( 前回 までの粗筋 ) 秋芳洞で “かっぱそば” を食って、洞窟の中と秋吉台を散策した。 そこから萩行きのバスに乗ったら、運転手のオッサンが1時間、喋りっぱなしだった。 …ということで、萩に到着〜。 終点は東萩駅前なんっすが、その手前の萩バスセンターというところで降りました。 一刻も早く、オッサンから解放されたかった。 そういうワケではなく、もともとその予定だったんっすが、何でもいいけどあのオッサン、バスから降りる時は 「じゃ。」 みたいな感じで、わりと淡泊でありましたな。 道中、言いたいことを出し切って、スッキリ、満足。 そういうアレだったのかも知れませんが、とまあそんなことで、萩。 カワハギ、追い剥ぎと並ぶ “世界3大・はぎ” のひとつでありますが、中では萩がいちばんソソられますよね。 追い剥ぎとか、ただの犯罪者だし、カワハギとか、ただの皮が剥ぎやすいだけのサカナだし。 ということで、萩。 萩には萩駅というのがあって、そこが街の中心なのかと思ったらそうではなく、東萩のほうが表玄関。 そういうアレだったりするようっすが、ちなみに東萩駅は萩駅よりも東にあります。 そんなん、当たり前じゃん。 そう思われるかも知れませんが、西桑名駅は桑名駅よりも東にあったりするし。 で、萩の観光スポットというのは大きく、東萩駅の東側と西側に分けることが出来るんっすが、西側のほうは翌日散策する予定なので、とりあえず東のほうに行ってみることにしました。 バスセンターにコインロッカーがあったので、そこに荷物を預けて、 まぁーるバス というのに乗ってみることにしました。 みんなまーるく、まぁーるバス♪ 「タケモトピアノ」 の節で歌うと、字足らずで歌いにくいので、あまりオススメしませんが、西回りの 「晋作くん」 と、東回りの 「松陰先生」 があって、東のほうへ行くなら松陰先生なんっすが、それに乗ってどこに行くのかというと、 松陰神社 。 何か、ちょっぴり怪しい宗教法人でありますな。 祟敬会 とか、祟るのか、敬うのか、どっちかにしろ! そう言いたくなっちゃうんっすが、祟られそうなので、とりあえず敬っておくかぁ。 ま、気持ちは分からんでもないっすな。 菅原道真の “天神さん” と同じ。 で、ぶっちゃけ、観光スポットとしては、今ひとつソソられるものがなかったりするんっすが、ま、とりあえず、宿にチェックインするまでの時間つぶしということで。
んなことで、到着〜。 結論から言ってしまうと、意外と悪くなかったっす。 神社しかないのかと思ったら、それ以外にもちらほら。 松下村塾 だとか。 これ、本物なんっすかね? 城下町にはよく武家屋敷というのがあって、入ってみると意外とショボくてガッカリだったりするんっすが、この松下村塾はそれらを遙かにしのぐショボさ。 こんな掘っ立て小屋、ほったって。 そう、ホタテマンに言われちゃうレベルなんっすが、ま、松下村塾が金ピカの成金趣味で、屋根にシャチホコなんかが乗っていたりしたら、金持ちが趣味でやってただけやんけ! そう、反感を買うに違いないので、反感よりも判官贔屓が期待される貧乏所帯にしておいたほうが得策かと。 ちなみに、判官贔屓の判官 = 検非違使なんっすな。 平安京でエイリアンをやっつける強者やんけ! ま、僕が操るケビイシは、すぐにやられちゃうので、弱者であると言っていいかも知れませんが、で、後はえーと、藤の花が咲いていたりとか。 で、他にはえーと、花月楼なんてのがあったりとか。 7代藩主毛利重就公が安永5年 (1776) に、三田尻 (防府) の別邸内に建築した茶室なんだそうっすが、殿様が建てた茶室だけに、なかなか立派なものでありますなぁ。 で、松陰神社そのものは (写真・下から2枚目) みたいな感じ。 もっと質素なのを想像していたんっすが、意外とちゃんとしております。 オレン神社よりも立派やんけ! 子供の頃に自作したんっすよね、オレン神社。 ミカンの中身をくりぬいて皮だけにして、中にティッシュを詰めてミカンの剥製のようなものを作って、それを御神体として、祀ってみたんっすけど。 ミカン = オレンジの神社なので、オレン神社。 割り箸で鳥居なんかも作ったんっすが、やがて御神体にカビが生えて異臭を放つようになったので、捨てました。 