ドムドムがぁぁぁぁぁ。 あぁぁぁぁぁぁぁぁ! この記事 だと、7月20日で閉店。その後月末までは在庫調整で出せる範囲は営業します。 そういう話だったんっすが、客が殺到して、行列が出来まくり、ドムドムのおじちゃん、疲労困憊。 結果、 こんな事態 に。 あぁぁぁぁぁぁぁぁ…。 でもまあ、 「その後、在庫調整で出せる範囲は営業します」 という、いつ終わってしまうか分からない曖昧な状況よりは、きっぱりと区切りがついて、よかったかな…と。 いちばん最後のところに 「新聞記者さんと一緒にドムドムに張り付いて」 という一文があるんっすが、わざわざ新聞記者が取材に来るほどの事か? …とか思っていたら、ホントに記事になってました。 いつまで読めるのかは不明なんっすが、 ほれ 。 新聞って、 くわな新聞 ? …とか思ったら、まさかの朝日新聞。 天下の朝日新聞。 朝日新聞の社旗って、思いきり旭日旗なんやけど、エエんか? …と、心配になってしまう朝日新聞。 しかも、何故だか全国版のトップ記事になってました。 ドムドムのおじちゃん、全国デビューやん。 凄ぇぇぇぇぇぇ! 2ちゃんねるだか、5ちゃんねるだかでも取り上げられていたんっすが、ドムドムのおじちゃん、概ね、絶賛されていて、何だか嬉しくなってしまいました。 1人だけ四日市のカス = 四カスが張り付いていて、桑名のことをディスっていたのが不快だったんっすが、で、こんな 関連記事 も。 途中まで感動しながら読み進んでいたんっすが、この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます …かよぉ! 閉店当日って、いちばんエエとこで終わってるやんけ! これがもし、「残り:6文字」とかだったら、予定より30分早めて開店した (ここから有料) 。おしまい。 …とかで終わっちゃうと思うので、敢えて読む必要もなさそうなんっすが、残り:810文字っすからね。 原稿用紙2枚分。 小学生なら、マスを埋めるのにちょっと苦労するくらいの中身の濃い話が展開されているに違いなくて、これはもう、えーい、課金したれ! 毎日新聞のほうは、桑栄メイトの跡地が長島観光開発のホテルになるという記事の続きを読みたくて、有料会員になっちゃったし、新聞社の思うツボでありますなぁ…。 で、お金を払って読んだ続きの記事は、それはもう、超感動的で、全米が泣いちゃうレベルのスペクタクルな展開だったりして、で、他にも、とっても優良な有料会員記事が読めるから! 四日市の天気予報だって見られるから! 三重県は津・四日市・上野・尾鷲の4地点だけで、桑名がないクソ仕様なんっすが、尾鷲なんか年中、雨ばかりに決まっているから、いらんやろ? そんな気はするんっすが、あ、でも、うお座の占いだって見られるから! ちなみに、これを書いている 7月4日のうお座の運勢は、5点満点で総合運 : 5 「ビッグチャンスに期待。 友達の協力で願いが叶いそう。」 おおおおお! 友達とか、一人もいないのに、誰がどうやって協力して願いを叶えてくれるのか、お手並み拝見でありますが、で、愛情運 : 5 「モテモテの運気! お誘いがいっぱいで嬉しい悲鳴をあげそう。」 うきゃぁぁぁぁぁぁ!! (←嬉しい悲鳴) で、金運 : 4 「夕方以降、仲間とショッピングへ繰り出すとラッキー。」 だから、仲間なんかいないって! 仕事運 : 3 「今日はイエス・ノーをはっきり表明することが大事です。」 今日、仕事は休みだって! で、うお座のあなたへおすすめ記事。 群馬 ) 元タカラジェンヌ社長の老舗カリカリ梅。 適当にランダムで出しているとしか思えなくて、金を分捕っといて、コレかい…。 少なくとも、今日の金運は最低のような?
