THE SOUNDS OF YUSEF (PRESTIGE)

YUSEF LATEEF (1957/10/11)

THE SOUNDS OF YUSEF


【パーソネル】

WILBUR HARDEN (flh,basoon) YUSEF LATEEF (ts,fl,algol,tambourine)
HUGH LAWSON (p,turish finger cymbals,seven-up bottle,balloon,bells) ERNIE FARROW (b,rabat) OLIVER JACKSON (ds,chinese gong,earth-board)
【収録曲】

(01-03) TAKE THE "A" TRAIN / PLAYFUL FLUTE / LOVE AND HUMOR
(04-05) BUCKINGHAM / MEDITATION
【解説】 ( 2017年08月27日更新 / 連載 1,269回 )

 ( 前回 までの粗筋 ) 出石に行って、皿そばを食べた。 …とまあ、そんなことで、2日目の後半っす。 この日のお泊まり場所は京都。 いろいろと考えたんっすけどね。 ちょうど神戸で花火大会があるようなので、六甲山、もしくは摩耶山から見下ろして見ようかとか、もうちょっと地味なところで、龍野の花火で妥協しようかとか。 打ち上げ場所の近くに 片しぼ竹の宿 梅玉 というのがあるのを発見したんっすが、お一人だと、地味なツインの部屋にしか泊めて貰えなさそうだし、料理は素麺とかだし、何より “片しぼ竹の宿” というのが何だかよく分からなくて、しょぼい竹の片鱗みたいなのが生えていそうで、うーん…。 で、調べてみたら、京都でちょうど、 七夕イベント をやってるみたいなので、これを目当てということにすれば、いっかぁ…と。 ということで、鴨川会場の近くの宿を押さえてみることにしました。 出し物としては堀川会場のほうが派手そうに見えるんっすが、堀川会場って、堀川くんがワカメちゃんと一緒に歩いていそうな気がして、何か、嫌…。 完全に奇行キャラっすもんね、堀川くん。 ヒヨコに 「わかめ」 という名前を付けて、卵を産ませようとしたりとか。 卵くらい、自分で産めよ! そう思わずにはいられませんが、で、押さえた宿が こちら 。 鴨川納涼床で楽しむ 「京フランス膳」 と 「おばんざい朝食」 というプランに、激しく心を揺さぶられてしまいました。 個人的にフレンチって、あまり好きではなかったりして、世の中、フレンチよりも、破廉恥やろ? そう思わずにはいられなくて、春先にはトレンチコートに身を包んで、露出に励む。 そんな趣向の変態もいるかと思いますが、で、個人的に 「おばんざい」 というのも、さほどソソられるものがなかったりします。 茄子のたいたんとか、切り干し大根のたいたんとか、基本、タイタン系の食い物だったりして、何か地味…。 朝飯はハムとソーセージとベーコン、食わせろ! そう思わずにはいられませんが、それらのマイナス要素を勘案しても、それ以上に “鴨川納涼床” というシチュエーションに軍配が上がってしまいました。 一度、体験してみたかったんっすよね、京都の川床。 貴船の 「かわどこ」 というのが、やってみたいナンバーワンなんっすが、あれは、お一人様にはあまりにもハードルが高過ぎぃ…。 それに比べ、鴨川の 「かわゆか」 のほうは、ネイチャーっぽさという点で、やや劣るように思えるんっすが、お一人様にとってのハードルの高さは同レベル。 ま、卵を自分で産むのに比べたら、まだ何とかなるような気もするんっすが、とまあそんなこんなで、この宿の詳細に関しては、また別の機会に。

 ということで、翌朝っす。 晩飯を食って、酎ハイを飲んだら、すっかり面倒になってしまって、結局、七夕イベントには行かず仕舞いだったんっすが、宿の女将さんが、 「朝、ご飯の前に清水寺まで散歩するのがお薦めどすえ。」  そんなふうに言ってくれたので、せっかくなので行ってみることにしました。 朝の6時から参観可能なんっすよね、清水寺。 近くに泊まる機会があれば、是非とも。 かねてからそのように画策していたので、女将の助言は、渡りに船だったんっすが、近くであると言い切るには、微妙に遠いロケーションでありましたな。 途中からは結構な上り坂になるので、軽い散歩の気分だと後悔しちゃうこと、必至。 それなりに覚悟を決めなければなりませんが、とまあそんなこんなで、まずは写真を5枚ほど。


