UNDER PARIS SKIES (FUTURA RECORDS)

FREDDIE REDD (1971/7/26,29)

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【パーソネル】

FREDDIE REDD (p) DIDIER LEVALLET (b) DIDIER CARLIER (ds)
【収録曲】

(01-03) DIANE I LOVE YOU / BLEEKER STREET BLUES / TO BUD WITH LOVE
(04-06) THIS HEART IS MINE / YOU / MY GOD IS LOVE

【解説】 ( 2019年09月22日更新 / 連載 1,364回 )

  逆鉾がお亡くなりになられましたなぁ。 井筒3兄弟でしたか。 個人的に井筒というと、八ツ橋のイメージが強かったりするんすが、ちなみにサバ家は特に深い理由 (わけ) もなく、聖護院派だったりするので、井筒? ケッ! そう、理由 (わけ) もなく馬鹿にしていたりしたんっすけど。 ということで、 若旦那のブログ 。 「井筒 聖護院」 でググったら、これがヒットしたんっすが、なかなか味気ない、自動で作られてる八ツ橋。 ま、そうっしょ。 あれだけ世間に蔓延している大衆菓子が手作りなワケありません。 で、ニッキはあのシナモンのことです。 …って、マジかよ? ニッキというのはハッカの親戚で、シナモンというのはパチモンの仲間だとばかり思っていたんっすが、いや、さすがにそんなことは思っていなかったんっすが、ニッキ = 和風、シナモン = 洋風なイメージで、この2つが同一人物…というか、同一香辛料だとは思えなかったり。 すると、アレっすか。 ニッキー・ラウダはあちらでは、シナモンー・ライダーということになるワケっすか。 言いにくいやん! で、本家西尾八つ橋 −八ツ蔵チャンネル− 。 何で、井筒でも聖護院でもない、西尾なんて雑魚が “本家” を名乗ってんねん? そう思わずにはいられませんが、で、調べてみたら、 これ 。 あ、西尾クンも1689年に創業した老舗だったんっすな。 雑魚呼ばわりして申し訳なかったんっすが、で、この1689年っていうの、我が三重県が誇る銘菓・赤福や、桑名名物・安永餅〜、おくちの中で溶けちゃうよ〜♪ こいつらと比べてどうなのかというと、 ここ 参照。 前半の真ん中あたり。 四日市の “なが餅” が1550年、桑名の “安永餅” が1634年で、伊勢の “赤福” が1707年。 どう考えてもパチモンとしか思えない “なが餅” の歴史が断トツに古くて、調べてみて、めっちゃ悔しかったのを覚えているんっすが、それと同事に、赤福、大したことねーな! …と。 そして今、八つ橋も大したことねーな! そんな小物であることが判明した次第でありますが、1689年創業とか、雑魚もいいところ。 安永クンが58歳のオッサンとして、堂々と餅屋を営んでいる頃、八つ橋とか、3歳やんけ! 3才児は山菜でも食ってろ! そう、言いたくなっちゃうんっすが、その一方、なが餅のオッサンは142歳。 いくら丈夫で長持ちが取り柄の “なが餅” とは言え、さすがにお亡くなりになっているに違いなくて、ま、ご愁傷様としか。

