MEAN WHAT YOU SAY (BROWNSTONE)

CECIL BRIDGEWATER (1997/9/29)

MEAN WHAT YOU SAY ←click!!


【パーソネル】

CECIL BRIDGEWATER (tp,fgh) RON BRIDGEWATER (ts) VANESSA RUBIN (vo) <#4,7>
MULGREW MILLER (p) KENNY DAVIS (b) BILLY HART (ds)
【収録曲】

(01-03) IN THE OPEN / CANNON'S SAMBA / IF MY HEART COULD SPEAK
(04-06) LIKE AN OLD SONG / NO STRINGS ATTACHED / LOUISIANA STRUT
(07-09) I THINK I MIGHT TRY LOVE AGAIN / MEAN WHAT YOU SAY / CHEEKA'S DANCE
【解説】 ( 2020年08月02日更新 / 連載 1,405回 )

 きょう梅雨明けたんですか! もう雨降らないんですか! 今頃の季節になると、 この海水浴客 の顔が浮かんでしまうんっすが、 やったー! この無邪気な喜び方、守りたい、この笑顔。 彼こそが 「海の王子」 の称号に相応しいのではなかろうかと。 小室Kとやらは、ポイーで。 この兄ちゃん、 「梅雨明け 海…」 と入力した時点で、 「海水浴客」 と補完されるくらい、有名だったりするんっすが、脇毛、剃れよ! …と。 いや、僕も剃ってないので、人のことをとやかく言える筋合いではないんっすが、何でもいいけど脇毛って、むだ毛なんか? 世の中に無駄な毛なんか、あるんか? 胸毛とかも、むだ毛なんか? 今日は、そんな疑問について考えてみたいと思います。 正しいムダ毛処理の方法。 貝印のカミソリポータルサイトでありますか。 何故、カミソリなのに、貝印なんや? そこのところから既に、謎っすよね。 貝新とか、貝増とか、貝繁とか、桑名にある時雨屋さんが貝印だったりするのは、納得なんっすけどね。 アサリとか、シジミとか、ハマグリとか、貝を時雨煮にするのが主要な業務だったりするし。 白魚の紅梅煮なんかも売っていたりするんっすが、それでも名前を白魚新とか、白魚増とか、白魚繁とかにしないところを見ると、白魚よりも、貝やろ? そんな主張が垣間見えますよね。 ところでこの白魚って、実は2種類いるというのを知ってましたか? 白身魚なんかも略してしまえば白魚なんっすが、 白魚 (しろうお) と、白魚 (しらうお) 。 この違いを知らずに白魚の紅梅煮を語るワケにはいきません。 ま、僕もよく知らないので、白魚の紅梅煮を語る資格はなかったりするんっすが、別にそんなに語りたくはないので、別にいいんっすけど。 白魚の紅梅煮とか、購買意欲がまったく湧かなかったりするし。 どんなものなのかというと、 ここ 参照。 シロウオじゃなくて、シラウオなんっすな。 シロウオのほうは何となくシロウト臭いので、シラウオで正解かと思うんっすが、 「あけぼのや 白魚 (しらうを) 白きこと 一寸」 。 この有名な芭蕉の俳句も桑名で詠まれたものだったりします。 575ではなく、敢えて593みたいなリズムにしたところに芭蕉くんの才能が感じられるんっすが、 「白魚 (しらうを) 白き・こと一寸」 だと、琴一寸とかいう、佐渡ヶ嶽部屋の小兵力士みたいだし。 で、この句に関しては、 ここ 参照。 初案は、 「雪薄し 白魚しろきこと 一寸」 だった。 推敲の後に現在のものになったが、おかげで作品の季題は冬から、春のあけぼのに変ってしまった。 そんな適当なことでエエんか? 見たままの情景を詠むのが俳句ちゃうんか? そんな気がしないでもないんっすが、シロウオだかシラウオだかは、桑名に春を告げるサカナっすからね。 10月の桑名で、白魚の句なんか、詠んでんじゃねーよ! そう、芭蕉を罵倒したくなってしまいますが、んーと、 白魚 (シラウオ) 。 