THE JOHN WILLIAMS TRIO (EMARCY)

JOHN WILLIAMS (1955/6/15,24,10/11)

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【パーソネル】

JOHN WILLIAMS (p)
ERNIE FARROW (b) <#1,3,7,8> BILL ANTHONY (b) <#2,4,5,9-12> CHUCK ANDRUS (b) <#6>
FRANK ISOLA (ds) <#1,3,6-8> JACK EDIE (ds) <#2,4,5,9-12>
【収録曲】

(01-03) BAUBLES , BANGLES AND BEADS / SHILOH / GOOD MORNING , HEARTACHE
(04-06) FLAMINGO / A SLEEPING BEE / HOW STRAGE
(07-09) MANTECA / SOMEDAY MY PRINCE WILL COME / LIKE SOMEONE IN LOVE
(10-12) GOOD MORANING BLUES / OKEEFEENOKEE HOLIDAY / THE GIRL NEXT DOOR
【解説】 ( 2019年03月10日更新 / 連載 1,339回 )

 とりあえず、ひとつの山は越えました。 3月8日の 「さばの日」 が工期末の物件、とりあえず3日ほど前に現場の作業はすべて修了して、残すところは書類作成のみ。 でもまあ、完成検査は 3月15日みたいなので、最悪、その日までに何とかすればいっかぁ。 …と、わりと悠長に構えていたんっすが、3月8日に下検査的なものを行なうと。 そんな通達が出されて、え、マジっすかぁ? となると、出さなければならないような気がする必要最低限の書類のうち、80%くらいはその日までに形だけでも何とかしなければならんという事っすよね? 僕にそこまで求めるとか、マジかよ? ま、作りましたけどね、しょうがないので。 そして迎えた下検査。 時間は13時半からなので、最悪、その日の午前中に書類を出せばいっかぁ。 …とか思っていたんっすが、「遅くても前日の朝くらいまでには貰えますかぁ?」 とか言われて、仕方が無いので、自分で役所まで持って行くことにしました。 個人的に、今回の工事の役所の担当の監督がちょっぴり苦手なタイプだったりするので、現場代理人である僕は、営業担当のオッチャンを現場代理人代理に任命して、 「申し訳ないんっすけど、ちょっとお願い出来ますかぁ?」 と、書類提出の任務をいつも丸投げしていたんっすが、そのオッチャンも自分の現場が忙しくなっちゃってるみたいで、今回ばかりは自力で何とかしなければなりません。 いやあ、緊張しますなぁ…。 どうしても自分が出席しなければならない打合せの際も、いつもオッチャンに引率して貰っていたので、一人でその役所に行くのは初めてだったりして、あれ? 3階だったけ? 4階だったっけ? ん? こっち? そっち? どっち? ちょっと道に迷ってしまいました。 僕はこの年になるまで、ずっと真面目に真っ当に生きてきて、人の道を踏み外したことは一度もなかったりするんっすが、物理的にはよく、道を間違えたり。 極度の方向音痴なんっすよね。 ま、今回は何とか、目的とする部屋にたどり着くことが出来たんっすが、とりあえず担当のオッサンが不在だといいなぁ…と。 その場でネチネチと書類をチェックされて、あれが足りない、これも足りない。 明日の午前中までには、何とかなりますよね? そう厳命されたりすると、心が折れちゃいますからね。 ○○さん、お見えっすか? あ、不在っすか。 じゃ、これ、お渡し願いますかぁ? それだけで済む展開に期待して、ドキドキしながらドアを開けて、中の様子を伺ったところ…

