WALKING IN THE NIGHT (RCA)

QUINTETTO BASSO − VALDAMBRINI (1960/5,6)

WALKING IN THE NIGHT


【パーソネル】

OSCAR VALDAMBRINI (tp) GIANNI BASSO (ts)
RENATO SELLANI (p) GIORGIO AZZOLINI (b) GIANNO CARZOLA (ds)
【収録曲】

(01-03) LOTAR / BLUES FOR GERRY / TIME WAS
(04-06) BASHFULLY / ESTROVERSO / TEA TIME
(07-09) MITIGATI / SOFTLY / WALKING IN THE NIGHT
(10-12) RENEE / DIALOGO / RICORDANDO LESTER
【解説】 ( 2017年12月03日更新 / 連載 1,281回 )

 今年の書籍の年間ベストセラーが発表になりましたな。 えーと、 これ 。 NHKのラジオでこのニュースを聞いたんっすが、おっさんのアナウンサーがクソ真面目な声で 「第4位は “うんこかん字ドリル” 」 とか言っていたのが、マニアには、たまらんっ♪ …かったのではなかろうかと。 “かん字” くらい、漢字で書けよ! そう言いたくなっちゃうんっすが、 “漢” という漢字は3年生にならないと学習しないので、1・2年生版は、ま、しょうがないとして。 ちなみに、“字” という字は1年生で習うみたいっすな。 えーと、 ここ 参照。 犬がうんこした。 森くんがうんこした。 林さんがうんこした。 僕の発想では、こんな例文しか浮かんで来なかったりするんっすが、後はえーと、川でうんこした。 草でうんこをふいた。 変な葉っぱだと、切れ痔になりそう。 赤いうんこがでた。 病院行けよ! 白いうんこがでた。 バリウム、飲みすぎぃ! で、何でもいいけど、 “玉” の横に “金”という配置になっているのは偶然なんっすかね? そう言えば小学生の頃、北海道の室蘭かどっかから “環 (たまき) ” という名前の女の子が転勤していて、速攻で “たまきん” というあだ名を付けられていたのを思い出してしまいましたが、そうなるリスクは十分に予見できた筈なので、両親は命名時に、もうちょっと熟慮すべきでありましたなぁ。 “環 (たまき) ” はヤメて、“玉子 (たまこ) ” にするとか。 『たまこまーけっと』 とかもあるし、可愛らしい感じがしますよね。 将来、若王子さんと結婚したりしたら、若王子玉子になって、字面的にちょっぴり韻を踏んだりするし。 あ、でも、韓国人の金さんと結婚したりしたら、金玉子じゃん! 駄目じゃん!

