INTRODUCING KEYON HARROLD (CRISS CROSS)

KEYON HARROLD (2008/6/14)

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【パーソネル】

KEYON HARROLD (tp) CHARLES TOLLIVER (tp) <#1> MARCUS STRICKLAND (ts,ss) JEREMY MOST (g) <#6>
DANNY GRISSETT (p) DEZRON DOUGLAS (b) E.J. STRICKLAND (ds) EMANUEL HARROLD (ds) <#4>
【収録曲】

(01-03) TMF NUTTZ / SUDDEN INSPIRATION / SHIRLEY'S BLUES
(04-06) KEYON BEYOND / AMAZING GRACE 〜 LORD MY GOD / PEACE
(07-08) HIP HOP JOINT / THE AWAKENING
【解説】 ( 2020年10月11日更新 / 連載 1,415回 )

 「地球空洞論の超科学」 「大予言2019」 「魔性の妖怪 天狗」 「水棲獣オゴコボ出現!!」 。 ムー先生の “次回作” のラインアップは概ね、こんな感じだったりするんっすが、いやあ、ヤバいっす。 何がヤバいって、水棲獣オゴコボ。 いや、こいつはただ、名前が面白いというだけで、中身のほうはどうしようもないくらい、どうでもよかったっす。 話を要約すると、カナダのオカナガン湖でオゴポコの姿を撮影!! その正体は絶滅古生物ゼウグロドンか!? そういうアレだったりするんっすが、 オカナガン湖も、オゴポコも、絶滅古生物ゼウグロドンも、どれもこれも初耳でありますな。 あまりにもマイナー過ぎて、入力時に “丘名頑固” と強制的に漢字に変換されそうになっちゃったんっすが、あ、 前回 の僕の予告、間違ってますな。 出現したのは “オゴコボ” ではなくて、 “オゴポコ” が正解だったみたいっす。 一応、訂正だけはしておきますが、謝ったり、お詫びしたりする気はありません。 ワケのわからん名前を付けたヤツが悪いのであって、僕にはまったく非のない話だし、“オゴ” までは合ってるから、エエやん! オカナガン湖に棲息している未確認動物なら、普通に “オッシー” とかにすればいいだけの話だし、で、んーと、 オゴポコ 。 お! 一応、Wikipediaにも掲載されているんっすな。 僕が知らなかっただけで、実は意外と有名なUMAだったりするんっすが、それはそうと、 “UFO” は、焼きそばの名前になるくらい市民生活に溶け込んでいるのに、 “UMA” のほうはまったくと言っていいほど、浸透しませんよね。 “UMA” って、何や? ウマか? 一般人は、それくらいの知識しかなかったりしますよね。 んーと、 未確認動物 。 日本では UMA (ユーマ) とも呼ばれるが、これは日本人による造語。英語では Cryptid (クリプティッド) と呼ばれ、これを研究する学問は Cryptozoology (隠棲動物学) と呼ばれる。オカルトに分類されることもある。 いや、オカルトにしか分類されへんやろ? そんな気がしないでもないんっすが、“UMA” って、ウマじゃなくて、ユーマだったんっすな。 で、日本人による造語って、マジっすか? 並木伸一郎クンあたりが、勝手に造ったんっすかね? “Unidentified Mysterious Animal” の略なんだそうっすが、翻訳ソフトだと 「未確認の未確認生物」 と出ました。 ミステリアスを未確認と訳すのは、ちょっと違うような気もするんっすが、神秘的とか、そんなニュアンスっすよね? 別に神秘的でもなんでもない、ただのウマみたいな動物でも、確認さればければ未確認動物なので、 “Unidentified Animal”、略して “UA” でも、いいような気がするんっすが、で、オゴコボだか、オゴポコだかは、一体どんな “UA” なのかというと、推定体長は約5〜10メートル、頭部はウマ、ヤギ、もしくはヘビに似て、ウナギのように細長い胴体を上下にくねらせながら泳ぐのが特徴だ。 そう、ムーの記事には書いてありますな。 頭部はウマ、ヤギ。 ここまでは、いいとして、もしくはヘビに似て。 急に形が変わってるやんけ! 頭がヘビで、胴体がウナギなら、単なる巨大なウミヘビみたいなものだろうし、頭がウマ、ヤギで、胴体がウナギなら、単なる巨大なウナギ馬、もしくは、ウナギ山羊のようなものだろうし、言うほど、ミステリアスな動物でもないような?

