A NEW STAR (JASMINE)

DIZZY REECE (1955/5/16,7/14,1956/4/26)

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【パーソネル】

DIZZY REECE (tp)
SAMMY WALKER (ts) <#1-4> TUBBY HAYES (ts) <#5,6> DAVE GOLDBERG (g) <#7,8> 
TONY CROMBIE (p) <#1-4> HARRY SOUTH (p) <#5,6> JOHNNY WEED (p) <#7,8> 
LENNIE BUSH (b) <#1-4,7,8> PETE BLAAIN (b) <#5,6> PHIL SEAMEN (ds) <#1-4,7,8> BILL EYDEN (ds) <#5,6>

【収録曲】

(01-04) O MOON / BUTCH /BANG! / THIS IS ALWAYS
(05-08) NOW'S THE TIME / PLEASE CALL / CHOROUS / BASIE LINE
【解説】 ( 2020年03月29日更新 / 連載 1,388回 )

 不快です。 極めて遺憾です。 これは、いかんことだと思います。 「これは、イカンがー」 と、イカンガーもお怒りなんっすが、あ、イカンガーというのはアレっす。 これ 。 マラソン選手。 瀬古利彦のライバルっすよね。 瀬古クンは桑名の出身なので、子供の頃から応援していて、瀬古はつまらん。 瀬古はウザい。 瀬古はセコい。 そんなふうに、ディスられているのを見る度に、ちょっと哀しい気持になってしまうんっすが、ま、実際、瀬古はつまらなくて、ウザくて、セコいので、やむを得ないところではあるんっすけど。 で、イカンガー。 1983年12月4日の福岡国際マラソンで瀬古利彦とゴール前の最終コーナーまで競り合い、優勝は逃したものの、うんぬん。 いやあ、これは凄かったっすな。 ググったら動画がありました。 ほれ 。 0分40秒くらいに 「なんたらかんたら、イカンガー、その後ろに、瀬古。」 とか言ってますが、この 「瀬古」 のイントネーションが、めっちゃ違和感。 「瀬(↑)古(↓)」 ちゃうやろ! 「瀬(→)古(→)」 やろ! で、ラスト100mのスパート、凄ぇぇぇぇ! 最後にこれだけ走れるんなら、最初からもっと、飛ばせよ! そんな気がしないでもなくて、瀬古がセコいと言われる所以なんっすが、当て馬にされたイカンガーちゃん、可哀想…。 そう思わずにはいられませんが、 瀬古さんとイカンガーさん再会 「レース後もずっと友達」 。 おお、瀬古クン、恨まれてないやん! よかったっすな。 で、イカンガーちゃん、めっちゃいいヤツやん! 「瀬古さんは非常に戦略的なランナーだった。」 この発言に、ちょっぴり嫌みが入っているような気がしないでもないんっすが、和解したようで、何より。 もう若くはないんっすが、和解って、いいなぁ♪

 で、えーと、僕は何を遺憾ガーだったのかというと、先日、社有車の車検があったんっすよね。 それに先立ち、経理の細畑さん (仮名) から、 「車の荷物、全部おろしとかなアカンでー!」 と、厳命されたんっすが、この経理のお姉さんというのはアレっす。 ハウステンボスの仮面舞踏会で、ノリノリで 「ジンギスカン」 を踊るような年代だったりするんっすが、本名のほうは体型を激変させて、田畑をチェンジする方向で、察して貰うとして。 何でもいいけど “細畑 (ほそばたけ)” って、ぱっと見、 “細細 (ほそほそ)” や “畑畑 (はたけはたけ)” と、紛らわしかったりしますな。 紛らわしい仮名を付けるな! 付けるなら、仮面にしろ! そう、思わずにはいられませんが、とにかくまあ、厳命に逆らうと恐いので、大人しく言う事を聞くことにして。 とりあえず、社有車の中のゴミのような荷物を、隣に止めた自家用車にそのままシフトすることにしたんっすが、去年も同じようなことをやった記憶がありますな。 4ナンバーなので、毎年車検で面倒なんっすが、今年ももう、そんな季節になりましたかぁ。 月日が経つのは早いっすなー。 現状、自家用車のほうは、急発進、急ブレーキ、急ハンドルなどの “急” のつく動作をすると、激しく荷崩れしちゃいそうな状況なので、来週までにある程度の荷物は社有車に戻さなければならないんっすが、今日 (3月28日) は、11時から 「墓が出来たので、それを記念する儀式」 みたいなものが執り行われるし、明日は床屋に行かなければならないし、3月末までに提出しなければならない点検報告書の作成が3件ほど残っていたりするし、ぶっちゃけ、こんなものを書いている場合ではない気がするんっすが、今度の週末は北陸のほうに遊びに行く予定っすからね。 2週続けて 『塩サバ通信』 の更新をサボるというのは心苦しいし、岐阜羽島駅までは自家用車で行く予定なので、それまでに、ある程度の荷物は社有車に戻さなければならないし、髪が伸びてきて、2週間後までは耐えられない感じなので、今週中に床屋に行っておかなければならないし、うーん…。 とまあそれはそうと、車検。 会社の近くのガソリンスタンドでやって貰うことなっているんっすが、朝、そこに立ち寄って、代車に乗り換えろ…と。 で、そこで “事件” が起こりました。

