ジャストマイショップに注文した “新春お楽しみアウトレット袋” が届きました。 既に売り切れて、リンクも消えてしまったんっすが、9,999円で7点ほど商品が入っているらしい福袋みたいなやつ。 19,999円のと、29,999円のもあったんっすが、さすがにそこまで自分を犠牲にする気にはなれなかったので、とりあえず話のタネに、一番安いのを買ってみることにしました。 完全密閉型ではなく、袋が薄くて、中身の一部がちょっぴり透けて見えちゃってるような感じ。 LEDライト、電波クロック、PCパーツ、ネットワーク商品、USB商品、電子文具、パソコン用ソフト。 以上の7点であるようなんですが、このうち、電子文具の部はそのシルエットから マメモ であることが確定しております。 いちばん不人気そうな ビビッドオレンジ のやつが送られて来ちゃうんでしょうな、多分。 とまあそんなことで、では “開封の儀” 、いってみましょうかぁ。
届いた箱はこちら。
が、今回の場合、倍率ドン、更に倍! …で、4枚分くらいは確保出来そうな感じ。 3回くらい失敗してもいいやぁ。 そんな思いで、気楽に作業に取りかかったんですが、1枚目は小さく切り過ぎて、むっちゃ不格好になってしまって、さ、次、次。 今度は慎重に、正確に大きさを測って切ったので、サイズ的には完璧だったんですが、問題はコイツがうまく貼れるかどうかっすよね。 洗浄用シートで拭き拭きして、カメラのレンズのゴミを飛ばす用のブロアでシュポシュポして、ビニールテープでペタペタして、画面上の埃を完璧に取り除いて、シートを、ペタっ! 切った時点で表と裏がどちらなのか、よく分からなくなっちゃったんですが、ま、確率は1/2ですからね。 間違えてもまだ、次があるしぃ。 そんな心をゆとりが功を奏したのか、おっ、いつになく上手く貼れたような気が? もしかして、過去10年で最高と言われた2015年を上回る出来栄えだったりするとか? 気泡がめっちゃ入っちゃったんですが、丁寧にひとつずつ潰した結果、ちょっと大きめのが2つ、極小なのが3つ。 それくらまで削減することに成功しました。 完璧に除去したつもりでも、どうしても糸くずみたいなのが入り込んで、潰せない気泡になっちゃうんっすよねぇ…。 几帳面なA型性格の僕としては、決して許すことが出来ない痛恨のミスでありますが、次の日の朝になったら、嘘のように消えてるんじゃね? そんな気がしないでもありません。 そして何より、ザラザラだった “ぽたるん” の液晶が、見違えるようにクリアに! …なったような気がしないでもなくて、いやあ、苦労しただけの甲斐がありましたなぁ。 努力というのは、必ず報われるものであるな。 そう、教えられた思いでありますが、そして翌日。 最後まで残っていた、あの忌まわしい気泡どもが、嘘のように消滅っ! マジかよ? …って、無論、それは大嘘だったりするんですが、何だか昨日より目立つようになってしまって、もしかして、過去最高の会心の出来なんじゃね? 一瞬たりともそんなふうに思ってしまった自分が、ちょっぴり可愛いな♪ …と。 目障りな気泡は見て見ぬ振りをして、何とかこの状態で妥協しようと思ったんですが、40分くらいして、ついに我慢の限界に達して、えーい、こんなフィルム、引っぱがしてやるぅぅぅ!
ということで、1点目はゴミでした。 でも、大丈夫。 まだ6つもあります。 ということで、次。
ということで、今日は増尾好秋っす。 ジャズ・ギターはあまり好きではないと公言しておきながら、ここまで無駄に引っ張って引っ張って、ついでに日本人まで持ち出してきました。 あと3回分くらいのネタも既に仕入れてしまったので、覚悟を決めて貰うとして、で、増尾好秋。 マスオさんと言えば、ギターの名手として名高いんですが、こっちの増尾さんはギター弾き。 初リーダー作らしい 『バルセロナの風』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんですが、ジャケットの写真を見る限り、何だかフォークでもやりそうな風貌だったりしますよね。 60年代後半の日本人って、ダサ過ぎぃ。 愚連隊とかの時代っすかね? これが70年代に入ると、暴走族が全盛となって、1990年代にはチーマーやカラーギャングなどが派生することになるんですが、ちなみに僕がヤングだった頃は、ヤンキーの全盛時代でありましたな。 不良とか、ツッパリとか、そんな糞ダサい名前で呼ばれていたりもしましたが、突っ張ることが男の〜、たったひとつの勲章だって、この胸に信じて生きてきた〜♪ by 嶋大輔。 三浦大輔、松坂大輔と並ぶ “世界3大大輔” のひとりっすよね。 これに元祖の荒木大輔とフィギュアスケートの高橋大輔を加えると “世界5大大輔” になるんですが、 “世界5大夏子” は伍代夏子ひとりだったりしますなぁ。 あとはまあ、 “世界5大後醍醐天皇” とか。 とまあそれはそうと、 『バルセロナの風』 。 バルセロナと言えば、「リラの咲くころバルセロナへ」 なんっすが、いいっすよね、“光GENJI” 。 少なくも “陰HEIKE” よりも明るくて、滅亡しなさそうな雰囲気があったりするんですが、ま、超陰気な僕は、滅びの美学を感じさせる平家のほうが好きだったりするんですけど。 とまあそんなこんなで、とりあえず演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。
