THE MODERN ART OF JAZZ (DAWN)

RANDY WESTON (1956/11/21,22)

THE MODERN ART OF JAZZ


【パーソネル】

RANDY WESTON (p) RAY COPELAND (tp) <#2,4,6> CECIL PAYNE (as,bs) <#2,4,6,7>
AHMED ABDUL MALIK (b) WILLIE JONES (ds) <#1,3,5,7,8> WILBERT HOGAN (ds) <#2,4,6>
【収録曲】

(01-03) LOOSE WIG / RUN JOE / A THEME FOR TEDDY
(04-06) IN A LITTLE SPANISH TOWN / DON'T BLAME ME / J.K. BLUES
(07-08) WELL, YOU NEEDN'T / HOW HIGH THE MOON
【解説】 ( 2018年10月07日更新 / 連載 1,319回 )

 いやあ、台風 (24号) でしたなぁ。 大阪とかに甚大な被害をもたらした台風 (21号) と同じくらいの強さで、最大瞬間風速は50m/sくらい、雨量は多いところで500ミリ。 で、前回より少し東寄りのコースを進む見込みで、大阪よりも、今度は名古屋のほうがヤバそう。 名古屋には矢場町 (やばちょう) というところがあるんっすが、矢場町もヤバそう。 矢場町には “矢場とん” という味噌カツ屋があるんっすが、 “矢場とん” が飛んでいくレベルの暴風が吹き荒れるかもしれなくて、ヤバヤバ。 「ぱやぱや♪」 だと、何だかちょっと楽しそうなんっすが、ヤバヤバなのは、ヤバいっすよね。 で、今回、風とか雨以上にヤバそうなのが高潮でありまして、最高潮位は伊勢湾台風の時を超えるかも? そんな噂が流れていたりもして、いや、これはマジでヤバそうっすな。 前回は関西国際空港が高潮で、冠水国際空港になっちゃったんっすが、今度はセントレアが、 せんとくん になっちゃうかも? え? コイツ、こんなに笑顔やったっけ? …という問題はさておいて、セントレアの滑走路に鹿の角が生えたりしたら、飛行機のタイヤがパンクしますよね。 一大事っす。 鹿だけに、しかたない。 そんな駄洒落ではすまされません。 あと、 ナガシマスパーランド も、めっちゃヤバそうな気が…。 ジャンボ海水プールの営業はすでに終わったんっすが、高潮にやられて、敷地全体が超・ジャンボ冠水プールになっちゃうかも? さすがに今回ばかりは、洒落にならないような…。

 …とか思っていたんっすが、あまりにもド真ん中を通って、目の中に入ってしまったのか、うちの辺りでは拍子抜けしちゃうくらい、ぜんぜん大したことありませんでした。 目の中に入れても痛くない。 そんな諺があるんっすが、目の中に入っちゃうと、痛くも痒くもなかったりするんっすな、台風って。 で、この様子なら、仕事に呼び出される心配も無さそうで、すっかり安堵して、眠りにつこうとしたところ、某町の上下水道課の人から電話が掛かって来ました。 「マンホールポンプが動かないんっすけどぉ。」 またかよ! 前回の台風の時も、同じように呼び出されちゃったんっすよね。 その日は、午後から自宅待機ということになって、家でボーッとしていたら電話が掛かってきて、ま、夕方だから、いっかぁ…。 めっちゃ仕事熱心な僕は、仕方なく現場に出向いて、あー、こりゃ、中部電力の電気がアカンっすな。 そんな判断を下して帰って来たんっすが、今回は夜の10時過ぎ。 出来ることなら、出掛けたくはないっすな。 外は真っ暗だし、台風はこれからが一番ヤバい時間帯だったりするし、で、話を聞いている限り、あー、そりゃ、中部電力の電気がアカンっすな、多分。 そのような状況であるものと思われ、今から僕が行ってみたところで、どうにもならんような気がするし…。 最悪、僕が現場に行かなかったことによって、ウンコ水が道路に溢れるといった事態も考えられるんっすが、ま、大雨に流されて、わからんようになるんちゃうん? そんな気がしないでもありません。 「少し落ち着いたら、ちょっと来て貰うワケにはいきませんかぁ?」 そう、懇願されたんっすが、はぁ…。 ま、落ち着いたら…。 台風は日付が変わる頃には抜けちゃいそうで、それを持って、 “落ち着いた” という判断を下す人もいるかも知れませんが、個人的には、ま、明日の朝になったら、落ち着いたと言ってもいいんじゃね? そんな気がしないでもなくて、とまあそんなことで、おやすみ〜♪

