THEME FOR THE TALL ONE (ARGO)

BESS BONNIER (1958/1/12)

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【パーソネル】

BESS BONNIER (p) NICK FIORE (b) BILL STEEN (ds)
【収録曲】

(01-03) ALL THE THINGS YOU ARE / THE THRILL IS GONE / TONES FOR BONES
(04-06) THEME FOR THE TALL ONE / DORIAN / BLUE ROOM
(07-08) A-TRAIN / TROLLEY SONG
【解説】 ( 2019年06月16日更新 / 連載 1,353回 )

 今日は乳酸菌について考えてみたいと思います。 何故かと言うと、カルピスを飲んで、「乳酸菌飲料、美味ぇぇぇ♪」 と思ってしまったからなんっすが、美味しいっすよね、乳酸菌飲料。 カルピスに限らず、ヤクルトでも、ヨークでも、マミーでも、ピルクルでも、ビックルでも、何でも。 何でもいいけど、ピルクルとビックルって、名前が紛らわし過ぎやろ。 そう思わずにはいられないんっすが、ピルクル (←半濁点のほう) が日清ヨークで、ビックル (←濁点と促音のほう) がサントリーなんっすな。 日清なので、清んでいて濁点ではない、ピルクルのほう。 そのように覚えておくといいかも知れません。 「半濁点だから、半分濁ってるじゃん!」 とか、そういう細かい指摘はこの際、無視するとして。 というか、濁点が濁っているというのは分かるんっすが、半濁点って、言うほど半分濁ってはいないような? パ〜ピプペ〜ポ〜♪ (←ばいきんまん風) 何か、とっても澄んだ心のようなものが感じられますよね。 ピーポくん も、とっても心の綺麗なキャラだと巷では言われております。 個人的には桑名の クラム君 のほうが好きだったりするんっすが、何でもいいけどパソコンの画面だと、濁点と半濁点の区別が付きにくかったりしますよね。 ビーボくん、ピーボくん、ピーポくん、ビーポくん、本物はどれだ? いや、こうやって見ると、以外と分かるもんっすな。 ビーボくんとか、偽物丸出しやんけ! 貧乏くさい字面をしやがって! 何でもいいけど、ピーポくん。 人々の 「ピープル」 と、警察の 「ポリス」 の頭文字をとり、都民と警視庁のかけ橋になることを願って 「ピーポくん」 と名づけられました。 …って、マジかよ? パトカーのサイレンの擬音を擬人化したものだとばかり思っていたんっすが、よく考えたら 「ピーポー、ピーポー」 はパトカーではなくて、救急車っすよね。 で、それはそうと、日清ヨークって、何や? ヨークという乳酸菌飲料は、ヨークという会社が作っていたと思うんっすが、いつの間にか日清と合併したんっすかね? えーと、 これ 。 あ、1990年に日清食品の傘下になっていたんっすな。 ちなみに僕は日進小学校の出身なので、同じ読みの日清には親近感を持っていて、中でも日清焼そばLOVE♪ …だったりするんっすが、で、えーと、「半濁点」ってどうして生まれたの? 半分濁ってるわけではないのに。 そうそう、半分濁っているワケではないっすよね、やっぱ。 で、ざっと読んでみた結果、半濁点がないと、ポルトガル人が困るから。 そういう結論でいいのではないかと思うんっすが、確かに半濁点がないと、ポルトガル人は困りますよね。 ボルトガル人か、ホルトカル人になっちゃいます。 ポルトよりもボルトのほうが、100m走が速そうで、いいんじゃね? 部外者としてはそんなふうに思ってしまうんっすが、実際、半濁音よりも、濁音のほうが偉いんじゃね? …と、そんな思いもあったりします。 金閣寺、テンテン取ったら、金隠し。 そんな俳句 (?) もあるし。 世の中は、澄むと濁るで、大違い。 刷毛に毛があり、禿に毛が無し…とか。

