STUDY IN BROWN (EMARCY)

CLIFFORD BROWN & MAX ROACH (1955/2/23,24,25)

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【パーソネル】

CLIFFORD BROWN (tp) HAROLD LAND (ts)
RICHIE POWELL (p) GEORGE MORROW (b) MAX ROACH (ds)
【収録曲】

(01-03) CHEROKEE / JACQUI / SWINGIN'
(04-06) LANDS END / GEORGE'S DILEMMA / SANDU
(07-09) GERKIN FOR PERKIN / IF I LOVE AGAIN / TAKE THE A TRAIN
【解説】 ( 2020年01月19日更新 / 連載 1,378回 )

 はーるばる来たぜ、広島〜♪ ということで、やって来ました、広島。 いや、はるばるという程でもないんっすけどね。 ハルカ星から来たハルバルに比べたら、全然。 ドラえもんに、そんな話がありましたよね。  「未知とのそうぐう機」 でしたか。 めっちゃ簡単にUFOを呼び出せる装置。 僕が子供の頃に見たよく分からないドラマに 「宇宙人と “こうしん” するのが夢なんだ!」 とか言ってるヤツが出て来て、僕の頭の中には宇宙人と一緒に元気に運動場を歩いている絵面が浮かんで来たんっすが、なんちゅうワケのわからん夢や。 アホちゃうか? そう思わずにはいられなかったり。 大人になって冷静に考えてみると、宇宙人と行進…ではなくて、交信だったんっすな。 そうとも知らず馬鹿にしたりして、正直、すまんかったな…と。 ま、心の中では、そんなに悪かったとは思ってなかったりするんっすが、紛らわしい言い方をするほうが悪い! でもまあ、僕も一応は大人ですからね。 上辺だけでも反省するふりをして、謝るというのが人の道の筋ではないかと思うんっすが、で、この “ひみつ道具” さえあれば、あの男の純真な夢も、簡単に叶えられるね! …と。 んーと、 これ っすな。 いいたかないけど、地球までの燃料費が二千万円もかかったって。 あー、それは確かに、ちょっと愚痴りたくなっちゃいますよね。 いいたくないなら、言わなければいいじゃん。 そう切り捨てるには、あまりにも高額。 しかも、ごはんの最中に呼び出されたとか、そりゃ、ムカッとしますわな…。 なんでもいいけど、ハルカ星人の主食は最中なんっすかね? もしかして、甘党? …って、「ごはんの最中 (もなか) 」 ではなくて、 「さいちゅう」 っすよね。 宇宙人と行進 or 交信のように、耳で聞いても紛らわしいし、最中 (もなか)と最中 (さいちゅう) みたいに、目で見ても判別しにくいし、もしかして日本語って、欠陥言語なんちゃう? そんな気がしないでもないんっすが、「まさか、おもしろ半分じゃあるまいな?」 そう、のび太を問い質すハルバルくん。 おお、さすがは宇宙人。 なかなか鋭いっすな。 大正解! 強いて言うなら、おもしろ半分どころか、おもしろ8割強。 というか、おもしろ全部と言っていいかも知れません。