 Wikipediaのほうには、 「もしくはヘビに似て」 という記載が見られないんっすが、頭がヘビで、胴体がウナギって、めっちゃ普通やん! そんな気がするので、 「ヘビに似て説」 は、没にされちゃったんでしょうな。 正体について、肯定派はオカナガン湖に棲むチョウザメの倍数体説、バシロサウルスや首長竜、新種のクジラ説を唱えている。 「その正体は絶滅古生物ゼウグロドン説」 を唱えているのは、どうやらムーにこの記事を書いている並木伸一郎クンだけみたいなんっすが、バシロサウルスも、ゼウグロドンも、どちらも片仮名6〜7文字くらいで似たようなものだから、別にどっちでも、いっかぁ…と。 というか、ゼウグロドンの別名がバシロサウルスなんっすな。 ムーの本文を読んだら、ちゃんと書いてありました。 “ 「その正体は絶滅古生物ゼウグロドン説」 を唱えているのは並木伸一郎クンだけ説” は、一応、訂正だけはしておきますが、謝ったり、お詫びしたりする気はありません。 バシロサウルス (ゼウグロドン) 。 この2つが同じものだというのは、UMAファンの間では常識みたいなんっすが、僕はユーマより断然、星飛雄馬だし、知らなくって、当然。 ゼウグロドンは化石発見当初、恐竜の仲間と考えられていたため、バシロサウルスと呼ばれていましたが、後に哺乳類ということが分かりゼウグロドンと名前が改められました。 あ、なるほど。 この説明、めっちゃ分かりやすいやん! 並木伸一郎クンの変わりに、ムーに寄稿して貰いたいくらいなんっすが、ついでに僕の変わりに、この原稿の続きも書いて頂ければ…と。 (関連) のところを見ると、オゴポゴ、マニポゴ、イゴポゴの “ポゴ3兄弟” についても触れられているみたいなんっすが、僕の興味は既に 「魔性の妖怪 天狗」 。 こっちのほうに移っちゃっているので、そちらにシフトすることにして。

 天狗。 いいっすよね。 日本では河童と並ぶ “2大・謎の生き物” といった感じなんっすが、UMAという括りだと、ツチノコがトップという事になると思うんっすけど。 それにプラスして、屈斜路湖のクッシーと、池田湖のイッシーが3強。 そいつらと河童と天狗では、ちょっとジャンルが違う感じがするんっすが、天狗 = 魔性の妖怪。 これはちょっと新しい視点っすよね。 天狗 = ビーフジャーキー 。 僕にはそのイメージしかありませんでした。 風神だか、雷神だかのビーフジャーキーもあるんっすな。 で、えーと、ムーの天狗ネタは、かなり後ろのほうなんっすかね? とりあえず先に総力特集の 「地球空洞論の超科学」 が出て来てしまったんっすが、“最新物理学で検証!! 北極に開いた異次元空間への扉は実存する!!” 昔のムーは “○○は実現する!?” みたいに、実現しなかった場合に備えて、“?” で、逃げ道を作っていたイメージがあるんっすが、最近は言い切っちゃってますな。 昔から、そうでしたっけ? ま、言い切られたところで、ムーの言うことなど、誰も信用していないので、大勢に影響はなかったりするんっすが、地球空洞論。 浪漫がありますよね。 地球の真ん中が空洞なら、ゴミ、ほり放題やん! …みたいな。 桑名の辺りではゴミを捨てることを、「ほる」と言うんっすが、 「ゴミ、ほっといてー」 みたいな。 んーと、 高森商事株式会社 。 おお、わかる、わかる! そう言えば、くわにゃんが 『三重弁動画』 の第3弾を出しておりましたな。 仏のk顔も三度まで。 さすがに、これでやめるみたいなんっすが、とりあえず、 ほれ 。 「せーのーでーわ」 おお、これ、めっちゃ言ってましたな。 途中、 「???」 みたいなのも、いくつかあったりしたんっすが、“北ジャス” と “おびジャ” は、めっちゃ使いますな。 四日市で “おびらイオン” とか言ったら、こいつ、四日市人ちゃうな! …と、のけモンにされるに違いないので、桑名人も僕も、四カス (←四日市のカス) に媚びて、思わず使ってしまったりするんっすが、で、いくら地球の真ん中が空洞でも、ゴミをほりまくったら、やがて一杯になってしまうので、ちゃんと地面を掘って、そこにゴミをほらなアカンな…と。 掘らなければならない分だけ手間なので、最初から空洞になってくれていたほうが楽なんっすが、果たして、北極に開いた異次元空間への扉は実存するのか!? もし、そんなのが実在したとしても、いちいち北極までゴミをほりに行くのは面倒なので、それならまだ、地面を掘ったほうがマシ? そんな気がしないでもなくて、で、次。