で、ドムドムが閉店してしまった以上、桑栄メイトには、もう用がありません。 新味覚の餃子は少し前にお持ち帰りの焼き餃子を買って食べたので、もういいかぁ…と。 ドムドム・新味覚・桔梗屋 (←老舗の麺処) が “メイト3強” なんっすが、桔梗屋には特に何の思い入れもないし。 桑栄メイトへの熱い思いを語る桑名人は少なくないんっすが、個人的に パル に比べると、メイトのほうは、そんなでもないような? ただのパルの下位互換っすよね。 何でもいいけど、パル、1997年に閉鎖された…って、マジっすか? つい最近、潰れちゃったという感覚だったんっすが、あれから23年も経過していたとは…。 で、入居していた店舗のところを見ると、まずは地階。 ととや (鮮魚) 。 そのまんまの名前やんけ! くさりや (鮮魚) 。 鮮魚で、その名前はどうなんや? くさってないや (鮮魚) 、もしくは、くさりや (腐った魚) というのが適切ではないかと思うんっすが、で、この 「ととや」 もしくは 「くさりや」 に関しては、哀しい思い出が。 子供の頃、夜店かなんかでヤドカリを買って、それをペットとして飼育していたんっすが、ある日、ヤドカリが宿にしていた貝殻から抜け出して、生身の状態になっちゃいました。 アカン! 死んでまう! 慌ててパルに走って、 「ととや」 か 「くさりや」 かの、どちらかに行って、サザエを買って、中身はどうしたのか覚えがないんっすが、サザエは嫌いなので自分で食べなかったのは確かなんっすが、で、サザエの殻をヤドカリに新居として与えてみたんっすが、何がお気に召さなかったのか、サザエの殻には目もくれず、やがて、生身のまま死んでしまいました。 好きでもないサザエをわざわz買ってきたったのに、何でや? 僕はこの時、不条理という言葉の意味を知ったんっすが、そういえばサザエを買っているまでの間、緊急避難先として、 これ のピコピコ部分を切って与えたところ、喜んで入ってくれた気がするんっすが、いや、違いましたか。 ピコピコ部分を切って与えたところ、ぜんぜん入ってくれなくて、やっぱ、ピコピコではアカンか…。 というので、パルまでサザエを買いに走ったんでしたか。 記憶がちょっとあやふやなんっすが、で、スガキヤ (ファーストフード) 。 ドムドムのおっちゃん、パルのスガキヤも一緒にやってたんっすよね。 桑名の中高生の土曜日の昼は、おっちゃん率80%を超えてるんじゃね? そんな気がするんっすが、で、ここには書かれていないんっすが、地下の角っこには 「かどや」 という団子屋があったような? ぜんぜん流行ってなかった気がするんっすが、Wikipediaにも無視されて、何かちょっと、可哀想…。 で、1階。 ウシオ書房 (書籍) 、まつ重 (文房具) 、シルバー模型 (模型玩具店) 、北勢堂 (レコード) 、東山ツーリスト (旅行) あたりが思い出深いっすな。 まつ重って、そんな 「うな重 (松) 」 みたいな名前で、何で、文房具? …というのが、今となっては謎なんっすが、で、シルバー模型。 高校生の頃、ここで 「寿司が走る!」 というオモチャを買いました。 んーと、 これ 。 おお、これこれ♪ 小ぶりな寿司の裏に車輪を取り付け、赤外線でコントロールできるオモチャ。 いや、違ーう! そんなハイテクなのじゃなくって! チョロQみたいにゼンマイ仕掛けで、寿司が真っ直ぐ疾走するという、そういうアレでありました。 あと、 「走る埴輪」 なんてのも。 当時は、走ってナンボや! …みたいな世界でしたからね。 で、東山ツーリスト (旅行) 。 大学受験の際、大阪発高知行きの飛行機のチケットを、ここで手配して貰いました。 落ちましたけど。 いや、飛行機じゃなくて、大学のほう。
