PAUL BLEY (EMARCY)

PAUL BLEY (1954/2/3,8/26,30)

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【パーソネル】

PAUL BLEY (p) PETER IND (b) <#1-4,6-8,10-12> PERCY HEATH (b) <#5,9> ALEN LEVITT (ds)
【収録曲】

(01-03) TOPSY / MY HEART / THAT OLD FEELING
(04-06) THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU / AUTUMN BREEZE / I WANT TO BE HAPPY
(07-09) MY OLD FLAME / TIME ON MY HANDS / DRUM ONE
(10-12) THIS CAN'T BE LOVE / MY ONE AND ONLY (WHAT AM I GONNA DO) / 52ND STREET THEME
【解説】 ( 2019年03月31日更新 / 連載 1,342回 )

 明日(4月1日)、いよいよ新しい元号が発表になりますなぁ。 とりあえず、新しい元号が発表されるだけで、 「平成」 はまだ1ヶ月ほど持続する筈なんっすが、既に 「平成の終わり感」 が、半端ねぇ…。 ちょうど新しい年度も始まるし、4月1日の切替でよかったんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ま、5月1日 = 新天皇の即位 = お休み。 これが閣議決定されたおかげで、10連休が実現することになったワケなので、個人的には喜ばしく思っているんっすが、で、予定していた東北へのお花見の旅。 諸般の事情により、日程の大幅な縮小を余儀なくされそうな…。 とりあえず3泊4日の予定が1泊になっちゃいそうなんっすが、4月29日に予約した弘前のビジネスホテルは、ネット上ではキャンセル出来なくて、電話を掛けなければならないようなので、ま、ここだけは残しておくかぁ…と。 ちなみに “るるぶトラベル” で ここ を押さえたんっすが、弘前城公園徒歩7分、弘前大学病院徒歩2分の立地にサウナ付天然温泉大浴場を完備したホテル。 なかなかの好条件っすよね。 ただ、夕食付きのプランはなく、ホテル内にレストランもないみたいなので、夕食をどうするかが問題なんっすが、ま、最悪、ドーミーイン名物の 「夜鳴きそば」 で我慢するかぁ…と。 これさえあれば、腹が減って、ひもじくて、夜に泣くという事態だけは避けられそうなんっすが、でも、どうせなら、もうちょっといいものを食べたいな…と。 当初、食べログで17時半からの部なら、お一人様でもネットで即時予約が可能な個人経営の居酒屋のようなところを見つけて、そこを押さえていたんっすが、女性店主のこだわりの料理がどーたらで、お一人様でも入りやすい雰囲気がどーたら。 そりゃ、コミュ力の高いお一人様なら入りやすかったりするのかも知れませんが、こっちとしては、電話で宿泊のキャンセルを申し出るくらいなら、ちょっと無理をしてでも、泊まるかぁ…。 そう考えてしまうくらい、生身の人間とは直に関わりたくなかったりするし、予約を入れてはみたものの、ちょっぴり気が重かったり…。 とか思っていたら、ある日、その店の女性店主とおぼしき人から電話が掛かってきて、「実はこの度、お店をたたむことになりまして…。」 えー、マジっすか? 折りたたみ式のヘルメット、 タタメット をたたむのでさえ、ちょっぴり勇気がいったりするんっすが、店をたたむとは、大きな決断しましたなぁ。  タタメットをたたむのに、どうして勇気がいるのかというと、一度たたんでしまうと、二度と元のヘルメットには戻らなくなっちゃいそうな恐怖感が付きまとうからなんっすが、元に戻ったら戻ったで、見た目があまりにも足軽過ぎて、被るのに多大な勇気が必要だったりするし。 何でもいいけど、タタメットのサイトも、うちの会社の “あんしん開錠物置” もリンク切れになっちゃってるんっすが、で、たたまれたタタメットは、もしかしたらまた、元のヘルメット姿に戻ることもあるかも知れませんが、たたまれたお店はそれっきり。 もしかしたら、他の経営者の手に渡って、新しい名前で再オープンしていたりするのかも知れませんが、とりあえず他を当たるから、いいやぁ…。