< 清水寺界隈早朝散歩 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 宿があるのは、鴨川のこっち側。 繁華スポットである河原町や先斗町よりも下のほうだったりして、観光的にはやや微妙なエリアでありますな。 納涼床も、この辺りが南限だったりします。 いいっすよね、南限。 少なくとも、軟便ほど下痢便に近くはないし、ただ、地下鉄の駅からも近くはなくて、利便性は今ひとつ。 や…、やっぱりやめておこうか? 納涼床で一人フレンチというのも、よくよく考えたら、めっちゃハードルが高いし、高市総務大臣もやめちゃったし…。 そう、心が揺らぎかけたんっすが、ウチは小さい宿だし、このプランはそれなりに心構えが必要なので、キャンセルはお断りどすえ。 そんなことが書かれていたので、覚悟を決めて。 で、実際に行ってみたら、近くに高瀬川が流れていて、腐っても木屋町通りやな。 そんな風情が感じられて、なかなか。  (写真・いちばん上) 参照でありますな。 で、その下は、鴨川に掛かる橋から宿の様子を遠望してみました。 そんな一枚だったりします。 昨日はここで黄昏ていたりしたんっすが、今は朝日を浴びる、あびる優。 そういった状況でありますな。 で、そこから山のほうへと歩いていくと、やがて清水寺に到着します。 いつもは、ごったがえしている参道も、この時間は人もまばらで、ただ、清水寺そのものは、まあまあそこそこの人手だったりします。 で、超有名な “清水の舞台” のところは現在、絶賛、工事中っ♪ ま、最初から分かっていたことなので、そんなに落胆もしないし、むしろ、今の時期しか見られない貴重なお姿だったりするよね? そう、自分に言い聞かせないと、やりきれなかったりするんっすが、組まれている足場がビケ足場でも、ビティ足場でも、単管足場でもなく、丸太を番線で括ったものであるところは、とび職的にかなり興味をソソられるポイントなのではなかろうかと。 何でもいいけど、ビケとビティって、種類が違う足場だったんっすな。 ビティ足場だと何となく、尾てい骨を痛打しちゃいそうなんっすが、横文字と小文字に弱いオッサンが、うまく “ビティ” と発音出来なくて、適当に “ビケ” とか言ってんじゃね? そんな風に思っておりました。

 ま、それはそうと、で、続いては 地主神社 。 いつ行っても、修学旅行の女子中高生とかがワーワーキャーキャーしているので、自主的に近づくのを避けていたスポットなんっすが、この時間だと、人、少ねぇ! ビッグチャーンス♪ さすがに “恋占い” は自粛させて頂いたんっすが、作務衣を着た兄ちゃんが一人でウロウロしていて、ちょっぴりお寒い空気が漂ったりしていました。 で、奥の院のほうから、足場に囲まれたレアな舞台の様子を眺めて、でもって、階段を降りて、 音羽の滝 へ。 いつも長蛇の列で近づけないので、横目で見ながら通り過ぎるに留めていたんっすが、この時間だと、人、少ねぇ! ビッグチャーンス♪ とりあえず、真ん中の水だけ、ささっと飲んでみたんっすが、冷え具合は、うーん、まあまあ? 宿の人が毎日この水を汲んで、キンキンに冷やして用意してくれているみたいなので、それで十分な気もするんっすが、とまあそんなこんなで、次。


< 清水寺界隈早朝散歩 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 うぉぉぉぉぉ。 人が誰も歩いてない “三年坂” とか、初めて見たぁぁぁぁ!  “はろうきてぃ茶寮” も朝日を受けて、シャイニング♪ で、その後、高台寺の横の辺りまで足を延ばしてみたんっすが、人が誰も歩いてない “石塀小路” というのも、初めて見たぁぁぁぁ。 いやぁ、早起きしてみるもんっすなぁ。 ゴチャゴチャな町並みと、半端ない電線の向こうに見える “八坂の塔” も、これはこれで、いかにも京都らしい光景だし、とまあそんなこんなで、最後に建仁寺の南のほうをちょっとだけ覗いて、朝のお散歩は、終了〜。 で、その軌跡はというと、

  【清水寺界隈早朝散歩の散策軌跡】 (←Click Here!!)

