JUST FRIENDS (STEEPLE CHASE)

LOUIS SMITH (1978/3/19)

JUST FRIENDS ←click!!


【パーソネル】

LOUIS SMITH (tp) GEORGE COLEMAN (ts)
HAROLD MABERN (p) JAMIL NASSER (b) RAY MOSCA (ds)
【収録曲】

(01-04) BLUES FOR JIMMY / LULU / VAUGHAN'S BOUNCE / QUIET NIGHTS
(05-07) I REMEMBER CLIFFORD / OLEO / MINOR BIT
【解説】 ( 2020年05月24日更新 / 連載 1,395回 )

 ( 前回 までの粗筋 ) 高岡駅前を散策した。 …ということで、春の京都・北陸シリーズは、今日が最終回となります。 ここまで、無駄に引っ張って来たんっすが、残すところ、氷見だけなっちゃいました。 氷見だけに〜 (氷見だけに〜) 氷見だけに〜 (氷見だけに〜) 教えよう〜♪ 氷見だけで1回分の原稿を賄えるとは思えないので、ザ・タイガースの 「君だけに愛を」 を歌うなどして、本題に入る前に、出来る限り引っ張らなければならないんっすが、えーと、 これ っすか。 何でもいいけど、この当時のギャル、 「キャーキャー」、 やかまし過ぎぃ…。 「ヘビ女」 姉妹による野口五郎の物真似って、あながち誇張でもなかったんっすな。 「へび女」 姉妹による野口五郎の物真似って、何や? そう、疑問に思われた方のために補足しておくと、 『探偵!ナイトスクープ』 のネタ。 残念ながら、動画を見付けることが出来なかったので、この話は忘れて頂きたいんっすが、当時、グループサウンズに熱狂して、キャーキャー絶叫して、失神するギャルが多発したらしいっすな。 オックス とか。 オックス (OX) とは、グループ・サウンズ (以下GS) 全盛期の1968年 (昭和43年) にデビューしたグループ。 メンバー、ファンが失神する場面があったため、 「失神バンド」 と呼ばれた。 メンバーも失神しとったんかい! 元祖・欅坂46の平手友梨奈みたいなもんなんっすかね? で、それはそうと、オックス (OX)。 こんな表記だったんっすな。 ちょっぴり、バッドばつ丸 (×○) っぽいんっすが、そういえば、サンリオ・キャラの総選挙は、どうなったんっすかね? んーと、 これ 。 あ、 「サンリオキャラクター大賞」 という名前だったんっすな。 これを書いている 2020年5月23日の時点で、投票終了まで あと2日。 マジか? 急がなければならんのっすが、今のところ、シナモロールがトップでありますな。 こいつ、通称がシナモンなのに、シナモンロールじゃなくて、シナモロールだったりするところが、どうにも納得しかねるんっすが、よくよく調べたら、シナモンの他に、モカ、みるく、シフォン、カプチーノ、エスプレッソといったフレンズがいて、それらの集合体が “シナモロール” という名前なんっすな。 つまり、シナモン = 平手友梨奈、シナモロール = 欅坂46。 そういう関係性だったりするみたいなんっすが、で、中間発表の2位が “ポムカス” こと、ポムポムプリン。 で、3位がポチャッコ。 また、随分と懐かしいキャラが。 1989年生まれなので、31歳くらいっすか。 いうほど、懐かしいキャラでもなかったんっすが、僕が学生だった頃には存在していなかった、新参の雑魚キャラやんけ! ちなみに、バッドばつ丸、少し前に見たときは 9位か10位くらいに入っていて、意外と健闘してるやん! そんな感慨を抱いた覚えがあるんっすが、今見たらベスト10落ちしちゃってました。 YOSHIKITTY とか、つまらんのが上がって来ちゃってますな。 けろけろけろっぴ が10位と、意外と健闘していて、でもって、 リトルツインスターズ が8位と、これまた大健闘。 僕が小学生だった頃の女子に大人気だったんっすが、「え、これ、“キキララ” という名前ちゃうん?」 そう、不思議に思ったギャルもいるに違いありません。 当時、小学生の女児だったギャルに、そんな疑問を投げ掛かられたら、「リトルツインスターズのキキとララなんやで。 ピンクレディのミーとケイみたいなもんや。」 そのように答えて、「へぇ、サバくん、めっちゃ物識りやん!」 と、感心されよう。 そう、心に決めて、十数年。 未だ、誰からも聞かれることなく、令和の時代を迎えてしまいましたが、えーと、何の話でしたか。 オックス = 失神。 そこまで話が進んでいたのではなかったかと。