キュウリウオ目シラウオ科に分類される魚の総称。 キュウリウオ目って、あまり聞いたことのない目 (もく) でありますなぁ。 他にはどんな奴らがいるのかと思ったら、アユ、シシャモ、ワカサギなど。 めっちゃ聞いたことのある奴ばっかりやん! なら、アユ目とか、シシャモ目とか、ワカサギ目とかにすればいいじゃん! そんなふうに思ってしまったりするんっすが、シシャモ目 (ししゃももく) 。 こいつだけはちょっと語呂がよくないので、もし採用するならシシャ目 (ししゃもく) にしたほうが得策ではないかと思うんっすけど。

 で、この白魚 (シラウオ) 、体長5〜10センチと、意外と大きくて、踊り食いなんかしようとしたら、オエッとなっちゃいそう。 白魚 (シラウオ) の踊り食いがイケるなら、胃カメラとか、余裕っぽい気がするんっすが、恐らく踊り食いするのは、というか、踊り食いされるのはコイツではなくて、白魚 (シロウオ) のほうなんでしょうな。 全国 「白魚の踊り食い」 徹底調査!シロ魚?シラ魚?産地で異なる食べ方も解説! 。「白魚」 といっても 「シラウオ」 と 「シロウオ」 がいることはご存知でしょうか? 知ってるわい! んなもん、常識やんけ! で、おさらいになってしまうんっすが、シラウオ (白魚) はサケ目シラウオ科の魚の総称です。 …って、え? キュウリウオ目ちゃうんけ? で、調べてみたら、キュウリウオ目はかつてニギス目とともにサケ目に含められていたが、Nelson (1994) によってキュウリウオ亜目・ニギス亜目の2亜目13科からなる、うんぬん。 ま、ネルソンが決めちゃったんなら、しょうがないっすよね。 ネルソンに逆らうのはネル損なので、白魚 (シラウオ) がサケ目とか、オメェの知識は26年くらい遅れとる! そう、罵倒しておいて、話を先に進めますが、個人的には、サケ目でもいいような気もするんっすけどね。 サケのほうがキュウリウオなんかよりも100倍くらい親しみがあるし、キュウリウオ目だと、何だかウオノメみたいだし、サケ目 (さけもく) なら、水金さけもく、土っ天海冥 (どってんかいめい) で、太陽系の一員としても取り込めそうだし。 ところで今って、 “土っ天海冥” で合ってましたっけ?  “土っ天冥海” にチェンジしたんでしたっけ? もしかしたら冥王星が惑星から外されて、 “水金地火木・土っ天海” という、めっちゃ中途半端なところで終わってるとか? いずれにしろ、 “水金さけもく” になっちゃったら、太陽系から地球と火星が消えることになってしまって、ちょっと問題なので、サケ目が太陽系に入るかもしれないという話、アレはまあ、無かったことにして。  “水金キュウリウオもく” になるという話は、もっと無かったことにして、で、一方、シロウオ (素魚) 。 え? シロウオ (白魚) じゃなくて、シロウオ (素魚) なん? 何だかますます、素人 (シロウト) っぽくなっちゃったんっすが、ますますといえば、マスはサケ科っすよね? 酒粕じゃ、無いっすよね? サケマスと、一括りにされることも多く、サケとマスの関係は避けて通ることが出来ない課題なんっすが、避けるといえば、さけるチーズ。 あれは、裂けますよね。 で、さきイカ。 あれも裂いてありますよね。 「するめ」 「あたりめ」 「さきいか」 - 違いがわかる事典 。 「するめ」 と 「あたりめ」 の違いは分かります。 というか、違いません。 一緒っす。 「するめ」 だと、 (博打に負けて) 金をする…みたいで、縁起が悪いので、 「する」 を 「あたり」 に変えてみた。 そんな、人間の気持ちの問題だけだったりします。 じゃ、最初から縁起がよさそうな名前を付けておけばいいものを、どうして 「するめ」 にしちゃったのか。 その謎についても書かれております。

