VERSES (MUSE)

WALLACE RONEY (1987/2/19)

VERSES ←click!!


【パーソネル】

WALLACE RONEY (tp) GARY THOMAS (ts)
MULGREW MILLER (p) CHARNETT MOFFETT (b) TONY WILLIAMS (ds)
【収録曲】

(01-03) FLOAT / VERSES / BLUE IN GREEN
(04-06) TOPAZ / LAWRA / SLAVES
【解説】 ( 2020年09月27日更新 / 連載 1,413回 )

 初めにお断り致します。 私事で恐縮ですが、のっぴきならない用ができましたので、いつもより短くなります。 あらかじめご承知お願い申し上げます。 どうせ大したことを書いているわけでもないので、中にはホッとしたと思われている方もいることと思います。 あ、これは北の富士勝昭クンのコラムを、パクっ…、ではなく、インスパイアしたものなので、個人的に、のっぴきならない用など、何もなかったりするんっすが、これを機に、いつもより短くするという方向性は、アリかな? …と。 廃棄前提おじさんではありませんが、多過ぎて食べきれない旅館の夕食と、無駄に長過ぎて読む気になれない駄文は、そろそろ見直す時期にきていると思うんっすよね。 ちなみに僕はこの原稿を、前半と後半を合わせて、30KB弱くらいを目安にして書いているんっすが、日本語1文字=2バイトと考えると、ざっと計算して15,000文字。 400字詰め原稿用紙に換算すると 37.5枚くらいということになりますか。 Webライターの文字単価は何円が相場? ここを読むと、 「1文字1円」 などと書いてあって、え? ということは、1回分の原稿を書き上げれば、1万5000円貰えるん? それを聞いて、俄然、ヤル気が湧き上がってきたんっすが、よくよく考えたら、僕は誰かに依頼されてこの原稿を書いているワケではなく、自主的に勝手にやってるだけなので、何文字書こうが、実入りはゼロ。 そう考えると、俄然、ヤル気がなくなってしまったんっすが、ちなみに、勝昭クンのコラムというのは、 これ 。 1回書いて、どれくらい原稿料を貰えるのか知りませんが、十分に銭を取れる文章っすよね。 解説も面白いし、文章もイケるし、勝昭クン、無敵で、素敵♪ …なんっすが、今回は特に、翔猿はおそらく、かく乱戦法に出るものと思うが、その手は 「桑名の焼きはまぐり」 …とか言ってくれて、桑名人としては、嬉しい限り。 急いでいるのにまずいシャレを言っている場合ではないだろう、北の富士。 …って、まずいシャレ扱いされているのは、ちょっと気にくわないんっすが、ま、別にこれは桑名をディスっているのではなく、自分を卑下しているだけなんだと思うし。 ちなみに、この、隆の勝 (たかのしょう) と翔猿 (とびざる) の一戦。 昨日 (9月25日) 、たまたまラジオで聞いていたんっすが、両者、立会の呼吸が合わず、 「待った」 かと思って力を抜いたのに、 「待った」 にならず、意表を突かれて、うひょー。 そんな感じで隆の勝が負けちゃったみたいっす。  意図的なものではなかったんっすが、かく乱されて、その手を食っちゃった感じ。 勝昭 (敬称略) の予想、ハズレじゃん! 昨日のコラム では、その件に関しては、特に触れられていないんっすが、で、勝昭クン (敬称復活) 、かなり辛口でありますな。 「恐れ入谷の鬼子母神」 とか、 「あたり前田のクラッカー」 といったフレーズをぶち込んで欲しかった気もするんっすが、毎回、同じパターンだと飽きられちゃうし、難しいところではありますよね。 で、 「早く始めろ」 と言われそうです。 ではお言葉に甘えまして、新しい “くわにゃん動画” がアップされていたので、その話でも。