 で、えーと、広島は、はるばる来たぜ! …という程でもなかった。 そこまで話が進んでいたのではなかろうかと。 今回の行程表は こちら なんっすが、岐阜羽島駅から新幹線で 2時間19分くらい。 お値段は 13,180円くらいと、少々お高い気がするんっすが、地球までの燃料費 = 20,000,000円と比べたら、微々たるもの。 0.000659ハルバルくらいっすよね。 そう考えると、ほとんどタダみたいなもので、えーい、グリーン車、奮発したれ! お陰で 0.0008925ハルバル相当になっちゃったんっすが、そう言えば、ZOZO 前澤友作くんの月旅行の費用は1人100億円とかでしたっけ? ゾゾっとするような金額なんっすが、それと比べると、地球までの燃料費が 2,000万円って、意外とリーズナブル? ま、旅行費用というのは燃料費だけでは片付けられないんっすが、ハルカ星って、言うほど遙か彼方ではなかったりするとか? 「特急はるか」 でも、行けるんじゃね? 少なくとも関空までならそれで何とかなるんっすが、とまあそんなこんなで、広島駅に到着〜。 とりあえず、 本日の宿泊先 に立ち寄って、荷物を預けて、で、そこから最初の目的地、 縮景園 を目指すことにします。 広島駅というのは観光の中心、原爆ドーム辺りからはけっこう離れていて、基本、チンチン電車 (ヒロデン) か、バスを利用しなければならないんっすが、あまりいい印象がなかったりするんっすよね、広島の市電。 岩国のフレンドシップデーを見るのに、広島市内に前々泊した際、郊外のホテルから原爆ドームまで、晩飯を食いに行く為に市電に乗ったんっすが、めっちゃ混んでいて、降りるのにめっちゃ苦労した。 そんな嫌な思い出しかありません。 バスも混んでいると降りるのが大変なので、バスや市電に乗るのは、あまり乗り気がしないんっすが、とりあえず縮景園までなら歩けそうやな…と。 で、そこから広島城までも普通にイケそうやな…と。 んなことで、歩いてみました。


< 縮 景 園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、到着〜。 ぜんぜん余裕でしたな。 ホテルニューヒロデンがいい感じの場所にあったので、ヒロデンに乗らずに済んでラッキーだったんっすが、で、縮景園、普通によかったっす。 秋に行った博多の ここ が、思っていた以上にショボかったので、ちょっと警戒していたんっすが、都会の真ん中にある庭園としては、金沢の兼六園や、高松の栗林公園には負けるものの、桑名の 貝塚公園 には勝ってるな! …と。 貝塚公園と言っても、別に地面を掘ったら貝殻が出てくるワケでもなく、その意味では日進小学校の運動場のほうが、よっぽど貝塚らしかったんっすが、地面を掘ったら貝殻が出てくるので、貝塚なんちゃうん? …というので、昔は 「日進貝塚」 という史跡に指定されていたんっすよね。 が、よくよく調べてみたら、地面を掘ると出てくる貝殻は、漁師だか時雨煮屋だかが捨てたゴミであることが判明して、貝塚の話は、無かったということに。 ちなみに貝塚公園というのは史跡の貝塚とは関係なく、貝塚ナントカという、湯川秀樹ともつながりがある偉い学者の屋敷の跡が、どうのこうの。 そんな由来ではなかったかと。 この人 っすかね? が、桑名とは何の関係もなさそうで、もしかしたら、こっちの 貝塚さん かも? こっちのほうは湯川秀樹とは何の関係もなさそうなんっすが、ま、子供の頃に聞いた不確かな噂話っすからね。 で、水戸の偕楽園と、岡山の後楽園は行ったことがないので何とも言えないんっすが、広島の縮景園は、日本百名園くらいにはノミネートされても不思議ではないな…と。 ノミネートが無理なら、ラミネートでもいいな…と。 飲みねぇ、飲みねぇ、酒飲みねぇ…とかにノミネートでもいいかな? …と。 ちなみに、日本の庭園100選は これ 。 津市美杉町の北畠氏館跡庭園 なんかが入ってるやん! 津市の分際で、生意気な! 美杉とか、とても津とは言えないようなクソ田舎だし、ここ、仕事のついでにちょっと覗いてみたことがあるんっすが、あまり大した庭園でもなかったような? 桑名の 六華苑 が入ってない時点で、インチキ100選だと断言せざるを得ませんが、大コケした大河ドラマ 『いだてん』 のロケ地を舐めるな! ま、縮景園はしっかり入っているので、その点では納得なんっすけど。

