COMIN' IN THE BACK DOOR (VERVE)

WYNTON KELLY (1963/5/10,11/13,16)

COMIN' IN THE BACK DOOR


【パーソネル】

KENNY BURRELL (g) WYNTON KELLY (p) PAUL CHAMBERS (b) JIMMY COBB (ds)
with strings CLAUS OGERMAN (arr,cond)
【収録曲】

(01-03) IF THAT'S THE WAY YOU WANT IT / COMIN' IN THE BACK DOOR / DON'T WAIT TOO LONG
(04-06) NOCTURNE / THE BITTER END / THEME FROM "BURKE'S LAW"
(07-09) QUIET VILLAGE / CAESER AND CLEOPATRA THEME / SIGNING OFF
(10-11) LITTLE TRACY / TO KILL A MOCKINGBIRD
【解説】 ( 2018年02月11日更新 / 連載 1,291回 )

 いよいよ始まりましたな、平昌オリンピック。 これを書いている 2月10日10時28分現在、まったく盛り上がってなかったりするんっすが、まだ本格的に競技が始まっていないので、当然と言えば当然なんっすけど。 ぶっちゃけ、地元の長野があまりにも盛り上がりすぎて、その後は今ひとつ印象が薄かったりしますよね、冬のオリンピック。 長野の次はソルトレイクシティでしたっけ? 何か、塩辛そうな湖やな。 そういうアレだったりするんっすが、 ソルトレイクシティの観光スポット全部行ってみた 。 おお、ユタ州なんっすな。 ユタと言えば、 湯田温泉 。 この春、山口県にでも行ってみようか? そんなふうに画策していて、お泊まり先として湯田温泉も候補に挙がっていたんっすが、白狐が見つけた山口の名湯。 温泉というのは大抵、そうっすよね。 動物が見つけるか、弘法大師が見つけるかの、二択。 そんな印象だったりするんっすが、由来は ここ 参照。 松田屋ホテル。 ここ、めっちゃ、よさ気っすよね。 過ごし方 (ご夫婦・カップル) 。 チェックインは 「本館」 。 (中略) 窓辺から見えるのは、廻遊式庭園とのんびり泳ぐ鯉たち。 おお、最高のシチュエーションやん♪ いいっすよね、廻遊式庭園。 少なくとも三遊亭円楽よりはソソられるものがあるんっすが、五代目はともかく、 今の六代目って、所詮は楽太郎じゃん…みたいな。 キャベツ太郎のほうが、うめえじゃん…みたいな。 美味しいっすよね、キャベツ太郎。 歯にくっつくのがちょっと難なんっすが、キャベツだから健康にもよさそうだし。 …と思ったら、キャベツ要素は皆無だったりするんっすな、あの太郎。 蒲焼さん太郎とか、めっちゃ蒲焼なさん太郎だというのに、同じ菓道の商品として、それでエエんか? そんなことで、菓子の道を邁進出来るんか? それはそうと、うまい棒の 「ちまき味」 って、何じゃ、そりゃ? 美味いんか? それで本当に、うまい “棒” になれるんか? シーズニングに鶏肉や椎茸、野菜のパウダーを使用し…って、え?え? 中華ちまきの味わいをうまい棒で再現しました。 あ、そっちか! こどもの日に食べる柏餅のライバルのほうかと思ってました。 ま、それはそうとして、うまい棒ピザ味の生産終了は、ちょっといただけませんな。 肉まん、あんまん、カレーマン、ピザマンの “中華まん四天王” のラインナップからも分かるように、ピザ味って、味付けの王道っすよね。 味付けと言えば、味付け海苔。 アレは何の味なのかというと、 “味付け海苔の味” としか言いようがないんっすが、肉味の味付け海苔、あん味の味付け海苔、カレー味の味付け海苔、ピザ味の味付け海苔。 どれもハズレ臭が半端ありませんな。 韓国海苔味の味付け海苔。 アレは、めっちゃイケるんっすけどね。 もしかして、日本の味付け海苔の味よりも、上なんじゃね? そんな気がしちゃうほどなんっすが、 韓国海苔 。 なお 「味付け海苔」 という加工海苔は日本の山本海苔店が1869年に始めたものであるが、ごま油の味付けは、日韓併合期に関西地方の味付け海苔が朝鮮に伝わり、現地風にアレンジされたものといわれている。へぇー。 ちなみに、日本の味付け海苔は、醤油と砂糖を主に味付けした。 そういった味であるようっすな。 砂糖醤油と言えば、餅の友。 そんなイメージだったんっすが、影でこそこそ、海苔ちゃんとも仲良くしていたんっすな。 で、カレー味の味付け海苔って、どうよ? …と思ったら、普通に実存している模様っす。 ほれ 。 おお、普通に美味そう♪

