MONK. (COLOMBIA)

THELONIOUS MONK (1964/3〜10)

MONK.


【パーソネル】

CHARLIE ROUSE (ts) THELONIOUS MONK (p) LARRY GALES (b) BEN RILEY (ds)
【収録曲】

(01-03) LIZA / APRIL IN PARIS / CHILDREN'S SONG
(04-05) I LOVE YOU / JUST YOU, JUST ME / PANNONICA / TEO
【解説】 ( 2018年01月28日更新 / 連載 1,289回 )

 今日はスターについて考えてみたいと思います。 スターと言えば、にしきの。 …という、そういうスターではなくて、モーターの結線方法のひとつであるところのスター。 スターの記号と言えば、 “つのだ☆ひろ” の真ん中のヤツが一般的だったりするんっすが、こっちのほうのスターは “Y” という記号を使ったりします。  本当は “Y” をひっくり返した形が正解なんっすが、パソコンでは表示できないので、 “Y” の字で代用するのが一般的なんっすが、つのだYひろ。 これだと何だか、よく分かりませんな。 そこはかとなく、猥褻な雰囲気が漂ったりもするんっすが、この “Y” は、もうひとつの “Δ” とペアで使われるのが通例だったりします。 こちらは “さんかく” ではなく、 “でるた” と読むんっすが、本田△ (ほんださんかっけー) ではなくて、本田△ (ほんだでるた) 。 何か、ホンダのディーラーみたいっすな。 ホンダのディーラーと言えば、プリモ、クリオ、ベルノ。 そんなイメージがあったんっすが、いつの間にやら “Honda Cars” に一本化されていたんっすな。 いつの間に? …と思って調べてみたら、2006年3月1日からなんだそうっすが、 ここ12年くらい、クルマにはまったく興味が無かったりしたので、ぜんぜん知らんかった…。 そもそも、クルマのディーラーって、名古屋人に 「でら、ディーラーだで、かんわー。」 とか言われているイメージしかなかったりするんっすが、ま、それはそうと、モーター。 モーターと言えば、マブチ。 そんな印象が強いかと思うんっすが、マブチと言えば、モーター、小渕と言えば、ヘーセー。 これ っすな。 来年だかに新しい年号が発表されるみたいっすが、どんなのになるんっすかね? 個人的には、安倍首相よ永遠に。 略して “安永 (あんえい)” なんてのが有力なんじゃね? そう踏んだりおります。 昭和から平成になった時には、岐阜にある “平成(へなり)” という地区がちょっとだけ有名になったんっすが、新しい元号が “安永” になって、桑名の安永餅 (やすながもち) が、大フィーバー。 そういった展開に期待♪ が、調べてみたら、既に使用済みなんっすな、安永。 これ 。 この時代の天皇は後桃園天皇、光格天皇。江戸幕府将軍は徳川家治。 何か、地味っすなぁ…。 “いえはる” って、欽ちゃんファミリーの “ 見栄晴 (みえはる) ” みたいに、愚鈍な将軍なんじゃね? そんなイメージしか湧いてこなかったりするんっすが、安永年間の出来事としては、安永3年、杉田玄白らが 『解体新書』 を刊行する。 おお、これはちょっと、凄いかも? めっちゃ使えるヤツっすよね、玄白。 卵白とはワケが違うんっすが、あんなの、メレンゲくらいしか役に立たないような気がするし。 それを言ったら玄白も、解体くらいしか役に立たないような気がするし、そもそも玄白って、玄米なのか、白米なのか、はっきりしろ! そう、文句のひとつも言いたくなっちゃったりするし。