 距離にして、5.5キロ。 めっちゃ歩いて、クソ疲れました。 今日の観光は、もうこれでいいやぁ…。 そんな気がしちゃうほど。 朝からクソ暑かったしぃ…。 が、朝飯の “おばんざい” を食べたら、まあまあそこそこ体力が回復したので、とりあえずまあ、午前の部に出掛けるとしましょうかぁ。 烏丸御池の辺りで昼飯屋を押さえてあるので、あまり遠出は出来なかったりするんっすが、ということで、 永観堂 を攻めてみようかな…と。 ここは一度、紅葉のシーズンに行ったことがあるんっすが、人が多いし、雨も降ってるしで、あまりゆっくりと散策出来なかったんっすよね。 ということで、


< 南禅寺と永観堂 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 途中、南禅寺の境内を通過したりするので、そちらの写真も数枚ほど。 ここは何度か行ったことがあるので、今回は素通りしちゃったんっすが、この寺も見所多数で、超オススメ♪ …なスポットでありますな。 で、 (写真・下から2枚目) くらいから先が永観堂なのではなかろうかと。 紅葉スポットだけに、青紅葉が綺麗でありますな。 青い紅葉…というか、紅の葉っぱではなくて青いので、青葉といったほうが適切なのかも知れませんが、青葉と言えば、Bluetooth (青歯)。 Bluetoothはナゼ 「青い歯」 になった? 浅黒い肌の英雄。 カッコいい! 青歯王。 糞ダセぇぇぇ…。 ヌートリアの歯は めっちゃオレンジ色 だったりするんっすが、黄歯王。 ま、どちらも同じくらい、ダサいっすな。 牙 (きば) が黄歯 (きば) では、威厳も何にもなくて、歯、磨けよ! そう思わずにはいられなかったりするんっすが、で、えーと、何っすか。 (写真・いちばん下) は、アレっすな。 “白砂壇” ってヤツぅ? 僕は今までこれをずっと 「はくさだん」 と読んでいて、歯が臭そう。 そんな印象を持っていたりしたんっすが、正しくは “びゃくさだん” なんっすな。 というか、 “白砂壇” でググると、法然院のしか出て来なかったりするので、他の寺にあるこの手の展示物は、単なる白い砂の固まりとか、そういった名前だったりするのかも知れませんが、唐門の黒と、苔の緑と、白い砂とのコントラストが見事で、いやあ、いいっすなぁ。 いい砂っすなぁ。 いつ見ても感心してしまうんっすが、この白い砂って、どこから調達してくるんっすかね? こういう庭にネコを放つと、いい感じにウンコを埋めてくれそうで、その様子をちょっと見てみたい気がするんっすが、とりあえず、次。


< 永観堂 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 この寺はアレっすな。 あまりにも紅葉が有名過ぎて、それ以外の季節に行っても、つまんないんじゃね? そんなふうに思われてしまっているのか、今の時期、もったいないくらい空いておりますなぁ。 レゴランドでも、もうちょっと流行っとるんちゃう? そんな気がしちゃうくらい。 その分、ゆっくりと写真を撮るには最適なんっすが、各建築物が3D的に構築されていて、散策するのが楽しい♪ …んっすよね、これがまた。 御本尊の みかえり阿弥陀さま は、 “みはえるシューマッハさま” と比べると、思ってたより随分と小ぶりだったんっすが、身長77センチの阿弥陀さまが、振り返って 「永観、おそし」 などと、小生意気な事をぬかして下さるとか、クッソ可愛ぇぇぇ♪ で、後は “臥龍廊” っすか。 こういうのは普通、「この先、立入禁止」 になっていたりするのが通例なんっすが、ここのは普通に登れるようになっていて、めっちゃお得♪ …と、このように、複雑に入り組んだ各建造物を巡ったり、外に出て、急な階段を上って、多宝塔まで行って下界を見下ろしたり、広い庭の池の周りをぐるっと回ったり。 イケるやん! 永観堂、エエ感動が得られるやん♪ …とまあ、そんなこんなで、時間切れになっちゃたので、午前の部は、おしまい。 で、この続きはまた、次回。