 で、すっかりお休みになっていたところ、また電話が掛かって来ました。 「ちょっと来て貰うワケにはいきませんかね?」 あ、やっぱり、既に “落ち着いた” という判断なんっすかね? ま、確かに雨もやんだっぽいし、風もぜんぜん大したことはなさそうだし。 えーと、 落ち着く 。 動揺が静まり、安定した状態になる。 確かにそんな状況だったりするんっすが、個人的には、ひとまず自宅に落ち着いて、くつろぐ。 そんな気分だったりするし、結婚してすっかり落ち着く。 その状態にはまったく該当していなかったりするし、やっぱりまだ、落ち着いてないよな? そう、判断せざるを得ません。 「はぁ…。」 生返事をしたところ、しばらく沈黙があって、で、最終的には 「バキュームカーを呼ぶかどうか、課長とちょっと相談してみます…。」 そんな流れになって、はぁ…。 話によると、そのマンホールにつながっている家は2軒だけみたいだし、夜中にそんなに水を使うとは思えないし、ま、大丈夫なんじゃね? そんな気がするんっすけどねぇ…。 さすがにちょっと気が引けたので、「ま、明日の朝、6時くらいには…。」 その辺りで妥協して貰うとして、とまあそんなことで、おやすみ〜♪

 で、すっかりお休みになっていたところ、今度は携帯電話のショートメールが。 「バキュームカーを呼びました。 また、昼間にでも見てください。」 あ〜、こんな夜中に呼び出されちゃいましたかぁ。 バキュームカー屋さん、可哀想…。 で、昼間っすか? いや、朝イチで行きます! 6時…は、ま、ちょっとアレだとして、9時には間違いなく行きます! めっちゃ仕事熱心な僕は、そう心に誓って、で、実際に夜が明けて、すっかり落ち着いた状況であることを確認した上で現場に行ってみたところ、あー、こりゃ、中部電力の電気がアカンみたいっすな。 そういうアレであることが判明して、たとえ夜中に来ていたとしても、結局のところ、僕の力ではどうしようもなかったな…と。 ま、結果オーライ。 で、そうこうしているうちに、会社のヤングな社員から電話が掛かって来ました。 「この前、○○○ (←地名) で、シーケンサーの仮設の回路、組みましたよね?」 あー、確かにそんなことがありましたな。 先週の日曜日の夕方でしたか、某町のマンホールポンプのメンテナンスをしている業者の人から電話があって、「ポンプが動かないんっすけどぉ。」 話を聞いてみると、どうも、三菱のナントカという機械が動いてないっぽい…と。 あ、それって、もしかして、シーケンサーっすかぁ? それはちょっとアレっすな…。 苦手なんっすよね、シーケンサー。 これがもし 「シークァーサー」 なら、何か、沖縄の酸っぱいミカンみたいなヤツだよね? …というので、何とかなりそうな気がしないでもないんっすが、シーケンサーとなると正直、お手上げっす。 こういうヤツ なんっすけどね。 専門学校の授業で少しだけカジったことはあるんっすが、いまカジると、歯茎から血が出ちゃいそうだし、男ならやっぱり、 リレー・シーケンス やろ? そんな職人気質でこれまでの人生を乗り切って来ました。 休みの日なのに、仕事になんか行きたくねぇ…。 そんな不誠実な理由でなく、今から行ってみたところで、僕の力ではどうにもならなかったりするし、「ま、明日の朝、9時くらいには…。」 その辺りで妥協して貰うとして。 僕が現場に行かなかったことによって、ウンコ水が道路に溢れるといった事態も考えられるんっすが、話によると、そのマンホールにつながっている家は1軒だけみたいだし、ま、なんとか持ちこたえてくれるのではなかろうかと。 仕事に関しては、わりと楽観主義なんっすよね、僕。 仏壇菓子の “落雁” はあまり好きではなかったりするんっすが、楽観、イケるやん! …と。

