AT THE LONDON HOUSE (ARGO)

MARIAN McPARTLAND (1958/9/24)

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【パーソネル】

MARIAN McPARTLAND (p) BILL BRITTO (b) JOE CUSATIS (ds)
【収録曲】

(01-03) EASY BLUES / PLAY FIDDLE PLAY / LIKE SOMEONE IN LOVE
(04-07) TUNE FOR TEX / SIGNATURE BLUES / BLUES INTRO / STEEPLECHASE
(08-10) GIVE ME THE SIMPLE LIFE / SWEET AND LOVELY / SO MANY THINGS
【解説】 ( 2019年06月09日更新 / 連載 1,352回 )

 はっこねの山は〜、てんかのけん、かんこくかん (?) も、ものならず〜♪ 子供の頃によく耳にした歌の中で、最も意味不明なのが、コイツでありますな。 次点で 「荒城の月」 あたり。 子供の頃は 「工場の月(?)」 とか思っていて、どうしてそのようなものを歌にしようと思ったのか、その意図を読み取れずにいたんっすが、あ、でも、 「炭坑節」 とか、 “炭鉱の月” をテーマにしたものだし、それの姉妹編みたいなもん? …と、自分なりに解釈して、とりあえず納得してみたり。 で、ググってみたら、 「工場の月」 というのもあるんっすな。 おお、めっちゃ美人なネーチャンやんけ! で、歌もエエやんけ! で、まったく何の関係もないんっすが、この 「はらぺこツインズ」 とかいう、大食いの双子の姉妹のネーチャンたち、桑名の出身なんっすな。 大食いタレントとか、ぜんぜん興味がなかったんっすが、地元のよしみで視聴してみたら、なかなかオモロイやん! しゃべり方がめっちゃ地元民で、親近感が湧きますなぁ。 地元の信用金庫にも信金感が沸いたりするんっすが、桑名信用金庫は三重信用金庫と合併して、桑名三重信用金庫になっちゃいましたな。 「くわしん」 という、この上ないパーフェクトな略称があったのに、どうしてくれるねん? 松阪とかにも店舗があったりして違和感が半端ないし、 「みえしん」 と喧嘩別れして、元に戻るという展開を願わずにはいられませんが、それはそうと、サバカレー。 美味いんか、これ? この双子の姉妹は基本、何でも 「めっちゃ美味しい〜♪」 とか言って、実際、めっちゃ美味そうに食べるんっすが、個人的に魚貝類の類いがあまり好きではない僕としては、サバカレーを食べなければ、裁判で裁かれーる。 そういう、追い詰められた状況にならない限り、あまり積極的に食べてみたいとは思わないな…と。 食べても分からないくらいの微サバなら大丈夫かも知れませんが、 「めっちゃサバ」 らしいし。

 で、えーと、 「荒城の月」 は、歌詞が意味不明で、旋律は陰鬱であるな…と。 えーと、 これ 。 こうしてみると、なかなかに格調が高いっすな。 はらぺこツインズの動画は胃が拡張されそうなんっすが、七五調の歌詞 (今様形式) と西洋音楽のメロディが融合した名曲であるな…と。 で、 ドナドナ研究室 。 これがめっちゃ気になるんっすが、可哀想っすよね、子牛。 この歌を聞くと、「先生、俺、今日からヴィーガンになるよ!」 そう、先生に宣誓したくなっちゃうんっすが、子牛さん、早く逃げて、ここのドアから! そういう用途の為に作られたドアの事っすよね、 「子牛戸(こうしど)」 。 子牛戸をくぐり抜け、見上げる夕焼けの空に〜♪ 名曲だとは思うんっすが、メロディと歌詞とで、区切りがちょっと変だったりしますよね、 「わたしの城下町」 。 見上げる裕也〜、毛の空に〜♪ そんな、内田裕也が 「毛の空」 を見上げている絵柄が脳裏に浮かんできたりするんっすが、作詞 : 安井かずみ。 奇しくも 「ドナドナ」 の訳詞者だったりするんっすが、で、えーと、 「箱根の山」 。 いや、 「箱根八里」 というのが正式な名称なんっすか。 八里 = 32キロくらいっすよね。 桑名には 「七里の渡し」 というのがあるので、一里 = 4キロくらいというのは、常識として身についているんっすが、箱根に一里、負けたぁぁぁ…。 海江田万里には九千九百九十三里も負けたぁぁぁ…。 ま、これだけ惨敗だと、悔しいという気持ちすら湧いてこなかったりするんっすが、大江千里となら、割といい勝負になるんじゃね? そんな錯覚さえ起こしてしまいそうになっちゃったり。

