( 前回 までの粗筋 ) 京都に泊まった。 早朝、清水寺界隈を散策した。 その後、永観堂に行った。 …ということで、このシリーズもいよいよ最終回っす。 3日目、後半の部。 とりあえず昼飯でありますな。 ということで、いつもの店を予約しておきました。 ここ。 隨縁亭。 遣隋使の “隋” とも、半身不随の “随” とも微妙に違う、随分と難しい漢字の “隨” だったりするんっすが、随分の “随” は、半身不随の “随” なんっすな。 元々は 「分(ぶん)に随(したが)う」 という意味だったようっすが、で、この店、居心地がいいし、食い物も普通に美味しいし、 スパ とセットになったプランがあったりするので、けっこう気に入ってるんっすよね。 スパ・トリニテ。 何となく、鶏を煮てそうな雰囲気があったりするんっすが、鶏の煮たん。 “おばんざい” に ありそうっすな。 個人的に鶏は、煮たんよりも、焼いたんとか、唐揚げたんとかのほうが好きなんっすが、11時半から昼飯開始、16時からスパ利用、17時半から別の店で晩飯。 そんなプランを立てて、で、まず手始めに昼飯でありますな。
結論から先に言ってしまいましょう。 うーん、まあまあ? あまりにも有名は “例の石庭” なんっすが、あまりにもシンプル過ぎて、僕の感性には、うーん…。 いくら枯山水の庭とは言え、枯れ過ぎぃ…。 が、ここって、 “例の石庭” だけじゃないんだよね? ちゃんと、池もあるんだよね? …というので、そっちのほうに期待をしていたんですが、こちらのほうはあまりにも大きな池だったりし過ぎていて、ワビサビ感が希薄だったりするような…。 ここ を見ると、めっちゃエエやん! …な写真が上がっていたりするんっすが、紅葉シーズンだったら、もうちょっと気分も高揚したのかも知れませんな。 が、自分で撮った写真も、こうしてあらためて見返してみると、悪くないやん! …な感じになっちゃってたりして、そこはまあ、一種のマジックのようなものかと。 個人的には 仁和寺 のほうがエエな。 そんな思いを新たにした次第でありますが、とまあそんなことで、そっち方面へ。 金閣寺方面から続く道は きぬかけの路 と呼ばれ、それなりに風情があるんかと思って期待していたんっすが、さっぱりでした。 京都府立堂本印象美術館という、なんとなく印度象っぽいところも、あまり立ち寄ってみたいとは思わないし、 等持院 は、あ、ここはめっちゃよさ気でありますな。 こういう感じの庭が好きなんっすよね、個人的には。 池を回遊できる庭園は高僧にして天才造園師と謳われた夢窓国師の作といわれています。 さすがやん! 竜安寺の庭とか、作者不詳っすもんね。 みんな、有り難がって、喜んで見ておりますが、その辺の庭石屋が在庫処分で適当に余った石を捨てただけかも知れなくて、そこはやっぱり、夢窓国師の作といわれている庭のがエエやろ? そう思わずにはいられませんが、めっちゃ名前から入るタイプで、権威に弱かったりしますからね、僕。 で、何でもいいけど、このブルブル振動している微妙なゆるキャラみたいなヤツは何者? …と思ったら、 きぬか怪 (ケ) さん 。 コイツっすかぁ。 ・・・。 敢えてコメントは差し控えますが、それにしても京都には、まだまだ見たいところがたくさんありますなぁ。 で、今回はとりあえず、仁和寺。 ここは近年、一度だけ行ったことがあるんっすが、あまり時間がなかったので、御殿のエリアだけをザクッと見て、そういえば、五重塔のほうまでは行ってなかったな。 ということで、再訪してみることにしました。