 しっかり在席しとるやんけ! めっちゃ忙しいとか言ってたので、不在の確率は80%超だと踏んでいたんっすけどねぇ…。 ま、幸い、おずおずと提出した書類は、ささっと簡単にチェックされただけで、あまり深く中身にまで言及されることなく、とりあえず無罪放免になったんっすが、これでとりあえず、最初の山は乗り越えることが出来ました。 いやあ、よかったっす…。 が、帰り際に、めっちゃ気になる一言が。 「明日の検査ではもしかしたら下に降りるかもしれないので、安全帯をかけるリールのやつ、用意して貰えますかぁ?」 え? え? え? それ、マジで言ってる? ちなみに今回の工事というのは除塵機設備の更新という、そういう任務だったりしたんっすが、除塵機設備というのは、えーと、 こんなの 。 水路にスクリーンが取り付けられていて、そこに引っかかった木の枝だとか、サッカーボールだとか、空き缶だとか、魚だとか、亀だとか、場合によってはヌートリアの死体だとか、ごくごく希には大雨で水路に転落しちゃった老女なんかを地上まで掻き上げる装置なんっすが、最後の事例は ここ 参照。 岐阜営業所に勤務していた時に、めっちゃよく行ってた排水機場やんけ…。 で、今回の工事で据え付けたのは、長崎のメーカーが 「今までうちで作った中で、いちばん大きい」 とか言ってた巨大な除塵機だったりするんっすが、この写真の “下のほう” に降りるかもしれないとか、それ、マジで言ってるんっすか? 工事中は昇降用の足場が組まれていたので、超高所恐怖症の僕も、「ショーコー、ショーコー、ショコショコ、昇降〜♪」 と、歌を歌って気を紛らわしながら、何とか昇降することが出来たんっすが、もう、その足場も解体して撤去しちゃったんっすけど? 「足場を撤去すると下に降りられなくなるので、その前に下のほうだけ検査したいと思うんっすけど。」 そんな申し出があったから、この前、下のほうだけ検査したばっかりやんけ! ちなみに、この状態でどうやって12mくらい下の水路まで降りるのかというと、今回、試しにイメージで猿を昇降させてみた、この黄色い猿ばしご状のヤツを利用するしかありません。 ちなみにこの黄色い “コの字状” のものは、正式には 「足掛け金物」 というみたいっすな。 今回、これを42個ほど取り付ける作業も工事の中に含まれていたんっすが、こういう余計なものを付けちゃうから、下に降りるとか、無茶なことを言うヤツが出てくるんや! 作業をしてくれたオッサンや兄ちゃんも、「こんなん、誰が使うんっすかね?」 とか言いつつ、本人たちは、割と平気でここから昇ったり降りたりしていたんっすが、無理っ! 僕には絶対、無理っ!

 ところでこれ、 「足掛け金物」 なので、ここに足を掛けるのは別にいいとして、 「手でつかまる金物」 ではないので、手で握ったりするのは、絶対に駄目! そんな縛りはさすがに無いんっすよね? ちなみに、あるオッサンは去年も同じ工事をやっていて、固まりきらないうちに昇降していたら、捉まっていた足掛け金物がズボッと抜けて、足だけで踏ん張って、何とか転落を免れたんだそうで。 上から4番目だったそうです。 怖かったわー。 死ぬかと思ったわー。 で、それ以来、ちょっとトラウマになってるとか言ってましたが、そんな話を聞いたら、余計に無理っ! 絶対に無理っ! で、役所のオッサンが用意して欲しいと言ってたのは、 こういうヤツ なんっすかね? あ、こういうのがあれば、ぜんぜん怖くは…、いや、やっぱり無理っ! こんなの、落ちない為の道具ではなくて、落ちても死なないというレベルの気休めみたいなもんっすよね? 菊間アナの転落事故の例もあるし、誰に何と言われようと、無理っ! とりあえず、落ちて死にかけた職人のオッサンに、「役所の人から、安全帯を引っかけるリールみたいなのを用意して欲しいって言われたんやけど…。」 そのように伝えたところ、 「下請けに言って、用意させます。」 とのことで、ま、本当に下に降りなければならない事態になった場合は、このオッサンを現場代理人代理に任命して、僕の代わりに頑張って貰うとして。