 とまあそれはそうと、ベストセラーの中に、うんこ以外に気になる本が2冊ほど。 大川隆法センセイの著書と、池田大作センセイの超大作 『新・人間革命(29)』 。 宗教パワー、凄ぇぇぇ! …というのは別にどうでもよくて、 『ざんねんないきもの事典』。 こちらが第2位で、 続編 のほうも7位にランクインしております。 人間の世界にも “ざんねんないきもの” って、いますよね。 顔が残念だったり、頭が残念だったり、頭髪が残念だったり。 『天才クイズ』 に出場したのに、残念賞しか貰えなかったり。 せめて、奮闘賞くらいは貰ってこないと、広東省のコドモに笑われちゃいそうなんっすが、 「広辞林」 とか、凄く残念な賞品だったりするんっすけどね、奮闘賞。 奮闘努力の甲斐もなく、今日も涙の、今日も涙の陽が落ちる、陽が落〜ち〜る♪ そんな状況に陥っちゃうこと、請け合い。 奮って闘うだけ、無駄や…。 で、この本、絶対ネタになるやん♪ …と、確信が持てたので、即座にポチった次第なんっすが、12月2日の19時22分現在、まだ手元には届いていなかったりして、残念…。 仕方がないので、昨日の忘年会の話でも書こうかと思うんっすが、会場は ここ 。 思ってたよりもレトロな建造物でありましたが、景色は抜群でありましたな。 クチコミは こちら 。 ま、皆さまのおっしゃられる通りでありますな。 夕食のほうは予算の関係もあるので、判断が難しいところでありますが、肉料理の部のメインは豚肉とモヤシの陶板焼きのようなもの。 やや貧乏臭いんっすが、普通に美味ちい♪ で、魚貝類の類い料理の部のメインは、アワビの陶板焼きのようなもの。 個人的にはぜんぜん嬉しくなかったりして、うーん…。 数年前でも同じところで忘年会をやったことがあるみたいっすが、 「アワビを焼いたヤツの下の肝みたいなのを貪り食った記憶があるわ。」 とか、支店長が言ってて、うわぁ…。 アワビの肝って、いちばんアカンやつやん! 以前、旅館で出されたのを食ってしまって、思いきり後悔した記憶があるんっすが、めっちゃキモい食い物っすよね、アワビの肝。 ベストセラーの中に 『君の膵臓をたべたい』 というのがあって、肝嫌いの僕としては、それ、絶対に食べたくないヤツやん…。 そんなふうに思ってしまったんっすが、よく見たら『君の肝臓』 ではなくて、 『君の膵臓』 なんっすな。 なら、イケるかも? が、臓物系は全般的に嫌いなので、やっぱりアカンかも? ちなみに、アワビの肝とか言ってる部位は、正確には中腸腺と呼ぶようで、脊椎動物の肝臓に相当する栄養摂取にかかわる多様な生理機能と、膵臓に相当する消化液分泌機能をあわせ持つことから、肝膵臓 (かんすいぞう) とも呼ぶ。 そういうコラボ器官であるらしいっすな。 となると、やっぱり絶対、アカンやん!

 で、2次会は 施設案内 参照のクラブ&ラウンジで。 今宵のときめきをあなたに・・・華やかな旅の夜を演出するナイトクラブで魅惑の一夜を。 音と光のファンタジックな煌めきの世界。 すべてを忘れて陶酔境に・・・・・・・・。 コンパニオンガールが5名ほど付随しておりましたが、ぶっちゃけ、言うほど魅惑の一夜ではなかったし、オッサンのカラオケ絶唱で、ファンタジックな煌めきの世界とは無縁だったし、でもまあ、それなりに陶酔境ではあったかな? …と。 1次会の時点の陶板焼き+酔いで、すでに陶酔の境を彷徨っていましたからね。 で、朝食はバイキングではなくて、和定食でありました。 朝食も悪くはありませんがすぐに火が通るような干物なのに網焼きで提供されあっという間に焦げ付く始末。 そのようにクチコミに書かれておりましたが、おっしゃられる通りでありますな。 確かに、あっという間に焦げ付きました。 が、熱々の味醂干しで、意外と美味ちい♪ 湯豆腐も胡麻ダレ風のタレだったりして、ちょっぴり凝っていたりします。 が、場の空気は最悪でありました。 お食事の開始時間は7時30分。 これは、この時間からならゴハンを食べていいよ♪ …といった、寛容の精神に満ち溢れた意味合いではなくて、厳守事項。 仕事の都合で朝メシ抜きで出発した感心な勤労青年と、二日酔いで起床困難に陥った、あまり感心できないオッサン。 合わせて9人分ほどが空席となっていたんっすが、集合時間を10分ほど超過した時点で、「7時30分からと言ったと思うんですけどぉ!」 と、係のおばはんがイライラし始めました。 更に10分ほど経過しても、誰も姿を見せなくて、遂に完全、ブチ切れモードに突入。 食事を終えて、いそいそと部屋に引き上げる人々を捕まえて、 「まだ寝ている人を呼んできて下さい!」 と、厳命。 が、誰も言うことを聞いてくれなくて、で、8時過ぎには遂に各部屋にまで押しかけて来て、 「ゴハンは食ったか? まだ食ってない、悪い子はいねぇが?」 …と。 鳥羽の安楽島あたりには “なまはげ” が棲息しているようでありますなぁ…。 ま、よい子の僕にはあまり実害は無かったし、こうしてネタにもなったので、別にいいんっすが、とまあ、そうこうしているうちに、届きましたぜ、『ざんねんないきもの事典』