 ということで、前回から “その他の楽器編 (その他) ” をお届けしております。 よく分からん変な楽器を演奏するヤツ、複数の楽器をやるので、どれがメインなのか判然としないヤツ、双頭コンボ物、特定のリーダー名を関しないグループ、それら、いずれにも該当しないもの、etc…。 そんな奴らを適当に片付けておこうという、そういったカテゴリーでありますが、でもって、今回は、ユセフ・ラティーフっす。 あ、じゃ、今日の後半はどうでもいいやぁ。 そんなふうに思ってしまった人も少なくないと思いますが、日本では超絶不人気だったりしますよね、この人。 ワケの分からん東洋趣味が、東洋人には受け入れられないんじゃね? そこのところが敗因なのではないかと分析されるんっすが、そんなユセ・ラテの 『ザ・サウンド・オブ・ユセフ』 というアルバムを取り上げてみようかと。 1957年のプレスティッジ盤。 わりと初期の作品であるな。 そのように評価していいのではないかと思われますが、ウィルバー・ハーデンのラッパと、ヒュー・ローソンのピアノが入っていたりします。 地味ながら、なかなか通好みな面子でありますな。 で、その他、アーニー・ファロウとベースと、オリバー・ジャクソンのドラムス。 リーダーの担当はテナーとフルート、それにタンバリン。 更に “argol” という謎の記載があったりするんっすが、その他のメンバーのところにも、いかにも “その他の楽器編 (その他) ” やな。 そんな気がする楽器の名前が多数。 色物感が半端ないっすなぁ。 …と思わせておいて、1曲目、まさかの 「テイク・ジ・Aトレイン」 。 「A列車で行こう」 っすか。 非ジャズ民に対する知名度は抜群なんっすが、個人的にはソソられ度が皆無なナンバー。 何か、ダサいっすよね。 それにプラスして、演奏しているのがユセフ・ラティーフ。 あ、今日の曲解説はどうでもいいやぁ。 そんな捨て鉢な気分になっちゃいますが、あ、高橋侑希クン、レスリングの世界選手権優勝、おめでとぉ♪ 女子のほうもオリンピックじゃないと、ぜんぜん話題にも上らないし、ましてや男子など、空気もいいところなんっすが、高橋侑希クン、桑名の出身なんっすな。 ぜんぜん知りませんでした。 侑希 (ゆき) ちゃんじゃなくて、侑希 (ゆうき) くん。 男かい! …というので、興味も半値八掛け二割引き以下なんっすが、桑名クラブに所属し小学校5、6年の時、全国少年少女選手権を連覇し、正和中学校進学後も全国中学生大会優勝。 おお♪ 桑名でも、長島とか多度の出身だったりすると、ちょっぴり余所者感が味わえるんっすが、正和中の出身なら、正和 (まさかず) っすなぁ。 東京オリンピックでも頑張って金メダルを取って貰いたいところなんっすが、瀬古利彦で果たせなかった桑名人の希望を、ふたたび! で、「A列車」 のほうはというと、アレっす。 ラティーフ君はフルートを担当。 ウィルバー・ハーデンのラッパとの絡みで、極めてオーソドックスにテーマが演奏されます。 で、そのままフルートのソロへ。 最初のうちはクリアな音色なんっすが、そのうちにダークに濁り出したりして、ローランド・カーク感がかなり強くなったりします。 で、その後、ヒュー・ローソンのいい感じのピアノと、ハーデンのラッパのソロがフィーチャーされます。 パーソネルはフリューゲルホーンとなっておりますが、普通にトランペットっすよね? やや中間派的なスタイルだったりして、それがこの曲調にはよく合ってるんじゃね? そう、前向きに捉えることも出来ようかと思うんっすが、で、以下、ベースとドラムスの絡みがあって、テーマに戻って、とまあそんなこんなで、11分10秒。 長いっすな。 で、まあ、普通に悪くはなかったな。 そんな気がしないでもなくて、うーん、まあまあ?