 んなことで、氷見。 氷見だけに〜♪ いや、まだ本題に入るには早いっすな。 無駄話を引っ張りすぎて、今回もまた、完結しなかった。 そんな事態になっちゃうと、さすがにアレなので、頃合いを見て話を進めていこうと思うんっすが、頃合いと言えば、コロナウイルス。 ちょっとだけ語感が似ているんっすが、新型コロナウイルスも、ようやく下火になった感がありますな。 もう、自粛しなくってもいいんだよね感が半端なかったりするんっすが、夏の全国高等学校野球選手権大会は中止になっちゃいましたなぁ…。 毎年、甲子園まで見に行って、ジャンボ焼き鳥と串揚げを食べるのが楽しみだったのにぃ…。 でもまあ、焼き鳥はジャンボではなかったんっすが、この前、金沢に行った時に3本ほど食べたし、たまに近所のスーパーにキッチンカーで売りに来ているし、で、串揚げのほうも、まだ行ったことはないんっすが、桑名駅前の桑栄メイトの中に、何かあったような気がするし。 えーと、 これ っすな。 一度行ってみたいと思いつつ、果たせぬまま、今日に至っているんっすが、サービスで出てくるらしい 安永餅 の串揚げ、食いてぇ! 永餅屋老舗と安永餅本舗 柏屋、どっちも違ってどっちも美味しいので、迷うやつ! ウチはその日の気分によって変えてるよ♪ 金子みすずの 「みんなちがって みんないい」 の精神でありますな。 角が立たなくて、賢明な生き方かと。 これがもし、桑名の 「安永餅」 と、四日市の 「なが餅」 の対決なら、問答無用で、安永餅の勝ちっ! …とするのが当然なんっすけど。 で、この安永餅、保存料を使用していないので2日以内に食べなければなりませんが、硬くなってしまった安永餅を焼いたり、揚げたりするとまた美味しく食べる事ができます。 この 「揚げたり」 というのを一度食べてみたいと思いつつ、果たせぬまま、今日に至っているんっすが、メイトの 「まさきち」 に行けば、食えるんっすな。 急がねば! というのも、いよいよ取り壊されるっぽいんっすよね、桑栄メイト。 今までは不確かな噂レベルでしかなかったんっすが、どうやらマジっぽいっす。 その証拠はと言うと、

 ほれ 。 桑名駅東口広場整備後のイメージパース。 個人的にはイメージパースよりもパンパースのほうが、失禁には役立つように思えるんっすが、熱狂が絶叫を呼ぶように、失神が失禁を引き起こす可能性も、十分に考えられますからね。 備えあれば憂いなし。 ま、それはともかく、このホテル(11階建て)とやら、どう見ても、今、桑栄メイトがあるところに出来るっぽいっすよね。 ホテル(11階建て)っすかぁ。 ま、悪くはないと思うんっすが、25階建てくらいの高層ビルを期待してたので、ちょっと残念…。 パルの跡地は、サンファーレ (18階建て) になったんっすが、メイトって昔から、パルの格落ち版みたいな位置づけでしたからなぁ…。 形勢逆転、ならず。 別のソースには、同社のプランは、商業ビル 「桑栄メイト」 の跡地を活用し、直営で11階建てのホテルを建設。 そう、明記されていたんっすが、ホテル内には大浴場やカフェ、レストラン、コンビニエンスストアも併設し、宿泊者以外の利便性も確保する…と。 この大浴場、お泊まりしなくても、日帰りで利用出来たりすると、嬉しいっすけどね。 無論、長島温泉からタンクローリーで温泉を運んでくるんっすよね? 屋上に露天風呂があって、そこから桑名の花火大会を見られたりしたら、最高なんっすけど。 あ、今年の桑名の花火大会、中止になりましたぜ! 石取祭りも、以下同文っすぜ! 石取は 8月なのでヤバいかと思っていたんっすが、花火のほうは、今年は東京オリンピックの影響で、例年の 7月ではなく、11月に開催されることになっていたので、さすがにその頃までには何とかなると思ったんっすけどねぇ…。 ま、今年の予算を積み上げておいて、来年の花火が豪華になったりするなら、それはそれで、結果オーライなんっすが、あ、でも、来年、東京オリンピックが開催されたりしたら、また花火は11月になっちゃうんっすかね? 2年前だか、台風の影響で11月に延期になったことがあるんっすが、クソ寒いし、観客が少なくて寂しいし、屋台とかも出てないしで、何か今ひとつだったんっすよね。 やっぱ、花火は夏やな! クソ暑い中、マルマンのアイス饅頭を食ったり、白酒屋で かき氷を食ったりしてこそ、桑名の花火やな! そんな思いを強くしたので、出来れば来年は夏にやって欲しいところなんっすけどねぇ。 東京オリンピックとか、何かもう、どうでもよくなってきたし。