ミカンの剥製を作る技術が未完成だったのが敗因なんっすが、 昆虫採集セット に入っていた防腐剤を注射してやればよかったんっすかね? 三田尻 (防府) なら、それだけで防腐してくれそうなんっすが、後はえーと、 吉田松陰幽囚ノ旧宅 だとか。 今回、自分で撮った写真は諸般の事情により、割愛させて頂きますが、旧宅は、木造瓦葺き平屋建て214uの建物で、(中略) かなり大きい建物です。 そういうアレなんっすが、殿様が建てた茶室よりもずっと立派やんけ! もしかして吉田くんち、めっちゃ金持ち? 松下村塾とか、金持ちのボンボンが道楽でやってただけやんけ! そんな気がしてきたんっすが、で、 (写真・いちばん下) 。 木に小さな傘が括り付けられていて、可愛いっ♪ これ、何なのかと思ったら、おみくじなんっすな。 小さな傘だから、かさばらないし、カサブランカでダンディだし、エエやん♪ で、今回、時間の都合で行かなかったんっすが、 歴史館 なんかもあるし、必要十分に観光スポットであるな。 そのように評価していいのではなかろうかと。
んなことで、再び松陰先生号に乗って、バスターミナルへ。 このバス、30分に1本の頻度だし、どこまで乗っても100円だし、めっちゃ便利やん♪ …とか思っていたんっすが、いざ実際に利用してみたら、さっぱりっすな。 観光客に特化しているワケでなく、地元民の生活の足も兼務しているため、何とか病院だとか、何とか団地前だとか、漁協の前だとか、 (観光客にとっては) どうでもいいところばかり通って、無駄に遠回りし過ぎぃ…。 しかも時計回りの一方通行なので、バスセンターから松陰神社前までは22分くらいで行けるんっすが、そこからバスセンターに戻るには、38分ほどかかってしまいます。 松陰先生の逆回りバージョン、 “生先陰松 (なまさき・かげまつ) ” とかも走らせろって! そう思わずにはいられませんが、とりあえず到着。 で、そこから本日の宿泊先、 “萩一輪” に向かいます。 バスの運転手のオッサンが、 「ええとこみたいでっせ。」 と、伝聞形式で褒めてくれたので、 「ありがとうございます。」 と、お礼を言ってしまったんっすが、姉妹館の “萩小町” とどっちにしようか、悩んだんっすけどね。 “小町” のほうには 「A5国産特選牛会席」 などという、めっちゃソソられるプランがあるし。 “一輪” のほうも予算と好みに応じて、いくつものプランを選べるようになっているんっすが、どれをチョイスしても 「活き鮑陶板焼き」 が付いてくるのがネック。 鮑、いらんねん…。 ただ、 “小町” のほうは城下町エリアから離れているので、移動するのが面倒だし、一方、 “一輪” のほうは露天風呂付客室にわりとお値打ちに泊まれるプランがあったりして、一長一短、甲乙つけがたし。 で、結局、 “一輪” のほうに、鮑はいらん。 他の食材に変えて欲しい。(出来れば、肉。) そういった要望を伝えた上で、お泊まりすることにしたんっすが、ちなみに括弧の中は、心の中の声。 僕の思い、ちゃんと伝わったかな? 以前、鳥取の旅館に、牡蠣はいらん。 他の食材に変えて欲しい。(出来れば、肉。) そういう要望を出したところ、カキ → カニへの一文字変換で、微妙だったんっすよね、 翌朝のシジミの味噌汁も、ただのつまらん味噌汁に変えられそうになっちゃったし。 貝が苦手なので。 そう申告した僕が悪いんっすが、桑名人たるもの、シジミくらい食うわい! ハマグリも別段そんなに好きではなかったりするんっすが、地元愛が勝って、食ったるわい! 牡蠣も食って食えないことは無いし、鮑も食って食えないことは無い (ただし肝は除く) っすが、出来れば、他のものがいいな…と。 で、鮑の代替品が何だったのか、その答えはまた後日、 別のコーナー でお知らせするとして、とりあえず宿に向かうことにしましょうか。 バスセンターから晋作くんに乗って、菊ヶ浜入口まで。 そういう手もあるんっすが、歩いていけないこともない距離であるような気がしないでもないので、散策がてら歩いてみることにしました。