 するめはイカの内臓を取り除き、乾燥させた食品のこと。 スルメイカを使うことから 「するめ」 と名付けられたが、うんぬん。 え? イカが先なん? スルメにするイカだから、スルメイカ! …と、後からイカに名前を付けたんとちゃうん? ま、よくよく考えたら、これは塩焼きにするサバだから、塩サバ! …とか、あまり、生のサカナに調理後の名前を付けたりはしませんもんね。 そんなことすれば、 「塩サバの味噌煮」 みたいな、めっちゃ塩分過多っぽい料理名になってしまったりして、困ります。 じゃ、スルメイカは、どうしてそんな名前になったのかと言うと、 ここ 参照。 スミメ・スミムレ (墨群) の転であろう…と。 スミムレ → スルメの変化は、ちょっと無理がある気がしないでもなく、著者の歯切れも心なしか悪いように思われるんっすが、スルメイカ = マイカだったりするんっすな。 で、スルメイカの内臓を取り除き、乾燥させた食品 → スルメ。 この変化は納得がいきますよね。 いちいち、 「ストーブでスルメイカの内臓を取り除き、乾燥させた食品を焼いて食べる」 とか言ったりするのは面倒だし。 省略したくなる気持ちはよく分かるんっすが、ま、せめて 「スルメイカの干したん」 とか、ある程度は原型を留めた言葉にしておいて欲しかった気がしないでもないんっすけど。 スルメでは最早、イカなのかどうかすら、分からなくなっちゃってるし。 でもまあ、スルメと言えば、誰もが 「干したイカ」 を想記するくらい一般名詞化しちゃったので、ま、いいか…と。 マイカだけに。 で、話を先に進めます。 さきイカ。 先に進めたイカだから 「さきイカ」 ではなく、裂いたイカだから、さきイカ。 さきいかは生のイカやするめ (あたりめ) を炙り焼きにし、引き伸ばして裂いた食品のことで、漢字では「裂き烏賊」と書く。 さきいかには引き伸ばす工程が含まれているため、焼いて裂いただけの 「するめ」 よりも柔らかくなっている。 おお、なるほど。 言われてみれば確かに、さきイカって、ただのスルメよりも、柔らかいっすよね。 が、ただのスルメよりも柔らかいのは 「ソフトさきイカ」 であって、ソフトじゃない、ただの 「さきイカ」 は、それほどでもないんじゃね? …とか思ったら、この話には続きがありました。 また、生のイカを使った 「さきいか」 は、するめを使った 「するめさきいか」 よりも柔らかさが増すため、 「ソフトさきイカ」 と呼ばれている。 おお! ソフトさきイカって、するめを裂いたんじゃなくて、生のイカを裂いたものだったんっすな。 が、ソフトさきイカって、そんなに生々しくはない気がするんっすが、生のイカを引き延ばして裂いてから、干したりするんっすかね? ググってみたら、動画がありました。 さきイカができるまで 。 うわぁ、めっちゃイカ臭そうな職場…。

 で、これ、生のイカを水洗いして、茹でてますな。 で、その後、水で冷やして、味を付けて、一晩ゆっくり味をしみこませる…と。 で、調味したイカを開いて乾燥する…と。 え? この時点で 「ソフトさきイカ」 ではなくなってしまった気がするんっすが、ま、もともと 「さきイカができるまで」 という動画だし。 ソフトさきイカを作るとは、一言も言ってませんもんね。 動画の選択を間違えましたかね? サバくん、痛恨のミス…。 でもまあ、続きが気になるので、最後までいっちゃいましょう。 で、その後、マイナス23℃の冷凍庫で数週間かけ味をなじませる…と。 え? そんな時間と手間暇を掛けてるんっすか? さきイカとか、イカを干して、裂いただけやん。 …とか思ってました。 味付けしていることすら知らなかったんっすが、ま、味付け海苔なら、味付けしてるんやろな…というのが、何となく想像出来るんっすが、さきイカとか基本、イカの味しかしない気がするので、味付けしているとは思いませんよね。 これ、 「味付けさきイカ」 みたいな、別ジャンルの珍味なんちゃうん? そんな疑念も湧いてきたんっすが、で、その後、焼く…と。 焙焼 (ばいしょう) などという、聞き慣れない調理法が出て来ましたが、 「焙煎にんにく」 の “焙” の字っすよね。 