 んなことで、氷見。 高岡から氷見線に乗って、行ってきました。 氷見から べるもんた に乗って帰ってくるというのが目的なんっすが、新コロ野郎の影響で 4月11日(土)から運転休止になっちゃったんっすな。 現段階で、まだ再開のアナウンスはないみたいなんっすが、いや、ギリギリのタイミングでありましたな。 自粛警察がクソ喧しくなる直前の時期だったんっすよね。 とまあそんなこんなで、氷見駅に到着〜。 べるもんた発車まで、小一時間の猶予があったので、ちょっとだけ付近を散策してみることにしました。


< 氷見駅付近散策 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 氷見の桜開花情報 に、市街地中心部に流れている湊川沿い一帯に桜が植えられています。 一部には川に架かるように吊りボンボリが設置されており、夜はライトアップします。 湊川には忍者ハットリくんのカラクリ時計があります。 そんなことが書かれていたので、行ってみることにしました。 駅から歩いて15分くらいっすかね? お手軽なお散歩コースだったんすが、で、桜はというと、おお、咲いてる、咲いてる♪ で、いい感じに川が流れていたり、ねじねじの謎のオブジェがあったり、レトロな建造物があったりして、悪くないっすな。 このレトロっぽい建造物は、何か歴史的に謂われのあるものなのか? …と思ってググってみたら、特にコレといった成果は得られなかったんっすが、その代わり、 こんなの が。 ファンキーな館長っすか。 いいっすな。 少なくとも、ヤンキーな酋長よりは危害を加えられる心配が無さそうなんっすが、あ、 「オリエンタル即席カレーの看板」 がありますな。 が、 このマーク はありませんな。 下のほうの広告に 【送料無料】【数量限定】 オリエンタル坊やの首ふり人形 大 全長32cm 価格:64,584円 (税込、送料別) なんてのがありますが、高っ! まさに、驚きの価格! …なんっすが、で、 『氷見昭和館』 のオリエンタルカレーの看板にオリエンタル坊やは描かれてないものの、その隣のパンの看板には、パン坊やみたいなのが。 その隣の “オロナミンC” の大村崑は定番なんっすが、その下によく分からんのがありますな。 元気グングン、シンセンアップ? んーと、 これ 。 あ、ジンセンアップっすか。 高麗人じて、ギンギンにアップ…みたいな?

