THE JAZZ SOUL OF OSCAR PETERSON (VERVE)

OSCAR PETERSON (1959/7/14,8/9)

THE JAZZ SOUL OF OSCAR PETERSON


【パーソネル】

OSCAR PETERSON (p) RAY BROWN (b) ED THIGPEN (ds)
【収録曲】

(01-03) LIZA / CON ALMA / CLOSE YOUR EYES
(04-06) MAIDENS OF CADIZ / MY HEART STOOD STILL / WOODY'N YOU
【解説】 ( 2018年02月04日更新 / 連載 1,290回 )

 ミシュランガイド・フードフェスティバル2018 なるものが開催されるみたいっすな。 どこでなのかというと、桑名で。 正確に言うと、川の向こうの長島で。 あそこの住民って、変な名古屋弁を喋るし、桑名にあるのに “名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク”みたいなセンスのない名前を付けたりするし、今ひとつ親近感が湧かなかったりするんっすが、何年か前には “肉フェス” が、去年は “ゆるキャラ・グランプリ” が。 今ひとつ盛り上がらなかった気はするんっすが、こういうイベントが開催される度に、市町村合併で川の向こうまで取り込んでおいて、よかったな! …と。 木曽川の向こうの木曽岬町までは取り込めなかったんっすが、あそこは ゴールデンランド くらいしか、めぼしい物がないので、ま、いっかぁ…と。 旧・多度町のほうは、無駄に面積が広い割に、済んでいる住民が些少なので、合併したおかげで人口密度がめっちゃ低くなってしまったんっすが、 多度豆 が地元の銘菓ということになって、よかったな♪…と。 どうせなら、でかいイオンがあって、新名神と東海環状自動車道が通るようになる東員町も取り込んでおきたいところだったんっすが、あそこには西桑名ネオポリスという住宅地や、桑名国際ゴルフ倶楽部なんかがあったりするので、ま、半分、桑名だと言っても支障はないな…と。 そういえば、多度にあるゴルフ場は東建多度カントリークラブ・名古屋という名前だったりしますな。 だからぁ、名古屋を付けるなって! とまあそれはそうと、ミシュランガイド・フードフェスティバル。 去年、横浜の赤レンガ倉庫で初開催されたイベントなんだそうっすが、横浜とミシュラン。 何となく、イケそうっすよね。 が、長島って、ぶっちゃけ、どうよ? そんな気がしないでもないんっすが、ミシュランというより、味噌ラーメンなイメージだったり。 そもそも個人的に、ミシュランの格付けとか、めっちゃアレだとしか思えなかったりするんっすが、所詮はタイヤ屋なのに、何、上から目線で食べ物の評論をやってんねん? …みたいな。 タイヤ屋だけに、鯛焼き屋にはそこそこ造詣が深そうなんっすが、それ以外の食い物を語るなよ! …と。 裏の田んぼでタイヤでも焼いてろよ! …と。 めっちゃ黒い煙が出そう & めっちゃゴムが焼ける臭いがしそうで、めっちゃ近所迷惑な気もするんっすが、そうやって恨みを買って、日本から出て行けばいいと思うんっすよね、フランスのタイヤ屋は。 タイヤを燃やせばゴム臭いし、ミシュランガイドは胡散臭いし…。