焙焼 (ばいしょう) とは、空気の存在下で硫化鉱等を高温に加熱する工程を言う。 これはちょっと違いますよね。 イカは、硫化鉱ではない気がします。 ま、硫化鉱等なので、硫化鉱でなければ、焙焼してはならないという決まりがあるワケではなさそうなんっすが、焙焼 (ばいしょう) とは、あぶり焼くこと。 ま、こっちの意味でしょうな。 で、焼き上がったら、さきやすくするため、ローラーで引きのばし、身をほぐす…と。 おお、いよいよ、次の工程で、裂かれそう。 何だかワクワクしてきました。 で、引きさき機。 うぉぉぉぉぉ! 遂に来たぁぁぁぁぁ! 興奮度マックスなんっすが、見てみたら、何か意外に淡々と引きさかれておりますな。 ここだけ映像がスローになるので、やはりこの工程が 「さきイカ」 のクライマックスということになるんでしょうが、おお、次のシーンは、なかなかダイナミックっすな! さっきまで、ただの焼かれたイカだったのが、すっかり 「さきイカ」 になってるぅぅぅぅ! で、続いて、 「引きさかれているか確認する」。 この工程が、いちばん大切だったりするかも知れません。 万一、引きさかれてなかったりしたら、それは 「さきイカ」 ではなく、 「さかれてないイカ」 になっちゃいますもんね。 で、ここまで来たら、完成したも同然なんっすが、この動画、あと5分近くもあるんすな。 この後、どうやって間を持たせるつもりなのか、他人事ながら、ちょっとドキドキして来ちゃいましたが、ここでまさかの 「二次調味」 。 イカって、そこまで味を付けないとアカンもんなんっすかね? イカ味だけでは、イカんのか? で、この後、まさかの 「二次乾燥」 。 イカって、そこまで乾かさないとアカンもんなんっすかね? 生乾きイカでは、イカんのか? 一次乾燥で水分を40%にいて、二次乾燥で25%にするみたいなんっすが、まさかの三次乾燥まで、あり得るかも? 三次まで乾燥させて、ようやく3時のおやつになるとか? 個人的に、3時のおやつは 「大須ういろ」 のほうが、嬉しかったりするんっすけど。

 …と思ったら、風を送って、さまして、さきイカの出来上がり。 水分25%で完成なんっすな。 半乾きイカではなくて、クオーター生イカ状態。 で、最後に袋に詰めて、出来上がり。 これで十分、ソフトな 「さきイカ」 であるように見えるんっすが、ソフトさきイカの作り方は、また違うんっすかね? この 全国いか加工業共同組合のサイト を見ると、表皮を除いたさきいか = ソフトさきイカ。 そのようにも読み取れるんっすが、で、何の話でしたっけ? 脇毛、剃れよ! …と。 で、カミソリなのに、何で貝印なんや? …と。 ふと、疑問に思ったんっすが、よくよく考えたら、貝殻って、ちょっと研いでやれば、カミソリっぽく使えるような? 貝殻のカミソリって、手首をスパッとカットするには、やや鋭利さに欠ける気がするんっすが、脇毛くらいなら、そこそこ剃れるような? で、ググってみました。 「貝印」 の社名は、 (1) 貝は昔刃物として使われていたこと。 おお、大正解♪ (2) 英語の 「シェル (SHELL)」 の発音が、2代目社長の幼名・繁(しげる)に通じること。 え? そんな理由? マジかよ! しげる → シェル。 ま、スミムレ → スルメよりは、ちょっとだけマシな気がしないでもないんっすが、もしかして、昭和シェル石油も、昭和しげる石油だったりするとか? そっちのほうが遥かに言いやすかったりするんっすが、梅雨が明けて、これからますます肌を露出する機会が多くなります。 繁ってしまったムダ毛は、しげる印のカミソリで剃り剃りすることをオススメしておいて、今日のお話は、おしまい。