 えーと、まずは、簡単な “進化” についての解説。 生き物はすべて、進化によって凄い能力を身につけたり、逆に “ざんねん” な結果になっちゃったり。 進化の結果、環境の変化を乗り越えて生き残ることが出来たり、それでもアカンかったり。 例として、キリンが取り上げられておりますが、その昔、キリンというのは足も首も短い、普通の形状だったのが、ある日突然、偶然、何らかの拍子で足の長いキリンが生まれた…と。 あしなが育英会の支えもあって、立派な大人…というか、大麒麟に成長した…と。 昔、そんな名前の相撲取りがいたような気がするんっすが、足が長いから早く走ることが出来て、追いかけてくる肉食動物から逃げることが出来て、イケルやん! が、この 「足が長いだけのキリン」 には欠点がありました。 足が長いので、水を飲む際にペタンと座り込まなければならなくて、で、その隙を狙われて、ガバッと襲われて、食べられちゃう…と。 が、ある日突然、偶然、何らかの拍子で首も長いキリンが生まれた…と。 何か、めっちゃ楽しみなことがあって、ワクワクして、首を長くして待っているうちに、進化してそうなっちゃったんでしょうな。 で、コイツは首が長いから、ペタンと座り込まなくても、首を下げるだけで水を飲むことが出来て、しかも視線が高くなって、敵の襲来を早めに察知できるようになって、いいことずくめ。 結果、生き残ることが出来た…と。 ほぉ。 最近はそういう解釈だったりするんっすな。 僕が子供の頃は、首が長いと高い所にある葉っぱを食うことが出来て、有理。 そういう見解だったと記憶しているんっすけど。 で、首が長いと言えば、四日市の こいつ 。 ほぉ。 近年になって適当に作ったパチモンなのかと思ったら、江戸時代後期の文化2年 (1805年) に製作されたといわれる。 意外とちゃんとした歴史があるんっすな。 で、コイツの場合、どうして首が長くなったのか、生物学的に説明出来ないような気がするんっすが、水を飲む場合、手でコップを持って、ゴクゴク。 そういうシステムになる筈ですからね。 変に首を伸ばしちゃうと、余計に飲みにくくなるだけの話だったりして、めっちゃ無駄。 ちなみに、コイツの子供が “こにゅうどうくん” の野郎だったりするんっすが、息子には首が伸びる機能が受け継がれてはおりません。 生きていく上では何の役にも立たない無駄なギミックなので、遺伝しなかったんっすかね? ちなみに、大入道には首だけで無く、舌も伸びるという特技があったりするんっすが、ま、こっちのほうは、それなりに有益かな? …と。 垢舐めとかをするのに効率が良さそうですもんね。 で、こっちのジャンルの息子への受け継がれ具合はというと、うーん、まあまあ。 確かに舌が伸びることは伸びるんっすが、手でビローンと引っ張って伸ばすというスタイル。 退化してるじゃん! 近い将来、絶滅しちゃうのは間違いないものと思われますが、ま、いい気味でありますな。 ゆるキャラグランプリで4位になったからと言って、いい気になってんじゃねえ! 驕る平家は久しからず。 入道と呼ばれた平清盛も絶滅しちゃったし、個人的には入道よりも、尿道のほうが好きだったりするし。