 で、 “安永” が駄目なら、 “永餅 (ながもち) 元年” とかでも、いっかぁ。 そんな気がしないでもないんっすが、何となく長持ちしそうではありますよね。 が、これだと四日市の “なが餅” 陣営がしゃしゃり出てくるのは明白なので、それだけは避けたいところなんっすが、となると “明白 (めいはく) 元年” とか。 それだと、四日市の “太白永餅” が黙ってなさそうなんっすが、 “明白” と “太白” って、関係ないやん! そう一喝すれば、すぐに黙っちゃいそうではあるんっすけど。 ちなみに、安永餅とパチモン餅に関しては、 ここ 参照。 鈴鹿の立石餅って、こんなのもあるんっすな。 新しい元号が “立石 (りっしゃく) 元年” とかになると、この餅が出しゃばってきそうでアレだし、で、最後に出てくる “こにゅうどうくん” の野郎、ウゼぇぇぇ…。  松井勇樹くん、桑名生まれ桑名育ち。 …なのに、なが餅とか、こにゅうどうくんとか、推すなぁぁぁぁ! もし “入道 (にゅうどう) 元年” とかになっちゃったりしたら、元号廃止論者として生きていくしかありませんが、とまあそんなこんなで、マブチモーター。 あれはいわゆる直流モーターというヤツで、性格がめっちゃ真っ直ぐなことで知られております。 コイツの取り扱いは極めて簡単。 線が2本出ているので、それに乾電池を繋いでやれば、回ります。 プラスとマイナスを逆にしてやれば、反対に回ります。 素直な性格っすよね。 が、世の中にはひねくれた性格のモーターもあったりします。 三相誘導電動機。 コイツがなかなかの曲者だったりするんっすが、コイツには線が3本出ております。 プラスとマイナスと、もう1本、どこに繋げちゅうねん? …と、電気に詳しくない中年のオッサンは思ってしまうかも知れませんが、でも大丈夫。 このモーターは直流ではなくて三相交流で回すヤツなので、プラスもマイナスもありません。 普通に家に来ている100Vの電源は単相なので、コンセントの穴は2本分しか無いんっすが、世の中には三相交流という、線が3本で200Vとかいう、そういう電気もあったりします。 面倒なので、詳しい説明は割愛しますが、その3つの電源に三相誘導電動機を繋いでやれば、何かが誘導されて、回ります。 電動機というのは電気で動く機械なので、当然っすな。 時計回りか、反時計回りか、どちらに回るのかは運次第なんっすが、ま、とりあえず回れば、ええやん…みたいな。 アカンやろ! そういう、細かいことを気にする人もいるかも知れませんが、その気持ち、分からんでもありません。 正しい方向に回ることを正転、反対の方向に回ることを逆転。 そんなふうに呼ぶんっすが、反対の方向に回るのは、正しくないやろ? …と。 でも大丈夫。 3つの電源に繋いだ3本の線。 そのうちの2本を入れ替えてやれば、正逆が逆になります。 正転していたのは逆転するし、反対に回っていたのは、正しくなるし。 間違えて3本の線を入れ替えちゃったりすると、何も変わらなかったりするんっすが、例えば、赤白青で色分けされている線を、その順番で接続した結果、逆転しちゃったとしたら、それを正すには、白赤青、もしくは赤青白、あるいは青白赤。 これでオーケー。 白青赤とか、青赤白だと、何も変わらなかったりします。 捻れば何とかなるのかと思ったら、何ともならないことがあったりして、性格が捻くれてますよね。

 …と、ここまでは、電気の世界にさほど明るくは無くて、1級電気工事施工管理技士と、第二種電気工事士の試験には何とか受かったものの、第三種電気主任技術者は電気理論の科目が駄目で、断念に追い込まれた僕でも何とか理解出来ないことはないんっすが、問題は三相誘導電動機でも線が3本ではなくて、6本出ているヤツ。 これはもう、お手上げっす。 こんなん、どうやって繋げちゅうねん! …と、そこで登場するのが “Y−Δ結線” 。 詳しくは、えーと、 ここ 参照。 小難しいっすぜ。 これならまだ、どうでもいい後半のジャズのレビューを読んだほうがマシやな。 そう思ってしまうほど、今日の前半は “ハズレ回” 確定なんっすが、先日、ポンプをモーターごと新しく更新するという、そういう仕事の監督業務の助手。 そういうアレをヤラされたことがあるんっすよね。 電気の盤のほうは既設のものを使う予定なんっすが、ここでちょっと問題が。 新しいモーターというのは、何だか、 トップランナー らしいんすよね。 そんなこと言われても、何じゃそりゃ? …なんっすが、コイツのお陰で始動電流やら、定格電流やらが変わったりするんだそうで。 ケーブルやら、ブレーカーやら、電磁開閉器やら、既設をそのまま流用出来るのか、あるいは盤の改造が必要なのか。 技術的に検討して、その見解を文書で提出しろ…と。 そんな難しいことを僕に言われても…。 とりあえずメーカーの人にデータを渡して聞いてみたところ、「大丈夫やで、多分。」 そういう力強い回答が得られたので、その旨を一筆したためて提出しておいたんっすが、で、いざ、試運転。 よく分からん “Y−Δ結線” は、専門の電気屋さんにお願いしたし、「既設と同じ色同士で繋いだし、大丈夫やで、多分。」 そんな力強いお言葉も頂けたんっすが、唯一の懸念は、もしかして、反対に回るんちゃう? …という心配。 ま、それならそれで、線を捻ってやれば簡単に正すことが出来るんっすが、最悪なのが、 “Y結線” で正しく回っていたのが、 “Δ結線” に切り替わった瞬間、逆に回っちゃった場合。 どう考えても、アカンやろ。 そういう事態になっちゃうことは容易に想像出来ます。 クルマで例えた場合、エンジンを掛けて、トップギアに入れて、アクセルを踏み込んで、どんどん加速したところで、、いきなりバックにギアを入れちゃう…みたいな。 どう考えても、アカンやろ…。 その場に居合わせた若手、中堅、ハチ公、超ベテランのおっさん、誰も今まで、そのようなトラブルを経験したことは無かったんっすが、考えてみただけで、それは絶対アカンやろ。 そういう方向で、意見は一致しました。