 縮景園 = 各地の勝景を集めて縮めて表現した庭園。 そんな意味が込められているそうなんっすが、各地の勝景ということは、貴景勝も入ってるんっすかね? 裏切り者の貴乃花の弟子だったという時点で、あまり応援する気にはなれないんっすが、名古屋場所の時は桑名に宿舎を構えていたのに、ある年から瀬戸のほうに変わっちゃったんっすよね、貴乃花部屋。 …とか思ったら、あの騒動で部屋をヤメちゃったんっすが、桑名を裏切った天罰や。 そう思わずにはいられなくて、で、この縮景園、大きな池があるのと、その周囲の地形に高低差があるところがいいっすな。 向こうのほうに、めっちゃ高いビルが見えたりするのも、なかなか趣が深いっす。 まさに都会の中のオアシスといった感じ。 シンボルとなってる変な橋は、正直、ちょっとどうか? …という気もするんっすが、ランドマーク 跨虹橋 (ここうきょう) 池の中央に架かる約240年前の太鼓橋で、藩主の命で一度築いたものを取りこわし再度築かせた、地上と天上を結ぶ虹のような姿は園を象徴する名橋です。 え、そんなに歴史あるん? めっちゃパチモンなのかと思ってました。 原爆の爆風にも耐え抜いたんだそうで、そう考えると、イケるやん♪ それはそうと、藩主の命で一度築いたものを取りこわし再度築かせた…って、一体、何がやりたかったんっすかね? 勝手な藩主にも程があるんっすが、スクラップ・アンド・ビルド。 そんな言葉を小耳に挟んだので、自分でも試しにやってみたかったとか? その気持ち、ま、分からんでもないんっすけどね。 車の運転でもヒール・アンド・トゥとか、ちょっと試してみたくなっちゃうし。 内山田洋とクールファイブとか、リーダーの影がめっちゃ薄いし。 髪の薄いオッサンが一人いるんっすが、あれがヒロシなんっすかね? ぶっちゃけ、前川清以外、誰が誰なんだか、さっぱり分からん…。


< 広 島 城 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 ということで、縮景園はおしまい。 で、続いて、 広島城 に向かいます。 広島には何度か来たことがあるんっすが、いつも電車に乗って宮島口まで行ってしまい、市内は晩飯を食うついでにチラッと原爆ドームを見たことがあるだけなので、ま、一応は押さえておこうかな…と。 で、行ってみたら、めっちゃ人がたくさんいました。 観光客が群がっているのではなく、併設された 護国神社 へ向かう初詣の地元民が多数。 広島はかなり都会なので、初詣参拝者ランキングの10位以内には入ってるんじゃね? …と思われるくらいの賑わいだったんっすが、 これ を見たら 23位(約60.9万人)って、ぜんぜん大したことないじゃん…。 大宮氷川神社とかいう、氷川きよしの聖地みたいなところが、けっこう人気なんっすな。 愛知県は熱田神宮、三重県は伊勢神宮がトップで、ま、妥当な結果かな…と。 桑名の ちんこくさん では勝負にならないっすよね。 ち○こ臭そうwww とか、草を生やされそうで、名前が悪過ぎぃ…。 正式名称は鎮国守国神社。 国を鎮めて、国を守るんや! そんな力強い意志が感じられるんっすが、いかんせん、ちんこく。 この深刻な 「ちんこく問題」 を解決しないと、今後の浮上は望めそうにもないんっすが、今さら違う名前で呼ばれても嫌だし、うーん…。 で、岐阜は伊奈波神社がトップなんっすな。 本名が 「いなば」 である僕は、何だかちょっと誇らしいんっすが、猫たちの間では 「ちゅーる」 が大人気みたいだし、いなば君も各方面で頑張っておりますなぁ。 じゃ、僕は別に頑張らなくてもいいや。 そんな気がするんっすが、で、えーと、広島城。 天守閣がパチモンなのは百も承知なんっすが、実際に行ってみたら、ん? 外観は意外と本物っぽい? あまり鉄筋コンクリートっぽさを感じさせない、うまい造りになっているんっすが、中に入ってみたらバリバリ、ただの博物館でありました。 去年の正月には姫路城に行ったんっすが、えーと、 ここ 参照。 あっちとは好対照でありますな。 城が本物なんやから、余計なものはいらんやろ? そんな感じで、天守閣の中にはまったく何の展示もなかったりするんっすよね。 それもちょっと、どうか? そんな気もしたんっすが、広島城のほうは建物がパチモノなので、中の展示を充実させないと、存在意義がなくなってしまうという。 おかげでまあまあ、いい暇潰しにはなったんっすが、天守閣という建物の構造上、上の階に進むに従って狭くなって、展示もショぼくなってしまうので、何となく尻すぼみな感じが…。 ま、上のほうは最上階で外を眺める為の移動通路みたいなものだと割り切るしかないんっすが、で、その最上階からの眺めはと言うと、うーん、まあまあ? 一応、外の廊下みたいなところに出ることは出来るんっすが、全面に金網が張られているので、その隙間からでないと写真が撮れません。 山城でも平山城でもなく、思いっきり平城なので、そんなに標高が高いわけでもないし。