 で、これ、どういう催し物なのかというと、肉以外のものもあるかも知れない “肉フェス” みたいなもの? 肉、大好き♪ 煮崩れした芋よりも、肉が好き♪ そんな趣向の僕としては、メークインを使えよ! そう思わずにはいられなかったりするんっすが、肉じゃが、美味しいっすよね。 基本、根菜類とか、さほど好きではなかったりするので、芋はいらん。 肉だけでいい。 そんなふうに思ってしまうんっすが、いざ、実際に食ってみると、芋が入ってない肉じゃがって、何か、ちゃうな…と。 肉だけ食っていればエエというものでもねぇな…と。 旅館の料理なんかでも、“肉まるけプラン” みたいなのがあったりすると、ついついそれを選んでしまうんっすが、串カツでも、肉の間にタマネギが挟まれていたほうが美味しいし、ネギマでも、肉の間にネギが挟まれていたほうが嬉しいし、というか、間(マ)がネギでなければ、ネギマちゃうやん…と。 もっとも、アレ、もともとは “葱マグロ” であったらしく、間(マ)がネギでなくても、ぜんぜんネギマなんっすが、いや、ネギがなかったら、やっぱり葱マグロにはなりませんか。 間でなくても、葱−マグロ−葱という順番だったとしても、葱マグロなんっすが、というか、ネギとネギの間 (マ) に肉またはマグロだから、ネギマ? ま、いずれにしろ、ネギは必須。 つまりまあ、肉以外のものも必要だよな…と。 その意味で、基本、肉以外のものは食えない “肉フェス” って、思っていたほど楽しめないイベントだったりしたんっすが、肉以外のものもあるかも知れない “肉フェス” = “ミシュフェス” ということであるのなら、ちょっとイケるかも? ちなみに、去年の様子はというと、 これ 。 下のほうに出店店舗とメニューが掲載されておりますが、豚ロース肉のロースト \2,000、牛のクラブサンド \2,000、和牛ハヤシライスとビシソワーズスープ \1,000、JASMINE名物 “よだれ鶏” 総州古白鶏の蒸し鶏 特製香りラー油 \2,000。 肉やん! ていうか、高っ!!! “よだれ鶏” とか、狂牛病というか、狂鶏病みたいなのに罹患しちゃったとしか思えなかったりするし、うーん…。 ハヤシライスは、ま、良心的かな? そんなふうに思えなくもないんっすが、オリエンタルの マースハヤシ なら、1個あたり \208 だし。 さすがにミシュランガイド掲載店と、“耳輪○人” のマークのレトルトを一緒にするのはアレだと思うんっすが、で、肉以外のものもあるのかと思ったら、ちゃんとありますな。 精進カレー \1,000 とか、冷製トマトコレクション 2017 \1,000 とか。 こりゃ、長島で開催して何とかなるような催し物ではありませんな。 ゆるキャラ・グランプリ以上の失敗に終わるのは目に見えておりますが、ちなみに、開催期間は 2018年3月27日 (火) 〜 4月8日 (日) まで。 3月下旬は年度末でめっちゃクソ忙しそうだし、次の週の土日は旅行の予定で地元にはいないし、ま、別にどうでもいいやぁ…と。 どこに行くつもりなのかというと、下関だとか、門司港だとか、佐賀だとか、柳川だとか。 そっちのほうで、ご当地グルメを堪能しようと思っているんっすが、楽しみ♪

 

 下関だとか。 …となれば、これはもう当然、フグ♪ …でありますな。 フグは不遇に通じるから縁起が悪い。 本場・下関では縁起を担いでフグのことを 「フク(福)」 と呼ぶ。 そんな話をよく耳にするんっすが、実際のところ、フグのことを本場では 「フク」 と呼ぶらしいで。 …みたいなことを言っているのは、観光客か鈴木福くらいで、地元では普通に 「フグ」 と言ってるみたいっす。 じゃないと、アンディ・フグは立場がありませんよね。 そんな話をたまに耳にするんっすが、 協同組合下関ふく連盟 。 ちゃんと 「ふく」 って、自称してるやん! しかし、 「ふくが食べられる評判のお店」 で、イーグル興業(株)って、何だかあまりソソられるものがありませんな。 リンク先をクリックしてみたら、 これ が出て来たんっすが、おお、ジャズ・クラブとか、あるやん。 いいっすよね、ジャズ・クラブ。 少なくとも、蟹クラブよりはソソられるものがあるんっすが、個人的にさほど好きではなかったりしますからね、蟹。 同様に、実はフグもそれほど好きではなかったりするので、 瓦そば 。 こちらのほうが気になっていたりします。 焼きそば? …と思ったら、そうではないんっすな。 いや、 “焼きそば” であるには違いないんっすが、中華そばの麺を焼くのではなく、日本蕎麦 (茶蕎麦) を焼くんだそうで。 で、焼きそばみたいにソースを掛けて味を付けるのではなく、“めんつゆ”につけて食べる…と。 具材は錦糸卵と細切れの牛肉 (甘辛い味を付けたもの) が一般的である…と。 いいっすよね、錦糸卵。 もし、 「錦糸卵禁止令」 というのが出されたりしたら、菌糸(きんし)をばらまく “茸テロ” を起こしてやるぅ! …とか、そこまで別に錦糸卵に思い入れがあるワケではなく、無ければ無いで、別にぜんぜん構わんのっすが、牛肉 (甘辛い味を付けたもの) というのが何か、イケそう♪ 肉、好きっすからね、僕。 が、瓦の上に茶蕎麦と肉。 これだけでは見た目的にあまりにも地味過ぎるので、彩り要因として、錦糸卵。 これは、なかなかのアイデアだと思います。 高瀬くん、やるやん♪ それにプラスして、海苔と、輪切りのレモンと、もみじおろし。 完璧っすな。 こちらのほうはビジュアルの向上だけでなく、食っているうちに、味が単調で飽きてきた。 そんな事態に陥った時に、刺激と変化を与えるという役割も加味されていたりします。 完璧やん♪ で、実際に食ってみたら、微妙…。 そんな話もちらほら耳にするんっすが、ま、話のタネに1回くらいは食べておきたいな…と。

