DO IT NOW! (ATLANTIC)

JACK McDUFF (1966/12/15,20,1967/5/23)

DO IT NOW!


【パーソネル】

DANNY TURNER (as,ts,fl) LEO JOHNSON (ts,fl) MELVIN SPARKS (g)
JACK McDUFF (org) RAY LUCAS (ds) <#1> RAY APPLETON (ds) <#2-7>
【収録曲】

(01-03) SNAP BACK JACK / MUSH MELON / SUMMER SAMBA
(04-05) DO IT NOW / STROLLING BLUES
(06-07) PLEASANT MOMENTS / MUTT & JEFF
【解説】 ( 2017年04月02日更新 / 連載 1,251回 )

 平成28年度が無事に終わりましたな。 3月31日が金曜日だったので、めっちゃ、きっちりと終わった感が半端なかったりするんですが、みんな、プレミアムフライデーは楽しめたかな? 年度末のどん詰まりで、それどころじゃねぇ! そんな声が聞こえてきそうなんっすが、僕はきっちり、前の日までに大方の仕事を片付けておいたので、余裕でした。 ここだけの話、わりと早めに現場での作業が終わったんですが、自主的に “割増金曜日” ということにさせて頂いて、家に直帰しました。 あ、今のヤングな若者はチョッキとは言わずに、ベストと言うんでしたっけ? 自主的に家にベストしました。 そのように言い換えておきますが、自分なりにベストを尽くせた平成28年度であったな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 8月頃に終わったのに、ずーっと放置していた2件の点検報告書の作成も、ひとつは先週の土曜日に何とか片付けて、残ったほうも今週の木曜日に無事に終わりました。 ファイルにまとめたところ、何だか例年よりも量が少ないような? そんな気がしないでもなかったんですが、でもまあそれは、気のせいのような気がしないでもないし、ま、いっかぁ…と。 で、年度末のどん詰まりに、恐る恐る提出させて頂いたところ、客先の担当者から、 「えらく今年はコンパクトになりましたねぇ。」 とか言われちゃったんですが、いやあ、そんなに褒められると、ちょっと照れますなぁ。 確かに物量感に乏しく、何ともインパクトに欠けるコンパクトな報告書になっちゃったんですが、プロテクトされることなく受け取って貰えたので、ま、よかったかな…と。

 心の底にずーっと引っ掛かっていた残務も無事に片付いて、晴れて来週は “東北の旅” でありますな。 当初、平年並みという話だったのに、ここに来て予想が早まって、僕が行く頃にちょうど見頃になるんじゃね? そんなふうに期待された宮城の桜なんですが、ここに来て微妙に予想が遅まってきて、結局は平年並みに落ち着きそうな予感が…。 本命視していた 白石川堤一目千本桜 は、今日 (4月1日) の時点で開花予想日が4月8日っすかぁ。 9日に行こうかと思っていたんですが、一分くらいしか咲いてなさそうで、駄目じゃん! 盗人にも三分の理と言いますが、一分咲きでは盗人の1/3相当ということになってしまって、こりゃ、やめておいたほうがいいかも…。 近隣では 益岡公園 の満開予想日が4月12日になっているので、こっちのほうがいいかも? 個人的にヒロシは、増岡弘 (マスオ役) よりも断然、川口浩 (探検隊) 派なんっすが、この際、 “マスオカ” で妥協するしか無いっすかねぇ…。 もう1箇所、 船岡城址公園 というところは11日に満開になる予定らしいので、4月10日に “マスオカ&フナオカ” を攻めてみるというがいいかも知れませんな。 この2箇所も、他のサイトだともっと開花が遅くなりそうな予想だったりするので、どう転ぶか分からなかったりするんですが、でもまあ、桜の花なんか地元でも普通に見られるから、盗人の1/3相当でもぜんぜん悔しくなんかないっ! こうなったらもう、平泉で中尊寺を見ることにするっ!