 で、後はまあ、 二の丸 とか。 名古屋にも桑名にも “三の丸” という地名があるし、埴輪界には “はに丸” という大御所がいるんっすが、二の丸。 二の丸は本丸に次ぐ重要な郭くるわ (区画) で相当の規模や施設を持っている城郭が多いのですが、広島城の場合、規模が小さく、本来は本丸の馬出うまだしとして設けられたものとされます…と。 つまりまあ、あまり大したことは無いんやな。 そのように判断していいのではないかと思うんっすが、平成に入ってから表御門・御門橋、平櫓・多聞櫓・太鼓櫓・西側塀と、次々に復元されて、けっこうソレっぽい感じになっておりました。 新し過ぎてパチモン感は半端ないんっすが、ま、桑名城の 蟠龍櫓 よりはマシかと。 ただの水門管理所の外観を城っぽっくしただけの代物で、ま、肛門管理所よりはマシかと。 その程度の価値しかなかったりしますからね、蟠龍櫓。 肛門を管理しないと大変なことになっちゃうので、それよりも上なら、かなりイケてるような気がしないでもないんっすが、とまあそんなことで、続いてはこちら。


< 平和記念公園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 原爆ドームと平和記念公園。 12時から昼飯として、 このプラン を予約していたんっすが、庭&城が予定よりも早く片付いてしまったので、周囲を軽く散策することにして。 小学生の頃、学校で半強制的に 「平和の鐘」 という鉛筆を買わされた記憶があるんっすが、ま、平和の為に金を使うのは、やむを得ないかな…と。 大人になった今では、そんな気がしないでもありません。 普通に鉛筆として使えたので、ま、いっかぁ…と。 で、 「原爆の子の像」 。 これ っすな。 オッサンが死んじゃうのは正直、ま、しょうがないかぁ。 そんな気がしないでもないんっすが、2歳の時被爆した佐々木禎子さんは、幸いけがもなく、元気で活発な少女に成長しました。ところが、10年後の小学校6年生の時に突然白血病と診断され、8か月間の闘病生活の後、1955(昭和30)年10月25日に短い生涯を終えました。 ええ…。 可哀想過ぎやん…。 放射能、恐ろしいっすな。 こういう話を耳にすると、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア関ヶ原合戦じゃ! そんな思いが強くなってしまうんっすが、最後のは これ っすな。 関ヶ原ウォーランド にあります。 小学6年生の遠足だか社会見学だかで行きましたな。 大人になってからも行ったことがあるんっすが、子供から大人まで楽しめる一大ワンダーランドであるな…と。 子供の頃、めっちゃ楽しかった記憶がある 関ヶ原鍾乳洞 は、大人になってから行ってみたら、何か今ひとつだったんっすけど。 昔は関ヶ原メナードランドという遊園地もあったし、一大レジャースポットだったんっすよね、関ヶ原。 で、 (写真・いちばん下) は、平和記念資料館と祈りの泉。 噴水に綺麗な虹が出てました。 平和への祈りを捧げずにはいられませんな、こりゃ。

