあ? そんな出来だったりするんですが、続くブーガルーのソロは確かにノリノリでありますな。 野太いトーンと、華麗なテクニック。 ダサダサな見た目と違って、意外とカッコいいっ♪ シンプルな単一フレーズをしつこいくらいにリピートしまくる姿は、ちょっぴりグラント・グリーンを彷彿させるものがあるんですが、意外とアーバンな側面もあるグリーンと比べると、ブガりんのスタイルは野卑そのものだったりするんですが、弾いてる本人も収拾がつかなくなってしまったようで、ソロの途中でフェードアウトして、おしまい。 いや、期待度が皆無に近かっただけに、思わぬ拾いものであったな。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 で、次。  「マイ・ラブ」 。 作曲者としてPaul McCartneyの名前がクレジットされていて、誰? …と思ったら、ポール・マッカートニーっすな。 ジャズの人がこういうポップな曲をやるのって、魂を売り渡した売国奴の扱いだったりして、コアなファンからはケチョンケチョンに貶されるのが通例なんっすが、けちょんけちょんの語源は、和歌山県日高郡の 「けちょに」 という方言。 「けちょに」 は、 「非常に」 という意味で使われていた。 ほぉ、これまた、随分とローカルなところから一般化した言葉だったりするんですな。 で、演奏のほうはというと、前曲から一転、物静かなバラードだったりするんですが、エレピの透明な音色が都会派アーバンでありますなぁ。 ブガるんのギターも温かみのある温麺といった感じだったりします。 この春、宮城の白石市というところにも行ってみようかと思っているんですが、そこの名物らしいんっすよね、温麺。 “おんめん” でも “ぬくめん” でもなく、 “うーめん” と読むようなですが、ま、要はあっさりとした素麺のようなものなのではなかろうかと。 素麺そのものも、普通にあっさりしてるんじゃね? そう思われるかも知れませんが、アレは油を塗って引き延ばしたりするので、意外と油ギッシュだったりするんっすよね。 温麺は油を使わないのでヘルシーなんだそうですが、ぶっちゃけ、そんなにソソれる食い物ではなかったりしますよね。 ま、せっかくなので、話のタネに食べてみようかとは思うんですが、とか言ってるうちに演奏のほうは、おしまい。 淡々とした担々麺みたいななアレだったりしたんですが、うーん、まあまあ?

 で、次。 ブガるんのオリジナルで、 「フリーク・オフ」 。 彼の作品では高速ジャズ・ファンクも人気だが、本作でそれにあたるのが、うんぬん。 そう書かれておりますが、当然早弾きも披露するが、それも超絶テクを見せるのではなく、あくまでもノリでグイグイ弾きまくるというう感じ。 ジャズ・ファンク・ギタリストの本領発揮というところだろう。 そういうアレだったりして、ま、確かに勢いだけは感じさせますな。 相撲取りの「勢」 (いきおい) を彷彿させるものがあるんっすが、最近は魁 (さきがけ) とか、輝 (かがやき) とか、一文字の四股名の相撲取りが増えましたな。 よくよく考えたら曙 (あけぼの) というのもそうなんっすが、今では こんな事業 にまで手を出しているんっすな。  こんな企画 もやっているようですが、640×3=1920グラム。 制限時間20分ということは、1分間で96グラム食えばいいんですな。 何か余裕な気もするんですが、問題は大盛りライスの盛られ具合でありまして、クリアされそうになったら、3杯目にドラム缶1本分とか、とんでもない量のご飯を出される反則技が炸裂する予感。 …とか言ってるうちに、演奏のほうは、おしまい。

 ということで、次。  「ダニエル」 。 これはエルトン・ジョンの曲であるようです。 個人的にはダニエルというと、キティちゃんの彼氏のイメージが強いんですが、めっちゃダニを涌かせてる猫っぽいっすよね、ダニエル。 「マイ・ラブ」 と同じく、1973年のヒット曲ということで、流行をいち早く取り入れた形になりますが、いかにも小粋なポップ・チューンといった感じの仕上がりで、うーん、まあまあ? で、次。  「バラード・オブ・マッド・ドッグス・アンド・イングリッシュメン」 。 「狂犬と英国人のバラード」 っすかね? レオン・ラッセルのオリジナルだそうで、何とも意味深なタイトルなんっすが、曲そのものは、ま、普通のバラードかな? …と。 で、ラストっす。 風邪をひいたみたいで、昨日からめっちゃ喉が痛くて、今日は鼻水がタラタラ。 熱とか、下痢とか、悪寒の予感とかはないので、インフルではないと思うんですが、ヤル気は出ませんな。 さっさと原稿を終わらせたい思いでいっぱいなんですが、アルバムの最後を飾るのは 「クランク・ミー・アップ」 。 ブーガルー・ジョー・ジョーンズのオリジナルっす。 短いテーマの後、すぐにソプラノのソロが始まるんですが、ま、そこそこ頑張ってくれておりますな。 で、その後、エレピの人、ブーガルーの人の順でソロがフィーチャーされて、でもって、今日のとことは以上っす。

【総合評価】 冒頭のタイトル曲が群を抜いて抜群だったんっすが、その後は、うーん、まあまあ? 最後の曲のギターのソロはかなりノリノリだったので、この2つで普通に元は取れたと思うんですが、ジャズ・ファンク・ギターが好きな人には、そこそこオススメ☆


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