 とまあそれはそうと、 −八ツ蔵チャンネル−。 西尾の八ツ蔵とかいう小汚い野郎が、お菓子の製造ラインにこっそり潜入するでござる…って、この工場のセキュリティと衛生管理は、どないなってんねん…。 ちなみに、ここで作られているのは “あんなま” 。 あんまり名前の知られていない生八ツ橋、略しして “あんなま” ? そんな気がしちゃうほど、あんまり名前の知られていない生八ツ橋のブランドなんっすが、あん入り生八ツ橋の世界では “おたべ” と “夕子” の2強という感じっすよね。 井筒が作っているのが “夕子” なんっすが、じゃ、もうひとつの “おたべ” が聖護院なのかというと、そうではなく、こちらは株式会社おたべ。 いつの間にやら株式会社美十 (びじゅう) という変な名前に変わったみたいなんっすが、 Wikipedia を見ると、ずいぶんと歴史の浅い、喫茶店あがりの会社なんっすな。 聖護院が出している “聖(ひじり)” などという生八ツ橋よりもずっとメジャーで、成り上がりの下克上ストーリーが期待出来そうなんっすが、で、何でもいいけど、この “聖(ひじり)”という生八ツ橋のお陰で、僕はずっと、ジャイアンツにいた西本聖というピッチャーの名前を、にしもと・ひじり? …と読んでました。 聖が 「たかし」 なら、聖闘士星矢は 「たかしントセイヤ」 になってまうやんけ! ま、聖が 「ひじり」 でも 「ひじりントセイヤ」 になっちゃうので、どっちもどっちという気がするんっすが、で、結局、一番おいしいのはどれ? コロンビア人美女が八つ橋 (聖護院、井筒、本家西尾) を食べ比べ。 食べ物の好き嫌いというのは主観的なものなので、この手のランキングに、まったく何の意味もない気がするんっすが、しかもコロンビア人美女とか…。 若旦那の道楽としか思えなかったりするんっすが、生八ツ橋の皮だけバージョンというか、あん入り生八ツ橋ではない本来の意味の “生八ツ橋” は、おたべとか、夕子とか、あんなまとか、聖とか、たかしとはではなく、どの店も “生八ツ橋” という名前なんっすな。 あんこの入ってない皮だけのヤツには、あまり力を入れてないっぽいんっすが、で、個人的な好みを言わせていただくと、エバさんや、マリアさんより、カミラさんのほうが、いいな♪ …と。 で、タチアナさんは、ま、なんと言うか、 “あんなま” のポジションやな…と。 あ、マリアさんも、下の写真だと、悪くないじゃん。 で、ナタリアさん。 ま、ドンマイ! で、パウロさん。 おっさんかい! ここで落ちでもよかったんっすが、その後も続々とコロンビア人が登場しますな。 若旦那、意外と真面目に検証する気、満々だったりするんっすが、得票数は聖護院8 本家西尾3 井筒1となりました。 聖護院派のサバ家、思わずガッツポーズ!  “聖(ひじり)” とか、一度も買ったことがない気はするんっすが、それにしても夕子タンが “あんまな” 如きに負けちゃうとは…。

 と、コロンビア人には今ひとつ不人気だった井筒。 その3兄弟の長男が鶴嶺山、次男が逆鉾 (元関脇) 、三男が 寺尾 (元関脇) でありますか。 長男は最高位が十両なので、今ひとつ存在感が希薄で、四股名の読み方も今ひとつよく分からなかったりするんっすが、つるみねやま? あ、かくれいざんっすか。 今は 「寺尾」 という、ちゃんこ鍋屋をやっているみたいなんっすが、三男の寺尾に負けず劣らず、長男もなかなか男前でありますなぁ。 次男の逆鉾だけ、群を抜いて抜群に残念なルックスだったりするんっすが、ま、いかにも逆鉾ぉ! …という顔ではあるんすけどね。 クラスに必ず1人か2人、逆鉾顔のヤツがいたものでありますが、そもそも、どうして逆鉾などというワケの分からないものを四股名にしようと思い立ったんっすかね? 天の逆鉾とか、何かそんなものがあるんでしたっけ? 「あまのさかほこ」 で漢字変換しようとすると、天の坂歩行としか出てこなかったりするんっすが、坂本龍馬が新婚旅行でどうのこうの、引っ張ったら先っちょだけ刺さっていて、インチキやんけ! そんな話が 『竜馬がゆく』 にあったような? とりあえず、 Wikipedia 参照。 天逆鉾 (あめのさかほこ、あまのさかほこ) は、日本の中世神話に登場する矛である。 あ、矛 (ほこ) なんっすな。 矛 (ほこ) と盾 (たて) で、突き刺すほうのヤツ。 ま、 “逆鉾” なので、逆さまの鉾なんじゃね? …というのは何となく想像が付いていたんっすが、その “鉾” というのが何なのか、今ひとつよく分かってなかったという。 蒲鉾の蒲なしバージョン? …みたいな。 そもそもカマボコって、味も見た目もめっちゃ単純な食い物なのに、無駄に立派な漢字を使い過ぎっすよね。 カマボコの癖に生意気だぞ! みたいな。 喧嘩っ早いヤンキーなら、「カマボコ? ボコボコにしてやんよ!」 みたいな。 南の島にいた ○人のジェリーなら、「カマボコ? カマハイル、カマハイル!」 みたいな。 んーと、 これ 。 お前、芋 切ル! 早ク 切ル! 人参 切ル! 私、玉ネギ 嫌イヨ! なら、最初から持ってくんな! で、そこにプラスして蒲鉾っすか。 あまり旨そうな鍋ではありませんな。 竹輪ならともかく。