 ということで、いざ、試運転。 まずは、業界用語で言うところの “ちょん回し” 。 いってみましょうかぁ。 ちょっとだけ回して、すぐに止めて、様子をみる。 そういう趣向だったりするんっすが、これにより、回転方向を確認すると同時に、ここ、配管が繋いでないやんけ! …とかの理由によって、水が噴き出すといった被害を最小限に留めるという、そういった効果が期待出来るんっすが、これをやらないと、回した直後に、 「止めてぇぇぇぇ!」 というオッサンの絶叫が場内に響くことになりかねません。 で、僕はスイッチの操作係を担当。 ドキドキするという精神的な重圧はあるんっすが、何かあった場合、真冬に全身ずぶ濡れになるといった実害は受けにくい立ち位置だったりします。 ということで、始動っ! で、即、停止っ! 回転方向、かくにーん。 オーケー! お、イケるやん! ネジ配管から、ちょっぴり水が漏れるといったトラブルはあったんっすが、ま、余裕っすな。 で、続いては第2段階。 スターからデルタ切替までを、やってみる。 タイマーによって、10秒くらいで切り替わるシステムになっているんっすが、その瞬間、モーターが逆に回ろうとして、とんでもない事態が起こるという可能性がゼロではありません。 というか、結線が合っているか、間違っているか、過ちが起こる確率は50%であると言っていいかと。 「じゃ、デルタまで、やってみますかぁ?」 「・・・・・。」 僕の問い掛けに応える者は、誰もいません。 重苦しい空気が現場を包みます。 が、やらないというワケにもいかないので、えーい、いったれ!  ということで、始動っ! ウィィィィィィン…。 最初はメーターを振り切った状態の電流値も次第に下がってきて、いざ、デルタに切り替え…。 ガシャン! その瞬間、

  バシャン! ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ…!

 ブレーカー作動っ! 「ポンプ故障」 発生っ! 鳴り響く警報ベル、止まらんっ…。 ま、嫌な予感はしてたんっすよね、何となく。 でもまあ、うまくいかなかったのは気のせいかも知れないし、気を取り直して、警報停止っ! ブレーカー再投入っ! 表示復帰っ! 今のは無かったことにして、さ、試運転、頑張ろう! ということで、もう一度、起動っ! スター、順調。 で、デルタ、切り替わりっ!

  バシャン! ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ…!

 やっぱりかーい! あ、でも、1号機だけかも知れないし。 というころで、続いて、2号機にチャレンジ。 で、結果は…、以下同文。 何が原因なのか分かりませんが、とりあえず、アカンっぽいのだけは確かでありまして、うーん…。 これはちょっとヤバイっすな。 ブレーカーとか、既設の流用可能って書いたけど、やっぱり駄目だったみたい。 テヘッ♪ それで許して貰えるっすかね? 駄目でしょうな、多分…。 絶望の淵に沈み込むサバ現場監督業務の助手に、明日はあるのか? …ということで、このお話、後半に続く。