 あ、でも、よく考えたら、半濁点、絶対! そんな言葉もあったりしますよね。 例えば 「ぱんつ」 。 「はんつ」 とか 「ばんつ」 では、まったくソソられるものがないんっすが、 「ぱんつ」 と半濁点になった瞬間、ぱーっと花が咲いたような、華やいだ雰囲気に♪ DAパンツ!! 主題歌 PAPAPAPAPANTSU だってパンツだもんっ! もし、この歌のタイトルが 「HAHAHAHANTSU だってハンツだもんっ!」 だったりしたら…。 HAHAHA…。 乾いた笑いしか生まれませんよね。 他にも半濁音必須なものはたくさんあって、例えば僕が子供の頃に大好きだったグリコの 「パピコ」 。 あれがもし 「ハヒコ」 や 「バビコ」 という名前だったりしたら、まったくチューチューする気にはなれません。 他にはえーと、今さら感が半端ないんっすが、ピコ太郎の「PPAP」。 もし、世の中に半濁点というものが存在しなかったら、 「ヘンハイナッホーアッホーへン」 になっちゃいますよね。 歌ってるオッサンも、ヒコ太郎だし。 つまり、ビックルよりも、ピルクルのほうが偉いのか? …と言われると、決してそんなことはないんっすが、ただ、ビックルに関しては、衝撃の新事実が。 えーと、 ここ 参照。 ピルクルとビックルの一騎打ちでいいのに、ヤクルトまで参戦させちゃうのかぁ。 …というのがちょっと不満なんっすが、あれは別ジャンルっすよね。 こいつの場合、ヨークとか、雪印ローリーとかと戦わせるべきだと思うんっすが、ちなみに僕はラーメンとか焼きそばは日清派なんっすが、乳製品に関しては、雪印派だったりします。 特に理由はないんっすが、僕の中で、“小さなプラの容器に入った乳酸菌飲料” の分野では、ローリーがエースでありました。 ヤクルトとか、無駄に濃すぎるんや。 ケイン・コスギか? …みたいな。 ローリーは味が薄いから、何本でも飲めるんや! 近くの一号館というスーパーで、5本くらいパックになったのを買って、全部、一気に飲み干していたんっすが、そういう無駄な手間が省けるので、ビックルとかピルクルのような “ちょっと大きめの容器に入った乳酸菌飲料” の登場は、何とも嬉しい限り。 子供の頃、“ヤクルトよりはちょっと飲み応えのある乳酸菌飲料” の分野って、マミーくらいしかなかったっすからね。 ただ、マミーは子供心にも 「子供の飲み物やな…」 というイメージが強くて、あまり人前で大っぴらに飲めないのが弱点でありました。 が、ビックルとかピルクルがあれば、もう大丈夫。 心置きなく、存分に乳酸菌飲料を楽しむことが出来るね♪

