AT THE LONDON HOUSE (ABC)

BILLY TAYLOR (1956/1/22,28)

AT THE LONDON HOUSE


【パーソネル】

BILLY TAYLOR (p) EARL MAY (b) PERCY BRICE (ds)
【収録曲】

(01-02) THE LONDON HOUSE / IT MIGHT AS WELL BE SPRING
(03-04) GONE WITH THE WIND / LOVE IS HERE TO STAY
(05-07) MIDNIGHT PIANO / I COVER THE WATERFRONT / STELLA BY STARLIGHT
【解説】 ( 2018年09月09日更新 / 連載 1,316回 )

 いやあ、大地震でしたなぁ。 …と、その影にすっかり隠れてしまいましたが、いやあ、台風でしたなぁ。 今年は結構な頻度で台風がやって来て、四国やら近畿やら東海やらに、かなり接近する見込み。 で、上陸するおそれがある。 そんな展開になることが多いんっすが、いや、どう考えても上陸するやろ? そんな進路でやって来た場合でも、 「上陸する見込み」 とは、あまり言わなかったりしますよね。 “見込み” だと確率的には、ほぼ100%、“おそれ” だと、ハーフ&ハーフ。 そんなイメージがあるんっすが、 台風の上陸・接近・通過 。 あ、“通過” というのもあるんっすな。 で、 “接近” の定義。 台風の中心が、その地点を中心とする半径300km以内の域内に入ること。 半径300kmって、かなりデカいっすよね。 桑名を中心に考えると、 こんな感じ 。 能登半島の上のほうの日本海を通過しても、“桑名に接近” やんけ! ちなみに、桑名から日本海までは意外と近かったりするんっすが、敦賀とか、若狭のあたりがエグられたような形になってますからね。 で、かつてはこんな ビッグ・プロジェクト も。 いいっすなぁ、運河。 それも、小さな運河 = ウンポコ運河ではなくて、大運河。 ムーチョっすかね、スペイン語だと。 湖池屋のカラムーチョは、めっちゃ辛いから、カラムーチョなんっすが、それのあまり辛くないバージョンを作ったとしたら、カラウンポコ。 あまり食欲をソソられませんが、それはそうと、大野伴睦。 岐阜羽島に無理やり新幹線の駅を作ったオッサンとして、世間での評価はあまり芳しいものではなかったりするんっすが、 “政治駅” とか言われてますよね。 えーと、 ここ 参照。 あ、桑名のほうを通るという案もあったんっすな。 考えてみれば、元々、東海道はこのルートだったわけだし。 中山道とかいう、中に “せんとくん” がいそうな脇道とはワケが違う。 東海道沿線の住民はそんな自負心を持っていたりするんっすが、で、個人的な意見としては、岐阜市内より、羽島に新幹線の駅があったほうが便利だったりするので、大野伴睦、イケるやん! …と。 「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ。」 そんな名言を残した人でもあるんっすな。 大野伴睦、やるやん! ちなみに、本名は大野 伴睦 (おおの ともちか) で、大野 伴睦 (おおの ばんぼく) というのは芸名なんっすな。 「ともちか」 では、名古屋の栄にある地下街の 「サカエチカ」 のパチモンみたいで、今ひとつダサいので、読み方を音読みにしたんでしょうな。 それはそうと、井上 陽水 (いのうえ ようすい) って、本名 : 井上 陽水 (いのうえ あきみ) だったんっすな。 旧芸名がアンドレ・カンドレで、デビュー曲が 「カンドレ・マンドレ」 なのは知っていたんっすが、また新たな無駄知識が…。

