LAST SESSIONS (INNER CITY)

ELMO HOPE (1966/3/8,5/9)

LAST SESSIONS


【パーソネル】

ELMO HOPE (p) JOHN ORR (b) CLIFFORD JAVIS (ds) <except #3> "PHILLY" JOE JONES (ds) <#3>
【収録曲】

(01-03) ROLL ON / BIRD'S VIEW / PAM
(04-06) IF I COULD I WOULD / GRAMMY / TOOTHSOME THREESOME
(07-08) VI ANN / PUNCH THAT
【解説】 ( 2018年05月27日更新 / 連載 1,303回 )

 今日 (5月26日) の 『ブラタモリ』 は山口県の萩らしいっすな。 1ヶ月ほど前に行ったばかりなので、めっちゃ楽しみなんっすが、お題は 〜萩はなぜ 世界遺産になった?〜 いいっすよね、世界遺産。 太田胃散、会津磐梯山と並ぶ “世界3大・○○いさん” のひとつなんっすが、中ではいちばん、世界遺産がワールド・ワイドな気がします。 会津とか、単なる福島の片田舎だし、太田とか、単なる名古屋の錦にある、ランチが出てくるのがめっちゃ遅い焼肉屋だし。 太田屋という店なんっすが、注文した焼肉ランチがぜんぜん出てこなくて、焼き肉で、やきもき。 自分で生の肉を焼くというスタイルなんっすが、どうして生の肉を持ってくるのにそんなに時間が掛かるのか、謎でありましたな。 「牧場まで牛を買いに行ってるんやで。」 という、お約束のネタが出るような状況だったんっすが、ま、肉は普通に美味かったんっすけど。 で、肉をたらふく食べた後は太田胃散で、スッキリ♪ とまあそれはそうと、萩の世界遺産。 その構成要素はぶっちゃけ、かなり微妙だったりします。 ここ 参照なんっすが、今回、僕が行ったのは城下町と松下村塾の2箇所だけで、上の3つはパスしました。 反射炉とか、伊豆の韮山にもあるしぃ。 ま、韮山のほうも、あまりソソられるものはなかったりするんっすが、個人的に、あまり好きではないっすからね、ニラ (←野菜) 。 レバーもめっちゃ苦手だし、その2者がコラボした 「レバニラ炒め」 が大好物なバカボンのパパとは、一生、解り合えない気がするんっすが、で、伊豆と言えば、前回と前々回の 『ブラタモリ』 が伊豆編でありましたな。 今年の秋は伊豆にでも行ってみようか? そんなふうに画策していた僕にとって、これまたタイムリーだったんっすが、テーマは 「天城越え」 でありましたな。 天城湯ヶ島温泉の 白壁荘 という宿がなかなか良さげだったんっすが、巨石風呂に、巨木風呂。 とにかく、巨大な温泉、略して “巨泉” が売りのようっすが、残念ながら、お一人様では泊めてもらえないみたいっすな。 ま、石や木をくりぬいた風呂としてはデカいというだけで、総体的にめっちゃ巨泉というワケでもないし、別に、いいやぁ…。 ちなみに、この湯ヶ島温泉というのは、天城温泉郷という温泉グループの一員のようっすが、その他、青羽根温泉、船原温泉、月ヶ瀬温泉、吉奈温泉、嵯峨沢温泉、持越温泉なんてのがある模様。 詳しくは ここ 参照なんっすが、このメガネっ娘は、何者? 個人的に “メガネっ娘フェチ” って、一生、解り合えない趣向の持ち主としか思えなかったりするんっすが、このキャラはちょっと可愛いかも? ちょっと気になってググってみたら、あー、 これ っすな。 伊豆乃四姉妹。 で、天城は次女の葵ちゃん。 あー、文学少女だから、メガネなんっすな。 何て、ベタな! 個人的に文学少女って、あまり話が合わなさそうで、ちょっと苦手なんっすが、それはそうと、伊豆市。 微妙なネーミングっすよね。 ま、伊豆の国市よりは、マシ? 住民のほとんどは、そう思っているに違いありませんが、その伊豆の国市にも温泉はあるみたいで、伊豆長岡温泉というのがその代表。 で、観光スポットとしては、韮山反射炉とか。 おお、意外とイケるやんけ!