 いずれにしろ、この昭和館、意外と侮れないようで、もし、また氷見を訪れる機会があれば、覗いてみるに吝かでない気がするんっすが、で、 「氷見 湊川 レトロ」 でググった結果の中には、 こんなの も。 どこに氷見要素があるのかは、よく分からんかったんすが、最寄り駅:湊川公園駅 [ 兵庫 ] ジャンル: 串揚げ・串かつ 居酒屋っすか。 夏、甲子園へ高校野球を見に行く時の拠点にしていたカプセルホテルから、割と近いところであるように思えるんっすが、来年、甲子園へ高校野球を見に行く機会があれば、覗いてみるに吝かでないかも? あ、でも、よくよく考えたら、昼間に甲子園で串揚げを食べるのに、夜も串揚げ・串かつというのは、いかがなものか。 そんな気がしないでもなくて、で、そうこうしているうちに、何やらいきなり、御陽気な音楽が流れ始めて、橋のところから霧が出て来て、水なんかもピューピュー吹き上がって、忍者ハットリカンゾウただいま参上! うぉぉぉぉぉぉ! 山を飛び〜、谷を越え〜、ぼくらの町へ やってきた〜、ハットリくんが やってきた〜♪ うぉぉぉぉぉぉぉ! カラクリ時計は毎時ゼロ分からの開催で、タイミング的に無理かぁ。 そう、勝手に思い込んでいたんっすが、毎時30分からもやるんっすな。 調べてみたら、朝9時から夜7時 (夏季は夜9時) まで、毎正時 (土日祝は30分ごと) に愉快なショーをくり広げてくれます。 …とのことで、諦めていたのに見ることが出来て、ラッキー♪ ま、見たら見たで、別に、無理してまで見るほどのものでもないな。 そういったアレであることが判明したんっすが、近くを通りかかったっぽい若いママに連れられた幼女が、音楽に合わせて手をフリフリしてたりして、とっても和んだので、いやあ、来てみて正解やったな♪ …と。 んなことで、駅に戻って 「べるもんた」 の出発を待つとして。 しばらくすると、窓口に中途半端な乗り鉄っぽい兄ちゃんがやって来て、「次の “べるもんた” に乗りたいんっすけどぉ。」 みたいなことを言ってて、ハァ? 超人気な観光列車なのに、予約もしないで、当日フラッとやって来て、乗れるとでも? 世の中を舐めるな! そう思わずにはいられませんが、普通に空席があったようで、で、この兄ちゃん、 「海側の席がいいんっすけどぉ。」 とか言い出して、ハァ? こちとら、1ヶ月前にネットで予約したんっすが、座席の指定は出来なくて、結果が出るまで海側が当たるかどうか、ドキドキだったんっすが、当日フラッとやって来て、海側の席を指定出来るとでも? 世の中を舐めるな! そう思わずにはいられませんが、普通に窓側の席をゲットしていて、うーん…。 乗り鉄なんぞを甘やかしたところで、つけ上がるだけで、何にもいいことは無いのにぃ…。 氷見駅の駅員さん、甘々(アマアマ)っすなあ…。 とまあそんなこんなで、おおっ! やって来ました、べるもんた♪


< 氷見線&べるもんた > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、乗車するなり、やって来ました、ぷち富山湾鮨セット♪ んーと、 これ 。 事前に予約しなければならんのっすが、これは頼んで大正解。 常日頃から、事あるごとに魚介類の類いがあまり好きではないことを公言している僕でありますが、魚介類の卵とか、内臓とか、肝とか、頭とか、目玉とか、海老の脚とか、殻とか、ヒゲなんかがアカンだけで、切り身であれば基本、大丈夫。 刺身なんかは普通に好きだし、寿司に至っては、よっぽど珍味なネタでない限り、大好物だったりします。 で、この日のラインアップは、イクラと、紅ズワイ (?) と、鯛か何かの白身が2種と、白エビ軍艦でありますかぁ。 イクラとか、もろ魚介類の卵で、普段ならあまり嬉しくなかったりするんっすが、こういうシチュエーションだと、何でも普通に、美味ちい♪ 紅ズワイ (?) も、鯛か何かの白身も、白エビも、美味ちい♪ めっちゃ美味ちい♪ 2泊3日で朝昼晩と、旅館とか店とかで、いろいろなものを食べたり、風呂に入ったり、寝たりしたんっすが、この “ぷち寿司セット” が、いちばん満足度が高かったかも? 次点で、金沢の店の焼き鳥3種。 寿司! 鳥! 風呂! 寝ろ! 最高や♪ で、寿司と同じくらい楽しみにしていた車窓の景色なんっすが、氷見から高岡まで、約30分。 ぶっちゃけ、海が見えて、景色が最高っ♪ …なのは、 雨晴駅 の辺りの、ごく一部だけでありました。 ま、その一部の景観が半端なかったりするんっすが、ま、多分、アカンやろ。 …と、諦めていた、富山湾越しの立山連峰も、うっすらと。 うぉぉぉぉぉぉ!! 写真でよく見る “あの景色” って、望遠レンズの圧縮効果によるもので、実際は遠くのほうに小さく見えるだけちゃうん? …とか思っていたんっすが、意外と近くに大きく見えるものなんっすな。 それが分かっただけでも収穫なんっすが、冬晴れの日に雪化粧した立山連峰が見えたりしたら、感涙物でありましょうな、こりゃ。 とまあ、そんなこんなで、高岡駅に到着〜。 寿司を食べたり、写真を撮ったりで、あっという間でありました。 というか、忙 (せわ) しないくらい。 ちなみに “べるもんた” は、高岡駅の向こうの新高岡駅まで行くんっすが、普通なら3分くらいで行ける筈なのに、高岡駅で謎の30分くらいの待ち時間が。 何故かと思ったら、構内移動があるんっすな。 詳しくは ここ 参照。 で、例の中途半端な乗り鉄っぽい兄ちゃん。 僕と同じく高岡駅までの切符しか買ってなかったみたいなんっすが、車内放送で構内移動の説明を聞いて、にわかに欲が生じた模様。 「高岡駅までの切符しかないんっすが、構内移動の間も乗ってていいっすかぁ?」と車掌に聞いて、 「それはちょっと…。」 即座に拒否られてました。 構内移動があるのも知らなかったみたいなんっすが、中途半端な…と、僕が断じたのは、そういうところなんっすけどね。 乗り鉄なんぞを甘やかしたところで、つけ上がるだけで、何にもいいことは無いので、断って大正解。 べるもんたの車掌さん、グッジョブ! 美味しい寿司を食べられて、綺麗な景色も見られて、最後に正義の鉄槌も下されて、とっても満足したところで、今回の旅は、おしまい♪