 …と、ここまで歩いたところで時間になったので、歩いて戻って、バスターミナルの横のメルパルクへ。 郵便局関連の何かっすよね。 宿泊の候補としても考えたんっすが、熟慮を重ねた結果、 【ランチ】バスセンター直結!陶板ステーキ・天麩羅・お刺身など旬を彩る【御膳8品】 。 これを予約することにしました。 お料理内容は、陶板ステーキ (牛肉) ! お刺身 天麩羅! 季節の饅頭 茶碗蒸し 小鉢3種 寿司! 味噌汁の8品。 旅館の夕食なんかで、これがついていたら嬉しいな♪ …と思えるものに “!” を付けてみたんっすが、牛肉の陶板焼き! 天麩羅! 寿司! この3点セットは非常にポイントが高いっす。 これだけ豪華で、お値段は 3,100円と、かなりリーズナブル。 かなりの “り” と、リーズナブルの “リ” が被って見にくいので、かなリーズナブルと略していいかも知れませんが、ちなみにディナータイムにも同一メニュー・同一料金で提供されている模様っす。 夕食でも充分っすよね。 陶板ステーキ (牛肉) ! お刺身 天麩羅! ランチの部は 11:00〜、12:00〜、13:00〜の3つから選べるので、12:00〜にしておきました。 本当は11:30〜がベストだったんっすが、実際、庭&城がすんなり片付いて、飯までの時間がちょっと余ってしまったし。 近くの おりづるタワー に行くというのも考えたんっすが、入場料金 大人 1,700円。 高っ! 幼児(4歳以上)からも 500円を分捕る鬼畜仕様で、クソ高い割に、高さ51.5mと、そんなに高くなくて、 アイランド富士 と大差無いやんけ! …と。 何故、富士山が乗っかっているのか意味不明で、こいつの 500円でも、ぼったくり感があるのに、3.4アイランド富士相当って…。 とまあそれはそうと、昼飯。 最初、真ん中辺りの4人掛けのテーブルが予約席としてキープされていたんっすが、係のオッサンが気を利かせてくれて、 「こちらのほうがいいですかね?」 と、窓際の眺めのいい、2人用の席に移動してくれました。 「広いほうがいいですかね?」 とも言われたんっすが、いいっす、いいっす。 こっちのほうの椅子で、いいっす。 窓からの眺めは、こんな感じ。

座席からの眺め♪

 馬鹿でかいエディオンがよく見えますな。 広島が本店でしたっけ? さすがやな! …といった感じなんっすが、市電もひっきりなしにやって来て、飽きさせない眺めっすな。 …とか思っていたんすが、5分で飽きました。 で、料理が出てくるのが、めっちゃ遅い。 12時というピーク時間を選んだのが失敗だったのかも知れませんが、30分くらい待たされてしまって、予約した意味がないやん…。 郵便局、アカンやん! 郵政民営化、失敗やん! 小泉純一郎、期待外れやん! 小泉進次郎、セクシーやん! 進次郎を信じろー。 そんな、しまじろうの声も聞こえたんっすが、で、信じた結果、料理がようやく到着〜。

小鉢&寿司♪ 陶板ステーキ&天麩羅♪ 蒸し物&お刺身♪

 一度に、どどーん! 奥のほうに置かれた天麩羅とか、めっちゃ食べにくくて、こんなことなら多少は眺めが悪くても、広い席のほうがよかったっすな。 眺めがいいと言ったところで、エディオンと市電が見えるだけだし。 で、料理のほうはというと、概ね、満足でありました。 強いて不満点を述べるなら、(1) お刺身に甘海老があったが、頭の部分の殻を取るのが面倒くさい。 (2) 煮物に海老が入っていたが、殻を剥くのが面倒くさい。 (3) 陶板焼きの牛肉の質が期待した程ではなかった。 以上の3点くらいでしょうか。 前の2つに関しては、海老に殻があるのが悪いのであって、進次郎に罪はないし、牛肉の質に関しては、ま、トータルで 3,100円だし。 このお値段で、あまり多くを期待するのは間違ってますよね。 寿司も付いてたし。 あ、それで思い出したんっすが、(4) 普通の白い御飯ではなくて握り寿司って、何かめっちゃテンションが上がるんっすが、実際に出されてみると、普通の白い御飯のほうがよかったような? でもまあ、普通の白い御飯を出されるより、得した気分になるのは確かだし、、ま、概ね、満足のいくランチであったな…と。 出てくるまでにかなり待たされたんっすが、食べ終わったのは13時丁度で、想定していた1時間という所要時間内に収まったし。 あ、もうひとつ思い出しました。 (5) 終盤、係のお姉さんが気を利かせて、食べ終わった食器を片付けてくれたんっすが、天つゆまで持って行かれてしまって、最後まで楽しみに残していた海老を天麩羅を、テーブルに常備された醤油で食う羽目になった。 ま、これは僕も迂闊だったので、係のお姉さんを責めるワケにはいきませんが、で、昼から、どうしますかね? 平和記念資料館は日本人の義務として、一度は見ておいたほうがいいような気もするんっすが、また、あそこまで歩いていくというのも、何か面倒やな…と。 んなことで、バスセンターからバスに乗って、次の目的地の呉に行くことにして、で、この続きはまた、次回。