 で、次。 ハーデンのオリジナルらしい 「プレイフル・フルート」 。 名前の通り、プレイに溢れたフルートがフィーチャーされているんっすが、冒頭から洗濯板をこするような音が出て来たりして、色物、ここに極まれり。 こりゃ、日本で超絶不人気になる筈や。 そう、納得せざるを得ない変な仕上がりでありまして、うーん…。 特筆しべき点は何もない。 そう言っていいかと思いますが、この傾向は次の 「ラブ・アンド・ユーモア」 にも引き継がれております。 冒頭、ジュースの空き瓶に口を付けて、ボーッと鳴らしているような音が聞こえて来ますが、これぞ、何を隠そう、パーソネルに (seven-up bottle) と記載された謎の楽器の正体だったりします。 セブンアップの空き瓶かいっ! その後、もっと変な音がする 「チューチュー」 みたいなのが登場するんっすが、なんぞ、これ? (balloon) という表記も見て取れるんっすが、風船でこんな音、出せますかね? テーマのメロディは、さすがに普通にフルートで吹いているんっすが、雰囲気はまんま、中近東。 なかちか・あずま。 そんな名前の日本人がいても不思議ではないんっすが、これは普通に中近東 (ちゅうきんとう) っす。 原子力 (はらこ・つとむ) 。 昔、そんな名前の歌手がいましたが、『まじかる タルるートくん』 にも登場するみたいっすな、そんな名前のキャラ。 で、演奏のほうはというと、特筆しべき点は何もない。 そう言っていいかと思いますが、この分だと、今日の後半は実にあっさりと終わっちゃいそうっすなぁ。 ま、誰も真面目に読んでないと思われるので、別にどうでもいいんっすけど。

 ということで、次。  「バッキンガム」 。 宮殿っぽそう。 それ以外に何も浮かんで来ないタイトルでありますが、後は、路上にガムを捨てて、罰金を取られている “罰金ガム” な場面とか。 もしくは、髪の毛を金色に染めたカモ = “パツキン鴨”とか。 鴨なんて、どこが髪の毛で、どれが体毛で、羽毛なんだか、よく分からなかったりするんっすが、髪の毛を金色に染めた 「愛はかげろう」 を歌った歌手。 そっちのほうがよかった鴨、いや、よかったかも知れません。 昔、いましたよね、雅夢 (がむ) という名前のフォークデュオ。 …と、どうでもいい話で、行数を稼いでおいて。 で、演奏のほうはというと、アレっす。 わりとオーソドックス。 ラティーフは普通にテナーを吹いているし、その他、変な楽器も入っておりません。 これでエエんや! そんな気がする一方、ちょっぴり物足りないような気も…。 前半はハーデンのラッパがフィーチャーされて、その後、ピアノとドラムスとの絡みがあって、最後にテナーが登場。 そんな流れだったりするんっすが、ラティーフのソロはチャーリー・ラウズと、ビル・バロンを混ぜ合わせた感じ? で、最後にベースの人とドラムスの人が出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ということで、ラストっす。 「メディテーション」 。 いきなり銅鑼の音で始まって、残念な結果に終わりそう感が半端無かったりするんっすが、 「瞑想」 というタイトルに相応しく、その後はスピリチュアルなバラードになったりして、決して迷走せずに、正しい道を突き進んでおりますな。 ま、今ひとつ地味で、アルバムの最後を飾るには相応しくない、盛り上がらなさだったりもするんっすが、ま、いっかぁ…と。 とまあそんなこんなで、おしまい。

【総合評価】 5曲のうち、2曲。 大ハズレの含有割合は40%なんっすが、それのイメージが強すぎて、全体としても、ちょっとアレやな…と。 決してオススメはしませんが、どうしてもというのなら、別に止めはしませんので、好きにして…としか。 ま、長い人生、ハズレを引くことだってありますよね。 そんな諦観に浸れる1枚でありました。 ああん…。


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