 ということで、今日はセロニアス・モンクっす。 前半に引き続いて、まったく光明の見えない人選でありますが、書くことが無くなった時点で、先ほどの続きを適当に投下していこうかと。 とまあそんなことで、今回は 『モンク.』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんっすが、 『モンク』 ではなくて、 『モンク.』 。 本田美奈子 改め 本田美奈子. みたいな。 最後の “.” は、つのだ☆ひろで言うところの “☆” みたいな物ではないかと思われるんっすが、本田美奈子.の場合、画数的に縁起を良くしたい。 そんな理由で “.” を付けたみたいなんっすが、その甲斐も無く、38歳でお亡くなりになってしまいました。 モンクも早死にしたんだっけ? …と思って調べてみたところ、1917年10月10日 - 1982年2月17日。 まあまあ、生き存えたみたいなので、ドット付加の開運効果はそれなりだったのかも知れませんが、このアルバムを作成した当時は、47歳くらい。 チャーリー・ラウズを加えたカルテットで、COLOMBIAに多くのアルバムを残したんっすが、これが 「マンネリの極み」 とか言われて、世間での評価は今ひとつ。 この 『モンク.』 も、そんな駄諸作のひとつではないかと思われるんっすが、とりあえず、ピアノ・トリオ物よりは書くことがあるに違いないし、ジャケットのセンスも秀逸だし、悪くはなさそうな気がしないでもない、そういうアレだったりして、ということで、んじゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、 「ライザ」 。 ギョーザ、便座と並ぶ “世界3大・○○ザ” のひとつでありますが、ギョーザが中華料理、便座が便器の座るところであるのに対して、ライザはガーシュインのナンバーだったりするようで、これは期待が持てるのではなかろうかと。 センスありますもんね、ガーシュイン。 少なくとも、会社員よりはガーシュインのほうが曲を作れそうな気がするんっすが、この 「ライザ」 は、御陽気でスインギーな歌物ナンバー。 そういったアレに仕上がっております。 ラウズがテーマを吹いて、モンクがそれに追従する。 そういったスタイルなんっすが、でもって、ソロ先発はラウズくん。 よく歌ってますな。 世間での評価はあまり芳しくない気がする地味なテナー・マンなんっすが、普通にイケるやん! で、それに触発されたのか、続くモンクのソロが、らしくないくらいスインギーだったりして、で、その後、再度テナーが出て来て、ひと暴れして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 悪くなくて、よかったな。 そういう出来だったりして、何よりでありますなぁ。 ということで、次。  「エイプリル・イン・パリ」 。 日本名 「パリの四月」 。 テーマ部はソロ・ピアノで、しみじみと。 何と言うか、微妙にパウエルっぽく聞こえる瞬間があったりするところに妙味が感じられ、で、そうこうしているうちにラウズくんが登場。 テーマをフェイクする感じで演奏が進められ、そこにピアノが絡んで、うーん、まあまあ? で、その後、モンクのソロになって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 悪くはないけど、そんなに良くもないな。 そんな気がしないでもなくて、個人的には 「パリの四月」 より、パリパリポテトのほうがいいかな? …と。 美味しいっすよね、パリポテ。 見た目はギョーザっすけど。

 で、次。  「チルドレンズ・ソング」 。 モンクのオリジナルなんっすが、 「子供たちの歌」 らしく、童謡っぽいラブリー&キュートな仕上がり。 演奏のほうはラウズとモンクのソロを堪能出来るな…と。 で、 「ポンプ故障」 が発生して、うまく起動出来ない問題。 いろいろ考えた結果、結線が間違ってるんじゃね? …と。 モーターから出ている6本の線は

 (めっちゃ古いモーター) U−Z、V−X、W−Y
 (そうでもないモーター) U−Y、V−Z、W−X

 そういう組み合わせで結線してやらないとアカンっぽいんすよね。 何か、えーと、 こんな感じ 。 クソ難しくて読む気にもならないんっすが、とりあえあず僕たちの結線は、何か間違ってるような気がしないでもないな…と。 で、とりあえず2号機の結線の順番を変えて、試してみました。 結果…、イケるやん! 問題解決。 いやあ、よかったっす。 で、早速、1号機のほうも同じようにやり替えて試運転をしたところ、バシャン! ジリリリリリ…! アカンやん! ワケがわからなくなって、デルタ側の3本を色んなパターンで繋いで試してみたんっすが、やっぱりブレーカーが落ちちゃったり、ブレーカーは落ちずに、ただ、モーターが止まってしまったり、挙げ句の果てには高圧受電の遮断機が落ちて、停電して、真っ暗になっちゃったり、最悪やん! 最終的に2号機と同じ結線に戻したら、うまく起動したりしたんっすが、もう一度やってみたら今度は駄目だったりして、もう、ワケが分からん…。 で、次。  「アイ・ラブ・ユー」 。 アービング・バーリン作の歌物スタンダードで、ゆったりとしたテンポの、しみじみ系。 しばらくトリオで演奏が続けられて、で、結局、最後までラウズは出て来なかったような? で、 「ポンプ故障」 が発生して、うまく起動出来ない問題。 これはもう、結線の問題では無く、1号機固有の何らかの不具合があるに違いない。 デルタに切り替わるとアカンから、デルタ側の電磁接触機(マグネット)がアカンとか? で、カバーを外して中の接点を見てみたんっすが、特に異常は認められず。 逆にスター側のマグネットが入りっぱなしになってるとか? で、カバーを外して中の接点を見てみたんっすが、めっちゃ劣化してるやん! 一目瞭然で、コイツが原因やん! で、試しにカバーを外した状態で運転をかけてみることにしたんっすが、1回目はちょっと火花が飛んだくらいで、無事に起動。 が、2回目は…

  ボン! バシャン! ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ…!