 で、翌日、現場に行ってみたところ、あー、こりゃ、シーケンサーが死んでますな。 そういう状況であることが判明しました。 じゃ、シーケンサーを直せばいいじゃん。 そう、簡単に言ってくれちゃう人がいるかも知れませんが、それは “禁区” っす。 シーケンサー、直せれば〜、いいのだけれど〜、それはちょっと出来ない〜相談ね〜♪ by 中森明菜。 それはちょっと出来ない相談ね。 そう言われれば、そうでんなー。 そう答えるしかないんっすが、雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう、さいでんなー、そうでんなー♪ by 山下達郎。 シーケンサーを何とかしようと思えば、パソコンとか、専用のソフトとかがいるだろうし、もし、そういうのがあったとしても、何をどうしていいのか分からないし、シーケンサーなど、最初からなかったことにしておくのが得策なのではなかろうかと。 2台のポンプの自動交互運転とか、自動並列運転とか、そういった高度な制御は無理だとしても、ポンプ1台の自動運転・停止、それに、ウンコ水溢れる寸前警報を出すくらいのことなら、リレーが3個くらいあれば、何とかなるんじゃね? そんな気がしないでもないので、会社に電話して、ヤングな若手社員に在庫のリレーとソケットと黄色い電線を持って来て、貰って、で、機器を取り付けて、配線・結線。 何とかソレっぽい仮設回路を組んで、ドキドキしながら、電源を投入してみたところ…。

 ぽん!…という音がして、リレーから煙が…。 そんな最悪の事態に陥ることなく、普通にポンプが動いたりして、おー! さば君、意外とやるやん♪ 自画自賛して、しばし感慨に耽っていたんっすが、自賛だけでなく、何故だかヤングな若手社員がえらく感動してくれて、 「凄いっすね!」 とか、褒めてくれました。
いやあ、それほどでもぉ///。 で、台風明けの月曜日。  「この前、○○○で、シーケンサーの仮設の回路、組みましたよね?」 そのヤングな若手社員から電話が掛かってきて、「あれ、またやりたいっすけど。」 どうやらまた、どこかでシーケンサーが壊れたっぽいっすな。 で、どこでなにかと思ったら、 「御浜町なんっすけど。」 こりゃまた、三重県の南のハズレでありますなぁ…。 僕が今いるのは、三重県のほぼ北のハズレでありまして、で、三重県というのは無駄なくらい南北に長かったりするんっすよね。 この前のアレをまたやるのに当たって、技術指導を願いたい。 そういうことなんでしょうが、電話であれこれ説明するよりも、自分で行ってやったほうが、話が早いような? が、 「じゃ、行こか?」 と即答するには、あまりにもクソ遠過ぎるので、しばらくちょっと考えてしまったんっすが、カーナビで調べてみたところ、距離にして180キロくらい、所要時間は約3時間。 かなり南のほうまで高速道路が延びたので、昔に比べれば、何とかならないでもない気がしないでもないような? 「ま、行ってみてもエエんやけど…。」 「お願いできますかぁ?」 お願いされたら、行かないわけには参りません。 (ただし、夜間・休日は除く。) ということで、行ってみました。