 …と思ったら、ビックルのほうには、とんだ落とし穴が。 ビックルはサントリーフーズ株式会社が製造している乳性飲料。 乳酸菌飲料は無殺菌で乳酸菌が生きているか乳固形分3%以上で、発酵後に加熱殺菌したものを言うため、乳固形分3%未満で、殺菌されているビックルは乳酸菌飲料ではなく清涼飲料水に分類されるとのこと。 えー、マジかよ? 今までずっと、 「乳酸菌飲料、美味ぇぇぇ♪」 と、心の中で感動しながらビックルを飲んでいた、僕の立場は? これからは 「清涼飲料水、美味ぇぇぇ♪」 と、心の中で感動しながらビックルを飲まなアカンようになってしまうんか? が、清涼飲料水という括りは、あまりに漠然としていますよね。 何となく、清涼飲料水 = ジュースなんじゃね? そんなイメージがあったりするんっすが、あ、でも、果汁100%のジュースは清涼飲料水とは言わないんだっけ? というか、正確には果汁100%以外のものは “ジュース” とは呼べないんだっけ? おぼろげに、そんな定義があったような気がするんっすが、んーと、 これ 。 ジュースとは果実を搾って作った果汁100%の飲み物のことです。 これはこれで合ってますな。 で、果汁100%のものは、商品パッケージに果物の「切り口」を表示していいことになっています。 逆に果汁100%未満の飲み物は、パッケージに果物を使うことはできますが「切り口」はいけません。 えー、そうなん? 初めて知りました。 「切り口」 で果汁100%かどうかを見分けるというのは、なかなか斬新な切り口でありますな。 で、清涼飲料水とは乳酸菌飲料・乳・乳製品を除いた、アルコール1%未満の飲料です。 この定義からすると、果汁100%のジュースも、清涼飲料水の一員である。 そのように解釈していいんっすかね? 清涼飲料水ってなに? ここを見ると、かんからそのまま飲むスープやおしるこなども、分類上、清涼飲料水になります。 …って、マジかよ? 自販機の 「おしるこ (あったか〜い)」 とか、ぜんぜん清涼ちゃうやんけ! 濁ってるし、暑苦しいやんけ! が、清涼さを求める余り、透明な 「おしるこ(つめた〜い)」 みたいなのが開発されたとしても、まったくソソられるものはなかったりするし、そもそも 「おしるこ」 は飲み物というより、半分食べ物のような気がするし、清涼飲料水に対し、濁暑半食料湯みたいな新しいジャンルを作って、そっちに分類したほうがいいような気もするんっすが、で、カルピスみたいな乳酸菌飲料も、普通に清涼飲料水の一部だと思っていたんっすが、違ったんっすな。

 えーと、 乳酸菌飲料 。 乳などを乳酸菌又は酵母で発酵させたものを加工し、又は、主要原料とした飲料 (発酵乳を除く) 」のこと。 え、乳酸菌じゃなくて、酵母で発酵させても乳酸菌飲料なん? そもそも、酵母というのがよく分からなかったりするんっすが、乳酸菌というのは菌っすよね? ばい菌とか、雑菌とか、インキンとか、成金とか、ヤミ金とか、タ○キンとか、 「○○きん」 というのは基本、あまりイメージのよくないものが多いんっすが、いや、タ○キンというのは品がないだけで、別に悪いものではない気がするんっすが、基本、あまりイメージがよくなかったり、品がなかったりするものが多い 「○○きん」 の中では、例外的に有益だったりしますよね、乳酸菌。 “菌” という名前が付いている以上、細菌の類いではないかと思うんっすが、そもそも “菌” って、細菌以外のヤツもいたりするんっすかね? “太菌” とか。 えーと、 菌学とは 。 菌類とは、一般的な言葉ではキノコ、カビ、酵母の仲間の真核生物です。 キノコ・カビ・酵母などの菌類は、原核生物の 「細菌 (バクテリア) 」 と区別するため「真菌」と読んでいます。 あ、細菌ではない菌は、真菌と呼ぶんっすな。 まきん? しんきん? あまり親近感の湧かない菌ではあるんっすが、酵母というのは細菌ではなく、真菌である…と。 で、 酵母とは 。 コーボンって、いかにも酵母っぽいネーミングでありますな。 酵母がもし、孟藻 (こうも) とかいう名前だったら、コーモンという商品名になっちゃうところでしたが、ちなみに、酵母は多くの酵素を作り出すので、酵素の供給源として優れており、他の微生物と共に酵素生産にも利用されています。 いわば酵母は酵素の 「母」 のような存在です。 何か、めっちゃ説得力がありますな。 酵母は酵素の 「母」 のような存在で、酵素の 「藻」 のような存在ではないので、孟藻という名前になる筈がなく、よって、コーモンという商品名になっちゃうんじゃね? …とか、余計な心配はしなくていいみたいっすが、で、一方、 乳酸菌とは 、糖類を食べて乳酸を出す細菌の総称です。 えー? 乳酸って、疲れてくると筋肉に溜まったりするヤツとちゃうん? そんなものを出す菌って、アカン菌ちゃうんけ? が、この株式会社 日本生菌研究所のサイトを見る限り、乳酸菌はめっちゃいい菌のように思われるし、牛乳はそのままではすぐに腐ってしまいますが、乳酸菌を加えて発酵させヨーグルトにすると長く保存できます。 なぜなら乳酸菌がたくさん繁殖している中では、腐敗の原因となる雑菌が増えることができないからです。 ほぉ。 うちでは種菌 (?) のようなものを牛乳に混入して、 くるみちゃん でくるんで、じわじわと温めてヨーグルトを製造しているんっすが、その際、牛乳に雑菌が混入すると、うまく固まらなかったり。 それって、乳酸菌が雑菌に負けてるんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、イメージ的にも乳酸菌みたいな疲れが溜まってそうなヤツよりも、雑菌のほうが強そうっすもんね。 数で勝負なんっすかね? 例えば腸内に雑菌の野郎が3匹くらい住み着いている場合、乳酸菌3匹では負けちゃうんだけど、一億匹くらいなら、なんとか勝てる! …みたいな。 となると、やっぱり乳酸菌がたくさんな乳酸菌飲料のほうが、勝てる! そういう話になってきますよね。