 スタンドの隅っこに止めてあるボロい代車に乗り換えて、いざ、出発! …と思ったら、給油の車が2台やってきて、前方の進路を塞がれてしまったので、しゃあない、バックするかぁ…と。 で、何も考えずに後ろに下がっていたところ、いきなり、ドンっ! あちゃ〜。 スタンドの兄ちゃんが 「あっ!あっ!」 とか言いながら、こっちにやってきたんっすが、ま、軽く当たっただけ…のような気がしないでもないし、僕、これから現場に行かなければならないし、忙しいし、じゃあ! 軽く手を挙げて挨拶して、そのまま、その場から立ち去ろうとしたんっすが、 「あ、ちょっと! ちょっと待ってて下さい!」 足止めされてしまいました。 仕方なく車から降りて状況を確認してみたんっすが、どうやらタイヤを置いている棚のようなものにぶつかったっぽい? 後ろのバンパーを見ると、ん? ちょっと凹んでるっぽい? が、スタンドのお兄ちゃん曰く、「あ、これは別だと思うんっすけど、こっちが…」 ん? よく見ると、何か縦にスーッと筋みたいな傷が出来たっぽい? 僕の贔屓目だと、ぜんぜん大したことはないように思えたんっすが、兄ちゃんが騒ぎ出して、「これは、ちょっと…」 え? え? 「直して貰うことになると思うんですけど、僕では判断出来ないので、上司と相談させて貰います。」 え? え? そんな大事 (おおごと) ? 会社に知れると、何かと面倒なことになりそうなので、金で解決出来ることなら、何とか内密に処理したいところなんっすが、贔屓目だと、ぜんぜん大したことはないように思えるし、修理といっても数千円で何とかなるレベルっすよね? しゃあない、自腹を切るかぁ…。 そう、覚悟を決めた次第でありますが、 「ま、ちゃんと誘導しなかった僕のほうも悪かったんっすけど…」 そうや、そうや! ちゃんと誘導しなかった、君が悪いんや! こんなところにタイヤを置いている棚のようなものを置いてる店側も悪いんや! 僕にはまったく何の落ち度も無かったとは言え、保険屋さんの立場もあるだろうし、10%くらいの免責は受け入れてもいいかなと思うんっすが、ま、僕も大人ですからね。 そんな小さなことで、グダグダと文句を言うつもりはありません。