 んなことで、 ホットペッパーグルメ 。 ここでの予約には、ネットだけで完結して、生身の人間と直に関わらずに済む “即時予約” と、店側から連絡があって、それで初めて予約が成立したり、しなかったりする “リクエスト予約” の2種類がある。 そんな話を以前に書いたかと思うんっすが、生身の人間と直に電話で話さなければならないとか、そんな高いハードルを越えなければならないのなら、ドーミーインの 「夜鳴きそば」 でいいやぁ…。 そんなふうにずっと考えていた僕なんっすが、これといった “即時予約” の店が見つからなくて、仕方なく、勇気を振り絞って “リクエスト予約” を入れてみたところ、結果的に、意外と楽勝だったな。 そういうシステムだったという話も、前にちらっと書いたかと思うんっすが、んなことで、次の候補として、 ここ を押さえてみることにしました。 宿があるのがJRの弘前駅ではなく、名前からして中心繁華街っぽい中央弘前という私鉄の駅の近くなので、場所的にここら辺りがいいかな? …と。 名前が 「海の灯」 というのが、ちょっと気になるんっすけどね。 僕があまり好きではない、海産物が主体の店なんじゃね? …と。 で、実際、おすすめ料理を見ても、 「真鱈白子の利尻昆布蒸し」 とか。 白子、キメぇぇぇ…。 あ、でも、普通に 「なんこつの唐揚げ」 とか 「串焼き各種」 なんてのもあるし、郷土料理っぽいものでは 「海の灯特製!いかメンチ」 なんてのも。 テンテンを付けて 「イガメンチ」 と言ったほうが、より津軽っぽさが実感出来るかと思うんっすが、 これ っすよね。 イカは基本、頭とか目玉とか以外は大丈夫なんっすが、イカの足 (ゲソ) なら、普通にイケそうでゲソ。 「フライドレンコン」 とか 「石川ウィンナー」 なんかも美味しそうだし、 「県産豚のローストポーク 清水森ナンバ味噌ソース」 というにも激しくソソられるし、エエやん♪

 で、最終日のランチには ここ を押さえてみることにしました。 弘前って、フレンチが有名らしいっすな。 どうして名物になったのかというと、 ここ 参照。 なるほど、洋館っすか。 それなら普通、 ヨーカンマダム とかに走りそうなものなんっすが、マダムなのに “女の子キャラクター” というカテゴリーでエエんか? …というのが、ちょっと疑問ではあるんっすが、で、カレーパンマン、何か腐ってね? 顔色悪いし、ブツブツも出来てるし、ちょっとキモいんっすが、でもまあ、 パターラ だと思えば、ぜんぜん大丈夫かも? で、それはそうと、もう一人のアルバイトの子がナースを着てたんだけど、爆乳? 今度のゴールデンウィークに弘前に行くという計画、ちょっと見直すよ! 行き先を横浜松原商店街に変更するよ! 一瞬、そんなふうに思ってしまったんっすが、このナイトバザールという企画は、もう終わっちゃったんっすよね? 目先の欲望に囚われて、過ちを犯してしまうところでありましたが、で、フレンチって、破廉恥に比べると、ちょっとソソられる要素が希薄だよね…。 そんなふうに思っていた僕なんっすが、名物となれば、話は別。 3泊4日の旅の最後をフレンチでお洒落に締めようかと思っていたんっすが、日程が短縮になって、しかも諸般の事情により、2日目もちょっと早めに家に帰ったほうがよさそうな…。 悩んだ結果、 「いがめんち」 の店はヤメにして、フレンチを1日目の夕食に変更させて頂けないか、リクエスト申請をしたところなんっすが、で、肝心の弘前城の桜の開花予報はどうなっているのかというと、えーと、 ここ 。 やっぱ、当初の予報よりも、ちょっぴり早まって来ちゃってるような? 4/29〜30だと、満開に期待するのは難しいっぽい? ま、花筏が楽しめればそれでいいんっすが、いかだも駄目だったら、イカでもヤケ食いするしかないっすよね。 イカ焼きはそんなに好きではないので、出来れば 「いがめんち」 を食べたいところなんっすが、屋台に出てたりするんっすかね? 帰りの新幹線で食べる 「いがめんち弁当」 とかでもいいんっすが、えーと、 弘前駅 駅弁 。 あふれる海の幸五能線弁当。 海産物の類いがあまり好きではない僕としては “海の幸” にはあまり、あふれて欲しくなかったりするんっすが、んーと、ホタテとサザエを載せたタコ飯に、赤飯もち、焼ホタテ、ブリ甘煮、フキ、柴漬けなど。 やっぱり、あまりあふれて欲しくはないっすなぁ…。 で、続いては、おおっ! 津軽イカメンチ。 あるやん♪ “いが” と濁ってないのがちょっとアレなんっすが、テンテンが付いているほうは 山田商店 というところで買えるっぽい? イカメンチじゃないよ イメンチ! そう、cathlienさん (女性・神奈川県) が強調文字を駆使して拘りたくなる気持ち、よく分かります。 この店なら1イガから買えるみたいだし、他の惣菜もあるっぽいし、いいかも? 大学芋も名物らしいんっすが、こちらの販売は4月末(さくらまつり前)までらしいので、微妙かも? いずれにしろ、青森の弘前山田は決定♪ …やなと。