で、2階。 婦人服売り場。 3階。 紳士服売り場。 この辺は実にどうでもいいっすな。 4階、コマチヤ (おもちゃ) 。 これがいちばんのワクワク・スポット。 エスカレーターで上がった目の前がコマチヤで、うぉぉぉぉぉぉぉ! めっちゃテンションが上がりました。 マイティモーのキャタピラが、めっちゃ欲しかったんっすよね。 買って貰えなかったんっすけど。 んーと、 この動画 の最初のほうに登場しますな。 うぉぉぉぉぉぉぉ! 今、見ても、めっちゃテンション、上がるぅぅぅぅ! で、今でもやっぱり、欲しいっ♪ いちばん最初に出てくる「ダンシング・プレイヤー」、これは、いらんっ! 8,000えん。 高ぇぇぇぇぇ! こんな年端もいかない幼女には贅沢過ぎるオモチャだと思うんっすが、まだ 「ぶくぶくキッチン」 (2,600円) のほうが、ゆで卵も作れて、有意義っすよね。 もしかしたら、作り物の卵が空気の泡でブクブクと茹でられているように見えるだけの子供だましなオモチャだったりするのかも知れませんが、で、 「空飛ぶ宇宙戦艦ヤマト」 って、何これ? めっちゃ飛んでるやん! で、 「アンドロ星人とミスターX」 、引っ張りてぇぇぇぇ! 引っ張って伸ばしてぇぇぇぇ! で、4×4×4の 「ルービックリベンジ」 。 こんなの絶対、無理っ! 3×3×3でも2面揃えるのがやっとでしたからね。 そういえば、ルービックキューブは桑名のアテネという学習塾が日本で始めて輸入して、そこから全国的に大ヒットした。 そんな都市伝説があったりするんっすが、マジなんっすかね? 桜田淳子がヨナハで子供を産んだというのと同じくらいの信憑性はあるんすかね? とりあえず 「ルービックキューブ 桑名」 でググってみたら、 いもやのおじちゃんとおばちゃん が出て来たんっすが、僕が子供だった頃から、ぜんぜん見た目が変わらないという点では、ドムドムのおじちゃんと並ぶ、桑名が誇る伝説の偉人っすよね。 いもやのおっちゃんのほうは、残念ながらお亡くなりになってしまったんっすが、話をパルに戻しましょう。 5階、ジャスコ文房具、桑名スポーツ (スポーツ用品) 、関西電波 (現・ケーズデンキ)(家電) 。 ここも夢の詰まったフロアでありますなぁ。 個人的に文房具は1階の 「まつ重」 ではなく、5階で買うことが多かったっす。 で、桑名スポーツ。 ここの社長の息子が、高校の時の同級生でありました。 小中学生の頃は、ぜんぜん知らなかったので、桑名のスポーツ店と言えば、桑名スポーツやな! …と。 そんな印象しか無かったんっすが、で、6階は、何か半分倉庫みたいで、薄暗かったイメージしかないんっすが、食べ物屋がありましたよね? ひらの (ラーメン) 、一力亭 (うどん) 。 これ? 何かもっとこう、いかにもデパートの大衆食堂! …といった感じの店だったような記憶があるんっすが、気のせい? で、半分倉庫みたいで、薄暗かったスペースは、たまに催事場と化して、お化け屋敷とか、スーパーカーの展示といった催事があったように記憶しておりますが、で、屋上、ペットショップ山下、屋上遊園地。 ここも楽しかったっすなぁ。 …と、かようにたくさんの思い出があるパルに比べて、メイトのほうは新味覚とドムドムだけ。 ま、閉鎖もやむなしかな…と。 で、さっさと解体して、新しい綺麗なホテルを作って欲しいな…と。
で、ドムドム閉店の話題の中に、そういえば 『ぱらのま』 という漫画に桑栄メイトが出て来たなぁ。 そんな話があって、めっちゃ気になるので、調べてみました。 んーと、 これ っすかぁ。 「残念なお姉さん」 と共に巡るオトナ力無駄に発揮な鉄道小旅行の数々。 おとなか無駄に発揮って、何? …と思ったら、 “オトナカ (おとなか) ” じゃなくて、 “オトナ力 (大人りょく) ” っすな。 昨日、使わなくなるマンポンの撤去工事をしていて、中部電力の電気の契約の廃止の手続きを電気屋さんにお願いしようとしたら、「そっち ( = 塩サバ物産・現場監督さば君) のほうで、電話しといてくれ〜。 」 と言われてしまって、エエぇぇぇぇ…。 面倒臭ぇぇぇぇぇ…。 何でも、 「前、うち ( = このジャケット のルイ・スミスによく似た顔の電気屋の社長のオッサン) のほうから連絡したら、えらく面倒なことになった。」 