 くわにゃん、このところ、更新がハイペースっすなぁ。 桑名市役所勤務の筈なんっすが、今の時期、そんなに忙しくなくて、残業ゼロだったりするんっすかね? うちの会社は桑名市発注の仕事はあまりやってないし、部署も違いそうなので、接点は無さそうなんっすが、蓮花寺いずみの中の人とか、声を聞いたら、ピンと来たりしますかね? もし、遭遇する機会があったとしたら、「彼氏よりカレー! ナローイエロー!」 という台詞を言って貰いたいところなんっすが、んーと、ナローレンジャーの これ 。 おお、可愛ええ♪ 何でもいいけど、「カレー」 のアクセントって、どう考えても、これっすよね。 名古屋人の奴らは 「 レー」 みたいに、頭にアクセントを持って来て、魚の鰈 (カレイ) みたいな言い方をするので、違和感が半端なかったりするんっすが、あと、許せないのが 「いなべ市」 のアクセント。

 「(↑)な(→)べ(↓)」 ちゃうやろ? 「い(→)な(→)べ(→)」 やろ!

 文字では伝わりにくいと思いので、違和感が半端ない 「いなべ」 のニュースの動画でも…と、思ったんっすが、違和感のない正しいアクセントの 「いなべ」 のニュースの動画しか見当たらなかったので、その話はなかったことにして、で、第3話 「頑張るブルー」 。 頑張った甲斐もなく、ななはちゃんの恋は実らなかったんっすが、この後、実世界では星川ななはの中の人と、下野代先輩の中の人、結婚したらしいんっすよね。 やはり、頑張ることは大事だと思いました。 (←小学生並みの感想。)  で、新しい動画のタイトルは 『三重川柳ゲームをやってみた』 。 見て貰えれば分かるんっすが、赤堀ひながの野郎が出ております。 最近、下野代先輩はすっかり影が薄くなって、その変わりに、コイツが出しゃばるようになって来たんっすよね。 コイツ、 「あすなろうレンジャー」 の隊員だから、四日市のカス、通称 “四カス(よんかす)” であるものと思われるし、何より、男子高校生とか、まったく心がときめくものがないので、別に出てこんでもエエのに…。 前回の 「桑名市ふるさと納税ゲームをやってみた」 みたいに、在良(ザイラ)ちゃんで、よかったのに…。 ちなみにこの娘は人間ではなく、ロボット、もしくはアンドロイド、あるいはアンドロメダ星人という設定でしたっけ? いや、最後のはちょっと違うような気もするんっすが、ところでアンドロメダ星人って、宇宙人の分類で言うと、グレー、ノルディック、どっちのタイプでしたっけ? もし、グレイタイプだとするなら、アンドロメダ星人は河童ということになろうかと思うんっすが、 『異星人グレイの正体は河童だった!!』 そう、月刊ムーが喝破してましたもんね。 ほれ 。 こんなステッカー、あるんかい! ちなみに、元ネタは 『異星人グレイの正体は河童だった!?』 ような気がしないでもないんっすが、さすがに、そう言い切るだけの自信はなくて、半分疑問符だったような? で、他にはどんなのがあるのかと思ったら、 これ とか。 宇宙人の正体が河童で、タコの正体が宇宙人…というか、宇宙タコ? もう、ワケがわからんのっすが、そういえば、その昔、宇宙人 = 火星人 = タコ。 そんなイメージでしたよね。 それが、いつの間にやらグレイに主役の座を奪われてしまったんっすが、そういえば最近、 『ムー』 を読んでいませんな。 わざわざ、金を出してまで読むほどの物ではないんじゃね? そんな真実に気付いてしまったからなんっすが、 電子版 なら無駄金を払わされている感もあまりなかったりするし、久しぶりにネタ用にポチってみますかね? えーい! 総力特集は 『インターネット消滅と第3次世界大戦勃発!!』 。 ま、秦氏が出てくるヤツとか、 『日月神示とフリーメーソン』 みたいなヤツよりは、マシかな? …と。 総力を挙げてない適当な記事としては、「満蔵寺 河童の手のミイラ」 「ポーランドでUFO接近遭遇が発生!!」 「黄金をまとったナスカの異人類ミイラを発見!!」 あたり。 ま、秦氏が出てくるヤツよりは、マシかな? …と。 心の底から、つまらなかったりするんっすよね、秦氏ネタ。 おかげで、泰葉 (やすは) まで嫌いになっちゃったりして、とんだ、とばっちり。