 ということで、この期に及んで、プランを見直しを迫られることになったんですが、問題はお泊まり先をどこにするかでありますな。 当初の予定では1日目に一ノ関を観光して、平泉の 地味な国民宿舎 に泊まって、前沢牛を堪能。 翌日、中尊寺と毛越寺を見て、花巻の ここ に泊まって、前沢牛を堪能。 最終日、 大沢温泉 の日帰りプランで混浴露天風呂と 「いわい鶏の石焼ステーキセット」 を堪能。 そんな行程を考えていたんですが、もしかして白石川堤一目千本桜がちょうど見頃になるんじゃね? そんな先走った予想に唆されて、2日目のお泊まりを宮城の鎌先温泉というところの、 ここ に変更。 人気の個室料亭は、一條の文化財級本館にあり、大正から昭和に掛けて建てられました。 (中略) 夜はジャズが流れ、その雰囲気で頂くお料理は格別です。 そんな謳い文句に惹かれまくって予約を入れたんですが、何となく気が変わって、キャンセルしちゃうこと、数回。 3度目か、4度目か、5度目かくらいの正直で、今度こそ! が、大沢温泉の混浴露天風呂も捨てがたいので、これを日帰りではなく、1日目の “本泊まり” に持ってくることにして、となると、平泉の地味な国民宿舎は捨てる手であるな…と。 前沢牛堪能なプランは大いにソソられるものがあるんですが、部屋は普通のツインしか取れなかったし、大浴場はパチモン温泉だし、露天風呂もないし、うーん…。 そんな感じで、微妙に気が進まなかったりしたんですよね。 で、ここを捨てた結果、中尊寺と毛越寺を組み込む余地が無くなってしまったんですが、でもまあ、中尊寺なんて、 「書き損じ」 から “書き” を削って、頭に “中” を付けた程度のものだし、毛越寺なんて “越寺” に毛が生えた程度のモノだし、剃毛好きの僕としては、毛なんか生えてくれなくてもいいっ! …みたいな。

 ということで、1日目に一ノ関を観光、大沢温泉で混浴露天風呂と “板長おまかせ料理” を堪能、2日目、宮城に移動して白石川堤一目千本桜を堪能、最終日、 “マスオカ&フナオカ” を攻める。 そんなプランに変更したんですが、2日目のメインの “千本桜” が一分咲きで “百本桜” ということになっちゃうと、あまりにも寂しい結果に終わっちゃいますよね。  “一目百本桜” でも、10回見れば、“十目千本桜” になるんじゃね? 計算上では、そうなっても不思議ではないんですが、実際は何目見ても “百本桜” のままだと思うし、というか、一目で千本の桜を見ることは出来ても、花はぜんぜん咲いて無くて、うーん…。 そんな結果に終わっちゃうのは目に見えております。 なら、毛が生えた “越寺” でも見たほうがマシな気もするんですが、平泉まで行って毛越寺だけ見て、中尊寺を見ないというのは、後でめっちゃ後悔しそうな気がするし、かと言って、両方とも見て回るだけの時間の余裕は無いし、うーん…。 そもそも、どうして時間に余裕が無いのかというと、1泊目を大沢温泉にしちゃったからなんですが、これが平泉の地味な国民宿舎であれば、まったく問題は無かったんっすよね。 混浴露天風呂に拘るあまり、プランに無理が生じてしまったんですが、よくよく考えたら混浴露天風呂とか、どうせマスオさんみたいなオッサンしかいないに違いないし、たとえサザエさんが入ってきたとしても、さほど嬉しくはないような気もするし、もしこれが 「ドラえもん」 だったら、静香ちゃんが入っている可能性が極めて高かったりするんですけどねぇ…。 増岡弘を選んだ時点で、それは諦めなければならなくなってしまったんですが、そうなってくると、大沢温泉は別に捨てていいような気がしてきました。 “飯の部” では俄然、平泉の地味な国民宿舎( ← 以下「平地味舎」と省略 )のほうがソソられるものがあったりするし。 【前沢牛の旨いところを食べ比べプラン】 上質感の霜降り&ジューシーな赤身を食べ比べ☆欲張りディナー VS 板長おまかせ料理。 この “板長” というのが曲者っすよね。 牛肉と豚肉と鶏肉が大嫌いで、ウニとか、アワビとか、海老の殻とか、魚の内臓とか、イナゴとか、ザザムシとか、蜂の子とか、河豚の卵巣の糠漬けとか、猿の脳味噌とか、珍味、命! そんな趣向の持ち主である可能性を考えると、そんなオッサンにおまかせするのは、あまりにも危険な気がします。 平地味舎、すまん。 色々と思うことがあって、一度は捨ててしまったんだけど、やっぱりお前とよりを戻すことにするよ!

