SWING LOW,SWEET CADILLAC (IMPULSE)

DIZZY GILLESPIE (1967/5/25,26)

SWING LOW, SWEET CADILLAC ←click!!


【パーソネル】

DIZZY GILLESPIE (tp,vo) JAMES MOODY (as,ts,fl,vo)
MIKE LONGO (p) FRANK SCHIFANO (b) OTIS CANDY FINCH JR. (ds)
【収録曲】

(01-02) SWING LOW, SWEET CADILLAC / MAS QUE NADA
(03-05) BYE / SOMETHING IN YOUR SMILE / KUSH
【解説】 ( 2020年01月05日更新 / 連載 1,377回 )

 明けまして、おめでとうございます。 これを書いている12月31日現在、まだ年は明けてなかったりするんっすが、ま、放っておいてもそのうちに、勝手に明けるのではなかろうかと。 特に休みの日だと、一日が過ぎるのがめっちゃ早いっすからね。 特に何をするでもなく、ウダウダ、ぐだぐだ、ダラダラと無為に過ごしているうちに、あっという間に夕暮れになってしまいます。 ちなみに、今年の年末年始は9連休なんっすが、早くも3日が過ぎ去ってしまいましたなぁ。 まず初日なんっすが、 「百箇日」 という地味なイベントが行われました。 法事というのは 「初七日」 とか 「四十九日」 とか、基本、7の倍数が基本になるんっすが、1週間が7日なのとリンクして、何か、納得いきますよね。 昔、 『アフタヌーンショー』 というテレビ番組に 「納得いかないコーナー」 というのがあって、それのパクりで 「納豆、食いにいかないコーナー」 というのを考えたことがあるんっすが、個人的に納豆はあまり好きではないので、食いにはいかないゾ…と。 そういうコーナーなんっすけどね。 じゃ、何をするのか? …と聞かれて、返答に困って、それで行き詰まってしまったんっすが、「納豆、食いにいかない?」 と、誘いをかけるコーナーにすればよかったんっすかね? 「行かない」 と言われたら、やっぱりそれで、おしまいなんっすけど。 で、基本、7の倍数で出し物が行われるのに、何故か唐突に 「百箇日」 。 何故、ここで急に十進法になるのか、その意図がよく読み取れなかったりするんっすが、四十九日の倍で、九十八日とかではアカンのか? そう思わずにはいられませんが、でもまあ、2日くらいは誤差の範囲なので、切りのいいところで、百箇日でもいっかぁ。 そんな気がしないでもありません。 ひゃっかにち。 言いやすいし。 きゅうじゅうはちにち。 言いにくいし。 その点、 「しじゅうくにち」 というのは、言いやすさの点でも抜群で、実によく出来ていると思うんっすが、こいつの出来があまりにも良よすぎて、その兄貴分にあたる百箇日の影が、今ひとつ薄い。 そんな側面もあったりして、で、初七日の法要は葬式に合わせて葬儀場で行って、二七日〜七七日 = 四十九日までは、家まで坊さんに来て貰って、で、百箇日はどうするのかと思ったら、こちらから、お寺までいかなければならないんだそうで。 え〜、面倒くせぇ…。