バスセンターの周辺は、ただの普通の地方都市やな。 そんなアレだったりして、今ひとつ情緒が感じられません。 で、しばらくすると、 菊屋家住宅 が登場。 ガイドブックには必ず出てくる定番スポットでありますな。 ここの庭がめっちゃイケてそうなんっすが、残念ながら期間限定。 で、この家の横の 菊屋横町 というのも、日本の道100選に選定された城下町ならではの景色が残る横町。 そういうアレなんだそうで、めっちゃ期待していたんっすが、何か、普通にクルマが止まっているし、電柱や電線もあるし、あまりいい感じの写真が撮れないような? もっと、こういう白壁やら、なまこ壁やらが連なっているのかと思ったら、この家の周囲だけみたいだし。 もしかして萩って、今ひとつ? そんな気配が濃厚になってきた気がしないでもないんっすが、でもまあ今回は、露天風呂付き客室と、鮑の代わりの食べ物がメインなわけだし。 とまあそんなこんなで、宿に到着〜。 あ、そこに至る途中、お城の外堀みたいなところがあったんっすが、そのエリアは綺麗に整備されていて、悪くなかったっす。 桜が咲いてたし、北の総門やら井戸やらも再現されていたし。 で、宿にチェックインして、温泉に浸かって、晩飯を食って、部屋の露天風呂に浸かって、寝て、朝になって、起きて、部屋の露天風呂に浸かって、で、朝飯前のお楽しみ企画、 バスで行く朝の武家屋敷案内 。 バスから降りずに、車窓からの観光というので、ちょっと、どうか? そんな気がしないでもないんっすが、せっかくなので申し込んでみました。 元々は宿の社長だか、会長だかが生でガイドをしていたようっすが、お亡くなりになったのか、お面倒になったのか、現在は車内でテープを流すというシステムになっております。 どういうコースを走るのか、よく分かってなかったんっすが、北の総門のところを右に回って、外堀の中へと入っていく感じ。 堀内と呼ばれる地区のようなんっすが、そこで初めて判明。 萩の観光スポットって、こっちがメインやったんや! 菊屋家住宅の辺りは下級武士やら商人やらが住んでいたエリアで、一方、この堀内は上級な武士達のお住まい。 こちらのほうが “萩らしさ” が色濃く残っていて、いや、このバスに乗らなければ、知らずに帰っちゃうとことでした。 ちなみに、テープによる案内でありますが、走り出してすぐの時点では、爺さんがめっちゃ元気で、ヤル気に満ちあふれていて、ベラベラベラベラと色んなことを喋ってくれるので、それが終わるまで10分くらいバスが停車したままだったりして、何だか無駄に時間が掛かるな…と。 たまに現役の運転手のおっさんも生で解説してくれたりするので、声がかぶって、何を言ってるのか分からなくなったりするし。 で、車窓からではうまく写真も撮れないし、この案内は “予習” ということにして、後からもう一度、自分の足で歩いてみるというのがベターではないかと。 んなことで、宿に戻って、朝飯を食って、部屋の露天風呂に浸かって、で、出発〜。 堀内地区散策アゲインの前に、宿の前の菊ヶ浜を軽く歩いてみることにして。
上2枚の写真はバスの車窓から撮った萩城址。 ここはこれで満足したので、歩いて再訪しなくても、いっかぁ…と。 で、下3枚が 菊ヶ浜 。 あっちのほうに見える指月山がめっちゃいいアクセントになっていて、イケるやん♪ 海水の透明度が高く、海水浴シーズンはファミリーなどで賑わいます。 そういう触れ込みだったりするんっすが、実際のところ、めっちゃ水が綺麗っすな。 萩、エエやんけ! 一夜明けて評価が好転して、何よりでありますが、んなことで、この続きはまた、次回。
ということで、今日はマル・ウォルドロンっす。 いいっすよね、マル。 少なくとも “おまる” よりは、幼児用の便器っぽくないし。 プレスティッジのハウス・ピアニストとして、数多くのセッションに参加。 その傍ら、自己のリーダー作もいくつか残しているんっすが、中でも 『マル1〜4』 の4部作が著名かと。 過去、このコーナーで 3、2、1 の順に取り上げられているようで、この流れだと今度は “0” ということになるんっすが、そんなものは無いので、とりあえず “4” 、いっちゃいましょうか。 何でもいいけどこれ、 『MAL-4』 が正解なのか、 『MAL/4』 が正解なのか。 過去の例を見ると、ジャケット上の表記が正規とするなら、 『MAL-1』 『MAL/2』 『MAL/3』 。 途中から、やっぱ、スラッシュのほうがいいんじゃね? そういう方向に固まったように思われます。 とまあそんなことで、 『MAL/4』 。 