というのが理由のようなんっすが、そういえばこの前、使わなくなる自動給水装置を撤去した際、引込線を外して、電力メーターもろとも引込開閉器盤を撤去して、引込柱を引っこ抜いて、処分しちゃったんっすが、後日、検針に来た人が 「電力メーターがない!」 と騒ぎ出して、大問題になっちゃったんっすよね。 どうやら中部電力の電気の契約の廃止の手続きをせずに、勝手にメーターを撤去して、引込柱を引っこ抜いて、処分しちゃったみたいなんっすが、ま、僕の担当工事じゃなく、お手伝いという立場だったので、まだよかったんっすけど。 それって、うち ( = オッサン) から連絡したら、えらく面倒なことになったんじゃんかくて、オッサンが連絡しなかったから、面倒なことになっちゃったんじゃ? そんな気がしないでもないんっすが、 「中部電力に電話すればいいんすかぁ?」 と聞いてみたら、 「中部電力から名前が変わった、ほれ、何とか言う…、名前忘れた!」 もういいっ! 自分で調べるっ! で、調べてみたら、 “中部電力ミライズ” のが出て来て、かみらいず? 変な名前やなぁ…と。 で、よく見たら、あ、 “かみらいず” じゃなくて、 “中部電力 (ちゅうぶでんりょく) ミライズ” かぁ! ま、変な名前である事は間違いないんっすが、でもまあ、 水ing よりはマシかぁ…と。 こんな現在進行形な社名、アリなんっすかね? で、“オトナカ (おとなか) ” じゃなくて、 “オトナ力 (大人りょく) ”。 この漫画、普通に面白そうだし、今のところ3巻までだし、えーい! …と全巻、ポチってしまったんっすが、主人公のお姉さん、別にぜんぜん 「残念」 なんかじゃないような? 普通に巨乳だし。 旅ネタなので温泉に入る場面なんかも多くて、とってもサービスシーンだったりするんっすが、その筋の団体から文句を言われちゃいそう。 わざわざ主人公を巨乳にする必要性はあるんですかぁ? 貧乳じゃ、駄目なんでしょうかぁ? 個人的には貧乳というのもぜんぜんアリで、もし、自分に漫画を書く才能があったら、貧乳に悩むギャルと、頻尿に苦しむオッサンの恋愛物とか、書いてみたいところなんっすが、何でもいいけど 2巻 の表紙とか、ノーパンに見えちゃったりするし、エエんか? 個人的に足湯って、さほどソソられるものがなかったりするんっすが、これを見て、ちょっと考えが変わりました。 足湯、エエやんけ!
で、詳しい中身は ここ を参照して貰うとして、桑名は2巻に登場しておりました。 「とりあえず紀伊半島へGO!!」 という話。 1ページだけ無断で勝手に掲載させて頂くと、 これ 。 海のような川をいくつか越えると − 桑名 。 おお、これ、めっちゃ分かる♪ 木曽川に架かる橋と、揖斐・長良川に掛かる橋、長い鉄橋を2つ渡るんっすよねー。 爆睡してても、この 「ガッコ ガッコ」 で必ず目が覚めるので、乗り過ごす心配がなくて、とっても便利。 何故か1つめの木曽川の橋では目が覚めなくて、2つめの揖斐・長良川の 「ガッコ ガッコ」 で我に返って、窓の外を見て、 「ん?長島?」 とか思っていたら、 「あ、桑名やん!」 となって、慌てて降りる準備をするという。 で、 心ふれあう 桑栄メイト 。 お姉さん、 「油のにおい」 とか呟いておりますが、ん? 新味覚? 餃子臭いだけで、別に油臭くはないと思うんっすが、このメイトの入口を見ると、確かに 「桑名に帰って来たなぁ」 という感慨が湧くんっすよね。 この光景も、あと数ヶ月で見られなくなるのかと思うと、さすがにちょっと寂しい気もするんっすが、で、ナローゲージ。 なるほど、そっちのほうのネタでしたかぁ。 このお姉さん、西桑名駅から三岐鉄道北勢線に乗って阿下喜に向かい、そこから三岐鉄道三岐線の伊勢治田駅まで歩いて、三岐線に乗って近鉄富田まで移動して、近鉄名古屋線に乗り換えて、近鉄四日市駅まで。 で、そこから 四日市あすなろう鉄道 に乗るという、地元民なら絶対に利用しない、ありえないルートで “乗り鉄” を敢行。 で、あすなろう鉄道のほうは、もう1ページだけ無断で勝手に掲載させて頂くと、 これ 。 ま、確かに。 