で、到着しました。 結論から先に言ってしまいましょう。 やっぱエエわ、ここの御殿と庭。 いくつか建物があって、回廊とか渡り廊下とかで、ぐるっと周遊出来るようになっている。 枯山水と池泉回遊式の両タイプの庭が備わっている。 そいつを縁側とか座敷とかに座って、ぼーっと眺めることが出来る。 借景があれば、よりベター。 以上が “僕が理想とする寺 = テラいける寺” だったりするんっすが、ここの 御殿 は完璧。 そうそう。 絶対にこの 「池の向こうに五重塔が見える構図」 で、写真を撮りたくなっちゃうんっすよね。 あと、僕がとった (写真・いちばん下) も、超定番の構図ではなかろうかと。 この庭を造った人は恐らく、天才でありましょうな。 少なくとも、その辺の庭石屋だけでは絶対にこの世界は構築出来ません。 植木屋も呼んでこないと駄目なんっすが、とまあそんなことで、仁和寺、めっちゃ満足♪ ただ、御殿以外のエリアは、わざわざ無理をして足を延ばす必要はねえな。 そんな気がしないでもなくて、ま、 御室桜 が咲く頃は例外として。
とまあそんなこんなで、モントレ京都に戻って、スパタイム。 一応は天然温泉みたいだし、一応は露天風呂もあるし、お値段がお高いので、それなりの身分の人しかいなくて、優雅だしぃ。 …と思ったら、普通にその辺のオッサンみたいな人もいて、ちょっとアレだったりするんですが、スパラウンジ。 大きな窓のあるリラックスラウンジからは京都の街並みや山々が一望でき、湯上がりのひとときをお楽しみいただけます。 ここがもう、最高っ♪ 軽食やドリンク も楽しめまずぜ。 僕はこの後、別のところで重い夕食を食う予定なので、こんなところで軽食を食ってる場合ではないんっすが、外がクソ暑かったので、かき氷を所望。 トッピングに “ソーダ” というのがあって、美味しそうだ。 そんな気がしたので、レモン+ソーダにしてみたんっすが、これはちょっと失敗でした。 思ったほどシュワシュワしないし、氷はすぐに溶けちゃうし。 でもまあ、ソーダ鰹をトッピングするよりは生臭くないと思うし、とまそんなこんなで、めっちゃゆっくりしたところで、重い夕食タイム。 今回、初めて、 ここ に予約を入れてみました。 で、結果はというと…、大満足っ♪
ということで、今日はマイケル・ホワイトっす。 ヴァイオリンを弾くオッサンのようっす。 以前、一度だけ取り上げた事があるようなんっすが、えーと、 これ 。 『八ヶ岳ジャズフェスティバル』 に行こうかとか、そんな話が出ておりますが、夏はアレっすな。 涼しい高原に限りますな。 城崎も京都もよかったんっすが、あまりにもクソ暑くて、来年の夏は高原やな。 そんなふうに思ってしまった次第でありまして、あ、でも、来年の夏は九州っすな。 単なる噂にしか過ぎなかった塩サバ物産(仮名)の創立ナントカ周年の慰安旅行、正式に開催が決定! …した模様っす。 あまり詳しくは覚えてないんっすが、博多と佐世保と指宿で3泊だったような? 某・ギャル系読者の棲息地って、佐世保でしたっけ? これはもう、佐世保オフをやるしかないよね♪ …と、今から楽しみでならないんっすが、それはそうと、この回の後半。 どうやらバイオリンでジャズをやるオッサンらしい。 そんな事実が発覚して、ちょっぴり興味をソソられたので、とりあえず買ってみた次第でありますが、僕は今、ちょっぴり憂鬱です。 最初に断っておきますが、ハズレだったんすよね、これ。 それも、小ハズレと言ったレベルではなく、店で見つけてしまった事を後悔するレベル。 そんなふうに書かれちゃっておりますな。 で、今回、その他の楽器 (そのた編) だし、何か、バイオリン辺りで適当に探してみるぅ? …というので、とりあえず 『プネウマ』 というアルバムを買ってみたんっすが、何か、めっちゃ嫌な予感…。 適当にチャッチャと片付けて、残った時間は来週に迫った1級土木施工管理技士の試験勉強に費やそうかと思うんですが、うんぬん。 そんな記載も見られますが、結局、落ちちゃったんっすよね、1級土木。 で、資格試験と言えば、1ヶ月ほど前に受けた第二種電気工事士の技能試験。 