 ということで、今日はルイ・スミスっす。 地味っすな。 本当のところ、今回はビル・ハードマンを取り上げてみたかったんっすが、ジョー・ニューマン、アイドリース・シュリーマン、ビル・ハードマン。 3回シリーズで “地味なトランペッター・3マン” の流れが完結するところだったんっすが、過去に2回取り上げているビル・ハードマンの3枚目を探すのが、なかなかにハードなマンだったりして、断念しました。 んなことで、ルイ・スミス。 ブルー・ノート・レコードに2つのリーダー作アルバムを残している。 最初の 『Here Comes Louis Smith』 は元々、Transition Records の為、ボストンで収録されたものでキャノンボール・アダレイがバックショット・ラ・ファンクと言う別名で、うんぬん。 おお、そんなヤツ、ありましたな。 このバックショット・ラ・ファンクという別名は 『テレビチャンピオン』 で 「ジャズ通王選手権」 が開催された際に、必ず出題されると思うので、押さえておきたいところなんっすが、初期のルイ・スミスは束の間で、ミシガン大学、アン・アーバー公立学校で教鞭をとり、うんぬん。 そうそう。 リーダー作を2枚出しただけでプロを引退して、教師になっちゃうんっすよね。 賢い選択だと思います。 教鞭をとるって、なかなか凄いっすよね。 僕なんか、検便しか取ったことがなかったりするんっすが、 ほれ 。 おお、なんてタイムリーな! 背景が青色で、絶望的に読みにくい頃のネタなんっすが、偶然にも今度の火曜日に今年の健康診断が待ち構えているので、明日と明後日、2日分の検便を採取しなければならんのっすよね。 で、これ、めっちゃ読みにくいのを我慢して読んでみたところ、意外にも文学的で、なかなかの出来だったりしたんっすが、当時の検便は秋に行われていたんっすなぁ。 この頃は名古屋の本社に勤務していたんっすが、数年前から三重の津に転勤になって、ここでの検便は今の時期に行われることになっているんっすよね。 で、スミスくんの2枚目のブルーノート盤は、 これ 。 予想に反して先発投手が1回3分の1くらいでノックアウトされ、あわてて投入した2番手が調整不足でフォアボールを連発して火に油を注ぐ結果となり、想定外だった“検便ネタ”とか“痔ネタ”なんかを3番手、4番手としてつぎ込まざるを得なくなる。 そんなことが書かれておりますが、どんだけ “検便ネタ” が好きなんや! そう、思わずにはいられなくて、で、しばらく教鞭をとっていたスミスくんなんっすが、1978年にプロの世界に復帰して、久しぶりのリーダー作を SteepleChase に吹き込むことになるんっすが、それがこの 『ジャスト・フレンズ』 。 今回、取り上げる1枚だったりします。 地味地味なトランペッターの70年代物のステープルチェイス盤というので、前回の これ と被るものがあるんっすが、あっちがワンホーン・カルテットだったのに対して、こっちはテナー入りのクインテット。 そのテナーが誰なのかと言うと、ジョージ・コールマンだったりして、微妙…。 あ、でも、ピアノがハロルド・メイバーンだったりするのはポイントが高いし、ベースとドラムスがよく知らない人だったりするのはアレなんっすが、とまあそんなこんなで、では、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、ルイスくんのオリジナルで、 「ブルース・フォー・ジミー」 。 あ、ルイスくん、ちゃいますな。 スミスくんっすな。 ルイ・スミスなので、ごっちゃになって、間違えてしまうんっすが、実はルイス・ミスだったりする可能性も完全には捨てきれないし。 スガ・シカオか、スガシ・カオか…みたいな。 で、これ、ブルースなんっすな。 しかも、何か地味そうなジミーのためのブルース。 地味そうなジミーって、ジミー大西? だとすれば、レジャーを大西に任せていいのか、ちょっと心配だったりするんっすが、 レオマワールドの名前の由来 っすよね。 「セロマカ、レオニ」 説のほうは、あまりにも無理があると思うんっすが、で、これ、曲のほうはアレっす。 ブルースっす。 が、そんなに泥臭くはないので、普通に許容の範囲内かな…と。 