旧・近鉄内部線は四日市の海星高校へ通うのに3年間利用したことがあるんっすが、四日市南中学のJCが乗ってくるのが嬉しいだけで、車窓の風景とかはクソつまらんのっすよね。 で、このお姉さん、近鉄四日市駅じゃなくて、JR四日市駅のほうのホテルを取っちゃったんっすな。 近鉄四日市駅前は三重県でも随一の都会っぽいエリアで、桑名では到底、太刀打ち出来なくて、勝ち目がなくて悔しいんっすが、JRのほうは こんな感じ 。 明るさとは…。 めっちゃ上手く描けてますななぁ。 このお姉さん、セメント工場とか、コンビナートのような垂直的な工場景観が大好きで、四日市工業地帯の夜景見られるかと駅近ビジホにしたけど、角度的に見えん…。 ぐぬー。 たてなおせー。 いやあ、残念でしたなぁ。 とまあ、基本的に四日市がディスられていて、とっても心地のいい漫画だったんっすが、で、ナローゲージと言えば、くわにゃんの新しい動画が公開されておりました。 ほれ 。 いずみちゃん、すっかり四日市のアホな男子高校生と仲良くなっていて、ちょっとアレなんっすが、パルパルパル〜! 俺のビームは昔っぽいビームに変えるパル〜! メイトじゃなくて、パルなんっすな。 「メイトメイトメイト〜!」 では、語呂が悪いので仕方が無いんっすが、パルのほうも5人いたりして、凄ぇ…。 在良 (ザイラ) は暁学園なのか…。 コメントにそうありますが、え、そうなん? JKの制服とか、まったく興味がないので、よく分からんのっすが、いずみちゃんは桑名高校 (くわこう) っすよね? ああ見えて、けっこう賢いん? いずれにしろ、波乱の展開、一体どうなってしまうのか!? 次回を括目して待て! …ということで、この続きはまた、そのうち。
ということで、今日はチャーリー・シェイバースっす。 シェイバースの 『ライブ!VOL.1』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 シェイバースって、何か、名前が無駄にカッコいいし、ちょっぴり新主流派っぽいモーダルなトランペットを吹く人やったっけ? …と、勝手に思い込んでいたんっすが、演奏を聞いて、愕然。 え? 何か、古臭くね? 中間派っぽくね? ダサくね? で、改めて調べてみました。 チャールズ・ジェームズ Shavers (1920年8月の3日 - 1971年7月8日のは、ディジー・ガレスピー、ナット・キング・コール、ロイ・エルドリッジ、ジョニー・ドッズ、ジミー・ヌーン、シドニー・ベシェー、ミッジ・ウィリアムズ、およびビリー・ホリディと遊んだアメリカのスイング時代ジャズトランペット吹奏者でした。 めっちゃ年寄りのオッサンやんけ! しかも、遊び人やんけ! ま、これは “Play” を “遊ぶ” と訳してしまう翻訳ソフトさんサイドに問題があるんっすが、1920年生まれということは、まだ生きていたとすれば、100歳。 スイング時代ジャズトランペット吹奏者でした…なので、古臭くて、中間派っぽくて、ダサいのも仕方のないところなんっすが、まだ生きていれば100歳なんっすが、1971年には死んじゃってるので、50歳。 若くしてお亡くなりになったんっすなぁ…。 で、このライブ盤が1970年なので、お亡くなりになる1年ちょっと前の勇姿ということになります。 彼は編曲者と作曲者であり、彼の混合物、 「未決定」 の1つはジャズ標準です。 そんなことも書かれておりますが、何を言いたいのか、さっぱり分からん…。 Shavers の父 (脂肪ナヴァロの遠い親類) はフロリダ州キーウェストのシェーバーファミリーからでした。 ほぉ。 脂肪ナヴァロの遠い親類である父の息子なんっすな。 それにしても、ファッツ = 脂肪ナヴァロって。 せめて “デブのナヴァロ” くらいの婉曲な翻訳に留めておいて欲しかったんっすが、で、ここからは田中英俊クンの書いた日本語ライナーから引用。 本作はシェイバースの死の前年、1970年2月にフランス・ホット・クラブの招きでフランスを訪れた時に行われたコンサート音源で、この時すでに咽頭ガンにかかっていたと思われるが、そのせいかMC中ノドのイガイガを気にする様子が随所に捉えられている…と。 