 ということで、今日はセシル・ブリッジウォーターっす。 謎キャラっすよね。 ディーディー・ブリッジウォーターなら聞いたことがあるんっすが、セシルは初耳。 正確に言うと2回目耳なんっすが、いいっすよね、セシル。 恋知ル、セシル。 堀ちえみ 、可愛ぇぇぇぇ♪ 杉真理の 「バカンスはいつも雨」 も、いいっすよね。 真理 (まり) ちゃんなのかと思ったら、真理 (まさみち) 。 騙された感が半端ないんっすが、いい歌なのは間違いありません。 で、クリスタルキングの 「セシル」 も、名曲だったりします。 声がめっちゃ高い人でも、見た目がめっちゃ任侠っぽい人でもない人が、リードボーカルなんっすな。 声がめっちゃ高い人はバックコーラスでめっちゃ目立っておりますが、この流れからして、セシル = ギャルのイメージが強かったりしますよね。 その一方、ジャズ界のセシルはというと、セシル・テイラーと、セシル・マクビーの2強。 強面のオッサン感が半端ありません。 セシル・マクビーのほうは ギャル系ブランド に同名のものがあるんっすが、ま、そんなことで、セシル・ブリッジウォーター (1942年10月10日として誕生します) はアメリカのジャズトランペット吹奏者です。 ブリッジウォーターはアーバナ、イリノイで生まれて、イリノイ大学で勉強されました。 彼とロン兄弟は1969年にブリッジウォーター兄弟バンドを形成し、1970年代に、彼はディー・ディー・ブリッジウォーターと結婚していました。 え、マジかよ? ディーディーの元旦那だったとは! 結婚していました…と、過去形になっているのは、5年くらいで別れちゃったからなんっすが、ブリッジウォーター兄弟バンド。 何か、いいっすよね。 「兄弟船」 とか、演奏してくれそうで。 日本語にすると、橋水兄弟。 試しにググってみたら、 「神秘達里奧和橋水基金崛起的秘密- StockFeel 股感」 という、何かエロそうなのが出て来てしまったんっすが、これのどこに兄弟要素が? 「傳被沙特大金主?棄爆倉橋水基金或成第二個雷曼兄弟 - 香港01」 というのも出て来たんっすが、ドキドキしながら最初のほうをクリックしてみたら、うわぁぁぁぁ、めっちゃ StockFeel 股感♪ …という予想とはぜんぜん違っていて、ガッカリ。 で、他には こんなの もあったんっすが、なるほど、これは確かに、橋水。 で、この背汁橋水くん、1970年に、ホレスSilverおよび1970年から1976年までThadジョーンズおよびメル・ルイスとこれに続くことと、彼は遊びました。 また、1970年代に、彼は、数十年の長さの協会を始めて、マックス・ローチと遊びました。 他の場所で、彼はディジー・ガレスピー、アート・ブレイキー、ランディ・ウェストン、チャールズ・マクファーソン、ジョー・ヘンダーソン、ロイ・ブルックス、アブドゥーラ・イブラヒム、およびサムRiversと遊びました。 なかなか、蒼々たるメンバーと遊び歩いていた模様なんっすが、リーダーが1993年に現れた時に、ブリッジウォーターは最初のディスクです。 51歳くらいで、初めて自分の名前を冠したアルバムを出したんっすな。 で、今日、紹介する 『ミーン・ホワット・ユー・セイ』 というアルバムは、その4年後の1997年に出されたもの。 どうしてこんな謎キャラのアルバムを買っちゃったのかというと、わりと最近、このコーナーで取り上げたアルバムに、このオッサンの名前があったからなんっすが、何とかという曲の作者としてクレジットされていたのではなかったかと。 初耳ではなく、2回目耳というのは、そういう事情によるものなんっすが、誰の何というアルバムだったのか、軽く遡ってみたんっすが、よく分からなかったので、この話は無かったものとして。 サイドマンとしては、兄か弟のロン・ブリッジウォーターのほか、ピアノのマルグリュー・ミラーが、かなりメジャーだったりするんっすが、90年代物となると、あまり多くは期待出来そうになくて、んなことで、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「イン・ザ・オープン」 。 セシルくんの兄貴だか弟だかの、ロンくんのオリジナルらしいっす。 シンプルなバップ風のナンバーで、ま、悪くはないな…と。 