 「とばっちり」 と言えば、もうすぐ、 「ふぐちり」 の美味しい季節になりますなぁ。 個人的には 「ふぐちり」 よりも 「海老チリ」 のほうが好きだったりするんっすが、そういえば、ローソンの 「エビチリ」 に、間違って 「エビマヨ」 が入っていたという、とんでもない事件がありましたよね。 幸い、僕はチリでもマヨでも、どっちでもイケるから大丈夫なんっすが、世の中には海老アレルギーの人もいますからね。 命にも関わる大問題なんですが、いや、その場合、チリでも、マヨでも、どちらでもアカンような気もするんっすけど。 ちなみに、イカの姿フライにも、チリ味と、マヨネーズ味がありますよね。 前者が 「イカの姿フライ(チリ味)」 で、後者が 「マヨイーカ」 。 ネーミングのセンスとしては、マヨ味のほうが優れているんっすが、お味のほうはどちらも美味しいので、どっちにしようか、いつも迷いーか。 で、あれ、持ち運ぶ際に注意しないと、けっこう、すぐに割れちゃいますよね。 北京、ベルリン、ダブリン、リベリア、束になって、輪になって、イラン、アフガン、聴かせて、バラバライカ♪ そんな状態になっちゃうと、「イカの姿、してないじゃなイカ…。」 と、哀しい気持ちになってしまうんっすが、あ、そう言えば、チリ味のイカの姿フライは 「イカの姿フライ(チリ味)」 ではなく、 「カライーカ」 という名前なんじゃないイカ? …というのを、 ここ を見て、思い出したんっすが、

 実はこの2枚以外は見事に割れていた(´・ω・`)

イカの姿フライ、 「あるある」 っすよね。 それはそうと、このブログ、おやつネタだけで、1176回くらい続いてるっぽい? 旧ブログのほうも 421回くらいありますよね。 うちの ここ なんか、15回で挫折したのにぃ…。 で、現時点での最新作は これ 。 ウクライナのお菓子というのは、いろいろなところでチラホラ見かけたけど、ロシアのお菓子というのは自分としては今回初めて。 そんなことが書かれておりますが、え、マジっすか? パルナスとか、パルナスピロシキとか、食べたことないんっすか? だとすれば、これまでの人生、かなり損していると言わざるを得ませんが、パルナスピロシキ、パルナスピロシキ、パルピロ、パルピロ、パルピロ、パルピロ、モスクワの味〜♪ ま、僕も食べたことないんっすけどね。 で、 アンドロメダ星人 。 最初、目の部分と、パッツンな前髪しか見えてなくて、一瞬、「おっ?」…とか思ってしまったんっすが、スクロールしたら、鼻、恐ぇぇぇぇぇ…。 あ、でも、これ、アンドロメダ星人ではないっすよね? こんにちは。 私はアンドロメダ銀河のモーラ星からやって来ました。 …とか自己紹介しているので、ただのモーラ星人なんじゃね? そのように判断していいのではないかと思うんっすが、目鼻立ちがすっきりしていて、美男美女でもあります。 自分で言うなぁぁぁ! で、 “目立ち” はともかくとして、 “鼻立ち” が、すっきりし過ぎぃぃぃぃ! 鼻が目立ちすぎるのはどうかと思うし、申し訳ございませんが、チェンジ! で、続いては、 こちら 。 うーん…。 申し訳ございませんが、微妙…。 amazon のレビューを見たら、意外にも絶賛の嵐だったので、思わずポチってしまったんっすが、 『ムー』 に続いて、またしても無駄遣い。 この原稿、頑張って書いてみたところで、一銭の得にもならないどころか、無意味に出費ばかりが増えて、うーん…。 これ以上、損害を出さないためにも、さっさと本題に入ったほうが賢明ではないかと思いますが、んなことで、 これ 。 『三重川柳ゲーム』 、ルールが複雑過ぎて、説明を聞いても、今ひとつピンと来なかったりするんっすが、ま、ざっくり、 「UNO」 と 「せんだみつおゲーム」 が、合わさったようなもの。 そのように理解しておけば、大丈夫っすかね? みつお要素はどこにも無いような気もするんっすが、ま、いっかぁ…と。 で、赤堀ひなが、完全に “いじられキャラ” 扱いなんっすな。 人選に納得。 四カスの野郎は、この調子で いびり倒して、再起不能になるまで、追い詰めるのが吉ではないかと思うんっすが、なーにが、「四日市 こにゅうどうくん 舌のびる」 や。 そのまま舌を引っこ抜いて、牛タン屋に売りつけたろか! …と。 そういえば、 「せんだみつおゲーム」 の亜流で、 牛タンゲーム というのもありましたなぁ。 自慢じゃないんっすが、この手のゲーム、極限まで、めっちゃ苦手だったりします。 ギューの時は声に出して 「ギュー」 と言い、タンの時は、口に出さずに 「タン」 と手を叩きます。 ここのところが難しいっすよね。 いきなり、一発目から 「タン!」 と声に出してしまって、その場をめっちゃ、しらけさせる自信があるんっすが、…って、前にもこれ、どこかに書きましたっけ? いつも同じことばかり言って、「それ、前にも聞いたぁ…」 と、場をしらけさせる自信もあるんっすが、で、 「松阪牛(まつさかうし) うしでもぎゅうでも オーケーです」 。 これ、赤堀ひなが が詠んだら、何かとイチャモン付けられて、 「アカン」 と言われそうなんっすが、え? 元々は 「まつさかぎゅう」 と読むのが正解やったん? 個人的に、松阪には何の思い入れもないので、松阪牛 (まつさかぎゅう) でも、松阪牛 (まつさかうし) でも、松坂大輔でも、何でもエエやん…と。 でも、 「まつさか」 を 「まつざか」 と読むのはダメですよ! え、そうなん? 個人的には松阪 (まつさか) でも、松阪 (まつざか) でも、松坂 (まつさか) でも、松坂 (まつざか) でも、何でもエエやん。 そんな気がするんっすが、生粋の松阪人 (まっつぁかじん) に、 「やーい、やーい、松坂(まーつざか)っ!」 と言ったりしたら、逆さ吊りにされて、頭から地面に落とされちゃうとか? となると、松阪様 (まっつぁかさま) には逆らえませんな。