 で、次。 門司港だとか。 …となれば、これはもう当然、焼きカレー♪ …でありますな。 本州側から西に攻めていくと、下関 → 門司 → 小倉という並びになるんっすが、ちなみに小倉は “焼きうどん” 発祥の地とされているそうっす。 蕎麦、カレー、うどん。 何でも焼けばエエというものでは無いっ! そんな気がしないでもないんっすが、少なくとも “カレイの煮付け” よりはイケそうっすよね、焼きカレー。 実際に食ってみたら、微妙…。 そんな話もちらほら耳にするんっすが、ま、話のタネに1回くらいは食べておきたいな…と。 ということで、 これ 。 関門海峡ミュージアム (海峡ドラマシップ) というのは これ っすか。 ぶっちゃけ、微妙そうな展示施設でありますが、眺めは良さそうだし、展示ゾーンの入場券 (500円) と、5階レストラン「海峡ふくステージ」のふく焼きカレー (1,300円) が、セットで 1,300円で購入できるお得なチケットです。 実質、入場料は無料なので、ま、いっかぁ…と。 下関のフグと門司港の焼きカレー。 海峡を挟んだ両側の名物を同時に摂取出来るというのもお手軽だし、さほど好きではないフグもフライなら普通にイケそうだし、で、佐賀だとか。 ここは観光的にも、食べ物的にも、ちょっぴり微妙な気がするんっすが、有名なものと言えば、焼き物くらい? 焼き物と言っても、蕎麦とか、カレーとか、うどんとかを焼いたものではなくて、唐津焼とか、有田焼とか、伊万里焼とか。 調べてみたら唐津って、博多から意外と近いんっすな。 地下鉄がそのままJRの筑肥線というのに乗り入れていて、乗換無しで1時間半くらい。 いや、やっぱり遠いっすなぁ。 魚ロッケ とか、美味しそうなんっすけどね。 魚貝類の類いはそれほど好きではないんっすが、揚げてあれば何でもオーケー。 で、魚貝類の類いと言えば、 呼子のイカ なんてのも。 イカしてますよね、イカ。 調理法としては、イカと里芋を煮たん。 これは最悪。 何かネバネバして、キモイねん! 肉+じゃがいも = 肉じゃが。 これは、芋無しではなりたたないほど相性抜群なんっすが、イカ+里芋は、イカんっすなぁ…。 芋、いらんねん! で、イカだけを焼いたもの。 これもあまり好きではありません。 特に祭りの屋台とかで売ってる、イカ焼き。 イカ臭いねん! じゃ、どのように調理すればイカすイカになるのかというと、これはもう、揚げ揚げ。 イカフライ。 これは、短冊状のものでも、イカリングフライでも、どちらでもイケます。 げそフライ。 これもイケます。 呼子のイカの活造りの場合、胴体は刺身で食べて、で、活けの状態では、まだウネウネと動いているらしいゲソの部分は途中で回収されて、後に天麩羅か、塩焼きか、醤油焼きか、バター焼きか。 好みの方法で調理して出して貰えるみたいっすな。 天麩羅、めっちゃ美味しそう♪