 それはそうと、台風の進路予想って、あまり当てになりませんな。 前の台風も、前の前の台風も、3〜4日くらい前の段階では、桑名の辺り、直撃やんけ! …な予想だったんっすが、実際はかなり西のほうに逸れました。 予報円の中に入りさえすれば “当たり” なんでしょうが、ちゃんと予報円のど真ん中を通ってくれないと、大ハズレやんけ! そんな印象になっちゃいますよね。 前の前の前くらいの 台風12号 が、東から西に抜ける、超絶・変な野郎だったんっすが、コイツもこの時点の予想では、桑名の辺り、直撃やんけ! 花火大会、アウトやんけ! …と思ったら、実際は時間的にも、上陸地点も、この予報とはかなり違った結果になったのではなかったかと。 ま、花火大会は結局、アウトだったんっすけど。 で、思い出したんっすが、 これ の返礼品、無事に届きましたぜ。 はまぐり犬&くはないなクリアファイル2枚組、なかなかしっかりとした造りでありました。 くはないな耐水ステッカー水着ver は、ぶっちゃけ、使い道が思い浮かばないんっすが、耐水だから、鯛の水槽に貼るくらいしか…。 生け簀に貼ったら、いかす生け簀になりそうな気はするんっすが、僕の家に生け簀なんかないし、となると、いけ好かないヤツの車の窓に貼って、嫌がらせをするとか? オマケに付いてきた “はまぐり団” のステッカーも貼れば、かなりの嫌がらせにはなりますよね。 ちなみに、 こんなの 。 ついでに甘栗団と、素潜り団も結成して、“世界3大・○○ぐり団” にしたいところなんっすが、ついでに 「どんぐり団」 も加えて、 “○○ぐり団・四天王” にしてもいいんっすけど。 くすぐり団、けたぐり団、てさぐり団、まさぐり団。 他にもいろいろ結成出来そうっすな。 ヘビの一種のジムグリ団とか。 ジムグリを手探りで、弄 (まさぐ) り、グリグリ♪ あまり楽しそうではありませんなぁ…。 ここ を見ると、他のナメラ属のヘビ類と同様に、危険を感じると総排出口から独特の青臭い臭いを出す。 そんなふうに書かれているし、あまりジムグリはグリグリしないほうが、いいかも? で、ナメラ属のヘビをナメナメするのも、駄目ら。 そんな気もしますな。

 で、前回の台風が思ったよりも逸れて、うちのほうではぜんぜん大したことが無くて、それで迎えた今回の台風。 非常に強い勢力のまま接近、もしくは上陸、または通過するのは、25年ぶりくらいとの事で、ちょっとヤバいかも? そんなふうに思っていたんすが、当初の予想から西のほうに逸れて、前の台風と同じようなコースを取るみたいなので、ま、大丈夫かな? …と。 前の台風と違うのは、夜中ではなく、昼前から夕方くらいにかけて、接近、もしくは上陸、または通過するんじゃね? …と。 前の日の段階で、県内すべての公立学校は休校が決まったみたいだし、こりゃ、自宅待機やな…と。 で、出社前、会社から電話が掛かってくるのを、今か今かと待ちわびていたんっすが、特に何の音沙汰も無く、とりあえず、行くだけ行ってみるしかないかな? …と。 で、仕方なく行ってみたところ、みんな、めっちゃ普通に出社してきていて、自主的に自宅待機の決定を下さなくて、よかったな…と。 朝礼もいつも通り、普通の雰囲気で行われて、支店長からの訓示も、 「とりあえず、緊急の用事がない限り、午前中は外に出ないほうがいいんじゃね?」 みたいな、ぬるい感じのものでありました。 え、午前中? 台風が来るのは午後からちゃうん? この時点で、何かズレてるなとは思ったんっすが、ま、確かに、その時点では雨も風も、ぜんぜん大したことは無かったんっすけどね。 が、朝礼の後、名古屋の本社のほうから、電話が入ったみたいっす。 本社は午後から全員、帰宅させることになった…と。 そっちのほう (三重県) は、 (台風が来るのが) 早いので、朝礼が終わったら、直ちに全員を帰宅させるように。 そういった指示だった模様っす。 キタキタ、キタ〜♪ それが正しい判断っすよね、やっぱ。 が、支店長は一向に煮え切らず、帰っていいとも、帰れ! …とも言わずに、暢気に全国労働衛生週間のポスターなんかを貼ったりしております。 ええ…。 どうせ、前の台風と同じで、ぜんぜん大したことないやろ。 そう決めつけているっぽい雰囲気なんっすが、ま、確かに、ぜんぜん大したことがなさそうな感じではあるんっすが、そこは本社からの指示だし、はっきり “帰宅命令” を出して貰わないと…。 営業のナカ○マ部長なんか、 「家に帰っても、別にやること無いやろ? なら、会社に残って図面の1枚でも書いたほうが有意義なんちゃう?」 と、図面書き担当の若い社員に言ってるし、ま、確かに家に帰っても、特にやることは無いんやけど、それとこれとは、話が別やろ…。 何とも宙ぶらりんな空気のまま、時間が過ぎていったんっすが、そのうち、女子社員と2階にいる年寄り社員は、帰りたければ、別に帰ってもエエで。 支店長が明確にそう言ったワケではないんっすが、何となくそんな雰囲気になって、ぼちぼち、自主的に帰宅する人々も現れました。 そうこうしているうちに、昼休み。 「どうする? 飯、食いにく?」 「昼から帰ってエエんとちゃうんっすか? というか、帰りたいんっすけど…」 。 こうなったらもう、支店長にはっきり聞くしかありませんな。 僕は意を決しました。 「昼で帰ってエエんと…、えーと、エエんと…、ちゃうんと…。」