この4部作はそれぞれに特徴があって、1から順に、 (tp) (as) 入り2管クインテット、(tp) (as) (ts) の3管編成、フルートやチェロやヴォーカルなんかも入った異色作…と来て、4作目にして初めて、超シンプルなトリオ物が登場するという。 何でもいいけど超シンプルって、ちょっぴりチョー・ヨンピルに似ていて、釜山港へ帰りたくなっちゃうんっすが、ピアノ・トリオというのは初心者にはいちばん分かりやすいフォーマットであると言えるのではなかろうかと。 超初心者だと、ピアノ・トリオって、ピアノを弾く人が3人いるん? そう思ってしまうかも知れませんが、違います。 ぴんからトリオも別に、ぴんからが3人いるワケではないっすからね。 宮五郎、宮史郎、並木ひろし。 で、一方、ピアノ・トリオのほうはピアノ、ベース、ドラムス。 そういった構成になります。 古いスタイルだとドラムスの代わりにギターが入る場合もあるんっすが、こういうのは大抵、古くさくてダサいので、個人的にはあまりオススメしません。 で、 『マル4』 。 マルくん以下、アディソン・ファーマー、ケニー・デニスという面子。 何かこう、渋いっすな。 アディソン・ファーマーとか、アート・ファーマーの双子の兄弟であるというネタ以外、あまり接する機会が無い気がするんっすが、ファーマーって何だか、農民っぽいな…と。 一方、ケニー・デニスのほうはというと、えーと…。 特に思いつかないので、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうか。
1曲目、マルのオリジナルで、 「スピリディウム・ドウ」 。 スピリディウム、どう? …と聞かれても、それがどういう物なのか分からないので、返答のしようがないんっすが、えーと、 Splidium 。 ググってもこのアルバムしかヒットしないので、造語なんじゃね? そんな気がするんっすが、ぱお〜ん。 それは、象語っすな。 何と言ってるのかは分からんっすけど。 で、曲のほうはアレです。 普通に演奏すれば、明るく楽しいハード・バピッシュな佳曲。 そういうアレになりそうな気がするんっすが、マルくんのトリオは、ちょっぴり陰鬱系なノリで料理しております。 独特なムードが、たまらんっ♪ アドリブ・パートでは、けっこう頑張って弾いてくれていると思うんっすが、軽快にバウンスする、スインギーなナンバー。 そういったアレとは違うし、 “黒い情念” でしたっけ? 十念寺な味わいがありますよね。 桑名にあるんっすけどね、十念寺。 七福神まつり とかやってて、かなり間抜け。 寺なのに、何、神様を7人も祀ってんねん!? …みたいな。 で、マルくんが十念寺なりに、なかなかに充実したソロを披露してくれた後、アディソン・ファーマーの地味なベースのピチカート・ソロがあって、最後はピアノとドラムスの掛け合いで、そこそこ盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、これはこれで、アレっすな。 ということで、次。 歌物ナンバーの 「ライク・サムワン・イン・ラブ」 。 個人的に、イクラがそれほどライクではないので、ちょっとどうか? そんな気がしていたんっすが、ぜんぜん関係ないっすよね。 しみじみとした、いい感じのバラードに仕上がっております。 ケニー・デニスのブラシが絶妙。 ブラシって、何やねん? 超初心者の人はそう、疑問に思われるかも知れませんが、 こんなの 。 ナイロンのブラシって、こんなん、音、出るんか? そんな気がしないでもないんっすが、コチョコチョ、くすぐるプレイに活用すると、何かと捗りそうでありますな。 とか言ってるうちに、演奏のほうは、おしまい。