 で、雑魚キャラの 「七里の渡し」 に僅差勝ちしたくらいで、すっかりいい気になっちゃってる 「箱根八里」 でありますが、実はあまり大したことないんじゃね? そんな気がしないでもありません。 箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川。 そう、都々逸 (?) に詠まれていたりしますからね。 越すに越されぬって、どんな立派な川なのかと思ったら、意外と大したことなくて、落胆した記憶ががあるんっすが、大井川なんか 「おーい!はに丸」 より、ちょっと上というレベル。 箱根八里のほうは、 “はに丸” の僕 (しもべ) の “ひんべえ” でも超えられちゃうみたいだし、とまあそんなこんなで、時季指定有給休暇。 年に5日間の有給休暇の取得が義務付けされた次第でありますが、今年の3月の時点で取得予定日を決めて、書面で提出しろ…と。 うちの会社の場合、年度末は工事でクソ忙しかったりするので、可能な限り12月までに5日分を使い切れとのお達しなんっすが、んーと、とりあえず4月に1回、9月に1回、11月に1回と。 8月はお盆休みがあるのでいいとして、逆に6月は祝日が1日もなくて、辛いよな…と。 んなことで、最終の土日に絡めて7月1日(月)に休みを取るとして、もう1日、適当に6月3日(月)あたりにブチ混んでおきますかね? んな感じで、適当に日付を入れて提出したんっすが、よくよく考えると、うちの事務所は月初めに全体会議と技術課の会議というのがあったりするんっすよね。 個人的には、さして意味のある企画だとは思えなかったりするんっすが、支店長が何故だかこの会議に命…とまではいいませんが、ハマチくらいは賭けていて、その日に仕事の予定を入れちゃっても、ブツブツと文句を言われちゃうという。 そんな日に休みを入れたことがバレたら、何を言われるか…。 僕は極めて存在感が希薄だったりするので、こっそり休んでも、誰にもバレない自信はあるんっすが、6月3日(月)と7月1日(月)だと、2ヶ月連続で会議をサボる形になっちゃいますからね。 1回目はバレなくても、連続だと、さすがにうっすらと勘付かれちゃうような気が…。