 そもそも、反射炉って、なんじゃろ? …というと、えーと、 これ 。 へぇ〜。 馬鹿にする気満々だったんっすが、意外とイケるやん! こんなスポットがあるなんて、韮山がうらやましいというか、にらやましいというか。 萩のほうは、上が崩れているのがちょっと残念なんっすが、で、鹿児島のほうはというと、土台しか残ってなくて、土台だけで、どないせぇ…と? ちょっとどころではないレベルの残念さっすな。 韮山の物産館というのもちょっと気になるんっすが、やっぱ、ニラが山のように積まれてるんっすかね? めっちゃニラ臭そう…。 網焼レストラン というのもあるみたいで、めっちゃ美味しそう。 とりあえず、生肉を早急に持ってきてくれれば、それだけで太田屋を超える満足感が得られそうなんっすが、とりあえず伊豆市もしくは伊豆の国市は宿泊先の候補地として考えておいていいかな? …と。 んで、出来れば露天風呂付客室で優雅に過ごしたいな…と。 土曜日泊&お一人様だと、泊めてもらえる所が少ない&あってもクソ高いんっすが、日曜日泊なら、まだ少しはマシ。 で、伊豆で2泊するか、あるいは伊豆と箱根にするか。 別段、どうしても伊豆に行きたいワケではないので、箱根2泊でも別にかまわんのっすが、調べてみると箱根の宿って全般的にクソ高いっすなぁ…。 お一人様の露天風呂付客室となると、日曜日でも平気で5万円超えだったり。 最近、残業する気が皆無だったりするので、給料も少ないし、このコーナーのネタ用にCDを仕入れなければならないし、牛乳に入れるミルメークだって買わなければならないし、うーん…。 39,800 + 39,800 = 79,600円。 2泊の総計でこの金額までなら何とかならないこともないんっすが、1泊目は 9,800円のところで我慢すれば、2泊目は 69,800円までは出せなくない気がしないでもないんっすけどねぇ…。

 …とか思っていたら、ここに来て急遽、リフレッシュ、リフレッシュ、リフレッ〜シュ、夏の扉を開けて〜、私をどこか連れていって♪ そんな状況が舞い込んで来ました。 会社でぼーっとしていたら、女子社員から 「なぁ、リフレッシュ、どうする〜?」 と声を掛けられて、えっ?えっ? ちょうど、東名阪 (←高速道路の名前。 “とうめいはん” ではなく、 “ひがしめいはん” ) のリフレッシュ工事が始まっていて、毎年、めっちゃ渋滞するので、うんざりなんっすが、今年は夜間だけ車線規制をしていて、昼間はぜんぜん混んでなくて、それはそれで、何だか物足りんな…と。 そういう話題なのかと思ったらそうではなくて、どうやら、会社のリフレッシュ休暇制度をどうするか? そういうネタ振りだった模様っす。 あー、何か、そんな制度、あったっけ? 机の引き出しの中から就業規則を引っ張り出してみたら、勤続年数が25年に達した社員には特別に5日間の休暇を与える…と。 前後の土日を合わせて最大9日間、海外でも国内でもいいので、旅行に行って、リフレッシュしてこい…と。 その費用として、会社から 最大20万円を支給する …と。 え、マジっすか? ただし、リフレッシュ休暇を取れるのは、資格獲得から3年以内に限る…と。 え、マジっすかぁ…。 僕は3年前にめでたく勤続25年を迎えたんっすが、もしかしてこの4月で権利の行使がアウトになっちゃったとか? 今頃になってその事実に気付いて、同期入社のウチヤマくんと、 「マジかよ…」 と落ち込んでいたんっすが、女子社員いわく、「今ならまだ、まけてくれるらしいで〜」 と。 えっ、マジかよ? と言っても、7月には会社設立70周年記念の九州旅行があるし、このタイミングで5日間も休みを貰っても…。 手続きも面倒そうだし、ま、いっかぁ…。 どうせ、一度は失効しちゃった資格だし。 僕的には諦めムードだったんっすが、女子社員が申請書をコピーして持ってきてくれて、 「北海道で限定のビールとか、沖縄とか、あ、韓国でキムチというのもええなぁ。」 と、何故だか僕の旅行の行き先まで考えてくれたりして、こうなってくると、「やっぱエエわ。 何か面倒やし。」 みたいに断るのも、何か申し訳ないような…。 よくよく考えたら、めっちゃ得な話だし、となれば、善は急げ。 6月にどっか、遊びに行ったれぇぇぇぇ!