 で、着きました。 ポンプ盤の上のほうに換気用のガラリみたいなのがあるんっすが、どうやら台風による横殴りの雨で中に水が入り混んで、シーケンサーが濡れて、壊れちゃった模様。 顔が濡れて力が出ないよぉ…。 軟弱っすな、シーケンサーも、アンパンマンも。 が、僕たちが到着した頃には既に、自然に乾いて自分で勝手に直っちゃったのか、ん? 普通に運転してるっぽい? 前に見た不良シーケンサーは “RUN” のランプが消えていて、見るからに走ってないな。 そんな気配が濃厚だったし、 “ERR” みたいなランプが点灯していて、見るからに不具合で死んでるっぽかったんっすが、今回のは見た目的には、大丈夫そう。 で、動作確認をしたところ、ポンプは普通に運転するし、停止もするし、警報も出せば普通に出るみたいだし。 あ、でも、出てない筈の警報まで、出ちゃってるみたいで、まだやっぱりアカンっぽい? でもまあ、運用上、大勢に影響はなさそうだし、この先、もっとよく乾いて、自分で勝手に完治しちゃうかも知れないし、とりあえず、様子を見てみよう。 そういう方向で役所の担当者とも話が付いて、ま、こういうことなら、わざわざ職人さば君が来るほどのことでもなかったかな? そんな気がしないでもないんっすが、ま、たまには遠距離ドライブも、悪くなかったな…と。 で、この週末。 またまた台風 (25号) でありますな。 かなり北のほうを通るみたいで、うちのほうは大きな影響はないものと思われ、さすがに今回は呼び出される心配はないな…と。 とか思っていたら、今日 (10月6日・土曜日) の朝、電話が掛かってきました。 ま、台風とは何の関係もない不具合なんっすが、某・上水道設備のポンプが、止まらん…と。 「動かん」 の次は、「止まらん」 っすかぁ…。 ま、ポンプが止まらなくても、配水池のタンクが溢れるだけだし、下水と違って綺麗な水なので、多少お漏らししても、大勢に影響はないような気がするよね? すなわち、今日じゃなくてもいいよね? ま、連休明けにでも。 が、今回の場合、 「無送水」 という警報が出ていて、ぜんぜん水を送っていないにも関わらず、ポンプが意味も無く回り続けていて、しかも、止まらんという。 あー、夏にもそんな不具合があったんっすよね。 電話が掛かってきて、呼び出されて、で、現場に行ってみたら、確かに止まらん。 操作を自動から手動に切り替えて、 「停止」 のスイッチを操作しても止まらんし、どうしても止まらん場合に、非常用の手段として設置されている 「非常停止」 のボタンを引っ張っても停止しないし、うーん、これはもう、止まらん…。 電源ブレーカーをブチっと切ってやったら、さすがに止まったんっすが、で、その後、いろいろと調べてみたんっすが、その意味不明な不具合は再発せずに、普通に運転出来るし、止めたい時には、普通に止まる。 そんな状況になってしまって、アレはいったい、何やったんや? …と。 めっちゃクソ暑い日だったので、熱で電気の部品が暴走しちゃったんじゃね? 猛暑だし、もう、しょいがないよね。 そのような見解で役所の人も、僕も、とりあえずは納得して、で、その対策として、電気室にスポットクーラーを設置したり、建物の前にホースで水を撒いたりして、何とかこの夏を乗り切ったんっすが、すっかり涼しくなった今頃になって、再発しちゃいましたかぁ。 猛暑、ぜんぜん関係なかったやん!

 で、土曜日であるにも関わらず、めっちゃ仕事熱心な僕は、とりあえず現場に行ってみることにしました。 ま、3連休だし、1日くらいは…。 ポンプは2台あって、もうひとつのほうは普通に運転したり、止まったりしているみたいだし、電源ブレーカーをブチっと切って悪いほうのポンプを止めて、いいほうを回して、で、原因は…、よく分かりませんなぁ。 ま、週明けにでも、じっくりと調査することにして。 そういう方向で役所の人と話を付けるとして、ま、昼前には余裕で終わるんちゃうん? …と。 帰りに “快活CLUB” に寄って、ジュースを飲んで、ソフトクリームを食べて、ついでにランチも食べて、昼寝してから、帰るかぁ…と。 そう考えれば、ちょっとしたレジャーみたいなもんっすよね。 で、現場に行って状況を確認したところ、確かに止まらん。 操作を自動から手動に切り替えて、 「停止」 のスイッチを操作しても止まらんし、どうしても止まらん場合に、非常用の手段として設置されている 「非常停止」 のボタンを引っ張っても停止しないし、うーん、やっぱりアレっすな。 夏に出たのと、まったく同じ症状。 となると、原因は不明なので、そっちのほうの解明はきっぱり、諦めるとして。 職人には “割り切り” が大切だったりしますからなぁ。 悪いほうのポンプを止めて、いいほうを回して、じゃ、そういうことで、また来週♪ …では、さすがにちょっと気が引けるので、少しくらいは調べるふりをするとして。 で、その結果、今までみた事がないような馬鹿デカいリレーがあったんっすが、何か、その接点が固着して、アカンことになっちゃってるような? そんな気がしないでもなくて、じゃ、この部品、取り寄せておきますね。 月曜日…は、ちょっと無理かも知れませんが、火曜日には、間違いなく。 じゃ、そういうことで!