 その結果、「そりゃ、本社からそういう指示が出てますから!」 何故か、切れ気味に言われちゃったんっすが、あ、そういうことなら。 んじゃ、お先に〜♪ 何人帰って、何人が残ったのかは知りませんが、とりあえず、解放された感が、半端ねぇっすな。 やや、遅きに失した感もあるんっすが、この時点で雨風ともに、かなり強くなって来ておりました。 途中で立ち寄ったコンビニは、駐車場の看板がぶっ倒れていたし、雨水の浸入を防ぐ為か、自動ドアの電源が切られて、手動で開け閉めする方式になっていたし。 高速道路は通行止めにはなっていなかったんっすが、運転していて、ちょっと恐いくらいのレベル。 だーから、そっちのほう (三重県) は、 (台風が来るのが) 早いので、朝礼が終わったら、直ちに全員を帰宅させるように。 そう、本社の人が言ってくれてたのにぃ! ま、いろいろと不満はあるし、憤懣もやるかたなかったりするんっすが、ま、多少の不手際は水に流すとして。 言われなくても大雨で、道路にはザーザーと水が流れているし。 途中で給油に立ち寄ったガソリンスタンドでは、オッサンは合羽を着ていてもズブ濡れだったりして、何だかちょっと申し訳なかったんっすが、恨むなら支店長とナカ○マ部長を恨んでください。 恨んだ結果、ガソリンは売らんで! そう言われると困るんっすが、ウランは売らんで。 そう言われても、プルトニウムを売って貰えれば、それで何とかなる気がするんっすが、ガソリンの代わりにバファリンを売って貰っても、ちょっと頭が痛いし。 ま、頭が痛いならバファリンを飲めばいいような気もするんっすが、とまあそんなこんなで、何とか無事に帰宅。 これは神サマが与えてくれた、貴重な “ひとときの休息” であるに違いないので、心してダラダラ、グダグダと、無駄に、無為に過ごさなければなりません。 ぶっちゃけ、家に帰っても、特にやることは無いんっすよね。 ナカ○マ部長は正しいことを言っているのに、関係のないガソリンスタンドのオッサンからも恨まれたりして、不憫でならないんっすが、で、そうして、ダラダラ、グダグダと、無駄に、無為に1時間ほど自分の部屋でゴロゴロしていたところ、突然、携帯電話が鳴りました。 嫌な予感、超マックス。 誰からかと思ったら、某町の上下水道課の担当者からで、「マンホールポンプが2台とも “浸水” という警報が出ていて、回りませーん。」 「・・・・・。」