 ということで、世の中は “進化” であるな。 …というのが分かって頂けたかと思いますが、その昔、西武ライオンズに潮崎というシンカーが持ち玉のピッチャーがいましたよね? アレも恐らく、進化してシンカーを身につけたのではなかろうかと。 その一方、その昔、仮面ライダーの敵役にショッカーという奴らがいましたよね? アレは恐らく、付き合っていた悪い女に 「ちょっと悪いこと、しよっかぁ?」 …と、そそのかされて、 「しよっかぁ」 が進化してショッカーになって、悪役になっちゃったのではなかろうかと。 で、あとはえーと、その昔、不良少年はよくシンナーを吸って遊んでましたよね。 シンナーとシンカー。 ちょっとだけ似ている気がしないでもないんっすが、シンナーを吸ってもちっとも進化しなくて、むしろ脳が退化して、アホになっちゃったよね? …と。 以上、僕が “進化” と聞いて思い付いたネタは、この3点なんっすが、で、本のほうの本題。 ダチョウは脳みそが目玉より小さい。 カバのお肌は超弱い。 ウォンバットのうんこは四角い。 そういった小ネタが展開されるんっすが、基本、1ネタ、1ページ。 お子様向けで字が大きいし、半分くらいは絵だし、ぶっちゃけ、掘り下げ不足過ぎて、物足りねぇ…。 僕ならウォンバットのうんこネタだけで、1回分の原稿をでっち上げるところなんっすけどね。 ま、それもどうかとは思うんっすが、ググってみたら動画がありました。 えーと、 これ 。 おお、確かに四角い。 まぐろキューブみたいやん! そんなこと言うたら、アレ、食べられんようになるやん! そんな苦情が来ちゃいそうなんっすが、子供の頃、大相撲を見に行ったらアレが出て来て、 「チョコや♪」 …と思って喜んで食べたら、めっちゃマグロで、愕然とした記憶がある僕としては、食べられなくなって、上等。 何でもいいけど、この動画、20秒くらいのところで、外人さんが 「エニバディ、うんこ」 とか言ってませんか? 空耳? タイトルが “WOMBATS POO SQUARES!” なので、POO = うんこ? ここ を見ると、丁寧なのから、クソ汚いのまで、13種類ほどあるようっすが、“excrement” とか、うんことは思えないような、お上品さ。 お嬢様っぽくすら、ありますよね。 それはそうと、うんこが四角かったら、毎回、切れ痔やん! そう、他人事…、というか、他ウォンバット事ながら心配になっちゃうんっすが、さすがにそこは考えているようで、ちゃんと角は取ってあるんっすな。 で、他のネタで、ちょっと凄いと思ったのは、カツオはこうふんするとシマシマの向きが変わる。 マジかよ? 花沢さんの水着姿にコーフンして、ヨコシマな心が芽生えちゃうとか? そもそも、 カツオ のあのシマシマって、縦縞なのか、横縞なのか、今ひとつよく分からなかったりするんっすが、生物学的には頭を上にして考えるらしいので、画像を90度右に回転させて、縦縞? で、ちょっとコーフンしたくらいで、これが横縞になるとはとても思えないんっすが、んーと、 ここ 。 おお、マジやんけ! カツオ1匹でも、けっこうなネタになりそうっすなぁ。 あまり寿司のネタにはならないような気もするんっすけど。 あ、でも、 手こね寿司 というのがあったりするし、磯野カツオというのは、イタリアでは絶対に口にしてはいけない言葉だという話もあるし、その理由はニコニコ健全サイトであるウチでは、とても書くことが出来ないんっすが、とまあそんなことで、今日の話は、おしまい。

