BANYANA -THE CHILDREN OF AFRICA- (ENJA)

DOLLAR BRAND (1976/1/27)

BANYANA -THE CHILDREN OF AFRICA-


【パーソネル】

DOLLAR BRAND (p,ss,vo) CECIL MCBEE (b) ROY BROOKS (ds)
【収録曲】

(01-03) BANYANA - THE CHILDREN OF AFRICA / ASR / ISHMAEL
(04-06) THE HONEY BIRD / THE DREAM / YUKIO-KHALIFA
【解説】 ( 2019年01月20日更新 / 連載 1,333回 )

 ( 前回 までの粗筋 ) 姫路城 & 好古園を散策し、ちゃんぽん & ひねぽんを食った。 ということで、1日目の観光は以上です。 というか、今回の1泊2日の旅はこれで終わったも同然なんっすが、あとは適当に宿の周りを散策して、次の日は昼飯を食って、温泉に入って、晩飯を食って帰るだけという。 9連休の間、ずーっと家にいて、ウダウダ、ダラダラ、ゴロゴロしているというのもさすがに暇だし、脳みそが腐っちゃいそうなので、適当にどこかに行って、何か美味いもんでも食って、宿でウダウダ、ダラダラ、ゴロゴロして過ごすかぁ。 …と、その程度の気合の入り方だったりするんっすよね、今回の場合。 んなことで、昼飯を食った後、姫路駅から電車に乗って、煮干し、烏帽子、あべしっぽい名前の網干 (あぼし) 駅まで移動。 そこから、宿の送迎車に乗って、本日の宿泊地、 新舞子ガーデンホテル に向かいます。 ここ、公共交通機関だと、今ひとつ交通の便がよろしくなくて、

 1便 JR網干駅14:50 山電網干駅15:10
 2便 JR網干駅16:30 山電網干駅16:45

この送迎以外だと、タクシーもしくは、 たつの市コミュニティバス というのを利用するしかないな…と。 個人的に、ちょっと苦手だったりするんっすよね、タクシー。 何となくコミュニケーション能力を要求されそうな雰囲気があって、極度なコミュ障である僕には、ちょっと辛い…。 一方、コミュニティバスというのも名前からしてコミュ障にはハードルが高そうだし、そもそも日曜・祝日や年末年始には運休しちゃうみたいだし、運行していても網干駅ではなく、本竜野駅とか竜野駅からだったりするし、利便性という点では、下痢便と同じくらい使えねーな…と。 ま、網干駅は姫路市なので、たつの市のコミュニティバスが立ち寄らないのは仕方がないんっすが、それはそうと、本竜野駅と竜野駅って、何やねん? “本” が付かない、ただの竜野駅のほうは、ちょっとパチモンくさい気がするんっすが、竜野駅 (たつのえき) は、兵庫県たつの市揖保川町黍田 (きびた) にある、西日本旅客鉄道 (JR西日本) 山陽本線の駅である。 山陽本線なので、こっちのほうが本線ぽいっすな。 黍田 (きびた) という地名が、ちょっぴり禿田 (はげた) っぽいところがネックなんっすが、と同時に、たつの市の代表駅は当駅ではなく姫新線の本竜野駅である…と。 あ、やっぱ、本竜野駅のほうが本物なんっすな。 町の中心はこっちのほうらしいんっすが、それと同時に、姫新線って、何だかちょっぴり “姫はじめ” っぽくて、エエやん♪ そんな気もします。 姫路駅と岡山県の新見駅をつないでいるみたいなんっすが、本竜野駅には1時間に1本か2本は普通列車が止まるみたいなので、まあまあかな? …と。 龍野城なんかの観光スポットも本竜野駅が最寄りのようっすが、でもまあ、そこまで足をのばすというのも面倒だし。 …というので、今回はJR網干駅14:50発の送迎バスを利用して、早めにチェックインすることにして。

 出発の30分くらい前に駅についたところ、やがて、それらしきバスがやってきたので、近寄って運転手に 「これって、新舞子ガーデンホテルに行くやつっすかぁ?」 と声をかけてみたところ、「はぁ?」 …と。 声が小さかったのか、滑舌が悪かったのか、うーん…。 再度リピートした結果、 「ああ。」 みたいな返答が得られたんっすが、コミュニティバスじゃなくても、全然、コミュニケーションが取れねぇ…。 もう一組の到着を待って、定刻通りにバスは出発したんっすが、何か、めっちゃ山っぽい感じの道を走ってくれたりして、とても海沿いのリゾートなホテルに向かっているとは思えなくて、うーん…。 もしかして、ぜんぜん違う送迎バスに乗っちゃったとか? 不安に駆られる行程だったんっすが、大丈夫でした。 一山越えたら海が見えてきて、おぉぉぉぉ! めっちゃ期待が高まりますな、こりゃ。