 ちなみに、うちの会社の時季指定有給休暇の制度、予定日を後ろにずらすのは新たな書類の提出が必要になったりして、何かと面倒みたいなんっすが、予定を前倒しする分には、まったく問題ないという。 じゃ、7月1日の分は、6月中に片付けておくことにしますかね? 出来ることなら3連休にしたいんっすが、28日(金)は現場の予定が入っているので、じゃ、21日(金)ということで。 問題は6月3日(月)のほうなんっすが、既に予定が埋まっていて、休めそうな日がありません。 果たしてどうしたものかと思っていたら、大丈夫でした。 ゴールデンウィークの直前、 ここ 参照の事情で、おサボリさせて頂いたことがあるんっすが、この日が何故だか勝手に 「時季指定有給休暇(2日目)」 の扱いにされちゃってました。 エエぇぇぇぇ…。 その日は時季指定ではない普通の有給休暇のつもりだったのにぃ…。 何か、休みを1日損しちゃった気分でありますな。 不満っす。 憤懣やるかたないっす。 憤慨のあまり、フンガーフンガー、フランケン、ざますざますのドラキュラ、ウォーでがんすのオオカミ男〜♪ …と、 「オレたちゃ怪物三人組よ」 を歌ってしまったんっすが、で、6月3日(月)に会社に行ってみたら、休んでる人が何人かいたりして、支店長は思った程、会議にハマチを賭けてはいなかったりするのかも知れませんが、とりあえず21日は箱根に遊びに行ってやるぅ! …と。 今の時期だと、とりあえずホタルとか、紫陽花とか? 鎌倉とか、伊豆とか、いろいろ悩んだんっすが、鎌倉はめちゃくちゃ混むらしいし、伊豆は旅館の料理が鮑だったり、金目鯛だったりして、今ひとつソソられるものがないし、去年も同じ時期に箱根に行ったばかりで、ちょっとアレなんっすが、えーと、 ここ 参照。 天気がクソ悪くて富士山がぜんぜん見えなかったし、 彫刻の森美術館 とか、行こうと思っていていけなかったし、あ、ここ、今年で開館50周年なんっすか。 僕よりちょっと年下やん! ガキやん! ま、若いなりに、それなりに頑張ってくれているような気はするんっすが、で、今年はどこに泊まるかが問題でありますな。 去年は会社のカネだったので、無駄に贅沢してやったんっすが、自腹となるとそうもいきません。 飯、風呂、部屋、景色、 寿司! 鳥! 風呂! 寝ろ! ぶっちゃけ、飯とか、寿司と鳥さえあれば、それで大満足なんっすけどね。 「鮑の踊り焼きを付けろ!」 だの、「金目鯛も食いたい!」 だの、贅沢やワガママは言いません。 というか、いりません。 強いて言えば、寿司! 鳥! 天麩羅! 和牛の石焼き! (もしくは、陶板焼き!) それだけあれば、もう言う事はないんっすが、美味いっすよね、牛。 最悪、寿司と天麩羅はなくても我慢出来るっすが、鳥! (もしくは、豚!) 牛! これは外せません。 「俺、今日からヴィーガンになるよ!」 そう、先生に宣誓したのは、何やったんや? そんな気がしないでもないんっすが、先生、俺、やっぱりヴィーガンはやめて、羊羹にするよ!

 で、部屋、そして景色。 ぶっちゃけ、夜になってしまえば基本、景色なんか何にも見えないし、酒を飲んでベロベロになってしまえば、後は 「寝ろ!」 だけなので、無駄に立派な部屋というのも必要なかったりするんっすが、けど、やっぱ、露天風呂付き客室やろ? …と。 が、箱根の宿って、基本、クソ高いっすよね。 他の土地なら、お一人様でもギリギリ3万円台で何とかならないこともなかったりするんっすが、箱根だと平気で5万だとか、6万だとか、7万だとか、8万だとか、9万だとか、10万だとか、以下略。 んなもん、会社のカネでもなければ、泊まれねぇ…。 で、今回は諦めました。 いや、それなりに候補はあったんっすが、まあまあお値打ちで、良さげ? そう思って、予約を入れてしまってからクチコミを見て、あ、何かちょっと今ひとつっぽい? そんな気がしてきて、即座にキャンセル。 それの繰り返し。 めっちゃ迷惑っすなぁ。 で、最終的に落ち着いたのが、 ここ 。 キーワードに 「ホタル」 というのを入れて検索した結果、ここが引っ掛かったんっすが、 館内施設 。 箱根ノスタルジーに浸るダイニングルーム。静かなジャズが似合います。 おお、エエやん♪ ラウンジの置物のセンスが、ちょっとどうか? そんな気がしないでもないんっすが、手前側は大画面テレビとオーデイオセット、奥側には無料マッサージチェアがあります。 これもエエやん♪ ここも静かなジャズが流れていたりするんっすかね? 静かなジャズと言うと、 これ とか? ジャケットのドーハムの顔、ダサっ! 若い頃はそんなふうに思っていたんっすが、それなりに年齢を重ねて、改めて見直してみると、やっぱり、ダサっ! いつまでも変わらない自分の気持ちを再発見することが出来たんっすが、で、飯のほうはというと、大きく分けて3つの中から選択できるようになっている模様。 最初、大正浪漫香る宮ノ下で牛鍋を食す 「浪漫会席」 プランというので予約してみたんっすけどね。 牛や、牛、牛を食わせろ! そう、思って。 が、これだと料金のほうは、32,400円。 ぶっちゃけ、部屋とかめっちゃ普通っぽいのに、ちょっと高くね? そんな気がしないでもないので、当館スタンダード 自家源泉のかけ流しと 「宮ノ下会席」 をご堪能頂くご宿泊プラン。 こっちのほうにしておきました。 もうひとつ、熟年世代に贈る 郷愁の箱根 「高砂会席」 プランというのもあるんっすが、熟年世代と呼ばれるほど熟してはないし、御殿場地鶏の柔らかいコンフィをメインディッシュにしたご長寿を願うご宿泊プランです…って、爺臭過ぎぃ。 コンフィというのがどういうものなのか、寡聞にしてよく知らんのっすが、コンビーフのビーフが “フィ” になったような感じ? あまりソソられるものがありませんな。 「宮ノ下会席」 だと、牛さんは食べさせて貰えなさそうな感じなんっすが、ま、いっかぁ…と。