が、特段、よくもなくて、普通やな…と。 そんな感じのアレでありますな。 2管のユニゾンによってテーマが演奏された後、ロンくんのテナー・ソロが登場。 オーソドックスな正統派のハード・バッパー。 そんな感じの吹きっぷりっす。 で、続いてマルグリュー・ミラーのピアノ・ソロが登場。 いわゆる “新伝承派 (笑) ” の代表選手みたいな扱いだったと思うんっすが、ま、オーソドックスな正統派やな…と。 続くセシルのラッパは、ちょっぴりブルー・ミッチェルっぽくて、味があって、悪くないと思います。 二次調味までしているくらいの味があるんっすが、で、その後、地味にベースのソロがフィーチャーされて、最後は ts→ds→p→ds→tp→ds の4バースで、そこそこ盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 悪くはなかったんっすが、ぶっちゃけ、あまりインパクトがなくて、普通やな…と。 そんな感じのアレでありました。 で、次。 セシルのオリジナルで、 「キャノンズ・サンバ」 。 おお! このアルバムは、ここからが勝負だと思って下さい。 いいっすよね、サンバ。 「てんとう虫のサンバ」 とか、 「お嫁サンバ」 とか、タイトルにサンバが付く歌に、ハズレはありません。 いや、微妙じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、当時、松田聖子との交際騒動の渦中にあった郷は、遊び心の盛り込まれたこの曲を受け入れる心境に無く、最初はこの曲の歌唱を拒否した。 そう、 Wikipedia に書かれておりますな。 (中略) その後に出来た詞が〈123バ 223バ〉で、意味が分からず、それはないだろうと思った。 いや、至極、真っ当な感想だと思います。 僕も初めてこれを聞いた時、これはないやろ? …と。 が、大丈夫。 セシルくんの 「キャノンズ・サンバ」 に歌詞はありません。 もし、あったとしても、英語で何を歌っているのかよく分からないので、大丈夫。 で、曲のほうはというと、たまらんっ♪ 半端なく日本人ウケするメロディであると言ってよくて、これを聞く限り、セシルくんの作曲のセンスは、ロンくんの比ではありませんな。 ロンは論外…とまではいいませんが、何か地味だったんっすよね、1曲目のアレ。 で、演奏のほうも、たまらんっ♪ ソロ先発はセシルなんっすが、雰囲気としては、やっぱりブルー・ミッチェルっぽい感じ? かなり速いテンポなんっすが、それをモノともしない的確なテクニックと、歌心を兼ね備えているな…と。 続くロンのソロもいい感じで、演奏者としては、普通に秀でているな…と。 続くマルグリューのピアノも、とってもミラーで、キラキラと輝いているな…と。 でもって、魅惑のテーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。

 で、次。 「イフ・マイ・ハート・クッド・スピーク」 。 「もし、私の心臓が話すことが出来れば」 っすかぁ。 翻訳ソフトではおそらく、こんな感じの、歌心皆無な訳語が出てくるに違いありませんが、 「私の心臓が話すことができたならば」 。 おお、ほぼ正解! ちなみに僕が使っているのは、 これ 。 つい最近、 「Google翻訳よりすごい!? DeepLについて」 。 そんなステマっぽい記事を目にしたんっすが、んーと、 これ っすか。 試しにやってみたら、 「私の心が話すなら」 。 “HEART” を 「心臓」 と訳さなかっただけマシなんっすが、ぶっちゃけ、真面目に翻訳されると、面白味がなくて、ネタには使えないな…と。 で、これ、作曲者として Linda Azziza Williams という名前がクレジットされているんっすが、ググってみてもよく分からなくて、仕方が無いので、原文ライナーをスキャナで取り込んで、本格翻訳のオマケに付いてきた 瞬間テキスト で文字にして、そのままでは使えないので、自力でまともな英語に直してから翻訳したところ、 「それ、リンダ・ウィリアムズを書いた若い婦人は、かつてナタリー・コールのための音楽ディレクターであり、ナタリーといくつかのことを共同で書きました」。 