 そもそも、どうしてこの宿を選んだのかというと、海が見えて、眺めがよさそう。 夕日もイケそうな気がする。 その程度のアレだったんっすが、後から調べてみたら、この新舞子というところ、有名な干潟の撮影スポットだったんっすな。 ほれ 。 おお、めっちゃエエやんけ! 最初、このリゾートっぽいホテルにしようかと思って、何となくガーデンホテルのほうにしちゃったんっすが、見られる景色は同じだと思われるし、で、当初、泊まろうと思っていた秋の某月某日。 調べてみたら、干潮と日の出の時間がばっちり一致していて、最高やんけ! …と。 が、諸般の事情により、1月4日(金)に変更することになったんっすが、その結果、干潮と日の出の状況が、うーん…。 えーと、 これ 参照。 もう少し詳しく見ると、 こっち 。 姫路の飾磨というところのデータなんっすが、かざりま? かざま? …と思ったら、飾磨(しかま)。 読めねぇ…。 で、新舞子の干潟がイケるのは、干潮と日の出が重なったタイミングらしいんっすが、1月5日は干潮が3時33分となってますな。 で、日の出・日の入の時間と方角は、 このサイト で調べると、 こんな感じ になるみたいっす。 方角的には干拓地もしくは埋め立て地っぽいエリアの向こうのほうに昇ってくれそうで、干潟的にはいい感じっぽい? が、時間的にはぜんぜん駄目っすな。 1月6日なら干潮の時間が30分ほど遅くなるので、ちょっとはマシっぽい? 金土の日程のほうが、次の日に休めていいかと思ったんっすが、ここは日程を1日ずらしたほうが得策のように思えますな。 んーと、 これ 。 7時の日の出の時点で、潮位は45センチといったところでしょうか? そもそも、どれくらい干潮だと、干潟がいい感じになるのか。 僕は館長でも艦長でも間諜でも浣腸好きでもないので、カンチョー事情には疎いんっすが、調べてみたら、潮位が50センチくらいなら潮干狩りが出来ると考えて、それほど大きな間違いではないような気がしないでもない。 そんな状況であることが判明しました。 あまりにも干潮すぎて、潮位が0センチだったりすると、ただの干からびた砂浜になって、潮だまりとかには期待出来ないような気がしないでもないので、潮位が45というのは、実はベストな状況なんじゃね? そんな期待感が高まりますな。 『新潮45』 という45歳のオッサン向けの雑誌もあったりするし。 杉田水脈の論文で炎上して、そのまま休刊しちゃったみたいっすけど。

 とまあそんなことで、朝日の前に、予行演習も兼ねて、夕日の撮影を。 ちなみに、新舞子ガーデンホテルは、思ったよりも小高い丘の上にあって、部屋から綺麗に海は見えたんっすが、干潟の部分はさっぱりだったりして、うーん…。 詳しくはまた、そのうちに ここ で取り上げることになると思うんっすが、海岸に出るには、かなり急な坂道を下っていかなければならなかったりして、行きはヨイヨイ、帰りはツライ…。 ちなみに、僕がヤメにしちゃったシーショア・リゾートのほうは目の前が海岸だし、干潟を見下ろせそうな駐車場もあったりしたし、ぶっちゃけ、選択を間違ったか? そんな気がしないでもないんっすが、あ、でも、ガーデンホテルのほうが、送迎バスの運転手が無愛想だし、シーショアのほうが、見た目も何だかリゾートっぽいし! 別に悔しくなんかないし、羨ましくもないし! が、次に泊まるなら、こっちのほうやな。 そんなことを考えながら、海岸のほうへと歩いていくと、


< 新舞子の夕日 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)
 

