NOW IS THE TIME (STEEPLE CHASE)

IDREES SULIEMAN (1976/2/16,17)

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【パーソネル】

IDREES SULIEMAN (tp,flh) CEDAR WALTON (p) SAM JONES (b) BILLY HIGGINS (ds)
【収録曲】

(01-03) MIRROR LAKE / MISTY THURSDAY / SATURDAY AFTERNOON AT FOUR
(04-07) A THEME FOR AHMAD / NOW'S THE TIME / THE BEST I COULD DREAM / CAREFREE
【解説】 ( 2020年05月17日更新 / 連載 1,394回 )

 ( 前回 までの粗筋 ) 兼六園と金沢城公園を散策した。 ひがし茶屋街を散策した。 やきとり3本セットと、のどぐろ出汁めしと、金沢おでんを食べた。 主計町茶屋街を散策した。 かずえまち。 知らないと読めないんっすが、僕は知っていたので、読めました。 こことか、京都の先斗町 (ぽんとちょう) とか、知らないと読めないんだけど、知ってるから読めるところに来ると、何か、めっちゃテンションが高まりますよね。 うぉぉぉぉぉぉ! …ということで、この後、天気さえよければ、兼六園とか金沢城公園のライトアップを見に行く予定だったんっすが、天気がよろしくなくて、今にも雨が降り出しそうだったので、大人しくホテルに戻ることにしました。 で、ちょっくら、ホテルの下のほうの階に入居している めいてつ・エムザ を覗いてみました。 「何か、美味いものはねぇがー?」 と、 なまはげ な気分で地下をうろついてみたんっすが、その結果、おお! 美味そうなものを発見。 ほれ 。 休暇村・越前三国の売店で買ったものも混在しておりますが、 ビーバー 。 これ、一時期、話題になりましたよね。 バスケの八村塁くんがチームメイトに 「白えびビーバー」 を配ったら、美味すぎて、フィーバー♪ …みたいな。 エムザには “白えび” のヤツも売っていたんっすが、個人的に、海老味が濃すぎたりするのはあまり好きではないので、ノーマルのほうを2袋。 よくよく考えたら、「かっぱえびせん」 レベルの海老味だったら、普通に美味しく頂けるので、 “白えび” のほうも買っておけばよかったなぁ。 …と、今更ながら後悔しているんっすが、あ、カレービーバーとか、のどぐろビーバーとかもあるやん! ま、のどぐろ味と言っても、「かっぱのどぐろせん」 レベルの のどぐろ味しかしないに違いないので、そんなに羨ましくはないし、悔しくもないんっすが、カレービーバーとか、それ、ぜったい美味いヤツやん。 ま、ノーマルなビーバー( 通称 「ノマビバ」 ) も普通に美味しかったので、それで満足なんっすが、で、もうひとつの 五月ヶ瀬 のほう。 ま、南部煎餅のピーナッツ入りのクッキータイプみたいなもんやろ。 そのように推測していたんっすが、見た目、めっちゃ純和風なのに、けっこうバターが効いていて、ちょっと洋菓子っぽくて、めっちゃ美味しい♪ もっといっぱい買ってくればよかったぁ。 …と、こちらのほうも、今更ながら後悔しているんっすが、で、えーと、そんなことで、翌日。 ホテルから金沢駅まで歩いて、そこから電車に乗って、富山県の高岡まで移動〜。 この日の僕の関心事は、ただひとつ。 立山連峰が綺麗に見えるかどうか。 ま、アカンやろな…。 かなり悲観的ではあったんっすけどね。 前日の18時過ぎには雨が降り始めて、次の日の朝も小雨が降り続いていて、が、この後、急速に天気が回復するんじゃね? そんな噂もあったりして、実際、天気予報をいくつかチェックしたところ、高岡に “お日様マーク” を付けているところが結構ありました。 ただひとつ、ウェザーニュースだけが、3日ほど前から頑なに 「曇り」 の予想を変えてなくて、こいつ、何か僕に恨みでもあるんか? …と。 とまあそんなこんなで、到着〜。