 ちなみに今回、宿泊代がかなり浮く分、無駄に贅沢して、帰りの東北新幹線はグランクラスを利用してやろうと思っているんっすが、となると、ちょっとしたプチ弁当のようなものが出るんっすよね。 メニューは何かな? …と、ワクワクしながら調べてみたところ、んーと、 これ 。 4月からの東京方面行きのメニューは、桜でんぶ、玉子焼き、花蓮根柑橘甘酢、数の子醤油漬け、絹さや、海老甘酢漬け、かんぴょう煮、いくら醤油漬け、筍山椒煮、鰊甘露煮、がり、椎茸煮、ごま入り酢飯 (岩手県産たかたのゆめ)。 ・ ・ ・ 。 軽食なので、おのおの、量的にはどれも些少なものだと思うんっすが、これがもし重食だったりしたら、ぜんぜん嬉しくねぇ…。 これプラス、1イガメンチ+焼き鳥1本くらいで、何とか中食の昼食として成り立つ感じ? 東北行きのほうは鶏そぼろと鶏甘酒漬け焼きがあって、とりあえず鶏やな。 そんな展開が期待出来るんっすが、うーん…。 で、飲み物のほうも、以前はシードルがあった気がするんっすが、見当たらなくなってるし。 ワインはかなり高級っぽく見えるような気がするんっすが、そんなにたくさんは飲めないし。 飲み過ぎてベロベロになって、ずーっと爆睡しちゃったりしたら、何の為にクソ高い席を選んだのか、分からなくなっちゃいますもんね。 お茶菓子のパウンドケーキ&おかき、アメニティのお持ち帰り可能なスリッパ、靴ベラ、アイマスク。 この辺りは嬉しいんっすが、うっかりアイマスクを装着して、快適なあまりに爆睡しちゃったら本末転倒もいいところだし、で、アテンダントがナース服の爆乳だったりしたら、いいな♪ …と。 セーラー服の貧乳でも、ぜんぜん問題はないな♪ …と。 アテンダント服の中乳だったりしても、普通に悪くないと思うんっすが、いずれにしろ、おちおち寝ている場合ではないな…と。 で、とか言ってるうちに、 「ポルトプラン」 から、予約OKの返事が来たー! ここの場合、電話ではなく、メールで返事をくれるので、実質的には “即時予約” みたいなものなんっすが、 今月のおすすめディナー というのを食べてみようかと思うんっすが、現時点で前菜は、ホタテのサーモン巻きと津軽鶏のロール サラダ仕立て。 個人的にホタテって、そんなに好きではなくて、「腐ったホタテがあるんやけど、どうする?」 と聞かれたら、「ほったって!」 と即答したくなっちゃうんっすが、ま、津軽鶏でも腐っていたら、ほったるしか手立てはなかったりするんっすけど。 で、本日の魚料理は舌平目のムニエルとかだと、いいな♪ …と。 鰈の煮付けだったりしたら、嫌やな…と。 で、メイン料理は奥入瀬ガーリックポークのリンゴジュース煮 又は 牛肉のソテー香草焼き (プラス500円) 。 個人的に香草焼きって、変な草の味がして、香草が功を奏していない気がするので、プラス500円しなくて、いっかぁ…と。 リンゴジュース煮というのが、いかにも青森らしくって、いい感じだし。