 松阪様 (まっつぁかさま) に〜、堕ちて desire♪

ということで、おしまい。

 んなことで、今日はロイ・ハーグローブっす。 新伝承派(笑) の世界では、4番手くらいっすかね? ウィントン・マルサリスが筆頭で、テレンス・ブランチャードが、それに続く2番手。 で、銅メダルは、ウォレス・ルーニー辺りではないかと思われるんっすが、そこを飛ばして、ロイ・ハーグローブ。 飛ばした理由は単純で、取り上げようと思って買ったアルバムが、実はベスト盤であることが判明して、慌てて別の1枚をポチったんっすが、間に合わなかった…と。 よって、次回はルーニーになると思うんっすが、…と、前回、予告した通り、今日はウォレス・ルーニーっす。 ポチったのが届きました。 が、結論から先に言ってしまうと、別に届かなくてもよかったかな? …と。 悪くはないんっすが、何か、今ひとつ面白くないんっすよね。 ウィントン・マルサリスや、テレンス・ブランチャードも似たような感じで、個人的に、新伝承派とは相性が悪いんか。 …と思っていたら、前回のロイ・ハーグローブで認識が変わったんっすが、今回のウォレス・ルーニーで、また元に戻ったというか。 何を買ったのかというと、 『ヴァーセス』 という、彼の初リーダー作なんっすが、1987年2月19日の吹き込み。 『テレビチャンピオン』 で 「ジャズ王選手権」 が開催されるのに備えて、1987年2月19日いい桑名に行く) と覚えておくといいかと思うんっすが、こうなってくると、1987 (いいくわな) 年に録音されたアルバムを軒並み集めたくなっちゃいますな。 で、桑名関連で言うと、 このTシャツ 、買いました。 家で着るTシャツが欲しかったんっすが、どうせなら地元っぽいのが、いいな…と。 チャリティにも協力出来て、一石二鳥なんっすが、

