STEPS IN THE SAND (JAZZHUS DISK)

NIKOLAY SIZOV (2010/5/20,21)

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【パーソネル】

NIKOLAY SIZOV (p) PHILIPP MESHCHERYAKOV (b) GARIY BAGDASARIAN (ds)
【収録曲】

(01-03) DELILAH / SOMETIME AGO / MAIDEN VOYAGE
(04-06) STEPS IN THE SAND / OUT OF NOWHERE / FACT
(07-09) IF I HAD YOU / CLOSED DOOR / FALLING IN LOVE WITH LOVE
【解説】 ( 2019年05月12日更新 / 連載 1,348回 )

 あああああああ…。 10連休が終わっちまったぁぁぁぁ…。 日曜日の時点で、終わってしまった感が半端なくて、あ、でも、よく見たら、月曜日も休みやん♪ で、ちょっぴり得した感を味わうことが出来たんっすが、ダラダラ、ウダウダと過ごしていたら、その1日もあっという間に終わってしまって、うあぁぁぁ、明日から仕事かぁ…。 行きたくねぇ…。 でもまあ、4日間我慢すればまた休みだし、令和の時代になったら、本気出す。 そんなふうに思っていたんっすが、それはまあ、来週以降に延期ということで。 んなことで、何とか乗り切ることが出来たんっすが、基本 “マンポン週間” でありましたな。 半年くらい前に 「2ちゃんねる」 だか、 「5ちゃんねる」 だかに こんなスレ が立っていたんっすが、マンポがぶっ壊れたんご!! おお、そんな略し方をする人もいるんっすな。 うちの会社ではもっぱら マンホールポンプ = マンポン と称しているんっすけど。 マンホールポンプを引き上げる為の小さなクレーンが付いたトラック = マンポンカー とか。 子供たちから人気が出るように、やなせたかし氏のキャラを借用して、アンパンマンポン号にしよう! そんな話は今のところ出ていないんっすが、アンパンマンポン号、万景峰号(まんぎょんぼんごう)。 早口言葉としてはかなり難易度が高くて、個人的にはいいと思うんっすけどね。

 連休明けが “マンポン週間” になる予感は以前からあって、休みに入る直前の金曜日。 某所で農業用水の修理をして、その後にもう1件、某町の水道施設の不具合の状況を見て、原因がよく分からないので、とりあえず、連休が明けたら本気を出して考えることにしよう。 そんな結論を出して、で、会社に戻ろうとしたら、某町の上下水道課職員から電話が入りました。 「マンポンがぶっ壊れたんご!!」 正確に言うと、ポンプが壊れたワケではなく、ポンプを制御する回路が壊れて、水位が下がって槽内がカラになっているのに、ポンプが回り続けていると。 普通は水位が下がると自動で止まるんっすよね。 それを聞いて、 「ああ…」 と。 逆にポンプが回らないとなると、汚水が溢れる!溢れる! (焦燥) そういう事態になって、とっても焦っちゃうんっすが、回りっぱなしなら、まあエエやん。 そんな気がしないでもありません。 ポンプにとって、あまり喜ばしい状況でないのは確かなんっすが、すぐに壊れるものでもないし、ま、10日間くらいは大丈夫なんじゃないっすかね? ちなみにその現場は、僕が今いる場所のすぐ近くだったりするので、寄ろうと思えば、ぜんぜん寄れないことはないんっすが、出来ることなら寄りたくはないな…と。 状況からしてフロートスイッチ ( ← こんなの ) が引っ掛かってるだけだと思うし、チョチョイとマンホールの中に入ってもらって、チョイチョイと引っ掛かってるフロートを何とかしていただければ…。 現場のすぐ近くにいることは伏せて、その旨を申し述べた次第でありますが、 「じゃ…、一度、やってみます…。 で、アカンかったら、また電話します。」 めっちゃ、気乗りのしない口ぶりだったんっすが、某上下水道課職員のワイくんも業者に頼まずに直営で施工したみたいだし、そう、君なら出来る。 大丈夫、間違いない!