 今回の 『総力特集』 はあまり面白くなかったので、軽く流しておいて、で、天狗ネタは、わりと最後のほうにありました。 『2色刷り特集』 というヤツっすか。 白と黒と灰色の他に、赤っぽい色も使われていたりして、凄ぇぇぇぇ! 全部で15ページ分くらいあって、それを数えただけで、気分が 「 ・ ・ ・ ・ 」と、沈んでしまったんっすが、今からこれ、ちゃんと読まないとアカンのっすかね? そんな拷問にはとても耐えられそうにないので、今までに犯してきた罪をすべて自白したい気分だったりするんっすが、天狗の正体を探ると、そこには 凶星、怪獣 (怪鳥) 、鬼神がいた。 天狗とはすなわち3つの怪物が合体したものだったのだ! 扉の部分にそんなことが書かれていて、結論が先に分かってしまったので、途中の部分は別に、読まなくてもいいかぁ…と。 天狗って、ただの魔性の妖怪だと思っていたら、実は3つの怪物が合体したものだったのかぁぁぁぁぁ! あまりの意外な結末に戦慄を覚えてしまいましたが、んなことで、次。 ページとしては、かなり前に戻る形になるんっすが、 「大予言2019」 。 多分、これ、前にもネタにしちゃってますよね? 2019年が終わった時点でバックナンバーを買って、果たして、その “大予言” が当たっていたのかどうかを検証して、1回分のネタにしよう。 そんな意図で、この号を買ったとしか思えなかったりするんっすが、実際に活用されたのかどうかは、不明。 ざっと読み返してみた限り、あまり大したことは書かれていなかったので、オクラ入りになった公算が高いような気がするんっすが、それよりも、もっとヤバいのがあるのを発見してしまいました。 「松原照子の大世見」 。 こんな連載、ありましたっけ? 今まで、ほとんど気に留めたことがなかった気がするんっすが、著者の松原照子ちゃんは1946年生まれ。 かなり、ご高齢であられますが、写真を見る限り、マツテルちゃんと愛称で呼びたくなるような、可愛らしい感じのオバチャンでありますな。 ウェブサイト 「幸福への近道」 で、東日本大震災の被災地を指摘して話題となる。 そんなことが書かれておりますが、あ、そういうの、いいからぁ。 後からなら、何とでも言えるからぁ。 この時点で僕は、マツテル (敬称略) に、かなり懐疑的だったりするんっすが、改めて確認しておきましょう。 僕が今、ネタにしている 『ムー』 は、 「大予言2019」 なんてのが載っていることから分かるように、かなり前に発売されたものだったりします。 恐らく、2018年の12月とか、遅くても2019年の1月とか。 記事そのものは2ページしかなくて、天狗 0.133人分くらいの分量だったりするんっすが、そこには恐ろしいことが書かれておりました。

  新型インフルエンザが発生し、パンデミックが宣言される!?