 じゃ、ピザ味の味付け海苔はというと、それも普通にイケるような気が。 海苔チーズサンド とか、ありますもんね。 そういえば以前、伊豆で、わさび味の味付け海苔というのを買ったんっすが、アレはめっちゃイケましたな。 美味しいっすよね、わさび。 水田わさびのドラえもんは未だに受け付けない、超保守派の僕でありますが、海苔でも菓子でも、わさび味のヤツはどれもイケます。 安曇野の大王わさび農場で食った “わさびソフトクリーム” は、わさびの味がぜんぜんしなくて今ひとつなんっすが、そう言えば、食堂で食った “わさび丼” というのも、微妙だったような? えーと、 ここ 参照。 自分でワサビをおろすのが、楽しい♪ …んっすよね。 で、おろしたてのワサビというのは、ぜんぜん辛くはなくて、むしろ、ほんのり甘かったりします。 …という話を聞いたことがあるような気がしないでもないんっすが、実際のところはどうなのかというと、んーと、忘れました。 ワサビというのは “おろし金” ではなく、 “鮫皮” でおろすのが正しい。 そんな話を聞いたことがあるような気がしないでもなくて、実際、大王わさび農場の売店にも、鮫皮が売っていたと記憶しているんっすが、鮫の皮というのはめっちゃ鮫肌でザラザラしているので、おろしの用途にも利用可能だったりするんっすよね。 おろし金に比べると目が細かいので、いい感じにワサビがおろせるというのがセールスポイントのようっすが、えーと、 ここ 参照。 ただ、わさび丼のワサビは、普通におろし金でおろす方式だったりして、だからというワケでもないんでしょうが、何かこう、物足らんな…と。 ご飯の上に、ワサビと鰹節と海苔と醤油。 それだけですもんね。 もうちょっとこう、ドーンとした感じの丼を食いてぇ。 そんな気分な時にはまったくもって力不足な、そんな丼物であったように記憶しております。 肉や肉っ、肉を持ってこい!