 料金は会社から直接、旅行会社に振り込まれるそうで、どこかに遊びに行く振りをして、代金を着服して、家でゴロゴロ、ダラダラというのはアカンで…と。 とりあえず、そんな長い休みはいらんので、木・金と休みを貰って、2泊3日で適当なところに行こうかと思うんっすが、新幹線+宿泊みたいなプランは1人で利用出来るのはビジネスホテルみたいなところばかりで、うーん…。 旅行会社まで出向けば、自由にプランを組んで貰えたりするんでしょうが、そこまで行くのが面倒だし、ネットだけで何とかしちゃおうと。 んなことで、 JTB 。 ここで宿だけ押さえて、交通費は、ま、自腹でいっかぁ…と。 行き先としては、んーと…、秋に行こうと思っていて、あ、でも、めっちゃクソ高いやんけ! …というので二の足を踏んでいた箱根の宿。 そいつを前倒しするというので、どうっすかね? るるぶトラベルではなく、JTBプランのほうだと、支払いに銀行振込が利用出来るので、それで良さげなところを当たってみることにしたんっすが、えーと…

 箱根小湧園 天悠 (1泊目) 【部屋タイプお約束】 温泉露天風呂ベッド付和室35平米禁煙お約束プラン 68,040円
 きたの風茶寮 (2泊目) 【部屋タイプお約束】 温泉露天風呂付和室(和室ベッド)8畳+次の間8畳お約束プラン 67,500円

いったれぇぇぇぇ!! 取扱手数料 1,080円を加えて、総計 136,620円。 上限 20万円までは出して貰えるのに、何て謙虚な! 25年に一度というか、おそらく、一生に一度っきりのクソ高い宿に泊まることになっちゃいそうで、いまからドキドキ。 無駄にめっちゃ広い部屋というワケでもなさそうだし、何がどうなって、こんな強気な価格設定になるんっすかね? JTBのプランって、部屋とか飯とか、今ひとつ具体的なものが見えてこなかったりするんっすが、 “天悠” のほうは、ちょっとだけ安いプランと、高いプランがあって、高いほうにしておいたので、おそらく 最上階客室 なんじゃね? そんな気がしているんっすが、部屋の露天風呂もまあまあ広そう…、というか、長そうで、足を伸ばせて入れそうかな? …と。 で、開放感もありそうやな…と。 というか、開放感、あり過ぎなんじゃね? ベランダには何の目隠しもなくて、露天風呂というか、露出狂風呂というか。 ここ を見ると、さすがに目隠しがあるっぽいんっすが、で、クチコミを見ると、必ずしも高評価ばかりではなさそうな…。 1泊3万以上するホテルとはとても思えません。 そんなふうに書かれちゃってますが、僕の場合、3万以上どころか、68,040円なんっすけど? ま、お一人様なので、単純に2で割って、32,020円相当だと思っておいたほうがいいんっすかね? 何か、読んでいるうちに、テンションが下がって来ちゃいましたが、あ、でも、大浴場は良さげで、大きく欲情出来そうだしぃ! えーと、 これ 。 特にこの 「浮雲の湯」 とかいうの、えっ、何これ? 凄ぇぇぇぇぇ! ま、半分以上は写真マジックによるものだと思うんっすが、辛口のクチコミでも、この部分だけは褒められていたような気がするので、楽しみ♪ で、気になる夕食はというと、 これ 。 和洋創作料理っすか。 良さげじゃん♪ 夏のお献立一例 (6月〜8月) というのが掲載されておりますが、肉料理が “国産牛ロースステーキ” 。 ええやん! が、魚料理が “芳醇 和風ブイヤベース” 。 で、その中身はというと、金目鯛、海老、ムール貝、帆立貝、ペコロス、スナップ隠元。・・・ 。 魚貝類の類い、なかでも貝類が今ひとつ好きではない僕としては、・・・ 。 海老も、ま、頭とか、殻とか、ヒゲとか、脚とかが無ければ大丈夫なんっすが、写真で見る限り、めっちゃ頭と脚があるやんけ! で、後半には、よく分からん食材が控えているんっすが、 “スナップ隠元” とかいう、何か、剛速球で手裏剣を投げる忍者っぽいヤツは、何? …と思ったら、単なるインゲン豆? スナップエンドウというのは聞いたことがあるんっすが、それのインゲン版もあるんっすな。 というか、エンドウ豆とインゲン豆って、同じなん? ちゃうん? ま、所詮は豆なので、どちらにしたところで、あまり多くは期待が持てそうにないんっすが、となると、謎の中南米系の助っ人みたいな “ペコロス” という奴に期待するしか。 んーと、 これ ? タマネギじゃん…。