 で、佐賀でも下のほうの佐賀市。 この辺りはどうっすかね? 佐賀市ものは何ですか? 見つけにくいものですか? で、探してみたらありましたぜ、佐賀市のご当地グルメ。 これ 。 シシリアンライス。 おお、めっちゃ謎料理。 「どんなものか」 って? それは、皆さん、それぞれの五感で確かめてはいかが。 無責任やぞ、シシリアンナちゃん! ま、その下にちゃんと答えが書かれているんっすが、ライス + 肉 + サラダ + マヨネーズ。 肉は甘辛いタレで炒めるんだそうっすが、とりあえずその時点で、美味そう♪  甘辛い味を付けた肉を焼いた茶蕎麦の上にトッピングするのと同じくらい、イケそう♪ 甘辛い肉 = 正義っすよね。 甘辛いタレ + マヨネーズのコンビも鉄板っすよね。 で、実際に食ってみたら、微妙…。 そんな話もちらほら耳にするんっすが、ま、話のタネに1回くらいは食べておきたいな…と。 ちなみに、博多から佐賀市までは意外と近くて、特急だと40分くらい。 もう少し足を伸ばすと、武雄温泉というのもあります。 そこからバスに30分ほど乗れば、嬉野温泉。 おお、懐かしいっすな。 高校の修学旅行で、ここに泊まったんっすよね。 昔、なんとか天皇だかが怪我をしたか、病気になったかで困っていたんっすが、ここの温泉に浸かったところ、たちどころに治癒。 で、その天皇だかが 「嬉しいのぉ。」 と言ったので、この温泉は嬉野温泉という名前になった…と。 そのような話を当時19歳だったバスガイドのお姉さんがしてくれたのを覚えております。 えーと、嬉野温泉、由来。 んーと、 これ 。 おお、だいたい合ってますな。 で、実際に泊まった宿はというと、窓から墓場しか見えなくて、はかばかしくなくて、今ひとつだった。 そんな記憶しか無いんすが、温泉の質そのものはよさそうなので、超久しぶりに行ってみるというのもアリかな? …と。 で、最後に、柳川だとか。 小学生の頃、同じ学年に粗暴な柳川兄弟という双子がいて、よく虐められたので、イメージ的には最悪なんっすが、福岡県内の観光スポットとして、いちばん行ってみたいのは柳川だったりします。 この動画 、何度見ても、素晴らしいっ♪ 残念ながら 「柳川雛祭り さげもんめぐり」 は4月3日で終わってしまうみたいなんっすが、とりあえず、 ここ だけは行ってみたいな…と。 庭、大好き♪ …っすからね、僕。 レストラン もあるみたいなので、ここでランチというのも、いいな…と。 先ほどの動画の中にも登場しておりましたが、柳川はうなぎ料理が有名らしいんっすよね。 肉好きとしては 「和牛のせいろ蒸し」 というのも無視出来ないんっすが、ここはやはり、名物の 「うなぎのせいろ蒸し」 でしょうな。 上うなぎのせいろ蒸し + うざくと鰻巻き = おすすめセット。 これが、いいな♪ …と。 出汁巻きタマゴ + うなぎの蒲焼き = 鰻巻き、うなぎの蒲焼き + キュウリの酢の物 = うざく。 ウナギって、白焼きか、蒲焼きで食べるしかなくて、バリエーションが皆無じゃん。 そんな批判を解消する為に、無理矢理考え出された料理っぽいんっすが、意外とイケるんっすよね。 特に、うざく。 ま、個人的には、うざくよりもオーザックのほうが好きだったりするんっすが、で、柳川ではウナギ以外に、有明の海の幸も楽しめるそうっす。 ほれ 。 海苔…は、いいとして、それ以外はほぼ、グロ画像でありますなぁ…。 イソギンチャクを食うとか、ありえねぇ…。 「若い者の尻のす(穴)」 に似ているからとか、もっと、ありえねぇ…。 えーと、 コレ っすか。 味の評価度 ★★ まずくはない。 あ、でも、 「味わい」 のところに、レバーのような味わいだが、魚貝類ならではの風味がある。 後味が生臭いときがある。 そんなふうに書かれてるやん! 唐揚げならイケるかも? …と、ちょっとだけ思ったんっすが、やっぱりヤメておきます…。

 柳川には、やな側に属する食い物もあるな。 そんな事実が発覚したんっすが、ま、嫌なら食わなければいいし、で、美味しいものならやっぱり、桑名で食わなアカンな…と。 ということで、みんな、この春は “ミシュランガイド・フード ぼったくり フェスティバル” 、よろしくね♪