 で、蒲鉾という漢字。 君に禍魔暴行…という感じ。 こういう感じの漢字で禍魔暴行 (かまぼこ) でもよかったのに、蒲鉾。 それぞれの意味を漢字事典で調べてみると、まずは “蒲” 。 がま。かま。ひらがま。ガマ科の多年草。 そうっすよね。 草冠が付いていることから分かるように、やっぱ、植物の類いっすよね。 魚肉練り製品の名前としては不適切であると言わざるを得ません。 で、続いて “鉾” 。 ほこ。両刃 (もろは) の剣を長い柄の先につけた武器。 そうっすよね。 “矛” の難しいバージョンという感じの漢字っすよね。 これも蒲鉾のネーミングに用いる漢字としては、どうか? …と。 柔らかな本体で衝撃を吸収して、後ろの板でガチッと食い止める。 蒲鉾って、盾 (たて) としてはそこそこ使えそうな気がするんっすが、試しに持たせてみたら、 ほれ 。 おお、まったく違和感がありませんな。 ちなみに元ネタは これ なんっすが、カマボコのほうが普通の盾より小型軽量で、取り回しに優れているような気がします。 股間の辺りを狙われたら、防ぎきれないような気がしないでもないんっすが、古代ギリシャの重装歩兵の敵に限って、そんな卑怯な真似はしないんじゃね? そんな、楽観的な観測に賭けるというのも、御一興ではなかろうかと。 つまりまあ、蒲盾なら十分にあり得るんっすが、何故か蒲鉾。 どうして、こんな漢字になったんっすかね? もしかしたらカマボコというのは、元々はポルトガル語で、カマボッコー。 そういうアレだったのを、音だけ適当に漢字を当ててみたパターンだったりするとか?

 んなことで、調べてみました。 蒲鉾 名前の由来。 ほれ 。 蒲鉾はその昔、 「焼きちくわ」 だった。 うぉぉぉぉ、マジかよ? 衝撃の新事実! 鈴木杏樹、めっちゃ物知りやん! ちなみに蒲の穂というのは、 これ 。 おお、確かに、めっちゃ “焼き竹輪” やん! これなら芋や人参と一緒に鍋に入れても、普通にイケるかな? …と。 ということで、蒲鉾問題は完璧にクリアしたので、続いては 逆鉾 。 宮崎県と鹿児島県の境にある霧島山の高千穂峰の山頂にある天の逆鉾。 天照大御神の孫瓊瓊杵尊が突き立てたという伝説がある。 何でそんなもんを突き立てたんや! そう、瓊瓊杵尊を問い詰めたくなっちゃうんっすが、そもそも何者なんっすかね、この欧陽菲菲 (オーヤン・フィーフィー) を限りなく難しくしたようなヤツ。 で、調べてみたら、ニニギ、瓊瓊杵尊 (ににぎのみこと) は日本神話の神。 あ、この世界では割と有名なヤツやん! ま、天照大御神の孫なら、無名な筈が無いんっすが、で、このニニギが突き刺した天の逆鉾を、坂本龍馬が面白がって引き抜いちゃった…と。 何て罰当たりなことをするんや! 罰が当たって暗殺されちゃったのも、やむなし。 そんな気がしちゃうほどの悪行なんっすが、で、逆鉾というのは井筒部屋の由緒ある四股名だったんっすな。 変な名前だとは思うんっすが、ま、伝統なら、しゃあないな…と。 で、逆鉾って、現役時代は面白い顔という印象だったんっすが、井筒親方になって審判長をやってた頃は、 「待った」 かかったりすると発動する恫喝芸でお馴染みだった…と。 これ とか。 おお、恐ぇぇぇ。 ヤ○ザみたいやん…。 ちなみに弟の寺尾クン、訃報の翌日がテレビの向正面の解説だったみたいっすが、哀しみをこらえて、気丈に “仕事” を全うしたみたいっすな。 そんな寺尾クンに、こんな動画を捧げてみたいと思います。 真ん中のネタがとってもエロいので、会社とか学校とかでリンク先をクリックするのは、まったくオススメしませんが、天国の逆鉾に届け、魂の 空耳