 …と思ったら、既に満室になっちゃってました。 ああん…。 ま、 “飯の部” 以外はさほどソソられるものがなかったので別にいいんですが、で、代わりに押さえたのが こちら 。 一ノ関には厳美渓と猊鼻渓というのがあって、何とも紛らわしいんですが、詳しくは こちら 。 この宿があるのは “げんび” のほうなんですが、 “げいび” だと何となくゲイ・ビデオっぽくて僕の趣向にはそぐわないので、ちょうどよかったかな…と。 そこそこ景勝地っぽくて、時間に余裕があれば、ちょっとここも覗いてみたいな。 そんなふうに思っていたので、ちょうど好都合でありますな。 やや地味そうな宿ではありますが、一応は天然温泉で、地味な露天風呂もあるみたいだし。 近畿日本ツーリストのサイトから予約したんですが、さつき亭和室 (夕食前沢牛ステーキ一品追加) というプランにしました。 飯の部、部屋の部、風呂の部、おまけに周囲の景観。 どれも、そこそこ以上の合格点に達しているように思われ、いつくし園、最高や! 平地味舎なんか、最初からいらんかったんや! そう思わずにはいられません。 で、先ほどの記事にあった厳美渓名物の 空飛ぶだんご というのも楽しそうですなぁ。 ごま、あんこ、醤油 (みたらし) の3本セット。 美味そう♪ が、これ、一人で行って注文するのは、めっちゃ勇気がいりそうですな。 というか、僕には無理っす。。。 店に直接出向いて、空を飛んでこない団子を食べることも出来るようですが、それなら別にパチモンの いつくしだんご のほうでも、いいような? 因みに、 “いつくし” は地名の “五串” から名づけられました。 あー、なるほど。 宿のほうもソレなんっすな。 で、 “五串” に因んで、1本の串には5つの団子が刺さっている模様です。 それ、 “五串” やなくて “五団子” ちゃうん? そんな気がしないでもないんですが、1個の団子に5本串を刺して、プチ雲丹みたいにするというのが本筋ですよね。 団子1個ではぜんぜん物足りないし、食べにくいし、無駄にゴミは出るしで、まったく何のメリットもなかったりするんですけど。 で、その他、大好評の “アイスだんご” などもあり。 あー、それも美味そうっすなぁ。 桑名の “アイスまんじゅう” と違って、アイスクリームの中に普通の団子が混入している系であるものと思われるんですが、えーと、 わがまま30さんのクチコミ によると、あんこの中に団子が入っていて、その上にアイスクリームが。 さらに抹茶ソース、小豆、細かくカットされた栗が乗っていて、彩りも良くとても綺麗なんですよ♪ …とのことで、オッサンが注文するには、ちょっとハードルが高そうでありますなぁ。。。 で、厳美渓にはもう1件、地元民ご用達の 「滝見だんご」 というのもあるんですな。 えーと、 これ っすか。 あー、こっちのほうがよさげかも?  “アイスまんじゅう” と言えば寿恵広 (すえひろ) が有名なんだけど、僕は断然、マルマン派。 そんな感じの派閥があったりするのかも知れませんな。 かっこう団子は、団子が滑降する様を眺めるだけにして、実際に買うのは滝見だんご。 そういうパターンがいいかも?

 ちなみに、今回、行く予定は無いんですが、ライバルの猊鼻渓のほうには 運玉(うん玉)投げ という企画がある模様。 こういうのもカップルとか、アベックとか、ペヤングとかでやったら、めっちゃ楽しいんでしょうなぁ。 一人でやっても、ただ空しいだけだと思うんっすけど。 岩のくぼみに運玉と呼ばれる素焼きの玉を投げ入れ、上手くくぼみに運玉が入れば願いが成就する (かもしれない) というもの。 願いが成就する! …と断言しないところに、奥ゆかしさを感じますなぁ。 景品表示法に引っ掛かっちゃうかも知れませんからね。 ちなみに運玉がくぼみにはいらなくても、お土産店で 「うんだまんじゅう」 という饅頭が販売されているので、その饅頭を口にいれると運玉がくぼみにはいったのと同じ効力があるのだとか…。 この辺り、何とも商魂逞しい宅麻伸。 そういうアレだったりして、なかなか。 ま、旅先で、願い事など、叶わない。 そんな現実を突きつけられたりしても、ちょっと嫌ですしね。 うん玉投げは軽く投げると穴に届く前に落ちてしまうし、勢いよく投げると岩肌にぶつかり粉々になり、意外と難しい。 そう書かれておりますが、福、緑、寿、愛、願、俺の投げた5個の運玉が、すべて粉々に…。 そんな状況になったら、まんじゅうでも自棄食いしなければ、やってられませんよね。 ちなみにこのまんじゅう、 ゲイビィ の好物らしいっすぜ。