 とまあそんなこんなで、下検査の当日。 朝、現場事務所に赴くと、二次下請けのお兄さんが来ていて、その後、しばらくして一次下請けの、通称 「足掛け金物が抜けて11メートルくらい下に落ちそうになったオッサン」 がやって来ました。 「安全ブロックは、用意してくれた?」 「え? 何にも聞いてないっすけど?」 「おかしいなぁ。社長に用意してくれって頼んどいたんやけど。」 で、社長に電話して確認したところ、 「あっ、忘れてた。 テへっ♪」 みたいな。  あ、それならそれで、別にぜんぜん大丈夫っす。 他の工事に出払っていて、今回、誠に遺憾ながら安全ブロックを用意することが出来なくて、非常に申し訳ないんっすが、下に降りるという話はなかったことに。 そういう方向に話を進めますから、いいっすよ! そのように言ってみたんっすが、 「検査は昼からっすよね? 会社に戻って取ってきましょうか?」 「そうして貰える?」 ああん、別にそこまでしてくれなくてもいいのにぃ…。 とまあそんなこんなで下検査の時間になって、役所のオッサンが2人やってきました。 事前の話では、まず現場事務所で書類検査をやって、それから現場を確認する。 そういう流れになるという話だったのに、検査官はいきなり、 「現場を見る」 と言い出しました。 え? ということは、書類検査は省略? それだとかなりラッキーなんっすが、個人的には断然、書類のほうを見られるのが嫌で、めっちゃ気が重かったんっすよね。 現場のほうは何を言われても、職人がぁぁぁぁ。 メーカーがぁぁぁぁ。 …というので、責任逃れをして、僕は表面上、監督責任を痛感せずにはいられない。 そんな態度で、頭さえ下げておけば、ま、何とかその場をやり過ごすことが出来るかな? …と。 で、後から職人のオッサンに、「こんなこと言われたんで、手直し、ヨロシク!」 そんなふうにお願いすれば、問題はすべて解決。 で、わりと気楽に検査に臨んだんっすが、けっこう、細かいことをネチネチと指摘されて、ちょっぴり心が沈みました。 特にグレーチングの隙間から水路のスクリーンを覗き込んで、サイドカバーの右と左の隙間が、うんちゃらかんちゃら。 で、 「下に降りて行ければエエんやけど。」 とか言い出した時は、めっちゃ嫌な予感、最大限にマックス。 超高所恐怖症のサバ監督、今回の工事で、最大限のピンチ! ま、結局のところ、下に降りて行ければエエんやけど、そういうワケにも行かなくて、不本意ではあるが、やむを得ない。 そういう趣旨の呟きであったことが判明して、いやあ、そうなんっすよー。 下に降りて、じっくりと見て頂きたいのはヤマヤマなんっすが、もう昇降階段を撤去しちゃったので、いやあ、残念至極に存じます。 んなことで、結局のところ、安全ブロックの出番がないまま、現場検査は無事(?)に完了したんっすが、じゃ、まあ、そんなことで。 お疲れ様っしたぁ!

 で、そのまま、お帰り頂こうかと思ったんっすが、「じゃ、書類の検査をするかぁ。」 ということになって、あ、やっぱり…。 で、そこでもやはり、けっこうネチネチと指摘を受けました。 あれがない、これもない。 あ、やっぱり…。 出さなければならないような気がする必要最低限の書類のうち、80%くらいは何とか用意して、残りの20%くらいは、無事に見逃してくれたらいいな。 そんなふうに、ちょっぴり期待していたんっすが、世の中、そんなに甘い物ではありませんなぁ…。 ま、それは想定内だったので、別にいいんっすが、据付の施工管理のナンチャラ記録がない。 不完全である。 そのような指摘をされて、隣の席にいる、通称 「足掛け金物が抜けて11メートルくらい下に落ちそうになったオッサン」 と顔を見合わせて、え、何それ? ポカーンとしていると、監督員が呆れたように 「下水道事業団の指針がどうたらこうたら…」 と、レクチャーしてくれたんっすが、で、 「後から、その資料を渡すから!」 あ、そうっすかぁ。 それはそれはご丁寧に。 どうかお願いしまっす。 で、その後、 「除塵機の逆転の確認を忘れてた」 というので、再び現場に戻って逆転の試運転をしてみたところ、ちょっとヤバそうな不具合が発覚して、サバ監督、ちょっぴりピンチ! でもまあ、現場の施工の問題ではなく、製品の不具合みたいなものなので、僕としては、「メ…メーカーに相談して…」 としか言いようがなくて、長崎の会社の設計担当のお姉さんに電話したりして、あたふたしているうちに、 「じゃ、今日は帰りますから!」 と、監督員ほか1名様は現場から去っていかれて、あぁぁぁぁぁぁ、とりあえずのところ、終わったぁぁぁぁ♪ これでひとつの山は越えたなぁ…と。 本検査までは、まだ1週間の猶予があるし、ま、何とかなるんじゃね? そんな気がしないでもありません。 ホッとすると同時に、何だかちょっと気が抜けちゃったんっすが、夕方にメールで送られてきた下水道事業団の指針とやらも、見てみたらそんなに騒ぐほど大層なものでもなかったし。 その他、今までずっと放置していた点検報告書だとか、整備や修理の工事写真だとか、まだまだ作らなければならない書類は無数にあるんっすが、ま、来週から本気を出して、気合いを入れて頑張れば、何とかなるんじゃね? そんな気がしないでもなくて、本年度の仕事は、ほぼ終わった♪ …と考えて、あながち大きな間違いではないと言えるのではなかろうかと。