咽頭ガンだったんっすかぁ。 めっちゃ辛そう。 辛 (から) いものを食べたりすると、特に辛 (つら) そう。 ノドのイガイガくらいで済むとは思えないんすが、それでも自ら唄い、大きなサウンドでトランペットをブロウするのだから、そのミュージシャン魂は病気だからといって弱る事はなかったのだろう…と。 凄い話っすな。 桑名正博の息子の美勇士 (みゅうじ) さんに聞かせてやりたいミュージシャン魂なんっすが、本名、桑名美勇士ジュリアンって、何か、無駄にカッコいいっすな。 桑名人としては、名前のよしみで応援してあげたいところではあるんっすが、名前のよしみなら、岩崎良美のほうを応援したくもあるし、で、えーと、サイドに旧知のバッド・ジョンソンのテナーを従え、リズム・セクションはアンドレ・ペルジアニ、ローランド・ロブリジョア、オリバー・ジャクソンのベテランがサポートする…と。 バッド・ジョンソンとオリバー・ジャクソンの2人は、何となく聞いたことがあるような気もするんっすが、ま、アメリカ人にはめっちゃありがちな名前だったりするし、有名なのか、そうでもないのかは不明だったりして、とまあそんなこんなで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。
1曲目、 「バーニーズ・チューン」 。 いいっすよね、これ。 何かちょっと、中年のバニーガールみたいで。 それ、ホントにエエんか? …と言われると、ちょっと困るんっすが、ま、マニアなら…。 試しに 「バニーガール 中年」 でググってみたら、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 というのがたくさんヒットしたんっすが、1952年にバーニー・ミラーが書いた作品で、何と言ってもジェリー・マリガンのピアノレス・カルテットの演奏で知られる作品だな…と。 個人的にそのバージョンは聞いたことがない気がするんっすが、冒頭 「ラプソディ・イン・ブルーの曲から始めるか、いや、その曲は持ってなかったな。 じゃ別な曲行くぜ〜」 と茶目っ気を見せる…と。 なるほど、言われてみれば確かに、そのようなことを喋ってるような気がしますな。 さば君、英語のヒアリング、イケるやん! この学力を持ってすれば、今なら高知大学にも合格しちゃうかも? そんな気がしないでもないんっすが、いいっすな、 「バーニーズ・チューン」 。 シンプルなんっすが、名曲だと思います。 2管のハモリでテーマが演奏されて、で、ソロ先発はピアノの人。 途中、どこかで聞いたことがあるようなメロディを引用して、そこで笑いが起こったりするんっすが、この曲、何でしたっけ? 結婚行進曲? …と思ったら、正解。 ペルジアニがソロ中に結婚行進曲のフレーズを引用するのも楽しい。 そう、田中クンが書いておりました。 で、続いてはバッド・ジョンソンのテナー。 この人のスタイルも中間派っぽくて、ちょっぴりダサかったりするんっすが、ノリがよくて、観客も盛り上がっていて、ぜんぜん悪くはないな…と。 続くシェイバースも、同様。 ディジー・ガレスピーっぽく聞こえないこともなかったりして、当時、49歳くらい。 まだまだ老け込むトシではない、中年真っ盛り。 ハイトーンもバッチリ決めて、観客、大喜び。 で、最後にタイコの人のソロがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 始めて聞いた時は、え? 何か、古臭くね? 中間派っぽくね? ダサくね? そんなふうに思ってしまったんっすが、何度も繰り返して聞いているうちに、そんなことはどうでもよくなって、普通にエエやん♪