 んなことで、今日はクリフォード・ブラウンっす。 前回からトランペッター編が始まったんっすよね。 で、通称ブラウニー。 日本でも知名度は抜群だし、その実力は高く評価されているんっすが、爆発的に人気があるのかというと、そうでもないような? トランペットが半端なく上手いだけでなく、人格のほうも “ぐう聖” として知られているんっすが、ぐうの音も出ないほどの聖人。 ちょっとアザラシ呼ばわりされて、箒で叩かれただけで激怒するハルカ星人とは、聖人の度合いが違うんっすが、何と言うか、あまりにも優等生過ぎて、ちょっと面白くないというか。 男の子って、ちょっと悪いほうがいいのぉ〜♪ そんな小泉今日子の趣向をモロに体現したリー・モーガンのほうが、よっぽど人気だったりしますよね。 1972年2月18日、リー・モーガンはニューヨークにあったジャズクラブ 「スラッグス」 でライブ演奏をしていたが、その2ステージ目と3ステージ目の合間の休憩時間に、年上の愛人 (内縁の妻) ヘレン・モア (Helen More) に拳銃で撃たれ、ただちに病院に移送されたが、ほぼ即死状態だった。享年33歳。 この最期が、あまりにもドラマチック過ぎ。 2016年には、この殺害事件の真相に迫ったドキュメンタリー映画 『私が殺したリー・モーガン』 (I Called Him Morgan) が製作・公開された。 ほぉ、そんなのあったんっすか。 ちっとも知りませんでした。 『誰が殺したクックロビン』 みたいに、日本でブレイクしなかったみたいなんっすが、で、一方のブラウニー。 自動車事故の巻き添えにより25歳で急逝。 この最期も充分にドラマチックっすよね。 悲劇的な事故で若死にしちゃったお陰で、優等生でも日本で許されている感があるんっすが、悲劇のヒーローとかヒロインが大好きっすからね、日本人。 個人的には河合奈保子の 「夏のヒロイン」 も大好きなんっすが、おお、めっちゃ可愛いっ♪ 甘いっですか、酸っぱいですか、ちょっと青いフルーツみたい〜、これが恋ね、あなた〜♪ 歌詞も可愛いっ♪ で、普段着みたいな黄色い運動服 (?) が、たまらんっ♪