 そこで、 ヤクルト400 。 生きて腸内まで到達し、腸内環境を改善する乳酸菌 シロタ株を、1本 (80ml) に400億個含んだ乳製品乳酸菌飲料です。 おお、凄ぇぇぇ! これなら絶対に勝てるっ! …ような気がするんっすが、じゃ、敵の数はどれくらいなのかというと、えーと、 腸内細菌 。 ヒトでは約3万種類、100兆−1000兆個が生息し、1.5kg−2kgの重量になる。 エエぇぇぇぇ…。 ま、腸内にいるのがすべて、悪い菌ではないと思うんっすが、例えば町内にも、気のいいオッサンがいたり、偏屈なオバハンがいたりしますよね。 記事を読み進めると、腸内細菌のうち、善玉菌が2割、悪玉菌が1割。 そんな割合なんだそうっすが、じゃ、残りの7割は良くも悪くもない、どうでもいい菌なのかというと、そうではなく、他の菌の影響を受けて作用が変化する “日和見菌” というヤツなんだそうで。 こいつらが、よい方向に日和ってくれたとしても、1割の悪玉菌は存在するワケで、その数、ざっと10兆から100兆。 アカン、乳酸菌 シロタ株を400億匹くらいでは到底、太刀打ち出来ん…。 乳酸菌飲料の中でも最強レベルと思われる “ヤクルト400” でもこれなので、乳酸菌飲料ではなく、清涼飲料水に分類されるビックルでは、もっとアカンかったりするんでしょうなぁ…。 乳固形分3%未満で、殺菌されているとか、問題外やんけ…。 サントリー自身 も、そのことを認めているんっすが、ただ、乳固形分3%未満で、殺菌されているから乳酸菌飲料ではない説というのは、間違いっぽい? ここ を見ると、乳酸菌飲料の上位互換っぽい、乳製品乳酸菌飲料というのがあるんっすな。 で、ヤクルトやピルクルは、こっちに分類される…と。 ますますビックルの影が薄くなってしまいそうなんっすが、ピルクルを飲み過ぎると下痢になっちゃうという話もあるし、味が薄いローリーのほうがエースだった僕からすると、むしろビックルのほうがよかったりするのかも? ちなみに安倍首相が駅のホームの自販機で買って飲んでたのもビックルでありますな。 ほれ 。 高校生、めっちゃいい奴っぽいし、後ろのJK2人も、可愛いっ♪ ちなみにこれ、桑名駅らしいっす。 下のほうにある動画は桑栄メイトの中でありますな。 ドムドムや新味覚が映っていないのはちょっと残念なんっすが、とまあそんなことで、乳酸菌飲料、美味ぇぇぇ♪ ビックルは乳酸菌飲料ではないのかも知れませんが、こっちも普通に美味ぇぇぇ♪ どうせ10兆匹の悪玉菌には太刀打ち出来ないんだから、細かいことは気にすんな! …ということで、おしまい。