 ということで、2日前のランチは肉とワサビ。 その組み合わせにしてみました。 コンビニに入って、とりあえず、おにぎりを1個買って、で、あとは菓子でも食っておくかぁ…と。 スナック菓子のコーナーを物色していて、ふと目に入ったのが “わさビーフ” 。 そういえば、長い間、コイツを口にしていませんでしたなぁ。 久しぶりに、いっちゃう? …ということで、食べてみました。 辛ぇぇぇぇぇ! 半端ねぇぇぇぇ! ワサビの味がまったくしない “わさびソフトクリーム” というのもアレなんっすが、ここまで激しくワサビにしなくても…。 “わさビーフ” って、こんなに辛かったっけ? …と思って、パッケージをよく見てみると、そこには “R‐20 STRONG” の文字が。 泣きながら食べました。 世の中には、限度っちゅうもんがあるやろが! ということで、湯田温泉。 白狐が見つけたんすよね。 どうせ、傷付いた白狐が “水たまり” に浸かったら超回復して、めっちゃ元気になって、何やねん? …と思ってそこに行ってみたら、めっちゃ温泉が湧いてるやんけ! そういった伝説ではないかと思われるんっすが、改めて松田屋ホテルの記事を読んでみたところ、ほぼ正解。 やったね、サバくん、今日はとっても冴えてるね♪ 温泉と一緒に金像の薬師仏が湧いて出てくるところまでは想定していなかったんっすが、めっちゃ、ありがたいっすよね、金像の薬師仏。 少なくとも桜金造よりは御利益がありそうなんっすが、で、発見者に敬意を表して、 こんなイベント も。 調べてみたら、ちょうど僕が行こうとしている日程だったりして、大いにソソられるものがあったんっすが、ただ、この湯田温泉というのは普通の街中にある…というか、山口市でもいちばんの繁華街だったりするんだそうで。 何かこう、僕の持っている温泉街のイメージとは合致しませんな。 繁華街と言っても、所詮は山口市なので、そこまで繁華はしてないかも知れないし、パチモン温泉っぽいな。 そんな僕の予想に反して、源泉の温度は 64〜73℃くらいと、意外としっかり湧いてくれたりしているみたいっす。 白狐のパワー、凄ぇぇぇ! いや、こいつはただ、無料 (ただ) で温泉に浸かっていただけで、何か建設的なことをしたワケではないんっすが、で、もっと何もしていないのが、川棚温泉の青竜クン。 山口県でいちばん繁華しているのは県庁所在地の山口市ではなく、下関市のほうではないかと思われるんっすが、川棚温泉というのはその下関市にあります。 今回、個人的にはめっちゃ、瓦そば ( ← 前回 参照 ) が気になっているので、湯田温泉の湯で茹だるのはヤメにして、気分は川棚だな。 そんな感じだったりするんっすが、下関でも繁華なエリアではなくて、奥座敷という位置付けみたいなんっすけど。 めっちゃ鄙びていて、侘び、寂び、ワサビが体感出来て、いいかも? 詳しくは、えーと、 ここ 。 800年の歴史と伝統。 おお、湯田温泉より200年くらい古いやん♪ 種田山頭火が 100日程度滞在し、「涌いてあふれる中にねている」 と名句を残しています。 おお、これはめっちゃ名句やん♪ ただ、適当に感想を呟いてるだけやん! そんな気がしないでもないんっすが、種田山頭火って、年末のスーパーの福引きで、3等の “サンジルシ醤油” が当たった時のような残念感が魅力だったりしますよね。 「3等かぁ…」 みたいな。

 ちなみに、僕が泊まろうかと思っているのは、 ここ なんっすが、 クチコミ を見ると、賛否両論っすな。 否チームの言い分は、古い、ボロい、便所が和式っ! で、一方、賛チームのほうは、確かに古くてボロいんだけど、清潔ではあるし、むしろ味があるやん! …と。 で、設備に否定的な人たちも、料理は褒めているみたいだし、食べてみたいと思っていた瓦そばや温泉豆腐は勿論の事、フグの唐揚げ・野菜の天麩羅・エソ団子みぞれ鍋、うんぬん。 これがなかなか魅力的なラインアップだったりするんっすよね。 瓦そば、食べてみたい♪ で、温泉豆腐というのもここの名物のようなんっすが、川棚の温泉水100%で専用のお豆腐を焚くことにより、豆腐が溶け出し、とろーりとろとろになったところを、柚子胡椒・ごま・ねぎ・しょうがが入った【自家製しょうゆダレ】でお召し上がりくださいませ。 めっちゃ美味そう♪ フグの唐揚げ・野菜の天麩羅もイケそうだし、エソ団子…というのが、ちょっと地雷っぽい気がしないでもないんっすが、壊疽な団子というワケではないだろうし、ま、何か変なサカナの類いなんでしょうな。 で、温泉の部のほうも泉質はともかく、浴場の欲情具合という点では、あまり期待出来ないかも知れませんが、すぐ隣に 温泉銭湯 があるみたいなので、ま、いっかぁ…と。 で、名前の由来にもなっている青竜伝説というのが、 こちら 。 この青い龍、何にもしてへんやん! 地震で死んだだけやん! ま、埋めたら湯が沸いたということなので、湯ワイターみたいな特殊能力は持ち合わせていたのかも知れませんが、昔、うちの家の屋根にあったんっすよね、湯ワイター。 ググってみたら、ありました。 ほれ 。 残念ながら製造中止になっちゃったみたいっすけどね、ゆ太郎クン。