 で、仕事が終わって、車検のほうも終わったようで、スタンドまで車を取りに行くことにしたんっすが、代車を返す際、「あー、そういえば、これ、どうすればいいっすかねー?」 と、軽く話題を振っておきました。 最初から無かったことにしても何の問題もないんっすが、ま、僕も紳士っすからね。 ごく僅かとか言え、筋のような傷が付いたのは確かなので、一応は筋を通しておこうかと。 兄ちゃんが上司に相談した結果、ぜんぜん大したことないのに、何をそんなに騒いでるんや? そう、たしなめられる結果になったに違いありませんが、事実、代車を返す際に、最初に対応してくれた兄ちゃんは、「はぁ〜」みたいな感じで、特に興味も無さそうな感じだったりして、とまあそんなことで、じゃ、そういうことで! 軽く手を挙げて挨拶して、その場から立ち去ろうとしたら、慌てた様子で朝の兄ちゃんがやって来て、 「やっぱりこれ、ちゃんと修理して貰わないと!」  え? え? それ、マジで言ってる? 「え? これ、いくらくらい掛かるんっすかぁ?」 「バンパーを全取り替えしないと!」 え? え? それって、マジに本気で言ってる? 「これ、材質が違いますから! 板金とかでは直りませんから! 全取り替えしないと!」 え? え? ちょっと縦に筋のような傷が入っただけで、全取り替え? しかも、 「ま、ちゃんと誘導しなかった僕のほうも悪かったんっすけど…」 と、自分の罪を認めたのに? あり得ねぇぇぇぇ!! 文句のひとつやふたつ…では、ぜんぜん足らなくて、文句のいつつかむっつ、言いたかったんっすが、大人の僕はぐっと堪えて。 「とりあえず、細畑さん (仮名)に相談させて貰います!」 え? え? それだけは、ご勘弁を…。 でもまあ、バンパー全取り替えの費用を自腹で賄うというのは無茶な話だし、相談したいんなら、勝手にすればエエやんけ! 僕はもう、どうなっても知らん!!

 で、翌日。 現場に直行することにした僕は、幸い、細畑さん (仮名)と顔を合わさずに済んだんっすが、むこうからチクられて悪事が露見するよりは、潔く自首したほうが罪が軽くなるかな? そんな気がしないでもないので、とりあえず電話で一報だけ入れておいて。 で、夕方、会社に帰ったら細畑さん (仮名)と目が合ってしまったので、恐る恐る、 「スタンドから何か言うてきましたぁ?」 と、様子を窺ってみたところ、「アンタなぁ…。」 結論を言うと、とりあえず今回は大目に見る。 今度、何かあった場合は、何とかして貰う。 そういう方向で、話がまとまったみたいっす。 「大目に見る」 という言い方がちょっと気にくわないんっすが、とりあえず修理代を請求されなくて、よかったやーん。(←超・他人事。) が、何となく、僕が悪いことをしたみたいな空気が感じられたので、 「コツンって、軽くぶつかっただけなんやけどなぁ。」 と、身の潔白を主張しておいて、ま、コツンというか、ドンッ! そういう感じではあったんっすが、ま、そこは微妙なニュアンスの問題だし。 「軽くって、支店長に見に行って貰ったけど、かなりへこんどったらしいでー。」 あー、上司にまで、話がいってしまいましたかぁ。 そんな大事 (おおごと) にしなくてもいいのにぃ…。 が、かなりへこんどったらしい。 その見解には、納得がいきません。 贔屓目だと、ぜんぜん大したこと、なかったやん! 僕が思うに、これは恐らくアレっすな。 真犯人はスタンドの兄ちゃんや! 何の根拠も証拠もないんっすが、断言します。 恐らく、あの兄ちゃんが自分で運転していて、バックした時に下手こいてぶつけてしまって、後ろのバンパーがへこんでしまったんでしょう。 「あ、これは別だと思うんっすけど…」 とか言ってた、大きなへこみのほうが、それ。 自分でぶつけちゃったから、即座に 「これは別だ」 と断言することが出耒たに違いないんっすが、で、うちの支店長には、そっちのほうのへこみを見せて、「ぶつけられて、こんなにへこんでしまって。 ま、今回だけは大目に見ますけどぉ。」 みたいな、調子のいいことを言って、自分の罪を僕になすりつけようとした…と。 何の根拠も証拠もないんっすが、絶対、そうに違いないっ! いやあ、これはもう、不快っす。 極めて遺憾です。 これは、いかんことだと思います。 罪を憎んで、人を憎まず。 そんな、甘っちょろいことを言ってる場合ではありません。 あのスタンドの兄ちゃん、憎んでやるぅ! 恨んでやるぅ! 恨んで、ウランバートル支店に左遷される呪いをかけてやるぅ! 僕に呪いの技量はないので、とりあえず呪魔会の人にでも委託しようかと思うんっすが、昔、桑名にあったんっすよね、呪魔会 (のろまかい) という名前の暴走族。 暴走族なのに、のろま(笑) とか、馬鹿にしていたら、漢字では “呪魔会” と書くことが分かって、そのセンスにちょっと感心してしまったんっすが、 「怒羅衛門」 から 「那戊怜怨」 まで。 難読の暴走族を一挙紹介 。 こんなページがあったんっすが、 「怒羅衛門」 は 「どらえもん」 ? ぜんぜん暴走族っぽくなくて、ちょっとどうかと思うんっすが、 「那戊怜怨」 のほうは、まったく読めねぇ…。 代表取締役の田中健二さんは暴走族 「鉈出殺殺(なたでここ)」 の総長だった。現役時代は佐藤武緒さんが率いる 「犯那殺多(ぱんなこった)」 と激しい抗争を繰り広げていたが、うんぬん。 これ、ちょっと笑ってしまいました。  “殺” を “こ” と読ませるのは、ちょっと無理があるような気がするんっすが、鉈出殺殺 (なたでここ) 。 めっちゃ鉈 (なた) を振り回してそうで、危ないやんけ! で、このスライドショー、全6問中2問までが三重県亀山市を拠点としていた暴走族だったりして、三重県の族のレベルの高さが、ちょっと誇らしかったりするんっすが、で、これ、答えはどこにあるんっすかね? よく分からなくて、めっちゃ、モヤモヤ…。 もし分かる人がいたら、正解を夜露死苦!! …と、お願いしておいて、今日のお話は、汚死魔威。