 この日の目的は べるもんた に乗る。 この1点だったりするんっすが、とりあえず高岡駅まで行ってみて、立山連峰が綺麗に見えそうだったら、電車かバスで 雨晴海岸 に向かう。 そこから氷見駅に移動して、で、 「べるもんた」 に乗って、高岡に戻る。 そんな目論見だったりしたんっすが、この日、そこまで立山連峰が綺麗に見えそうな気はしなかったので、雨晴海岸は、氷見線の車窓からで、いっかぁ…と。 んなことで、とりあえず高岡駅の周辺を散策してみることにしました。


< 高岡駅付近散策 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 目的地は ここ なんっすが、通り道に 大仏 があるっぽいので、ま、せっかくだから、見てやるかぁ…と。 ぶっちゃけ、あまりソソられるものはなかったんっすが、行ってみたら、おお! 意外と立派じゃん♪ “日本三大大仏” のひとつなんっすな。 奈良と、鎌倉と、あとひとつ。 この手の “3大なんとか” って、1番目と2番目は鉄板で、3つ目で揉めるパターンが多いような気がするんっすが、諸説ある…みたいな。 単純にデカさだけで言えば、牛久大仏が断トツなんっすが、あれ、ただ無駄にデカいだけで、歴史も謂われもないパチモンなので、アカンかったりするんっすかね? 残る1尊は時代とともに変遷しており、戦後以降は富山県高岡市の大佛寺にある高岡大仏や、岐阜県岐阜市の正法寺にある岐阜大仏など諸説ある…と。 え? 岐阜にそんなもん、ありましたっけ? んーと、 これ っすか。 日本では5メートル以上の大きな仏像のことを 「大仏 (だいぶつ)」 と呼びます。 ほぉ、そんな明確な数値基準があったんっすか。 日本でいちばん小さい大仏は、恐らく 鎌ケ谷大仏 だと思うんっすが、高さは何と1.8メートル、台座を含めても2.3メートル! アカンやん! 台座を入れても大仏基準の半分以下やん! 大仏の定義は諸説ありますが、一般的に像の高さが1丈6尺 (約4.85メートル) 以上の大きな仏像、とされています。 先ほどの5メートルというのはアバウトな、ゆとり教育の賜 (たまもの) のような数字だったっぽいんっすが、 日本の大仏ランキング 。 磨崖仏は、何かちゃうやろ? …という気がするので、そいつらを除外すると、1位は当然ながら奈良の大仏。 ま、当然っすな。 約15メートルっすか。 ゆとり基準で、3.00大仏に相当するスペックで、立派なものでありますな。 で、4位 (実質2位) は当然、鎌倉の大仏…なのかと思ったら、意外にも岐阜大仏。 岐阜市の会社に勤務した経験がある僕でも、こんなヤツがいるのは知らんかったんっすが、で、5位も意外な聚楽園大仏。 こいつは僕も知ってたんっすが、約19メートルって、奈良の大仏よりもデカいやん! が、奈良や鎌倉の大仏にはもちろん負けますが、それでも結構な大きさがあり、迫力満点です。 そんなふうに書かれていたりして、ん? あ、旅人1972さんの口コミなので、奈良や鎌倉の大仏よりも、デカい筈がない! そんな思い込みで書いてる可能性もあるんっすが、そんなこんなで、今ひとつ信憑性に欠けるランキングでありますな、こりゃ。 いつまでたっても、高岡大仏が出てこないし。 ちょーでかい! 仏像ガールにおすすめの日本全国大仏7選!! こっちのほうがよかったかも知れませんが、ここでもいきなり、岐阜大仏。 仏像ガールにも人気だったんっすな。 ここまでフィーチャーされると、ちょっと見に行きたくなっちゃうんすが、県をまたいでの移動の自粛が解除されたら、覗きに行ってみますかね? で、ここにも高岡大仏は登場せず。 仏像ガールにも不人気みたいっすな。 もういいっ! お城の公園のほうに行くっ!