 ま、1泊目がアレでも、2泊目がよけでば、それで挽回出来るんっすが、ということで、きたの風茶寮 。 どうして 「きたの風」 などという、北風小僧の寒太郎〜♪ (かんたろ〜♪) みたいな名前なのかと思ったら、北海道各地で温泉旅館やホテルをやってる野口観光グループの一員なんっすな。 お陰で、箱根にいながら、北海道の食材やら、お土産やらが楽しめちゃうという。 それって、嬉しいんか? …と言われると、ちょっと微妙な気もするんっすが、ま、北海道オンリーではなく、箱根との折衷になってるっぽいので、ま、いいかと。 で、ここ、全部で10室しかないんっすな。  “和乃オーベルジュ” というコンセプトらしく、料理には力を入れてるっぽいんだけど、温泉のほうはちょっと、適当? いわゆる 「大浴場」 がなくて、 「貸切風呂」 がひとつあるだけみたいなんっすが、ま、部屋にも露天風呂があるから、別にそれでいいんっすけど。 客室には露天風呂または展望風呂を設置。 そのように書かれておりますが、僕の部屋は露天風呂なんっすよね? 露天ではない展望風呂では、いくら展望がよくても、ちょっとガッカリなんっすが、 この中 のどれが当たるんすかね? (和室ベッド)8畳+次の間8畳と書かれているから、 すずらん・はまなす っぽい? だとすれば、竹林に囲まれた露天風呂、めっちゃ良さそうじゃん♪ “竹林の七賢ごっこ” が、出来そうじゃん♪ それが一体どういう遊びなのか、今からその中身を詰めなければならんのっすが、で、気になる夕食はというと、えーと、 これ 。 2018年度 春和懐石膳が、6月になると春和懐石膳に変わっちゃいそうなんっすが、メイン料理は魚または肉の選択制なんっすな。 余計な魚貝類の類いを無理矢理食わせられる心配が無くて、エエやん♪ 朝飯の魚が3種類から選べるというのもいいっすな。 鯵の干物、ほっけの干物、あぶら坊主の柚庵焼き。 この中なら断然、柚庵焼きっすな。 どんな焼き物なのかは知りませんが、えーと、柚庵焼き。 幽庵地 (醤油・酒・味醂の調味液にユズやカボスの輪切りを入れたもの) を用いた魚の 付け焼き。 おお、美味そうやん。 魚も頭が付いたまま煮たのとかはアレなんっすが、 KIRIMIちゃん みたいなのを焼いたヤツならむしろ、好きっ♪ あぶら坊主という、脂ぎった生臭坊主みたいなヤツが、そんな魚なのかは知りませんが、生臭坊主みたいだから、生臭いっすかね? それだとちょっとアレなんっすが、えーと、 これ 。 体長1.8m前後になる。 デカっ! こんなのが頭が付いたまま出てくるとは思えないので、KIRIMIちゃん、確実。 エエやん♪