 自力で、何とかして貰えますように…。 電話が掛かってきませんように…。 そう、祈りながら車を運転して、会社に戻って、で、最初の電話から約1時間半が経過。 さすがにもう、大丈夫っしょ。 やっぱ、あの上下水道課職員は、やれば出来る逸材やったんや♪ んなことで、僕の “平成時代” のお仕事は、おしまい。 さ、家に帰ろうっと。 …と思っていたら、電話が掛かって来ました。 「やってみようと思ったんっすけど…。 マンホールが深くて…。」 ま、その気持ちはよく分かります。 マンホールの中は深くて恐いし、おまけにウンコ水まみれだし、出来ることなら僕も入りたくはないんっすが、それならそれで、もっと早く言ってくれれば…。 現場のすぐ近くにいたのにぃ〜! で、翌日、しかたなく見に行くことにしたんっすが、マンホールの中に入って、引っ掛かってるフロートスイッチをチョイチョイとか、そういう面倒なことはやりたくないので、とりあえず制御盤のほうで生きているフロートと線を入れ替えて、チョイチョイと小細工して。 で、根本的には連休が明けてから、本気を出して何とかしよう…と。 で、その翌日には、まったく管轄外なのに、何故だか名張の農業用水の修理に呼び出されて、で、その次の日から青森と秋田へ遊びに行ったんっすが、バタバタしていて、一眼レフカメラの予備のバッテリーを持ってくるのを忘れたぁ…。 カメラに入っているほうも残りが30%くらいで、ヤベぇぇぇ…。 弘前駅からホテルまでタクシーで行く途中に、カメラ屋もしくは家電量販店に寄って貰って、充電器もしくはバッテリーを探すことにしたんっすが、3件目のケーズデンキでようやくバッテリーが見つかって、やったー♪ …と思ってカメラにセットしたら、残量がゼロだった。 前回 、そこまで話が進んでいたと思います。 ぬか喜びもいいところだったんっすが、それはそうと 「ぬか喜び」 って、糠漬け (ぬかづけ) とかの “糠(ぬか)” と、何か関係があるんっすかね? で、調べてみました。 これ 。 結果、大して面白い話でもなかったことが判明したんっすが、はかない喜びと、ぬか喜び。 ちょっとニュアンスが違うような気もするし。 もうちょっと行数稼ぎに使えるかと思ったのに、ぬか喜びに終わってしまいましたな。 で、今回、弘前公園の近くに宿を取ったので、早速、散策してみることにしました。


< 弘前公園の桜 (2019 夕方編) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)
 

 充電器探しに余計な時間を費やしてしまったので、かなり薄暗くなってしまいました。 バッテリーの残りも心許ないので、なるべく、どうでもいいものは撮らないようにしなければなりませんが、堀、ここでは “壕” という難しいほうの字を使うみたいなんっすが、そこのところの桜は、かなり散ってしまっておりますなぁ…。 花筏 のほうは、ちょうどいい見頃と言えるかも知れませんが、個人的には 「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」 と言うほどか? そんな気がしちゃうんっすよね、花筏。 なだいなだ よりは、ちょっとマシという程度。 「なだいなだ」 はペンネームで、スペイン語の "nada y nada" (何もなくて、何もない) に由来する。 何もないんかい! 「何もないけど、それがいい」 とかちゃうんかい! ちなみに僕はハンドル名が “さば” 、本名が “いなば” なので、 “さばいなば” を名乗ってもいいような気がするんっすが、それはそうと、 “はないかだ” 。 平仮名で書くと、花井くんが無駄に多くて、ちょっぴり “花井過多” な感じになったりするんっすが、僕は子供の頃、花井という嫌なヤツに虐められたので、それだけは避けたいところでありますな。 “花筏” がさほど好きでない背景には、そんな深層の心理が働いているのかも知れませんが、あー、めっちゃ散っちまったなぁ…。 そんな、ちょっと残念な気持ちにしかなれなかったりします。 で、弘前公園そのものも、“日本一の桜の名所” という触れ込みなんっすが、満開を過ぎていたというのもあってか、言うほどか? そんな気がしないでもありません。 九華公園 の上位互換やん。 …みたいな。 堀、もしくは壕があって、そこに桜が咲いていて、ま、似たようなものっすよね。 で、公園の中に入ると、芝生広場のようなところはブルーシートの宴会場と化しているし、通路のところは屋台びっしり & 人大過ぎで、まったく風情が感じられません。 濠のところに比べると、中の桜は、まだまだいい感じに咲いてくれてはいたんっすけどねー。