 とまあそんなことで、湯田温泉…ではなく、アメリカのユタ州。 ソルトレイクシティはモルモン教の街だったんっすな。 子供の頃によく見掛けた、自転車(けった)に乗った白人の2人組のオッサン。 あれってみんな、モルモン教なんやで。 そんな話を耳にしたことがあったような気がしないでもないんっすが、僕はモルモン教には、あまりいい印象を持ってなかったりします。 何故かというと、ホルモンがあまり好きではなかったりするからなんっすが、あんなもん、ほおるもん (捨てる物) やん。 食べるもんちゃうやん…。 そんな、何の関係もない個人的な趣向で嫌悪感を持たれて、モルモン教徒としても、いい迷惑でしょうが、そんなモルモンの聖地の塩湖町で行われたオリンピックも、まったく記憶にはなかったりしますな。 日本人、誰かメダルを取りましたっけ? 調べてみたら、清水宏保が銀メダル、里谷多英が銅メダル。 上村愛子が5回のオリンピックで結局、ひとつもメダルが取れなかったのに、淫獣の多英ちゃん、凄ぇぇぇぇ! やっぱり、メンタルが獣 (ケモノ) くらいじゃないとアカンのっすな。 …と、ここまで、まったく関係の無い話で引っ張って、 2月10日16時24分現在、そろそろ平昌オリンピックの話も、盛り上がってきたのかというと、今のところ、その予兆すら感じられませんな。 スノボ男子スロープスタイルというのをやっていたみたいなんっすが、大久保という、国母の大きいバージョンみたいな人も、国武という、国母のパチモンみたいな人も、予選落ち。 アカンやん…。 女子のほうにはこんな JK選手 が出場するみたいなんっすが、おお、可愛いやん♪ 高梨沙羅がケバくなってしまった今となっては、今井メロ化しないことを切に願わずにはいられない貴重な逸材と言えるのではなかろうかと。 岩手県一関市の出身。 一関へは今年の春に遊びに行ったので、何だか余計に親近感が湧いちゃいますな。 麗楽って、名前がちょっぴり円楽っぽいのがアレなんっすが、今後の活躍に期待して、で、今日のところは、おしまい。

 ということで、今日はウイントン・ケリーっす。 いいっすよね、ケリー。 少なくとも経理よりはソソられるものがあります。 面倒臭そうっすもんね、経理の仕事。 個人的には経理よりも、警備のほうがいいかな? …と。 で、警備員よりも、検非違使のほうがもっといいかな? …と。 今だと刀剣乱舞なんでしょうが、僕としては、平安京エイリアンのイメージ。 こんなの 、あったんすなー。 学研のインベーダーの奴は持ってたんっすけど。 これ 。 おお、これこれ。 めっちゃ懐かしい♪ 学習研究社と言いながら、遊びのことばかり研究してるやん。 コドモ心にも、そう思わずにはいられませんでしたが、それはそうと、ケリー。 今日は 『カミン・イン・ザ・バック・ドア』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 結論から先に言ってしまうと、これは駄作です。 めっちゃ、ダサくね? そう言いたくなっちゃうくらい、駄作。 手持ちのネタで、まだ取り上げたことが無いのがこれくらいしかなくて、で、試しに聞いてみたら、2曲目くらいの時点で、こりゃ、アカンな…と。 で、ネットで配信されてないかと思って探してみたら、 こんなの がありました。 左上、右上、左下の3枚は持っているんっすが、右下の 『サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム』 というのは、初めてみましたな。 これでエエやん♪ で、買って聞いてみたところ、ん? ヴァーブ時代のベスト盤? もしくは、別テイクの寄せ集め? いずれにしろ、アカンやん! となれば、左上の地味なブルーノートの奴という手もあるんっすが、コイツはジャケットが地味過ぎて、あまりヤル気が出なかったりするし、 同じヤル気が出ないのなら、この駄作のほうで、いっかぁ…と。 ちなみにこれ、ベースがポール・チャンバースで、ドラムスがジミー・コブ。 面子的には鉄板です。 さらにギターのケニー・バレルも入っていたりして、個人的にはちょっと余計に思えたりもするんっすが、特に問題無し。 というのも、いるんか? …というくらい、まったく存在感が無かったりするからなんっすが、それよりも問題なのは、ウィズ・ストリングス。 日本では “ヒモ付き” と呼ばれて、馬鹿にされる対象だったりするんっすが、クラウス・オガーマンという人が指揮と編曲を担当している模様。 ストリングス以外に、管楽器なんかも入っているように思えるんっすが、これがまた、何とも言えず大衆迎合的で、ベタで、イージーで、とても、大人の男が聞くものとは思えなかったりして、うーん…。 ということで、さ、適当に片付けちゃいましょう。