 ということで、今日はバッソ=ヴァルダンブリーニ・クインテットっす。 あまりにも謎な集団なんっすが、テナー奏者のジャンニ・バッソと、トランペットのオスカー・ヴァルダンブリーニという人が結成した双頭コンボである模様。 どちらもイタリア人なんっすな。 Oh! 磯野カツオ〜♪ この “魔法の言葉” で、とっても親密な関係になれちゃうかも? で、その他の面子は、ピアノがレナード・セラーニ、ベースがジョルジオ・アゾリーニ、ドラムスがジャンニ・カルゾーラ。 とても、名前を覚えきれる気がしませんな。 バッソはそのままでいいとして、ヴァルダンブリーニのほうは “ブリ煮” と略させて貰うことにしようかと。 ブリは煮たのよりも、照り焼きのほうが好きなんっすが、ここはそういった個人の趣向を主張する場ではないような気がするし。 セラーニ、アゾリーニと、煮物系の名前の人が多いんっすが、で、イタリア人とジャズ。 あまりピンと来ませんな。 どういうスタイルなんっすかね? 普通にラテン系? あるいは、ウエスト・コーストな白人ジャズっぽい系列だったりするかも知れないし、もしくは鉄板スパゲティみたいに、意外と鉄板だったりするとか? よく分からないのでとりあえず、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。 ということで、1曲目。  「ロタール」 。 あ、その前に、アルバム名を書くのを忘れておりましたが、 『ウォーキング・イン・ザ・ナイト』 。 そういう、深夜徘徊みたいなタイトルだったりするんっすが、で、最初の曲。 ブリ煮くんのオリジナルなんっすが、アフロ・キューバンなリズムが、とっても風呂場で吸盤。 めっちゃ、吸い付きが良さそうっすよね。 日本人にもウケがよさそうで、イタリア人、イケるやん! 2管のハモリでシンプルなテーマが演奏されて、で、ソロ先発はブリ煮のトランペット。 ちょっぴり軟弱で、煮崩れしちゃいそうな脆さがあるんっすが、正統的なハード・バッパーであるな…と。 例えて言うなら、名前のわりに、ちっともハードでないビル・ハードマンみたいな感じ? 続くバッソのソロはいい感じにスインギーだし、両者とも、真ん中にストップタイムを組み入れる工夫が凝らされていたりします。 で、適度にブルージーなピアノのソロがあって、最後は tp→ts→ds の4バースで適度に盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 絵に書いたような教科書的な演奏でありまして、イタリア人、やるやん!

 で、次。 アティリオ・ドナジオという、メンバーの中にいたかのかどうか、覚えがない人が作ったアレで、 「ブルース・フォー・ジェリー」 。 イタリア人とブルースって、まったく繋がらない気がするんっすが、ミュート・トランペットが主導するメロディに、テナーが絡む。 そういった形式でテーマが演奏された後、テナーの人のソロが登場。 泥臭さが希薄なブルースで、どちらかというと、ウエスト・コースト寄りなアレであるな。 そんな空気が漂ったりするんっすが、続くラッパの人はソロの冒頭で 「モーニン」 っぽいアレを引用するなどして、ファンキーさを希求してるっぽい? で、やや地味なピアノのソロがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 悪くはない気がしないでもないんっすが、イタリア人、うーん、まあまあ? ということで、次。  「タイム・ワズ」 。 作曲者はイタリアっぽいのを片仮名にするのが面倒なので、割愛。 明るく正しくハード・バピッシュなアレであるな。 そういった感じで、曲そのものも、演奏のほうも、悪くないような気がするんっすが、いかんせん、3曲目にして早くも、本日のヤル気が激減しつつあります。 正月に遊びに行こうと思って、さっきからJR西日本の特急をネットで予約しようとしているんっすが、回線がめっちゃ混んでいるのか、エラーばかりになっちゃうし。 “e5489” 、全然アカンご予約やん! “スマートEX” のほうも、ようやくログイン出来たと思ったら、7分待ちとか言われちゃったし。 お正月はどこへも遊びに行かずに、大人しく家で引き籠もってろって! …とか言ってるうちに、新幹線のほうは何とかなったんっすが、ちなみに、和歌山にでも行ってみようかと。 かように思っていたりするんっが、ということで、次。  「バッシュフリー」 。 これも、んー、まあまあ? イタリア人って、所詮は白人やな。 次第にそんな傾向が強まってきたように思えるんっすが、ということで、次。  「エストロヴェールソ」 。 ラテンっぽいアレだったりして、久しぶりにちょっぴり期待が持てそうな気がしたんっすが、演奏のほうは、そこそこ。 それより、特急 「くろしお」 の切符、何とかしろ! パンダくろしお とか、余計なものを走らせるんじゃねぇ! しかしこれ、元の特急の顔を、うまい具合にパンダ顔にしましたな。 で、パンダと言えば、あいつがムシャムシャと喜んで食っている笹の葉っぱ。 アレって、ほとんど栄養がないんだそうっすな。 例の本にそんなネタが書かれておりましたが、コアラはユーカリにふくまれる猛毒のせいで一日中寝ている。 そんなアレもありました。 こちらの葉っぱも栄養が少ない上に、解毒するのに余計なエネルギーが必要なんだそうで、そこまでして無駄に頑張って生き延びないで、さっさと絶滅しちゃったほうが幸せなような? …とか言ってるうちに、くろしおの切符、ようやく取れたぁぁぁ! パンダ列車が来ると、いいな♪ そう、期待せずにはいられませんが、とりあえず落ち着きは取り戻したので、次の曲からちょっとだけ頑張ってみようかな? …と、そんな気がまったくしないワケではありません。