 ということで、高岡古城公園。 あ、そうそう。 高岡市なんっすが、けっこう都会でありました。 人口 167,566人 (2020年1月1日) とのことで、桑名よりちょっとだけ多いので、桑名よりちょっとだけ栄えているのも、当然っすよね。 そんなに羨ましくはないし、悔しくもないんっすが、富山県で2番目に人口が多い街なんだそうで。 というか、北陸3県の中でも4番目なんっすな。 2019年10月1日のデーターなんっすが、金沢市が1位で 463,873人。 北陸3県の中では断トツに都会っすよね。 で、金沢の人って、富山とか福井を見下してますよね。 僕の通っていた専門学校に石川県松任市出身のヤツがいて、「金沢ってめっちゃ都会やから! よく、富山や福井と一緒にする人がいるけど、ぜんぜん違うから! 格が違うから!」 みたいなことを言っておりましたが、いや、確かに金沢はそうかも知れんけど、アンタは松任やがな…。 今は合併して、白山市とかいう、よく分からん市になっちゃってるみたいなんっすが、で、富山市が2位で、415,816人。 富山や福井とは、ぜんぜん違うから! …と言われる割には、意外と肉薄してるんっすな。 3位が福井市で、 262,530人。 確かにこれは、ちょっと格下感があるんっすが、四日市や津よりも少ないやんけ…。 で、4位が高岡市ということになるんっすが、北陸3県で人口が10万を超えているのって、これ以外に白山市と小松市しかなかったりするんっすな。 白山市とかいう、よく分からん市とか書いちゃいましたが、5本か6本の指には入ってるみたいで、馬鹿にしたりして、すまぬ…。 で、高岡古城公園。 ここはアレっすな。 桑名にある 九華公園 の、鬱蒼としたバージョンって感じ? ま、天守閣とかが復元されなかった城跡って、どこでも似たような感じっすよね。 堀が残っているかどうかで、かなりイメージは変わるんすが、高岡古城公園は、3つの水濠に囲まれており、その面積は全体の3分の1を占めます。加賀藩は、城の実質的な保全を図ったため、水濠はほとんど築城時のままに残されています。 このため、高岡古城公園は、人工的な手が加えられていない自然公園であり、また豊かな水をたたえた水濠公園であることが特長です。 …ということなんだそうで、言われてみれば、確かにそんな感じでありました。 前田利長公が築いた城なんだそうっすが、え、マジっすか? めっちゃメジャーやんけ! もし、名前も聞いたことがないようなパッとしないオッサンだったりすれば、た…、確かに桑名は都会度では高岡に負けちゃってるかも知れないけど、初代の藩主では、勝ってるから! そんなふうにマウントを取ってやろうと思っていたんっすが、当てが外れちゃいましたなぁ…。

 あ、でも、 高岡藩 。 初代藩主は井上政重となっておりますな。 名前も聞いたことがないようなパッとしないオッサンやんけ! いや、僕が知らないだけで、実はメジャーなオッサンだったりするのかも知れませんが、それはそうと、石高がたったの1万石って! 桑名藩 なんか、え? 6万石? 確か11万石だったと思うんっすが、えーと、 ほら ! 元々は江戸時代には桑名藩 (11万石、諸説石高にはありますが、ここでは省略します) やんけ! 諸説は無視するとして、桑名藩十一万石 = 高岡藩 + 十万石まんじゅう。 それくらいの価値があるんっすが、で、実は江戸時代の初代藩主は、徳川四天王である本田忠勝さまなんですよね。 そう、本田忠勝。 有名っすよね。 人気だってあります。 これはもう、初代藩主のネームバリューでマウントが取れること、間違いなし。 どれくらい人気があるのかというと、この前テレビでやってた 『戦国武将総選挙2020』 というので、28位に入るくらいの微妙さだったりするんっすが、忠勝クンは玄人向けだから! 前田慶次が13位に入るようなアンケートは、何の意味もないんだから! 同じ 「けいじ」 なら、田中刑事のほうがスケート上手いから! で、忠勝クン。 いいっすよね。 まず、名前がいいっす。 ただかつ。 何となく、無料 (ただ) でカツを食べられそうで、お得感が半端ありません。 タダ飯、タダ酒、ただカツ、ただ働き。 ただ、最高や! いや、最後のはちっとも最高ではない気もするんっすが、あ、そうそう。 カツと言えば、前言撤回。 関係者と鯖江市民にお詫びしなければならないんっすが、このコーナーで何度も取り上げた サバエドッグ 。 試しにお取り寄せして、自分で揚げて、食べてみたんっすが、期待が大き過ぎたのもあってか、思ってたよりも微妙だったような? あまり豚肉感がなくて、ただのご飯フライのような? 特製ソースとやらも、ただの薄薄のウスターソースのような? そんなことをどこかに書いてしまった気がするんっすが、先日、残っていたのを自分で揚げて、もう一度食べてみたんっすが、今度はあまり多くを期待しなかったからなのか、普通にぜんぜん、イケるような? それなりに豚肉感もあったし、何より特製ソースが、美味ちい♪ 滴り落ちるくらい、ダバダバにソースを掛けるのがポイントかも知れなくて、あと、ぶっ刺さっている割り箸が長過ぎて、鍋に入らなくて、揚げにくかったので、切って短くしてやったのも、よかったのかも?