 「・・・・・。」 ここで言う “浸水” というのは、水に浸かったという警報ではなく、もともとが水中ポンプなので、水に浸かってもまったく問題はなかったりするんっすが、外側だけではなく、モーターのほうまで水が入り混んだかも知れなくて、ちょっと注意が必要かも? そういう警告だったりするんっすが、 “浸水” が出たからと言って、すぐにアカンということはなくて、1〜2ヶ月、場合によっては1年間くらい放置しても、普通に運転は可能だったりします。 が、警報が出ると、運転出来ないように回路が組まれていたりするので、何らかの処理はしなければなりません。 具体的にいうと、警報の線を外して、無かったことにしてやればいいんっすが、ただ、エバラのポンプの場合、故障信号が “B接点” で出ているので、線を外した後、端子のところで短絡してやらないとアカンかったりします。 「んーと、とりあえず、制御電源だか、操作電源だかのブレーカーを落として貰って、ポンプから出ている線のうち、細いケーブルのほうの端子を2つ外して貰って、そこを電線か何かで短絡して…。」 無理っすよね…。 「やっぱ…、行くしか…、ないっす…よ…ね?」 「お願いします!」 台風が最も接近しているものと思われる時間帯に呼び出されました。 途中、道路が冠水しかかっているところや、停電で信号機が消えているところがあったりして、思ったよりもちょっと、ヤバいかも? 幸い、風はビュービュー吹き荒んでいるものの、雨のほうはあまり大したことがなかったので、屋外での作業も何とかこなすことが出来たんっすが、んーと、とりあえず操作電源を落として、警報の線を外して、そこを電線で短絡して…。 ま、素人にはちょっと難しいかも知れませんが、僕くらいの超有能なエンジニアになると、これくらいは、ちょちょいのちょいで。 でもって、電源を入れると、ほれ、この通り、 「浸水」 の警報が…、ん? 消えんやん…。 何でや!? そもそも、いくら台風が接近しているからと言って、2台のポンプで同時に「浸水」が出るって、あまり考えられなくて、何でや!? そう、疑問に思っていたんっすが、こりゃ、何かアカンな…と。 ちょっとヤバいことになってるかも? そんな嫌な予感が、超マックス。 問題はすぐに解決するものだと、高をくくっていたんっすが、神サマが僕にくれた “休息” 、どうなんねん!?

 結論から言うと、停電…とは、ちょっと違うんっすが、中部電力から供給される電源電圧が、何か変になっておりました。 三相三線式で、3本あるうち、どの2本を計っても200ボルトなければアカンところ、100ボルト、100ボルト、200ボルトと、規則正しく、変なふうにアカンようになってもうてるやんけ…。 台風のせいであるには違いないんっすが、僕の力では何ともしがたく、とりあえず役所の人に中部電力に連絡して貰って、で、いつ直しに来てくれるか、分かったものではないので、とりあえず可搬式の発電機を用意して貰って。 で、エンジンを掛けようとしたら、バッテリーが上がっていて、ウンともスンとも言わなくて、一度、お引き取り願って、出直して貰うことにして。 で、夜の7時頃になって、ようやく発電機でポンプを運転することに成功したんっすが、あと少し作業に手間取っていたら、ウンコ汚水が溢れちゃうところでした。 危ないところでした。 その後、まる2日間くらい、その状態が続いて、付近の町村でも、軒並み停電が発生して、役所の上水道と下水道の堪能の人たちは大変だったみたいっすが、無論、中部電力の関係者の人たちも、もっと大変だったに違いなく、1件の呼び出しだけで済んだ僕は、ぜんぜんマシやったな…と。 台風の直撃を食らった大阪や神戸のほうは、暴風と高波と高潮で、さらに大変だったみたいっすが、非常に強い勢力って、やっぱり、勢いの力が強くて、凄ぇぇぇぇぇ! そう、思い知らされた次第であります。 台風が近付くと、ちょっぴりワクワクして、被害が出たり、仕事に呼び出されたりしない程度に、めっちゃ雨が降って、ビュービューと暴風が吹くといいな。 そんなふうに思っていたりもしたんっすが、アカンかったっすな…。 でもって、今度は北海道で、震度7の地震っすかぁ…。 平成という時代の終わり、決して 「内平外成 (内平かに外成る)」 、 「地平天成 (地平かに天成る)」 とは成りませんが、お亡くなりになられた方のご冥福と、被害に遭われた方へのお見舞いを申し上げて、今日のところは、おしまい。