スインギーなピアノのイントロに続いて、2管のユニゾンでテーマが演奏されて、でもって、ソロ先発はジョージ・コールマン。 平坦なソロを吹くオッサン。 僕の中ではそんな印象があったりするんっすが、ここでのジョージは、えらく攻撃的で熱いブロウをカマしてくれていたりして、悪くないっす。 続くスミスくんも、熱いっす。 ケニー・ドーハムに若干のリー・モーガンを加味したような感じ? …というのは、ちょっと褒め過ぎかも知れませんが、基本ほのぼの、時には、お熱く。 悪くないと思います。 続くメイバーンのピアノも、持ち味を十分に発揮していて、続いて、ベースの人が地味にフィーチャーされて、最後はドラムスの人がドコドコドコドコと盛り上げて、でもって、ほのぼの系のテーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ルル」 。 これまたスミスくんのオリジナルなんっすが、可愛らしい名前っすな。 自分の彼女か、奥さんか、娘か、姪っ子か、飼い犬か、飼い猫か、風邪薬に捧げたナンバーではないかと思われるんっすが、常備薬を愛しく思う心というのは、大切っすよね。 いいっすよね、常備薬。 ちょっぴり、ジョウビタキっぽくて。 というか、(常備薬+しらたき)÷2 = ジョウビタキ。  そんな計算式が成り立つかと思うんっすが、可愛い小鳥が生まれる一方、残りカスからは 「薬 (やく) しら」 という、よく分からんものが生まれてしまったりして、悲喜こもごも。 で、これ、曲のほうは、アレっす。 めっちゃラブリー&キュートな、バラード・ナンバー。 こんな顔して、よくこんなロマンチックな曲が書けるものでありますが、ルルたん (←飼い猫?) 、可愛ぇぇぇぇぇ♪ そんな愛しさが、ストレートに伝わってくるような気がします。 テーマ部はトランペットのワンホーンで、そのままソロに入っていくんっすが、途中からテンポが速くなって、スインギー路線に転じたりして、最後まで飽きさせないな…と。 で、続いてメイバーンのソロがフィーチャーされて、でもって、スローなテンポのテーマに戻って、おしまい。 ジョージ君は常時待機で、最後まで前面に出てくることはありませんでしたが、ま、サイドマンという立場っすからね。 多少の冷遇は甘受しなければなりません。 で、次。 これまたスミスくんのオリジナルで、 「ヴォーン・バウンス」 。 Vaughn's は、サラ・ヴォーンっすかね? サラと言えば、高梨沙羅。 顔がケバくなり過ぎて、まったく応援する気が無くなってしまったんっすが、昔の素朴な、田舎ギャルっぽい顔が好きだったのにぃ…。 という、個人の趣向はさておいて、曲のほうはアレっす。 ミディアム・テンポで軽快にバウンスする、スインガー。 そういった仕上がり。 ハード・バピッシュで、適度にファンキーで、悪くないっすな。 ソロ先発はスミスくん。 よく歌ってます。 で、続いてはジョージくん。 先ほど干された鬱憤を晴らすかのような激しいブロウをカマしてくれて、で、続いてメイバーンが小粋に頑張って、続いてベースのソロがフィーチャーされて、最後は tp→ds→ts→ds の絡みで盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 オーソドックスながら、きっちりツボを押さえた仕上がりであったな…と。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 で、次。 もしかしたらCDオマケ曲かも知れない 「クワイエット・ナイト」 。 アントニオ・カルロス・ジョビン作の超有名なボサノバ・ナンバーで、スミスくんはミュートを付けて吹いておりますな。 ラッパ主導、そこにテナーが絡む感じなんっすが、次の瞬間からジョージ・コールマンが前面に出てきて激しいブロウをカマしてくれて、いや、今日のジョージ、ちょっと、どうかしちゃってる? そんな気がしてしまうくらい、はっちゃけてますな。 続いてスミスくんのソロが出てくるんっすが、マイルスとは一味違う、激しい感じのミュート・プレイが、なかなか。 続いてメイバーンがいい感じのピアノを弾いて、その後、ベースとドラムスの人も出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。 