 ということで、今日はベス・ボニアーっす。 アーゴ盤、謎のピアニスト特集でありますな。 前回 のマリアン・マクパートランド以上に正体不明なキャラなんっすが これ を見ると、どうやらギャル系みたいっすな。 言われてみればベスって、ギャルの名前っすよね。 『ポーギーとベス』 という有名なミュージカルがあるんっすが、その中に 「ベス、お前は俺のもの」 というのがあったりするので、ベス = 女なんやろうな…と。 で、ピアニストのベスちゃんは2011年に83歳くらいでお亡くなりになった模様っすが、 英語版Wikipedia を翻訳してみた結果、生まれつき盲目だったBonnierは、子供の頃から古典的なピアノのレッスンを受けました。 サウスイースタン高校を卒業した後、彼女はウェイン州立大学で音楽と英語を学びましたが、シングルマザーとして彼女の3人の子供を育てるために彼女の研究を中断しなければなりませんでした。 アメリカ人なのに、英語を学んだ? ま、日本人なのに国語を学ぶ人もいるので、別に不思議ではないんっすが、1960年代に、彼女は英語で修士号を取得しました。 彼女は長年ジャズピアノを教え、デトロイト美術館、デトロイト国際ジャズフェスティバル、その他の地元の会場で演奏しました。 基本、地元 (デトロイト) 密着型のギャルだったみたいっすな。 それがどうして、Bonnierは自身の名前で一連のアルバムを発表しました。1958年に彼女のデビューアルバムはシカゴのレーベルArgoに登場しました。 こういう経緯になったのかは不明なんっすが、デトロイトとシカゴって、近いん? 桑名と名古屋は三重県と愛知県なんっすが、意外と近くて、近鉄の特急に乗れば15分くらいで行けちゃうんっすが、デトロイトとシカゴも、それくらいの距離感だったりするとか? えーと、 これ 。 おお、近いと言えば、近いっすな。 パソコンの画面で見る限り、直線距離で12.2oくらいしか離れていません。 で、その1958年に彼女のデビューアルバムはシカゴのレーベルArgoに登場しました…というのが、今回取り上げる 『テーマ・フォー・ザ・トール・ワン』 という奴なんだと思うんっすが、ディスコグラフィーを見ると、これ以外のリーダー作は1988年に1枚あるだけのようで、かなり幻系のピアニストであるな…と。 よく、こんなの これ に収録する気になりましたな。 ググってみたらジャケットのデザインがかなりシンプルだったので、個人的にはかなり嬉しかったりするんっすが、とまあそんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 シンプルなトリオ編成で、ベースがニック・フィオレ、ドラムスがビル・スティーンとかいう人。 どちらも、寡聞にして、よく知らんのっすが、フィオレくんのほうは2つほど楽曲も提供してくれているようで、わりと重要な役割を担っているのではなかろうかと。 ベスちゃんはフィオレくんに、フィレオフィッシュくらい奢ってあげてもいいんじゃね? そんな気がするんっすが、フィレオフィッシュで画像検索すると、魚のフライを挟んだバーガーのほかに、ギャルのスカートみたいなのが、けっこう出てきますな。 デビュー・ド・フィオレとかいうブランドの、フィッシュテールロングチェックスカートみたいなんっすが、フィッシュテールスカートとは?? おお、なかなかいいっすな。 こういうのが好きなギャルが 「魚のしっぽって、素敵♪ サバくんも、素敵♪」 そんな展開に発展することを期待せずにはいられませんが、それはそうと、1曲目。 「オール・ザ・シングス・ユー・アー」 。 「君は我がすべて」 みたいな邦題もある定番のスタンダード・ナンバーっすな。 コード進行が面白い (らしい) ので、バップ系のミュージシャンに好まれているんっすが、ゆったりとしたテンポで演奏されるテーマは、荘厳でゴージャスな雰囲気。 が、途中からリズムが入ってきて、一転、リズミックな仕上がりとなります。 その後、また荘厳モードに戻って、またスインギーになって。 で、そのままアドリブ・パートへと流れ込んでいくことになるんっすが、この部分は基本、アップ・テンポで、調子がいいな…と。 で、最後、テーマでまたスローになって。 そんなメリハリの効いた “めはり寿司” なナンバーだったんっすが、美味しいっすよね、めはり寿司。 この前やってた このイベント は、ちょっとどうかと思うんっすけど。 みんな、サカナみたいな顔になってるやんけ!