 で、このお店、 こっちの記事 では第3位に入っておりますな。 こういう順位付けに、果たして意味があるのか、個人的にはちょっと疑問なんっすが、行こうと思っている店が上位に入っていると、ちょっぴり嬉しかったり。 で、えーと、弘前で中華料理を楽しめる人気のお店9選、9位は「ヒロマキッチン」です。  え? 中華料理なん? フレンチちゃうん? 出だしでいきなり間違えて、後はそのコピペで、結局、最後まで “弘前で中華料理を楽しめる人気のお店” で押し通されておりますが、弘前で中華料理を楽しめる人気のお店9選、3位は 「ポルトブラン」 です。 弘前の正統派フレンチの店として有名なレストランです。 もしかしたら、和洋折衷というか、仏中折衷の店だったりするのかも知れないし、そういえば、岐阜のほうには 「ハンバーグが美味しいトンカツ屋さん」 みたいな看板を出している店もあったし。 それ、何かちゃうやろ? そう思わずにはいられませんでしたが、 「ハンバーグにパン粉を付けて揚げてしまって、うっかりメンチカツにしてしまったトンカツ屋さん」 なら、納得はいくんっすけど。 ちなみに、この 「ポルトブラン」 のオーナーシェフは白戸さん。 フランス語の 「ポルト(戸)」 と 「ブランシェ(白)」にちなんで、店の名前を付けたそうっすが、木曽川の馬飼ビーチにある大島さんのウインドサーフィン屋 = ビッグアイランド。 あれと同じ発想でありますな。 白戸なので、店の入口も白い戸だったりするみたいなんっすが、白戸家での食事を楽しみに、これからの1ヶ月を過ごしたいと思います。 とまあそんなことで、おしまい。

 ということで、今日はポール・ブレイっす。 まあまあ有名っすよね? 僕の中では、無礼な棒やな。 そんな気がするキャラとして位置づけられているんっすが、世間一般ではカーラ・ブレイの相方という印象でしょうか。 めっちゃ髪の毛の多いネーチャンっすよね。 で、無礼な棒クンのほうはというと、1932年カナダのモントリオール生まれ。 (中略) 53年にはチャールス・ミンガスとアート・ブレイキーを従えて10インチLP 『イントロデューシング・ポール・ブレイ』 を吹き込んでいる…と。 これ っすな。 懐かしいっすなぁ、荏原のソフトボール大会。 で、それはそうと、今日はポール・ブレイなんですが、この人はアレです。とっても無礼なことで知られております。 ま、基本、これしか書くことは無いっすよね。 インドと言えばカレー。 ポールと言えば無礼。 それくらい鉄板のネタなんっすが、で、先ほど、書き写すのが面倒だったので (中略) した経歴の部分も、ここを読めば一目瞭然。 余計な労力を費やさずに済んで何よりでありますが、で、今日はそんなポー・ブレ君の初リーダー作に続く第2弾、 『ポール・ブレイ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 もともとはウィングというレーベルから発売されたもので、57年頃にエマーシーから再発された。 そう、原田和典クンの日本語ライナーに書かれておりますが、メンバーのうち、ピーター・インドアル・レヴィットは、トリスターノとの関わりでも知られる精鋭なんだそうで、特に個人的はインドくんの華麗なプレイに期待したいところなんっすが、インドと言えばカレーっすからね。 で、ポール・ブレイと言うと、フリー・ジャズの印象が強かったりするんっすが、原田クンは、ジャズ界でもっともエロティックな音を出すピアニストなどと書いておりますな。 ピアノにおける官能の極致と呼びたくなるほど艶やかな香気を放っていた…と。 僕は 「さば」 という名を名乗っているんっすが、香草焼きにして貰えれば、香気くらい放てるわい! そんな、無駄な対抗意識が芽生えてしまったんっすが、が、1954年録音の本作はそれとは別人のようなスタイルで演奏されている。 簡単にいえばバップ系のアプローチなのだ…と。 サスティン・ペダルをあまり使わず、息の長い単音フレーズをバリバリと綴るブレイの指先から、レニー・トリスターノ、バド・パウエル、ホレス・シルバー等への憧れを感じるのはたやすいと思う。 そんなふうに原田クンは書いておりますが、つまりはまあ、ぜんぜんエロくはないという事っすな。 あまり多くは期待せずに、ま、軽く流すことにしましょうかぁ。