 で、予約を入れてしまってからクチコミを見たら、写真で見るよりも古臭くて、騙された気分…だとか、風呂も思ってたよりも小さくて、大したことない。 そんな事が書かれていたりして、あ、ヤベぇ。 また、ハズした? が、一貫して 「宿のオッサンはいい人」 という評価が下されていて、結局のところ、それがいちばん大切なポイントであるような気もしますな。 前略 箱根宮ノ下の華山です。 箱根にも数ある宿の中から当館にご予約を賜り篤く御礼申し上げます。 そんなメールも送ってくれて、これをやられると、心理的にキャンセルしづらくなっちゃうんっすよね。 覚悟を決めて、泊まるしかないっすかねぇ。 で、ひとつ気になるのは、箱根山の状況。 6月8日現在、警戒レベル2で、大涌谷の黒たまごのところには立ち入れないんでしたっけ? 泊まるところが華山 (かざん) なので、火山性地震に悩まされる…って、それだけで済めばまだいいんっすが、大噴火して、フンガーフンガー♪ そんな事態になっちゃったら、ハマチだけでなく、命までも取られちゃうかも? もしそうなったら、頑張って仕事するだけ無駄なので、業務上で残された数々の案件は、とりあえず箱根から無事に生還することが出来たら本気を出すことにして、今日のところは、おしまい。

 ということで、今日はマリアン・マクパートランドっす。 前回に引き続き、 “アーゴのピアニスト@厳選アルバム19枚分” みたいな10枚のCDからのチョイスなんっすが、マリアン・マクパートランドって、誰や? …と思って、ググってみたら、 これ 。 あ、ギャル系だったんっすな。 言われてみればマリアンって、ギャルの名前っすよね。 ウィンザー出身の英国人 (中略) 3才でピアノを初めジャズに惹かれ…って、早熟過ぎぃ。 いや、ピアノを始めたのが3才なだけで、ジャズに惹かれたのはもっと後なのかも知れませんが、3才でピアノというのも、ちょっと早くね? …と思ったら、 これ 。 「山菜は3歳から」 という話は聞いたことがあるんっすが、ピアノもそうなんっすな。 というか、子供に山菜はアカンという話もよく耳にするんっすが、(中略) 第二次大戦中は、ピアニストとして米国前線兵士慰問機関 (USO) に参加、本場アメリカのジャズ・ミュージシャンとともに、(中略) その時、同じバンドで出会ったシカゴ派の重鎮コルネット奏者、13才年上のバツイチ、ジミー・マクパートランドと恋に堕ち、うんぬん。 とまあ、そんな経歴を持つマリアンちゃんの 『アット・ザ・ロンドン・ハウス』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんっすが、ライブ・ハウスでの実況盤。 「ロンドン・ハウス」 ということは、故郷に錦を飾った恰好になるワケっすな。 …と思ったら、シカゴにあるんっすな。 旦那がシカゴ派の重鎮コルネット奏者なので、そのツテで呼ばれたのではないかと思われるんっすが、それをシカゴに拠点を置くアーゴがレコードにして、それを縁故知人に売りつけて、ガッポリ、ウハウハ。 さすが重鎮ともなると、やる事が違いますな。 これがもし文鎮だったりすると、習字の時の “おもし” くらいにしかならなかったりするんっすけど。 もし、このボックス・セットを買わなかったら、存在さえ知らないまま、死んでいくことになったキャラだと思うんっすが、これも何かの縁なので、ちょっくら演奏に耳を傾けてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「イージー・ブルース」 。 とっても簡単なブルースっすな。 作曲者として、メリー・ルー・ウィリアムスの名前がクレジットされているんっすが、ジャズピアニスト。 ジョージア州アトランタ生まれ。 1925年にプロ入りし、夫のジョン・ウィリアムスのバンドで演奏した…と。 同じギャル系ピアニストのよしみで、この曲を取り上げたのではないかと思われるんっすが、MCはなく、いきなりピアノのイントロから始まります。 最初は無伴奏で、続いて、そこにベースが入って、やがてドラムスも絡んできて。 ミステリアスなムードから、やがてスインギーな路線へと転換する感じなんっすが、いや、いいっすな、これ。 じわじわと盛り上がっていく様が、じわじわ、輪島で、子供の頃、輪島が好きで、北の湖が嫌いだった僕としては、エエやん♪ ちなみに、ベースはビル・ブリトー、ドラムスはジョー・クサティス (?) とかいう、寡聞にして、よく知らん人たちだったりするんっすが、なかなか堅実なサポートぶりであるな…と。 で、マリアンちゃんのソロは知的で控え目でありながら、意外と黒くて骨太な感じもあったりして、言われなければ、イギリスのギャルだとは気付かないのではなかろうかと。 んなことで、テーマに戻って、おしまい。 拍手の音も聞こえて、あ、これ、やっぱりライブやったんやな…と。