で、次。 「プレリュード・トゥ・ア・キス」 。 ピアノの無伴奏ソロで、ちょっと一息。 ライブにはこういう、サイドマンを前面に押し出す場面も必要っすよね。 個人的にソロ・ピアノというのはあまり好きではないんっすが、ま、1曲くらいなら、いっかぁ…と。 心、広いっすからね、僕。 ココロ・ヒロシくんを自称してるくらい。 そういう名前のヤツ、世の中に3人くらいはいそうなんっすが、ググってみたら、訪問医療マッサージこころ広島鍼灸治療院 (ホウモンイリョウマッサージココロヒロシマシンキュウチリョウイン) とかしか出てこなくて、世の中、心の狭いヤツばっかりやんけ! …と。 で、次。 「レスター・リープス・イン」 。 レスター・ヤングが書いたいわゆるリズム・チェンジ楽曲。 ジャム・セションのバトル・チューンとして多くの名演を生んだ名曲だ。 テナーのバッド・ジョンソンのフィーチャード・ソングとして演奏されているが、カウント・ベイシー楽団のフランク・フォスターやフランク・ウエスがいかにジョンソンの影響を受けたかがわかるプレイだな…と。 バッド・ジョンソンって、そんなにエラい人だったんっすな。 “バッドばつ丸” のパチモン? …くらいの認識しか持っていなかったんっすが、で、僕の類い希なる英語のリスニング能力を駆使してMCを聞き取った結果、なんちゃらかんちゃら、どーたらこーたら、カウント・ベイシー、ベニー・グッドマン (中略) バッド・ジョンソン! ぱーらー、ぱぱぱぱ、ちゃらららちゃららら♪ (←無伴奏テナー) で、そこからタイコが入って、ドコドコドコドコ♪ 演奏への入り方がカッコいいっすな。 1910.12.14 - 1984.10.20 米国のジャズ奏者。テキサス州ダラス生まれ。 そういうアレらしいので、録音当時はバリバリの還暦間近なんっすが、マヂか? 年齢を感じさせない若々しいブロウは、いかにもテキサス・テナーなんっすが、いいっすよね、テキサス。 敵をグサグサと刺しそうで。 それのどこがエエんや? そんな気がしないでもないんっすが、少なくとも味方をグサグサと刺す、ミカタサス野郎よりはいいかと。 最初から最後まで、バッド・ジョンソンのフィーチャード・ソングとして演奏されて、リーダーのシェイバースくんは出番がなかったりするんっすが、ライブにはこういう、サイドマンを前面に押し出す場面が必要っすからね。 ちなみにこれ、正式にはチャーリー・シェイバース・オールアメリカン・ファイブという五人組の名義になっていたりするんっすが、五人ばやしの笛太鼓〜。 フエ〜♪ (←バッド・ジョンソン) ドコドコドコドコ♪ (←太鼓の人) そんな掛け合いがエキサイティングで、観客、大盛り上がり。 純粋に楽しげで、いいな♪ …と。 んーと、 こんな感じ 。 めっちゃ、楽しげな谷繁やな…と。
で、次。 メドレーで3つの曲が演奏されるんっすが、まずは 「ブルース・イン・F」 。 これはアレっす。 ブルースっす。 ちょっぴりモンクっぽい響きのピアノから始まり、一瞬だけラッパの音が聞こえて、その後、MCが出てくるという、そういう流れなんっすが、何と言うか、雰囲気がめっちゃ、ジャズでブルース。 しばらくトリオでの演奏が繰り広げられた後、、満を持してシェイバースくんが登場。 余裕のある吹きっぷりで、歌心に富んだフレーズをカマしてくれたりして、で、ロブリジョアのベース・ソロの途中、 「ブルース・イン・B」 へと移り、うんぬん。 ぶっちゃけ、FとBでは何が違うのか、素人の僕にはよく分からなかったりするんっすが、再びラッパのソロがフィーチャーされて、ハイ・トーンの連発で、観客の気分をめっちゃハイにしておいて、で、再びベースのウォーキングを挟んで、 「バイ・バイ・ブラックバード」 が始まる…と。 ここでのシェイバースくんは、ちょっぴりルイ・アームストロングっぽい、なかなかに渋い歌声を披露してくれるんっすが、この2人は親友だったそうっすな。 サッチモのほうが9つくらい年上みたいなんっすが、めっちゃ泣けるエピソードは、いちばん最後に書くことして。 で、ヴォーカル・パートの後は、ピアノ、トランペットの順でソロが披露されて、で、歌によるテーマに戻って、最後はラッパのハイトーンで派手に締めて、おしまい。 観客、大ウケ。 で、シェイバースくんの歌声は、続く 「ベイビー・ウォント・ユー・プリーズ・カム・ホーム」 でも、引き続き披露されることになります。 