 567 < 987

987(桑名)は、567 (コロナ) に負けない! そんな思いが詰まってます。 この方式だと、3桁限定の勝負なら、987(桑名)クン、ほぼ無敵っすよね。 758 (名古屋) にも勝てちゃいます。 138 (一宮・いちのみや) とか、雑魚もいいところ。 一宮が3倍になって338 (三宮・さんのみや) になったところで、勝負にならないんっすが、138から338なら、3倍じゃなくて、2.45倍じゃん。 …とか、そういう指摘は置いといて。 946(釧路)だと、かなりの接戦になりそうなんっすが、負ける気はしません。 3桁で987(桑名)に勝てる自治体があるなら、名乗り出て頂きたいものでありますが、で、1987年というと、今から33年くらい前。 新伝承派というと、若い奴らが、大して面白くもないジャズを演ってる印象だったりするんっすが、その担い手たちも、今ではすっかり、いいオッサンでありますな。 というか、ウォレス・ルーニー、死んじゃいましたよね。 ほれ 。 ニュースで見て、僕でも知ってる名前なので、ちょっと驚いたんっすが、59歳っすかぁ。 若いっすよね。 お亡くなりになったと聞くと、今ひとつ面白くないとか、あまり批判的なことを言えない雰囲気になったりするんっすが、それはそれ、これはこれ。 北の富士勝昭クン同様、辛口でいきたいと思います。 勝昭クンは横綱にまで上り詰めたから、その権利があるんだけど、サバくんは自分では楽器も吹けない、ただのマンポン技師じゃん。 そんなふうに思われるかも知れませんが、それはそれ、これはこれ。 じゃ、あんた、マンポンの羽根車にパンツが絡んだりしたら、自力で引き上げて、直せるんか? …と。 (←論点のすり替え。)  ちなみに僕は、直せません。 直せる人に頼むから、それでエエんや! で、この 『ヴァーセス』 、サイドマンがなかなかに強力だったりします。 フロントを飾るのはゲイリー・トーマス。 ゲリ・トマの愛称で知られる強面 (コワモテ) 系のテナーっすよね。 中山康樹クン ( ← 「新伝承派」 という用語の創始者) が書いた日本語ライナーによると、1961年6月10日ボルチモア生まれの26歳。 バークリー音楽院卒業後、1986年にジャック・デジョネット率いるスペシャル・エディションに迎えられ本格的なプロ・デビューをはたした。 その後、ボブ・バーグに変わってマイルス・デイビス・バンドに参加、 (中略) 近くエンヤ・レコードから初リーダー作を世に問うことにもなっている…と、当時はまだ、期待の新人だったと思われる記載があったり。 で、一方、リズム・セクションはというと、ピアノがマルグリュー・ミラー、ベースがチャーネット・モフェット、ドラムスがトニー・ウィリアムス。 超・強力っすな。 当時のトニー・ウィリアムス・クインテットのテナーをビル・ピアースという人から、ゲリ・トマに差し替えて、リーダーをウォレス・ルーニー名義に変更した。 そんな形になるそうで、何か、めっちゃ期待が持てそうに思えたりするんっすが、とりあえず、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは、1曲目。 「フロート」 。 女性ドラマー、シンディ・ブラックマンのオリジナルなんだそうっすが、マイルスの 『ネフェルティティ』 に入っていた 「フォール」 なんじゃね? …と。 パクリとは言いませんが、インスパイアされているのは確かでありまして、で、ウォレスのプレイも、60年代マイルス、そのまんま。 ま、悪くはないと思います。 新しく伝承しよう。 そんな気概は十分に感じられるし、別に危害を加えられるわけでもないし。 続くゲリ・トマは、ウェイン・ショーターをヤンキー風に進化させて、横浜銀蝿の翔っぽくした感じ? 得に中盤以降はアグレッシブで、カツアゲされる恐怖感に襲われたりするんっすが、それもまたスリリングで、いいかな? …と。 続くピアノのマルグリュー・ミラーは、キラキラと輝いてますな。 ミラーマンとして、十分にやっていけそうなんっすが、植草一秀クンとも、仲良くやっていけそうだし。 JKのスカートの中を手鏡で覗こうとして逮捕されて、ミラーマンと呼ばれたんっすよね、経済評論家の植草クン。 このコメント があまりにも秀逸だったりするんっすが、で、ピアノのスタイルとしては、ハービー・ハンコック風でありますな。 新主流派としても普通にやっていけそうなんっすが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ヴァーセス」 。 ウォレス・ルーニーのオリジナルなんっすが、詩とか、詩歌とか、韻文といった意味らしいっす。 ジャズの4小節交換のことを 「4バース」 と言ったりするんっすが、そのバースの複数形っすかね? 福助とかでは無いっすよね? 曲、および演奏のほうは、前衛的で、極めてアグレッシブなものとなっていて、超保守派である僕の趣向には今ひとつ合致しないんっすが、ピアノレスだったりするのも、ちょっと…。 ルーニー、チャーネット、トニーの3者が、激しいつばぜり合いを演じる、そんな “勝負の世界” がしばし繰り広げられて、で、その後、トーマス君が登場。 この段階でマルグリューも参戦することになるんっすが、ピアノの音色でピリピリした雰囲気が緩和されることはなく、ま、これはこれで、スリリングで、いいかも? それはそうと、詩歌って、どうして 「しか」 ではなく、 「しいか」 と読むんっすかね? 「しか」 だと、鹿みたいじゃん。  そんな理由だったりするのかも知れませんが、世の中には鹿を詠んだ詩歌とか、たくさんあるし。 世の中よ、道こそなけれ、思ひ入(い)る、山の奥にも、鹿ぞ鳴くなる…とか。 DESIRE DESIRE 誰でも〜 DESIRE DESIRE 鹿ぞ鳴くなる〜♪ …とか。 あ、これ を見ると、 「逃げ出せなくなる」 だったんっすな。 今の今まで、間違えて歌っていたんっすが、で、詩歌が 「しか」 ではなくて 「しいか」 だと、ちょっぴりイカみたいだったりするし、でもまあ、関係のない話なので、ま、いいか…と。 ま、いいか…だと、「真イカ」 みたいだったりするんっすが、で、その後、ピアノのソロが登場する…と、そういう流れだったりします。 ここでのマルグリューは全般のムードを引き継いで、ちょっと小難しい感じになっちゃってるんっすが、中難しいところまではいかないので、許容の範囲内。 で、最後は tp→ds→ts→ds の4バースで思いきり盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 終わってしまえば、意外と悪くなかったな…と。 そんな気がしないでもない1曲でありました。