 ということで、今日はオスカー・ピーターソンっす。 いいっすよね、オスピー。 が、日本国内においては、ピーターソンが好きっ♪ …と公言すると、 「このド素人が!」 みたいに馬鹿にされる傾向があるように思えて、オスピーから逃げて、イカピーを買ってしまった。 そんな人が少なく無いという話を聞いたことがあるような気がしないでもありません。 美味しいから別にいいんっすけどね、イカピー。 関連ネタは こちら 。 だって最近、イカ臭いのとかエビ臭いのって、ちょっと苦手になってきたしー。 そんなことが書かれておりますが、イカピーは言うほどイカ臭くはないので、大丈夫なんじゃね? そんな気がしないでもありません。 で、一方のオスピー。 この人のスタイルは、ひたすら御陽気だったりして、そういうところが陰鬱な日本のジャズ・ファン気質にはそぐわないのではないかと思われますが、理屈抜きで普通に聞いていて楽しいし、どのアルバムでもハズレはないし、とまあそんなことで、買ってしまいましたぜ、『エイト・クラシック・アルバムズ』 。 4枚のCDで、8枚分のアルバムが楽しめて 1,418円と、めっちゃお買い得。 エリントンとか、ガーシュインとか、ハロルド・アーレンとか、ジェローム・カーンとか、コール・ポーターとかのソングブック物が中心で、スタンダードの入門編としても最適でありますな。 そんな中、今日は 『ザ・ジャズ・ソウル・オブ・オスカー・ピーターソン』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 収録時間の関係か、4枚組CDには5曲目までしか入っていなかったりするので、仕方がないので、 ここ で追加購入。 余計な金を使わせやがって…。 こちら だと14曲も入っているみたいで、ワケがわからんのっすが、とりあえずまあ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、 「ライザ」 。 前回の 『モンク.』 の冒頭も同じタイトルだったんっすが、同じ曲なんっすかね? 面倒なので、聴き比べたりはしませんが、ま、おそらく同一のものであろうな。 そんな気がしないでもありません。 御陽気でスインギーな歌物ナンバー。 そういったアレでありまして、ピーターソンの持ち味に、ぴったりフィット。 ちょっぴり、ハンプトン・ホーズなノリも聞かれたりして、日本人から軽んじられる要素は、どこにも無いじゃん…と。 アップテンポをものともしない卓越したテクニック、類い希なるスイング感、畳みかけるようなタタミイワシ。 圧巻っすな。 途中、両手をフルに活用して、華麗な装飾をカマしてくれたりする辺りは、好き嫌いが分かれるかも知れませんが、ま、好みは人それぞれっすからね。 間下このみが好みな人もいれば、木ノ実ナナが好みな人もいるワケで。 僕はちょっと苦手なんっすけどね、顔がめっちゃ濃いオバハン。 で、途中、ちょっとしたブレイクを挟んで、ピーターソンのイケイケなパフォーマンスが繰り広げられて、でもって、明確にはテーマに戻らずに、おしまい。 4分32秒という短めの演奏なんっすが、中身、濃いっす。 で、次。  「コン・アルマ」 。 ディジー・ガレスピー作の、ラテン系ご機嫌なナンバーなんっすが、出だしはしっとりとしたバラード調で、ん? …と思ったら、そのうち、いい感じにラテンになって、ちゃんとコンがアルマってきて、いや、これはなかなかイカした編曲でありますな。 ちなみにコンは“with”、アルマは “soul” の意味なんだそうで、いかにも、ザ・ジャズ・ソウル・オブであるな…と。 エド・シグペンの叩くコンコン♪ …という打楽器の音が、とってもコンだし、ピーターソンのソロは抑えるところは抑え、盛り上げるところは盛り上げて、モリアオガエルところはモリアオガエて、めっちゃドラマティック。 イケるやん♪