 で、えーと、忠勝クンに関しては、 ここ 参照。 あ、ところで、蓮花寺いずみの中の人は、無事に立ち直ったんっすかね? 一時期、くわにゃん代理として Twitter の前面に出てきていたんっすが、最近一部の方から辛辣な発言をされ、蓮花寺は怖くなってしまったようで、しばらく担当から外れてもらうことにしました…と。 え? 何があったん? 考えられるのは、市役所の職員が税金を使って遊んでる! …みたいなことを言われたとか。 実際は、三重県桑名市のPR動画を予算ゼロで作る桑名市有志グループなのにぃ…。 もしくは 「100日後に死ぬワニ」応援動画 (改) が、アカンかったとか…。 素人みたいな人が予算ゼロでやってて、ここまでブームになって、凄ぇぇぇ! …とか思って、共感して応援動画とか作っちゃったんでしょうが、あんなことになってしまって…。 ステマの片棒を担ぎやがって! そんなふうに非難されちゃったのかも知れません。 応援動画、いつの間にか見られなくなっちゃてるしぃ…。 くわにゃんにとっては黒歴史になってしまいましたが、で、忠勝クン。 こんなの があったので、ご賛同して、一応、署名もしておきました。 ぶっちゃけ、大河ドラマにするだけのネタがあるんか? そんな気がしないでもないんっすが、でもまあ、『おんな城主 直虎』 でも何とかなったんだから、何とかなるのかも? いや、もしかしたら、何ともならなかったのかも知れませんが、その後の 『西郷どん』『いだてん』 もコケたので、その闇に埋もれて、目立たなくはなりましたよね。 個人的には忠勝クンより、 立見尚文クン を推したいところなんっすが、幕末から日清・日露戦争まで、まさに大河ドラマに相応しい人材だと思うんっすが、いかんせん、玄人向け過ぎますかね? 一般大衆のウケを狙うなら、千姫とか? 最近、くわにゃん動画がアップされましたぜ。 ほれ 。 ぶっちゃけ、大河ドラマにするだけのネタがあるんか? そんな気がしないでもないんっすが、全50話のうち、後半の45話くらいを 「大奥編」 にしちゃえば、何とかなるんじゃね? そんな気がしないでもなくて、で、えーと、高岡古城公園。 桜も綺麗に咲いていて、よかったな♪ …と。 で、そして何より、めっちゃ晴れてきたやん! ウェザーニュース、ざまあみろ! そう、思わずにはいられませんが、で、このシリーズ、今回で完結させようと思っていたんっすが、もう1回だけ引っ張れそうな気がしないでもなくて、んなことで、この続きはまた、次回。