 自分で言っておきながら、あまり自信がなかったのか、発生しなかったり、宣言されなかったりする場合に備えて、“?” で、逃げ道が作られているんっすが、いつもながら原稿用紙に向かうと、ごく自然に鉛筆が動いていきます。 たとえば、こんなことも書きたくなるのです。 「この数十年間、私たちが経験したことのなかったようなウィルスが発生し、人から人へと感染して大流行する。」 (途中、かなり省略) それほど遠くない未来、パンデミック宣言が出されて、世界中を震撼させるでしょう。 (再び、ちょっと省略) ぜひとも大成功を収めてほしい東京オリンピックが2020年に迫っています。 夏に発生しやすいように思えるこうした新型ウィルスが、2020年に発生しないことを願います。 夏に発生しやすいように思えるかぁ? …という点だけは、ちょっとアレなんっすが、めっちゃ当たってるやん! マツテルちゃん (敬称復活) 凄ぇぇぇぇぇぇ!! 残念なことに、お願い空しく、新型ウィルスが2020年に発生してしまって、疫病を食い止めるパワーは、アマビエと同レベルの能力しか持ち合わせていなみたいなんっすが、 “予言者” としての実力は、間違いなし。 ビビって、思わず これ をポチってしまいました。 ドキドキしながら読んでみたところ、 「古代文明と幻の大陸」 とか、 「古代イスラエルと聖書の世界」 とか、 『ムー』 の、クソつまらない総力特集みたいな話が中心で、ちょっと肩透かしを食らった感があるんっすが、 「日本の近未来と自然界の動き」 。 この章に、衝撃的な一文が。 ちなみにこれ、紙の本が発売されたのは 2016年08月なんっすが、

  2020年の東京オリンピックは 「ない」 と即答してしまったことが気がかり

 エエぇぇぇぇぇぇぇ!! マツテル様 (敬称ランクアップ) 、半端ねぇぇぇぇぇ! こうなってくると、東日本大震災の被災地を指摘して話題となる。 あの一文も、もしかして、マジかも? そんな気がしてきてしまうんっすが、んーと、 これ 。 うーん…。 これを見る限り、再び懐疑派に転じてしまいそうなんっすが、三重県で地震が起こりそうなところ。 尾鷲、志摩、松阪、名張、鈴鹿、伊勢湾、布引山地、熊野灘っすか。 桑名、入ってないやん! いや、入ってないに越したことはないんっすが、松阪や鈴鹿は入っているのに、桑名がないって、何か、松カス (←松阪のカス) や、鈴カス (←鈴鹿のカス) から、のけモンになれたみたいで、不快…。 ちなみに、東京オリンピックは 「ない」 と即答してしまったことが気がかり。 ここのところには、こんなことも書かれていたり。

  東日本大震災が起きてから9年目あたりに関東大震災がくるのかなぁと、(以下略)

 東日本大震災が起きてから9年目あたりって、今年じゃん! だからといって、2020年がX年とは思っていませんが、(以下略)。 ちゃんと予防線も張られているんっすが、はたして、マツテル (敬称剥奪) となるのか、マツテル尊師 (敬称最高ランクにバージョンアップ) となるのか、その答えが分かるまで、あと2ヶ月弱っ!