 ところで、 前回 、春の東北@お花見旅について、個人的なプランなどを述べさせて頂いたんっすが、前言撤回。 ちょっぴり気が変わって、一部、日程を変更しようかと模索しているところだったりします。 4月27〜30日の予定なんっすが、最新の開花予想によると、北上展勝地の桜はこの頃まで持たないっぽい? で、角館の武家屋敷のしだれ桜と、なんとか川のソメイヨシノは1日でも早めたほうが無難っぽい? ということで、一関の山奥のほうの、ちょっぴりよさげな温泉宿は捨てることにしました。 小形牧場黒毛和牛のステーキが食べられなくなるのはちょっと残念なんっすが、ま、写真で見る限り、めっちゃ小形なステーキっぽくて、ボリューム感には欠けてそうな感じだったし。 ちなみに “小形牧場” というのは 「こがた」 ではなく、 「おがた」 なんっすな。 めっちゃ有名なところやん! この店 をやってるところっすよね? めっちゃソソられますなぁ。 ただ、盛岡の “ぴょんぴょん舎” で、冷麺 & 岩手の和牛三銘柄盛り合わせ (150g 前沢牛/いわて短角牛/奥州牛または雫石牛) というのを三昧する予定なので、オガタ君のほうは、パスかな? …と。 ところで、この “ぴょんぴょん” プランなんっすが、ちょっとした問題が。 角館の散策を初日に持って来て、しだれ桜 & ソメイヨシノ & カタクリの春のお花三昧を満喫して、盛岡に移動して、ビジホ泊まり & ぴょんぴょん。 そんな予定なんっすが、ちょっとだけ夜桜の気分を味わってから新幹線に乗るとすると、盛岡駅に到着するのが 19時48分。 ホテルにチェックインしてから晩飯を食いに行くとすると、20時からの予約では、ちょっと忙しないっすよね。 出来れば20時30分からにしたいところなんっすが、ホットペッパーの ここ 。 17:00〜20:00の間は “即予約” なのに、20:30だと “リクエスト予約” になっちゃうんっすよね…。 “即予約” なら、ネットだけですべてが完結するんっすが、 “リクエスト予約” の場合、予約リクエストを受け取った店舗から、メールか電話で予約受付可否の連絡が来ます。 お客様と店舗の間で合意した時点で予約が確定します。 そういうシステムだったりするみたいで、ええぇぇぇぇぇ…。 高いところ、狭いところ、暗いところ、尖ったもの、グロいもの、魚貝類の類い、整理整頓、書類の作成 etc… 完全無欠な僕にも苦手なものがほんのちょっとだけあったりするんっすが、超コミュ障な僕は、電話というのもかなり苦手。 店から電話が掛かってきて、それに答えなければならないとか、無理っ! もし 「今回、予約のリクエストを頂いたんですが、生憎…」 と、断れたりでもしたら、心が傷付くし、めっちゃナイーブなんっすよね、僕。 10分くらい遅刻して叱られるのを覚悟して、20:00で“即予約” にしておこうかとも思ったんっすが、叱られたらやっぱり心が傷付くし、うーん…。 悩んだ結果、叱られるより、ただ普通に電話が掛かってくるだけのほうが、まだマシ? そんな気がしないでもないので、えーい、 “リクエスト予約”、やってもたれ!