  ひびき 「ようこそお越し下さいました〜」
  こだま 「も〜、わざわざ来てくれんでも良かったんや。 電話したらわし、家まで行きましたのに〜」

そういう姿勢が当然だと思うんっすが、いいっすよね、大木こだま・ひびき。 往生しまっせ〜。 身内が往生した結果、こんな行事に参加させられることになってしまったんっすが、んなことで、わざわざお寺まで行ってきました。 わざわざと言っても、道路を挟んだ反対側で、道路を横断中に車に撥ねられでもしない限り、歩いても1分くらいで着いちゃうんっすけど。 うちの親の葬儀は葬儀場だったんっすが、親の親の葬式は、この寺でありましたな。 座布団の上に正座させられるのが辛かったなぁ…と。 で、今の時期、クソ寒そうやななぁ…と。 が、今の時代、さすがにそんな修行僧のような環境はウケがよろしくないようで、行ってみたらちゃんとストーブが焚かれていたし、椅子も用意されていたし。 家だと畳の上に座布団を敷いて正座というのがデフォなので、むしろ、寺に出向いて正解やったな…と。 法要自体も30分くらいで終わっちゃったし。 が、朝から憂鬱で気が乗らなかったし、昼からも気が抜けてヤル気を削がれちゃったし、で、夜になってようやく、前回分のここの原稿を書く気になって、で、寝て、起きて、翌日。 朝から自分の部屋を軽く掃除して、その後、近所にある床屋に行って。 子供の頃からずっと通っている床屋なんっすが、帰りにお駄賃 (?) で、森永のチョコボールを貰えるのが楽しみでした。 床屋に行って、お駄賃というのも変な話なんっすが、顧客つなぎ止めの為の戦略だったんでしょうな。 事実、僕はそれでつなぎ止められて、ずっと通い続けているんっすが、中学生になった時、 「もう中学生だし。」 という理由でチョコボールの配布が廃止されて、粗品が試供品のシャンプーとかになったのは、心の底からガッカリ。 ま、余所に行くのも面倒なので、そのまま通い続けたんっすが、大人になって何故だか、チョコボールが復活。 おお、太田、やるやんけ! そういう名前の理容室なんっすが、ただ、何故かいつも 「キャラメル」 だったんっすよね。 ああん、ピーナッツのほうが嬉しいのにぃ…。 そもそも、チョコレートの中にキャラメルを入れるという発想がよく分からんのっすが、噛むとニチャアっとして、何だか不快だし。 ま、食ってみたら意外と美味かったりするんっすが、で、あれは前回の消費税増税のタイミングでありましたか。 この店はオバサンがやってるんっすが、そのオバサンが、 「料金は上げやんけど、その替わり、チョコボールはやめさせて貰う。」 そんなことを言い出して、エエぇぇぇぇ…。 料金は上げてもいいから、チョコボールは続けろよ! そう、思わずにはいられませんでしたが、シャイで無口で気の弱い僕は、自分の意見を積極的に言うことが出来なくて、 ・ ・ ・ 。 容器に入れられた飴ちゃんを好きなだけ持っていっていい。 そんなシステムに変更されたんっすが、好きなだけと言われても、世間的に5個くらいが限度のような気がするし、飯田圭織のバスツアーのヲタみたいなことになっても嫌だし、うーん…。