 んなことで、今日はキーヨン・ハロルドっす。 キーヨン・ハロルドの 『イントロデューシング・キーヨン・ハロルド』 というアルバムを紹介したいと思うんっすが、あのウィントン・マルサリスが太鼓判を押す、未来志向の新鋭トランペッターのデビュー作なんだそうで。 あのウィントン・マルサリスが太鼓判…って、何か、胡散臭いっすよね。 個人的にウィントン・マルサリスが、あまり好きではなかったりするので、あんなヤツの太鼓判とか、いらん。 どうせなら、タイコさんの太鼓判にしろ! そう、言いたくなってしまうんっすが、なかなかの美人妻だったりしますからね、 ノリスケの妻、イクラの母 。 22歳って、マジっすか? ギャルやん! この若さで “おばさん” 呼ばわりされるのは、ちょっと可哀想なんっすが、 これ って、マジで言ってるんっすかね? やっぱり、ネタ? あまりにもレスが多過ぎて、まともに読む気にはならないんっすが、下のほうに書いてあった、 「タエコさん」 だと思ってたという話。 これは “あるある” っすよね。 僕もそう思ってました。 美人妻は、名前も人間風なんやな。 そう、一人で勝手に納得していたんっすが、小学校2年生くらいまで、焼うどんを 「野球丼」 だと思っていました。 お昼の献立表をみて、 焼うどん・・!! と気づきました。 これも “あるある” 、いや、ねーよ! いや、無いとは言い切れませんな。 小2くらいなら、普通にあるかも? で、睡魔を 「スイマー」 と思い、眠気が、水泳選手のようにザブーンと襲ってくると思っていました。 (バタフライで泳いでいる・・イメージ) これも何か、分かるような気が…。 小2で 「スイマー」 とか、分かるか? そんな気がしないでもないんっすが、別にこれは小学校2年生くらいまでの話だとは書いてないし、 スイミー の親戚みたいなものなので、分かったとしても別に不思議ではないし。 で、前にも書いたことがあるんっすが、よく食べる、スイミー♪ これ、おかしいっすよね? よく食べる、鯉〜♪ もしくは、よく食べられる、スイミー♪ この、どちらかが正解だと思うんっすが、 「よく食べるスイミー」 だと、スイミーが鯉を食べちゃうみたいじゃん。 ま、どうでもいい話なので、別にいいんっすが、フレディ・ハバード亡き後、久しぶりに元気のいいトランペッターが登場しました。 ウィントン・マルサリスから 「ジャズ・トランペットの未来」 と太鼓判を押す期待の逸材、キーヨン・ハロルドの Criss Cross デビュー作です。 え? フレディ・ハバードって、お亡くなりになってたん? んーと、フレディ・ハバード (Freddie Hubbard、1938年4月7日 - 2008年12月29日) は、アメリカ・インディアナポリス生まれのジャズトランペット奏者。 あ、ずいぶん前に、お亡くなりになっていたんっすな。 で、このアルバムの録音日は 2008年6月14日。 お亡くなりになられる前のような気がしないでもないんっすが、発売されたのはもう少し後かも知れないし、それより、ウィントン・マルサリスから 「ジャズ・トランペットの未来」 と太鼓判を押す期待の逸材。 この日本語、ちょっとおかしくないっすか? ここ の内容紹介のところに、そう書いてあったんっすが、よく食べるのはスイミーではなくて、鯉だし、ウィントン・マルサリスから太鼓判を押すではなくて、押された…だし。 ま、どうでもいい話なので、別にいいんっすが、とまあそんなことで、じゃ、演奏のほうを聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「TMFナッツ」 。 特に注記がない場合、キーヨンくんのオリジナルという取り決めで話を進めさせて頂きたいと思いますが、タイトルの意味は不明。 ナッツって、ナッツの事かと思ったら、あれは “NUTS” 、これは “NUTTZ” で、綴りが違うし。 ちなみに、木の実ナッツと、ボルト・ナットのナットって、同じ英語っすよね。 他にナットには、 “き○たま” とか、変わり者、狂った人、頭のおかしい人。 そんな意味もあったりするみたいなんっすが、となると、「TMFナッツ」 で、「とっても (Tottemo) 真面目に (Majimeni) フルチン (Furu-chin) ナッツ」 みたいな? 何事にも真面目に取り組む姿勢は大切だと思いますが、真面目なあまり、演奏のほうがちょっぴり小難しくなっちゃっているのが、玉に瑕。 せっかくのナッツも傷が付いてしまっては台無しなんっすが、基本、60年代マイルスを規範にしているような感じでありますな。 アップ・テンポの妥協を許さないようなテーマを2管の絡みで演奏して、で、ソロ先発はキーヨンくん。 フリー・ブローイング時代のマイルスを彷彿させるようなフリーなブローイングをカマしてくれております。 続いてはマーカス・ストリックランドとかいう人のテナー・ソロ。 現代ジャズ・シーンをリードするサックス奏者なんだそうっすが、名前の通り、ストイックな感じのするランドでありますな。 ショーターというより、コルトレーンな感じで、スピリチュアルな精神世界を堪能させて下さいます。 で、その後、再びトランペットの人が出て来て、ソロを取るんっすが、1曲だけゲストで参加しているチャールス・トリヴァーっすかね? もしかしたら、最初のほうがトリヴァーで、こっちのほうがキーヨンなのかも知れませんが、どっちがどっちなのかは、わがんねぇっす。 ま、どっちでもいいじゃん。 そんな気がしないでもないし、で、続いてはダニー・グリセットとかいう人のピアノ・ソロ。 コンピング部門では、終始フリーな弾きっぷりだったんっすが、現代アコースティックジャズの王道を往く。 そういったキャラである模様っす。 アドリブ部門でも、ちょっぴり小難しい雰囲気が漂っていたりするんすが、苦痛という程ではないし、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 決して分かりやすい作風ではないんっすが、勢いとパワーだけは存分に発揮されていて、若さを感じさせる、わかさ生活。 そういったアレでありました。