 で、翌日、ぴょんぴょん舎のお姉さんから電話が掛かってきました。 ドキドキ。 利用時間と人数を確認されて、「あ、それで…」とか 「あ…、はい…」 とか答えていたら、無事に予約が成立して、いやあ、思ってたよりもずっと、ハードルは低かったっすな。 リクエスト予約、恐れずに足らず! 少し大人になった僕は調子に乗って、2日目の昼飯は、 ここ にリクエスト予約を入れてみることにしたんっすが、 “助八寿司” っすかぁ。 僕は “助六寿司” があまり好きではなくて、いなり寿司はともかく、海苔巻きはいらんやろ。 そう思わずにはいられなかったりするんっすが、助八寿司なら、助六寿司の1.333倍くらいは期待が持てそう? 場所的には例のオガタ牧場の店のすぐ近くみたいなんっすが、前日の夜が焼肉なので、次の日の昼は、前沢牛の握りとかで、ちょうど良さそう? 牛にぎり 8個 3,456円って、高っ! 1個だと 432円みたいなんっすが、セットだと 432 × 8 = 3,456円って、ぜんぜんお値打ちちゃうやんけ! セットだと味噌汁が付くのかも知れませんが、その味噌汁というのが 「海老の頭入り(子持ち)」 と書いてあるのをどこかで見た記憶があって、魚貝類の類いの中でも、特に頭だとか、卵だとかが苦手な僕としては、よりにもよって、余計なものを入れてくれたなぁ…と。 前沢牛の握りなんだから、 「牛の頭入り (子持ち) 」 にしろって! ま、それはそれで、かなり嫌な気もするんっすが、でもまあ、頭だけなら、わざわざ牛さんにお出まし頂かなくても、 ミノタウロス件(くだん) でも代用出来るし、あ、 件(くだん)のほうは、顔が人間で、体が牛でありましたか。 使えねぇヤツや! そう思わずにはいられませんが、ちなみに助八寿司のほうも、翌日にオッサンから電話が掛かってきて、無事に予約が成立しました。 楽勝やんけ! とまあそんなことで、ゴールデンウィークが来るのを楽しみに、3月の残り3週間を何とか無事に乗り切りたいと切に願う、監督員@サバくんなのでありました。 じゃ、また♪

 ということで、今日はジョン・ウィリアムスっす。 このところ、 (ジャズにしては) 新しめの80〜90年代の、よく分からんキャラの作品を中心に取り上げて来たんっすが、今日は正統的に古いっす。 1955年。 ジャズ黄金期の幕開けといった感じっすよね。 よくよく考えてみたら、今から64年くらい前だったりするんっすが、十年一昔の感覚からすると、6.4昔くらい。 昭和で言うと30年っすか。  トヨタ自動車が 「クラウン」 を発売、 日産自動車が 「ダットサン・110」 を発売。 そういった年だった模様でありますが、日産と言えばカルロス・ゴーン、保釈されましたなぁ。 何じゃ、この変装は? 作業服にはヘルメットやろ! そう思わずにはいられませんでしたが、とても完成検査を受ける立場じゃないっすよね。 ま、それはそうと、ジョン・ウィリアムス。 めっちゃ、ありがちな名前なんっすが、幻のピアニストである。 そう、日本語ライナーで杉田宏樹クンが書いておりますな。 1929年にバーモント州ウィンザーで生まれ、うんぬん。 この経歴からするとカレー好きであるものと推測されるんっすが、51〜53年の兵役後、スタン・ゲッツに抜擢されてニューヨークで活動。 ズート・シムズ、フィル・ウッズ、チャーリー・マリアーノと共演するも、60年代以降はぷっつりと消息を絶った…と。 ズート・シムズだっけ? シズムだっけ? チャーリー・マリアーノだっけ? アリマーノだっけ? …と、悩んでしまう人たちと一緒にやっていたみたいなんっすが、今日はそんなジョン・ウィリアムスの 『ザ・ジョン・ウィリアムス・トリオ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 自身、2枚目のリーダー作のようっすが、その後、どれだけのアルバムを残したのかは不明。 本作のジャケットを見る限り、ジャズ・ピアノというより、ロックでもやってそうな、典型的にアメリカン・ヤンキーな風貌だったりするんっすが、どんな演奏を聞かせてくれるのか、ちょっと楽しみ。 とまあそんなことで、では1曲目から聞いてみることにしましょうかぁ。