 ちなみに飯田圭織のバスツアーというのは、 これ 。 バナナを一人二本食べたヲタがスタッフに人として失格とか言われて叱られた。 このエピソードが好き過ぎてたまらんのっすが、飴ちゃんを6個も7個も持って帰ったりしたら、床屋のオバサンは口には出さなくても、人として失格。 そう、心の中で思っているに違いないっすよね。 で、そんな状況がもう何年も続いているんすが、前回、床屋に行った時、帰り際にオバサンが 「甘い物は食べるよね?」 「はぁ、まあ (饅頭とか最中はそんなに好きではないんっすが、都饅頭とか安永餅とかは、まぁ。 あと、羽二重餅とか鮎の菓子みたいなのは、かなり好かも?) 」 そう、括弧の中は心の中で呟きながら、曖昧に答えておいたんっすが、ちなみに鮎の菓子というのは これ 。 あんこが入ってるのもあるみたいなんっすが、求肥オンリーのほうが、好きっ♪ 別にアンコが苦手というワケではなく、 「おたべ」 とか 「夕子」 みたいな、餡入り生八ツ橋は普通に好きなんっすが、で、話の流れからして、そういうのをくれるのかと思ったら、ちょっと違ってました。 「安かったから買ってみたんやけど、よかったら持ってって。」 ブルボンだかロッテだかの、箱に入った洋菓子っぽいヤツをくれました。 え、マジっすか? 安かったと言っても、森永チョコボールよりは絶対に高いヤツですやん? どういう心境の変化なのか分かりませんが、そういうのは和菓子なんかより、ずっと好きだったりするので、ありがたく頂戴するとして。 で、飴ちゃんのほうはちょっと遠慮して、4個くらいにしておいて。 この床屋にずっと通い続けて正解だった。 そう、心の底から思ってしまったんっすが、で、先日。 もしかしたら、またお菓子を貰えるかも? そんな期待で、ちょっとワクワクしていたんっすが、髪を切り終わっても、オバサンは甘い物について言及することなく、何事もなかったように、「よかったら、飴、持ってってー。」 …と、お決まりの台詞だけ。 えー、飴だけかよぉ。 駄目じゃん、太田! あ、そういえばこのオバサン、毎回のように、「お寺は、お西さんやった? お東さんやった?」 と聞くのは、ヤメて頂けませんかね。 ウチは、お西さん (←浄土真宗・西本願寺派) でも、お東さん (←浄土真宗・東本願寺派) でもないから! 高田さん (←浄土真宗・高田派) でもないから! 高田派というのは、 ここ が本山なんっすが、津カス (←津のカス) の分際で、三重県ではじめての国宝建造物とか、生意気過ぎぃ! で、そもそも、ウチは浄土真宗などという、一般大衆向けの在り来たりな宗派じゃないから! 誇り高き曹洞宗だから! 永平寺だから! ヘイヘイ♪ 自分で座禅を組んで、厳しい修行に耐えたりしているワケでもないのに、何故かそれでマウントを取った気分でいたりするんっすが、ちなみに、家の目の前の寺の坊さんの話によると、正式には福井の永平寺ではなくて、横浜にあるナントカというお寺の系列みたいなんっすけどね。 エエぇぇぇぇ…。 若くしてお亡くなりになってしまった僕の弟のお骨は永平寺に納骨したし、今回も永平寺に行って、おろし蕎麦とソースかつ丼のセットを食べる気、満々だったのにぃ…。 横浜と言うと、んーと、 ここ ? 結構、立派やん! ただ、曹洞宗のお寺って、同じ禅宗でも、臨済宗と違って、立派な庭園とか、あまりなかったりしますよね。 納骨は永平寺でも別に構わないそうなんっすが、あそこも別に、立派なお庭があるワケではなかったような? 庭がなければ、庭には二羽、ニワトリがいたりもしないだろうし、ま、そんなものがいたところで、別にどうってことは無いんっすけど。

 とまあそんなことで、飴ちゃんしか貰えなくて、めっちゃテンションが下がってしまった日曜日の午後なんっすが、気を取り直して、何とかこのコーナーの原稿を仕上げて、そして昨日の月曜日。 特に何のノルマも与えられているワケではないので、特に何をするでもなく、ウダウダ、ぐだぐだ、ダラダラと無為に過ごしておりました。 さすがに9連休ともなると暇なので、1月3〜4日の日程で広島のほうに遊びに行こうと思っているんっすが、その行程を練るだけで1日が終わってしまったり。 1週間くらい前から、あの店、この店、あんな宿、こんな宿、色んなところに予約を入れて、あ、やっぱりやーめた。 こっちにしよう! が、そのうちに気が変わって、キャンセルして、また考え直して、予約を入れ直して、で、しばらくして、またヤメにして。 そんなことばかり繰り返していて、迷惑この上ない野郎やな! そんな自覚はあるんっすが、でも、しょうがないっすよね、優柔不断だしぃ。 …というので、特に反省はしておりません。 ネット上で簡単に予約できたり、キャンセルできたりするのがアカンのや! キャンセルされたくなかったら、それなりの縛りを付ければエエんや! で、宿に関しては、めっちゃ悩んだ挙げ句、 ここ を押さえることにしました。 めっちゃ普通のビジネスホテルで、大浴場があるワケでもないし、豪華な部屋があるワケでもないし、場所的には広島駅に近くて、便利そうではあるんっすけどね。 広島の繁華街は広島駅からは離れているみたいなんっすが、特に夜遊びするつもりもないし、バーニラ、バニラ、出稼ぎ求人、旅行のついでにアルバイトぉぉ♪ そんな予定もなかったりするし。 で、広島でやってみたいこと、その1。 広島風のお好み焼きを食べたい。 インドと言えば、カレーやろ? …というのと同じくらい、広島と言えば、お好み焼きやろ? そのイメージが強かったりするんっすよね。 で、テンション・アゲアゲで、実際に食ってみると、思っていたほど、美味しくはなかったりするんっすが、でもまあ、広島まで行って広島風のお好み焼きを食べないと、後から後悔しちゃうような気がするし。 食べずに後悔するより、食べて後悔。 その道を選ぼうと思うんっすが、別に有名店とか、人気店でなくてもいいので、とりあえず、それらしいのを食べることが出来れば。