 おおっ♪ なかなかエエやんけ! ちなみに、この時間の潮位は90センチくらいだと推測されるんっすが、干潟っぽさは皆無。 普通に泳げるな。 が、潮干狩りは無理やな…と。 超広角なレンズのおかげで、実物以上に広々とした感じに見えちゃってますが、ところどころに岩があって、いいアクセントになっているな…と。 特に“地続きプチ夫婦岩・意図のよくわからん梯子付き” みたいな奴が、アベックまたはカップル、もしくはペヤングの片割れの兄ちゃんが、思わず上に昇りたくなっちゃうくらいに魅力的であるな…と。 そうして彼女に写真を撮って貰っていたんっすが、別に羨ましくもないし、悔しくもないし。 とりあえず (写真・いちばん下) みたいに、いい感じにシルエットになってくれて、感謝の心しか沸いてこなかったりするんっすが、で、僕もこっそり、後から一人で上まで昇ってみようかな? …と。 ま、結局、ヤメにしちゃったんっすけどね。 高いところは怖いし、、こういうところに昇ろうとすると、間違いなく足を滑らせて、コケて、痛い目を見て、おまけに周囲に恥をさらすという未来しか見えなかったりするし。 君子危うきに近寄らずと言うし、馬鹿と煙は高いところに上りたがるというし、いかにも聡明な僕らしい、賢明な判断だったと思います。 で、夕日。 今ひとつ愛想のよくないオッサンが運転するバスに揺られていた頃は、何かめっちゃ曇っていたし、陰気くさい山道だしで、気分も落ち込んでいたんっすが、その後、天気も回復して、何よりでありましたな。 最後、海に沈む直前のところで雲に隠れてしまったんっすが、1週間くらい前の予報が雨時々曇とかだったのを思えば、上出来だったと思います。

 で、翌朝。 日の出が7時くらいなので、その30分くらい前に海まで行ってみることにしました。 付近の地図は ここ 参照。 昨日は “昨日の道” のほうから降りていったんっすが、今日は “今日の道” のほうを行ってみることにしました。 何でも、この道の途中に干潟を見下ろす、とっておきの撮影スポットがあるみたいなんっすよね。 が、噂によると、フェンスで囲まれて、中に入れなくなってしまった…と。 ほれ 。 あああ…。 カメラ小僧やカメラおっさんのマナーが、よっぽど酷かったんでしょうな。 カメラ爽やか好青年である僕としては残念でならないんっすが、撮り鉄とか、酷いですもんね。 で、行ってみた結果、撮影ポイントはやっぱりフェンスで囲われていたし、無駄に遠回りなだけだったし、真っ暗だし、死に場所を求めて彷徨っているみたいな気分だし、 “今日の道” を選んだのは、失敗やったな…。 そんな結果に終わってしまいました。 で、そうして辿り着いた海岸の様子はというと、


< 新舞子の夜明け > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 微妙…。 天気が微妙、干潟の干上がり具合も微妙。 うーん…。 推定潮位45センチで、 『新潮45』 な状況だったんっすが、ま、昨日の夕方よりは多少、干潟っぽくなってるような気がしないでもないな。 そんな程度のアレだだったりして、わざわざ暗い中、歩いてくるほどのものでもなかったな…と。 で、干潟というのはアレやな。 海岸から見ても、そんなにイケてるものでもねーな。 上から見下ろして、ナンボやな。 そういったモノであることも判明したんっすが、と言っても “例の場所” は封鎖されちゃったし…。 噂によると、ホテル・シーショア・リゾートに泊まれば、「お客サン、トッテモイイ、秘密のスポット、アルよ!」 そんなところを紹介して貰える極秘プランがあったりするみたなんっすが、うーん、めっちゃソソられる。 見た目も何だかリゾートっぽいし、送迎バスの運転手も愛想がいいに違いないし、今度泊まるとしたら、こっちやな。 そんな思いを強くしたところで、今日のところは、おしまい。