 で、屋台といえば、四角くて真っ黒なヤツを食べてる人を多く見かけたんっすが、あれ、何なんっすか? コンニャク? んーと、 これ 。 あ、正解。 「お客さまはコンニャクではなく、100円を味わいに来ている」 と商いの奥深さを語る工藤さん。 いや、ちゃうやろ。 コンニャクを味わいに来てるんやろ。 そんな気がしないでもないんっすが、 (中略) そのため出店場所は誰にも譲らない。 ワガママかよ! 観光客に周知してもらうため、バスガイドに黒コンニャクを持たせたり、リンゴジュースを振る舞ったりするなど戦略的な展開も。 しかも、やることが姑息。 こんな爺ィと関わり合いにならなくて正解でありましたが、うーん…。 とまあ、ちょっぴりマイナスな印象を持ってしまった僕でありますが、西濠のところまで来て、態度が一変。 濠 (ほり) 、広っ! ホリヒロ、ホリヒロ、ホリヒロ、ホリヒロ、モスクワの味〜♪ 「パルナス・ピロシキの歌」 の節で歌って貰いたいんっすが、で、この、濠 (ほり) 、広っ…なエリア、別段、モスクワの味はしなかったりするんっすが、ボート遊びに講じる人たちが、ちょっといい感じ。 そして何より、向こうに聳える岩木山が、素晴らしいぃぃぃ♪ 青森駅から弘前駅に向かう電車だか汽車だかの車窓からも見えていたんっすが、周りにまったく高い山がない、完全なる独立峰。 まさに “津軽富士” の風格を感じさせ、凄ぇぇぇぇ! 弘前公園からだと裾野の部分は見えないんっすが、桜や濠と絡めて (写真・下から2番目) みたいな会心のショットを物にすることが出来ます。 桑名だと、貝新のショットくらいしか撮れなかったりしますからなぁ…。 何か最近、テレビで紹介されてたみたいっすけどね。 んーと、 これ 。 あー、貝新っすな、こりゃ。


< 弘前公園の桜 (2019 夜編) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)
 

 そうこうしているうちに、すっかり日が暮れてしまったんっすが、で、前言撤回。 花筏。 めっちゃエエやんけ! ライトアップで真価を発揮するものだったんっすな。 いやあ、よかったっす。 とまあそんなことで、弘前の1日目は、おしまい。 で、ホテルに戻って、その後、晩飯を食べに出かけました。 当初、 ポルトブラン というフランス料理屋さんを予約していたんっすが、ここは次の日のランチに回すかぁ…と。 翌日は角館に足を延ばすことになって、結局、ランチのほうもキャンセルしちゃったんっすが、で、夕食は ここ で。 泊まっていたドーミーインのすぐ近くで、とっても便利。 店の外に 「本日のお薦め」 ほか、メニューが記載されたボードのようなものがあったんっすが、とりあえず本日はホタテがお薦めである模様。 有名みたいっすよね、 陸奥湾ほたて 。 で、ちょうど今頃が旬なんっすな。 そういえば、桑名のハマグリも今が旬みたいだし、貝類はすべからく、そういうものなんっすかね? ちなみに僕は魚介類とか、魚貝類の類いがあまり好きではなく、特に貝類は苦手な部類だったりするので、ホタテと言われても、あまりソソられるものがなかったりするんっすが、ハマグリなんかも、郷土愛が勝 (まさ) って、たまにハマグリフライを食べたりする程度で。 基本、フライなら何でもイケちゃいますからね。 揚げ物、最高や! で、本日のお薦めの中に “ホタテフライ” というのがあって、せっかくだから、食べてみようかな…と。 その他、“しめ鯖巻き (当店オリジナル) ” なんてのもお薦めされておりました。 基本的にサバという魚も、積極的に好きというワケではないんっすが、諸般の事情から 「さばいなば」 という名前を名乗ることになった以上、これも押さえておくべきかな? …と。 妙な義務感に駆られてしまうんっすよね…。