 んなことで、まずは 「ボーブルス、バングレス、アンド・ビーズ」 。 調べてみたら 「安物の宝石、腕輪、そして、数珠玉状のもの」 といった意味のようなんっすが、日本ではもっぱら 「ビーズと腕輪」 という名前で知られております。 杉田クンは 「ビーズと指輪」 と書いてますが、腕輪が正解っすよね。 詳しくは ここ 参照。 で、今回、杉田クンにまったくヤル気が感じられず、曲解説らしきものは全体を通じて10行分くらいしか書かれていなかったりするので、自力で何とかしなければならんのっすが、一人で役所に書類を届けることが出来たし、リクエスト予約だって余裕。 そんな、ちょっぴり大人になった僕なら、きっと大丈夫だよね? そんな気がしないでもなくて、で、これはアレっすな。 なかなかいい感じであるな…と。 ミディアム・テンポで軽快にスイングする、そういったアレなんっすが、決してオーソドックスではなく独自のセンスで料理するあたりに、ウィリアムスの個性を感じるな…と。 恐らく白人であるものと思われるので、黒さはほどんど感じられないんっすが、そこそこブルージーではあったりして、悪くはないな…と。 ちょっぴりB級っぽい空気が感じられるのと、タイコの人がバタバタと煩いのはご愛敬なんっすが、終盤にはピアノとドラムスの掛け合いが聞かれたりして、でもって、おしまい。 で、次。 「シャイロー」 。 ジョン君のオリジナルなんっすが、タイトルは地名に由来しており、ウィリアムスの作曲手法を垣間見るな…と。 いいっすよね、シャイロー。 ちょっぴりシャイなイチローみたいで。 シャイなイチローなら、シャチローじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、小唄っぽい感じの仕上がりだったりして、作曲の才能のほうも、なかなかであるな…と。 で、演奏のほうもソツがなくて、無難にまとまっているな…と。

 で、次。 「グッド・モーニング・ハートエイク」 。 決してオーソドックスではなく独自のセンスで料理するあたりに、ウィリアムスの個性を感じるな…と。 杉田クンは1曲目と共用で、そのような感想を述べるに止まっているんっすが、心の痛みを感じさせる、そんな、胸キュンなバラードに仕上がっております。 で、次。 「フラミンゴ」 。 米津玄師ではなく、昔からあるスタンダードなんっすが、スローなバラードでも、ラテンな乗りの急速調でも、どちらでも大丈夫。 で、ここでのジョン君はミディアム・ファストで、小粋な感じに料理しているんっすが、良くも悪くもB級感が半端なくて、ま、たまにはこういうのも、いいんじゃね? …と。 で、次。 「ア・スリーピング・ビー」 。 えーと、スプリング・ソングが教える 「本当の恋」 。 野生のミツバチをつかまえて手の中に握ってみるがよい。ハチがお前を刺さなければ、恋を見つけた証拠じゃ! ええぇぇぇぇ…。 そんなん、絶対に嫌やん。 虫とかもめっちゃ苦手なんっすよね。 ハチとか、刺すヤツは特に。 ハチとか、出来ることなら眠り続けて、そのまま永眠して頂きたいところなんっすが、これ、めっちゃ胸がキュンキュンする歌詞でありますな。 ここでのジョン君のピアノも綺麗なバラードに仕上がっていて、ノスタルジックな空気に浸れること、間違いなし。 で、次。 「ハウ・ストレンジ」 。 とっても小粋で、はう〜♪