 で、色々と調べてみると、ニューヒロデンというホテルの レストラン に 「宮島御膳」 というのが。 広島風お好み焼き、牡蠣フライ、お造里盛り合わせ、本日の小鉢、穴子飯。 めっちゃ無難で、お手軽で、いいじゃん♪ 広島風お好み焼きって、食ってる途中でちょっと飽きて来ちゃうので、ハーフサイズくらいで、ちょうどいいんっすよね。 で、広島と言えば、お好み焼きと同じくらい牡蠣のイメージも強いんっすが、個人的に貝の類いはあまり好きではなくて、牡蠣に関しても同様。 が、牡蠣フライなら普通に食べられるし、むしろ、わりと好きだったりするかも? 揚げ物、最高や! で、アナゴ。 これも別にそんなに好きではないし、アナゴさんはタラコ唇だし、タラコもあまり好きではなかったりするので、ダブルであまり気が進まなかったりするんっすが、宮島と言えば、穴子飯が有名っすよね。 今回、諸般の事情で宮島まで足を延ばす予定はないんっすが、せっかくだから、ちょっと食べてみたいかな? …と。 そんな、 「せっかくだから3点セット」 が御膳になっていて、こんな都合のいい話はないんっすが、ということで、ニューヒロデンに決定! で、楽天トラベルで宮島御膳付きのプランを押さえてみたんっすが、そのうち、やっぱ、ちょっとなぁ…。 そんな気がして、心に迷いが。 昼飯なら、これで充分なんっすが、旅先の夕食としては、ちょっと寂しいような? 同じレストランに 「四季の会席 (5,000円)」 というのがあるんっすが、せっかくだから、こっちのプランにしますかね? お好み焼きも、せっかくならこんなパチモンではなく、専門店で食べてみたいような気がするし。 四季の会席ということなので、季節ごとに中身が変わるんでしょうが、今現在だと、揚げ物は倉橋島産カキフライ。 宮島御膳だと牡蠣フライが2個しかなくて、ちょっと物足りないんっすが、こっちなら3個もあるぅ! しかも、宮島御膳のほうは普通の牡蠣フライなんっすが、こちらは倉橋島産カキフライ。 牡蠣フライと、カキフライ。 表記の揺れがちょっと気になるんっすが、倉橋島産牡蠣フライだと、漢字が多過ぎてお堅いイメージになってしまうので、その点を考慮した結果なんでしょう。 で、倉橋島産カキフライとわざわざ明記しているということは、宮島御膳のほうの牡蠣は、産地が不詳であるものと判断していいっすよね? ぶっちゃけ、産地に拘るほど、牡蠣の違いが分かる男ではないんっすが、んーと、 倉橋島 。 おお、音戸の瀬戸と早瀬の瀬戸で、かろうじて陸地から切り離されている島でありますな。 いいっすよね、島って。 シマジロウが棲息していそうで。