 で、ここ、 お店の雰囲気 を見ると、カウンターはマリンブルーのライトがまるで海のイメージ。 幻想的な空間で新鮮な海の幸をたっぷりと味わえる。 そんなふうに書かれていたりして、お洒落系っぽい? ちょっとハードルが高そう? …とか思っていたら、実際はモロに大衆向けの居酒屋といった感じで、座敷のほうは宴会客で大いに盛り上がっておりました。 予約していた僕はカウンターの端っこの席に案内されて、ちょっぴり孤独感を味わってしまいましたが、若い兄ちゃんばかりの店員は、とても気持ちのいい接客だったりして、居心地は悪くなかったっす。 で、とりあえず、本日のお薦めの中から、ホタテとサバを一品ずつ。 お料理撮影用のカメラを忘れちゃったので、写真がなくて申し訳ないんっすが、まず最初に “しめ鯖巻き (当店オリジナル) ” というのが到着しました。 しめ鯖で生姜の甘酢漬けを巻いてみました。 そんな感じの逸品なんっすが、美味 (うま) っ! 思ってた以上に、美味 (うま) っ! サバは脂が乗っていて、生姜のほうはさっぱりしていて、そのコントラストが、抜群。 美味 (うま) っ! イケるやんけ! で、続いて “ホタテフライ” が登場。 とんかつソースっぽいのと、タルタルソース。 どちらもたっぷり用意されていて、で、何気なく食ってみたら、美味 (うま) っ! 思ってた以上に、美味 (うま) っ! 揚げたてアツアツ、衣はサクサク。 そして何より、ねっとりとした甘味と旨味が感じられるホタテが絶品。 イケるやんけ! こうして、思い出しながら書いていて、また食べたくなって来ちゃったんっすが、そういえば、僕が子供の頃に大好きで、喜んで食べていたグリコの 「コメッコ」 という、おこめ系のお菓子。 あれが実は 「ホタテ味」 だと知って、ちょっとショックだったりしたんっすが、貝類の類いが苦手なのに、そんなものを喜んで食っていたとは…。 アイデンティティーに関わる問題っすよね。 ま、欧陽菲菲 (オーヤン・フィーフィー) に関わる問題ではないので、まだいいんっすが、で、続いては、この店に行ったら、これだけは押さえておこう。 そう、心に決めていた “イガメンチ” を注文。 で、これはぜんぜん青森らしくはないんっすが、ベーコンアスパラも追加で。 いや、何となく。

 で、楽しみにしていた “イガメンチ” なんっすが、美味 (うま) っ! 思ってた以上…というワケではないんっすが、思ってた通りに、美味 (うま) っ! が、ちょっと想定外だったのが、その量でありまして、ちょっとしたコロッケくらいの大きさのが3つもありました。 ホタテフライを食べた後だったし、うーん…。 居酒屋に何人かで行くと、色んなものを少しずつ食べられて嬉しいんっすが、一人だと、こういうところがちょっと辛いっすよね…。 で、最後のアスパラベーコン。 これがなかなか出てこなくて、もしかして、忘れられてる? ま、それならそれでいいんっすが、というか、もし忘れられているなら、それをキャンセルして、 貝焼き味噌 を注文しようかな…と。 この地方の名物らしいんっすが、中身もホタテみたいなので、どうかなぁ…と。 が、ホタテが思ってた以上にイケてる食材であることが発覚した今となっては、頼まないという手はないな…と。 が、幸か不幸か、アスパラベーコンがちゃんと届いてしまって、もう、これ以上は食えません…。 ま、普通に美味しかったから別にいいっすけどね。 んなことで、1日目は以上っす。 もしもう一度、弘前を訪れる機会があったら、 「海の灯」 はリピ確定! なんっすが、いつかきっと、アスパラベーコンを腹一杯食ってやるぅ! …ということで、この続きはまた、次回。