 で、次。 「ブルー・イン・グリーン」 。 これって、ビル・エバンスのオリジナルでしたっけ? マイルスとの共作説、マイルスがパクった説なんかもあるみたいっすが、青信号って、実は緑色だよね? そんな、人生の機微を綴った珠玉のバラードでありますな。 演奏のほうは、マイルスっぽいウォレス・ルーニーのミュート・トランペットと、エバンスっぽいマルグリューのピアノが、至高。 ゲリ・トマくんは、ちょっとオーバー・ブロウ気味でありますが、すぐに引っ込んじゃうし、ま、概ね、無難な仕上がりであったな…と。 そのように評価していいのではないかと思いますが、んなことで、次。 「トパズ」 。 1曲目と同じく、女性ドラマー、シンディ・ブラックマンのオリジナルなんだそうっすが、ちょっと分かりにくい感じのメロディだったりして、鳴かず、トパズかな…と。 僕の持ってる日本盤CDでは 「トパズ」 というカタカナ表記になってるんっすが、トパーズの事っすよね? トパーズあるいはトパズ (topaz) は、石英 (水晶) より少し硬いケイ酸塩鉱物。 あ、トパズと、伸ばさないのもアリなんっすな。 個人的にジュエリーにはあまり興味がなくて、宝石よりも 筆石 (フデイシ) のほうが好きだったりするんっすが、で、ジュエリーより、ランジェリーやろ? …と。 わざわざ手鏡まで駆使する気にはなれないんっすが、パンツ、大好きっす。 パンとパンツさえあれば、生きていける。 そんな気がするんっすが、あ、でも、やっぱり、ご飯とブラもあったほうがいいっすよね? パンストというのは、別になくてもいい…というか、ないほうがいいような気がするんっすが、パンツと靴下を一緒にするなぁぁぁぁ! そう、思わずにはいられなくて、で、演奏のほうはアレっす。 ま、いつもの感じっすな。 60年代マイルス・デイビス・クインテットっぽいというか。 ウォレス・ルーニーは、悪くないと思います。 ゲリ・トマくんは、ちょっとクドいところが、玉に瑕。 せっかくのトパーズも傷が付いちゃったら台無しなんっすが、石英より少し硬いケイ酸塩鉱物に傷を付けるって、なかなかだと思いますが、でもまあ、照英なら、石英くらいは、何とかしてくれるのではなかろうかと。 で、マルグリューのピアノは無難によくて、でもって、あまりソソられないテーマに戻って、おしまい。