 で、次。 「プレイ・フィドル・プレイ」 。 作曲者として、デッチ (?) 、アルトマン、ローレンスとかいう3人の名前がクレジットされて、誰? …という感じなんっすが、聞いてみたら、めっちゃどこかで耳にしたことがあるメロディっすな。 ググってみたら、んーと、 これ っすか。 読んでみた結果、曲に関してはまったく何の情報も得られなかったんっすが、更に探してみた結果、オッサンのオバハンたちによる こんな演奏 が。 アイルランド系の音楽で、物悲しい中に、フィドル (ヴァイオリンの一種) で演奏される、うんぬん。 なるほど、アイルランドなんっすな。 イギリスのお隣…というか、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国なので、今でも一部はイギリスだったりするんじゃないかと思われるんっすが、政治的な問題は抜きにして、お隣さんのよしみで、この曲を取り上げたのではなかろうかと。 もの悲しいバラード調の演奏なんっすが、とか思っていると、途中からテンポが速くなって、軽快にバウンスするスインガー。 そういったアレに転じておりました。 ピアノのソロは、ちょっぴりエバンスっぽい感じ? サポートに徹するベースとタイコの人も、時折、変化を交えたりしながら、トリオとして抜群の一体感を醸し出していたりして、エエやん♪ …とまあ、そんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 拍手の音も聞こえて、あ、これ、やっぱりライブやったんやな…と。