 予定通り、昼前には余裕で終わったので、 “快活CLUB” に寄って、ジュースを飲んで、ソフトクリームを食べて、で、ランチ。 「秋のどんぶりフェア」 とかいうのをやってるんっすな。 “トンテキ丼” なんてのがあって、何か、めっちゃ美味そう。 お昼はこれで、決まり♪ そう、即決しちゃいそうになって、いや、ちょっと待てよ…と。 桑名の快活で、わざわざ四日市の名物を食うこともないよな…と。 今年の 『ゆるキャラグランプリ』 、四日市の “こにゅうどうくん” とかいう、いけ好かない野郎が1位か2位になっちゃいそうで、何だか面白くないのに、その上、トンテキなんか食べたら、四日市人がつけあがるに違いなくて、得策ではないな…と。 で、そういえば、ここ、トルコライスがあるんだっけ? この前、本場の長崎で、初めて食べたんっすよね。 ここ 参照。 その結果、 「うーん…」 という感じだったんっすが、じゃ、パチモンのほうは、どうなんや? …と。 桑名の快活で、わざわざ長崎の名物を食うこともないとは思うんっすが、えーい、いったれ!

 ということで、届きました。 スパゲティがナポリタンではなく、ミートソース、で、カレーピラフではなくて、中華風の炒飯なんっすな、このパチモンは。 ナポリタン = イタリア = ヨーロッパ、 カレー = インド = アジア、その中間やから、トルコやんけ! その説からすると、ちょっと本道から外れているような気もするんっすが、ま、所詮はパチモンっすからね。 こんなもんでしょう。 が、よくよく考えると、ミートソースでもスパゲッティだからイタリア = ヨーロッパだし、炒飯 = インド = アジア、その中間やから、トルコ。 この構図にはまったく反していないし、で、肝心のお味のほうはというと、普通に美味ちい♪ 特に、上に乗っかってる豚カツに関しては、本場の長崎のヤツより上かも? そんな気すらしちゃいました。 三元豚とか書いてあったし、ま、税込 961円だから、お値段のほうも、それなりだったりするんっすけど。 で、これ、普通に美味しいんっすが、何というか、基本、スパゲティ・ミートソースと、炒飯と、豚カツの味やな…と。 この3種を組み合わせる利点が今ひとつよく分からなかったりするし、ま、無駄にボリュームがあるというのは言えるかも知れませんけど。 悪くはなかったんっすが、やっぱ、トンテキ丼のほうがよかったかな? そんな気がしないでもなくて、で、書こうと思っていた長崎の話の続きは、また次回。

 ということで、今日はランディ・ウェストンっす。 日本での知名度はまあまあなんっすが、人気のほうは、さほどでもない。 そういったキャラっすよね。 サイドマンとして名前が出てくることはほとんど無いし、かといって、リーダー作を積極的に聞いてみようという気にもならないし…。 アフリカを題材とした演奏で評価を受け、1967年にアフリカに移住する。モロッコでクラブを経営し、以後アメリカとアフリカを行き来の生活を送るが、うんぬん。 そういった経歴が、何かちょっと邪道っぽいな…と。 セロニアス・モンクっぽいピアノを弾く。 そんな噂もあったりして、となると、ちょっとアレやな…と。 個人的にも、あまり思い入れはなかったりするんっすが、ま、ネタ要員として、一応は取り上げておこうか…と。 んなことで、 これ を買ってみました。 6枚分のLPをCD4枚にまとめた、お買い得商品でありますな。 このうち、 これ は既に取り上げたことがあるので、残りは5つということになるんっすが、ジャケ絵を書くのが面倒そうなヤツばかりで、うーん…。 悩んだ結果、中身のほうもちょっとだけ考慮して、 『ザ・モダン・アート・オブ・ジャズ』 というのを選んでみることにしました。 タイトルにちなんで、生首の銅像みたいにされちゃったウェストンくん、お仕事とは言え、ご愁傷様っす…。 で、これ、トリオとか、ソロとかでなくて、曲によってなんっすが、2管入りだったりするところが、ちょっとだけ僕の心をくすぐったんっすが、ただ、その内訳は地味地味。 レイ・コープランドと、セシル・ペインっすかぁ。 前回、トルコライス = ト○コ風呂起源説というのを紹介したんっすが、ト○コ風呂は、今では、○ープランドという名前になっちゃいましたよね。 レイ・○ープランドって、絶対、風俗好きやろ! そう思わずにはいられなくて、で、一方、セシル・ペイン。 「痛み」 が分かりそうなキャラであるな。 そんなイメージしかありません。 そんなことで、フロントの2人にはあまり多くは期待出来ないかも知れませんが、とりあえず演奏を聞いてみることにしましょう。