 ということで、 「ティー・タイム」 。 さっきのヤツと、極めて似通った曲調のアレでありますな。 これではあんまり、ヤル気が出ないやぁ…。 ということで、次。  「ミティガティ」 。 どこかで聞いたことがあるような、めっちゃバピッシュな導入部に続いて、早いテンポでテーマが演奏されます。 今ひとつ日本人の心に訴えかけてくるものがなくて、まだまだ本気を出す気にはなれないやぁ…。 演奏そのものはめっちゃ溌溂としていて、ブラウン=ローチ・クインテット的なスリルが感じられたりして、ぜんぜん悪くないと思うんっすけどね。 ということで、次。  「ソフトリー」 。 ミュートなトランペットが主導して、ゆったりしたテンポのグルービーなテーマを吹くという、そういうアレだったりして、まあまあかな? …と。 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ウォーキング・イン・ザ・ナイト」 。 陰気臭いと言ってしまっていいほど、陰影美に富んだ仕上がりとなっておりまして、陰々滅々としていて、イケるやん♪ 久しぶりに、ちょっとだけ明るい気持ちになりましたが、根が超陰険な僕は、無駄に明るくて元気な演奏を聞いちゃうと、かえって気持ちが落ち込んじゃうんっすよね。 やっぱ、夜は徘徊だよね♪ そんな機運が高まって来たんっすが、ちなみに正月は和歌山の ここ に言って、一人でイルミを堪能してこようかと。 いいっすよね、ポルト・ヨーロッパ。 まるで、イタリアの町並みのようで。 Oh! 磯野カツオ〜♪ “魔法の言葉” で、新しい世界が開けちゃうかも?

 ということで、次。  「レネー」 。 海女下痢で、海に出れねぇ♪ “レネー” というと、そんな空耳が頭に浮かんでくるんっすが、あのファンクで調子のいい歌と違って、この 「レネー」 は、柔らか系のサウンドでありますな。 で、演奏のほうは、かなりウエスト・コーストな仕上がりで、個人的な趣向で言うと、あんまり…。 で、次。  「ディアーロゴ」 。 これはアレっす。 暗い暗いバラード。 ここまで暗いと、やっぱり気分がちょっと落ち込んでしまうんっすが、と同時に、何だか落ち着きますなぁ、やっぱり。 が、やっぱりあまり盛り上がらなかったりもして、でもって、これでいよいよラストっす。  「リコルダンド・レステール」 。 ちょっぴり、リカルデントな空気が感じられるんっすが、演奏のほうは、完全、西海岸仕様。 個人的には、あんまりだったりして、知立の 「あんまき」 が恋しくなる昨今、そんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 出だしの1曲目で、イケるやん♪ …と、大いに気分が盛り上がったんっすが、その後は落ちる一方でありましたな。 凋落したなりに、アルバム・タイトル曲の哀愁味で、ほんの少しだけ盛り返したんっすが、その他、僕のヤル気を喚起させてくれる要素が、若干希薄だったような気が…。 でもまあ、忘年会明けの週末だし、しょうがないよね♪ …と、そんな気がしないでもない1枚だったりして、ということで、磯野カツオ〜♪


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