 で、次。 「ザ・スリル・イズ・ゴーン」 。 ゴーンと言えば、カルロス・ゴーン。 いつぞやの帽子とマスクと作業服のコスプレは、なかなかイケてましたよね。 報道陣から逃げる身としては、なかなかスリルがあったんじゃないかと思われますが、で、これ、バラードでしみじみと演るというのが定番なんでしょうが、ここでのベスちゃんはミディアム・テンポで料理しておりますな。 テーマ部のアレンジもちょっと凝っていて、知的な空気が漂っております。 個人的には知的よりも、ちまき (←関西風の甘いお菓子みたいなヤツ) のほうが好きなんっすが、知的なのも、素敵♪ そう、趣旨替えしてもいいかな…と。 賢い系ではあるんっすが、決して小賢 (こざか) しくはなく、アドリブに入ると適度にスインギーだし、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ここまで、なかなか順調な仕上がりでありますな。 で、次。 ベース弾きのニック・フィオレのオリジナルで、 「トーンズ・フォー・ボーナス」 。 “Nick Fiore” でググってみたら、意外にもたくさんの動画がヒットしたんっすが、見てみたらジャズとは何の関係もなさそうなボクサーでありました。 レッド・ガーランドは元ボクサーだったりするので、別人とは言い切れないんっすが、何でもいいけど、ニック・フィオレって、肉とフィレオフィッシュのコラボみたいで、最強やん! …と。 僕は大の肉好きで、魚貝類の類いはあまり好きではないんっすが、白身魚のフライは、ぜんぜんアリだと思います。 というか、普通に美味ぇぇぇ♪ が、魚だけだとちょっと寂しいし、そこでニック・フィオレの出番っすね。 食べて美味しいだけでなく、作曲の才能もなかなかのようで、グルーヴィでブルージーな佳曲であるな。 そういったアレに仕上がっていて、で、ピアノのソロもなかなかいい感じ。 作曲者の特権で、ちゃんとベースのソロもフィーチャーされているし、全般的に、そつが無いな…と。