 ということで、次。  「クローズ・ユア・アイズ」 。 このタイトルを見ると、どうしても長渕剛を思い出してしまいますな。 今の日本はアメリカかぶれが酷くてやたら横文字を使ったりする。英霊が護った美しき国土と文化を破壊する行為。60年前の戦いに殉じた日本の男たちに対する鎮魂歌「CLOSE YOUR EYES」。 聞いてくれ。 おお、めっちゃお笑いのセンスあるやん♪ めっちゃいい歌なんっすけどね、普通に。 で、ここでオスピーが演奏しているのは、その鎮魂歌とは別のアレだったりするんっすが、こちらは鎮魂というよりは、蓮根。 個人的にあまり好きではない根菜類だったりするんっすが、 “きんぴら” は例外的にイケますよね。 泣いて、泣いて、泣いて、 “きんぴら” になりてぇ♪ そう、長渕剛も歌っていたし。 で、蓮根歌ではありますが、こっちのほうの 「クローズ・ユア・アイズ」 も、なかなかの名曲でありまして、で、演奏のほうも煌びやかで、キンピラやか。 ピーターソン、レイ・ブラウン、エド・シグペンの黄金なトリオが三位一体となって、この上ないグルーブ感を醸しだし、カモシカもシカト出来ない極上な世界が展開されて、いやあ、素晴らしいっす。 何でもいいけどカモシカって、鴨なのか、鹿なのか、はっきりしろ! そう言いたくなっちゃう動物なんっすが、実は鴨でも鹿でもなくて、牛の仲間だったりするんっすな。 薄切りにして甘辛く味付けしたら、イケる? いや、イケる、イケない以前に、食べてはいけないような気もするんっすが、とまあそんなことで、次。  「ザ・メイデンス・オブ・カディス」 。 クレマン・フィリベール・レオ・ドリーブ (Clement Philibert Leo Delibes, 1836年2月21日 - 1891年1月16日) は、バレエ音楽や歌劇で知られるフランス・ロマン派の作曲家である。 そういう人が作ったアレであるらしく、 「カディスの娘たち」 という邦題があったりする模様。 カディスというとアレっすな。 火事です!火事です! カンカンカンカン! 住宅用火災警報器がよく誤動作するんっすが、アレの中の人が今どきのヤングな若者だったりすると、火事っす! …みたいになりそうっすよね。 で、これ、何ともラブリィ&キュートなバラードに仕上がっておりまして、幼女好きには、たまらんっ♪ いや、娘たちというだけで、実態は67歳と65歳と62歳だったりするのかも知れませんけど。

 で、次。  「マイ・ハート・スティッド・スティル」 。 「私の心臓は止まったまま」 って、すぐに性感マッサージに行けって! いや、違いますな。 そんなところに行ってる場合ではありません。 すぐに心臓マッサージをして貰えって! 性感マッサージなんかに行ってコーフンしたら、生還出来なくなって、昇天しちゃうかも? で、これ、めっちゃ、イイっ♪ イントロからテーマ、そして、アドリブ・パート。 すべてが素晴らしいっ♪ 「どこが、どのように素晴らしいか」 って? それは、皆さん、それぞれの五感で確かめてはいかが。 五感と言っても、別にゴム臭いとか、イカ臭いといったワケではないので、臭覚では確かめようがなくて、なんの収穫もないような気がするんっすが、とまあそんなこんなで、次。 お徳用4枚組CDでは割愛されちゃった 「ウディン・ユー」 。 日本名 「ウドンよ。」  香川県の日常でありますな。 ウドンと言えば福岡県も有名で、こちらは讃岐とは対極の “コシの無さ” が特徴なんっすが、ウドンというか、うろん。 ちょっと食べてみたいような気もするんっすが、焼きカレー、瓦そば、シシリアンライス、うろん。 2泊3日でコンプリートするのは、ちょっと難しいかも? 晩飯が 「うろん」 では、ちょっと寂しい気がするし。 あ、でも、最終日は時間の都合でちゃんとしたところで食べる時間はなさそうなので、うろん。 そういう手もありますかね? 駅の近くで軽く、うろん + 駅弁の かしわめし 。 そういう手もありますな。 瓦そば同様、錦糸卵を禁止されると、かなりツライものがある “かしわめし” なんっすが、ま、それはそうと、 「ウディン・ユー」 。 ちょっぴりラテン系ゴージャスで、イケるやん! これをハブにする外人の見識を疑いたくなっちゃいますが、ま、ケチってセット物でお茶を濁さずに、ちゃんとした瀬戸物を買え。 そういう事なんでしょうな。 とまあそんなことで、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 ピーターソン、素晴らしい♪ 買って損は無いっすな。 ピーターソンを損得で語ってはいけない。 そう、二宮尊徳が言っておりましたが、オメーは薪を背負って、本でも読んでろ! …と、そう言いたくなっちゃうような1枚でありました。 超オススメ☆


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