 まずは1曲目。  「イフ・ザッツ・ザ・ウェイ・ユー・ウォント・イット」 。 レスリー・ゴーアの当たり曲なんだそうっすが、誰? …と思って調べてみたら、えーと、 これ 。 レスラー兼ゴア副大統領みたいなオッサンなのかと思ったら、ギャル系のポップ・シンガーなんっすな。 その当たり曲ということで、当たり前にポップな曲調。 めっちゃ軽いっすな。 軽石みたいに、軽いしぃ。 基本はピアノ・トリオなんっすが、背後でうっすら、ギターのような音も聞こえるような? で、途中からベタなストリングスが絡んで来て、でもって、テーマに戻っておしまい。 アドリブらしいアドリブもなく、2分37秒で、おしまい。 うーん…。 で、次。  「カミン・イン・ザ・バック・ドア」 。 アルバム・タイトル曲なんっすが、これも恐らく、ポップなチューンであるものと思われます。 作曲者として、“Turner” とだけクレジットされているんっすが、ターナーからぼた餅。 そういった人なのではなかろうかと。 で、演奏のほうはというと、何とも言えない “ほのぼの系” だったりして、ノスタルジックなアレンジを施されたオーケストラが前面に押し出されております。 ケリーのピアノはというと、ほんの彩り程度。 2曲目くらいの時点で、こりゃ、アカンな…と。 そう、僕が思ってしまったとしても、ま、やむを得ないよな…と。 これ、もう、クラウス・オガーマンがリーダーということで、いいんじゃね? そんな気がしちゃうんっすが、肉まん、あんまん、カレーまん、ピザまん、オガーまん。 中華まんに新味が登場? 何が入ってるんっすかね、オガーまん。 おがくずとか? めっちゃ不味そうなんっすが、醤油をかけてやれば、見た目は鰹節削りみたいなもんだから、意外とイケるかも?

 ということで、次。  「ドント・ウェイト・トゥ・ロング」 。 ここに来てようやく、ケリーっぽい感じのピアノが、来たぁぁぁ♪ 背景のヒモ軍団がちょっぴり邪魔ではあるんっすが、まだ何とか許せるレベル。 2分09秒と、あまりにもプチな小品ではあるんすが、それなりにアドリブらしいのも聞くことが出来るし、でもって、次。  「ノクターン」 。 しみじみ系のバラードなんっすが、ここでもケリーらしさは感じ取ることが出来ますな。 背景のヒモ軍団がちょっぴり邪魔ではあるんっすが、以下同文。 何でもいいけど、以下同文とイカ丼って、ちょっとだけ似てますよね。 イカを煮てます。 そういった調理法の丼はあまりソソられるものが無いんっすが、クックパッドの いか丼 。 この、イカの姿フライの丼は、ちょっと美味しそう。 イカしてますよね、イカの姿フライ。 中でも 瀬戸内れもん味 が、たまらんっ♪ 恋の味がイカ臭いのはちょっとどうかと思うんっすが、とまあそんなことで、次。  「ザ・ビター・エンド」 。 ザ・苦いエンドウ豆。 そんなお菓子も、ちょっとイケるかも? 「わさビーフ」 のストロングみたいに、エンドウ豆のスナックに正露丸を極限まで、まぶすとか? で、曲のほうはというと、ちょっぴりファンキーで、ブルージーで、イカにも日本人にウケそう。 それだけに、古臭いオーケストラのアレンジがちょっぴり残念だったりするんっすが、何か、デキシーランドジャズみたいになっちゃってますよね。 …とか言ってるうちに、おしまい。 どの曲も短いっすなぁ…。 校長の挨拶とJKのスカートは短ければ短いほどいいんっすが、これはさすがにちょっと、物足らん…。