 で、次。 「ライク・サムワン・イン・ラブ」 。 すべての恋してる人のために 。 可愛い♪ こんなラブリィ&キュートな歌、オッサンが演奏したらアカンやろ? そんな思いが急に強くなったんっすが、マリアンちゃんなら許されますよね。 ミディアム・テンポで軽快にバウンスするスインガーなんっすが、何か、明朗さと、育ちの良さとが、同居しているな…と。 でもこれ、 「ライク・サムワン・イン・ラブ」 だからいいのであって、魚貝類の類いがあまり好きではなくて、清楚なギャルが好きな僕としては、 「イクラ・秋刀魚・淫乱」 だったら、ちょっと嫌やな…と。 ということで、次。 「チューン・フォー・テックス」 。 作曲者としてビリー・テイラーの名前がクレジットされておりますが、どんな経緯で、この曲を選んだのかは不明。 が、聞いてみたら普通によかったので、いい曲だから、選んだんじゃね? …と。 ジョー・クサティス (?) とかいう人のドラムスがわりとよく目立つスインギーな仕上がりで、マリアンのピアノもよく歌ってます。 んなことで、よかったな♪ …と。 で、次。 マリアンのオリジナルで、 「シグニチャー・ブルース」 。 署名、サイン、署名 (すること) 、(調子・拍子記号) 、 (番組の) テーマ音楽、折り、 (折りにつける) 折り記号、(処方せんに書く) 用法注意。 “signature” には、そんな意味があるみたいなんっすが、処方せんというのはアレっすよね。 そんなこと言わずに、処方しろよ! そう言いたくなっちゃうアレっすよね。 “箋” という字が2010年まで常用漢字でなかったので平仮名にした結果、 「処方しない」 みたいな感じになっちゃったんっすが、(処方せんに書く) 用法注意ブルース。 どんな仕上がりなのかと思ったら、割とディープで、アーシーだったんっすが、イギリス娘とブルースの対比が、ちょっぴり禅味を感じさせるな…と。 都会派アーバンな僕の趣向には今ひとつ合致しないんっすが、0分42秒という、極めてプチな小品なので、ま、いっかぁ…と。

 で、次。 これまたマリアンの自作曲で、 「ブルース・イントロ」 。 これまた 0分58秒で終わってしまう超プチ小品なんっすが、それぞれA面の最後と、B面の最初だったりするので、ライブの場における挨拶がわり。 そんな意図があったりするのではなかろうかと。 で、次。 チャーリー・パーカーの 「ステープルチェイス」 。 バップ曲なので、日本人のウケは今ひとつであるものと思われますが、弾いてるほうとしては、こういうのが気持ちよかったりするんでしょうな。 マリアンのピアノ・ソロも “めりはり” が効いていて、好調であるな…と。 減り張り/乙張り。 漢字ではそんなふうに書くんっすな、めりはり。 「減り張り」 は分かるんっすが、 「乙張り」 は “おつはり” としか読めねぇ…。 で、演奏のほうは途中、ビル・ブリトーくんのウォーキングなベース・ソロがフィーチャーされたりして、ここにきてようやく日の目を見ることが出来て、よかったな♪ …と。 その後、ピアノとドラムスの4バースがあったりして、クサティス (?) くんとやらにも、ちょっとだけスポットライトが当たって、よかったな♪ …と。 で、次。 「ギブ・ミー・ザ・シンプル・ライフ」 。 歌物ナンバーなのではないかと思われるんっすが、いかにも小唄小唄した小粋な仕上がりで、いいな♪ …と。 ライブだと、こういう何気ないミディアム・テンポの1曲が、この上なく至高だったりしますよね。 マリアンのソロもノリノリで、何となく、バリー・ハリスの 『アット・ザ・ジャズ・ワークショップ』 を思い出したり。 で、次。 「スイート・アンド・ラブリー」 。 とっても甘くて愛らしいナンバーでありますな。 どんな歌詞なのか調べようと思ったら、スイートまいん (福原遥) &ラブリーみちか (出野泉花) の歌詞一覧リストというのが出てきたんっすが、『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』。 ちょっぴり料理に目覚めた今こそ、じっくり見てみたい作品でありますな。 んーと、 これ ? おお、めっちゃ可愛ぇぇぇぇ♪ 2次元も可愛いし、3次元も可愛いし、声も可愛ぇぇぇぇぇ♪ そろそろ腕を上げよう。 ウヒョ〜♪ このDJのオッサンがウザすぎるのが難点なんっすが、もう何か、マリアンとか、どうでもよくなってきちゃいました。 まいんちゃん、最高や!

 で、気持ちを入れ替えて、最後の1曲。 マリアンのオリジナルで、 「ソー・メニー・シングス」 。 物静かなバラードで、まいんちゃんで高揚した気持ちが、すーっと落ち着く感じがしますな。 オトナの女も悪くはないな。 そんな気がしないでもなくて、とまあそんなことで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 いやあ、よかったっす、まいんちゃん。 あ、マリアンも悪くなかったっす。 …と、そんな1枚でありました。


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