そういったキャラであることが判明しました。 リンダちゃん、若い婦人なんっすな。 それが分かっただけでも、手間を掛けた甲斐があったというものなんっすが、杉真理みたいに、実はオッサンだったりしたら、目も当てられませんからね。 で、これ、いかにも若い婦人が書いたらしい、綺麗なバラードだったりするんっすが、そのモデルとして、言ってください。 チャーリーシェーバーとベン・ウェブスターのペアリングにより aが生産されたであろう繁茂している取り扱いの分類を取る同時代のバラッド 半世紀前、それはここで与えられます。 兄弟ブリッジウォーターによるゆっくりし、愛情深い世話。 そんなことも書かれておりますな。 まったくもって、意味不明なんっすが、チャーリー・シェイバースとベン・ウェブスターが半世紀前に取り上げた古い楽曲ということなんっすかね? ここではまず最初に、セシルくんがワン・ホーンでテーマのメロディを吹いているんっすが、フリューゲルホーンの音色が日本人の心を激しく揺さぶってくれます。 途中からちょっぴりボサノヴァっぽいリズムが入って来て、それをロンが引き継いで、またセシルに戻って。 この流れ、完璧っすな。 ソロ先発はロンくんのテナー。 主旋律を軽くフェイクするような感じで進んでいくんっすが、で、続くマルグリュー・ミラーのピアノが、これまた、絶妙。 で、最後にセシルが出て来て、歌心に溢れまくったソロを披露して、でもって、アンニュイなテーマに戻って、おしまい。 完璧っす。

 で、次。 ゲストとして、ヴァネッサ・ルービンというギャル系歌手が 「ライク・アン・オールド・ソングス」 という自作曲をひっさげて、登場。 これがまた、凄ぇぇぇぇ! イントロからして、めっちゃカッコよかったりするんっすが、お姉さんのヴォーカルはソウルフルだし、アレンジもバッチリ決まっていて、完成度の高さが半端ありません。 セシルとロンのソロもしっかりフィーチャーされているし、マルグリュー・ミラーのコンピングもイカしてるし、凄ぇぇぇぇ! ということで、次。 「ノー・ストリングス・アタッチド」 。 ヴォーカル抜きのインスト物なんっすが、ここでも作曲者としてヴァネッサ・ルービンの名前がクレジットされています。 何者なんっすかね? ただ者でないのは確かなんっすが、 この お姉さん? イケるやん! セシルくんがディーディーを捨てて、ヴァネッサちゃんに走ってしまったのも、やむを得ない気がするんっすが、いや、ディーディー・ブリッジウォーターも普通にイケてるんっすけどね。 これ とか、可愛ぇぇ♪ で、曲のほうはというと、これまた、日本人ウケする感じの旋律だったりして、で、演奏のほうは、ロンくん抜きのワン・ホーン・カルテットとなっております。 味のあるセシルと、切れのあるミラーのソロを存分に楽しめる。 そういうアレだったりして、なかなかの佳作であるな…と。 で、次。 セシルくんのオリジナルで、 「ルイジアナ・ストラット」 。 あ、これ、何か、どっかで聞いたことがあるような気がするぅ! もしかして、わりと最近、このコーナーで取り上げたアルバムに、このオッサンの名前があったからなんっすが、何とかという曲の作者としてクレジットされていたのではなかったかと。 …という、例のアレが、コレだったりするんじゃ? が、遡ってみても該当するものはなさそうで、もしかして、幻だったのでは? そんな気もしてきたんっすが、これまた日本人好みの、いい感じのアレだったりしております。 ロンくんも復活して、別に兄弟で仲違いしたワケではなかったことが判明して何よりだし、作曲のセンスはともかくとして、テナー奏者としては、立派な実力の持ち主っすからね。 