 ということで、今日はディジー・リースっす。 日本では不人気っすよね。 ブルーノートに何枚かリーダー作があるので、知名度のほうは、まあまあかと思うんっすが、ディジー・リース。 漢字で書くと、出意地栗鼠? ちょっと可愛い♪ が、実際のところは、ちょっぴりハゲ上がった、あまり可愛くない顔のオッサンだったりして、そこのところが不人気である要因ったりするんっすが、人を見た目で判断するな! そう、思わずにはいられません。 ま、演奏を聞いてみても、今ひとつピンとこなかったりするので、しょうがないような気もするんっすが、今日はそんなディジー・リースの 『ア・ニュー・スター』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 ディジー・リース (英: Dizzy Reece) ことアルフォンソ・ソン・リース (Alphonso Son Reece、1931年1月5日 - ) は、ジャマイカ出身のジャズ・トランペッター。 おお、ジャマイカ出身なんっすか。 いいっすよね、ジャマイカ。 何かちょっと、イカ臭そうで。 イカ臭いのが、いいのかどうか、判断が分かれるところかとは思うんっすが、1959年にニューヨーク・シティに進出。 この 『ア・新星』 というアルバムは1955年と56年の録音なので、それ以前の作品ということになるワケですが、 “JASMINE” という、よく分からないレーベルから出されたみたいっす。 僕の持ってるCDは これ なんっすが、超マイナーなレーベルで、まともなデザイナーがいなかったのか、ジャケットのセンスが酷ぇぇぇぇ…。 新しい星のイメージなんっすかね? 間違ってはいないんっすが、もうちょっと何とかならなかったのか…と。 が、今日は時間もヤル気もまったくないので、3分もあればジャケ絵が書けちゃいそうなコレは、何ともありがたい限り。 で、中身のほうはというと、3つのセッションの寄せ集め風。 僕の持ってるCDはもう1枚、 『ディジー・リース・クインテット』 というアルバムがカップリングされているんっすが、無論、そちらは無視します。 Amazonのページの下の方に英語の内容紹介があるんっすが、それを翻訳サイトにかけてみたところ、英国現代ジャズミュージシャンくらくらしているリースは、両方の五重奏者において展示される 「O月」という歌を特徴として"バンをこの14トラックコンパイルに設定しているカルテット !" "Yardbirdスイート、" "How 深み海洋、" "Basieライン" 他 である…と。 なるほど、これはちょっと期待が持てそうっすな。 んなことで、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1つめのセッション。 サミー・ウォーカーという、寡聞にしてよく知らんテナーが入った五重奏者なんっすが、リズム・セクションの3人も、よく知らない人たちばかり。 で、1曲目は 「オー・ムーン」 という、ディジー・リースのオリジナル。 内容紹介にあった 「O月」 というのが、コレっすな。 「ゼロがつ」じゃなくて、 「オーつき」 だったんっすな。 大月みやこ、もしくは、大槻教授。 どちらかの 「オーつき」 だと思うんっすが、ちょっぴりファンキーで、そこそこ佳曲であるな…と。 2管のハモリによるテーマに続いて、ソロ先発はリース。 ちょっとヘロヘロした吹きっぷりで、味があると言えば聞こえはいいんっすが、今ひとつパッとしない感じのするところが、日本で不人気に甘んじている一因なのではなかろうかと。 続くサミー君のテナーは、普通にイケてるレベルだったりして、いや、リースのラッパも普通にイケてはいるんっすが、その後、ちょっとしたベースとの絡みがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 うーん、まあまあ? ということで、次。 これもリース君のオリジナルで、 「ブッチ」 。 トリオによるイントロに続いて、ラッパのワン・ホーンでテーマが演奏されるんっすが、何と言うか、垢抜けなくて、イカ臭いっすな。 こういうところが日本で不人気に甘んじている一因ではないかと思うんっすが、その後、リースの長めのソロが出て来て、テナーの人がそれを引き継いで、最後はラッパとドラムスの4バースやら、ラッパとテナーのチェイスやらで、そこそこ盛り上がって、そうこうしているうちにテーマに戻って、おしまい。 なかなかの熱演ではあったな。 そのように評価することが出来るのではなかろうかと。