 ということで、今日はビリー・テイラーっす。 地味っすな。 日本での知名度は、まあまあなんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、人気のほうはというと、うーん、そこそこ? サイドマンとして参加しているのを、あまり見かけることがないし、リーダー作のほうも、数だけはけっこう出ているみたいなんっすが、コレといった決定的な人気盤というのがないし。 ピアノのスタイルとしては、毒がなくて、灰汁が強くなくて、つまりまあ、これといった特徴がなくて、人畜無害。 ハンク・ジョーンズと、ちょっと似たような立ち位置と言っていいかも知れません。 人間としては、性格が良さそうだし、紳士だし、真摯に音楽に取り組んでいるのは分かるんだけど、何かなぁ。 …みたいな。 そんなビリー君なんっすが、何故だかこのコーナーでは、けっこう取り上げられていたりします。 個人的にそれほど好きというワケでもないんっすが、地味なリーダー作までCDで売りに出されているので、ネタ用としては、ま、無難かな? …と。 で、さすがに手持ちは尽きてしまったので、今回、新たに仕入れてみることにしました。 ということで、 『アット・ザ・ロンドン・ハウス』 。 もう1枚、『エバーグリーンズ』 というのとのカップリングでCD化されているんっすが、メンバーは同じで、録音年月日も前後していて、ジャケットのデザインも似たような印象。 姉妹盤と言っていいかと思うんっすが、で、紹介するのは別にどちらでもよかったんっすが、ライブ盤のほうが、ちょっとは盛り上がっているんじゃね? そんな気がしないでもないので、こっちのほうをチョイスしてみました。 “ロンドンハウス” 。 ロンドンなのかと思ったら、アメリカのシカゴにあるジャズ・クラブみたいなんっすが、 『オスカー・ピーターソンの真髄』 。 こいつもここで録音されたものなんっすな。 半端ない名盤なので、これと肩を並べるくらいの名演を、テイラーくんにも期待したいところなんっすが、ま、そこまでハードルを上げちゃうと、さすがにちょっと可哀想なので、『ビリー・テイラーの浸水』 。 それくらいで、手を打とうかと。 ちなみに、サイドマンはというと、ベース担当が、アール・メイ。 まさか、この人が全体の足を引っ張るということは、あるめいな。 アール・メイだけに。 名前が出てくる度に、そう書かれちゃう人っすよね。 で、ドラムスがパーシー・ブライス。 ・・・。 特にネタは思い浮かびません。 とまあそんなことで、では、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、テイラー君のオリジナルで、 「ザ・ロンドン・ハウス」 。 演奏場所にちなんで、即興で適当に作ってみました。 そういったアレではないかと思われるんっすが、シンプルなリフ・ブルース風のアレでありますな。 かなり速いテンポで、泥臭さは無く、ドラムスの人が軽妙なブラッシュ・ワークで、いい感じにプッシュしてくれております。 テイラーはシングル・トーン中心に、小気味のいいタッチで破綻のないプレイを展開していて、で、その後、アール・メイのピチカート・ソロが登場。 続いて、ピアノとドラムスの4バース。 ここでのテイラーはコード奏法っぽい感じのテクも駆使したりして、ま、この人なりに、よく頑張っていると言っていいんじゃね? そのように評価していいのではないかと思うんっすが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 ぱちぱちぱちぱち。 観客も何というか、地味に盛り上がっておりますな。 で、次。 「イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スプリング」 。 いとうまい子、明日、植えるべ、すっぽん林檎。 青森あたりで植樹祭のイベントにでも出席するんっすかね? すっぽん林檎って、実在しなさそうな果物でありますが、試しにググってみたら、生き血はリンゴジュースで割ってあるので生臭さは全く感じずフルーティ。 そんなスッポン屋の紹介文がヒットしたんっすが、ま、生き血:リンゴジュースが 1:99くらいの割合ならそうかも知れませんが、生き血の割合が20%を超えたら、アカンやろ? そんな気がしないでもありません。 すっぽんの生き血って、飲んだこと無いんっすが、やっぱり血生臭いんっすかね? で、他には、今井式すっぽんデンチャーセミナー 「保険診療で作製するリンゴ丸かじりができる総義歯」 。 りんごを囓っても、歯茎から血が出たりしないんっすかね? ま、出たら出たで、その血をリンゴジュースで割って飲んでやれば、すっかり元通りで問題ないような気もするんっすが、で、これ、日本ではもっぱら 「春の如く」 という邦題で知られておりますな。 何ともラブリー&キュートなバラードで、ここでもドラムスの人のセンシティブなブラッシュワークが絶妙。 で、後は、えーと…、僕の持ってるCDは輸入盤で日本語ライナーがないので、どこかに無断で勝手に引用させて貰えるようなレビューはないんか? …と思って探してみたところ、ありました。 ほれ 。 無断で勝手に引用させて貰っていいものか、サダカではないんっすが、というか、多分、アカンとは思うんっすが、天下の村上春樹センセイだし、ま、大目に見てくれるんじゃね? …と。 で、このアルバムの話は、真ん中より少し上くらいのところに出てくるんっすが、…でもとにかく今は午後の二時半で、 『ロンドン・ハウスのビリー・テイラー』 がかかっています。まあそりゃ、たいした演奏じゃありません。でも店主はこのレコードがわりに好きなのです。 まあそりゃ、あまりたいした事は書いてないんっすが、確かに、水割り等を飲みながら、22時過ぎ頃から聞くとちょうど良い頃ではないでしょうか!! そんな仕上がりだったりしております。 いい意味での “カクテル・ピアノ” っすな、こりゃ。