昨日 (9月1日) 、合格発表があったみたいですぜ。 ここ で自分の受験番号を入れて調べてみたんっすが、おお、 「入力した受験番号は合格者一覧にあります。」 という表示が! あ、でも、番号の入力間違いという可能性もあるし、手元に合格通知が届くまでは信じないっ! これまでの人生、こと “受験” に関しては、あまりにも辛いことばかりだったので、すっかり疑心暗鬼になっちゃってるんっすが、とまあそれはそうと、 『プネウマ』 。 種馬なら聞いたことがあるんっすが、プネウマ。 どんなウマなのかと思って調べてみたら、霊とか、霊気とか。 またしても、とんでもないハズレを掴まされた感が半端無かったりするんっすが、とりあえずまあ、適当に片付けちゃいましょう。
ということで、1曲目、アルバム・タイトル曲の 「プネウマ」 。 組曲形式になっているっぽくて、パート1から5まで、A面はすべてこの “霊気” で覆われております。 70年代に入ってからのインパルスではあまり見られなくなった内省的な世界が、ホワイトの希少性をいっそう高めている。 ちなみに、サン・ラーとも交流あるホワイトだが、CD前半はまさにそんな奇妙&フリーキーなサウンドの嵐で、圧巻! そう、日本語ライナーで若杉実という、若過ぎて実りのない人生を送ってそうな人が書いておりますが、嫌な予感しかしませんな、こりゃ…。 ちなみにサイドマンはというと、エドウィン・ケリーという人がピアノを弾いて、レイ・ドラモンドがベースを爪弾き、ケネス・ナッシュがパーカッションを叩く。 そういったアレであるようです。 その他、4名ほどのギャルがヴォーカル担当としてクレジットされておりますが、これはB面オンリーである模様。 で、 “霊気” のほうはというと、うーん…。 パート1、地味の極み、意味不明…。 メロディもリズムも何も無く、各自が適当にピアノを鳴らしたり、弦楽器を弾いたり、打楽器を叩いたり。 確かに奇妙&フリーキーなサウンドでありますが、嵐というほど派手ではなくて、荒瀬。 ま、そんな感じっすな。 昔、いましたよね、そんな四股名のモミアゲの長い相撲取り。 引退後はエロい温泉番組をやってたような気がします。 で、 パート2。 ヴァイオリンが前面に押し出されて、ちょっとはマシになったような? ま、ごく微量といったレベルではあるんっすけど。 誤差の範囲内。 そう考えていいかも知れません。 ちなみに、リーダーの楽器の腕前はマスオさん、もしくは、しずかちゃんレベルでありますな。 終盤はベースのピチカートも楽しめて、ちょっぴりお得。 で、パート3。 ピアノが前面に出て来て、わりと普通に楽しめる感じ。 おお、盛り返したやん! が、途中から失速したやん! パート4、パーカッシブで、そこそこ盛り上がってるやん! ま、あくまでも、今までに比べて…という、あまりにも低いレベルでの話ではあるんっすけど。 パート5、ヴァイオリンとベースのアルコがギコギコで、得も言われぬ不気味な世界が…。 とまあそんなことで、おしまい♪ ま、それはそうと “Walkman” 、めっちゃ音がエエやん! 今までずっと、めっちゃクソ安い中華製みたいなのを使っていたんっすよね。 普通に音、エエやん! …とか思って。 が、ちょっと思うところがあって、 これ を買ってみました。 スピーカーが付いてるほうのタイプの黒の4GBのやつ。 クチコミを見たら音質に関する評価は決して高くないみたいっすが、安物中華とは、雲泥の差。 何ちゅうか、音が立体的というか、3Dというか、奥のほうから響いてくる感じ? エエもん、買った。 そんな満足感で一杯でありますが、ただ、ホワイトくん一味の演奏のほうは、クソつまらなかったっす…。