 とまあそんなことで、桜は一分咲きだし、一緒に団子の滑降を楽しんでくれたり、運玉を投げたりしてくれるギャルもいませんが、とりあえずまあ、行ってきまーす。。。

 …と、その前に後半を片付け無ければなりませんが、ということで、今日はジャック・マクダフっす。 ジャズ・オルガンの世界にはもうひとり、ジミー・マクグリフという人もいたりして、微妙に紛らわしかったりするんですが、えーと、マクダフ、マクダフ、マクダフ、・・・。 マクグリフ = 真っ赤ブリーフみたいなネタは、特に思い浮かびませんな。 マクダフ、駄目じゃん! この時点で今日のレビューにあまり多くは期待出来そうにありませんが、とりあえず 『ドゥ・イット・ナウ!』 、行ってみましょうかぁ。 さほど絵心があるとは思えない人が書いたジャケットは、まったくソソられるものが無いし、マクダフのアトランティック盤というのも、あまりピンと来なかったりするんですが、1966年にプレスティッジを離れて移籍したんっすな。 このレーベルは無駄にポップな路線を推し進めたりするので、あまりいい印象はなかったりするんですが、レオ・ジョンソンダニー・ターナーという、個人的にあまりよく知らない管楽器奏者が2名ほど入っていて、で、残りはオルガン、ギター、ドラムスといった編成。 スパークしまくるメルビン・スパークスのギターはちょっとだけ期待出来るかも知れませんが、基本的には、ま、ハズレやろな。 そんな気がしないでもなくて、とまあそんなこんなで、とりあえず演奏のほうを聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、 「スナップ・バック・ジャック」 は8ビートのファンキーなリフ・チューン。 そう、後藤誠クンが日本語ライナーに書いてますが、ジャズ・ロックっぽい感じの、軽めのカルメ焼き。 ま、そういったアレではなかろうかと。 ちなみにカルメ焼きの語源は “軽め” ではなくて、ポルトガル語のカルメラ (甘いもの) なんだそうです。 カルメラは、カラメルとか、カリメロとかの親戚ではないかと思われるんですが、いいっすよね、甘いもの。 少なくとも鋳物よりはソソられるものがあります。 鋳物は桑名の名産なので、頑張ってアピールしたいところではあるんですが、甘いものと比べると、ギャルやお子様のウケはよくありませんよね。 かといって、鋳物が大好きなオッサンとかもあまりいないし、どの層をターゲットにすればいいのか、今ひとつ判然としなかったりするんですが、 ここ で作ってるケトルベルとか、重い物好きの間では、わりと評判がいいみたいっすけど。 40キロとか、48キロとか、重過ぎぃ! それに比べてこのマクダフの演奏はというと、あまりにも軽過ぎて、腑抜けもいいところなんですが、バイキンマンも思わず 「ハヒヘホ〜」 と言っちゃうくらい、腑抜け。 間抜けなのと、どっちがいいかと聞かれても、判断が難しいところなんっすが、ま、ヒップな感じはあるよね? そんなふうに前向きに捉えることも出来ないワケではありません。 オルガン+2管の集団にギターが絡む、ちょっぴりコール&レスポンスなテーマ部に続いて、オルガンのソロがフィーチャーされるんですが、その間も背後では管楽器が反復リフを繰り返してして、ちょっとウザいかな? …と。 続くメルビンのギター・ソロも十分にスパークスなんっすが、やはり背後ではリフが反復されていて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、こんなもんでしょうな。

 で、次。  「マッシュ・メロン」 も8ビートのリフ・チューンだが、こちらはよりソウルフルだ。 そう、誠クンが書いているようなアレなんですが、腑抜けというより、間抜けな感じの仕上がりだったりして、都会派アーバンで、頭が賢くて、ちっとも間が抜けていない僕の趣向には、今ひとつ合致しない仕上がりとなっていたりします。 ある程度は予想していたんですが、ハズレ感が半端ねぇ。。。 そんな気がしてならないんですが、でも大丈夫。 ここから挽回します。 いや、多分。 ということで、次。  「サマー・サンバ」 。 ご存じマルコス・ヴァーリのヒット曲で、リズムはボサ。 そういうアレなんっすが、というより、ワルター・ワンダレイのアレ。 そう言ったほうが分かりやすいかと。 何それ? そう思ってしまった人も、メロディを聞けば、ああ、これかぁ。 そう納得するに違いない超有名なソレなんっすが、名曲っすよね。 少なくとも 「お嫁サンバ」 よりはイケてる。 そう断言していいのではなかろうかと。 「お化けのロック」 や 「林檎殺人事件」 ほどではないんですが、郷ひろみの黒歴史っすよね、ありゃ。 で、このマクダフ版の 「夏サンバ」 の出来はと言うと、基本、テーマ部はワンダレイのと似た雰囲気なんですが、その後、メル・スパのギターが出てきて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 …と思わせておいて、その後、オルガンのソロがフィーチャーされたりして、うーん、まあまあ? ま、曲そのものがめっちゃ知ってるヤツなので、それなりに楽しめて、ちょっとは盛り返したかな? …と。