で、次。 「ゲット・ハッピー」 。 個人的にあまり好きな曲ではなく、ハッピーをゲット出来そうにないので、ま、適当でいっかぁ。 そんな気持ちで演奏に耳を傾けてみたんっすが、いや、悪くないっすな、これ。 アップ・テンポで、マルくんなりに超ノリノリで、熱いっ! 途中で聞かれるアディソン・ファーマーのウォーキング・ベースもイケてます。 いや、ウォーキングという速度ではないっすな。 駆け足、小走り? 網走、須走? 終盤はピアノとタイコの掛け合いで大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、ジャズは “曲” じゃないっすな、やっぱ。 で、次。 「J.M's ドリーム・ドール」 。 J.Mというのはジャッキー・マクリーンのことで、ドールというのは、彼の嫁ではなかったかと。 人妻やんけ! 1957年の録音ということは、マクリーンは当時26歳くらい。 ドールちゃんが八つ年下だと仮定すると、18歳。 若妻やんけ! というか、幼妻やんけ! 奥様は18歳やんけ! ま、八つ年下だという仮定に何の意味も根拠もないので、それでコーフンしていても仕方がないんっすが、リー・モーガンの愛人のヘレンちゃんとか、14歳年上だったし。 ま、ドールちゃんの年齢はさておいて、これはまさしく、名曲・名演っす。 まさし君も、そう言っておりました。 まさし君というのが、くまだまさしなのか、田代まさしなのかで、発言の重みが違ってくるんっすが、いや、似たようなもんっすか。 いずれにしろ、これは名曲っす。 しみじみとしたバラードが、胸を打ちます。 ちなみに、マクリーン入りのバージョンが 『MAL/2』 で聞けるんっすが、あれはけだし、名演でありましたな。 で、対するこっちのトリオ版のほうも、名演っす。 ケニー・デニスのブラシが絶妙。 切々と訴えかけるようなマルのピアノも神妙。 特に、アディ・ファマくんのベース・ソロを挟んだ後半が、黒い情念の塊 (かたまり) だったりして、もっとずっと聞いていたい気持ちになるんっすが、わりとあっさり打ち切られて、テーマに戻って、おしまい。 ま、下手に長引かせないというのも、手であるな。 そんな気がしないでもなくて、いやあ、やっぱ名演っすな、これ。
下手に長引かせないというのも、手であるな。 そんな真実を学んだので、残りの3曲は手短に。 「トゥ・クローズ・トゥ・コンフォート」 。 まあまあいい感じの歌物ナンバーっす。 で、次。 「バイ・マイセルフ」 。 バイと言えば、バイ貝。 貝類の類いがあまり好きではない僕としては、何か、悪いモノを媒介しそうな貝。 そんな悪いイメージしかなかったりするんっすが、そういえば今年は貝毒が酷いらしいっすな。 “貝毒” でググると、予測変換で “貝毒 2018” と出てきて、何だかちょっと中森明菜の 「十戒 (1984) 」 っぽいんっすが、ぽいんっす…と言えば、ポイズン。 毒っすな。 貝毒の仕組みって、ちゃんと解読されているんっすかね? 貝にアタって、痒 (かい) ぃ。 それくらいの症状で済めばいいんっすが、貝毒は、二枚貝が有毒なプランクトンを食べて毒を体内にため込むことで発生する。 加熱しても消えず、食べると手足や顔面がしびれ、呼吸困難などで死に至ることもある。 怖ぇぇぇ…。 でもこれ、二枚貝じゃなければ、大丈夫なんじゃね? バイ貝は、いいんじゃね? そう思われるかも知れませんが、 バイ貝によるテトラミン食中毒の予防 。 これはこれで、アカンやん! 唾液腺とか、言われなくても食べたくないような部位なんっすが、こんな手間を掛けてまで、バイ貝なんか、食いたかねぇや。 “バ” 抜きの、イガイでいいや…と、。 いや、別にイガイも食べたくはないんっすけど。 で、演奏のほうはというと、まあまあいい感じの歌物ナンバーであるな…と。
んなことで、ラストっす。 マルのオリジナルで、 「ラブ・スパン」 。 スッポンがあまり好きでない僕としては、 「ラブ・スッポン」 と、スッポン愛を語られても、あまりピンとこないんっすが、スパンなら、ま、いっかぁ…と。 計装関係の仕事をしていると、ゼロ・スパンというのはよく出てくるんっすが、ラブ・スパン。 すぱぱーん! 『べーしっ君』 の擬音にありそうっすよね。 いや、アレは 「すぽぽーん!」 っすか。 ググってみたら、 すぽーん! しか見当たらなかったんっすが、あ、 すぽぽーん も発見。 ま、こんなものはどうでもよくて、で、演奏のほうはというと、これはアレっす。 こちら、お静かね系のバラード。 しみじみ、泣けます。 でまた、ケニー・デニスのブラシが絶妙。 すっぽん♪ ということで、おしまい。
【総合評価】 4部作の中ではいちばんシンプルで分かりやすくて、初心者の人にも、オススメ☆ で、そこそこ奥も深いので、マルちゃんフリークの人にも、まぐろのフレークの缶詰が好きな人にも、まあまあオススメ☆