 ということで、今日はアイドリース・シュリーマンっす。 トランペット編は人材が不足しているので、すぐ終わっちゃうかと思っていたんっすが、意外と引っ張れますな。 ネットで簡単に音源を手に入れられるようになったのが大きいんっすが、んなことで、今回は これ 。 “Amazon Music Unlimited” なら、聞き放題♪ 個人的にストリーミングはあまり好きではないので 1,710円を投資して、データを買ってダウンロードしたんっすが、最近、CDは1枚 1,000円くらいが相場なのに、何だか割高でありますなぁ…。 あ、でも、こいつはCDだと 3,250円とか、するんっすな。 たしかにその価値はある…と、雲とナカジマくんが強がりを言っておりますが、ま、昔はCD1枚 3,200円くらいするのが普通でしたからね。 で、この人、ここではイドリース・スリーマンという表記になっておりますが、個人的にはアイドリース・シュリーマン。 いいっすよね、シュリーマン。 何か、遺跡を発掘してくれそうで。 スリーマンだと掏摸男、もしくは三男みたいで、今ひとつパッとしないんっすが、で、アイドリースじゃなくてイドリースだと、何だか、井戸をリースで借りてるみたいだし。 ま、井戸があれば水は汲みたい放題、スイカは冷やしたい放題で、何かと便利ではあるんっすが、んなことで 『ナウ・イズ・ザ・タイム』 。 1976年録音のステープル・チェイス盤なんっすが、いいっすよね、ステープル・チェイス。 何か、ホッチキスが追いかけっこしているみたいで。 調べてみたら、障害物競馬、障害物競走。 そんな意味だったりするみたいなんっすが、で、これ、サイドマンが、なかなかの横男だったりしております。 ピアノがシダー・ウォルトン、ベースがサム・ジョーンズで、ドラムスがビリー・ヒギンズ。 強い。(確信) リーダーがいちばん華がなくて地味だったりするんっすが、Idrees Sulieman (August 7, 1923 - July 23, 2002, both in St. Petersburg, Florida, United States) っすか。 1923年生まれということは、録音当時52歳くらい。 今のサバくんと同じくらいだったりするんっすが、2002年にお亡くなりになったんっすな。 ということは、僕もあと26年くらいは生きられそうなんっすが、彼は、彼がボストン温室で勉強したIslam.とカロライナ綿を摘む人および戦時アール・ハインズ・オーケストラ (1943年-1944年) と遊んでいる得られた早い経験に転換した後に彼の名前を Idreesシュリーマンに変更することがより遅い1923年8月7日の生まれながらのレナード・グレアムでした。 若い頃は、けっこう謎の経歴なんっすが、アール・ハインズ・オーケストラと遊んでるんじゃねぇ! しっかり働け! play = 遊びと訳されちゃってるみたいなんっすが、彼はブルーノート・レコードのためにセロニアス・モンクの最初のレコーディングにおいて遊びました。シュリーマンはメアリ・ルー・ウィリアムズと、そして一時の間密接に関連し、うんぬん。 うわぁ、濃厚接触しちゃってるじゃん。 ま、一時の間なのでセーフなのかも知れませんが、その後、Prestigeのジャム・セッション物に3〜4番手くらいの立場で名前を連ねたりして、その他としては、マル・ウォルドロンの 『マル−1』 『マル−2』 とか。 リーダー作も生涯で5枚くらいは作って貰えたみたいなんっすが、そんな中の1枚を聞いてみることにしましょうかぁ。

 んなことで、1曲目、シュリーマンのオリジナルで、 「ミラー・レイク」 。 「鏡湖」 っすか。 全国を探せば、中国にそんな湖の1個や2個はありそうなんっすが、とりあえず茅野市にはありました。 ほれ 。 “へら鮒天国” っすか。 琵琶湖の紅葉パラダイスの“はだか天国” と比べると、まったく気分が高揚しないパラダイスなんっすが、ヘラヘラ鮒を釣ってんじゃねぇよ! そう、謂れのないお叱りを受けちゃったり。 が、曲のほうの出来はいいっす。 ミディアム・テンポで軽快にバウンスするスインガー。 そういったアレだったりして、何か、ほのぼのしてます。 基本、トランペットのワン・ホーン物って、ほのぼの系っすよね。 テーマの後、そのままラッパのソロに突入するんっすが、中年の余裕のようなものを感じさせて、悠々自適。 無敵ではないんっすが、素敵♪ 雰囲気としては、ちょっぴりブルー・ミッチェルっぽい何かを感じさせるような気がしないでもなくて、で、続いてシダー・ウォルトンのピアノ・ソロが登場。 ブルージーなんっすが、ブルンジ人っぽくはなくて、ちょっぴり知的で、素敵♪ それだとまるで、ブルンジ人が知的ではないみたいに思われるかも知れませんが、他意はないし、特に深い意味もないし、で、終盤は tp→ds→tp→dsの4バースだか8バースだか、12バースだかで盛り上がって、そのまま長めのドラムのソロに引き継がれて、でもって、テーマに戻って、最後にシュリーマンが一暴れして、フェードアウトして、おしまい。 オーソドックスなハード・バップのフォーマットで、やるべき事を、きっちりやったな。 そんなアレだったりして、素敵♪