 で、焼き物は瀬戸内産鰆の温州焼。 ぶっちゃけ、サワラという魚は、ヤワラちゃん = 谷亮子と同じくらい、あまりソソられるものがないし、2日ほど前、バローというスーパーで「鰆の西京漬け」というのを買って来て、焼いて食ったし、それの余りを今日の朝にも焼いて食ったので、出来れば別のサカナにして欲しかったところなんっすが、温州焼というのがちょっと気になりますな。 温州みかんの温州っすよね。 「おんしゅう」 ではなく、「うんしゅう」 。 温州焼きでググっても、焼きミカンしかヒットしなかったりするんっすが、写真を見る限り、鰆の塩焼きに、焼きミカンを乗っけたっぽいような? で、造里は 「鯛の薄造り」 。 広島なので一瞬、鯉? …とか思ってしまったんっすが、鯉ではなくて、鯛っすな。 鯛のほうが無難でいいと思います。 で、汁物の 「鯛の潮汁」 というのが、ちょっと余計な気がするんっすが、サカナの頭とか、キモいだけで、肝と同じくらい、ぜんぜん好きではないし。 でもまあ、薄造りの余りを有効活用したものだろうし、いい出汁は出てそうなので、ま、いっかぁ…と。 で、肉料理が 「ひろしまハーブ鶏の柚子味噌田楽」 。 ちょっと変わっていて、美味しそう♪ 全般的に悪くないっすな。 食事が普通の白いごはんで、大して好きでもない穴子を強制的に食わされなくて済むし。 で、楽天のほうはキャンセルして、このプランをオフィシャルサイトから予約してみることにしたんっすが、が、しばらくして、やっぱり、広島風お好み焼きと穴子飯も食べてみたいような? 鰆の焼き物と鯛の潮汁って、やっぱり、いらんような? そんな気がしてきちゃったんっすが、で、取り消しの手続きをしようとしたところ、クレジットカードにて決済済みのため、日程/人数の変更、取消はできません。 そんなことが書いてあったりして、エエぇぇぇ…。 いや、出来るっしょ? 出来るけど、やらないだけっしょ? ホテルニューヒロデンまでお問い合わせください。 そんなことも書かれているので、電話さえすれば、嫌々ながらキャンセルの手続きに応じてくれるんでしょうが、シャイで無口で、極度のコミュ障で、電話が大の苦手である僕に、そんなことが出来ないのを分かった上で、確信犯でやってますよね? キャンセルするのに、余計な縛りを付けるんじゃねぇぇぇぇ!!

 ということで、諦めました。 鰆の焼き物と鯛の潮汁、上等やんけ! で、広島風お好み焼きのほうは、やっぱり食べないと後で後悔しちゃいそうなので、2日目の昼に広島駅の近くの ここ へ行ってみることにしました。 ネットで簡単に予約が出来るから。 いざとなったら、ネットで簡単にキャンセルも出来るから。 そんな理由だけでここを選んだので、味のほうは定かではないんっすが、それらしいものを食べられさえすれば、それでいいっす。 少なくとも、ホテルの宇夕食の御膳のオマケよりは、遙かに本格的だと思うんっすが、シンプルな肉玉 (そば) に、イカ天のトッピング。 これで行こうと思います。 イカ天と言っても、イカの天麩羅ではなく、おつまみの 「イカの姿フライ」 みたいなのだと思うんっすが、本場ではそれが “本物” らしいっすよね。 で、店のほうとしては、客単価を高くする為に、スペシャルとか、海鮮デラックスとか、そういうのをオススメしてくるに違いないんっすが、そういう余計なのは、いいっす。 牡蠣とかもいらないっす。 倉橋島産ではない、どこの産地か分からない牡蠣とか、食べる意味はないっす。 ちなみに 「弁兵衛」 って、ちょっと変な名前なんっすが、某・外車ディーラーの系列なんだそうで。 今は普通に 「びーえむだぶりゅー」 なんっすが、僕が子供の頃はドイツ語風に 「べーえむべぇ」 と発音するのが粋とされていたので、ああ、成るほどぉ。 …と、ここまで書いたところで、今日の晩ご飯の時間になって、かなりフライング気味の 「除夜の鐘」 も聞こえてきたりしたので、今日のところはこれくらいにして、では皆さま、☆よいお年を☆