で、次。 「アイ・リメンバー・クリフォード」 。 ベニー・ゴルソンが、早死にしちゃった天才トランペッター、クリフォード・ブラウンに捧げた名バラードなんっすが、調べてみたらブラウニーは1930年生まれ、ルイ・スミスは1931年生まれ。 ほぼ、同世代なんっすな。 スミスくんのほうは結果的に85歳まで生きることになるんっすが、あ、そうそう。 ひとつ書き忘れてました。 ルイ・スミスって、ブッカー・リトルの、いとこなんだそうっすな。 いとこのほうも早死にしちゃったんっすが、今は無き、かつてのライバルを偲んで、しみじみと歌い上げる様は、聞く人の心を打ち、涙を誘います。 途中からテンポが速くなって、スインギー路線に転じたりするんっすが、それもまた人生。 スミス、ジョージの順で各自の充実したソロが披露されて、でもって、スローなテーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「オレオ」 。 ソニー・ロリンズのオリジナルっすな。 そういえば、ロリンズって、まだ生きてましたっけ? ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins、1930年9月7日 - ) は、アメリカ合衆国のジャズ・ サックス奏者。 とりあえず、お亡くなりになったという情報はないみたいっすが、ロリンズってブラウニーと同い年だったんっすな。 スミスくんとも同年代ということになるんっすが、ここではミュートとストップタイムを効果的に用いて、ちょっぴりディジー・ガレスピーっぽい、ビ・バップなプレイを展開しております。 急速調をモロともしないテクニシャンぶりでありまして、で、そこに絡んでくるジョージくんも、なかなか。 中盤以降、ピアノとベースの人もフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 んなことで、ラストっす。 スミスくんのオリジナルで、 「マイナー・ビット」 。 チーズビット、人々の “HitBit” と並ぶ、世界3大ビットのひとつなんっすが、んーと、 これ 。 おお、松田聖子、可愛ぇぇぇぇぇ♪ で、チーズビット、美味ぇぇぇぇぇ♪ 子供の頃はチーズ味のお菓子って、嫌いだったんっすけどね。 何か、ウンコ臭い。 そんな理由で忌避してたんっすが、大人になって、大好物になっちゃいました。 ウンコ臭いのに免疫が出来たんっすかね? で、一方、 「マイナー・ビット」 はというと、これまた、素晴らしいっ♪ マイナー調の哀愁味がたまらなくて、日本人のハートに、ビビッとヒット。 これを最後に持ってくるとは、分かってますな、スミスくん。 涙で文字が、にじんでいた〜なら、わかって〜、ください〜♪ 因幡晃クンが言いたいことも、よく分かるし、んーと、 これ 。 僕は本名が (漢字は違うけど) いなば君なので、晃クンには親近感を覚えてしまうんっすが、ザ・タイガースと違って、観客はみんな、めっちゃ静かに聞き入ってますな。 ま、このバラードで、キャーキャー絶叫するというのも無理な話なんっすが、ていうか、泣いてるギャルがおるやん! 泣ーかせた、泣かせたー、先生に言うたろ! いなば君、先生にチクられるのは必至でありますが、で、一方、「マイナー・ビット」 のほうはというと、2管のハモリで哀愁のテーマが奏でられた後、スミス、ジョージの順で各自の充実したソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 そういえば、アルバムのタイトルになってる 「ジャスト・フレンズ」 は、入ってないんっすな。 好きな曲なので、ちょっと残念なんっすが、それを差し引いても、これは名盤でありました。 スミスくんのオリジナルの出来もいいし、それ意外の選曲もイカしてるし、ハロルド・メイバーンが期待通りだし、ジョージ・コールマンは期待以上の張り切りぶりだし。 何より、リーダー本人のラッパが思った以上に才能を感じさせるものだったりして、んなことで、前回に引き続いて、70年代のステープルチェイス盤、最高や!


INDEX
BACK NEXT