 で、次。 「サドゥン・インスピレーション」 。 「突然のひらめき」 っすかね? いいっすよね、ひらめき。 僕は 『じゃりン子チエ』 に出てくるヒラメちゃんが好きなので、ひらめきには、きらめきと、トキメキを感じてしまうんっすが、曲のほうもモーダルで新主流派っぽい感じだったりして、いいっすな。 心がトキメキます。 そういえば、えちごトキめき鉄道とかいう、こっ恥ずかしい名前の第3セクターがあったりするんっすが、でもまあ、四日市あすなろう鉄道よりは、ぜんぜんマシだと思うので、そんなに将来を悲観しなくても大丈夫かと。 で、演奏のほうはというと、2管の絡みで、お洒落な感じのテーマが吹奏されて、で、ソロ先発はストリックランドくん。 ここでのストランは、前曲ほどコルトレーンではなく、ちょっぴりショーターっぽい感じがしないでもなくて、で、続いてキーヨン・ハロンドが登場。 ここでのキー・ハロは、前曲ほどマイルスではなく、ちょっぴりブッカー・リトルっぽい感じがしないでもなくて、で、続いてダニ・グリくんのピアノ・ソロ。 そんなに小難しくはなくて、ちょっぴりハービー・ハンコックっぽい感じがしないでもなくて、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったす。 で、次。 「シャーリーズ・ブルース」 。 ベースのピチカート・ソロで始まるディープなブルースで、ブラック・ファンク感が、たまらんっ♪ ダニ・グリくんはエレピを弾いているんっすが、それがなかなか、いい感じだったりして、必ずしも電化を拒絶する立場ではなかったりするんっすよね、僕。 ポンプの点検整備とかより、電気計装のほうが得意だったりするし。 電気の、あのビリッとくる感覚は苦手なんっすが、ビリッとさえ来なければ、バンバンだよね。 そう、ビリーバンバンの2人も言ってたし、でm演奏のほうはというと、テーマに続いて、ラッパ、テナー、エレピ、ベースの順で、各自の卓越したソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、悪くなかったっす。