 大きな音がして、めっちゃ火を噴きました。 恐ぇぇぇぇぇぇ…! 軽くトラウマになるレベルだったんっすが、後から聞いたらマグネットのカバーは隔壁の役目をしているから、外して運転するとか、もってのほか。 そういうアレだったようで。 もうしません。 というか、もう2度とやりたくありません。 とまあそんなことで、マグネットを新しいヤツに変えて、無事、問題解決♪ で、次。  「ジャスト・ユー・ジャスト・ミー」 。 これも歌物であるらしく、小粋な仕上がり。 で、今度はちゃんと、ラウズくんも出て来ます。 で、翌日。 他の用件で例の現場に行ったんっすが、その日はコンサル業者が何かの作業で、ポンプを運転させるらしい。 そんな話を聞いていたんっすが、僕がポンプ盤の前に行った瞬間、自動で1号ポンプが起動して、で、また、故障が発生っ! 何でや? 早速、電気屋さんを呼んで協議した結果、もう、残された可能性は “Y−Δ切替タイマー” の不良しかないな…と。 で、試しに調子がいい2号機と、調子が悪い1号機とでタイマーを変えて試してみたんっすが、どちらも普通に起動してしまって、もう、ワケが分からん…。 ただ、ここまでの経験上、1号で故障が発生するのは、朝一番だったり、その日初めてだったり、そういうタイミングであることが多いように思われ、もしかしてこれは、アレっすかね? 思春期に少年から大人に変わる〜 (中略) 本当の幸せ教えてよ、壊れかけのタイマー♪ by 徳永英明。 始動時にスターからデルタに変わる〜♪ その際に、本当の幸せを掴み切れてないじゃね? …と。 立ち上がりの悪いピッチャーとか、朝はめっちゃ機嫌が悪い低血圧の人みたいに、朝一番だったり、その日初めてだったりすると調子が悪いんだけど、そのうちにヤル気が出て来て、マトモになる。 タイマーが古くなって劣化すると、たまにそんな挙動を起こすことがあるんっすよね。 この僕の仮説が正しいかどうか、その結果は次の日の朝に明らかになるのではなかろうかと。 乞うご期待!

 で、次。  「パノニカ」 。 ジャズ界のパトロンだった ニカ夫人 に捧げたモンクのオリジナル。 引用先は無駄にクソ長いので、とても最後まで読む気がしませんでしたが、ホレス・シルバーの 「ニカの夢」 、ジジ・グライスの 「ニカズ・テンポ」 と並ぶ “世界3大・ニカもの” のひとつでありますな。 ソニー・クラークの 「ニカ」 というのもありましたか。 ぶっちゃけ、これらの中では 「パノニカ」 が断トツに変であるな…と。 ニカ夫人としても、こんな曲より、カニでも貰ったほうが嬉しかったに違いありませんが、とまあそんなこんなで、ラスト。  「テオ」 。 COLOMBIAのプロデューサー、テオ・マセロに捧げたモンクのオリジナルなんっすが、マイルスにも同じタイトルのオリジナルがあったりしますよね。 僕が知ってる限り、世界の “テオもの” はこの2つなんっすが、ぶっちゃけ、 「パノニカ」 よりもぜんぜんいい曲だったりして、ニカちゃんは立場がありませんなぁ。 もう、夫人をやめて、ニカちゃん大王にでもなるしか…。 とまあそんなことで、今日は以上っす。

【総合評価】 出だし、なかなかイケるやん! そんな気がしたんっすが、その後、次第に僕の気持ち的には下降曲線。 そういったアレでありました。 個人的にラウズくんは嫌いではなかったりするんっすが、やっぱり何か、マンネリであるな…と。 そんなことより、壊れかけのタイマー。 どうせなら、二度と立ち上がれないくらいに、完膚無きまでに壊れろよ! そう思わずにはいられませんが、とりあえずまあ、原因がはっきりして、よかったな…と。 とまあそんなことで、ちょっとだけ文句を言いたくなるような、そんな 『モンク.』 でありました。


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