 で、次。 これもリースのオリジナルで、 「バン!」  この人、まあまあ作曲のセンスがあるほうだと思うんっすが、曲の名前を考えるのが面倒なタイプっぽいっすな。 で、これ、中身のほうはバピッシュなアレだったりして、ダルビッシュが好きな人には、いいんじゃね? …と。 で、次。 歌物スタンダードの 「ディス・イズ・オールウェイズ」 。 バラードっすな。 しみじみとした味わいがあって、結構、いいな♪ …と。 テナーの人はお休みで、その代わりにトニー・クロンビーとかいう人のピアノ・ソロがフィーチャーされていて、これがなかなか訥々としていて、悪くないな…と。 で、続いては2つめのセッション。 タビー・ヘイズのテナーが入っていて、これが唯一、僕が名前を知っているサイドマンだったりするんっすが、リズム・セクションのほうも総とっかえとなります。 で、演目のほうはというと、パーカーの 「ナウズ・ザ・タイム」 っすか。 シンプルなリフ・ブルースで、アドリブの出発点としては優秀なんでしょうが、曲そのものの出来がどうのこうのというアレではないっすよね。 で、ソロ先発はリース君。 で、2番手がタビー君。 名前を知っているキャラというだけで、それなりにイケてるように聞こえたりするんっすが、で、最後はラッパとテナーのチェイスで盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、バップやな…と。 で、次。 リースのオリジナルで、 「プリーズ・コール」 。 曲も演奏も、まあまあかな? …と。

 んなことで、3つ目のセッション。 テナーに代わって、デイブ・ゴールドバーグという人のギターが入っていて、こりゃ、期待薄やな…と。 ジャズのギターって、キダ・タローほど、ソソられるものがなかったりするんっすよね。 リズム・セクションは1つめのセッションの人たちが戻ってくる形なんっすが、リースのオリジナル、 「コーラス」 はアップ・テンポの御陽気なアレだったりして、意外と悪くないゴールドバーグのギター・ソロと、溌剌としたリースのラッパを堪能することが出来て、よかったな…と。 終盤、ギターとドラムスとトランペットの絡みで盛り上がって、最後にピアノがちょっとだけ出て来て、んなことで、ラストっす。 ゴールドバーグ君のオリジナルで、 「ベイシー・ライン」 。 内容紹介のところに 「Basieライン」 と書かれていたヤツっすな。 「How 深み海洋」 とかは、無視することにした後半のほうに入っている模様で、興味のある人は自分でCDを買って聞いてみればいいと思うんっすが、で、 「Basieライン」 はというと、曲も演奏も、まあまあかな? …と。 んなことで、おしまい。

【総合評価】 じっくりと耳を傾ければ、それなりに聞き所もあるんでしょうが、ぱっと聞き流した限りでは、今ひとつインパクトの薄い作品群でありました。 この “新しい星” が、いずれ大爆発することになるのか、ディジー・リース先生の次回作にご期待下さい!!


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