 ということで、今日はダラー・ブランドだらぁ。 旅行の2日目、この後、朝飯を食ったり、昼飯を食ったり、温泉に浸かったり、晩飯を食ったりしたんっすが、今日の後半は半端なく、何も書くことがないのが現時点で既に明らかなので、残った分は随時、こっちのほうに回しておこうかと。 んなことで、 『バンヤナ 〜ザ・チルドレン・オブ・アフリカ〜』 。 朝やな、昼やな、晩やな。 前回 のエンヤのアルバムが個人的にはアレだったんっすが、今回も敢えてエンヤで攻めてみようかと。 プロデューサーがホルスト・ウェーバーだったりとか、めっちゃ馴染みのあるレーベルなんっすけどね。 山下洋輔のエッセイに頻出するので、ジャズを聞き始める前から名前だけは知っていたんっすが、作風が前衛過ぎて、超保守派の僕には、ついていけん…。 で、このダラー・ブランドという人は、南ア出身のピアニストとして知られております。 南青山ではなくて、南アフリカ。 その結果、 『アフリカン・ピアノ』 というのが代表作ということになっているんっすが、ソロ・ピアノなので、まったくソソられるものがなかったり…。 その点、こっちのアレはトリオなので、大丈夫なんじゃね? そんな期待があったんっすが、とまあそんなことで、まずは1曲目。 アルバム・タイトル曲の 「バンヤナ 〜ザ・チルドレン・オブ・アフリカ〜」  壮大な大作なんじゃね? そんな池田大作レベルのアレを期待していたんっすが、駄作…とまではいかないまでも、与作。 そんな仕上がりでありました。 テーマそのものは、いかにもザ・アフリカの子供達やな。 そんな感じで悪くはないんっすが、ダラーくんは基本、その旋律を繰り返しているだけで、戦慄のアドリブ・ソロみたいなのは一切なし。 でもって、2分足らずでおしまい。 物足りん…。 背後でベースのセシル・マクビーと、ドラムスのロイ・ブルックスは頑張ってくれているので、そこに活路を見いだすというのが、賢明かも?

 ということで、「晩やな」 が終わったら、昼やな。 順番はちょっと違うんっすが、とりあえず昼飯の話。 極度のコミュ障である僕は、一人でふらっと店に入るというのが大の苦手なので、予約を入れて、予め自分を追い詰めるようにしているんっすが、姫路で食おうか、あるいは、明石にしようか。 ホットペッパーグルメ で、いろいろと当たってみたんっすが、今ひとつ、ソソられるものがないな…と。 で、ふと、加古川で食うという手もあるな…と。 調べてみたら、姫路と明石の間なんっすよね。 ということで、 ここ を押さえてみました。かつめし。 有名やんけ! ソソられるやんけ! ということで、行ってみました。 加古川、めっちゃ都会やんけ! 桑名とか、惨敗なんっすが、調べてみたら人口26.74万人。 負けても、やむなしやな…と、納得。 で、 「いろはーず」 。 カウンターの端っこに、ちゃんと 「予約席」 という札みたいなのが立っていたので、認められた感が半端なかったんっすが、ただ、この席は 「やや難あり」 でありましたな。 というのも、僕の隣がコップ&ポット置き場 兼 給仕のお姉さんの待機場所になっていて、いつもアナタに側 (そば) いるよ♪ そんな感じになったりして、めっちゃ緊張するやんけ…。

 んなことで、2曲目っす。 「ASR」 。 んーと、 これ ? おお、「まめFile」 の後継版やんけ! 僕はこのソフトを愛用しているんっすが、名前が糞ダサいのが難点やな…と、常々思っていたんっすよね。 これで問題はすべて解決。 で、さっそく導入しようと思ったら、意外と面倒だったりしたんっすが、余計な手間を掛けさせやがって…。 どこが改良されたのか、よく分からなくて、これなら普通に「まめFile」 でよかったんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、で、演奏のほうはというと、ここから本気を出す。 そんな感じでありますな。 より牧歌的なアフリカ的雄大さと、フォーク・ソングのような親しみやすい雰囲気が魅力な 「バンヤナ」 から、 「ARS」 の混沌としたシリアスな黒ジャズ系展開が意表をつく。 そんなふうに田中英俊クンが日本語ライナーに書いております。 ここで言う “黒ジャズ” というのは、いわゆるファンキー路線ではなく、ポリリズミックなビートに黒魔術をかけるかのように執拗にループされる左手のベースライン。 時代がアパルトヘイトに対する抵抗や、アフリカ独立の機運が最高潮に高まった時代だけに、ブラントもまたジャズでアフリカ独立を体現しようとしたのだろうか、そんな熱のこもった演奏だな…と。 ま、要するに、小難しいな…と。 曲そのものは、アンドリュー・ヒルが蛭に血ィ吸われながら書きそうな感じのアレで、イントロからテーマにかけては、普通に悪くないな。 そう、事態を楽観していたんっすが、途中から様相が一転。 ソロ・パートに入ると、極めて混沌としたカオスな世界が展開されていて、あまりにも前衛過ぎて、超保守派の僕には、ついていけん…。