 とまあそんなことで、今日はニコライ・シゾフっす。 ちょっとアメリカ人離れした名前なんっすが、それもその筈、どうやらロシア人っぽいっすな、この人。 ロシア人もジャズをやるんか! …というのが、ちょっと新鮮な驚きだったりするんっすが、ロシア人って基本、 「パルナス・ピロシキ」 みたいなのしかやらない印象があったりしますよね。 どんな演奏が繰り広げられているのか、まったく想像が付かなかったりするんっすが、で、今日はそんなシゾフ君の 『ステップス・イン・ザ・サンド』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 ジャケットには “PIANO TRIO FROM RUSSIA : STEPS IN THE SAND” と書かれていて、ロシアから来たピアノの3人組であることが強調されているんっすが、それはそうと、これ、最悪のデザインっすよね。 ロシアの国章 をもじったモノだというのは分かるんっすが、羽根のところがピアノの鍵盤になっていて、いちいち芸が細けぇ…。 幸い、この前の月曜日はめっちゃ暇だったので、先行してジャケ絵だけ書いておいたんっすが、半端なくクソ面倒臭ぇぇぇ…。 プーチン大統領はこのデザインを考えたヤツを呼びつけて、強く叱るべきだと思うんっすが、いや、さすがに粛正までは求めていないんっすけどね。 ま、お詫びの印として、風呂敷にピロシキでも包んで頂ければ…。 ちなみに、左半分を書いた時点で、イーッ! …となって、何もかも放棄したい気分になっちゃったので、右半分は 「範囲複写 → 左右反転 → 貼り付け」 みたいな手法で、パソコン上で加工させて頂きました。 羽根、ぜんぶ毟りとったろか! そう、思わずにはいられないようなトリでありますな、こりゃ。 で、中身のほうはというと、2010年5月の録音で、ベースとドラムスのところには、いずれもロシア人であるものと思われる名前がクレジットされております。 で、演目のほうは、すべてロシア民謡…というのでもよかった気がするんっすが、アメリカの歌物 + 自作曲 + α といったところ。 ロシアの魂を売り渡したんか! …と、プーチンに叱られそうなんっすが、ま、ジャズというジャンルを選んだ時点で、既にアカンっすよね。 とまあそんなことで、では演奏のほうを聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、ビクター・ヤング作曲の 「デライラ」 。 エキゾチックな佳曲っすよね。 でら、 「デライラ」 だで、かんわー。 名古屋人の評価も、なかなかのものだったりするんっすが、で、これをロシア人がどう料理しているのかというと、んーと…。 僕の持っているCDはアメリカ盤っぽくて、ま、ロシア盤でないだけ、まだマシなんっすが、いつものように、日本語ライナーをただ丸写しするだけ手法が使えなくて、うーん…。 結論だけを言うと、ロシア人とは思えないくらい真っ当にオーソドックスなジャズに仕上がっていて、めっちゃエエやんけ! そんな仕上がりだったりするんっすが、で、ググった結果、 こんなページ が見つかりました。 ロシア盤はジャケットが赤地ではなく、黒地なんっすな。 速くアクロバティックな興味をくすぐることもできるけど、基本的にそれはセーヴして、間合い、歌心を大事にするリリカル・プレイヤーである。 あ、確かにそんな感じっす。 ジャケットは黒地なんっすが、演奏のほうは黒っぽさは皆無で、ま、ロシア人だから、当然なのかも知れませんが、 (中略) なるほど、出だしの 「Delilah」 (V. Young) は5拍子に仕込んであるが、トリッキーな感じは皆無だ。フェザータッチの味わいあるフレージングとあいまって、内に秘めた心のときめきというか、胸キュンのフィーリングにくすぐられる。 この、令和の時代になって、胸キュンって…。 そんな気がしないでもないんっすが、5拍子に仕込んであるが。 あ、言われてみれば、確かに。 あの 「テイク・ファイブ」 と同じ、チャンチャンチャン、チャンチャン♪ あのリズムっすよね。 で、何というか、ロシア人とは意外と、うまくやっていけそう。 そんな予感が半端ない仕上がりとなっております。 ということで、イケるやん!