 僕の買ったCDだと4枚目、 『トリオ・アンド・ソロ』 というアルバムの、ソロのほうの地味地味な演奏が5曲ほど続いた後、ようやく本番ということになるんっすが、で、このソロのほうを聞く限り、確かにモンクっぽいピアノであるな…と。 この時点で、ますますもって、期待薄。 アフリカな要素は全然だったりして、ぶっちゃけ、よく分からなかったりするんっすが、で、モダン・アートなほうの1曲目は 「ルーズ・ウィグ」 。 ランディくんのオリジナルで、ちょっぴりモンクっぽい、変なメロディのアレなんっすが、マイナーなムードもあったりして、悪くはありません。 トリオ編成なんっすが、ここまでずっと、苦行のようなピアノの無伴奏ソロを聞かされていたので、何だか随分とマシに思えてしまいます。 テーマの後、すぐにアーメド・アブダル・マリクとの絡みになります。 今まで、ベースの人とか、いてもいなくても、別にどっちでもいいじゃん。 そんなふうに思っていたりもしたんっすが、こうして聞いてみると、その存在の有り難さがよく分かりますな。 ランディくんと同じく、かなり癖の強いキャラなんっすが、いい感じに渡り合っていて、悪くないな…と。 で、続いてピアノのソロがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、確かにちょっと、モダン・アートっぽい気がしないでもないな。 そういったアレでありました。

 で、次。 「ラン・ジョー」 。 ルイス・ジョーダンの これ っすかね? ランディくんのバージョンは、オッサン軍団の恥ずかしい歌声が入ってないだけ、まだマシなんっすが、メロディはまんま、これ。 底抜けに脳天気で、間抜けの極みで、マイナーなムードは皆無だったりして、いやあ、よくないっすな。 日本人に好かれる要素がどこにも見当たりません。 トランペットとバリトン・サックスのユニゾンでテーマが演奏されるんっすが、そこに、コール・アンド・レスポンス風にピアノが絡んできたりもします。 で、ソロ先発は、○ープランドのラッパ。 ちょっぴりビル・ハードマンっぽい、ちっともハードではない吹きっぷりだったりして、ほのぼのとした味はあるんっすが、正直、ダサいっす。 ま、味があるとは言えるかも知れないし、で、その後、ラン・ウェ、セシ・ペンの順で、そこそこなソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、何というか、ちょっとアレでありました。 で、次。 ラン・ウェくんのオリジナルで、 「ア・テーマ・フォー・テディ」 。 「テディのテーマ」 っすか。 テディと言えば、ジャズの世界ではテディ・ウィルソン、テディ・チャールズ、テディ・エドワーズ、クマの世界ではテディベアあたりが有名だったりするんっすが、いや、チャールズとエドワーズは、そうでもないっすか。 知名度の高いウィルソンも、クマに比べれば全然なんっすが、ランディ・ウエストンがこれをテディベアに捧げたのだとすれば、ちょっと嫌。 男なら、プーさんやろ? そう、言いたくなっちゃいますよね。 が、これ、曲そのものの出来としては、極めて秀逸。 歌物のような綺麗なメロディは、 「時さえ忘れて」 のパクリっぽい気がしないでもないんっすが、ランディくんはトリオのフォーマットで、オーソドックスなバラード・プレイを披露してくれております。 アブダル・マリクくんとの絡みもなかなかいい感じで、アブダルくんとなら、アブダビで一緒に脂まみれになってもいいかも? 一瞬、そんなふうに思ってしまったりしました。 が、冷静になって考えてみるとめっちゃ嫌なので、やっぱりやめておこうかと。