 ということで、今日は 『スタディ・イン・ブラウン』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 有名っすよね。 ブラウニーの代表作として語られる事も多いんっすが、誰もが語りそうなアルバムは、敢えて取り上げない。 いわゆる “隠れ名盤” とか “裏名盤” を紹介するのが、僕の使命や! 実はこのコーナーって、そんなコンセプトだったりするんっすが、そうも言ってられないほどネタが枯渇しちゃったので、ここで満を持して “表名盤” の登場。 実はこれ、有名過ぎるという理由だけでなく、個人的には、ちょっと今ひとつかな? そんな気がしないでもないので、今まで敢えて避けていたんっすよね。 「チェロキー」 とか 「A列車で行こう」 とか、個人的にあまり好きではないのが入っているのと、全部で9曲あって、演奏時間が短めで、こぢんまりと纏まり過ぎてる気がするのが、ちょっとアレなんっすが、そうも言ってられない状況なので、さ、行ってみましょう。 んなことで、1曲目、 「チェロキー」 。 いきなり、あまり好きではないのが出て来て、ちょっとアレなんっすが、こんなインディアン歌謡曲、どこに需要があるんっすかね? アメリカ人って、こんなんで喜んでるん? 日本人にウケないこと、この上ないんっすが、これ、改めて聞き直してみると、曲はともかくとして、演奏のほうは完璧でありますな。 いかにもインディアンっぽい導入部に続いて、ラッパとテナーの絡みでテーマが演奏されるんっすが、AABAの “Bの部” のくだりが秀逸。 で、続いてブラウニーのソロが登場するんっすが、この人のアドリブはよく、「あらかじめ作曲されたかのような」 と表現されますよね。 完成度が半端ねぇ。 何と言うか、コード進行が見えるというか。 僕は音楽の理論はさっぱり分からんのっすが、切れた電源コードをつなぐのは得意で、そんなコードの僕が言うんだから間違いありません。 で、続いてハロルド・ランドのソロ。 日本では過小評価されているんっすが、普通にイケてるやん。 個人的にはそのように評価しております。 で、続いてリッチー・パウエルのピアノ・ソロ。 天才バド・パウエルの実弟で、その実力の程は、雲泥の差だと言われておりますが、ここでの演奏を聞く限り、少なくとも僕よりは上手いな…と。 ピアノ、ぜんぜん弾けませんからね、僕。 で、続いてマックス・ローチのドラム・ソロがフィーチャーされます。いらんやろ? そんな気がしないでもないんっすが、双頭クインテットの片割れで、一応はリーダーなので、そういうワケにもいかんのっすよね。 この人のソロは、打楽器なのにメロディアスとか言われるんっすが、明るい茶の間の笑い声〜、メロディアス、3錠〜♪ あ、 これ ってもしかして、名古屋ローカルだったりするとか? 無駄にカッコいいバージョンしか見つからなかったんっすが、とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 ジャズに名曲はない。 ただ名演奏があるのみ。 そんな陳腐な名言を思い出さずにはいられない、そんな1曲でありました。

 で、次。 最初っから真面目に語り過ぎて、このペースでは最後まで持たないので、この先は軽く流すことにしますが、 「ジャッキー」 はパウエルの魅力的な作品 (編曲も) だ。 ブラウン=ローチ・クインテットのレパートリーの中ではひときわ手の込んだ作品であり、ウェスト・コースト・ジャズ (その後、どうなっているんだろう?) からの影響も認められる。 トランペットとテナーによる合奏は平行3度で特色を出し、ランドが中間のブリッジでブルースに転じる。 クリフォードのソロはあの独特の暖かさに溢れており、モロウが最後の合奏部で珍しく弓弾きを聴かせる。 そう、原文ライナーの日本語訳に書かれているようなアレだったりします。 ピアニストとしては地味なリッチー・パウエルなんっすが、作編曲家としての才能は、うーん、まあまあ? 日本人の趣向にドンピシャという訳ではないんっすが、なかなかの佳曲なんじゃね? そのように評価していいのではなかろうかと。 平行3度。 何となく分かるような気がするし、で、ここでもブラウニーのソロは完璧でありますな。 ランドも頑張ってるし、で、最後の合奏部で珍しく弓弾きを聴かせるモロウ。 ジョージ・モロウっすよね。 見たくない、山本譲二、モロ画像。 かつて、そんな一句を詠んだことがあるんっすが、確かに見たくないっすなぁ…。 局部だけでなく、顔にもモザイク入れろって! そう思わずにはいられませんが、で、次。 「スインギン」 はその名の通り、テンポの速い、活気に満ちたビ・バップ・ナンバーだ。 作曲者はブラウンで、 「アイ・ネヴァー・ニュー」 のコード進行を借りたもの。 …って、そう言われても、まったくピンと来ないんっすが、ブラウニーはソロでも光彩を放ち、ランドも味のあるソロを吹く。 リッチーは、兄のバド・パウエルに敬意を表しているようだし、マックスの好演もまた光っているな…と。 終盤、管楽器とタイコとの絡みでマックスの好演が光るんっすが、2分53秒という短い時間にハード・バップの楽しさがギュッと凝縮された、そんな1曲なのでありました。