 で、次。 「サムタイム・アゴー」 。 これはアレっす。 完璧、ビル・エバンス。 日本人なら誰でも “ロシアのビル・エバンス” 。 そんな異名を付けたくなっちゃうレベル。 叙情の極みなバラードでありますな。 テーマの後、何とかというロシア人のベースのソロがフィーチャーされ、その後、シゾフのエバンスなピアノが出てきて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 全体をサポートする何とかというロシア人のタイコもセンシティブだし、エエやん! ということで、次。 「メイデン・ボヤージ」 。 ちょっと意外に思える選曲なんっすが、ハービー・ハンコックの 「処女航海」 っすよね。 その昔、 「大都会」 でお馴染みのクリスタル・キングが同じタイトルの歌を出して、 「処女航海」 って、何や? 新造された船にとっての最初の航海…らしいで。 が、何かエロい意味もあるらしいで。 そんな会話を交わした記憶があるんっすが、あと、郷ひろみの 「How many いい顔」 の、処女と少女と娼婦に淑女ぉ〜♪ というヤツ。 僕はこの歌が大好きなんっすが、カラオケで歌うにはちょっと勇気がいるな…と。 でもまあ、歌っちゃうんっすけどね。 お間抜けの際みな 「お嫁サンバ」 よりは、ぜんぜんマシだし。 何でもいいけど、メイデン = 処女って、何か、ぜんぜんピンと来ませんよね。 メイデンと言われても、高校野球が強そう。 そんなイメージしか湧いてこなかったり。 アイアン・メイデン = 鉄の処女という拷問器具もあるそうっすが、えーと、 Wikipedia 参照。 ドイツ語では 「アイゼルネ・ユングフラウ」 。 これがいちばんカッコいいと思うんっすが、罪人はこの鉄の処女の内部の空洞に入れられ、扉を閉じられる。同時に扉の部分にある多くの棘に全身を刺される。 うわぁぁぁぁ…。 痛いやんけ! 死ぬやんけ! トゲトゲの長さと位置の調整で、チクッとする程度から、死ぬやんけ! まで、いろいろと応用が利きそうなんっすが、で、ロシア人の演奏する 「処女航海」 というのも、なかなか乙なものであるな…と。 モーダルな新主流派ライクなのも、ぜんぜん大丈夫だったりします。

 で、次。 シゾフくんのオリジナルで、アルバム・タイトル曲の 「ステップ・イン・ザ・サンド」 。 良いメロディの曲を作ることができる。 そんな評価が下されておりましたが、エバンスっぽい佳曲であるな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 で、演奏のほうも、エバンスっぽいな…と。 で、次。 「アウト・オブ・ノーホエア」 。 ゆったりとしたテンポのピアノの無伴奏ソロでテーマが提示され、ベースとドラムスが加わってテーマが演奏されて、ベース、ピアノの順でソロが各自のフィーチャーされ、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、悪くはないな…と。 で、基本的に書くことがなくなって来たので、基本 “マンポン週間” でありましたな。 その状況を語ってみたいと思うんっすが、連休8日目の先週の土曜日。 前回の原稿を、ここまで書いたところで、また仕事に呼び出されたぁ…。 そういう事態になってしまって、で、行ってみたら、テレメーターの故障が出ていた…と。 よく分からないので、連休が明けたらメーカーの人に来て貰って、何とかして貰おうと。 で、連休が明けて、メーカーの人に来て貰ったら何とかなったので、やっぱ、餅は餅屋やな…と。 で、その翌日。 例の回りっぱなしなマンポンの修理に3人で出掛けて、他の2人にマンホールの中に入って貰って、僕は地上からその様子を見守る。 そんな大切な役割を担うことになったんっすが、フロートを引き上げたり、清掃したりしているうちに、普通に動作するようになったので、やっぱ、引っ掛かっていたんかな? …と。 で、その翌日。 そう言えば、前からちょっと調子がよろしくないマンポンがあったので、この機会にポンプを引き上げて調査してみようと。 ポンプが回っているのに、ぜんぜん水位が下がらなかったりするんっすよね。 空気抜きの穴が詰まっているか、あるいは、吸込側に異物があって詰まっているのか。 4人で出掛けて、他の3人にマンホールの中に入って貰って、僕は地上からその様子を見守る、兼、交通誘導をする。 そんな大切な役割を担うことになったんっすが、ポンプを引き上げた結果、特に異常は見当たらなくて、結果、よく分からんな…と。 ま、もう1台のポンプはちゃんと汚水を吸い上げてくれるので、しばらく、そっちのほうに頑張って貰うとして。