CDの日本語表記は 「家に帰ってくれないか?」 となっておりますが、翻訳ソフトだと 「ベイビー、あなたはどうぞ帰宅しないでください」 となりました。 意味、真反対やん! どう考えても、翻訳ソフトのほうが間違ってると思うんっすが、「家に帰ってくれないか?」 (いえにかえってくれないか、Baby Won't You Please Come Home) 、 「家へ帰らないか」 または 「ベイビー、家へ帰ってくれないか」 は、1919年にチャールズ・ウォーフィールド Charles Warfield とクラレンス・ウィリアムズ Clarence Williams によって書かれたブルースの歌である。 やっぱ、Wikipedia も帰宅を切望してますよね。 逆に 「嫁に来ないか?」 by 新沼謙治 を英訳すると、どうなるのかと思ったら、
"doesn't it come to a wife?" By Kenji Niinuma
新沼謙治、ちゃんと人名として認識されるんっすな。 じゃ、語尾が 「いか」 シリーズで、 「アオリイカは煽り運転をしないか?」
Is AORIIKA fanned, and don't you do the operation?
アオリイカ、ちゃんとイカ名として認識されてるっぽい? …とか言ってるうちに、歌が終わって、ラッパのソロが始まりました。 めっちゃ古臭い、たそがれ戦隊・ノスタルGみたいな雰囲気なんっすが、ま、いっかぁ…と。 最後はまた、歌に戻るんっすが、観客、めっちゃ喜んでるし。 で、次。 「ダーク・アイズ」 。 「黒い瞳」 という邦題でも知られるロシア民謡で、オリジナルの歌詞はウクライナ語で書かれている…と。 へぇ〜。 DARK EYES。 これくらいなら翻訳ソフトでもイケる筈なんっすが、「暗い色目」。 うーん、微妙…。 イントロはダークでゆったりとしたテンポで、テーマ〜ソロと徐々にテンポアップして行凝ったアレンジでお客さんを巻き込んでの大盛り上がりとなる。 途中 「ツィゴイネルワイゼン」 や 「枯葉」 の引用もあらかじめアレンジされたようなキメぶりで、より一層盛り上がっている。 エンディングではナット・アダレイも真似たペダル・トーンと呼ばれるトランペットの最低音のさらに低音を奏でるテクニックで、まるでトロンボーンのような音色でブロウする。 そこからのハイトーンでのキメなので盛り上がらないわけがない。 芸達者とはまさにシェイバースのことだな…と。 ディジー・ガレスピーとか、ローランド・カークとか、そっちの系統の芸人っぽいっすよね。 この手の不真面目路線は、ともすれば日本では軽んじられてしまうんっすが、理屈抜きに楽しげな谷繁で、エエやん♪ …ということで、本編のほうは、おしまい。 CDにはこの後、オマケ曲が3つほど入っているんっすが、別テイクとかではないので、かなり有意義。 が、面倒なので詳細は書きません。 いちばん最後に 「アンディサイデッド」 という曲が入っているんっすが、これ、かなり有名っすよね。 …と思ったら、これ、シェイバースのオリジナルだったんっすな。 後半の最初のほうに紹介した、彼は編曲者と作曲者であり、彼の混合物、 「未決定」 の1つはジャズ標準です。 これ、彼の作曲した 「アンディサイデッド」 は、ジャズのスタンダードのひとつになっている。 そう、言いたかったんっすな。 …というのが判明したところで、おしまい。
【総合評価】 始めて聞いた時、何か、古臭くね? 中間派っぽくね? そんなふうに思ってしまったんっすが、すべてを聞き終わった今、心地のよい充実感しかありません。 アメリカンなオッサン五人組、やるやん! この快演を残した1年半後、シェイバースはニューヨークで咽頭ガンのためわずか50歳で亡くなってしまうが、彼の遺言は大の仲良しだったルイ・アームストロングのマウスピースを棺に入れてくれ、というものだった。 …って、え、何それ? めっちゃ泣ける…。 んなことで、合掌ー、礼拝。