 ということで、次。 アルバム・タイトル曲の 「ドゥ・イット・ナウ」 。 8ビートで、ギターのリズム・パターンがループのように繰り返されるリフ・チューンだ。 そういうアレだったりするんですが、そのギターのリズム・パターンというのが、まるでフェンダーベースのような図太さだったりして、とってもファンク。 で、テナーの人のソロも聞けたりするので、これまでのところ、もっともジャズ的には楽しめる出来であるな…と。 で、その後、オルガンのソロもフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 どぉ? …と聞かれたら、「うーん、まあまあ?」 そう、ナウな伊藤クンが答えそうな 「どぉ・伊藤・ナウ」 でありました。 で、次。  「ストローリング・ブルース」 。 アップ・テンポの4ビート・ブルースで、ハーレムのクラブを彷彿とさせる演奏。 そう、誠クンが書いておりますが、いいっすよね、ハーレム。 酒池肉林で、ウハウハ♪ …みたいな。 もっとも、ジャズで言うハーレムというのは、黒人の貧民街のほうだったりするんですが、ウハウハなほうは伸ばさずに “ハレム” と言うのが正解っぽいっす。 で、個人的にはハレムよりもハムのほうが好きだったりして、ハムをハムハムと貪るのが至上のヨロコビだったりするんですが、ハムだけだと飽きるので、ウインナーとソーセージとベーコンなんかもあったりすると、超ウハウハ♪ 世の中、畜肉加工品やろ? そう思わずにはいられませんが、で、演奏のほうはというと、テナー、アルト、ギターの順で、各自のソロが前面にフィーチャーされて、で、4、5コーラス目はフット・ベースとハイ・ハットだけで、聴き手の注意を引きつける。 そんな趣向も施されている模様です。 オルガンと言う楽器はフット・ペダルでベースラインを演奏することが出来るんだよね。 そんな蘊蓄を傾けることも出来て、で、その後オルガンがロング・トーン、全員のバック・リフで2コーラス。 続くオルガンも絶好調で、4、5コーラス目で音量を下げ、さらに5コーラスのソロをとる。 さらにドラムスがリフをバックにソロをとり、ラスト・テーマはファーストと同じ。熱演。 …と、誠クンの解説も、めっちゃ熱が入っていたりします。 実際問題、めっちゃ熱いっすな、こりゃ。

 で、次。  「プレゼント・モーメンツ」 はミディアム・テンポの4ビート。 (中略) ちょっと冗長、退屈なナンバーかも知れない。 誠クン、今度は一転して、めっちゃ冷めてますな。 で、何も期待せずに聞いてみたんですが、テーマはちょっとだけモーダルな雰囲気だったりするし、メルビンのギター・ソロも、超絶スパーク! …とはいきませんが、メルビン・すっぱムーチョ。 それくらいのレベルには達しているし、オルガンのソロも寛いだ雰囲気の阿部寛だし、全般的に、うーん、まあまあ? ということで、ラストっす。  「マット&ジェフ」 は、ライブでの盛り上がりを想像させるレギュラー・バンドらしい名演で、スリリングな2テナー・バトルをフィーチャーした急速調のマイナー・チューンだ。 そういうアレだったりするようで、実際問題、なかなかにスリリングな、イカリング。 そういうアレだったりして、プレミアム・フライデーには最適かと。 フライ物の定番っすよね、イカリング。 短冊型のヤツも、それはそれで美味かったりするんですが、リング状のほうが、イカっぽさという点では格上と言えるのではなかろうかと。 で、イカリングフライには、イカリソースがお薦め♪ …とか書いちゃうと、 「あ!コーミソースだろが、タワケ!」 みたいな、反イカリソース派の怒りを買っちゃいそうなんですが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、でもって、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 冒頭2曲、ハズレを引いた感が半端なかったんですが、その後、何とか持ち直しましたな。 ギャルやお子様のウケは悪そうなんですが、中盤以降、ケトルベル好きにはそこそこ支持されそうな感じになってきて、何より。 とまあそんなことで、では皆さま、よい新年度を☆


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