 で、次。 「ゴーン・ウィズ・ザ・ウインド」 。 カルロス・ゴーン、伊豆だ、運動。 基本的にあまり書くことがないので、とりあえず俳句でも詠んで行数を稼ぐしかないんっすが、伊豆あたりで体育祭のイベントにでも出席するんっすかね? あまり運動が得意そうなキャラには見えないんっすが、日本ではもっぱら 「風と共に去りぬ」 という邦題で知られているナンバーっすな。 で、演奏のほうはというと、小粋、元気、いわき by 井脇ノブ子。 スローなバラードで始まり、途中からミディアム・テンポのスインギー路線に転じる。 そういうアレだったりするんっすが、手堅くまとめていて、悪くないな…と。 で、次。 「ラブ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」 。 俳句略、邦題無し。 またしてもバラードっすな。 途中からまた、ちょっぴり速くなったりするのかも知れませんが、基本、こういうコンセプトなのかも知れません。 結局のところ、今度は最後まで速くはならずに、スローなまま天寿を全うしたんっすが、ま、悪くはないな…と。 で、そうそう。 はまぐり犬&くはないなクリアファイル2枚組。 これ、人前で堂々と使えるかどうかは別として、こっそりと書類を挟んで持ち運ぶには便利で、ノベルティグッズとして、悪くないよな…と。 で、これ、どこかに頼んだら、オリジナルなのを作って貰えるんじゃね? …と。 んなことで、ちょっと調べて、早速、作って貰いました。 ほれ 。 裏面は手抜きして無地にしちゃったので、そっちを向けておけば、人前でもそんなに恥ずかしくはないね♪ そういうアレだったりして、うーん、まあまあ? で、これ、せっかくなので、読者のみんなにプレゼントしちゃおうカナ? …と。 希望者がおられましたら