 で、次。 「イシュマエル」 。 イスラエルでも、伊勢参りでもなく、イシュマエル。 キューバの人気ピアニスト、ロベルト・フォンセカも取り上げたエキゾチックなナンバーで…と、ここまでは良さげな感じなんっすが、セシル・マクビーのファットなベース・ソロからいきなり暗く、重い。 続くロイ・ブルックスのドラム・ソロもまた聴く側に集中力を要求する曲だ。 そんなふうに書かれていたりして、うーん…。 で、続いて、ジャズが聴きた〜い、などと可愛らしい女の子に言われジャズ喫茶に着座した瞬間この曲が流れてきたら、間違いなく沈黙の嫌な時間だけが流れるであろう重たい曲だ。 そう、田中クンがトドメを刺してくれます。 これだけではあまりに救いがないんっすが、でも大丈夫。 しかし、ブランドのピアノがその沈黙を吹き消し、突如ソプラノ・サックスが登場する。 その呪術的な、泣きのソプラノを吹くのもまたブランドである…と。 いや、ぶっちゃけ、サックスのセンスはないな。 そんな感じだったりするんっすけどね。 で、ここには書かれておりませんが、冒頭から 「呪いのブツブツ」 みたいな呟き声も入っていたりして、こんなもん、ジャズ喫茶で流すな! そう思わずにはいられません。 で、 「かつめし」 。 これはアレです。 皿にご飯をよそって、そこにカツを載せて、上からデミグラスっぽいソースを掛けたもの。 そういった食べ物でありますな。 茹でたキャベツを添えるのがお決まりらしいんっすが、僕が言った この店 の場合、ポークカツやビーフカツの他に、コロッケや白身魚のフライなんかもあったり、で、ソースも赤・白・緑と3種類あったり。 ま、多くの人は定番の 「ビーフカツの赤」 を頼むみたいなんっすけどね。 んじゃ、僕もそれで。 あと、ポテサラもお願いしまっす。

かつめし & ポテサラ♪

 で、到着。 おお、美味そうやんけ! コップに入っているのは “スープ” という名の “具無しの味噌汁” で、これはお代わり自由だったのではなかろうかと。 で、結論だけ言います。 美味いっ! ただ、ソースの味が濃いので、カツの中身がビーフなのか何なのか、ぜんぜん分からん…。 これなら安い “チキンかつ” でよかったんじゃね? そんな気がしないでもありません。 でもまあ、名物を食ったという満足感は得られたので、よかったな♪ …と。 で、次。 「ザ・ハニー・バード」 。 日本名ハチドリのタイトルを持つ曲で、文字通りハチドリが飛び交う忙しさを表したかのような演奏であるな…と。 ハチドリは英語で “HONEY-BIRD” と言うんっすか。 それだと “蜂蜜鳥” じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、えーと、 ハチドリ 。 「ブンブン」 とハチと同様の羽音を立てるため、ハチドリ (蜂鳥) と名付けられた。 英語ではハミングバード Hummingbird で、うんぬん。 ちゃうやんけ! 田中クン、嘘つきやんけ! でもまあ、 “HONEY-BIRD” という言い方もあるのかも知れず、 「ハニーフラッシュ!」 の掛け声と共に如月ハニーからキューティーハニーに変身して貰うかどうかは保留するとして、で、確かに、忙しない感じの曲ではありますな。 悪くないと思います。 ピアノとベースとドラムスが三位一体となって、インタープレイの極みで高みを目指す様は、崇高といってもよくて、かなり前衛的ではあるんっすが、ま、何とか耐えられるかな? …と。 ロイ・ブルックスの手数の豊富さと尽きる事のないアイディアは素晴らしい! そう、田中クンも絶賛しておりますが、で、昼飯を食ったら、今度は風呂でありますな。 晩飯は京都の店を予約しておいたんっすが、それまでかなり時間があるので、ウダウダ、ダラダラ、ゴロゴロ出来そうっすな。 で、目指したのは ここ 。 加古川から電車に乗って、明石の向こうの朝霧駅というところを目指します。 で、何気なく鞄の中のスマホとかを整理していて、とってもヤバいことに気付いてしまいました。 カメラが無いやんけ! 「かつめし」 の写真を撮るのに使った コイツ が、どこにも見当たらねぇ…。 間違いなく、かつめし屋ですな。 カウンターのいちばん端っこに座って、テーブルの奥のほうに置いた覚えはあるんっすが、鞄の中に入れた記憶がねぇ…。 慌てて明石駅で電車を降りて、店に電話を入れて、「あのぉ、今日の昼前頃、予約させて貰って、そちらにお邪魔した…」 「ああっ、携帯っ!」 店のお姉さん、即答。 見た目、スマホみたいっすからね、このカメラ。 予約の時点でこちらの携帯電話番号は連絡してあったんっすが、その携帯を忘れていっちゃったから、こちらから連絡も出来ないしぃ…。 お姉さんも困っていたんでしょう。 慌てて加古川まで戻って、事なきを得たんっすが、ちなみに 「いろはーず」 の店員のお姉さんは3人くらいで、みんなテンガロンハットを被っていて、めっちゃ可愛いので、また会えてちょっと嬉しいな♪ …と。 ま、カメラを取りに戻ったお陰で時間が無くなって、温泉ではぜんぜんゆっくり出来なくなっちゃったんっすけど。