 んなことで、次。 「キーヨン・ビヨンド」 。 これ、いいっすよね。 キーヨンとビヨンで、韻を踏んでいて。 餡、韻、運、縁、恩。 この5つの中で、饅頭なら餡、踏むなら韻が最適解だと思うんっすが、運と縁と恩は、うまく考えてやれば、お寺の前に掲示する “お言葉” として使えそうな気が。 んーと、 これ とか。 さすが、新規事業立ち上げプロフェッショナル、守屋実クン。 うまいこと言いますなぁ。 ま、誰でも思いつきそうではあるんっすが、で、キーヨンのビヨンドはというと、ちょっぴりボサノヴァっぽいリズムに乗った、哀愁味を帯びた作風だったりして、エエやん♪ テーマの後に出てくるピアノのソロが、なかなかいい感じだったりするんっすが、続くソプラノ・サックスの都会派アーバンなソロが秋の深まりを感じさせて、デラ絶品。 それを受けたキーヨンのエモーショナルな吹きっぷりも魂を揺さぶられるし、全般的にとってもビヨンドで、びよ〜ん♪ ということで、次です。 「アメイジング・グレイス 〜 ロード・マイ・ゴッド」 。 先述した amazonの内容紹介の下の “Product Description” というところを翻訳したら、Keyonハロルドが彼の6つのオリジナルの曲、黒人霊歌、およびホレスSilverの肖像のバラッド平和の交差したデビューonaスイートの上の地獄の業火を吹き飛ばすと考えました。 そんな一文が出て来たんっすが、 「アメイジング・グレイス」 って、黒人霊歌でしたっけ? ググってみたら、アメイジング・グレイス (英語 : Amazing Grace、和訳例 : すばらしき恩寵) は、 イギリスの牧師ジョン・ニュートン (John Newton,1725〜1807) の作詞による賛美歌である。 そう書かれていたので、黒人霊歌とは違うような気もするんっすが、厳かなソロ・ピアノによるイントロは、すばらしき恩寵を感じさせるものとなっていて、で、そこにリズムとラッパが入って来て、次第に “魂の叫び” っぽくなっていく展開が何とも言えずにドラマチックで、胸アツ。 続いて出てくるソプラノ・サックスのフリーキーなトーンが、呪術っぽい雰囲気を高めていって、で、そうこうしているうちに、メドレーで次の 「ロード・マイ・ゴッド」 というのが出てくる筈なんっすが、どこが境目だったのか、よくわからないまま終わってしまって、ま、いっかぁ…と。 で、次。 「ピース」 。 先ほど、ホレスSilverの肖像のバラッド平和。 そのように書かれていたヤツでありますな。 ジェレミー・モストとか言う人のギターが入っていて、ちょっぴりボサノヴァっぽい空気も感じられたりして、オーソドックスなバラードに、新しい風を吹き込んでいるな…と。 キーヨンのミュート・トランペットもマイルスっぽくて、秀逸だし、ギターのソロも、キダ・タローを彷彿させる充実したものだったりするし、そろそろ、真面目に解説する意欲が失われつつあるんっすが、あ、ピアノのソロも、めっちゃいい感じっすよね。 で、その後、再びラッパのソロが出てきて、でもって、テーマに戻って、最後、ちょっと引っ張って、おしまい。 いやあ、よかったなぁ…と。

 で、次。 「ヒップ・ホップ・ジョイント」 。 ヒップホップというと、この AA を思い出してしまうんっすが、のび太の何とも言えない表情がいいっすよね。 一方、ママのほうは、 「いいわね!」 と言いたげに見えたりするんっすが、エエんか? 間違いなく一家は路頭に迷うことになると思うんっすが、エエんか? で、のび太関連だと、 これ も好きだったりするんっすが、しずかちゃん、可愛ええ♪ で、「ヒップ・ポップ・ジョイント」。 ヒップでホップな繋がりを感じさせる、そういうアレだったりして、これなら十分、食っていけるな。 そんな気がしないでもありません。 エレピ入りなんっすが、演奏そのものはオーソドックスで、古き良きファンキーな香りがしたりして、テナー、ラッパ、エレピと続くソロは、どれもヒップで、ホップで、別府で、湿布で、ファイアー♪ 完全、真面目に解説する意欲が失われてしまいましたが、残すところ、あと1曲です。 頑張りましょう。 ということで、 「ザ・アウェイクニング」 。 「ザ・目覚め」 っすか。 特に書くことは思い浮かばないんっすが、曲、演奏共に、普通にいい感じだったりして、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 出だしの1曲がちょっと小難しい系で、 “つかみ” としては最悪だったんっすが、その後、持ち直しました。 結果として、ゲスト参加のチャールス・トリヴァー師匠がアカンかっただけのような気がしないでもなくて、全体として、スイートの上の地獄の業火を吹き飛ばす勢いで、ファイアー♪


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