 ということで、1曲目。 「トプシー」 。 原田クンは個別の演奏に関しては、まったく何も触れてくれていないので、自力で何とかしなければならんのっすが、意外とブルージーで、悪くないやん! …と。 終盤、ドラムスとピアノの4バースもあったりして、オーソドックスにバップ系のアプローチなのだな…と。 確かにまったくエロくはなく、むしろ、弥勒っぽかったりして、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 で、選抜高校野球、龍谷大平安 対 明豊は5回裏を終わった時点で、0対0でありますかぁ。 津田学園も平安相手に10回までは0対0だったんっすよね。 最後は力尽きて2点取られて負けちゃったんっすが、大健闘だった。 そのように評価していいのではなかろうかと。 平安は次の試合、盛岡大付に9対1で大勝ちしてくれたので、もしかして津田学園の前クンって、凄かったんじゃね? そんなふうに再評価の機運が高まっているし、平安にはこのまま、優勝まで突っ走って貰いたいところでありますが、が、明豊のほうも、明るくて豊か。 何か、性格のいい巨乳ギャルっぽい感じがあるので、頑張って欲しいと思うし、明石商にも明石焼きで商売の道を究めて欲しいし、とまあそれはそうと、2曲目。 「マイ・ハート」 。 ポールくんが自らの心情を綴ったオリジナルで、知的なバラード。 そんな作品に仕上がっております。 ちょっぴりパウエル的な香気みたいなものも感じられるし、エエやん! …と。 で、次。 「ザット・オールド・フィーリング」 。 軽妙洒脱な雰囲気の歌物スタンダードなんっすが、ベースがテーマを主導するという、そんな手法が取られております。 ピーター・インドって、言うほどカレーちゃうやん。 そんな気がしないでもないんっすが、ま、これはこれで、いいかな? …と。 前半は全面的にベースがフィーチャーされて、で、終盤はピアノとドラムスの絡みで、そこそこ盛り上がって、で、後テーマはブレイ君が請け負って、でもって、おしまい。 で、次。 「ゼア・ウィル・ネバー・ビー・アナザー・ユー」 。 これまた、軽妙洒脱な歌物なんっすが、オーソドックスなアレンジで、歌心に富んだブレイのプレイを堪能することが出来て、何よりであるな…と。 時折、ヘンな呻き声が漏れ聞こえたりするあたり、バド・パウエルへの憧れを感じるのはたやすいと思うんっすが、途中、ドラムスとの絡みを挟んで、最後まで快調なピアノ・ソロが繰り広げられていて、エエやん♪