 で、次。 日本人のみんな、お待たせ! ハロルド・ランドのオリジナル、 「ランズ・エンド」 。 ミディアム・テンポで演奏されるマイナーのブルース。 そういうアレなんっすが、ブルースといってもアーシーではなく、ファンキーなムードが日本人の感性に、ぴったりフィット。 テーマではモロウのベースが2拍子を保ち、ソロ・コーラスに入って4拍子に移る。 そういうアレらしいんっすが、そんなこと言われても、よく分からん…。 ここでのブラウニーは、ソロの冒頭、数小節は快調に吹くが、一瞬、調子を落とす場面もある。 元来、明るく陽性だったブラウンにとって、どちらかと言えば陰気なこの曲のムードが調子を狂わせたのかも知れない。 そんなことを書かれておりますが、陰気なこの曲のムードって、日本人に喧嘩を売ってんのか? お! 日本人はこういう陰気なのが好きなんじゃ! で、ここではリッチーくんのソロがけっこう光っていたりするんっすが、元来、暗くて陰性だったリッチーにとって、どちらかと言えば陰気なこの曲のムードが、調子を取り戻させたのかも知れないな…っと。 で、次。 日本人のみんな、今度も大丈夫!  「ジョージズ・ジレンマ」 は、ブラウンのオリジナルであり、ローチは 「アフロ・キューバン・リズムとジャズ・リズムの間に生まれたロマンス」 みたいなものと特徴づけている…と。 顔に似合わず、ロマンチックな表現をするんっすな、ローチ。 ゆったりとしたテンポで、どちらかというと陰気なムードの曲なんっすが、アフロ・キューバンなリズムがエキゾチックなムードを醸し出して、それが途中でオーソドックスな4ビートに転じたりして、で、ブラウン、ランドと続くソロは、どちらも完璧な仕上がり。 続くリッチーくんは、あまりにもベタなアラビアン・フレーズの連発で、聞いてるこっちがちょっと恥ずかしくなってしまうんっすが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 結論から言ってしまうと、この 「スインギン」 からの3曲がこのアルバムのピークで、この先はちょっとアレだったりするんっすが、 「サンデュ」 はブラウンの手になるストレート・アヘッドなミドル・テンポのブルース。 日本人好みという点でいうと、ちょっとアレだったりして、ま、演奏そのものの出来は、普通にイケてると思うんっすけど。 ローチのメロディアスなソロと、最後を締めるモロウのウォーキング・ベースが秀逸だったりして、で、次。  「ジャーキン・フォー・パーキン」 。 この曲名はブラウン=ローチ・クインテットの初代ピアニスト、カール・パーキンスの名に因んだもので、ローチによれば、ブラウニーが作った 「もうひとつのチャーリー・パーカー風ブルース」 ということになる…と。 言うほど、パーカー風か? そんな気がしないでもないんっすが、ランドは絶好調であり、ブラウンのトランペット・ソロも短いがキラリと輝いているな…と。 で、次。 「イフ・アイ・ラヴ・アゲイン」 。 御陽気な歌物ナンバーっす。 で、ラスト。 「テイク・ジ・A・トレイン」 。 最初と最後が、個人的にあまり好きではない曲というのがちょっとアレなんっすが、オープニングと終曲部でパウエルとローチが汽車の響きを模写してみせる。 そんな 「遊び心」 もあったりして、遊んでるんじゃねえ! こういうところが、根が生真面目な日本人には不評なんでしょうな。 アップ・タウンに向けて列車がスピードを速める間、ランド、ブラウン、パウエル、ローチがソロをとり、やがて125丁目に到着して、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 改めて聞き直してみると、普通に名盤でありました。 ぜんぜん、悪くはなかったっす。 というか、よかったっす。 が、ジャズに名曲はない。 ただ名演奏があるのみ。 …とは言うものの、やっぱ、曲もいいに超したことはないよね。 そんな気がしないでもなくて、結果、中盤の3曲が白眉であったな…と。 ま、普通に名盤ではあるので、普通にオススメ☆


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