 ということで、今日はディジー・ガレスピーっす。 これを書いている時点でも、まだ新年は明けていなかったりするんっすが、気分を変えて今回からトランペット編ということで。 ピアニストに比べると、人材のほうは極めて些少なので、わりとあっさりしたシリーズになるものと思われますが、トランペット編の始まりは、いつもガレスピー。 たまにはルイ・アームストロングでも取り上げてみようかと思って、『プレイズ・W.C.ハンディ』 を買ってみたんっすが、W.C.ハンディって、何となく、携帯用の便所みたいやな。 そんな気がして、ヤメにしちゃいました。 聞いてみても、何かあまりピンとこなかったし。 ということで、ガレスピー。 今回のネタ用にと思って、試しに これ を買ってみたんっすが、前半にモダン・ジャズ=ビ・バップの立役者が共演したカーネギー・ホールでのライヴ演奏。 後半に異郷の地パリにおけるガレスピー・バンドのライヴ演奏をそれぞれ収録した、ルースト初期の重要アルバム。 そういったアレのようで、特に前半はチャーリー・パーカーとの共演が歴史的にあまりにも重要だったりするんっすが、1947年時点のパーカーの長めのソロが聞けるというのは貴重っすよね。 当時はSPレコードしかなくて、1曲あたり約3分という制約があったので。 が、実際に聞いてみたら、当然ながら音質は最悪に近いし、曲の途中で一度ブチ切れたりするし、(PART-1)(PART-2) に別れているのは、そういうアレだったんっすな。 結局のところ、SPレコードの呪縛からは逃れきれていなかったりして、で、B面はオマケのようなものだし、うーん…。 新春を言祝ぐには相応しくない。 そんな気がしたので、別口を探してみることにしました。 日本では今ひとつ不人気なキャラだと思うんっすが、何故だか mora には、山のようなラインナップが。 そんな中、適当に当たりを付けて、 『スイング・ロウ・スウィート・キャデラック』 というアルバムを買ってみることにしました。 アルバート・アイラーに 『スイング・ロウ・スウィート・スピリチュアル』 というアルバムがあるんっすが、読みにくいと極めて不評だった青い背景の時代でありますな。 ところどころ、無意味に出てくる半角スペースが読みにくさを助長しているんっすが、さば君がザウルスを駆使して書いたtext文を、さば兄がhtml 化したという経緯によるものなので、大目に見て貰うとして。 今はちゃんと自分でタグを入れているんっすが、 「スウィング・ロウ・スウィート・チャリオット」 という黒人霊歌 (スピリチュアル) があって、アイラーのも、これをもじったものだったんっすな。 ラグビーイングランド代表の応援歌らしいので、耳にしたことのある人もいるかも知れませんが、同じくガレスピーも、これをもじった…と。 よく見たら、先述のパーカー入りのアルバムの、オマケのB面の最初がこの曲だったんっすが、アルバムのほうは1967年のライブ物で、音質のほうはかなりよくなっております。 ジェームス・ムーディと組んだオーソドックスな2管クインテットで、全部で5曲しかないので勝負が早そうだし、ジャケ絵のほうも左上の部分を除けば、わりと簡単そう。 新春を言祝ぐに相応しい。 そんな気がしないでもないので、んなことで、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずはアルバム・タイトル曲の 「スイング・ロウ・スウィート・キャデラック」 。 ガレスピーは、おちゃらけたところがあって、それが日本人に不人気である大きな要因だったりするんっすが、これはその最たるものでありますな。 ガレスピーとジェームス・ムーディが、おちゃらけた歌を歌っているんっすが、いきなり、イー! バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ、ヨカマ〜! ワ〜♪ で、その後はハリー・ベラフォンテの 「バナナボート」 っぽい世界が展開されることになります。 イデデ、イデデ、イデデ♪ のところって、英語ではこんな歌詞だったんっすな。 脳天気な曲調とは裏腹に、めっちゃディープやん…。 で、一方、ガレスピーのキャデラックがいったい何を歌っているのか、今ひとつよく分からなかったりするんっすが、「いや、それはおかしい。 いや、それはおかしい。いや、それはおかしい。」 とか、「これは間違い!」 とか言ってるのは間違いなくて、イー、バリバリバリバリバリバリバリバリ、ヨカマ〜! いやぁ、何じゃこりゃ…。 その後、ピアノが入って来て、ちょっといい感じになって、「すい〜んぐ、ろぉ〜、すいーと、きゃーでらーっく♪」 と歌い出す辺りから、ちょっぴり 「バナナボート」 になって、トランペットとサックスが出て来て、わりと普通のジャズっぽくなって、キワモノの極みのように見えて、意外としっかりしたラテン・ジャズだったりする? ガレスピーのソロは普通に出来がよかったりするし、おちゃらけているという理由だけで、正当に評価されないのは、ちょっと不憫な気も…。