 それはそうと、6月の箱根って、どうなん? …というのがちょっと心配なんっすが、梅雨っすよね。 14〜16日で予定しているっすが、関東地方の平年の梅雨入りは 6月8日頃。 アカンやん…。 ま、箱根には美術館や日帰り温泉がたくさんあるので、雨が降ってもさほど問題はないんっすが、で、梅雨と言えば、紫陽花が見頃だったりするかも? 調べてみたら、箱根登山鉄道沿線で 6月中旬から咲き始め。 それよりも標高が高いところは 7月に入ってからが見頃なようで、うーん、微妙? あ、でも、今年は桜も、ツツジも、平年より1週間くらい咲くのが早かったから、登山鉄道の辺りはちょうど見頃になるかも? で、 6月中旬と言えば、蛍なんかも乱舞しちゃってんじゃね? そんな期待が持てたりなんかして。 で、調べてみたら、 こんな記事 が。 宿としては微妙かも知れませんが、敷地内で蛍が見られるなら、それだけで 68,040円出すだけの価値はあるような? さすがにそれは、ちょっとボリ過ぎな気もするんっすが、ま、68円くらいは出す価値があるような? で、後、爺臭い企画ではあるんっすが、 こんなの も。 空席カレンダーを見てみたら、ん? ちょうど、僕が “天悠” に泊まる翌日だけ空きがある? というか、この日しか開催してないっぽい? ランチ&落語&温泉。 どうせ梅雨でめっちゃ雨が降ってるだろうし、企画としては悪くないかも? ユネッサンは水着ゾーンのほうは駄目で、真っ裸ゾーンだけの利用になるみたいっすが、水着ゾーンで一人でフリチンでうろうろしていたら、変質者と間違えられるかも知れないし、ま、いっかぁ…と。 というか、海パン、履けよ! そういう話のような気もするんっすが、で、ランチは、 ここ っすか。 グリルステーキ、ローストビーフ、ローストポーク、ソーセージシュークルート、ジャークチキン、手ごねハンバーグ、青椒肉絲、油淋鶏って、めっちゃエエやん! ジャークチキンというのが、ちょっぴり邪悪っぽいのと、ソーセージシュークルートというのが、一周狂ってそうなのが懸念材料ではあるんっすが、んーと、 こんなん ? イケそうやん♪ んなことで、ポチっておきましたぜ、ユネッサン寄席。 寄席はよせ。 そう言われるかも知れませんが、美味しいもの (←牛肉、豚肉、鶏肉、ソーセージ&酸っぱいキャベツほか) を食いまくって、温泉に浸かって、寄席を楽しむ。 そんな余生を満喫してきますぜ! いや、別にこれで仕事を引退するワケではないんっすが、いや、別に引退してもいいかな。 そんな気もしてきたし、もしかしたら箱根山が大爆発して、このコーナーも次の次の回くらいが “ラスト・セッション” になっちゃうかも知れないし、とまあそんなこんなで、ユネッサーンス☆