  郵便番号 住所 氏名 性別(←ここ大事) 年齢(←もっと大事) メールアドレス

この辺りを明記して、 sabapyon@han-gyodon.jp まで、メール、頂戴☆ もし、応募が殺到しちゃった場合、大事な部分を考慮して、僕が独断で当選者を決めることになろうかと思うんっすが、もし、応募が皆無だった場合、ま、その公算は非常に強いんっすが、作者が拗ねて、ヤル気をなくして、次回の更新はお休みになっちゃうかも知れませんが、それはそれで、口実が出来て、いいかな? …と。 んなことで、えーと、次。 「ミッドナイト・ピアノ」 。 テイラー君のオリジナルで、真夜中にピアノを弾いている自分を省みて、適当に作ってみました。 そういったアレではないかと思われるんっすが、どこかで聞いたことがあるような気がするし、一応はちゃんとしたアレだったりするのかも知れません。 僕の持っている英語能力をフルに発揮して、原文ライナーの解読に臨んでみた結果、ビリーが書いたトラディショナルなブルースで、8分を超える長さで、シングル・ノートなブルースのスタイルで、2本の手が和音と背景で、アゲイン。 そういった力作であることが判明したんっすが、リラックスしたアール・メイのベースのソロも聞けるぞ! …と。 で、聞いてみた結果、確かにベースのソロもあったので、僕の英語能力も、捨てたものではないな。 そのように思ってしまった次第でありますが、スローな曲ばかりでちょっと飽きたので、個人的にはさほど好きではないブルースでも、ま、よかったかな? …と。 過度にアーシーだったり、泥臭かったり、息苦しかったりすることもないし。 とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「アイ・カバー・ザ・ウォーター・フロント」 。 「あ、いる、カバだ。」 太田、ふらっと動物園。 自作のジャズ曲名俳句の中では、かなりの自信作だったりするんっすが、日本名 「水辺にたたずみ」 。 かつて 「水辺にたたずみ」 とも邦題表記されていましたが、この歌の舞台が 「水辺」 ではなく 「波止場」 であることは、ヴァースを読めば明らかですよね。 そう、 ここ に書かれておりますが、あ、そうなんっすかぁ。 というか、水辺と波止場って、違うんっすかぁ。 水辺 = ズベ公がたむろしている。 波止場 = 鳥羽一郎がたむろしている。 そんなイメージがあったりして、よく考えたら確かに、明確に違いますよね。 で、これ、水辺であれ、波止場であれ、めっちゃ名曲だったりするんっすが、ここでのテイラーくんはスローなバラードとして演奏していて、しみじみ。 原文ライナーの人は、何て書いてますかね? このレコードで、最も心を動かされて、メランコリーで、インプレションズであるな…と。 恐らく、そんなことを言っているんじゃないかと思われるような単語が並んでいたんっすが、ま、大きくは間違ってないんじゃね? そんな気がしないでもありません。 ということで、ラストっす。 「ステラ・バイ・スターライト」 。 日本名、 「星影のステラ」 。 クッキーを焼くのが得意そうっすよね。 で、厚く綿を入れた防寒用の上着を着てそうっすよね、ドテラおばさん。 曲そのものは、とってもラブリー&キュート。 で、演奏のほうはというと、出だしはバラードなんっすが、すぐにテンポが速くなって、スインギー路線に転じる。 そういうアレだったりして、悪くなかったりして、とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 ライブ盤 = 荒削りだけど、めっちゃ盛り上がる。 そんなイメージがあったりするんっすが、よくも悪くも、普通にビリー・テイラーでした。 羽目をはずすでなく、観客に乗せられるでもなく、でもまあ、本人、ちょっとだけ楽しんでる? そんな気配が垣間見えないこともなくて、で、やや、バラードに偏重し過ぎている嫌いはあるんっすが、思った通りの無難な仕上がりで、まあまあオススメかな? …と、そんな気がしないでもない1枚でありました。 で、もう1枚の 『エバーグリーンズ』 のほうも、なかなかの出来だったりする…というか、こっちのほうがよかったんじゃね? そんな気がしないでもなくて、2つ合わせれば、オススメ度も超アップ☆ …な、そんな2枚でありました。


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