 んなことで、次。 「マシュ・ケ・ナダ」 。 ガレスピーと言えば、ラテン大好きおじさんのイメージなんっすが、メジャーなボサノヴァを素直に取り上げているのは、ちょっと珍しいかも? で、これが普通にいい出来だったりして。 ラッパとテナーの絡みによるテーマに続いて、ムーディがフルートに持ち替えて、再びテーマ。 その後、ガレスピーの超絶技巧なソロが披露されて、続いて再びテナーを持ったジェームス・ムーディが、ムード歌謡ではない男のジャズを聞かせてくれて、いやあ、めっちゃ盛り上がってますなぁ。 ライブの楽しさ、ここに極まり…みたいな。 最後のテーマが終わって、エンディングを迎えた瞬間、みんなの拍手に続いて、 「びゅーてぃふぉー♪」 とか言ってる姉ちゃんがいるんっすが、ねぇ、ちゃんと風呂入った? そんなネタが、過去の 『スイング・ロウ・スウィート・スピリチュアル』 のところに書かれておりますな。 ビューティフルな姉ちゃんと一緒に風呂とか、たまらんっ♪ 不細工な姉ちゃんとでも、それはそれで興奮しちゃいそうなんっすが、で、これ、おちゃらけ抜きでも普通にやれる男であることを世に示した、そんな1曲でありましたな。 ジェームス・ムーディという人も日本では過小評価されてるような気がするんっすが、名前をジェームス・ムーディ勝山に変えたりすれば、少しは人気を

 (σ・∀・)σ ゲッツ!

出来ますかね? いや、それはムーディではなくて、ダンディ坂野なので、やっぱ無理っすかぁ。 …とか言ってるうちに、新しい年になりました。 改めまして、明けまして、おめでとぉ♪ ちなみに昨日の夜は年越し蕎麦ではなく、うどんを食べました。 お歳暮か何かで歌行燈のやつを貰ったので、それを年内に消費しようと。 天麩羅、きつね、カレー × 各2個というセット内容だったんっすが、そのうち、天麩羅を頂きました。 揚げ物、最高や! きつねうどんも油揚げなので、揚げ物なんじゃね? そんな捉え方も出来るかと思うんっすが、そんなこと言ったら、釜揚げうどんだって、揚げ物になっちゃいますからね。 で、んーと、 これ っすか。 プリプリの特大海老が魅力です! そのように書かれておりますが、確かにわりと立派なエビ天が付属しておりました。 個人的に海老の塩焼きとかはぜんぜん好きではないんっすが、海老フライとか天麩羅なんかは大好きだったりして、もう一度、言っておきます。 揚げ物、最高や! うどんも、モチモチしていて美味しかったし、下手に安い蕎麦を食うより、うどんというのも、アリやな…と。 で、元旦の朝はお雑煮を食べることになるのではなかろうかと。 桑名人としては、下世話な名古屋弁をしゃべる人種とは一緒にして欲しくないところなんっすが、お雑煮は こんな感じ 。 超シンプルな、名古屋風。 お隣三重県では 「はまぐり」 が入り、里芋・椎茸と具沢山。 いや、入れねぇよ、そんなもん。 菜っ葉と削り節、たまに、かしわ (←鶏肉) を入れたりすることもありますが、すまし汁に焼かない角餅がひとつ。 あ、うちは焼いた角餅を入れますな。 ひとつではなく、ふたつ、みっつ。 微妙な差はあるんっすが、で、次。 「バイ」 。 シンプルなブルースっぽいナンバーで、演奏のほうも極めてオーソドックス。 テーマらしきものが演奏された後、いよいよこれからソロ・パートで、盛り上がるな! …と思ったところで、ガレスピーが叫び声を上げて、唐突な感じで、おしまい。 え? え? このバンドのテーマみたいな感じなんっすかね? ライブだと、こういうのが割とよくあるような気がします。