 ということで、今日はエルモ・ホープっす。 得るものも、希望も、何も無さそうに思えるんっすが、地味なまま若死にした。 そんな印象があったりしますよね。 えーと、エルモ・ホープ (Elmo Sylvester Hope, 1923年6月27日〜1967年5月19日) はアメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト。 主にビバップ様式やハードバップ様式で演奏を行なった。 えーと、43歳くらいでお亡くなりになったという計算でありますか。 18歳で社会人になったとすると、勤続25年くらい。リフレッシュ休暇の権利を得られたんだけど、それを行使する事なく、逝っちゃった感じっすかね? 何とも不憫でありますが、えーと、1967年に薬物の過剰摂取のため急死した。 あ、自業自得っすな。 で、今日はそんなホープの 『ラスト・セッションズ』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんっすが、録音されたのは1966年の3月と5月。 お亡くなりになる1年ほど前だったりして、終末感は今ひとつ希薄だったりするんっすが、全曲、自分のオリジナルで固めていて、なかなかに意欲的であるな…と。 ベースがジョン・オーレ、ドラムスがクリフォード・ジャービスと、面子的にはちょっと地味。 1曲だけ、タイコがフィリー・ジョー・ジョーンズに変わっておりますが、さして目玉になるとも思えなくて、ま、この人らしい、地味な最期であったな…と。 聞く前から、そんな予感でいっぱいだったりするんっすが、とりあえずまあ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「ロール・オン」 。 根はバップ系なのではないかと思われるんっすが、メロディーが今ひとつキャッチーではなくて、心に染みない作風であるな…と。 タッド・ダメロンから大衆性を排除した感じ? で、演奏のほうも、ちょっぴり地味なバド・パウエル風の小難しさが感じられたりして、乗り切れなくて、やりきれないな…と。 じっくり聞くと、それなりに悪くないフレーズもあったりするんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ま、一般受けするタイプではないな…と。 個人的に このアルバム とか、けっこう好きだったりするんっすが、これと同レベルのものを期待しちゃうと、ちょっとアレかな? …と。 何でもいいけど最も初期の頃だけあって、1回分がめっちゃ短いし、ジャケ絵も適当の極みでありますな。 月〜金曜日まで、週5回更新! …とかの時期っすからね。 ジャケ絵はザウルス内蔵のカメラで撮ったヤツっすな。 えーと、 コイツ でしたかね? デジタルカメラカードをセットにした 「MI-506DC」が 168,000円って、マジかよ? 天悠の1泊 68,040円というのが、めっちゃお値打ちに思えてしまうんっすが、とまあそんなことで、次。  『バーズ・ビュー』 。 杉田宏樹という人が日本語ライナーを書いているんっすが、曲名から推察できるバピッシュなナンバーだが、そこにラテン・テイストが加わっているのがミソ。 そういったアレであるようっす。 ちなみに前の 「ロール・オン」 は、曲名がメアリー・ルー・ウィリアムスの 「ロール・エム」 を想起させるばかりでなく、曲調にも関連性を感じさせて興味深い。 そういうアレだった模様っす。 ま、今更なんっすけど。 で、想起させると言えば、沖縄の “ソーキそば” 。 何か、思ってたほど美味くはないっすよね。 味がぼやけているというか。 テーブルの上にあった “島とうがらしを泡盛に漬けたヤツ” を入れなかったのが敗因なのかも知れませんが、で、曲のほうはというと、根はバップなんだけど、そこにラテン・テイストが加わっているのがミソであるな…と。 ラテン = 島とうがらし。 そういう解釈でよろしいかと。 で、演奏のほうはというと、地味ながら、けっこう頑張っているな、張り切っているな…と。 悪くは無いな。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 で、次。 「パム」 。 パムと言えばサンリオのキャラクター対象、 中間発表 では “ポムポムプリン” が2位に付けておりますな。 1位が “シナモロール” というのは、ちょっと意外。 というか、 “シナモンロール” とちゃったんかい、コイツ? …というのがもっと意外なんっすが、今までずっと間違えて覚えておりました…。 で、2位が “YOSHIKITTY” って…。 普通のキティちゃんのほうがずっといいのにぃ。 で、 “KIRIMIちゃん” は10位にも入っておりませんな。 おまえら、それでエエんか? 頭がついたままの魚を煮付けでだされてもエエんか? ま、それはそれで、別にいいとして、で、ポムポムではなくて、パム。ほぼピアノ独奏によって、ホープが自由にイマジネーションを展開するナンバー。 そういうアレだったりする模様っす。 唯一、フィリー・ジョーが参加しているナンバーなのに、それでエエんか? ま、最低限の労力で対価が得られるなら、別にそれでいいような気もするんっすが、地味地味なバラード。 そんな仕上がりだったりしております。 で、次。  「イフ・アイ・クッド・アイ・ウッド」 。 あ、これはどこかで聞いたことのあるメロディっすな。 恐らく、他のリーダー作で演奏されていたものと思われますが、ざっと調べてみたところ、該当無し。 あるいは、他の誰かの何とかというアルバムだったかも知れませんが、そこそこファンキーなマイナー・チューンで、まずまず大衆受けするのではなかろうかと。 で、演奏のほうは、さほど華が感じられなかったりするんっすが、ま、それもこの人の人生なんじゃね? そんな気がしないでもありません。