 で、次。 「オータム・ブリーズ」 。 「枯葉」 なのかと思ったら、リーブスではなくて、ブリーズなんっすな。 作曲者は “M.Jackson” とクレジットされているんっすが、恐らく、ミルト・ジャクソンのオリジナルなのではなかろうかと。 が、聞いてみたらファンキー・チューンではなく、知的なバラードだったりしたので、あるいは別のどこかのジャクソンさんなのかも知れません。 ということで、次。 「アイ・ウォント・トゥ・ビー・ハッピー」 。 調子のいいナンバーっすな。 「調子に乗ってんじゃねーぞ!」 と、イキった中高生に言われちゃうかも知れませんが、調子に乗ってエエんやで。 僕は優しく受け入れてあげたいと思います。 2分17秒という、ほんのちょっとした小さなプチ小品なんっすが、なかなかにビー・ハッピーであったな…と。 そのように評価していいのではなかろうかと。 で、次。 「マイ・オールド・フレーム」 。 もしかして、緩急緩急緩急と、交互に攻めてくるパターン? …と思ったら、やっぱりそうだったんっすが、パウエルを彷彿させる仕上がりでありな。 …と、そのように言っていいのではなかろうかと。 で、次。 「タイム・オン・マイ・ハンズ」 。 ブルージーな仕上がりっす。 ABAYO ブルージーン お前の〜 KIRARI 眩しい胸には〜 きらめく銀のネックレ〜ス 灼けた肌 決まりすぎだぜ♪ いい歌っすよね 「ブルージーンズメモリー」 。 俺には分からないよ お前が何故〜 (あい・どん・のう♪) ガラスの都会へと旅立つのか〜 (ゆー・どん・のう♪) 動画 もありますぜ。 いや、動かない画なんっすけど。 ということで、次。 「ドラム・ワン」 。 ポール・ブレイのオリジナルで、名前の通り、テーマ部はアル・レヴィットのドラムを前面に押し出した作風となっております。 で、言うのを忘れていたんっすが、「オータム・ブリーズ」とこの曲では、ベースがインドくんから、パーシー・ヒースに代わってます。 ま、言われなければ誰も分からないと思うので、ま、いっかぁ…と。 で、ここに来て初めて、緩急緩急緩急のパターンが崩されたんっすが、バラード率50%というのは、ちょっぴりダレるので、賢明な措置だったのではないか。 そのように評価していいのではないかと思います。

 で、次。 「ディス・キャント・ビー・ラブ」 。 軽妙な歌物スタンダードなんっすが、こういうのが好きなんっすかね? 見た目は陰キャっぽいんっすが、言われてみれば、カーラ・ブレイみたいな、めっちゃ髪の毛の多いギャルと結婚していたワケだし。 ま、この2人、すぐに別れちゃったみたいなんっすが、ポール・ポールは、最初カーラ・ブレイと結婚した後、ゲイリー・ピーコック夫人だったアネット・ピーコックと再婚。 その後、ヴィデオ・アーティストのキャロル・ゴスと再々婚し現在に至っている。 で、一方、カーラ・ブレイは、ポールとの離婚後トランペット奏者のマイク・マントラーと再婚したが、その後スティーヴ・スワローと生活を共にしている。 何かこのあたり、人間関係がドロドロ過ぎるんっすが、演奏そのものは、極めて軽快。 警戒すべき点は、みじんも感じられなかったりして、で、次。 「マイ・ワン・アンド・オンリー」 。 その後に 「ラブ」 が続くのではなく、 (ホワット・アム・アイ・ゴナ・ドゥ) と書かれておりますな。 ガーシュイン・ナンバーである模様っすが、いかにも日本人好みのブルージーな作風で、エエやん♪ そのように評価していいのではなかろうかと。 んなことで、ラストっす。 「52ND ストリート・テーマ」 。 モンクの 「52丁目のテーマ」 っすかぁ。 どうしてまた、最後にこんな日本人ウケしない楽曲を? その真意は測りかねますが、あ、明豊が勝ちましたかぁ。 校歌が南こうせつなところっすよね? なら、対抗して、桑名の高校の校歌は、桑名乃羅に頼めばいいんじゃね? …と、そんな提案をしておいて、で、今日のところは以上っす。

【総合評価】 僕はエロいポール・ブレイをよく知らないので、とっても普通な気持ちで楽しめたんっすが、人によっては、 「こんなの、ポール・ブレイじゃない!」 という感想を持っちゃうかも知れないし、少なくとも、この1枚でブレイを語るのは無礼であるな。 そんな気がするし、で、今度はカーラ・ブレイのほうも聞いてみようかな? そんな気にさせられた1枚でありました。


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