 とまあ、そんなこんなで朝霧駅に到着。 海岸に出るには山陽電鉄の線路と国道2号線をまたぐ歩道橋を利用することになるんっすが、ここ、あの痛ましい 明石花火大会歩道橋事故 があったところなんっすな。 死者11人・重軽傷者247人って…。 しかも、お亡くなりになった人の内訳が (10歳未満9名) って、可哀想過ぎぃ…。 で、可哀想と言えば、茶髪の青年たち。 歩道橋中央での惨事を通報するためプラスチック壁を破壊して屋根に登り、歩道橋への群衆流入を阻止しようと惨事を皆に伝え、救急を要請していたことが判明した…って、めっちゃいい事をして頑張ったのに、最初は犯人扱いされたりして、ヒデぇぇぇ…。 警備会社のニシカン (現ジェイ・エス・エス) 、カス過ぎやんけ! 犠牲になられた人たちに、哀悼の意を捧げたいと思うんっすが、

大蔵海岸と明石海峡大橋♪


 大蔵海岸、めっちゃいいところっすな。 温泉もなかなかよかったっす。 めっちゃ混んでいたのと、時間に余裕がなかったので、あまりゆっくり出来なかったのがちょっとアレだったんっすが、とまあそんなことで、5曲目、 「ザ・ドリーム」 。 エリントン 〜 モンクからの影響を感じさせるピアニスティックな演奏であるな。 ゆったりとした演奏でさえスピーカーから飛び出してきそうなタッチの強さが伝わってくるな。 この曲はベースとのデュオ演奏での録音であるな…と。 個人的にはあまり好きではない編成なんっすが、そこはさすが、セシル・マクビー。 女子高生に人気なブランドだけあって、存在感は抜群。 ピアノと対等に渡り合っていて、ま、1曲くらいならデュオでも、いっかぁ…と。 んなことで、ラストっす。 「ユキオ・カリファ」 。 半分、日本人っぽい名前なんっすが、空手の先生、ユキオ先生に捧げて書かれた曲で、東洋的なテーマの後は空手の乱取りのようなバトル・プレイが繰り広げられているな…と。 え、そっかぁ? 田中クン、イメージだけで語ってないっすか? もし、ユキオ先生が三島由紀夫だったりしたら、憲法改正のため自衛隊の決起 (クーデター) を呼びかけるようなバトル・プレイが、うんぬん。 そんなふうに書いちゃいそうなんっすが、で、実際に演奏を聞いてみたら、まるで空手の乱取りのようなバトル・プレイが繰り広げられていて、よかったな♪ …と。 そんな気がしないでもなくて、とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 南ア人、意外と革新的であるな。 …というのが率直な感想かと。 前衛過ぎて、小難しくて、超保守派の僕には、ついていけねぇ…。 そういったアレなんっすが、改めて聞き直してみると、呪いの呟き & ソプラノ・サックス入りのやつが、群を抜いて抜群にアカンだけで、それ以外は、ま、許容出来る限界を超えているというワケではないな。 そんな気がしないでもありません。 でもまあ、ジャズが聴きた〜い、などと可愛らしい女の子に言われた場合に相応しい1枚でないのは確かで、こんなもん、ジャズ喫茶で流すなぁぁぁぁ!


INDEX
BACK NEXT