 で、次。 「サムシング・イン・ユア・スマイル」 。 歌物ナンバーであるものと思われ、ガレスピーがお得意の歌を披露してくれるんっすが、おちゃらけた風ではなく、普通にムーディ。 そこにジェームス・ムーディの魅惑のムード・テナーが絡んできたりして、普通にいい雰囲気っすなぁ。 ロマンチックであったりもします。 ロマンチックと言えば、マロン。 年末に天津甘栗を貰ったんっすが、賞味期限が今日までなので、今日中に食べ尽くさなければ…。 ま、賞味期限を1週間くらい超過したところで、大勢に影響は無さそうな食べ物なんっすけどね。 ただ、 くりわり君 が付属していないバージョンだったので、食べるのにちょっと苦労します。 とりあえずラジペンでやってみたんっすが、今ひとつでありましたな。 あくまでもラジオペンチであって、栗ペンチではないので、しょうがないっすよね。 ということで、次。 「キュッシュ」 。 ガレスピーのMCによると、ママ・アフリカ。 そういったものをテーマにしたオリジナルである模様っす。 ジェームス・ムーディのフルートが印象的なオープニングは、何やら荘厳な雰囲気。 アフリカの夜明け。 そういったものを想記させますな。 想記という言葉からは、沖縄のソーキ蕎麦を想記したりするんっすけど。 あれも広島風お好み焼きと同じくらい、食べる前はめっちゃテンションが上がるんだけど、いざ実際に食ってみると、思ったほどは美味しくない食い物だったりしますよね。 でも、食べないと、後から後悔しちゃうんっすよね。 で、アフリカの夜が明けちゃえば、後はもう、お祭り騒ぎ。 ウ〜♪ 呪術的なリズムをバックにアフロ・キューバンな世界が繰り広げられるんっすが、いいっすよね、アフロ・キューバン。 お風呂に吸盤はつきもの…みたいな感じで。 ガレスピーのユーモアとペイソスに溢れるソロが披露されて、で、おしまい。 拍手、パチパチパチパチ。  …と思ったら、まだ続きがあって、ここでジェームス・ムーディ登場。 なかなかエキサイティングなソロが展開されることになるんっすが、ここではアルトを吹いておりますな。 なかなかマルチな才人で、マルチ商法の世界でも立派にメシを食っていけそうなんっすが、終盤は2管の絡みで大いに盛り上がって、で、その後、ピアノの 「マイク・ロンゴ」 とかいう人のソロがフィーチャーされるんっすが、いいっすよね、マイク・ロンゴ。 マイクの前で論語を朗読しそうで。 巧言令色、すくなし、仁〜♪ ということで、テーマに戻って、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ! こいつのインパクトが余りにも強烈なんっすが、それ以外は至極真っ当なアフロ・キューバン・ジャズでありました。 ガレスピーとジェームス・ムーディが、バリバリ硬派なソロを聞かせてくれて、さば君はそれを聞きながら、ポリッピーチョコをポリポリ食べて、そうして9連休は過ぎ去っていくんでしょうなぁ…。


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