1曲目、アルバム・タイトル曲の 「バルセロナの風」 。 ハープ・アルパートとティファナ・ブラスのヒット曲で、ウエス・モンゴメリーも 『夢のカリフォルニア』 でカバーしていた。 そういうアレだったりするようなんっすが、で、演奏のほうはというと、あー、これはアレっすな。 めっちゃフージョン。 冒頭、マリンバの音色がとってもお間抜けだったりして、で、マスオさんが軽やかにテーマを奏でて、そこにフルートが爽やかに絡むという、そういったアレだったりしております。 よく調べずに買っちゃったんですが、うーん…。 ま、ギターそのものはちょっぴりウエスっぽくて、それなりにアレだったりするんですが、ということで、次。 「スカボロー・フェア」 。 スカボローというと、スカトロと、ズタボロと、タマゴボーロのハイブリッドみたいな印象があったりするんですが、美味しいっすよね、タバゴボーロ。 子供の頃は、こんなガキ向けの菓子、食えるか! そんなふうに粋がっていたんですが、一方、蕎麦ぼうろのほうは、こんな年寄り向けの菓子、食えるか! …みたいな。 大人ならやっぱり、マールボロ。 そんな憧れを抱いたりしたんですが、で、このスカボローのフェアは、どういった催し物なのかと思ったら、サイモン&ガーファンクルのヒット曲なんっすな。 もともとはイギリスの伝承曲で、サイモンはイギリスでフォーク歌手のマーティン・カーシーから曲を教わったらしい。 そう、日本語ライナーで村井康司クンが書いておりますが、聞いてみたら確かに、どこかで聞いたことがあるようなアレでした。 ゆったりとしたテンポの哀愁味を帯びた作風で、なかなかいい感じのギター・プレイが展開されております。 マスオくんともう一人、杉本喜代志というギタリストが参加しているようですが、2本の絡みがいい味を出しているな。 そのように評価していいのではなかろうかと。
で、次。 「ストーンド・ソウル・ピクニック」 。 ローラ・ニーロの曲で、フィフス・ディメンジョンのバージョンがヒットした。 そういったアレであるようです。 ヒットした奴ばかりに頼るのって、ちょっとどうよ? そんな気がしないでもないんですが、取り上げる素材はどうあれ、完成された総菜に仕上がっていたりするので、マスオくんの料理人としての腕前は、間違いの無いものであるな…と。 ラッシャーとしての板前はどうなのか知りませんが、で、演奏のほうはというと、ベタにポップであるな…と。 ということで、次。 「ワン・フォー・ウエス」 。 増尾好秋のオリジナルで、タイトルは無論、ウエスに捧げられたものであります。 商売柄、ウエスというと こんなの が頭に浮かんでしまうんですが、ウエス屋ねん。 なかなか洒落たお店の名前でありますな。 早崎よ歯科 に匹敵するものがあるんっすが、ここの 院長 の名前を知ったとき、まさに目から鱗が落ちた思いがしました。 とまあ、個人的にはウエス = ボロ布なので、尊敬に値するようなものとは思えなかったりするんですが、増尾にとってウエスは、まさに神サマ。 ほの暗いグルーブを感じさせる、なかなか渋い作品に仕上がっております。 コード奏法とオクターブ奏法で、ノリノリに敬意を表すのかと思っていたら、ちょっと意外な展開だったんですが、ま、これはこれで、うーん、まあまあ? 地味ながらも、オクタぶりまくっているのは確かだし、ジャズ的には聞き所が多い。 そういったアレだったりしております。 ま、地味なんっすけど。
で、次。 「アイ・セイ・ア・リトル・プレイヤー」 。 超有名なバカラック・ナンバーでありますな。 「小さな願い」 という奴っすよね。 で、演奏のほうはというと、めっちゃポップ。 特にフルートとの絡みがちょっとアレだったりするんですが、余計なものを入れないほうがいいのにぃ。 個人的にはそんな気がしないでもないんですが、ギターのソロそのものは気持ちよく歌っていたりするので、ま、いいんじゃね? そんな気がしないでもありません。 で、次。 「ゲイリーズ・チューン」 。 下痢に苦しむ中年に捧げられた渡辺貞夫のオリジナルのようですが、ジャズ&ボッサ的なところが、いかにもナベサダでありますなぁ。 そういえば、世界のナベアツって、完全に消えちゃいましたなぁ。 …と思ったら、今は桂三度という名前で落語をやっているんっすな。 で、演奏のほうはというと、フルートやピアノのソロなんかもフィーチャーされたりして、うーん、まあまあ? ということで、次。 「ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ」 。 バカラック・ナンバーのようです。 演奏のほうはわりとシリアス系だったりして、増尾先生のモーダルなプレイを堪能出来る、そういうアレだったりして、なかなか。 ということで、ラストっす。 『バルセロナの風』 。 テーマとして、最後に軽く、もう一度。 そういった趣向のようですが、余計なことをしないほうがよかったような? そんな気がしないでもなくて、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。
【総合評価】 最初と最後を飾る “バル風” がちょっとアレ過ぎて、全体的なイメージを損なったりしているんですが、傾聴に値するようなのも数曲はあったような気がするし、60年代後半の日本人らしいダサさがよく現れていて、ま、たまにはこういうのも、いいんじゃないっすかぁ?