ま、A面は無かったことにして、心機一転、さ、頑張りましょう。 6曲目、 「エボニー・プラザ」 。 わりと普通に曲としての体裁が整っている感じで、それだけで何だか嬉しくなっちゃうという、そういうアレでありますな。 しかも、わりと親しみやすいメロディだったりして、心を入れ替えて、すっっかり真っ白になったホワイトくん、ここに爆誕! イントロで、何だか弦楽器を爪弾いてるような音が聞かれるんっすが、もしかして、ヴァイオリンのピチカート? わりと面白い試みなんじゃね? そんな気がするんっすが、ま、テーマに入ると、普通にアルコになるんっすけど。 で、ソロ先発はエドウィン・ケリーのピアノ。 オーソドックスで、普通にいい感じっす。 バックのリズムはドラムス抜きのパーカッション・オンリーなんっすが、これもなかなかいい感じ。 で、続いてヴァイオリンのアルコ・ソロが登場。 フリーだし、前衛的だし、決して聞いてて楽しいものではないんっすが、ま、普通に我慢出来るレベルではあるので、ま、いいんじゃないっすかね? それはそうと、追加で購入した “Walkman” 、ちょっぴり訳ありぃ…。 4GBでは容量が少な過ぎて、ぜんぜん満足出来ないので、もう1台買ってみることにしたんっすよね。 新品は高くて勿体ないので、中古で。 えーと、 この店 っすな。 安いのは 「訳あり」 と書いてあって、どんな訳があるのかと思ったら、 “OPTION” ボタンが使えません…とか。 アカンやん! そんな中、訳がなさそうなのを選んで買ったんっすが、 「本体のみ」 って、スピーカーが附属しないタイプとか、そういう話ではなくて、本当に本体だけなんっすな。 イヤフォンも、充電器も、接続ケーブルも、取扱説明書も無し。 ま、2台目の予備用なので、特に問題はないんっすが、外観のほうは思ったよりも綺麗。 ただ1箇所、へこんだよな傷があって、ちょっと気持ちがへこみました。 ま、中古だしぃ。 それより何より、“↓”のボタンが使えんやん! 「訳あり」 やん! ま、“↑” のボタンで逆方向に順繰りすれば、使えない事はないっすが、中古と中華はやっぱり、それなりでありますなぁ…。 とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。
で、次。 「ジャーニー・オブ・ザ・ブラック・スター」 。 ギャル4人組のヴォーカルが入って、ちょっぴりソウルな仕上がり。 曲そのものも、わりと分かりやすい感じっすな。 ホワイトくんのヴァイオリンも、普通に楽しめるレベルだったりします。 とまあそんなこんなで、おしまい。 2分54秒。 ほんのちょっとした小さなプチ小品。 そういったアレでありました。 イ〜ア〜、イ〜ア〜、イ〜ア〜、イ〜ア〜♪ ヴォーカルと言っても、それの繰り返しなんっすけどね。 ということで、ラストっす。 「ザ・ブレッシング・ソング」 。 前曲同様、ギャル4人組のコーラスが入って、ポップで世俗的な、そんな仕上がりになっております。 エドウィン・ケリーのピアノが大きくフィーチャーされていて、それがとってもいい感じ。 続くホワイトくんのヴァイオリンも、大丈夫っす。 とまあそんなこんなで、おしまい。
【総合評価】 既存の世界に満足しないで、新しい時代を切り開こう。 そんな気概は必要以上に感じられます。 それを評価するかどうかは、賛否が分かれるところかと。 個人的には、特にA面の組曲に関しては、否否否否否否否否ぃぃぃぃ! それくらい否定したいところではあるんっすが、ま、蓼食う虫も好き好き好き好き好き好き〜、愛してる〜、好き好き好き好き好き好き〜、一休さ〜ん♪ そんな趣向の人も、世の中にはいるかも知れません。 一方、B面のほうは、まだわりと普通に聞けるレベルなので、この路線で飯を食っていけばいいのにぃ。 そう、他人事ながら、ちょっぴり忠告したくなっちゃいますが、ま、所詮は他人事なので、いいんじゃないっすかぁ?