 ということで、次。 「ローラ」 。 歌物スタンダードではなく、 「傷だらけのローラ」 でも、腹筋ローラーでもない、トニー・ウィリアムスのオリジナル。 まあまあ、悪くない感じの曲ではありますな。 トニーって、あまり感じのよくないキャラだと聞いたことがあるような気がするんっすが、性格と作品って、かならずしもリンクするものではないんっすよね。 で、演奏のほうはというと、ま、いつもの感じかな…と。 そろそろ飽きてきて、面倒になりつつあったりするんっすが、残すところ、あと1曲っす。 頑張りましょう。 んなことで、 「スレイブス」 。 「スゲぇブス」 ではありません。 個人的に、度を超すほど凄くなければ、不細工でもぜんぜん構わなかったりするんっすが、「ちょいブス」 くらいが、いちばんタイプだったり。 どこまでが “ちょい” で、どこからが “スゲぇ” なのか。 その線引きは、かなり個人差があると思うんっすが、で、曲のほうはというと、出だし、しばらくピアノ・トリオの演奏が続いて、いいな♪ …と。 ここでのマルグリューは、コルトレーンから離れた、自分のリーダー作のマッコイ・タイナーみたいで、めんこいなぁ…と。 めんこいマッコイ・タイナー、略して、めんコイ・タイナーって、ちょっと不気味な気もするんっすが、性格と演奏って、かならずしもリンクするものではないっすからね。 プロ野球の世界には “恵体糞打” (恵まれた体格から糞みたいな打球) という言葉があるんっすが、マッコイの場合は “恐顔美音” とでも言おうか。 マルグリュー・ミラーも、決して 「めんこい」 顔面ではなかったりするんっすが、そこから紡ぎ出される音はラブリィ&キュートだったりして、で、そうこうしているうちに、ウォレス・ルーニーが登場。 悪くないと思います。 割とオーソドックスで、クリフォード・ブラウン直系のハード・バッパーという感じ。 地味なディジー・リースが開眼して、ちょっぴりフレディ・ハバードが憑依したっぽかったりして、ヒョーイ♪ で、続いてゲイリー・トーマスが登場。 張り切って、頑張っているのは分かるんっすが、ちょっとヤリ過ぎ&クド過ぎぃ…。 ま、放置しておけば、そのうちに終わると思うので、とりあえず様子を見ることにして、で、最後は tp→ds→tp→dsの4バースで大いに盛り上がって、で、これが思った以上にクソ長くて、いつ終わるのか? どうやって、落とし前を付けるつもりなのか? …とか思っていたら、フェードアウトして、おしまい。 ということで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 初めて聞いた時、あまり芳しいイメージが無かったんっすが、改めて聞き直してみたら、そんなに悪くもないような? 全般的にウォレス・ルーニーが、マイルス過ぎるのと、ゲイリー・トーマスが、クド過ぎるのがアレなんっすが、その点さえ目をつむってしまえば、あまり大きな欠点もなく、まあまあかな? …と。 敢えてオススメはしませんが、忌避するほどアレでもない、そんな、そこそこな1枚でありました。


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