「ロンより彰晃」 とか言って、ロンくんを軽んじて、麻原彰晃を重用するような愚行は避けたいところでありますが、とか言ってるうちに、各自のソロが終わって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「アイ・シンク・アイ・マイト・トライ・ラブ・アゲイン」 。 「愛に再度挑戦したほうがいいと思う」 っすかね? 本格翻訳くんは、主語の “アイ” を無視する傾向にあることを踏まえた上での予測なんっすが、 「私は、私が再び愛情を試すかもしれないと思います。」  私は、私が。 アイ、しっかり2個とも訳されてるやん…。 自己主張、強過ぎぃ! そういう人間は、この日本という国では、生きづらいという事を覚えておいて欲しいと思うんっすが、ここで再びヴァネッサ・ルービンちゃん、登場。 前回はジャンピーなナンバーだったんっすが、打って変わって、今度はしっとりと 「大人のバラード」 を歌い上げております。 ソロ・パートはセシル、ロンの順なんっすが、中ではセシルのミュート・プレイが心に響くな…と。 フリューゲルホーンと、ミュート・トランペット。 この2つさえあれば、日本人は泣かせます。 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ミーン・ホワット・ユー・セイ」 。 サド・ジョーンズのオリジナルらしいっす。 ここでもセシルはミュートを吹いているんっすが、何かめっちゃ、マイルスっぽいっすな。 ドラムス抜きで、ラッパとベースとピアノとテナーが絡み合う、そんなちょっぴりアレな演奏が繰り広げられていて、タイトル曲なのに、ハズレっぽい? そんな気がしないでもないんっすが、ま、ひとつくらいは、そういうのもありますよね。 ガリガリ君なんかも、たまにしか当たらないから価値があるのであって。 昔、桑名の駄菓子屋に 「みかん水」 という、うっすいミカンの色をした味のないジュースが売られていたんっすが、しょちゅう 「10円当たり」 が出て、嬉しくもなんともなかったり。 なら、最初から10円安くして売れよ! …みたいな。 子供だましには騙されない、そんな聡明な子供だったんっすが、聡明といえば、桑栄 (そうえい) メイト、ついに終わっちゃいましたなぁ。 ま、ドムドムが閉店した時点で、僕のメイトは終わったんっすが、こうなったら、さっさと取り壊して、新しいホテルを建てて頂きたいところっすよね。 が、 これ を見ると、え? 駅周辺の複合施設の詳細は、2022年1月をめどに話し合われ、その後に着工の予定? すぐに話し合えって! さっさと着工しろって! しっかりしろ、伊藤市長! もたもたしてると、今度は伊東四朗を伊東市長にするぞ! それって、伊東市の市長じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、そうこうしているうちにドラムスのソロが出て来て、その後、ようやくテーマらしきものが出て来て、最後にみんなでワチャワチャして、おしまい。 んなことで、ラストっす。 セシルくんのオリジナルで、 「チーカス・ダンス」 。 ラテンっぽい、いい感じの仕上がりで、よかったな…と。 んなことで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 1曲目とタイトル曲が、ちょっとハズレっぽいというのは、どうか? そんな気がしないでもないんっすが、それ以外は完璧でした。 大当たりと言っていいかと思うんっすが、セシルくんはめっちゃ作曲のセンスがあるし、ロンくんは楽器を吹かせるだけなら大丈夫だし、マルグリュー・ミラーは新伝承派の鏡だし、で、ゲスト参加のヴァネッサ・ルービンちゃんが、めっちゃイカしてます。 もう、さきイカも真っ青。 しげる印のカミソリと同じくらい超オススメで、この夏、脇目も振らずに脇毛を剃りたい! そんな気持ちにさせてくれる1枚でありました。


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