 ということで、今日はフレディ・レッドなんっすが、実を言うと今の僕は、寺尾クンと似たような状況だったり。 いや、別にサバ兄が亡くなったというワケではないんっすが、ちょっぴり身内に不幸が…。 ぶっちゃけ、こんなものを書いている場合ではないような気もするんっすが、通夜の日は夜まで暇だったし、今日の葬儀も夕方前には無事に完了したし、何かしていたほうが気も紛れるので、1日だけ更新を後ろにずらすことにして。 来週に予定していた松山〜広島の旅も、とりあえず延期ということにしたんっすが、また11月にでも休みを取って…。 んなことで、フレディ・レッド。 mora で買ってみたシリーズということで、この人に関連するアルバムは これ があったんっすが、半分…というか、実際は2/3がハンプトン・ホーズだし、うーん…。 仕方なく他を当たってみることにしたんっすが、Amazon Music のほうに 『アンダー・パリ・スカイズ』 なんてのが。 ま、これでいっかぁ。 …というので、とりあえず買ってみたんっすが、ブルーノートにおけるジャッキー・マクリーンとの共演盤 『Music From The Connection』 、『Shades Of Redd』 でも知られる名ピアニスト、フレディ・レッドが70 年代にフランスのレーベル “Futura Records Swing series” に吹き込んだアルバム。 シリーズは01〜07まであり、本作は03番。 持ち前の哀愁感とパリを舞台にしたエスプリ感が見事にマッチした名ピアノトリオ盤。 そういったアレである模様。 この “Futura Records” というのを、どうしても、フルタ? …と、空目してしまうんっすが、美味しいっすよね、フルタのセコイヤチョコレート。 「一目で義理とわかるチョコ」 のブラックサンダーと同じくらい安っぽくて、バレンタインにセコイヤをくれるギャルは、セコいや。 そんなふうに思わずにはいられませんが、いや、くれるんなら、喜んでご査収させて頂きますけどね。 ちなみにこれ、「パリの空の下」 というシャンソン (?) は入ってなくて、全曲がレッドのオリジナルだったりするんっすが、で、サイドマンは仏人っぽい? 2人ともディディエ(?)という名前なんっすが、名字が同じワケではないので、小林旭と、にしにのあきらみたいに、ただの他人かな? …と。 とまあそんなこんなで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、  「ダイアン・アイ・ラブ・ユー」 。 オッサンの癖に、小っ恥ずかしいタイトルを付けたものでありますな。 桑名の近くに大安町 (現・いなべ市の一部) という町があって、名前が無駄におめでたいこと以外、特に愛すべき要素はどこにもないような気がするんっすが、何がフレディ君の心を捉えたんでしょう? で、曲のほうはというと、いきなりのバラード。 アルバムの冒頭には御陽気なナンバーを持って来て、景気付けをするのが通例なんっすが、ま、こういうのもアリっすか。 メロディそのものは、このオッサンが書いたとは思えないくらいラブリー&キュートだし。 キュッと心を締め付けられるような哀感もあって、…とか思っていたら、途中からだんだんテンポが速くなっていって、アドリブ・パートは普通にスインギーな仕上がり。 フレディのプレイはレッドだからと言って赤くはなく、ちょっと黒めのブルーといった感じで、群青色? ややマル・ウォルドロン、略して、ややドロンなところがなくもなくて、で、中盤と終盤にはベースとドラムスのソロもフィーチャーされて、トリオとしてのインタープレイが三位一体で、とまあそんなことで、最後はテーマには戻らず、テンポも遅くはならず、おしまい。 結果、オープニング・ナンバーとして、十分に景気は付けられたな。 そんな仕上がりでありました。