 で、次。  「グラミー」 。 グラマー、グラミー、スイミー。 この中で、鯉がよく食べるのはスイミーなんっすが、(弟) 鯉もおなかが減るのかな? (姉) ずっと泳いでいるんだもん (姉弟) きっとおなかが減るんだねっ♪ えーと、 これ っすな。 ほら、腹は減るやろ。 子供心にも、そう思わずにはいられませんでしたが、で、スイミーではなくて、グラミーのほうは、アレっすな。 ちょっと変な曲。 ピアノの両手の対比的な動きが面白い。 ビバップをベースにしながらも、フリー・ジャズを通過してきたようなセンスが感じられる。 そう、杉田クンは評しておりますが、言うほど、フリーか? そんな気がしなくてもなくて、基本的にはオーソドックスで、地味やな…と。 頑張っていないわけではないので、ま、普通に悪くはないんっすけど。 で、次。  「トゥースサム・スリーサム」 。 ホープの雄弁なメッセージが聴けるブルースっすな。 amazon の商品の説明には、人気曲 “Toothsome Threesome” 収録!! そんなふうに書かれておりますが、さほど人気があるようには思えない、普通のブルースっす。 で、次。  「ヴィ・アン」 。 バピッシュなピアノ演奏によって、ホープが同時期のパウエルやセロニアス・モンクに劣らない個性の持ち主だったことが明らかだな…と。 で、同時期と言えば、井上陽水の 「白い一日」 。 まっ白な、掃除機を〜、眺めては、飽きもせず〜、かと言って、触れもせず〜、そんなふうに、君のまわりで、僕の一日が、過ぎてゆく〜♪ 変なヤツっすな。 ま、正解は同時期でも掃除機でもなくて、陶磁器なんっすが、それでも変なヤツっすな。 そのイメージに変わりはありません。 で、演奏のほうは確かに、バピッシュっす。 が、パウエルやモンクのような個性があるかというと、コーセー化粧品のほうがまだ、個性があるんじゃね? そんな気がしないでもありません。 ま、ホープはホープで、それはそれで、悪くはないんっすけどね。

 ということで、ラストっす。  「パンチ・ザット」 。 正確さと奔放さの両面を表出した点で、ピアニスト = エルモ・ホープの神髄を知る好例だと思うな…と。 ま、確かにそこそこ奔放なんっすが、本邦初公開という程でもなく、とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 前回 のレイ・ブライアントの奴みたいに、ベタなポップ・チューンの大安売りというのもどうかと思いますが、今回のホープのように、微妙なオリジナルばかりを並べられても…。 そんな気がしないでもありません。 ま、じっくりと聞けば、そんなに悪くはなかったりするかも? そんな気がしないでもないレベルの佳作もいくつかあるように思われるんっすが、で、この企画には “Vol.2” もあるみたいなんっすが、ま、とりあえずそっちのほうは、いいかな…と。 そんな気がしないでもない程度には、オススメ☆ …な1枚でありました。


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