 で、次。 「ファクト」 。 シゾフくんのオリジナルっす。 アップ・テンポの調子のいいナンバーで、速くアクロバティックな興味をくすぐることもできるけど。 そんな一面を垣間見ることが出来る仕上がりとなっております。 個人的には、こっちをアルバムのタイトルにしてもよかったかな? そんな気がするくらい、いい出来だったりして、ピアノとベースのソロの後、タイコとピアノの絡みもあって、大いに盛り上がって、イケるやん! …と。 4分33秒という短めの演奏なんっすが、世の中、無駄に長ければエエちゅうもんでもないんやな…と。 で、次。 「イフ・アイ・ハッド・ユー」 。 物静かなバラードっす。 で、次。 シゾフくんのオリジナルで、 「クローズド・ドア」 。 なかなか、ええ曲を書くやんけ、このロシア人。 そのように評価していいのではなかろうかと。 ちょっぴり新主流派ライクな感じというか、ま、そういったアレでありますな。 で、演奏のほうは、ジワジワと盛り上がっていく感じが、いいな♪ …と。 何とかというロシア人のドラマーの、ちょっぴりトニー・ウィリアムスな感じがイケてるし、ベースを弾くほうのロシア人も、テクニカルなソロを披露してくれていて、エエやん。 ということで、金曜日。 某水道施設の不具合調査に行っていたら、別の町の上下水道課職員から電話が掛かってきました。 「マンポンがぶっ壊れたんご!!」 自動でポンプが回らなくて、高水位の警報が出た模様なんっすが、ちょっとアカンやつっすな。 ま、手動でポンプを回して、とりあえずの急場は凌げている模様なんっすが、某水道施設の不具合調査 = 原因はよく分からん。 こっちのほうを片付けてから、そっちのほうに行ってみました。 とりあえずフロートスイッチを引き上げて点検するしかなさそうなんっすが、生憎、この日は一人で動いていたので、もしかして、自分でマンホールの中に入らなければならなかったりするとか? ・ ・ ・ 。 仕方がないので、入りました。 マンホールの中に入るか、鉄の処女で拷問されるか。 その2択なら、まだ前者のほうがマシっすからね。 そう、前向きに捉えるしかないんっすが、で、フロートスイッチを引き上げてみたところ…。

フロートスイッチ引き上げ状況♪ ←click!!


 閲覧注意!! うわぁぁぁぁぁ…。 異物( ← ウンコほか) がコテコテに固まって、フロートにびっしり付着してるやん!! 除去するのに棒のようなものでツンツンしてみたら、うぁぁぁぁぁぁ、臭ぇぇぇぇぇ…。 異臭というレベルを超越して、もはやバイオテロな惨状だったんっすが、で、この除去した汚物、どうすんねん? 上下水道課職員と顔を見合わせたんっすが、そのままそっとマンホールの中に投入したら、またフロートに付着しちゃうかも知れないし。 その辺が草むらだったりしたら、適当に放置して、自然の成り行きに任せるんっすが、綺麗にアスファルト舗装されている道路だし、うーん…。 やっぱ、持って帰るしかないっすよね? レジ袋とゴミ袋でグルグルに包んだんっすが、漏れ出てくる異臭はいかんともしがたく、僕のADバンは乗車しただけで吐き気を催す状況となっちゃいました。 油やろ? 油を流しに捨てたんやろ? 超閲覧注意な 遠軽町のほ→むぺ→じ をよく読んで、そのような行為は厳に謹んでいただけるよう、お願いしたいところでありますが、んなことで、ラストっす。 歌物ナンバーの 「フォーリング・イン・ラブ・ウィズ・ラブ」 。 韻を踏んでいて、なかなかいいタイトルなんっすが、「恋に恋して」 という邦題も、適切っすよね。 で、演奏のほうはというと、ピアノの無伴奏ソロな導入部。 え、違う曲ちゃうん? そう、思わせておいて、そこで少しテンポが速くなって、リズムが入って来て、お馴染みのメロディが登場する。 そんな仕掛けになっていて、エエやん。 で、その後、ピアノとベースのソロがあって、テーマに戻って、とまあそんなことで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 ジャケットの見た目がアレだし、ロシア人だし ( ← 人種差別 ) 、ぶっちゃけ、何も期待はしていなかったんっすが、あまりの出来のよさに、ちょっとビビりました。 ディスクユニオンの人 が、よく分からん褒め方をしておりますが、確かにこれは、思わぬ拾いものでありますな。 ニコライ・シぃゾフ、ニコライ・シぃゾフ、ニコシゾ、ニコシゾ、ニコシゾ、ニコシゾ、超オススメ〜♪


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