 で、次。 「ミスティ・サーズデイ」 。 デューク・ジョーダンのオリジナルらしいっす。 このオッサン、見た目がちょっぴりWHOのテドロス事務局長っぽいような気がするんっすが、顔に似合わず、いい曲を書きやがるんっすよね。 で、この 「霧の木曜日」 はというと、まるで歌物ナンバーのようなラブリー&キュートなバラードだったりして、テーマを優しく歌い上げるシュリーマンが、素敵♪ で、ソロ先発はシダーくん。 クールでありながら、ウォーム。 相反する要素を見事に両立していて、立派なんっすが、ウールでありながら、羊毛。 それくらいの両立なら、僕でもなんとかなりそうなんっすけど。 両立というか、一緒やん! そんな気がしないでもないんっすが、で、続いてラッパのソロが登場。 一音一音、噛み締めるような吹きっぷりなんっすが、噛み締めると〜、いつも君は〜、炙ったカニの〜香りがした〜♪ ああ、哀愁のカサゴランチ。 カサゴの唐揚げに、ご飯に味噌汁みたいな。 魚貝類の類いがあまり好きではない僕でも、唐揚げなら普通に食べられる気がするんっすが、ただ、噛み締めても、炙ったカニの香りはせんやろ? そんな気がしないでもなくて、そもそも、カサブランカ → カサゴランチは、無理があり過ぎやろ? …と。 ま、3分ほど考えた結果、それしか思いつかなかったので、仕方がないんっすが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 木曜日と来れば、金曜日。 で、その次が土曜日。 やったー。 仕事、休みや! …ということで、 「サタデイ・アフタヌーン・アット・フォー」 。 いいっすよね、土曜の午後って。 まだ、明日も休みや! これが日曜の午後となると話は別で、ハァ…、明日からまた仕事かぁ…。 今、これを書いている時間が、まさにソレなんっすが、サザエさんブルーが半端ねぇ…。 愛知岐阜三重の3県は緊急事態宣言が解除されたんっすが、ウチの会社の社長はえらく慎重で、今月一杯は基本、隔日で在宅勤務の体制を続けるみたいなんっすが、月曜日は会社に出なければならない日で、ハァ…。 ま、曲のほうは、そんな憂鬱を吹き飛ばしてくれそうな、ラブリーな佳曲だったりして、で、これ、シュリーマンのオリジナルなんっすな。 1曲目に続いて、コンポーザーとしての資質を感じさせるんっすが、僕の場合、コンポーザーは無論のこと、梱包の素質もあまりなかったりして、うーん…。 でもまあ、桃のコンポートとか、コンポタとかは美味しく食べられるし、いいっすよね、コーンポタージュ。 ま、ガリガリ君のコンポタ味は、さすがにちょっと、どうかと思うんっすが、で、演奏のほうはというと、テーマに続いて、ピアノ、トランペットの順で、各自の充実したソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 んなことで、次。 「ア・テーマ・フォー・アーマッド」 。 ピアニストのホレス・パーランのオリジナルらしいんっすが、アーマッド・ジャマル、もしくはアーマッド・アブダル・ マリク、どちらかの御仁に捧げた楽曲なのではなかろうかと。 ボサノヴァ風の、いかにも日本人好みな作風に仕上がっていて、めっちゃエエやんけ、これ♪ で、ラッパ、ピアノの順にリレーされるソロは、どちらも秀でていて美しく、とっても石川秀美。 サマーサマー、あなーたサマサマ。 そんな夏っぽい空気も感じられたりして、何も言えなくて…夏。 何も言えねぇ…北島。 ハァ…、祭りだ、祭りだ♪ …じゃないほう。 三郎じゃないほう。 康介のほうの北島が、そんなことを言っておりましたが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ナウズ・ザ・タイム」 。 通常、ナウズなのに、どうしてアルバムのほうをナウ・イズにしちゃったのかは謎なんっすが、謎が謎呼ぶ、殺人事件〜♪ 今日はいろんなところに昭和歌謡が出てくるし、郷ひろみ、 「哀愁のカサゴフライ」 に続いて、本日2回目なんっすが、ちなみに今日の夜はカサゴではなく、油カレイという魚を食べてやろうかと。 スーパーに切り身が売られていたので、買ってみたんっすが、唐揚げ粉をまぶして、フライパンで焼いて食ってみようかと。 魚貝類の類いがあまり好きではない僕なんっすが、昨日の夜は柿安でヒレカツを買ってきて、ソースカツ丼にして食べたので、バランス的に、肉の次は、サカナかな…と。 とても脂がありそうなカレイには見えなかったんっすが、しかも、カレイの癖に、切り身の厚さが分厚過ぎぃ! 調べてみたら体長が1メートルくらいあるそうで、それだけデカけりゃ、平ぺったくても、それなりの厚みになりそうなんっすが、で、曲のほうはアレっす。 パーカーの有名なバップ曲。 いくら有名でも、バップ系のナンバーは、概して、日本の大衆には不人気だったりするんっすが、これをアルバム名に持ってきたことで、7割以上の日本人は購入をためらってしまったのではなかろうかと。 確かに僕も、購入をバケラッタ。 そう、O次郎も言ってましたが、確かにこれ、選曲としては、ハズレかな…と。 が、これ、演奏そのものは、まったくもって無問題。 テーマの後、サム・ジョーンズ、シダー・ウォルトン、シュリーマンと、通常とは逆の順序でソロが披露されるんっすが、各自がバッパーとしての実力を遺憾なく発揮していて、で、終盤はヒギンズと各自との掛け合いで盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 あまりにも陳腐な感想なんっすが、いやあ、ジャズに名曲はない。 ただ、名演奏があるのみ、やな…と。