 で、次。  「テーマ・フロム・ “バークズ・ロウ”」 。 「バークズ・ロウ」 のテーマって、それが何なのかはよく分からんのっすが、紙くず、ゴミくず、バーくず。 そういったアレの労を労おう。 そういう主題だったりするのかも知れません。 何でもいいけど、労を労う (ろうをねぎらう) って、同じ漢字が続いて、ちょっと変っすよね。 労を葱ラーメン。 そっちのほうがいいような気も? で、曲のほうはというと、アップ・テンポの賑やか系で、オーケストラの編曲が相変わらずアレだったりするんっすが、ケリーのピアノも、まあまあそこそこ楽しめるような気がしないでもなくて、でもって、フェードアウトして、おしまい。 短かっ! で、次。  「クワイエット・ヴィレッジ」 。 慈姑 (くわい) 、ええっと。 そう、無理矢理に食わされそうな村でありますな。 ちょっと、嫌…。 曲そのものの出来は決して悪くはなくて、ケリーのピアノも、ちょっといい感じ。 3分11秒もあったりするので、そこそこ聞き応えもありますぜ。 で、次。  「シーザー・アンド・クレオパトラ・テーマ」 。 「シーザーとクレオパトラのテーマ」 っすか。 シーザーと言えばシーザーサラダなんっすが、何かシーザー (カエサル) と関係があるんっすかね? シーザーサラダ (英: Caesar salad) は、ロメインレタスを主体にしたサラダである。 ジュリアス・シーザーの好物であったという説が散見されるが、全く根拠のない俗説であり、名の由来も彼の名ではない。 あ、そうなんっすかぁ…。 で、一方のクレオパトラ。 何でも欲しがる、クレオパトラ〜♪ 字足らずで、歌いにくいっすな。 元ネタは ここ で聞けるんっすが、短っ! で、ケリーの演奏のほうはというと、ちょっぴりボサノバ調だったりして、これまた、悪くはない感じ。 ストリングスがあまりにも紐なんっすが、これさえ無ければ…。

 で、次。  「サイニング・オフ」 。 サイニング・オ〜フ、星も見えない夜に〜、君の姿〜、浮かんで消える〜♪ いい歌っすよね、“LOOK” の 「シャイニン・オン 君が哀しい」 。 ルックチョコレート、「ルックルックこんにちは」 と並ぶ “世界3大・ルック” のひとつでありますが、チープ広石のサックスも、なかなかいい味を出しておりました。 で、この 「サイニング・オフ」 はというと、しみじみとしたバラード系。 ストリングスのアレンジがあまりにもチープ広石ではあるんっすが、海は広石ぃ、大きいしぃ。 で、次。  「リトル・トレイシー」 。 軽快な打楽器で幕を開ける、本作で唯一のケリーのオリジナル。 小さいながらも、海はトレイシぃ、大きいしぃ。 自作 「リトル・トレイシー」 におけるスイング感は以前のリバーサイド盤、ヴィー・ジェイ盤を愛聴する向きにも強くアピールするのではなかろうか。 そう、日本語ライナーで原田和典クンが書いておりますが、ケリーのピアノはともかくとして、バックのオーケストラが…。 ということで、ラストっす。  「トゥ・キル・ア・モッキングバード」 。 モッキング鳥だけに木琴…ではなく、鉄琴みたいな音も聞こえますな。 テッキングバードにするべきじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ちなみに、“mockingbird” = マネシツグミ 《ほかの鳥の 鳴き声を巧みにまねる; 北米南部産》 なんだそうっす。 そんな可愛い鳥さんを殺しちゃうんっすか? で、ググってみたら、 これ 。 ほぉ。 何かめっちゃ、社会派の予感が半端無かったりするんっすが、曲そのものはラブリーの極み。 ケリーのピアノも、バックの紐軍団も、めっちゃ小粋な湖池屋。 そういうアレだったりして、とまあそんなことで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 一聴して、何じゃこりゃ…。 そういうアレだったりして、駄作認定は避けられないところなんっすが、我慢して聞き続けているうちに、こういう路線も、アリかも? そんな気がしないでもないと思えないワケでもない。 そんな1枚だったりします。 “らしさ” は、そこかしこに見受けられないこともないし、こういうのもケリーかな? …と。 殴ってもいいけど、蹴りを入れる程ではない。 そんな感じにケリーだったりはするし、“ヒモ付き” を受け入れられる人だったり、干物好きだったりする人には、まあまあオススメ…かな? そんな気がしないでもない、そんなアレでありました。


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