 で、ここまで書いたところで、近くにある一号館というスーパーに買い物に行ってきました。 家の縁側 兼 食料品置き場のようなところに、歌行燈のカレーうどんがあるな…と。 歌行燈というのは、桑名では有名な老舗のうどん屋なんっすが、カレーうどん、誰かに貰ったんすかね? んーと、 これ っすか。 おお、美味そう♪ で、、いつか食べようと思って、ずーっと放置していて、ある日、ふと気になって消費期限をチェックしてみたら、おお! 思いっきり切れてるやん! 幸い、カレー汁のほうはレトルトなので、まだぜんぜん大丈夫なんっすが、うどんのほうは泣く泣く廃棄して、で、代替品をスーパーで買ってくることにしました。 で、その帰り、ふぉと思い立って、自販機で乳酸菌飲料を買ってみることにしました。 ダイドーなので、ヨービックという奴。 乳酸菌でイキイキ! (※) と書いてあるんっすが、の注意書きを見ると、※本商品の乳酸菌は殺菌されています…と。 エエぇぇぇ…。 でもまあ、 「乳酸菌でイキイキ!」 っすからね。 「乳酸菌がイキイキ!」 ではないので、死んじゃっていても、ぎりぎりセーフかな? …と。 ちなみに乳酸菌飲料ではなく、清涼飲料水になっておりました。 僕の可愛い菌ちゃんを殺すな! そう思わずにはいられませんが、乳酸菌が生きていると、どんどん発酵が進んで酸っぱくなっちゃうという話もあるし、 「乳酸菌飲料 (殺菌) 」 って、意味あるの? ま、それなりに意味はあるという見解のようっすが、ちなみにヨービックは乳酸菌飲料ではなく、清涼飲料水となっておりますな。 清涼飲料水、美味ぇぇぇ♪ で、次。 アルバム・タイトル曲の 「テーマ・フォー・ザ・トール・ワン」 。 映画の主題歌か何かなのかと思ったら、ニック・フィオレのオジリナル。 ここでも作曲の才能は遺憾なく発揮されていて、イカンな。 …ということはまったくなくて、エエな♪ …と。 ちょっぴりマル・ウォルドロンっぽい感じ? 若干、エルモ・ホープが混ざってる感もあったりする? テーマからアドリブ・パートへの移行も極めてスムーズで、活き活きとしたピアノのソロを堪能することが出来るな…と。 終盤、ドラムスとの絡みもあったりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 3.00分と、決して長い演奏ではないんっすが、よかったな♪ …と。

 で、次。 今度はベスちゃんのオリジナルで、 「ドリアン」 。 自作曲をアルバム・タイトルに持ってこなかったところに奥ゆかしさが感じられるんっすが、ドリアンというのは、クサいけどクソ美味いと評判の果物のことなのか、あるいは、モード奏法のDドリアンとかのアレなのか。 聞いてみた感じ、モーダルで知的な作風だったので、あるいは後者のほうなのかも知れませんが、ぜんぜんクサくはなくて、格調高いし。 これも、全体の雰囲気としては、ちょっぴりマル・ウォルドロンっすかね? ほの暗いムードが日本人にはウケがよさそうで、よかったな♪ …と。 んなことで、次。 「ブルー・ルーム」 。 ロジャース = ハートのコンビによる歌物ではないかと思われるんっすが、いかにも小唄っぽくて、いい感じであるな…と。 で、次。 「A・トレイン」 。 省略形な表記になっておりますが、その実態は 「テイク・ジ・A・トレイン」 、いわゆる 「A列車で行こう」 というヤツっすな。 ジャズの名曲として知られているんっすが、個人的には何か古臭くて、ダサいよね? …と。 よって、この選曲にはちょっと疑問を持ってしまったんっすが、出だしの部分のアレンジに意外性が感じられたりして、思ったほどは悪くなかったっす。 んなことで、ラスト。 「トローリー・ソング」 。 トロリとした感じが乳酸菌飲料っぽくて、あ、これは乳製品乳酸菌飲料じゃないと駄目かも知れませんが、…と思っていたら、いきなりテンポが速くなって、めっちゃ賑やかになって、ちょっぴり虚を突かれる展開だったりしたんっすが、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 よかったな♪ …と。 ベスの人とベースの人が書いたオリジナルがよかったし、その他のナンバーもアレンジに工夫が施されていたりして、なかなかに知的であるな…と。 といっても、小難しかったり、小賢しかったりすることはまったくなくて、普通に楽しめて、よかったな♪ …と。 世の中にはまだまだ、隠れた逸材いうのがいるものであるな。 そんな感慨に耽ることが出来る1枚でありました。


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