 で、次。 「ザ・ベスト・アイ・クッド・ドリーム」 。 歌物っぽいタイトルなんっすが、れっきとしたシュリーマンのオリジナル。 で、これ、この上なく美しいバラードだったりします。 もしこれがパクリじゃないとすれば、コンポーザーとしての実力、半端ねぇ…。 ソロ・パートに入るとミディアム・テンポのスインギー路線に転じるので、最後までダレることなく、きっちり纏めてくれて、とまあそんなこんなで、ラストっす。 これまたシュリーマンのオリジナルで、 「ケアフリー」 「心配事がない」 。 そのような情景を曲に託したタクシン首相。 そういったアレではないかと思われるんっすが、ただただ、スバラ歯科。 そんな、須原さんが院長をしている歯医者さんと同じくらい素晴らしいんっすが、ラッパ、ピアノと続く各自のソロも極めて良好で、めっちゃエエやん♪ その後、サム・ジョーンズのウォーキングなソロがフィーチャーされて、最後はラッパとタイコの絡みできっちり締めて、テーマに戻って、で、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 半端ない地味キャラだし、ジャズの世界が暗黒だった70年代物だし、タイトルはパーカーの不人気なバップ曲だし、イケてる要素がどこにも見当たらなかったんっすが、あまり期待しないで聞いてみたら、半端ない隠れ名盤でありました。 3250円・・・・たしかにその価値はある。 そんな、雲とナカジマくんのレビューは強がりでも、ガリガリ君でも何でもなく、素直な心の吐露やったんやな…と。 面子、選曲、オリジナル曲、そして演奏、すべてヨシ! 52歳、中年の星シュリーマン、ここにあり☆


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