 で、次。 「イン・ア・リトル・スパニッシュ・タウン」 。 管入りのほうのセッションなんっすが、これまた、底抜けに脳天気で、間抜けの極み系。 スパニッシュ・タウンというより、スッポン・エキスな感じだったりして、 日本人に好かれる要素は皆無。 いや、スッポンの汁が好きな日本人もいるのかも知れませんが、2管のユニゾンによるシンプルなテーマに続いて、ソロ先発はセシ・ペンくん。 この人、バリバリとバリトンを吹くわけでなく、バリバリに 「バリバリ君」 のシンパであるワケでもなく、何というか、存在そのものが地味。 演奏も地味。 続く、○ープランドくんのソロも、今ひとつインパクトがないし、全般的に、ちょっとアレやな…と。 で、次。 「ドント・ブレイム・ミー」 。 トリオによるしみじみとしたバラードが堪能出来ます。 で、ここで朗報。 台風の為に中止になっちゃった桑名水郷花火大会なんっすが、11月24日(土) 開催決定! …らしいっす。 予算の都合で90分から60分に時間が短縮されて、全体として通常の70%くらいバージョンになっちゃうみたいっすが、NTNはやるみたいだし (←未確認) 、はまぐり犬がクラウドファンディングで金を集めた2尺玉もあがるっぽいし (←未確認) 、いやあ、楽しみっすなぁ。 ちょうど3連休の真ん中だし、なばなの里 のイルミネーションも始まっているだろうし、前日には 七福神まつり もあるし。 うちのすぐ近くなんっすよね、十念寺。 寺なのに、神様を七人も奉ってるんじゃねぇ! そう、言いたくなるイベントではあるんっすが、あ、24日には 伊勢太神楽 があるやん! これ、生で見たこと、ないんっすよね。 七福神のほうは生で見て、ちょっぴり後悔しちゃったんっすが、とまあそんなこんなで、みんな、今年の秋は桑名に遊びに来てね☆

 ということで、次。 ラン・ウェくんのオリジナルで、 「J.K.ブルース」 。 「女子高生ブルース」 っすか。 いいっすなぁ♪ が、曲そのものは、ダサダサなブルースだし、2管入りのほうのセッションだし、個人的にはあまりオススメはいたしません。 で、裏でこっそり、JKを独占しようと思います。 で、次。  「ウェル・ユー・ニードント」 。 モンクが書いた変な曲っすな。 セシ・ペンくんだけが追加されたカルテットによる演奏なんっすが、ここではバリトンではなく、アルト・サックスを吹いているというのが、ちょっと貴重かと。 ちょっぴりアーニー・ヘンリーっぽい、変態スレスレ系のアドリブが堪能出来て、悪くはないかも? そんな気がしないでもありません。 ま、オススメに値するほど、よくもないんっすけど。 で、ラスト。 「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」 。 日本名、 「這う蠅だもーん」 。 前にもこれ、書いたことがあるような気がしますな。 蠅の羽根をむしるみたいな話で、「パンを踏んだ娘」 も登場したような? 主題歌は これ なんっすが、子供が見たら、めっちゃトラウマになりそう…。 ちょっとパンを踏んだくらいで、何も地獄に落とさなくても…。 で、これに比べると、「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」 は、まだぜんぜん救いがあるんっすが、トリオによる演奏で、わりと軽快なラン・ウェくんのピアノ・ソロが堪能出来て、うーん、まあまあ? ということで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 ま、悪くはなかったな…と。 が、管入りは余計やったな…と。 で、他人様にオススメする程のものではないな…と。 そんな気がしないでもない、そんな1枚でありました。 ということで、さ、パンでも踏もうっと♪


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