 で、次。 「ブレーカー・ストリート・ブルース」 。 電気の関係の仕事をしていると、よくブレーカー (漏電遮断機) が落ちて、その都度、呼び出されたりしてアレなので、基本、ブレーカーにはあまりいい印象を持ってなかったりするんっすが、ブレーカーを再投入すれば直るか、あるいは、何ともならないくらい重症かの二者択一だったりして、イチかバチか過ぎるしぃ。 ブレーカーを再投入したらとりあえず直ったんだけど、何日かしたら、また落ちた。 そういうパターンもあるんすけど。 落ちるなら落ちる、直るなら直る。 はっきりせんかい! そう言いたくなっちゃいますよね。 よって、電気業界でブレーカーがブレイクすることはないと思うんっすが、何がフレディ君の心を捉えたんでしょう? で、曲のほうはというと、これはアレっす。 ブルースっす。 どこかで聞いたことがあるような気がしないでもなくて、でもまあ、よくある感じの曲なので、フレディくんがパク…、じゃなくて、何かにインスパイアされたのではなかろうかと。 で、演奏のほうは適度に黒くて、適度にブルーで、フレーズがよく歌っていて、で、中盤にはベースのソロもフォーチャーされていて、ディディエくん、わりと活躍の場を与えられておりますな。 もう1人のディディエくんは今回は脇役に徹しているようでありますが、煙草の火で脇毛を焼く根性焼きのニュー・バージョン = 脇焼く。 そんなのに徹するよりは、ま、いいかと。 とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「トゥ・バド・ウィズ・ラブ」 。 このオッサン、また愛を語っておりますな。 で、whithって、何なん? withとはちゃうん? …と思ってググろうとしたら、サジェスト機能で 「whith white 除毛クリーム」 という候補が。 やっぱ脇毛は、焼くよりもクリームっすよね。 そんな神の啓示を得た思いでありますが、クリーム塗ったくらいで毛が抜けるのか? …という素朴な疑問が。 火で焼いたほうが早いんじゃね? で、バド。 フレディのおっさんは誰に愛を語っているのかと思ったら、バド・パウエル。 エエぇぇぇ…。 確かにピアノの才能は半端ないんっすが、性格、めっちゃ悪そうっすぜ? 何がフレディ君の心を捉えたんでしょう? で、曲のほうはというと、重厚なバラード調。 愛を語るなら、スローなテンポに限る。 そんなフレディの信念が感じられます。 で、どうせ、途中からアップ・テンポに変わるんやろな。 そう踏んでいたら、案の定だったんっすが、終盤、それなりにパウエルっぽいフレーズも聞かれたりして、まあまあ健闘したな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 で、最後はスロー・テンポの重厚なテーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ディス・ハート・イズ・マイン」 。 この心は僕のもの。 直接的なLOVEではないんっすが、愛を語っておりますな。 たまには胃カタルについても語れよ! そんな気がしないでもないんっすが、僕は胃炎になったことがないので、胃炎のことは言えん。 そういうことなら、ま、しょうがないかな…と。 で、曲のほうはというと、静かなバラード調。 というか、ミディアム・スローっすかね? 歌物のような綺麗なメロディだったりして、この人、作曲のセンスありますよね。 演奏のほうは、ちょっと小難しい感じもあったりして、アレなんっすが、で、次。 「ユー」 。 これはいいっす。 リリカルなバラードなんっすが、最後までテンポを速めず、スローに徹しているところがいいっす。 ここで言う 「You」 というのが早見優なのか、ゆうゆなのか、ダルビッシュ有なのかは不明なんっすが、ところでダルビッシュが有なのって、世間では普通に有名なんっすかね? ちなみに僕は 「有治」 という名前なんっすが、漢字の説明をする際、 「ダルビッシュの有」 で通じるのかどうか不安なので、有り無しの有 (あり) 、有限会社の有 (ゆう) っす! …とか言ってるんっすが、今ひとつよく伝わらなかったりするし。 で、間にはさまれた、ゆうゆ。 何かそんなん、いましたよね? んーと、 これ ? 元おニャン子っすかぁ。 (前略) 高校生とアイドルの二足の草鞋を履くようになりました。 高校生とアイドルと草鞋。 ちょっぴり 「部屋とワイシャツと私」 っぽいんっすが、とか言ってるうちにピアノのソロが終わって、ベースの何とかという人のソロが登場。 あ、阿武松審判部長が退職意向って! 「はたくさい」 の人っすよね? これ 。 僕もめっちゃ口下手で、上手にご説明が出来なかったりするし、 「はたくさい」 も病気のせいだったりしたら、ちょっと気の毒でありますな。 元関脇益荒雄って、めっちゃカッコいい四股名なのに…。 とか言ってるうちにテーマに戻って、おしまい。

 で、ラストっす。 「マイ・ゴッド・イズ・ラヴ」 。 最後は神への愛を語りますか。 イントロがちょっぴり 「テイク・ファイブ」 なので、あるいは5拍子だったりするのかも知れませんが、ワルツっぽくも聞こえるし、で、普通にいい曲だし、演奏のほうも、卒がないな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 とまあそんなことで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 持ち前の哀愁感とパリを舞台にしたエスプリ感が見事にマッチした名ピアノトリオ盤。 そういった1枚でありました。 全曲、愛に満ちているんっすが、中でもバラードの 「You」 は必聴ではなかろうかと。 んなことで、You 買っちゃいなよ!


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