 で、次。 「マンテカ」 。 うちのお父さん、ハムとソーセージが大好きで〜、だから僕は〜、ハムをお土産に買って帰ったら、親父に怒られた。 マーンテカ? いいっすよね、堺すすむ。 ググったら、 ここ にありました。 出来れば、「ナーンデカ?」 と聞かれた客席の爺さんが 「ソーセージを買っていかなかったから」 と答えたバージョンのほうを見たかったんっすが、ま、それはそうと、マーンテカ。 スローなバラードでは絶対に駄目で、ラテンな乗りの急速調でやるしかないナンバーなんっすが、ここでのジョン君のプレイは、とってもマーンテカ♪ 満点か? …と言われると、そこまではいかないんっすが、ま、65点はあげてもいいかな? …と。 で、次。 「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」 。 カラオケで佐野元春の 「サムデイ」 を歌ったら、何故か馬鹿にされてしまって、それ以来、 「サムデイ」 という単語を見ると、胸がズキュンとハートエイクだったりするんっすが、日本名 「いつか王子様が」 。 日本人としては、王子様と言えばシンデレラのイメージなんっすが、 「白雪姫」 の挿入歌なんっすよね。 で、王子様と言えば、 これ 。 白雪姫と結婚出来るんだったら、王子様でも別にいいんじゃね? 所詮は他人事なので、個人的にはそんな気がしないでもないんっすが、 「白雪姫」 王子のプロフィールを公開! 王子に隠された衝撃の事実3選 。 14才のJC好きっで、マジかよぉ…。 ま、それはぜんぜん異常ではないし、むしろ、共感すら覚えてしまうんっすが、原作では7才のJS好きだったそうで、さすがにそれは、ちょっと…。 で、死体愛好家だというのは、あり得ねぇ…。 数ある変態の中でも、スカトロとネクロフィリアだけは理解不能なんっすが、変態ではなく、フェチの範疇だと、メガネっ娘フェチと、パンストフェチ。 パンツなのか、ストッキングなのか、はっきりしろ! そう言いたくなっちゃいます。 で、ジョン君の演奏はというと、まあまあ、いい感じに仕上がっているな…と。

 で、次。 「ライク・サムワン・イン・ラブ」 。 僕はイクラが、あまりライクではなかったりするんっすが、鮭の親子丼とか、まったくソソられるものがありません。 やっぱ、鶏の親子丼やろ? …と。 牛の親子丼というのも悪くない気がするんっすが、牛の子供はタマゴではなくて仔牛なので、ちょっぴり心が痛んじゃうかも知れません。 仔牛のカツレツを食ってる横で 「ドナドナ」 でも歌われた日にゃ…。 欧米人はクジラを食う日本人を残酷だとか言う前に、仔牛を食うのを何とかしろよ! …と。 で、ジョン君の演奏はというと、まあまあ、いい感じに仕上がっているな…と。 で、次。 「グッド・モーニング・ブルース」 。 これはアレっす。 ブルースっす。 が、決して泥臭くはなく、適度にブルージーで、エエやんけ! そのように評価していいのではなかろうかと。 ベースの人のソロも地味にフィーチャーされていて、でもって、次。 「オキーフェノーキー・ホリディ」 。 ジョン君のオリジナルなんっすが、タイトルは地名に由来しており、ウィリアムスの作曲手法を垣間見るな…と。 杉田クンは2曲目と共用で、そのような感想を述べるに留めているんっすが、オキーフェノーキー。 何か、沖のほうにアントニオ猪木がいそうな地名でありますな。 沖のほうにアントニオ猪木がいるなら、オキーイノーキーなんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、曲そのものは、まあまあいい感じだったして、とまあそんなことで、ラストっす。 「ザ・ガール・ネクスト・ドア」 。 「隣のドアの少女」 っすかぁ。 そういえば先日、某排水機場の仮設事務所の隣に設置した仮設トイレの横に止めたクルマの中で休憩していたら、向こうのほうからウェットスーツを着たギャルが歩いてきて、めっちゃビビりました。 確かに海のすぐそばなんっすが、コンビナート地帯でリゾートなムードは皆無なところなので、場違い感が半端ねぇ…。 ちらっとそのギャルと目が合ってしまったんっすが、彼女は無言で仮設トイレの中へと消えて、えっ? えっ? 公共のものでも何でもない工事用の仮設トイレを、何の挨拶もなく無断で勝手に使うのって、アリ? その是非はともかくとして、僕は 「隣のドアの中」 が気になって、めっちゃドキドキしてしまったんっすが、で、ジョン君の演奏はというと、まあまあ、いい感じに仕上がっているな…と。 とまあそんなことで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 杉田クンが言うほど、独自のセンスや個性が感じられるスタイルではなく、どちらかと言えばオーソドックスなんっすが、ま、全般的に悪くはないし、日本人は 「幻の〜」 という冠には弱いので、ちょっと通ぶりたい人だとか、冠二郎のファンの人とかには、オススメ☆ …かも知れない、そんな1枚でありました。


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